Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye


     
                     馮延巳

三臺令


南浦,
南浦,
翠鬢離人何處。
當時攜手高樓,
依舊樓前水流。
流水,
流水,
中有傷心雙涙。


******

三臺令
                 
南浦,
南浦,
翠鬢の 離人  何處(いづこ)ぞ。
當時  手を 攜
(たづさ)ふ 高樓,
舊に 依る  樓前の 水流。
流水,
流水,
中に 有り  傷心の 雙涙。


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◎ 私感註釈

※三臺令:詞牌の一。詞の形式名。調笑令ともいう。

※南浦:(別れた)南のうら。南のみぎわ。別れた河邊。特定の地名ではなく、「送君南浦,傷如之何」からきているが、普通名詞。敢えて地名と見た場合は、江西省南昌の西南の所を指す。宋詞では、「別れの港」の意で使われる。この詞牌では、ここの句は、畳句とする必要がある。後世、南宋・范成大は『塘』で「南浦春來壕齔,石橋朱塔兩依然。年年送客塘路,細雨垂楊繋畫船。」と使い、南宋・張元幹は『賀新カ』送胡邦衡待制赴新州で「夢繞~州路。悵秋風、連營畫角,故宮離黍。底事崑崙傾砥柱,九地黄流亂注。聚萬落、千村狐兔。天意從來高難問,況人情、老易悲難訴。
南浦,送君去。   涼生岸柳催殘暑。耿斜河、疏星淡月,斷雲微度。萬里江山知何處,囘首對牀夜語。雁不到、書成誰與?目盡天懷今古,肯兒曹、恩怨相爾汝。舉大白,聽、金縷」と使い、夏寶松の『宿江城』「雁飛南浦砧初斷,月滿西樓酒半醒。」と、広く使われている。

※翠鬢離人何處:みどりの黒髪の美しい離れていった女性は、今どこにいるのだろうか。 ・翠鬢:みどりの黒髪。女性の美しい髪のことで、女性を謂う。・離人:別れていった人。離れていった(過去の恋)人。離れたところにいる恋人。「翠鬢離人」で、離れていった女性の恋人。 ・何處:(離れていった女性は、今)どこにいるのか。

※當時攜手高樓:あの時、高殿(たかどの)で手を繋いだ(が…)。 ・當時:かの時。(過去の)あの時。当時。 ・攜手:手をつなぐ。男女仲が良いことをいう。男女が将来を誓い合ったことをいう。晩唐/蜀・韋荘の『浣溪沙』「夜夜相思更漏殘。傷心明月凭欄干。想君思我錦衾寒。   咫尺畫堂深似海,憶來唯把舊書看。
幾時攜手入長安。」の「何時携手」に同じ。 ・高樓:たかどの。

※依舊樓前水流:昔と変わることなく、樓前には、せせらぎが流れている(が)。 ・依舊:昔ながらに。昔と変わることなく。この語は「自然は過去から変わることがない(が、それに比して人間世界の移りようは甚だしい)」という意味を暗示して使われる。 ・樓前:たかどのの前。 ・水流:せせらぎが流れる。水:川(の水)。この「水流」の前後を顛倒させて、次の句では「流水」として、二度繰り返す。この畳句は『三臺令』(『調笑令』)の特徴。

※流水:流れる水(の流れ)。過ぎ去る水の流れ。

※中有傷心雙涙:(その樓前の流れる水の)中には(わたしが)心を傷めて(流した)涙も混じっている。

                  ***********





◎ 構成について:

 単調。三十二字 換韻。韻式は「aaaBBccc」。韻脚は「浦處」詞韻第四部去声六御、「樓流」第十二部平声十一尤、「水涙」第三部上声四紙等。

○●,(a韻)
○●,(a韻)r(畳句。前の句を繰り返す)
。(a韻)
,(B韻)
○○●●○。(B韻)
○●,(c韻)顛(前句末の二字を顛倒して使うこと)
○●,(c韻)r(畳句。前の句を繰り返す)
●。(c韻)

韻式の「aaaBBccc」、つまり、「a仄韻a仄畳韻a仄韻・B平韻B平韻・c仄韻c仄畳韻c仄韻」と換韻する。一番目のa仄韻と三番目のc仄韻は別の韻目にする。また、第二句と第七句はそれぞれ別個の畳韻。
注意 其の一:
第一句と第二句は同一内容で、第一句の繰り返し。第六句と第七句も同一内容で、第六句の繰り返し。但し、第一、二句と第六、七句は異なった表現。
注意 其の二:
第五句の最後の二字(六字目と七字目)を、第六、七句で上下顛倒させて使う。少し複雑なので、次に一、例示しておく。


  調笑令   韋應物

胡馬,┓
胡馬,┛(畳句:前の繰り返し)
遠放燕支山下。
雪獨嘶,
東望西望
路迷。(この句末の二字「路迷」を顛倒させて「迷路」とし、次の句で使う。)
迷路,┓
迷路,┛(畳句:前の繰り返し)
邊草無窮日暮。

(例示の詞には、句中の対が多い点について、他の作品と簡単に見比べたが、韋應物や戴叔倫の調笑令には、句中の対が見られるが、王建のそれには見られない。ただ表現上、調子がよいので使われただけか。)


  

2003.6.5
     6.6完
2014.5.1補

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