昨年、KATOのD51 498の品番が変わって再生産(微リニューアル)されましたが、続いてD51 498 オリエントエクスプレス’88も再生産されました。
こちらは品番が変わらず、単純再生産となっています。
再生産ですから前回製品と並べ、個体差的なものを除き、外見的な違いはないようです。
(それほどしらみつぶしには見ていませんが…)
全然区別がつきません。私が持っているものは、初回品のほうがわずかに塗装のレベリングが高く滑らかでしたが、恣意的な見方をしないとわかりません。
昨今のKATO製品は、ボイラー脇のハンドレールが金属線から樹脂製に変更されてきており、昨年のD51 498も樹脂製に変更されていました。
今回のOE’88では、前回同様の金属線仕様のようです。
2012年初回生産
中央付近を横に走っている長い棒がハンドレール(手すり)です。
2018年再生産
ハンドレールの構造は初回品と同じように見えます。
D51 498 2017年製品(改番2016-7)
通常のD51 498は樹脂製に変更されていました。ハンドレールを支えるノブの頭が小さく、ハンドレール自体にわずかな成型のバリがあるのでわかります。
ついでに通常のD51 498と、OE’88のテンダーの違いです(初回品と変わりはありません)。
上部の機器類だけではなく、後部や床下の配管なども異なります。
D51 498 オリエントエクスプレス’88
D51 498
今回のOE’88の動力ユニットは現在のD51シリーズと同じになっています。ライトのLEDが電球色となったため、導光プリズムの色が透明になっています。フライホイールの形状も初回品と比べ変わっています。
オリエントエクスプレス’88に特化した商品ですが、今となっては貴重な銀色車輪仕様の模型なので(ただし動輪のみ)、それがお好きな方には動力ユニットだけでも需要があるかもしれません。