Nゲージ蒸気機関車>2022年のメモ>2022.12.30(2022年の蒸機)
2022年の1年間に発売された9mmゲージ蒸気機関車を、それぞれのページから寄せ集めました。
基本的に鉄道模型メーカーが製造した一般流通の日本型です。ショップ特製品や個人販売品、イベント商品などは含みません(把握不可能です)。
・キット・完成品があるものは、キットのみ載せています。
・金属製品の再生産については追いきれず、気の付いたものだけ書きました。
・写真は前回ロットや他のバリエーション製品の場合があります。
2022.12.30/2023.3.4
●鉄道院160形(原型) ワールド工芸
キャブ周辺に特徴がある初期タイプです。組み立ては先に発売されていた後期形と同様ですが、シリンダー廻りや左右の車輪座の固定などが小変更され、その後に発売された150形に近くなっています。
製品化協力はIORI工房です。しかし、パッケージには誤って「IRORI工房」と記載されていました。
●鉄道院160形(後期形)【再生産】 ワールド工芸
2019年に発売されていた後期形も再生産されました。
●汽車会社Cタンク フリーランス南薩5号タイプ ワールド工芸
ワールド工芸にしては珍しい、上廻りがホワイトメタル製のキットです。一体ではなく、ばらばらなホワイトメタルパーツを接着します。
下廻りはやや簡略化されているものの、普通の金属キットの組み立てです。
●B20 1号機【再入荷】 ワールド工芸
2012年以降の製品の再入荷です(ワールド工芸 公式サイトにて)。
●B20 10号機【再入荷】 ワールド工芸
2017年以降の製品の再入荷です(ワールド工芸 公式サイトにて)。
3月はたくさんありました。
●クラウス10形原形タイプ ワールド工芸
2013年〜2014年にかけて発売されたシリーズの追加バリエーションです。コアレスモーターに変更されました。
●鉄道院9200形蒸気機関車 原形タイプ【再入荷】 ワールド工芸
2021年の製品の再入荷です(ワールド工芸 公式サイトにて)。
●D51 498(副灯付) KATO
D51 498の追加スタイルです。副灯が付くなど最近の姿となっており、特にテンダーは大幅に変わっています。
●3D 雨宮タイプBタンク〔空制化仕様〕 トーマモデルワークス
昨年の3D雨宮タイプBタンクのバリエーションです。さらにスローが効く超低速型動力ユニットとなりました。
動力ユニットは別売もされました。
●3D 雨宮タイプBタンク〔一体型キット〕【再生産】 トーマモデルワークス
●3D 雨宮タイプBタンク 密閉キャブ〔一体型キット〕【再生産】 トーマモデルワークス
この2つは昨年の製品の再生産です。動力が新製品の〔空制化仕様〕と同じ超低速型に変更されました。
●南薩ボールドウィン6号機 キット トーマモデルワークス
昨年の5形蒸気機関車に従輪を付けたスタイルです。同じく超低速型の動力で、従輪は自分でシャフトを通して組み立てます。
●5形蒸気機関車 3DPキット【再生産】 トーマモデルワークス
5形も一緒に再生産されました。
このサイトでは取り上げていませんけども、同月トーマモデルワークスからは無動力のクラウス1号機〔現役仕様〕も発売されました。
車輪は転がるものですが、チビロコのような動力車は設定されていなかったため、商品としてはストラクチャー的なものかなと感じました。
腕に覚えのある方なら創意工夫のうえ動力車を用意して、ユーレイ的な遊び方はできたと思います。→後にそのような用途に使える動力車キットがイベント販売されたようです。
8月は2社からC11が発売されました。
●C11門デフタイプ トラムウェイ
4年ぶりにラインナップが追加されました。量産品のC11で初の門鉄デフレクターです。動力ユニットは前回と同様のVer.2です。
ナンバープレートがエッチング表現に変わり、文字が大変きれいになりました。
●C11【再生産】 KATO
新系列のC11の3度目の生産です。次のスターターセットも発売されて定番化しました。
●スターターセット SL貨物列車(C11) KATO
新系列のC11が含まれた初めてのスターターセットです。オリジナル塗装のタム500が含まれた、見た目にも楽しい編成です。
蒸気機関車でNゲージデビューしたい方におすすめできます。
●鉄道院160形(原型)【再生産】 ワールド工芸
●クラウス10形原形タイプ【再生産】 ワールド工芸
いずれも今年1月・3月製品の再生産です。
●コッペル Bタンク(黒)・ワ・ワフ 津川洋行
5月の静岡ホビーショー限定受注品として発売されたものです。ホビーショー限定といっても、一般の模型店に注文して全国で買えました。
この直径5mmの動輪を付けた動力ユニットは今後別売が予定されているので、既存のコッペルにも使えます。
●8620 58654「SL人吉」 KATO
期待が高まっていた復活運行機の58654で、2年前に発売され話題が沸騰した8620形の初のバリエーションです。
KATOの新系列蒸機では初の門鉄デフや、シャープな塗装が目をひきます。
●58654+50系「SL人吉」4両セット KATO
●国鉄C10形(重見式給水温メ管タイプ) トラムウェイ
前月に予告されていたのを見落としており、突然製品が売られているのを見てびっくりしました。組み立ては日本国内に変わりましたが結果は…?
「エッチング製ナンバープレート付属」と公式サイトに書かれていましたが、8月のC11門デフタイプと違ってエッチングによる浮き出し文字ではなく、旧製品と同じ平面印刷文字なのでご注意。
全体的には結構気に入りまして、今も色々いじりながら遊んでいます。
12月に予告されていたトミックスのC55は来年2月に延びてしまいました。ちょうどKATOのD51 200の再生産と同じ月ですね。
ワールド工芸のNゲージ蒸機キットが3月を最後に途絶えていましたけども、来年1月にC51「燕」キットのコアレスモーター版が発表されてホッとしました。新形式に至っては2021年夏の190形が最後でした。
ワールド工芸の中でも特にC51・C53・C54のシリーズは、今も変わらぬ強みを持っていると思います。まだ今よりもNゲージ金属キットの市場環境がよかったうちに、これらが製品化されていたことに感謝です。もう、これから新形式の制式蒸機を金属キットで商品化することは厳しくなっているかもしれません。ワールド工芸のデザインしたD50をいつか組み立てるのが夢なのですが。
超低速が効く完成型動力ユニットがおなじみになったトーマモデルワークスからは、来年にも南薩4号機(日車Cタンク) 動力組立済キットが予定されています。
2017年にプラキットで発売され話題となった、日車Cタンクの新版ではないかと思いますが詳細不明です。久々のCタンクでもあり今から楽しみです。
大手量産品メーカーでは、話題が沸騰するに違いないKATOのビッグボーイや、トミックスのC55はもちろん、その次の新製品が発表されるかどうかも気になります。そろそろC58の話も聞こえてこないかな〜と期待しますが。
個人的には2022年も引き続き、3Dプリンターを利用したデジタル製作の試行錯誤を行っていました。
私が作るような大雑把な模型なら、今の個人用3Dプリンターでも短期間でそこそこできるので、作ってみたかったものはここ数年でほぼ手を付けた感じです。
というわけで9月の4500タイプが一応の最後でした。継続課題も色々あるので地道に努力して学んでいきたいと思います。