KATOの特別企画品「10-1158 伯備線石灰輸送貨物列車」が再生産されています。付属品が話題になったアレです。
なお想定牽引機のD51標準形は、昨年品番が新しくなり、一足早く再生産されています。
2020.6.16
写真の製品は前回品(2012年)です。
伯備線の石灰輸送列車をセットにした商品なので、主役はセキ6000とホキ7000です。貨車の紹介が全然ないまま終わりますけども(笑)。
一部区間をD51の三重連が牽引していたことで、その雰囲気が味わえるよう、D51用の集煙装置と専用ナンバープレートが付属しています。ケース上部の別室で出番をお待ちです。
プラ製の集煙装置が3個と、ナンバープレートです。
ナンバーは新見機関区の179、409、774、889です。
これらの付属品が、このセットを特別企画品たらしめている裏ボスで、Assyパーツの設定はありません。メーカーでの単体販売はありません。
なお今回の2020年再生産品では、貨車の台車・カプラー・ブレーキハンドルなど、一部にAssyパーツが設定されました。ただもちろん核心部分である集煙装置とナンバープレートには、引き続きAssyパーツはありません。
集煙装置の取り付けは、D51標準形の煙突に真上から差し込むだけです。車両に加工は必要ありません。
ただ、そのままではD51をもとのケースに収納できなくなるので、ケース側にはウレタンの一部をカットする加工が必要です。
注意しなくてはならないのは取り外しです。一緒に煙突も外れてしまうことがあります。外れた煙突をなくしてしまうと、D51が大変さみしい外観になりますヨ。
反対側には給水温め器の配管が横切っていますが、集煙装置の脚は配管を避ける格好になっており、干渉せずに取り付けられます。
D51三重連にふさわしいレイアウトがなく、ただ並べただけの記念撮影ですけども。
実物の勇壮な三重連は格好の撮影対象となり、SLブームのころによく色々な誌面を飾っていましたね。運転している側は、猛烈な煙と暑さ・寒さのなかどんなご苦労があったのか想像もできません。