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C54の組み立て(2)

今度は説明書3/6ページです。配管類の取り付け手順が記されています。

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配管の組み立て

説明書には非公式側・公式側2つの図があり、組み立て手順の番号は両者を通して振られています。

◆手順1

非公式側通風管

◆手順1
付属の0.4mm真鍮線を長さ60mmにカットし、配管バンド(BD-1)をU形に曲げて固定しました。

空気作用管

私は空気作用管をここで固定しました。前後に分かれているので、平らなベーク板の上にテープで貼ってハンダ接合し、数箇所のボイラーバンドにハンダ付けしました。

なお説明書の図には、下側に分かれる枝管が画かれており、パーツも何となく枝分かれしそうな格好になっていますが、枝部のパーツはたぶん付属していないと思います。
自作用かもしれませんが、そんなに目立つ構造ではないので、何も追加しませんでした。

砂撒管

0.25mm真鍮線を曲げて砂撒管を作り固定しました。反対側もここで付けました。

◆手順2

給水ポンプ台座

◆手順2

給水ポンプ台座(D2-3)に給水ポンプを取り付けました。先に給水ポンプ台座をボイラーに付けてしまうと、給水ポンプをランボードに差し込みにくくなります。

給水ポンプの余分な配管は、説明書に従ってカットしておきました。

写真の右側にある短いグレーの横線は、古い0.06mmのステンレスブラシから抜けたステンレス線の断片です。これを放置しておくと超危険です。足元に落ちて靴下などに絡むと、あるとき突然の痛みに襲われます。

給水ポンプの固定

給水ポンプを付けた台座をボイラーに固定しました。あとでぶらぶらしないようにしっかり固定する必要があります。

コンプレッサーの固定

反対側にはコンプレッサーを取り付けました。前後の蒸気管・排気管の部分はランボードに当たらないようカットしておきます。
なお前方の空気管も最後にカットしてしまいました。

◆手順3

止め弁配管

◆手順3

止め弁の配管を0.4mm真鍮線で作り固定しました。寸法が説明書に書かれているのでそれを参考に曲げ、あとは現物合わせで調整しました。

給水ポンプ蒸気管

給水ポンプの蒸気管は、エッチング抜きされているF1-9パーツを使い、配管バンドで固定しました。

公式側ハンドレール

公式側のハンドレールを固定しました。

◆手順4

逆転棒

◆手順4

逆転棒を固定しました。後ろ側が少し下がる格好になります。

非公式側ハンドレール

非公式側のハンドレールを固定しました。

◆手順5

給水ポンプ排気管

◆手順5

給水ポンプの排気管を固定しました。先にランボード側を固定し、後ろを給水ポンプに合わせてハンダ付け…という感じだったと思います。

冷却管

公式側の冷却管を折り重ね、ランボードに差し込んで固定しました。

◆手順6

非公式側冷却管

◆手順6

非公式側の冷却管を折り重ねてランボードに固定しました。
公式側に回る部分※も適当に折り曲げておきました。ここの寸法は少々決めにくかったです。

非公式側冷却管より

曲げた端は、公式側ランボードに差し込んで固定しました。

◆手順7

ハシゴ

◆手順7

ハシゴを曲げてランボードに固定しました。

コンプレッサー蒸気管

コンプレッサーの蒸気管(D1-11)を最後に固定しました。
この配管は、逆転棒やハンドレールの下をくぐっていることもあるので、お好みに応じて曲げ直してもよいと思います(あとで発売された17号機では下側を通しました)。

ランボードに沿っている部分を固定するときは、熱を伝えすぎてランボードがズレないように注意が必要です。一見わからなくてもちょっとズレていることがあり、何度かやったことがあるのです。このキットの場合、ランボード後部がキャブ妻板にきちんとはまるようになっているので、トラブルは少ないと思うのですが…。

フロント、ボイラー下部の組み立て

デフ

左右のデフを組み立て、ランボードとボイラーに固定しました。上部のステーの根元は丸みを付けるようにします。
なお実物のデフのステーの数や付き方には色々なものがあります。

C54はデフが標準装備となった初の国鉄蒸機なので、デフまわりはあまり失敗したくありません(失敗したい場所などないのですけど)。

非公式側後部

ここからランボード下です。

給水ポンプ後部に、配管とチリコシを固定しました。
配管の1は、取り付け前に前端を0.3mmほどカットしておきます。次に付ける前側の配管に当たるためです。

非公式側前部

給水ポンプの前側です。

  1. 後部は内側にひねり、給水ポンプの裏側に固定しました。
  2. エアータンクは真鍮ロストになり、しっかりハンダ付けできるようになりました。収まりもよいです。
公式側ランボード下

公式側も同じ要領です。

  1. 後部の配管を固定。ランボードに接する部分は、熱を伝えすぎないよう注意です。また前端は0.3mmほどカットしておきます。
  2. ドロダメを固定。
  3. 前方の配管を固定。
  4. エアータンクを固定。
火室下部

火室下部は塗り分けの便宜のため、塗装後に接着することになっています(もちろんお好みで最初に固定しても構いません)。
一方には0.8mm真鍮線で吹出し管を付けました。

フロント廻り

フロントのパーツを取り付けました。

  1. つかみ棒を固定。
  2. ステップを固定。そのままでは外側にはみ出したので、カットして引っ込めました。
  3. エアホースを固定。
  4. カプラーにスノープローを重ね、1.2mmネジで本体に固定しました。
  5. 最後に煙室扉を固定。
分配弁

小さい分配弁は熱に弱いホワイトメタルです。覚悟を決めてハンダ付けすることもあるのですが、冒険せずにエポキシで接着しました。
ワールド工芸の分配弁も、耐寒型は真鍮ロストになっているので、普通のタイプも早く真鍮になってくれないかしら。

次は下廻りに進みます。下廻りやテンダーは、既存のキットとあまり違いがないと思います。


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