C57・C61に続くトミックスの新系列蒸機です。先にKATOからもC11のリニューアルが発表されていましたが、トミックスがタッチの差で(かどうかは現時点で不明ですが)先に発売しました。
動力部はC57以降、8年ぶりに完全新規作成されています。C57の走りは良いものでしたが、その後のコアレスモーター化されたKATO蒸機の進歩が止まらないため、引き離された格好でした。今回ついにコアレスモーターを採用したトミックスが、小型蒸機でも今までと違う次元の走りを成し遂げるか、注目されていました。
2017.4.2/2018.3.4
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C11 325にはマイクロエースの先輩がいます。
マイクロエース (拡大写真)
2001年に発売された「C11 325・50系『SLもおか号』タイプ 4両セット」です。
客車もマイクロエースです(以下同様)。
トミックス (拡大写真)
今回のスター。
私は機関車のみ目当てだったので買いませんでしたが、客車も同時発売されています。
KATO(従来品) (拡大写真)
参考までに従来のKATO製品です。「かわね路」号のセット品です。
46年前のモーターでは、これがぎりぎりサイズでした。
ほかはKATOのC11が発売されてからにしようと思いましたが、現時点での残りはトラムウェイだけなので追加しました。
写真のサイズが違いましてすみません。
トラムウェイ (拡大写真)
昨年何かと話題になった製品です。
長さだけでなく高さも抑えられた初の製品で、ずいぶん小さく見えました。
走りは何というか色々な様子。写真の個体はちょっと体が弱かったです。
トミックス (拡大写真)
トミックスはさらに全体のディテールの解像度が高く、細かい色刺しが効いていて精密感があります。
近くからむやみに拡大してみました。
遠目にも、プラ成型がカッチリしていて、ディテールがきれいに出ていることがわかります。
写真がゆがむほど異常接近しましたが、実際の見え方は下のような感じです。小さくて精密です。
もっとも、現在のKATO・TOMIXのレベルでは、これぐらいの再現はもはや普通のことです。特別なことはありません。
ここ10年で本当に進歩しました。先行していたKATOの進歩もものすごいのです。私、市販品の追加改造など、ほとんどしなくなってしまいましたね…。
トミックスがC57 135で久々に蒸機を発売したときは、それだけで祝福され、ユーザーの反応にご祝儀もあったかと思いますが、それから8年経ちました。もう先行他社と同様の要求水準で見られていくと思います。
いろいろ見てみましょう。
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