2011.12.4
手持ちの部品で点灯化してみました。ごく簡単にできました。
しかし、バックしないと光らないので、見る場面は少ないです。
用意した材料は、ライト基板、カプラー用のバネ2本、両面テープ、爪楊枝1本です。工具はカッターナイフとピンセットです。
ここでご紹介しているのは、筆者が加工した一例についてのみです。工作の結果について筆者は責任を負えませんのでご了承願いします。ショートさせたり、細い線やバネに大電流を流したりすると、発熱・変形の恐れもあります。
[1] テンダー台車を外し、底板の下部に出ている爪(青の矢印)を緩めて、テンダーの中身を取り出します。 次に側面の前後の爪(赤い矢印)を緩めて上側を取ります。 |
[2] ライトの導光部が内側に向かっていますが、D51 498とは違い、先が内壁でふさがれていました。 内壁をナイフの先で2mmほど削り、光が通るようにしました。削るときはライトのレンズを抜き取っておきました。 |
[3] 単品のLEDを使ってももちろんOKですが、使っていないトミックスのヘッドライト基板があったので、それを使いました。 品番0724で、黄色のLEDです。手元にあったというだけで、まったく必然性はありません。 |
[4] ヒゲのような線バネが出ている基板なら楽だったのですが、これにはないので、接点に余っていたカプラースプリングをつけて通電させることにしました。まずバネの固定用として、裏側(通電しない側)に両面テープを貼っておきました。 |
[5] 基板の端にスプリングを引っ掛け、先ほどの両面テープにくっつけました。 大事なのは、両面テープとは反対の面にある接点に、バネがきちんと接触することです。 |
[6] ダイキャストブロックの端に両面テープを貼って、基板のフチを引っ掛けるようにして設置しました。 2本のバネは、左右のダイキャストブロックの底にそれぞれ接触するようにします。上側には爪楊枝を少し切って貼り付けました。ふたをしたときに、上から押さえつけられて、バネがきちんと接触するようにするためです。 |
[7] 取り付けた基板やバネがずれないように気をつけながら、ふたをします。 |
[8] あとは元通り組み立てればすぐに光りました。LEDの方向の調整も不要でした。このC62 2はヘッドライトが少し薄暗いのですが、取り付けた後部ライトは鮮やかに光りました。 |
手持ちのLED基板を使うときは、極性を確かめてから基板の取り付け方向やLEDの向きを決めないと、進行方向と点灯方向が逆になってしまいます。もちろん運転に使うパワーパックに適合する基板でないと使えません。