柔和的陽光徘徊在屋頂, 青青的小草匍匐在墻際, 巷子裏雖依然是 幽靜的一片, 冷風中意識着秋天的踪跡來近。 秋雨瀟瀟 似離人的涙水飄渺。 又如哀悼催人的年華 無情地隨流水西去。 愣看墻外的黄葉下墜, 在秋風的懷中訴説秋意深了。 鮮艷的紅葉掛向枝頭。 嫩黄的叢菊開遍籬笆; 薄暮裏,老年人 以低喟來追思消逝的童年, 寒江露白, 而秋天却又要匆匆地走了。 |
秋******************
青春を歌う
柔和な陽光が屋上を徘徊して,
青青の小草が壁際を匍匐して,
横町の中は依然として
静まりかえったままだが,
冷風中に 秋の足音が近付いて来るのを感じ始める。
秋雨はしとしととして
旅立ちの人の涙でぼんやりとしているのにも似ている。
又しても人を急(せ)き立てて、歳月が
無情にも流水と共に 西に流れ去ってゆくのを哀れむかのようである。
塀の外の黄葉が墜ちてゆくのを ぼんやりと見ていると,
秋風の胸中に、秋意の深まってきたことを訴えかけている。
鮮やかな紅葉が 枝先に留まっている。
浅黄色の菊の群生が 籬(まがき)に遍(あまね)く咲き亘(わた)る;
夕暮れ時に,老人は
低い溜め息をつきつつ 過ぎ去った童年を追想する,
寒江に 露は白く,
秋は、しかし、又もや慌ただしく行こうとしている。
2005.3.5 3.6完 2016.5.3補 |