2015.6.25
キハ35系ディーゼルカーです。手元にあるトミックス・MODEMO・KATOのキハ30を並べてみました。
MODEMO・KATOはプラ製品ですが、トミックスは同社としては異色の金属製品です。
[1] 2
トミックス製品は当時だけあった「ブラスシリーズ」というもので、旧エンドウのキハ35系をもとに製造したような製品です(似ていますが同一ではありません)。製造はタケモリモデルで、塗装工程の失敗のため一度発売が延びました。
MODEMOのキハ35系はたくさんありますが、私が持っているのは初期の製品で、すべてキハ30の4両セットです。
キハ30を中心に並べました(一部キハ35)。
トミックス 首都圏色 補強板のない姿です。中央に走っている縦線は構造上の特色です。カプラーはアーノルドで、TNカプラーは付きません。 |
|
MODEMO 首都圏色 MODEMOのキハ30の初回製品です。ライトパーツは1灯・2灯を交換可能です。カプラーはTNカプラーの自社製造版です。 |
KATO 首都圏色 一般色の翌年に出た2009年の製品です。ボディーマウント式・伸縮なしのナックルカプラーです。 |
トミックス 標準色 |
KATO 一般色 小改良されて片幌・両幌が可能になった2回目のロットです。 |
トミックス キハ35 900番代 模型も金属製のため、何となくホンモノっぽい感じがします(真鍮ですし塗装されていますけれど)。 |
KATO キハ35 900番台 |
MODEMO 相模線色 これも初期のセットです。 |
|
トミックス キハ35 連結面 参考までにキハ35の連結面です。 |
KATO キハ35 連結面 |
KATO製品のジャンパ栓はユーザー取り付け部品となっていて、2種が付属しています。ホース部分は黒に塗り分けられています。
トミックス | MODEMO | KATO |
---|
トミックス製品は旧エンドウ製品の構造と同様で、妻板の中央に左右の継ぎ目があります。テールライトは裏から平面の透明板が貼られています。
MODEMOとKATOは普通のプラ製品の構造ですが、MODEMO製品は当時かなり不慣れな感じに見えました。TN式のカプラーは不安になるほどつくりが貧弱でした。
Hゴムの表現方法や太さ・はめ合いの違いなどで、窓が小さく見えたり大きく見えたり色々です。どれが似ているとお感じですか。
トミックス 排気口と信号炎管が軽く表現されています。金属だけあって塗装は非常に滑らか。 |
|
MODEMO ベンチレーターはユーザー取り付けで、丸型・角型の2種が付属しています。 |
KATO 首都圏色 ベンチレーターは屋根と別色になっています。 |
全体のディテールは、金属エッチング/プレス主体のトミックスが最もあっさりしており、MODEMOは凹凸が最も強調されて見えます。一番新しいKATO製品は現在見慣れたプラ製品という感じで、ごくフツーに見えます。
[1] 2