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読後メモ
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2010.03/2010.05
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。
e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary1004.html#yyyymmdd
2010年4月
読・観・聴・その他
4/16
(金)
米澤穂信『インシテミル』か
ら入り、古典部シリーズではまり、『犬はどこ
だ』はサイコーだという友達に、本を送る準備をする。
小市民シリーズ4冊と『さよな
ら妖精』、「野性
時代」の米澤穂信特集号は約束した。せっかくなので他になにか好きそうな本を見繕う。佐々木俊介『模像殺人事件』『繭の夏』、恩田陸『象と耳鳴
り』、T・S・ストリブリング『カリブ諸島の手がかり』。「七階」を読んでほしくて、ブッツァーティ『神を見た犬』。
W・F・ハーヴィー「炎天」も
読んで欲しかったんだけど、聞くとぞわぞわ怖いのは苦手だと初めて知って(!)『怪奇小説傑作集』はやめておい
た。残念だな
あ。
私自身は、今村葦子『ひとりたりない』と
いう本を読みました。ボールを追って道路に飛び出した弟を助けた結果、事故で死んでしまった主人公の姉。家の雰囲
気はすっかり変わり、耐えられなくなった主人公は祖母に助けを求める。家族が徐々に“元に”戻りつつある姿を描いてゆくんだけど、坂道をのぼるような再生
ではなく、長い螺旋階段をのぼるような、前に進んでいるのかわからない状態がリアルに思えた。感情の起伏というには微妙な揺れが、本当の独白みたいで。
4/13
(火)
3月に妹が母に携帯メールを教えたところ、先日、初めて自力で打ったメールが来た。タイトルに「○○○○さんょりてるあり。」(原文のまま)。本文はな
し。小さい「ょ」にするつもりではなかったらしいが、小さくなってしまった模様。なんか電報みたいなメールだ。
その次からは、タイトルなしで本文に文章が来るようになり、昨日は「あすりはびりびょぅいんへてんいん」(原文のまま)というのが来た。「びょういん」に
苦労したのがうかがえる。
実際にリハビリ病院に転院するのは金曜日。3月最終週からはずいぶんと動きがあったようで、療法中は車椅子に座れるようにもなったし、車椅子を動かす練習
もしているらしい。どろどろした食事も出るようになり、自分で食べているとのこと。
4/8
(木)
『ミレニアム 2(下)』を
読み終わった。
4/7
(水)
和田静香『ワガママな病人vsつかえない医
者』を読んだ。少しおかしいと思うことがあるとすぐさま医者に駆け込む著者が、いろいろな病院のいろいろな科で
遭遇するあれこれ。医者のつかえなさ加減はわかるんだけど、読んでいて全面的に味方はできないなあ、という著者のワガママっぷりがあまり気持ちのいいもの
ではなかった。そういう意味で、タイトルはとても正しい。
荒木葉子・塩野広次『コックリさんを楽しむ
本』。ずっと前になにかで気になって読もうと思っていた本。図書館でぼろぼろのものがやってきた。私の小さいと
きにもコックリさんやキューピットさまは流行っていて、大人になればなんてことはない「正体」を、授業で話し合いながら解明していく過程は刺激的で面白
い。この授業だけではすっきりしない人たちに対して、とつけ加えて、コックリさんに英語で問いかけをしてみた顛末は、さらにとても面白かった。
4/6
(火)
録画しっぱなしだったニック・カサヴェテス監督
『きみに読む物語』(2004年/米)を観た。
アニーのお母さんが「正しい選択をして」と言ったその「正しい選択」ってどちらを指すの?
とわからなくなった。もし、お母さんがアニーにあのような過去を語ることがないままに「正しい選択をして」と言ったならば、「正しい選択」は明確だ。で
も……。でも、まあ、アニーは結局「正しい選択」をしたのだと思う。自分にとっての「正しい選択」。
ジーナ・ローランズは老けていたけど物語には合ってたかも。
4/2
(金)
カワハラユキコ『女子が踊れば』を
読み終わった。世の中にはいろんなダンスがあるんだねえ。そして、どんなダンスにも、それにはまっている人がいるんだろうね。でも、最初から始めるのには
エネルギーがいるし、続ける努力も必要だとは思う。
堀江宏樹・滝乃みわこ『乙女の日本史』も
あと少し。あと少しなのに開くとすぐに寝てしまう。
職場で、「花見に興味がない(桜を眺めながらそぞろ歩くくらいで充分)」という意見で一致した人がいる。バーベキューも嫌いだというのも一致。私の場合
は、嫌いではなく大嫌い。世の中で嫌いなことの5本の指に入るくらい。
モンテールの生どら、「なめらかカスタード」が思いのほかおいしかった。
4/1
(木)
なんとなく、「アメトーーク」が始まったので見てしまった。「人見知り芸人」は共感することも多くあり、そこまでしないぞと思うこともあり。
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2010.03/2010.05