D51 200(KATO)はテンダー内部の形状が異なり、MRC1956サウンドデコーダー(DCC)を搭載する場合、今までと同じ要領では入らないことがあるそうです。
実際に取り付けられた方からお知らせをいただきました。ありがとうございました。
改めてD51 200のテンダーを見てみますと:
なるほど、D51 200は炭庫が前に寄っており、2つの仕切りの間の底板が低くなっています。
今までのD51のバリエーションでは、テンダーの天井は極力いっぱいに上がっていたので、ここまで炭庫底板が低いのは初めてかもしれません。
右は比較用のD51標準形です。
テンダーの中身を取り出したところです。
結構、がくっと下がっていますね。これは確かにデコーダーの取り付けに影響がありそうです。
なおテンダーの底部には、新しいデザインのATS車上子が付いています。これが底板の角穴から外に顔を出す構造です。
実際に、ふたの裏側も下がっており、内部の空間が狭くなっています。
MRC1956デコーダーの場合、大きい部品がごつごつしている部品面を上にすると収まらず、裏返しにするとぎりぎり搭載できたとのことでした。
これまで部品面を上にして搭載されていた方は、ちょっと気に留めておくとよいかもしれません。
※デコーダーの製造ロットによっても違いがあるかもしれません。
これはMRC1956の前身のMRC1637です。
確かにMR1637でも部品面をどちらにするかによって、収まりが大きく変わります。場合によっては周囲の切削加工がいるかもしれません。あと、いつものことですが、リード線もかなり邪魔なので、整理の仕方で結構変わるかと思います。無理やり詰め込むと、リード線が根元から切れてしまい、どこから切れたのかわからなくなったりするんですよね。
サウンドデコーダーやスピーカーにも色々あるので、それぞれで結果が異なると思います。
ところで、D51 200のテンダーも、後部ライトの導光材がテンダー内部に顔を出しており、点灯準備加工がなされています。
今までのD51シリーズと同様に、自分で何らかのLEDを組み込むことにより、点灯させることも可能です。
しかし私はあまりD51をバックさせないもので、自分でLEDを仕組んだことをすっかり忘れているものがありました…。