2004年4月10日(土)、「e-NOVELS」主催で行われた『エロチカ』発売記念懇親会に参加させていただきました。
メンバーは、e-NOVELS執筆者を中心とした作家の方々、探偵小説研究会の方々、そしてe-NOVELSの特集「eRotica」に解説文を寄せたネット書評家の方々。私もこちらに文章を載せていただいた関係で、ネット書評家(の端くれ)としてお誘いいただきました。皆様すごい方ばかりで、このような場に出たことのない私としては、どうも“場違い感”がぬぐえなかったのですが……。
まず、到着が遅れた山田正紀さんの代理として、浅暮三文さんの発声で乾杯。しばらく歓談の後、席を立って交流(サインをいただいたり)。
会も半ばとなった頃、kashibaさんの司会によるビンゴ大会に突入。最初が全然ダメだったにもかかわらず、2番目にビンゴとなってしまった私がいただいた賞品は……ええと、申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
最後は山田正紀さんの(なぜか)乾杯で〆。記念撮影の後、カラオケボックスで歌組と雑談組にわかれて二次会でした。
以下、一次会・二次会を通じて主立ったところを簡単に(50音順)。
- ・我孫子武丸さん
- 『三人のゴーストハンター』にサインをしていただきました。どうもありがとうございました。
- ・嵐山薫さん
- 山田正紀・山田風太郎・ソウヤー・SFミステリという風に興味の重なる部分が多く、今回最も長く話につきあっていただきました。風太郎忍法帖に関するお話は、特に勉強になりました(例の本はまだ買っていません)。こちらのSF話はだいたい“オレ定義”ですので、あまりお気になさいませんよう。SFミステリについては、私もいずれ何か書きたいと思っているのですが……。
- ・kashibaさん
- 当サイトの内容・構成を唯一の手がかりに、“理系で血液型A型”と見抜かれてしまいました。その慧眼に感服です(実はバレバレなのでしょうか?)。なお、お仕事がうちの職場とつながりがあることが発覚。奇遇ですなあ。
ご著書『あなたは古本がやめられる』にサインをしていただきました。どうもありがとうございました。
- ・田中啓文さん
- 2003年の新刊ベスト1にも選んだ傑作『忘却の船に流れは光』について、“山田正紀『宝石泥棒』を意識したのでは?”とお尋ねしましたが、それはない(念頭にあったのは、荒巻義雄『神聖代』だそうです)とのお答えが、読者としてはやや意外。
その『忘却の船に流れは光』と、『三人のゴーストハンター』にサインをしていただきました。『忘却の船に流れは光』の方は、“昨年のベスト”とお伝えしたせいか、イラスト入りの凝ったものを。また『三人のゴーストハンター』の方は、危うく(?)唯一不在の牧野修さんの分まで代筆していただきそうになったり。どうもありがとうございました。
- ・貫井徳郎さん
- 当日は大変お世話になった上に、ビンゴの賞品でさらにお世話になってしまうことに……。
- ・波多野幾也(波多野鷹)さん
- 久美沙織さんの旦那様であり、SF作家にして日本放鷹協会諏訪流鷹匠である波多野さん。小説の方は残念ながら拝読したことがないのですが、フクロウ(猛禽)関係でつながりがありまして、刊行されたばかりのご著書『ペットガイドシリーズ ザ・フクロウ』にも我が家のジェフくんの写真を1枚提供しております。
直接お会いするのは初めてでしたが、気さくにお話していただきました。当然ながら、周囲とはかなり異質な(?)フクロウの話がメインでしたが、とても勉強になりました。
- ・政宗九さん
- (おそらく)最も早い段階でR.J.ソウヤーに注目したミステリ者の一人である政宗さんとは、やはりソウヤー話を。
当日はお願いしそびれましたが、ご友人のせのまさきさん(私の方はフクロウつながり)によろしくお伝え下さいませ。
- ・山田正紀さん
- 当サイト(特にここ)をご覧の方はおわかりのように、私は山田正紀さんの大ファンです。せっかくお話しする機会ができたにもかかわらず、すっかり緊張しまくってしまい、支離滅裂な話になってしまいました。申し訳ありません。
現在は雑誌連載(こちらを参照)の方が忙しく、書き下ろしはなかなか進まないとのことでしたが、「2,3ヶ月新刊が出ないと、禁断症状になってしまいます」(←かなり本当です)とプレッシャーをかけてしまいました。これまた申し訳ありません。
あと、こちらにも書きましたが、山田正紀スレもご覧になっているそうです。
ほとんど全部の作品が好きなのでかなり悩んだのですが、一番最初に読んだ思い入れのある作品ということで『チョウたちの時間』にサインをしていただきました。どうもありがとうございました。
初対面の方ばかりで、なかなか積極的にお話しすることができなかったのが残念ではありますが、とても貴重な体験をさせていただきました。お目にかかった皆様方、特に幹事役をつとめていらっしゃった貫井徳郎さんには、大変お世話になりました。どうもありがとうございます。
2004.04.13 by SAKATAM |