huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye




                                                          
        
四天王寺千日會          

 西門彼岸夕陽平,
 雲外北堂引導聲。
 一穗奄然成萬燭,
 幢幢照塔不勝情。




午後に着いた。 千日詣りの六時堂。
供養の蝋燭の手続きをしたら、伽藍配置図の
画かれた団扇を頂いた。諸行無常の風が来る。
万灯供養法要が始まった。(6:50)まだ蝋燭は少なかった。
だんだんと宵闇が迫る。
すっかり夜になった。


西門の彼岸  夕陽 平かに,
雲外の北堂は  引導の聲。
一穗
(いつすゐ) 奄然(えんぜん)として  萬燭と成り,
幢幢
(たうたう) 塔を照らすは  情に勝(た)へず。


   *****************************
  今日は千日詣りで、万灯供養なので、四天王寺にお詣りをした。お詣りの人は少なくはないものの、静かであり、年齢も高い人が多く、出店も殆ど無い。
  帰途、葛井寺観音の千日詣りに寄ったが、子どもの浴衣姿で満ちあふれ、歩くのもままならない人出だった。出店もとても多かった。好対照だ。


・西門: さいもん。四天王寺は石の鳥居から西大門が事実上の正門。夕陽が寺の中から見ると西大門の彼方に沈んでいく。夕陽丘の地名も尤もである。
・北堂: 北の引導鐘という大きな札が出ている。高い立派な鐘撞堂。鐘の音が絶えることなく殷々と響いている。このお堂の鐘の音は、遠く極楽までも響くといわれる。先祖供養の鐘が絶え間なく響いていた。
・幢幢: 〔たうたう;chuang2chuang2○○(多音字)〕(焔などが)ゆらゆらゆれて落ち着かないさま。
・不勝: 〔ふしょう;bu4(*)sheng1●○〕…に堪えない。我慢できない。 ・「勝」:〔しょう;sheng1○平韻字〕たえる。こらえる。しのぐ。 なお、〔しょう;sheng4●仄韻字〕は、勝つ。おさえる。まさる。(ただし、現代(北京)語では、どちらも後者の発音〔sheng4〕。)ここの用法では平韻字での意味。平韻字としての用例には、李白の『蘇臺覽古』「舊苑荒臺楊柳新,菱歌C唱不勝○○○●●)。只今惟有西江月,曾照呉王宮裡人。」や、杜甫の『春望』「國破山河在,城春草木深。感時花濺涙,恨別鳥驚心。烽火連三月,家書抵萬金。白頭掻更短,渾欲不勝。」や、白居易『楊柳枝』其三に「依依嫋嫋復青青,勾引清風無限情。白雪花繁空撲地,阪N條弱不勝。(●○○●●)」 や、劉禹錫の『與歌者何戡』「二十餘年別帝京,重聞天樂不勝○○○●●)。舊人唯有何戡在,更與殷勤唱渭城。」や、蘇軾の『水調歌頭』「明月幾時有?把酒問天。不知天上宮闕,今夕是何年。我欲乘風歸去,又恐瓊樓玉宇,高處不勝○●●)。起舞弄C影,何似在人間!」や、劉綺莊の『揚州送人』に「桂楫木蘭舟,楓江竹箭流。故人從此去,望遠不勝◎●●)。落日低帆影歸風引櫂謳。思君折楊柳,涙盡武昌樓。」などがある。

平成十九年八月九日

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