火神を盗め/山田正紀
1977年発表 文春文庫284-3(文芸春秋)
“放射能探知装置{クローク・ダイル}” → “クロコダイル”というビスミル氏の勘違いは脱力ものではありますが、彼のキャラクターは物語にユーモラスな味を加えています。また物語の展開上、予定通り放射能探知装置に爆弾が発見されるよりも、苦労して潜入した挙句に爆弾は見つからなかったという方が、より深みがあるのは明らかでしょう。非常によくできていると思います。
2000.09.16再読了“放射能探知装置{クローク・ダイル}” → “クロコダイル”というビスミル氏の勘違いは脱力ものではありますが、彼のキャラクターは物語にユーモラスな味を加えています。また物語の展開上、予定通り放射能探知装置に爆弾が発見されるよりも、苦労して潜入した挙句に爆弾は見つからなかったという方が、より深みがあるのは明らかでしょう。非常によくできていると思います。
2000.09.16再読了