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8620 その2-各部の比較

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フロント周辺

マイクロエース デフ付 KATO 東北仕様
マイクロエース(デフ付)
けっこう太いですがもともとです。実物に近づけて大きな先輪も作成されています。そのスポーク表現が野菜の輪切りみたいで当初は残念系でしたが、この裏側にまともなスポークが隠されていることが後に判明しています。
8620の先輪を修正する
KATO(東北仕様)
先輪の直径はマイクロエースと同じでスポークは抜けています。細いボイラーと薄型の大きなデフにより前面がゆったりしています。
煙室の下の浅いところにシンダー除け風の板があります。模型の構造上の都合かと思いましたが、花輪線の実機に一時期こういう姿だったものがあったようで、その再現かもしれません。
マイクロエース デフなし
マイクロエース(デフなし)
マイクロエース お召指定機 マイクロエース SLあそBOY
マイクロエース(お召指定機)
門鉄デフで正面に日章旗が掲げられています。赤色の印刷がだんだん剥がれてきまして、たまに塗り足しています。
マイクロエース(SLあそBOY)
先輪スポークが見事に修正されました。立派な煙突が付いて標識灯に赤が入っています。
KATO SL人吉
KATO(SL人吉)
ユーザー取り付けのヘッドマークと台座が付属しています。ナンバープレートの書体が実物らしく精密にモールドされていて大変映えます。

第1動輪付近

マイクロエース デフ付 KATO 東北仕様
マイクロエース(デフ付)
初期の2製品ではバルブスピンドルガイドやスライドバーが黒成型で、ついでにクロスヘッドまで黒でした。この頃はまだ浮いたボイラーを表現できず、ボイラーの下は垂直な壁となって動力ユニットをカバーしていました。
KATO(東北仕様)
巧妙な部品構成によりボイラーが浮いており、向こう側の動輪のスポークまで見えます。

余談(非公式側ランボード前方)

マイクロエース デフ付 マイクロエース デフなし
ここまでの写真で使ったのマイクロエース製品(デフ付)は、オイルポンプ箱と加減リンクのカバーが同じ形でした。この個体の部品取り付けミスかもしれません。 これは同じマイクロエースのデフなしです。こちらが正解かと思います。
KATO 東北仕様
ついでにKATO製品の同じ箇所も並べてみました。KATOの加減リンクカバーはマイクロエースとは違うタイプです。
最近の製品らしく、ランボード上には網目や点検蓋などが表現されています。

キャブ付近

マイクロエース デフ付 マイクロエース あそBOY
マイクロエース(デフ付)
ボイラーの太さや高さに合わせてデフォルメされたキャブです。ディテール表現は大変シンプルです。ドローバーが動き回るキャブ下には何もありません。
この頃はキャブ側面のガラスが厚く、モーターにキャブが押し広げられていました。
マイクロエース(SLあそBOY)
屋根上にアンテナがあります。窓ガラスが薄くなり、キャブの広がりはある程度収まりましたがまだ結構開いています。
KATO 東北仕様 KATO SL人吉
KATO(東北仕様)
延長屋根のキャブで、屋根上や側面のリベットが細かく表現されています。キャブ下の特徴的なステップや分配弁等も作られています。
KATO(SL人吉)
こちらは延長のない屋根です。窓枠表現などは東北仕様と微妙に異なっており表情の違いが出ています。

テンダー

マイクロエース デフ付 マイクロエース デフなし
マイクロエース(デフ付)
一般的な形状ですが、側面リベットは少ないものです。前側の手すりは浮いています。
マイクロエース(デフなし)
旧型テンダーに増炭枠を固定した箱テンダーです。
KATO 東北仕様 マイクロエース SLあそBOY
KATO(東北仕様)
KATOは側面リベット列がよく見えるものです。後部ライトもシールドビームです。構造は先に発売されたC50記念品と同じです。
マイクロエース(SLあそBOY)
側面形状の作り変えはありませんが、重油タンクなど上部の表現は変わっています。前ステップには白が入っています。
KATO SL人吉 KATO SL人吉 後部銘板
KATO(SL人吉)
大型化されたテンダーの形状が作られています。床下配管や妻面も作り分けがみられます。
KATO(SL人吉)
後部には復活メッセージの銘板が印刷表現されています。

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