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保育園はいい!

 

保育園にこれからお子さんを預けようとするお母さんは、きっと不安な気持ちで一杯でしょう。

いろんな周囲の固定観念からくる声に戸惑い、

ご自身の知らぬが故の先入観に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、保育園ってとってもいいんですよ。

私は保育の専門家ではありませんが、母親として感じたままをお伝えします。

 

●社会性が身に付く

保育園出身の子供達を眺めていると、自然にお友達を冷静に見渡して、みんながうまく行くような工夫をしようとしているように見受けられます。保育園だった子達は、0歳から6歳までの縦のつながりの中で生活し、小さい子の面倒を見る作業(着替え、遊び等)をしたり、自分自身がみんなのお世話になってきたりした分、気遣いができ、弱い子に優しく、もめ事に対しても調整能力があるような気がします。ごく小さいうちから、大勢の中で長時間、いろいろな目に合いながら克服し、自分のこともなるべく自分でやって暮らしてきたのですから、少々オトナなのかなとも思います。よく言われる、「社会性が身に付く」というのは具体的にいうと、そういうことかも知れません。

もちろん、子供の性格やしつけは、各ご家庭での育て方によるところが大きく、保育園対幼稚園ということではありませんが、毎日の生活の中での助け合いのウェイトが大きいことは確かです。とは言っても、所詮、幼い子供ですので、小学校に行ってから、さらに実に様々なもめ事に出会いますが、“打たれ強さ”、“立ち直りの早さ”、“友達の性格を見抜く洞察力”は、保育園で培ったものかなと思います。

 

●大勢の中で育つ

同年代の子達との関わりだけでなく、保育園の子達は、先生・職員の方々・他の子の家族とも、毎日接しています。お友達それぞれに様々な家庭があることが、毎日の送り迎えでわかります。また、集団だからこそ、消防署や老人ホーム、演劇・楽団等との交流や、お祭りの踊りの参加などもできます。季節の行事も一つずつ手作りで、時間を掛けた工夫が凝らされ、なんてこの子達は幸せなのだろうと思います。子供とのんびり過ごす時間は、働いている分、少ないのですが、早い時期にこういったワクワクする体験をたくさん味わわせてやるということは、私一人で子供と相対していては出来なかったことだなと、その都度思いました。そして、その感動をみんなと共有できる、大家族・たくさんの兄弟の中で育っているような感覚。この環境を与えてあげたいがためにも仕事をして保育料を工面しているようなところも、正直言ってありました。

 

●思い切り汗をかいて遊ぶ

一日の流れを説明すると、まず朝預けられてから、皆が揃うと全員で集まって集団遊びをした後、クラス別に分かれます。悪天候でない限り午前中は園庭に出たり公園までお散歩し、戻って昼食、着替えてたっぷり2時間半ほどお昼寝、起きて着替えておやつを食べ、クラス別に遊んだり、ホールで思いっきり体を動かします。それはもう、下着のシャツ一枚になり毎日汗だくになって走り回っていますが、子供の発達には一日一回は汗をかいて遊ぶのがとても良いことなのだそうです。風が吹こうが、雪が降ろうが、午前中にはとにかく外に出る。日に焼けて、ぐっすり眠って、規則正しくリズムが出来て、おかげでほとんど風邪もひかず、ひいても食べてすぐに治ります。うつされることもありますが、それを上回る体力がしっかりついてくるので、どうせ一生に一度はかかった方がいい水ぼうそうなどの他は案外大丈夫です。

 

●たっぷりのお昼寝

2時間半のお昼寝‥‥これは、体を使って存分に遊んだ疲れを癒すための他、集団生活の緊張を解きほぐすという意味もあります。ぐっすり眠った保育園児のケガをする率は、幼稚園児に比べて低く、体と心を守ることにもなっています。朝から夕方まで預けているうち、4分の1〜3分の1はたっぷり眠っているのです。就学前の子もお昼寝がありますが、卒園してから入学式までの期間で割とリズムがつき、入学後に午後眠くなるという習慣が残って困るのではということも、別に心配しなくてよさそうです。大きくなるにつれて、眠くならない子はそっと世間話をしてみたり、それなりに体を休めているようです。

 

●プロの保育士

自分も仕事をしていながら、かなわないなと思ったのが、保育園の先生方です。仕事と子育てを両立させなくては、それにしても思い通りになってくれないのが子供‥‥と、ついイライラしがちですが、そこは保育のプロである先生方の、常に絶やさない笑顔と子供への暖かい対応ぶりが、とてもお手本になります。先生方の世界においても、どこの世界も同様にいろいろあることとは思いますし、従順な子供ばかりではないでしょう。 しかし、本当に子供が好きで、この仕事を選ばれた方々です。キャリアを積み、共に考える中で、感情的になりがちな母親とはまた違った、客観的な余裕のある対応をしてくださいます。

保育園には、園長先生、担任の先生(クラス担任は小さいうちは複数)、他のクラス担任の先生のほかに、長時間ごく幼い子をみるため、パートの先生も何人もいらっしゃいます。時には節分のオニやサンタクロースにも変身する用務のおじさん達、“お食事の先生”と呼んでいた給食のおばさん達も大の仲良しで、全員が我が子のことを本当に良く知って下さっています。そして、毎日、こんなことがあったと笑い話を伝えてくださいます。

我が子のことを一緒に悩み喜んでくれる、分かち合える人がいるということは、とても、とても嬉しいことです。疲れて仕事からお迎えに「ただいま」と戻ったとき、その何ともいえない「良心の固まり」のような空気に包まれると、自分も子供に対してこうありたいと素直に思うのです。

また、最近増えてきた男性の保育士、保父さんについては、預ける側の母親としては、大変心強い思いです。私の周囲では、心優しく繊細な感じの方が多いのですが、ある園長先生によると、「男性の方がヒステリックにならずに、気を長〜く持って子供と付き合っていますよ。」とのこと。収入や将来性のことはよくわかりませんが、やはり子供達は父親的なものをも求めており、思いっきり力任せに掛かっていける頼もしい存在です。

 

●園の評判と実際

新聞の読者の声の欄などを見ていると、時折、えこひいきしたり子供の心を傷付ける一部の先生への批判が載っていたりします。残念な評判の保育園については、よどんだ雰囲気の中にいると、つい悪い心理が働いて、いじめや陰口の方向に引っ張るヌシに従ってしまったり、ストレスに負けてヒステリックになってしまったりする先生が一部いるからなのかなと思います。本当は心優しく、いい雰囲気の中では良心に従って行動できる人間も、逆らえない雰囲気の中では、心ならずも同調してしまうことがあるかも知れません。「子供が好きだから保育士になりたい」「子供の健やかな成長のために役立ちたい」といった保育士ならではの初心をお忘れの方がいらっしゃるとすれば、特にかけがえのない子供が媒介となりますので、多くの人の心に陰を落とすことになってしまいます。保護者の側にも問題がある場合も多々あります。園と保護者双方が同じように暖かく子供達を見守っていけたらと心から願います。

4つの保育園に通わせ、他の保育園や元保母さんの話をいろいろと耳にした経験で言うと、園の評判というのは、その園の雰囲気による所が大きいと思えます。公共の保育園では、職員は数年で移動になり流動的なので、どこへ行っても、前述のようなことは無く、とても良い保育園ばかりでした。パワフルで明るい園長先生、神々しく優しい園長先生など、その時々の園長先生のカラーは当然ありますが、方針は職員全員で話し合い、より良い方法を選んでいるようでした。民間の保育園も、強いポリシーと存続への熱意を持って、それぞれの先生がとても元気でした。あまりにも事務的な園長先生、働く母親の気持ちを考えない物言いの園長先生も中にはいらっしゃるようですが、実際に触れ合うことの多い他の先生方とうまく行くようであれば、さほど子供に影響は無いでしょう。親が自分達の手でとうとう設立に漕ぎつけた保育園では、父親・母親が、真剣に年間の活動を討論していました。子供を人質に捕られたような気がして、何にも言えずに我慢するなどということは、その園にはありませんでした。もし気になったことがあれば、心を割ってお話ししてみると、案外逆に打ち解けることができるものです。先生がニコニコと元気な園が一番です。

事前に園の雰囲気を把握する最も良い方法は、その園に子供を通わせている親に様子をきくことです。見学をするなどして先生とのコミュニケーションを図ったり、実際の空気を感じ取ることも大切です。幼稚園でも小学校でも同じなのですが、我が子を初めて他人に預けるということで過敏になりがちです。慣れてから後で振り返ると、最初は随分と神経質に考えていたなと反省することが多いものです。大丈夫!親も子も、どんどん逞しくなっていきます。

 

●自分だけじゃない

保育園に行けば、仕事を持っているのは他のお母さん達も一緒。それどころか、もっと大変な環境で頑張っている人がたくさんいます。ベテラン保育士の先生方にも、自分と同じ仕事を持つお母さんがいっぱい。そこでは「それが当たり前」なのです。家族の選択には、家族全員が自信を持ちましょう!案外、子供の方が、そんなものかと思って応援してくれています。それどころか、自分の世界を持った子供達の強いこと、それはそれはステキな世界のようですよ。

 

●密度の濃い毎日

お迎えに行くと、母親に気付いた子供が、目を見開き、諸手を挙げて「ママー!!」と飛びついてきます。こちらも満面の笑みで両手を広げて抱き留めます。帰る道々も今日あったことの報告でにぎやか。家に帰っても、持っていく物や着替えの準備、連絡帳の記入など、毎日とても手が掛かります。ラクしてるなんてとんでもない!親も子供も、ここぞとばかりに精一杯の愛情を注ぎ合います。怒濤の朝、つい早くしなさいと声を荒げてしまっても、しばし離れているからこそ、夕方には素直な気持ちでお互いが仕切り直せるのです。

 

●別れ際はつらいか

初めて預けた日、ご多分に漏れず切なさに胸が熱くなりました。が、すかさず先生ののんびりとした声での一言。「お母さん、今ね、あぁつらいと思ったかもしれないけど、すぐね、あぁ有り難いって思うようになるよ。だいじょうぶ!」‥‥この安心感あふれる環境は我が子にとって良くないはずがない‥‥間もなく、そう確信した私は、本当に心から「お願いします!」とにこやかに預けることができるようになりました。確かに子供は、特に休み明けなど、くっついて泣いたりします。でも、子供というのは、大好きな先生やお友達との自分の世界への切り替えがとても上手です。愛情表現のセレモニーと割り切って、親の方がグズグズしないことです。心配しながらお迎えに行くと、「もっとおそく、お迎え来てよ!」なんて言われます。引っ越しによる転園の時、先生方の笑顔を見た途端にボロボロ涙が止まらなかったのは私の方でした。


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