ホンダビートはNSXが発表になった翌年、平成3年(1991年)に軽自動車として販売されたMR(ミットシップリア駆動)オープンカーです。
      ホンダが軽自動車と言うカテゴリの中で作った珍しい車です(良い意味で)。
      当時はバブルの影響もあり各自動車メーカーから軽自動車のスポーツカーが何台か販売されており、ビートはその中でも一番最初に販売され、他車のカプチーノ、AZ-1と比べて唯一NAのSOHCエンジンで64馬力を出したホンダらしい車です(他車はDOHCターボ)。
      この車の基本設計は同じMRであるNSXから譲り受けているものの車の方向性はかなり違うものになっています。
      本当に車で「楽しむ」と言う目的を前提に作られているので、ある意味、この車の好き嫌いはハッキリ分かれると思います。
      個人的にナンバーが付いているカートと言うイメージがあります。
      車が速く走らなくても、運転が「楽しい」と思える車と言うのは、日本車の場合、特に少ないと思うのでビートのような車は貴重だと思います。
      MRである為に運転スキルはそれなりに問われますね。