シリーズ感想リスト

作家別索引掲載順リスト (非シリーズ)
館シリーズ  綾辻行人
『十角館の殺人』
『水車館の殺人』
『迷路館の殺人』
『人形館の殺人』
『時計館の殺人』
『黒猫館の殺人』
『暗黒館の殺人(上下)』
『びっくり館の殺人』
『奇面館の殺人』
『霧越邸殺人事件』
 奇矯な建築家・中村青司にちなんだ風変わりな館で起きる事件を描いた、“新本格ミステリ”の象徴ともいえるシリーズです。
亜愛一郎  泡坂妻夫
『亜愛一郎の狼狽』
『亜愛一郎の転倒』
『亜愛一郎の逃亡』

〈亜智一郎〉
 『亜智一郎の恐慌』
 亜智一郎・その他短編
 泡坂妻夫の代表的なシリーズ探偵である亜愛一郎が、奇妙な謎を解き明かしていくシリーズです。
 ご先祖様の亜智一郎が登場するシリーズも一緒にまとめています。
ヨギ ガンジー  泡坂妻夫
『ヨギ ガンジーの妖術』 (改稿)
『しあわせの書』
『生者と死者』
その他短編
 ヨーガと奇術の達人であるヨギ ガンジーが、怪しげな超常現象に隠されたトリックを次々と暴いていくシリーズです。
海方惣稔  泡坂妻夫
『死者の輪舞』
『毒薬の輪舞』
 警視庁特殊犯罪捜査課の古参刑事・海方惣稔と、若手刑事の小湊進介のコンビが登場する、ユーモラスな雰囲気のミステリです。
宝引の辰捕者帳  泡坂妻夫
『鬼女の鱗』
『自来也小町』
『凧をみる武士』
『朱房の鷹』
『鳥居の赤兵衛』
『織姫かえる』
 岡っ引き・“宝引の辰”を主人公とした捕者帳です。
夢裡庵先生捕物帳  泡坂妻夫
『びいどろの筆』
『からくり富』
『飛奴』
 八丁堀の同心・夢裡庵先生を主役とした捕物帳です。
惑星シリーズ  石原藤夫
『ハイウェイ惑星』
『ストラルドブラグ惑星』
『ブラックホール惑星』
『タイムマシン惑星』
『アンテナ惑星』
 惑星調査員ヒノとシオダのコンビを主役とした、愉快なハードSFのシリーズです。
迷宮課事件簿  ヴィカーズ, ロイ
『迷宮課事件簿〔I〕』
『百万に一つの偶然』
『老女の深情け』
『殺人を選んだ7人』
 スコットランド・ヤード〈迷宮課〉の活躍を描いた、倒叙ミステリ短編集です。
戦地調停士  上遠野浩平
『殺竜事件』
『紫骸城事件』
『海賊島事件』
『禁涙境事件』
『残酷号事件』
『無傷姫事件』
 ミステリの要素を取り入れた異世界ファンタジーのシリーズです。
ダーシー卿  ギャレット, ランドル/Kurland, Michael
『魔術師を探せ!』
『魔術師が多すぎる』
その他短編
『Ten Little Wizards』
『A Study in Sorcery』
 科学の代わりに魔術が発達したパラレルワールドを舞台として、魔術が絡んだ事件の謎を解いていくというミステリのシリーズです。
しゃべくり探偵  黒崎 緑
『しゃべくり探偵』
『しゃべくり探偵の四季』
 軽妙な関西弁のやり取りが楽しい、漫才風の安楽椅子探偵ものです。
スペシャルX  スレイド, マイケル
『ヘッドハンター(上下)』
『グール(上下)』
『カットスロート(上下)』
『髑髏島の惨劇』
『暗黒大陸の悪霊』
『斬首人の復讐』
『メフィストの牢獄』
 カナダ連邦騎馬警察を主役とした、本格ミステリ風味のサイコスリラー+警察小説です。
私立伝奇学園高等学校民俗学研究会  田中啓文
『蓬莱洞の研究』
『邪馬台洞の研究』
『天岩屋戸の研究』
 伝奇小説+青春小説+ダジャレという(いい意味で)無茶苦茶なシリーズです。
オニマル 異界犯罪捜査班  田中啓文
『オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男』
『オニマル 異界犯罪捜査班 結界の密室』
『オニマル 異界犯罪捜査班 鬼刑事vs殺人鬼』
『警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子』
 “鬼”と“陰陽師”の刑事コンビが相次ぐ怪事件の謎を解く、“本格伝綺ミステリ”の連作短編です。
なめくじ長屋捕物さわぎ  都筑道夫
『血みどろ砂絵』
『くらやみ砂絵』
『からくり砂絵』
『あやかし砂絵』
『きまぐれ砂絵』
『かげろう砂絵』
『まぼろし砂絵』
『おもしろ砂絵』
『ときめき砂絵』
『いなずま砂絵』
『さかしま砂絵』
 おんぼろ長屋に住むものもらいや大道芸人たちが、次々と事件を解決して礼金をせしめていく、異色の捕物帳です。
未来警察殺人課  都筑道夫
『未来警察殺人課』 (改稿)
『ロスト・エンジェル・シティ 未来警察殺人課2』 (改稿)
 殺人事件がほぼ絶滅した世界で、殺人願望を持つ人間を探し出し、処分していくというSFミステリです。
ハロルド・シェイ  ディ・キャンプ&プラット
『神々の角笛』
『妖精郷の騎士』
『鋼鉄城の勇士』
『英雄たちの帰還』
 心理学者のハロルド・シェイが、様々な神話や叙事詩の世界でドタバタを繰り広げるファンタジーのシリーズです。
ノウンスペース  ニーヴン, ラリイ
〈長編〉
 『プタヴの世界』
 『地球からの贈り物』
 『プロテクター』

〈短編集〉
 『中性子星』
 『太陽系辺境空域』

〈ギル・ハミルトン〉
 『不完全な死体』
 『パッチワーク・ガール』

〈リングワールド〉
 『リングワールド』
 『リングワールドふたたび』
 『リングワールドの玉座』
 『リングワールドの子供たち』
 ラリイ・ニーヴンによる独自の未来史で、ギル・ハミルトンを主役としたSFミステリ二冊、〈リングワールド〉を舞台とした四部作の他に、長編三冊、短編集二冊があります。
チョーモンイン  西澤保彦
『念力密室!』
『幻惑密室』
『実況中死』
『転・送・密・室』
『人形幻戯』
 超能力の不正使用を取り締まる秘密組織〈チョーモンイン〉の出張相談員(見習)・神麻嗣子を主役(?)に、超能力が絡んだ事件を描いたSFミステリです。
ディー判事  ファン・ヒューリック, ロバート
『東方の黄金』
『螺鈿の四季』
『水底の妖』
『雷鳴の夜』
『江南の鐘』
『白夫人の幻』
『紅楼の悪夢』
『真珠の首飾り』
『観月の宴』
『沙蘭の迷路』
『紫雲の怪』
『北雪の釘』
『柳園の壺』
『南海の金鈴』
『寅申の刻』
『五色の雲』
 唐代の中国を舞台とし、歴史上の人物ディー・レンチエを主役とした異色のミステリです。
ビーフ巡査部長  ブルース, レオ
『三人の名探偵のための事件』
『死体のない事件』
『結末のない事件』
『ロープとリングの事件』
『ビーフ巡査部長のための事件』
 田舎の村の警官に始まり、やがては私立探偵となって活躍する“ビーフ巡査部長”を主人公としたミステリです。比較的シンプルなアイデアによるサプライズ・エンディングが特徴。
怪盗ニック  ホック, エドワード・D
『怪盗ニック全仕事1』
『怪盗ニック全仕事2』
『怪盗ニック全仕事3』
『怪盗ニック全仕事4』
『怪盗ニック全仕事5』
『怪盗ニック対女怪盗サンドラ』
 高額の報酬を受けて価値のないものを盗む奇妙な泥棒、ニック・ヴェルヴェットを主人公としたシリーズです。
サム・ホーソーン医師  ホック, エドワード・D
『サム・ホーソーンの事件簿 I』
『サム・ホーソーンの事件簿 II』
『サム・ホーソーンの事件簿 III』
『サム・ホーソーンの事件簿 IV』
『サム・ホーソーンの事件簿 V』
『サム・ホーソーンの事件簿 VI』
 老医師サム・ホーソーンが語る昔話という形式で書かれた、不可能犯罪ばかりを扱ったシリーズです。
情報サイボーグ  堀 晃
『地球環』
 肉体を改造して情報処理装置との複合体となった情報エリート・情報管理官たちを主役としたSFです。
宇宙遺跡調査員  堀 晃
『遺跡の声』
 遺跡調査員の“私”と結晶生命体の“トリニティ”を主人公として、滅びた異星文明の残骸との遭遇を描いたSFです。
キッド・ピストルズ  山口雅也
『キッド・ピストルズの冒涜』
『13人目の探偵士』
『キッド・ピストルズの妄想』
『キッド・ピストルズの慢心』
『キッド・ピストルズの最低の帰還』
『キッド・ピストルズの醜態』
 パラレルワールドの英国を舞台にした、童謡殺人のシリーズです。
忍法帖短篇全集  山田風太郎
〈vol.1〉
 『かげろう忍法帖』
 『野ざらし忍法帖』
 『忍法破倭兵状』
 『くノ一死ににゆく』
 『姦の忍法帖』
 『くノ一忍法勝負』

〈vol.2〉
 『忍法関ヶ原』
 『武蔵忍法旅』
 『忍法聖千姫』
 『忍者六道銭』
 『お庭番地球を回る』
 『剣鬼喇嘛仏』
 風太郎忍法帖の短編を網羅する、ちくま文庫の全集です。