Nゲージ蒸気機関車2011年のメモ>2011.9.12

ヨ6000の集電板加工


2ヶ月前に発売されたトミックスのヨ6000です。かなりステキです。

トミックス ヨ6000

トミックス ヨ6000 トミックス ヨ6000
トミックス ヨ6000

集電バネを隠す

床下 集電機構
しかし床下の構造はヨ8000と同様で、集電機構がモロ見えなのが気になりだすと気になります。通電に注意して黒で塗ったりすれば目立たなくなります。

集電バネの加工
今回は集電バネ周辺の通電部を塗りたくなかったため、集電板の折り方を変えてバネを上側に移動しました。あまりよい方法ではないかもしれません。

集電板の折り曲げ
ややこしい描き方ですが、折り曲げ位置を変え、ひっくり返して使っています。緑で示した部分の面積が小さいので、手持ちのヤットコではうまく挟めずてこずりました。

スプリングの取り付け
バネのストロークが短くなるため、長さ調整がやや微妙です。長すぎると車軸に集電板が強く当たって回転しませんし、短すぎると基板に接触しません。

片側のみ取り付けたところ
まずは片側のみ取り付けたところ。十分隠れます。

基板の上部
スプリングをはめた突起は基板の上に出るので、元の出っ張り具合を参考に切り詰めました。

完成

写真左が加工したものです。走行中のちらつきもなく点灯に支障はありませんでした。

完成

手前:加工品、奥:未加工品

手前が加工したもの。集電板は外側に見える部分のみ黒で塗っています。

ただ集電機構というのは程度の差こそあれ外から見えることが多いですし、それが模型らしさという気もします。

以上「集電板を曲げてバネを隠した」の一言を面倒くさく書きました。失礼しました。


以下は余談です。

分解してみると

今回のヨ6000と、同じく点灯構造を持つKATOのヨ5000を分解した様子です。
意外に複雑な部品構成で驚きました。両社似たところもあれば、違うところもあります。
ウエイトはヨ6000では屋根にあり、ヨ5000では床にあります。

トミックス ヨ6000 KATO ヨ5000
ヨ6000 ヨ5000
ヨ6000分解 ヨ5000分解

ところで、だいぶ前に出たKATOのワフ29500(1994年)の構造は、ヨ5000(2005年)と似ているのかどうかといいますと、

ワフ29500

集電板が外から見えないのはヨ5000と同じですが、中身はなんじゃこりゃ、というぐらい全然違います。10年の間に変わるものですね。

私はここ十数年で鉄道模型を一番変えたものは、チップLEDと白色LEDではないかと思います。
小型化はもちろんですが、室内灯や方向幕が本当に白色に光る時代がこんなに早く来るとは思いもしませんでした。


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