寒天づくりの盛んな岐阜県恵那市山岡町の糸寒天製造の様子です。毎年このように丁寧に製造しています。今年の様子はこちらから。
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11月半ば 寒天準備、干し場の杭打ち作業
天然寒天の天火乾燥のための干場の棚作りの作業風景である。秋の稲刈りの終わった後の田圃に杭を打ちつけていく。 |
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12月始め 寒天製造開始 天草を炊く
鉄釜(内容量1,740リットル)の上に檜製の胴をのせ釜全体の容積を確保。沸いた釜に天草を投入し、再び沸騰するまで約40分炊き続け、吹きこぼれる直前で火を止め、半日置く。
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容器に流す
半日ほどして、釜から天草の煮とけ汁を汲み出し、プラスチックの容器にろ過されたところてんを溜める。写真は、移し変えた直後で湯気がまだ立っているところてん。
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12月半ば 凍結と融解、乾燥 写真
ところてん状に突き出された生の寒天は、氷点下になる夜間に凍結し、天気のよい昼間に融解、乾燥する。融解だけでなく昇華でも水分が減っていく。この繰り返しで約2週間ほどで乾燥して製品となる。
冬の間、乾燥していて天気のよいこの山岡町は天然寒天製造の最適地である。
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寒天の野上げ
干し上がった寒天を回収する野上げ作業の風景。乾燥したものから野上げするので、棚は空きがどんどん多くなる。
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