Nゲージ蒸気機関車>2018年のメモ>2018.12.30(2018年の蒸機)
2018年の1年間に発売された9mmゲージ蒸気機関車を、それぞれのページから寄せ集めました。
基本的に国内流通の日本型です。メーカー品をショップで加工した特製品や、イベント商品などは含みません。
・キット・完成品があるものは、キットのみ載せています。
・金属製品の再生産については追いきれず、気の付いたものだけ書きました。
・写真は前回ロットや他のバリエーション製品の場合があります。
●E10 3 庭坂機関区 マイクロエース
●E10 5 米原機関区 白線 マイクロエース
久々のマイクロエース製品のバリエーション追加で、予告から1年以上遅れて登場しました。
バック運転仕様に必要な重連用カプラーの添付は、今回なくなりました。
●C57 1次形 KATO
新型C57シリーズのバリエーション追加です。小さい1/150スケールでの機関車の表現手法は作る人の数だけありますが、4年前に発売された4次形と並べたときに、違和感のない表現になっています。
3月はやえもんデザインの固め打ちでした。
●9600標準タイプ やえもんデザイン
●9600北海道タイプ やえもんデザイン
●9600九州タイプ やえもんデザイン
●9600北海道2つ目タイプ やえもんデザイン
長く予告されていたコンバージョンキットの4製品です。組み立てには細かい作業もありますが、9600特有の形が手元で出来上がっていくのは面白かったです。
●C58北海道タイプ【再生産】 やえもんデザイン
●C58後藤タイプ【再生産】 やえもんデザイン
4年前に発売されたC58シリーズのうち、2タイプが再生産されました。ここしばらく、プラ完成品のC58も途絶えているので貴重な存在です。
●D52 129・山陽本線 マイクロエース
●D52 235・函館本線 マイクロエース
これまた久々のバリエーション追加です。
全体の造形や立て付けは以前のままですが、モーターが小型になってキャブ内に引っ込みました。前回黒だったモーションプレートが古い銀灰色に戻るタイムスリップ付きです。
E10と同様、受注開始から発売まで時間がかかったため、お店の判断により途中で予約がキャンセルになってしまい、入手できなかったケースもあるようです。
●日車Cタンク(新動力版) トーマモデルワークス
昨年話題になった、上廻りプラキット・下廻り金属部着色済みキットの改良版です。
動力ユニットの組み立てが前回よりシンプルになり、取り組みやすくなりました。動力ユニットは別売もされており、自作の機関車に色々応用できます。
●とても簡単な古典Dタンク アルモデル(アルナイン)
「とても簡単な」シリーズの蒸気機関車の最新作で、珍しいDタンクが題材となったことに驚きました。
動力は組み立て済みなので簡単ですが、やや長いスパンの曲げ加工もあり、それなりの工作経験は必要です。
●龍ヶ崎4号機 トーマモデルワークス
日車Cタンクのバリエーション的に見えますが金属キットです。ボイラー廻りのディテールは極力一体化されており、屋根もホワイトメタルで成型済みなので手軽に組み立てができます。
動力はさらに小改良がなされていますが、残念ながら動力のみの別売はありませんでした。
●D51 498 オリエントエクスプレス'88【再生産】 KATO
6年ぶりの再生産です。動力部の部品などは現在のものですが、全体的には単純再生産で、先輪スポークも抜けていない古いものです。
塗装は初回のほうが微妙によいような気もしますが、あまりに微妙なことなので、どうですかね…。
●三菱鉱業 茶志内炭礦専用鉄道 9217号 ワールド工芸
9200シリーズのバリエーションです。各部の追加装備のため重厚な外見です。
初回・リニューアル後の9200を組み立てた際、クロスヘッド周辺のクリアランス調整が難しかったため、今回は悩んだすえに一旦見送ってしまいました。そのうち組み立ててみたいものの一つです。
→その後2020年の再生産品を組み立てることができました。
●C11 お召タイプA トラムウェイ
●C11 九州タイプA トラムウェイ
●C11 九州タイプB トラムウェイ
2年前の製品の動力ユニットを改良した第二弾として、C11が3種発売されました。改良の効果のほどは(あると思いますが)割と微妙な感じでしょうか。
●D51 200+35系〈SL「やまぐち」号〉6両セット KATO
カタログで予告されていたD51 200の最初の製品です。特別企画品のためAssyパーツの設定がないことになっていますが、単品が翌月発売されているため、現実的には存在します。
セット中の客車に車番印刷ミスがあり、メーカーで交換対応が行われました。私は永久保存?のため交換していません―という理由はウソで、注目点がそこではなかったため、あまり気にしていない感じです。
●D51 200 KATO
先月のD51 200の単品販売です。というかこちらが通常商品なのですね。
●C57 1号機【再生産】 トミックス
昨年の135号機に続く再生産です。仕様は初回と同じです。
●C51 大鉄デフタイプ ワールド工芸
デッキの形状に特徴のある大鉄デフタイプです。C53・C55に続き、動輪がダイカスト輪心になりました。
そのほか、ワールド工芸の再生産品がまとめて発売されています。写真はすべて前回のものです。
●C53 後期型 汽車会社製【再生産】 ワールド工芸
●C55 1次型 北海道タイプ密閉キャブ仕様【再生産】 ワールド工芸
●C61 東北型Aタイプ【再生産】 ワールド工芸
●C56 小海線【再生産】 KATO
5年ぶりの再生産です。値段も比較的安いので入門用にもオススメできると思います。
●B6 2120形 トーマモデルワークス
トーマモデルワークスのB6では初の空制仕様です。これはキットがなく完成品のみでした。
●C10 トラムウェイ
C11の動力を応用して作られたC10です。全体の作りはC11と同じで、良いところもそうでないところも同じですが、重厚なリベットがとても印象的です。
●C11 200号機 お召タイプB トラムウェイ
これでトラムウェイのC11シリーズの予定品はすべて発売されたことになりました。
●樺太鉄道 60形 ワールド工芸
8620にどことなく似ていて密閉キャブ、という面白い機関車です。どういういきさつで模型化されることになったのでしょうね。まあ、どの模型にもそれぞれのいきさつがあるのでしょうが。
●C54 従台車原型仕様(リニューアル) ワールド工芸
(写真は前回品です)再生産的な製品ですが、動輪がダイカスト輪心に変更されたためリニューアルとされています。
これで、1750mmスポーク動輪を持つ同社のC51・C53・C54・C55は、すべてダイカスト輪心に変更されました。
先月に続き、ワールド工芸の再生産もいくつかありました。
●夕張鉄道11号機【再生産】 ワールド工芸
●夕張鉄道14号機【再生産】 ワールド工芸
●三菱鉱業芦別専用鉄道 9200形【再生産】 ワールド工芸
●8100型(北炭真谷地5051仕様)【再生産】 ワールド工芸
今年はKATOやトミックスからは蒸気機関車の新形式が発売されませんでしたが、トラムウェイからC10が登場したり、マイクロエースのE10・D52がようやく発売されたりと、ちょっとしたスパイスもありました。
金属製品には題材・構造ともに、色んなタイプの製品が幅広く登場したうえ、再生産も多いというありがたい年でした。各社とも、なぜこんなに次々と設計・製造ができるのか驚きでしかありません。そこがプロだと言われればそれまででしょうけど…。
マイクロエースから予告されたままの、C10・C11・C58・C54は、果たして来年末までには発売されているのだろうかと、ふと考えました。