勝利教会インターネットチャペル |
若い母親のあなたへ 9
子育てに必要な確信
「子どもは結局、どのように育てたらいいんでしょう!?」
こんな戸惑いの気持ちが、お母さん、あなたにありませんか?
まだ充分な表現力を持たないので言いませんが、子どもは心の中ではこう考えているはずです。
いったいボク(ワタシ)はどう育ったら、お母さんは満足するの?
子育てについて、確かな考えが必要です。
「じゃあー、『隣の一郎君のようにしよう!』」
あらら、歴史上、地球上に2人といない非常にユニークなあなたのお子さんは、いったいどうなってしまうんでしょう。
これもまた短絡的です。劣等感を植え付けてやるようなものです。結局私たちは、持っているものを子どもにあげてしまうんですね。
混乱と無秩序でなく、統一のとれたすばらしい人生の世界を、あなたの大切なお子さんに提供しましょう。
そのために、次のような確信を持ちましょう。
第1に、神様は私を選ばれました。
「神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び・・・・」(エペソ1:4)- 祝福された人生へ。
イエス様はあなたをあがなってくださった、あなたはイエス様を信じて永遠の命をいただいた。そうですね。命とは祝福、永遠とは時間に制限がないことですね。
それなら天国だけじゃなく、現在だって祝福されますね。こんな確信を持ったお母さんは、子どもの前でこう言うんです。
「お母さんは何をしてもうまく行くわ! だって神様が一緒なんですもの」
立派な個性の持ち主へ。
性格とか個性とかは、誰がつくったものですか。もちろん神様ですよ! だったらそれは良いものに決まっています。包丁のようで使い方一つです。こう言いましょう。
「お母さんねェー、とってもいい性格なのよー!」
この子の親へ。
「よしッ、この子を彼女に預ける!」
って、神様は判断なさったんですよ! お母さん!これを喜ばない手はありません。それとも神様は頭が悪いと思いますか?
「こんなわたしに任せて??」
私は選ばれた、と信じるなら、子育てはうまくいきます。なぜなら、いざというときにこう言えるからです。
「お前のことは神様から全部まかされているんですからね。お母さんの言うとおりになさい!」
しかるべき筋から頂かなくてはいけません。運転免許証のように。
神様が私を選んで下さったと、告白しましょう。
第2に、みことばが人生の基準です。
「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」(詩篇119:105)今の時代、困ったことは、とくに日本において、道徳基準がなくなってしまったことです。
戦前にはそれがありました。儒教であり、教育勅語であり、そして天皇と国家のために死ぬことでした。
私たちの親の世代は、それに基づいて教えたのです。もちろん間違った教えでしたが、一つの基準であったことは確かです。
現代はもはやないのです。これが困り物です。たとえば、婚前交渉はいけないのでしょうか。
もしいけないことであるとするなら、その根拠は何でしょうか。
幸いなことに、私たちにはみことばがあります。このみことばを基準として、子どもを育ててまいりましょう。
次のみことばにそって考えてみましょう。人間にとって最も大切な戒めである、としてイエス様が教えて下さったものです。
「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。あなたの隣人を自分と同じように愛せよ」(マタイ22:37、38)
実際の順序に従ってみてまいりましょう。自分自身に対して。
罪を犯さず、清く保つこと。人を憎まず、赦し、ねたまない。これは倫理道徳。
考え方については、積極思考、可能性思考。
「後ろのものを忘れ、ひたすら前のものに向かって進み・・・・」(ピリピ3:13)
他者、あるいは社会に対して。
自分の持っているものを与えること。エゴイストにならずに、社会に貢献する人間になってゆくべきこと。
「受けるよりも、与えるほうが幸いである」(使徒20:35)。
「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」(マタイ10:8)
神様に対して。
偶像を拝んではいけないということ。それは心を縛り、地獄へ招く。
お母さん、自信を持って教えて下さい。神様のおことばを。子どもは知りたがっています。
「お母さん、これは正しいことなの、悪いことなの?」
はっきり教えてあげて下さい。人生に確固たる基準のない人は、不安定な人生を送ります。
いつも人の目を気にし、自分の意見のない人になります。それは責任をとらない生き方です。
ロボットならそれでもいいでしょう。でも人間としての誇りを持たせなくてはいけないのです。
第3に、祈りには力があります。
一体、育児とは何でしょうか?それは神様がその子に与えられた才能を開花させ、全体として統一された人間に育て上げていくことです。
こうして考えてみると、とっても難しいことであることが、わかりますね。つまり人を変えていくことなんです。
子どもにはかなりの程度、白紙といえる部分があります。たとえば、言語。
どんどん覚えていきます。しかし一度覚えた後で、訂正するのは並大抵のことではありません。
あなたは苦労なさったでしょうか。なかなか英語らしい発音にならないとか。
はじめにきちんと教えたらいいのですが、なかなか難しく、しかも一度覚えてしまったら、訂正はさらに困難。
ここで私たちは、ウルトラCを忘れてはいけません。それがお祈りです。
お母さん、あなたはお祈りの力を信じていらっしゃいますか?
ロイス(祖母)も、ユニケ(母)も一生懸命に、テモテのために祈りました。立派な牧師になったのです。
いつの時代も立派な人の背後に、お母さんの祈りがあります。
よく祈るお母さんに、育児の失敗はありません。祈る信者の子どもは、特別に聖められているのです。
「あなたがたの子は・・・聖いのです」(第1コリント7:14)
あなたが育児をすることは御心です。御心は必ず報われます。ですから大胆に、つまり確信をもって、育児をしていただきたいのです。
先日、小学校3年生になる私の娘が妻に聞いていました。
「お母さんは、いつから神様を知っているの?」
「19歳かしら」
「私、生まれたときから神様を知っている。うれしいな。お母さんのおかげだ。どうもありがとう!」
育児には、大変な時間と労苦がいるものですが、必ず報われるものです。なぜって、神様の仕事を請け負っているんですから!
あなたの確信に、神様の祝福がありますように!
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