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読後メモ index

2011.012011.05

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary1103.html#yyyymmdd


2011年3月

その他


3/31(木)
じつは10日、地震の前日に古本市場に買取のお願いをしていた。でも、地震が発生し、状況が状況なのでいったんやめにしてもらった。少しだけ本は詰めてある。さらに整理をすすめたい気持ちはあるんだけど、あまり作業をする気になれない。ただの怠けです。

電 車のダイヤの様子をみて、当初は隣駅まで歩いて(といっても20分くらい)始発で座ってというふうにしたら、とても楽。隣のホームに到着する準急を見てい ると6時台でも結構詰まっているので、しばらくこれで行こうと思った。勤務先に早く着きすぎちゃうんだけど、朝食はここで食べて、仕事してたりテレビ見て いたりするとすぐに時間になる。しばらくこんな感じを続けるつもり。隣駅まで歩くの、気持ちがいいです。

あまり本を読む気分でもなかったのですが、無理してでもなにか読んでいないとこのままずっと読めなくなりそうで怖かった。で、カトリーヌ・アルレーの読んでなかったのを数冊。

『大いなる幻影/死者の入江』『またもや大いなる幻影』。「大いなる幻影」と「またもや〜」については、ユーモアありテンポありで、思っていたよりずっと面白い。アルレーの他の作品と違って会話文に品がないのがいいのよ。「死者の入江」は、登場人物3人。やっぱり男の負け。

『黄金の檻/泣くなメルフィー』。 「黄金の檻」。浮気に持ち込みたい男と、それを察知しつつ主導権を握る女の会話が、いや〜すばらしかった。それよりさらに上をゆく、怖いものなしの思想の 持ち主、主人公の義理の母にあたる女性の描写がまた素晴しかった。ひとことであらわすならば、諦念。ただし、誇りと気高さに裏打ちされているので、主人公 の男性に「生きる世界が違う」と思わせる力がある。「黄金の檻」、いいタイトルです。
「泣くなメルフィー」。こんな修羅場になって、こういう終わりかた。これがアルレー。

『地獄でなぜ悪い』。 賢いおばあさんの登場です。たぶん、この歳だからできるんです。でも、私がそれくらいの歳になったらできるものかな、それはなさそうだな。しれっと描かれ るほんの一文に彼女の本音がしっかり描かれているのがいい。こういう行動をしているけれど、ああ本音ではやっぱり許していないんだな、とか。この作品の好 きなところは(後味が悪いのと表裏一体ではあるが)、悪者が、改心というのではないが、心根を変化させようと意識する場面があるのですね、それを読者以外 の登場人物は知らないままになっているところ。

『砂の鎧』。 これは……本当に困りました。理解できない世界で物語が進み、とんでもない三文小説すれすれです。うーん、まんま三文小説と言ってしまっていいかもしれま せん。会心作というより問題作。いや、問題作ならまだマシか。この作品、品切れになるのがわりと早かった気がします。むべなるかな。

3/19(土)
久しぶりにスポクラに行ってみた。エアロは休講だったので、ゆっくりストレッチを することにした。ごりごりに硬くなってるだろうと思ったら、意外にそうでもなくて驚いた。風邪を引いて休んでいたときのほうが身体はもっと硬くなってい た。ロッカーで仲良くしている人とバッタリ会い、近況報告をしてなんだかスッキリした。
先週は顔を出せなかったので、2週間ぶりに両親のところへ行きおしゃべりをして帰宅した。眠い。

3/18 (金)
このたびの災害では、被災地の方々、被災地のご家族をお持ちの方々には心より御見舞いを申し上げます。そして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。それ以上なんと申し上げればいいのかわか らなくてすみません。このサイトをご覧になっているのは、ごくわずかな人数と理解していますが、みなさん、ご無事でお過ごしですか。

11日に東京の勤務先で地震にあいました。妹に大丈夫であることは伝わり、3駅隣に住んでいる両親も無事とわかり一安心。また、幸い、夜中には埼玉に帰宅することができました。帰宅したときには停電していましたが、2時頃電 気が通り、人心地着いたのを覚えています。食器が少し割れ、本がある程度散乱し、重い棚が動いたくらいで済みました。途中、交差点で車や人の流れを見なが ら現実感がないなあと思っていましたが、今でもやはりあまり現実感はありません。計画停電時は勤務先にいるのであまり実感がないし、電車の混雑もまあこう いうのもあるよね、と。スーパーの品揃えに一番、非常事態というか現実を突きつけられる感じがします。卵はゲットできそうな気がしない。お米、牛乳、納豆、食パン、お菓子類が品薄か。でも、玄米、豆乳は普通にある。肉も魚も野菜もあった。

14日の月曜日には、ダイヤの状況を見て勤務先に行けないと判断し、休みました。16日の水曜日に久しぶりに出勤でしたが、めちゃくちゃなダイヤのため朝 の5時台でもびっくりするくらいの人数です。でも、文句も言わず整列して電車を待つ人々を眺めていたら、なんだか涙が出そうになりました。

うまく言えない のですが、「ここに経済活動がある」と思いました。間違ってるような、なんか変な表現ですね……。まあいいです。私にできることは限られているけれど、私がしなくちゃいけないことはしよう、と、ごくごく当たり前のことを思いました。朝起きて、働いて、家事を して、夜寝る。努めて節電。それ以外はなるべく今までと変わりなく過ごして、経済が滞りないようにしたい。

私の利用沿線は恵まれた運行ダイヤではなく、「月曜火曜は地下鉄接続駅まで1.5時間歩いて心が折れそうになった」知人もいました。私は隣駅まで歩いて乗 り、帰りも隣駅から歩いて自宅までだったのですが、今日はかなり改善されてとうとう最寄り駅まで帰ってくることができました。久しぶりに最寄り駅に降り 立って、ちょっと懐かしい気がしました。

この一週間で頭に来たのは、勤務先で「早いですね。何時に出て出て来たのですか」と言われたので、仕方なく「5時半です」と答えたら「ご苦労様」と言われ たこと。その人はごく近くの都内から来ていた人。「おつかれさまだろーーー」と思いました。「おつかれさま」とか「大変でしたね」だったら全然印象違うの に。
あとは、節電のためにかなり照明を消しているのですが、「電気ついてないですよ」と言われました。「わかるだろーーー」と思いまし た。やっぱり都内の人。
二人とも一緒に働いている人ではないので、まだいいですけど。経 済活動のためには東京都の23区は、ほぼ停電なしというのもわかるけどさ、たまたま都内の人にこういう言動されると萎えるのよ……。交通も停電も関係ないところに住んでいると、やっぱり人ごとなんですかね、同じ関東でも。と、愚痴でした。失礼 しました。

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