Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.5.10(DD13)

DD13

DD13

真っ黒な蒸気機関車の脇で働いているオレンジ色の姿が、操車場のよいアクセントになっていた機関車でした。最近はKATO製品が生産休止になってしまい、増備が難しくなってしまいました。

(2013.8.3追記) KATOよりDD13初期形として新製品が発売されました。→DD13 新旧の前面
(2018.1.18追記) KATOおよびトミックスから、DD13後期形の新製品が発売されました。→DD13 KATO・TOMIXリニューアル


真横から

機関車の向きがばらばらですみません。

トミックス 側面 トミックス(拡大写真)
トミーNスケール時代の1975年頃からあります。ホンコン製です。
KATO 側面 KATO(拡大写真)
1977年当時の模型としては抜きん出た完成度でした。当初は電磁アンカプラー対応のカプラーがついていました。
タケモリモデル 側面 タケモリモデル(拡大写真)
1999年のキットです。色々失敗していますがご勘弁ください。この製品の動力は、後にマイクロエースのDD13に受け継がれます。
マイクロエース 側面 マイクロエース(拡大写真)
2002年、DE10とほぼ同時期の製品です。DE10と違い、表面にぬめっとした独特の光沢があります。

側方から

トミックス トミックス
これがトミーの名前で発売されていたとは信じられませんが、当時のトミーは「安い」ことが売りでしたので割り切って使われていました。全部で3色のバリエーションがありました。
KATO KATO
なんとランボードと細い手すりが一体成型で、一体どうやって作ったのか不思議でした。ディテールが繊細なことに加え、抑えた色彩の塗装で高級感がありました。走行性能も抜群でした。
タケモリ タケモリ
しっかりした金属製のパーツでできたキットで、部品同士がぴったり合うやさしいキットでした。動力はプラ完成品のようなしっかりした構造で、組立済みでした。
これは私の素組みです。白帯が太くなってしまいちょっと残念です。
マイクロエース マイクロエース
人気のあったDE10のすぐあとに発売されましたが、全体の作りや仕上げは、何となくDE10よりも少し落ちるように思いました。皆さんどのようにお感じでしたでしょうか。動力ユニットは集電ブラシの一部とライト基板を除いてタケモリモデルと同じなので、上廻りをそっくり交換できます。

正面から

トミックス 正面 KATO 正面 タケモリ 正面 マイクロエース 正面
トミックス KATO タケモリ マイクロエース
トミックス 正面 KATO 正面
トミックス KATO
タケモリ 正面 マイクロエース 正面
タケモリ マイクロエース

昔、手すりや配管は「KATO=細い、トミー=太い」でしたが、現在の製品では差がなくなり、逆転しているものもあります。
シールドビーム2灯タイプはKATOのみが製品化しています。この4種の中では、トミーを除いてはすべてライトが点灯します。

ボンネット

トミックス ボンネット
トミックス
昔からのファンの方なら見慣れていると思います。これは、こういうものでしたよね。
KATO ボンネット
KATO
これは比較的最近のロットですが、発売時からの違いはカプラーがただのアーノルド型になったことと、ナンバーが何度か変わったことぐらいです。
タケモリ ボンネット"
タケモリ
これはキット以外に完成品もあり、手すりは未取り付けになっていました。バッテリボックスの上部を色分けするインレタも付属していました。
マイクロエース ボンネット"
マイクロエース
手すりは別パーツで、ランボード側面は白になっています。ランボード上部は明灰白色に塗られています。

KATO製品の構造

まずキャブを外し、ボンネットと2個のバッテリーボックスを外すと、ランボードを上側に取り外すことができます。

KATO DD13

プラスチック成型の特長をうまく活かし、部品点数を抑えながらも精密感を出しており、優れた構造の模型だったと思います。今では生産休止品になってしまいました。


●比較した模型について


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