理念

  勝利教会はあなたに輝く人生をお届けします。それは現在と永遠の両方の世界において愛と喜びと平和に満たされた生活です。[文中、職務とは造り主なる神への信仰に基づいた奉仕を指します]

1 神への責任

  会員は第一に人に対してではなく、神に対して責任を持ちます(1)。神の意志を疑う事なく受け入れ、実行に移すために祈り、努力をし、結果への評価は最終的には神に従います。聖書は以上のことのための揺るぎない基準です。具体的には十字架と復活の福音を中心に据えて、すぐれた教会を運営し、人々に福音を伝える宣教大命令(2)を遂行します。それゆえ神によって立てられた指導者たちに従います(3)。
(1)神の国とその義とをまず第一に求めなさい。(マタイ6:33)(2)あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして父、子、聖霊の名によってパプテスマを授け、またわたしはあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。(マタイ28:19、20)(3)人はみな、上に立つ権威こ従うべきです。(ローマ13:1)

2 人々と社会への責任

 私たちは勝利教会、特に各チャペルの置かれている地域社会、そして国家および世界に対して宗教的使命をもって貢献します。それは福音によって、そして福音を携えることによってのみなし得ることです。具体的には人々を神の前に立ち返らせて罪とその罰とから解放し(4)、社会道徳は聖書に示される神の教えに依拠すべきであると告げることによって社会の健全性維持に貢献し(5)、私たちの救い主であるイエス・キリストのご再臨(6)とともにおきる、神による世界と人々とへの最終約な審判(7)を免れる機会を提供することです。
(4)主は捕われ人を解放される(詩篇146:7)(5)あなたがたたは地の塩です……世界の光です。(マタイ5:13、14)(6)主が再び来られる。(Tテサロニケ4:14-16)(7)人々はおのおの自分の行いに応じてさばかれた。(黙示録20:12、13)

3 個人を尊重

 会員ひとりひとりの尊厳を、すなわち個人の人格とその持つ賜物・能力を尊重します。神は人をご自身のかたちに創造された(8)からであり、ひとりひとりの持つ賜物・能力は神にその起源と所有権(9)とがあるからです。具体的には教会およぴ指導者は自ら成長しようとする会員がその賜物・能力を最大限に発揮できるような職務を提供するように工夫します(10)。発揮された賜物・能力に対しては透明度の高い、聖書的に正当な基準に従って公正な評価を行います(11)。聖霊は神の神聖なる教会の中に、つまり指導者・会員・職務を遂行する会員間相互にコンセンサス(共通の認識や意志が与えられること)をもって導かれることを私たちは信じます(12)。
(8)神は人をご自身のかたちに創造された(創世記1:27)(9)すべてはあなた(神)の御手から出た。(T歴代誌29:14)(10)聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだ(教会)を建て上げる。(エペソ4:12)(11)人をかたよって見てはならない。(申命記16:19)(12)聖霊と私たちとは……決めました。(使徒15:28)御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、自制です。(ガラテヤ5:22、23)神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。(ピリピ2:13)

4 愛を追及

 私たちは勝利教会が優れたキリスト教会として神から、他の教会から、そして歴史と社会とから高く評価されることを望みます(13)。そのためには私たちのあらゆる行動と職務が本物の愛から生じるものでなければなりません(14)。その本物の愛は十字架上における神の子イエス・キリストの死によって提示され、聖霊の働きによって私たちに認識されるものです(15)。この真正かつ神聖な愛だけが勝利教会を優れたキリスト教会とすると信じます。愛の豊かさの実現、それは神を仰ぎ、常に新たな愛の注入を受け、かつ多くの愛を他者に向けることによって可能であると信じます(16)。
(13)評判の良い人たち……を選びなさい。(使徒6・3)(14)愛によって働く信仰だけが大事なのです。(ガラテヤ5:6)(15)聖霊はあなたがたにすべてのことを教え(ヨハネ14:26)(16)私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。(Tヨハネ4:19)受けるよりも与える方が幸いである。(使徒20:35)

5 最高のマネ−ジメントの実現

 勝利教会は会員のすべてを神と神の意志とへの熱意にあふれたキリストの弟子とするために聖書に基づいた最高のマネジメントを推進します。そのために指導者は会員が最高の方法で任務を遂行できるように環境を整備し、具体的な方法を指導します(10、21)。教材、制度、組織、経営法、プログラム、決定、方策などあらゆることについて先入観にとらわれず、常に新しいアイディアを検討し、積極的かつ肯定的な結論を下すべく最大限の工夫をします。知恵を求めるにあたって教会の内外を問いません(17)。なぜならこの世界のすべての領域に神の主権は及んでいるからです(19)。大切なことは会員ひとりひとりが自分の職務に関することのみならずキリストのからだなる勝利教会全体の必要を考慮しつつ、神に喜ばれる魅力的な大きなビジョンを持つことであり(18)、そのためにはよく祈り、聖霊に聞きます(20)。
(17)蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。(マタイ10:16)(18)私は私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。(ピリピ4:13)あなたのロを大きく開けよ。わたしがそれを満たそう。(詩篇81:10)(19)初めに、神が天と地を創造した。(創世記1:1)(20)絶えず祈りなさい。(Tテサロニケ5:17)助け主、すなわち父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊はあなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに教えたすべてのことを思い起こさせてくださいます。(ヨハネ14:26) 

6 機会均等の実現

 成人(陪餐)会員は年令・性別・年功(信仰歴や会員歴の長短)・国籍・人種などによってその職務の遂行やそれに必要な立場への任命が避けられたり、制約を受けたりすることはありません(21)。神により与えられた賜物・能力は発現され、神により創造されたこの世界で大いに用いられるべきであり、それにふさわしい職務や立場が与えられるべきです。したがっていわゆる先輩後輩の関係の存在は認めません。このような機会均等の実現は神のご意志であり、私たちの教会を平和と愛で満たし続けるものであることを信じます。
(21)神はかたよったことをなさらず。(使徒10:34)あとの者が先になり、先の者があとになる。(マタイ19:30、20:16)私たちは、与えられた恵みに従って、異なった賜物を持っている。(ローマ12:6)

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