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亜愛一郎の逃亡/泡坂妻夫 |
1984年発表 創元推理文庫402-16(東京創元社) |
*1: (2015.03.07追記):河出書房新社編集部・編「文藝別冊 泡坂妻夫」のある箇所(←これを読むと前例が何かわかってしまいますが……)によれば、ちょうど自分でも考えていたトリックが前例で使われたとのことで、
“もう少しほとぼりがさめた頃にね、あれ使わしてもらおうかな”と大胆に(?)宣言されています。 *2: “炭坑節”(120頁)には苦笑させられる部分もありますが、それが恐ろしいほどに正鵠を射ているところが何ともいえません。 *3: “白く丸い顔で前歯の四本が変に大きく、兎に似ていた。”(108頁)という伏線(?)もまた絶妙です。 *4: しかもこの設定が、銀蔵が消防士になれなかった理由という形でごく自然に盛り込まれているのが見事なところです。 *5: 当然ながら、あの“淑子”のことでしょう。 2008.10.10再読了 |
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