秋夜(しう や ) 將(まさ)に曉(あかつき)に籬門(りもん)を出(い)で涼(りゃう)を迎(むか)へんとして 感有り 三萬里の河 東し 海に入り, 五千仞の嶽 上 天を摩す。 遺民 涙は 盡(つ)く 胡塵の 裏(うち), 南のかた 王師を望みて 又 一年。