先月あたりから、一度作ったパーツの位置が微妙にずれることが多発して困っていました。
数値上は0.001mm以下など、一見ズレがわからない程度のものが多かったです。ズレがズレを呼んで大きなズレになったり、左右非対称になったりしてから気づくというものです。
先月作ったD50では、このズレの修正に何度も時間を取られました。造形に大きな問題がなくても、リベットが全部少し浮いているのに気付いたりするとショックです。
その後ちょっときっかけがわかりました。
選択メニューの中に「コンポーネントのドラッグ」というチェックがありまして、ここがいつの間にかONになっていました。
その場合、モデルを直接ドラッグして動かすことができるので、単に選択のためクリックしたつもりが、短いドラッグになってしまって不規則にずれていたようです。
※ずれるのはコンポーネント化したモデルです。ドキュメント直下のモデルはずれません。
しかし、ここをOFFにしていてもずれる場合がありました。
なぜか私の環境では、Fusion360の起動直後のみ、このチェックボックスがOFFであってもONとして動作してしまうようです。
(もともとこうだったわけではないと思います)
一度チェックボックスをONにしてから再度OFFにすれば、表示と動作が一致してずれなくなります。
理由はわかりませんが、今のところ起動時に毎回この再設定の儀式を行っています。
何かの更新の折りに、アプリ内の設定と、PC内に残っている旧設定に齟齬が起きてしまったのかもしれません。
本当に完成したコンポーネントであれば、固定設定にすればズレなくなりますが、移動コマンドも使えなくなるので製作中はそれなりに不便です。