私の3Dプリンター(Anycubic Photon)は、造影部の液晶パネルが紫外線で劣化するため、半年ごとに交換する必要があるかもしれない、とメーカーのサイトにありました。
半年といっても、その間どれぐらい使うかが問題だと思いますが、メーカーもよくわからないらしく記されていません。
すでに半年どころか3年目に突入したので、交換が必要なものかどうか迷っていました。造形物はもともとそれなりなので、特に最近造形が悪くなった気もしていません。
この3Dプリンターには一応紫外線照射のテスト機能がありますが、枠状のパターンが表示されるだけなので、中央部の様子はわかりません。
全面を照射してみるため、はじめに液晶パネルの全体を覆う板のモデルを作りました。
これを3Dプリンターに読み込んでプリント操作すると、液晶パネルの全面が光るはずなので、欠損などの劣化がわかるかも…。
ただ紫外線を直接見るのはマズそうなので、一度カメラで撮影します。
液晶パネルです。普通はこの上に底の透明な樹脂タンクを載せてUV樹脂を注ぎますが、観察のため取り去っています。
プリント操作を開始すると、上から造形物を付着させるプラットフォームが下りてきて液晶面が見えなくなるので、それも外しています。
さてプリントを開始して照射します。
よくわからない(笑)
全面照射ということは、液晶パネルが透明になるのですから、その下の光源が直接見えるだけでして。
拡大するとさらによくわかりません。
何か、非常に薄い半透明のフィルムなど、光を拡散するものを貼れば見やすいのかもしれませんが、拡散したら小さい欠損はわからないかもしれません。
とりあえず、黒い点々とかが顕著になければいいんですかね…。特に深刻な状態ではないのかも。
このプリンターの光源は、最近流行のいわゆるパラLEDという配置ではなく、角錐状の反射板の底に紫外線LEDがいくつか並んでいるだけでして、想像以上に中央部のみ明るい感じでした。
明らかに状態が悪ければ液晶パネルを交換してみようかと思っていたのですが、よくわからないのでこのまま行きますか…。何だかなぁ(笑)。