Nゲージ蒸気機関車2011年のメモ>2011.9.25

ガンプラ用パーツのライトレンズ

鉄道模型専用パーツだけでなく、ガンプラ等のレンズパーツもNゲージの蒸気機関車に使えます。
このサイトのワールド工芸の作例にはライトにレンズがないものが多かったので、見かねた方から何年か前に教えていただきました。ありがとうございました。
ふだんあまり専門誌を読まず、ネットで情報収集もしないので、よく行なわれていることを知らなかったりします。


ライトの断面

ワールド工芸の金属模型のライトは真鍮挽物やロスト製で、基本的にライトレンズは付属していません(※1)。
私の場合ですが、Aタイプのようにパラボラもしくは円錐状に掘り込まれたものは、銀色に塗るだけでレンズを入れないことが多いです。これは旧KATO製品も同様であったためです。

ただ最近はBタイプのようになっています。中央のくぼみを丸く取り巻いている平面部があり、どうもユーザー自身がレンズを調達して入れることを前提としているようです。それでも手持ちのレンズがないときは銀で塗りっぱなしでした。

※1 最新のC53キットにはレンズが付属しているようです。

H-EYES3

WAVEから発売されている、H・アイズ3ミニ(クリア)を買ってきました。
いくつかの直径が含まれており、直径1.0mm,1.2mm,1.5mm,1.8mm,2.0mm,2.2mm,2.5mm,2.8mmのパーツが各3〜4個付属しています。
ものによって違いますが、LP42等のライトには1.8mm〜2.0mm、大型のLP403には2.2mmあたりが合うようです。

銀河モデルなどのレンズパーツはどこでも手に入るものではありませんが、ガンプラのパーツなら全国的に取扱店がずっと多いので、比較的入手が容易なのがいいところです。
でも…それ以前に蒸機キット自体の取扱店が少ないのでした。

切り離し

試しに先日組み立てたC55三次型九州タイプに使ってみることにしました。
大型ライトなので直径2.2mmを使いました。ナイフでランナーから切り離しますが、小さいので切り口をきれいにするのが面倒です。

接着

クリアラッカー等で接着したりしますが、私はライトの内側外周につまようじで少量の木工用ボンドを付け、指先でレンズを拾ってはめ込みました。

しかし歳のせいで指先に脂っ気がないため、指でレンズを押さえただけでは指先についてくれず、拾えなくなっていました…。

取り付け前
レンズ取り付け前
C55三次形キットは、上のほうの図でいえばBタイプです。
取り付け後
レンズ取り付け後
ガンプラパーツのライトレンズ。鉄道模型専用パーツではありませんが案外とマッチします。

KATO D51

KATOの旧D51(とはいえ今も現行商品)にも付けてみました。
旧D51のライトは非点灯で、形状はAタイプです。

そのままではライトの厚みが収まらないので、2mmドリルで少し掘り下げました。そのあと銀色で塗っておきます。 塗料を引っ張り出すのが面倒で、ガンダムマーカーの銀(ガンダムシルバー)をつまようじに付けて塗りましたが、普通のプラ用塗料の銀に比べて輝きが鈍いようです。

取り付け後

レンズは直径2.0mmのを使いました。1.8mmでもよいような気がします。
これは試しにレンズの裏を直接銀で塗ってみましたが、ちょっと曇りガラスのようで透明感がなくなるようです。あくまでも銀で塗るのはライト本体の内側とし、レンズそのものは透明のまま使ったほうがよいようです。

割と入手しやすいのが長所ですが、よく使いそうな2.0mmは4個、2.2mmは3個しか入っていないので、ややもったいない気もします。
100円ショップなどにある、飾り用のキラキラなどにも使えるものがあるかもしれません。


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