Nゲージ蒸気機関車>2011年のメモ>2011.12.30(2011年の蒸機)
2011年の1年間に発売された9mmゲージ蒸気機関車を、それぞれのページから寄せ集めてみました。
※基本的に国内流通の日本型ですが、気まぐれで例外もあります。
これがすべてではなく、他に特別限定品的なものやイベント商品などもあるかもしれません。また謎の再生産がなされた例もあります。
キット・完成品があるものは、基本的にキットのほうを載せています。写真は一部前回ロットのものもあります(同一仕様の場合のみ)。
●SL列車セット(D51) KATO
旧D51も丈夫で取り扱いがしやすく、値段の安い長所を活かして、入門的なセットとして生き残りました。
●D51なめくじ北海道タイプ やえもんデザイン
やえもんデザインのコンバージョンキットの第2シリーズは、なめくじ北海道タイプから発売されました。
北海道タイプは、このあとの標準タイプと違い、煙突直後に火の粉止め用の切り欠きがあります。
●D51なめくじ標準タイプ やえもんデザイン
●D51なめくじ長工タイプ(重油タンク付) やえもんデザイン
追って残り2タイプも発売されました。これらのキットの工作の最大のポイントは、なめくじドームをボイラーにぴったり削り合わせることです。
長工タイプはデフ上部の折れ曲がったステーが難しいです。
●C55 KATO
久々に、2011年に品番2011ということで再生産されました。
この製品を利用するキングスホビーのキットを、ようやく作り始められるという方もいらっしゃるかもしれません。
●D51 499 G-3型デフ・重油タンク・集煙装置 リアル・ライン
前年のD51 498シリーズの流れです。
●秩父鉄道「パレオエクスプレス」タイプ5両セット(C58) KATO ラウンドハウス
5年ぶりに再生産されました。写真はローフランジ先輪だった初回品です。
● C57 1号機 トミックス
135号機から1年半経ち、人気の1号機が発売されました。値段は高いですが上品な仕上がりです。特に黒塗装の滑らかさは最高です。
●D61 1 中津川機関区時代 リアル・ライン
実物がほとんどD51と同じとはいえ、リアルラインとしては初のD51以外の形式です。
●D61 1 深川機関区晩年タイプ リアル・ライン
リアル・ライン製品は特に北海道形の雰囲気作りがうまいです。
●C55 3次形北海道タイプ ワールド工芸
リニューアル後のC55は流線形を除き九州タイプだったので、北海道タイプは珍しいです。
●チビロコセット 楽しい街のSL列車 KATO
昨年の再生産です。
●D61 1 深川機関区現役時代 リアル・ライン
これにてひとまずD61シリーズは終了しました。
●C61 20 東北型重装備・改良品 マイクロエース
実物が復活して話題になったため、需要に応えてすかさず再生産されました。
すでに製品を持っていたメーカーの強みです。
●C60 7 東北型 改良品 マイクロエース
C61再生産に関連し、C60も重連用に再生産されました。
●D51 498 KATO
昨年末の超話題作の再生産です。写真は初回品です。
●SL列車セット スターターセット・スペシャル(D51) KATO
1月のSL列車セット(車両のみ)に加え、スターターセットも生産されています。
●C61 東北形Aタイプ ワールド工芸
●C61 東北形Bタイプ ワールド工芸
マイクロエースに続き、新しい仕様にリニューアルして登場しました。
全体の形のまとめやすさは、これまでのワールド工芸の蒸機の中でも一番かと思います。
●C57 1 梅小路仕様 トミックス(トレインボックス)
JR西日本のネットショップで発売されたものです。「SL北びわこ号」仕様とされ、印刷表記・ナンバープレート・ヘッドマークが変更されています。値段は19,000円というヘビィなものでした。
●D51 706 門鉄デフ・JNRマーク マイクロエース
変形デフのD51はいくつか発売されてきましたが、いわゆる門鉄デフは初めてです。
●C11 304 戦時型 マイクロエース
C11は久々の投入です。角ドームが特徴の戦時型C11も初めてです。
●C11 190 大井川鐵道 復活(2003) マイクロエース
緑色のナンバープレートの文字は印刷表現です。戦時型とともに、ちょっと前につんのめっている感じのものが多くありました。
●9600 49654デフなし後藤寺機関区 マイクロエース
初期に発売された九州タイプの再投入という感じの製品です。
もともとスタイルがいい模型なので、ちょっとした印刷表記の追加も活きています。
●D51 2 中津川機関区時代 リアル・ライン
●D51 96 長野機関区時代 リアル・ライン
●D51 245 中津川機関区時代 リアル・ライン
再びD51のバリエーションが3つ発売されましたが、この頃から一般流通に乗らなくなったような気がします。
●C53前期形 デフなし ワールド工芸
●C53前期形 大鉄標準デフ付 ワールド工芸
発表からずいぶん経ち、半ばあきらめかけていた頃に突然発売されました。同社のテンダードライブシリーズでは久々の新形式です。
個人的には今年一番発売を喜んだ模型です。よく、欲しい欲しいと書いていましたからね…。今も目の前に並んでいます。
●C11 171 SL函館大沼号 マイクロエース
途中で無線アンテナがなくなる仕様変更があり、メーカーがお詫び文を掲載していました。
まるで手作業で開けたかのようなデフ点検口が特徴です。自分の頭の中では、工員さんがナイフで開けたことになっております。
●C11 207 SL函館大沼号 マイクロエース
走りのほうは初回品のほうが良かったように思いますが、全体に渋い印象でなかなかよい感じです。
●C11 KATO
低価格の入門機という扱いのようです。今年も同じ仕様で発売されました。おそらく来年も…?
●D51 498 動力改良品 マイクロエース
KATOから最新製品が再生産されたばかりですが、全然お構いなしに発売されました。写真は前回品です。
●D51 777 中津川機関区時代 リアル・ライン
●D51 405 津和野機関区時代 リアル・ライン
リアル・ラインも淡々とバリエーションを増やし続けてきましたが、これが年内の最終リリースとなりました。
●C51 80 ワールド工芸
久々の標準タイプ的なC51です。相変わらず格好のいいキットです。テンダードライブの重量をかせぐ石炭が山盛り大サービスです。
●C62 2 北海道形 KATO
出たっ!蒸気機関車の模型としては最大のヒットを狙えるものがついにKATOからも発売されました。小さいのにたいへん存在感のある模型です。
冷静に見るとマイクロエース、天賞堂、ワールド工芸と2号機だらけです。おまけにそれぞれ新旧があります。
●チビロコセット メルヘンの国のSL列車 KATO
C62 2の影に隠れていましたが、今までとは別塗装のバージョンとして発売されています。なかなかヨイです。
機関車が単機でも自走すればもっと楽しいですね。
●STEAM LOCOMOTIVE COFFEE SL列車セット ポポンデッタ(製造:KATO)
ポポンデッタ限定発売のチビロコセットで、機関車・無蓋車・動力客車の3両セットです。コーヒーをイメージした茶色と黄色の美味しそうな色調です。
●C62 3 北海道形 KATO
またまた出たっ!今頃2号機と重連して、レイアウトで想い出に浸っている方がたくさんいらっしゃると思います。
2号機と比べて、入荷数がとても少なかったというお店もありました。
私は、人気者の2号機の影に隠れがちな3号機も好きですけどね…。C62全体の中では、3号機も大変日が当たっているほうだと思いますが。
ここに挙げただけで40種類近くあります。ずいぶん発売されているものです。
来年はトミックスのC57 180号機が発売されて、有名保存機・復活機のラインナップがついに完成します。その後標準的な1次型などのC57が発売されるのか、新たな形式が発売されるのか非常に楽しみです。
KATOからもD51 498オリエントエクスプレスや標準型が予告されていますし、改造用パーツなどもサードパーティーから色々出てくるかもしれません。
しかし、KATOのC11のリニューアルはないものでしょうか。発売中の旧製品も価格の面で非常に有利ですが、D51のように新旧仕様の製品が用途別に住み分けている例もありますし、同様に何とかならないかなと思います。ただ最近は蒸機の製品に恵まれすぎていますから、あまり贅沢なことばかりは言えません。