鉄道模型レイアウト Zゲージ Nゲージ 我が家には、Gゲージでは有りませんが他に、鉄道模型のレイアウトが二つ(否、一つ半かなァ〜) あります。 共にジージ体以前の現役時代に作った物ですが、これ等についてちょっと紹介いたし ます。 |
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1.Zゲージの二段レイアウト 2.Nゲージのレイアウト | ||
「記載項目」、及び「項目へのアクセス」は、目次付本ページ からどうぞ! その他、鉄道模型の全項目に関しては、”中の嶋田園鉄道へ”からもどうぞ! R2 |
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鉄道模型 主なゲージの種類と仕様の比較 | ||
ちなみに、鉄道模型での「主なゲージ」の違いによる、”主相違点” をあらためて確認してみます。 | ||
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追記;日本製のZゲージが発売されています(「Zj」と呼称)。 まだ発売されて日も浅く、日本型車両の提供が主体で、 色々遊べる 後記の様な周辺機器等は無いようですが..。 日本でもっと普及していいゲージだと思います! 余談;そう云えば、昔、”SONYがZゲージの製造・販売を計画した事がある”との話を聞いた事が有ります! |
0.まずは置き場所から:(鉄道模型レイアウト) | ||||
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・手作りした”テレビ置き台”(2003年:後記)に有ります; 1) Nゲージ:テレビ台上でテレビ画面下との空間(隙間)部に 2) Zゲージ:テレビ台の左・下部内に、三段で (左写真にマウスのポインターを置いてみて下さい) その寸法は、 ・Nゲージ部(台上):巾160cmx奥行45cm(x高さ52cm台上) ・Zゲージ部(内寸):巾95cmx奥行45cmx高さ32cm空間) ちなみに、写真内ステンドグラスのスタンドは、カミさんの手作り、また、 テレビ(37’)の裏側に和紙で覆った蛍光灯を置き、レイアウトへの照明 を兼ねた、部屋の間接照明としています。 |
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1.Zゲージの二段レイアウト(製作:1987〜88年、収納台の入替え・整備2003年〜) | ||||
1)衝撃の出会い!: 試行錯誤で取組んだ初めてのレイアウト (手作りのテレビ置き台に組み込む!) | ||||
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20数年前、ベルギーに駐在の頃、"こんな小っちゃな模型が!" と衝撃を受けたZゲージ。 これなら日本に帰っても楽しめる! で、初めて取組んだレイアウト。 試行錯誤の末、改造した家具 に納めて何とか完成させ、帰国時に持ち帰りました('89)。 それから15年、子供部屋に放置のままでしたが、遂に! 日の目を見る好機が訪れました!液晶テレビを買い、専用の 置き台が必要にになったのです。”既製品は値も張る!” と.. 自作を申し出、秘密裏にレイアウトも組込む台としたのです! 家族(否、カミさん!)が何と云おうと、テレビ台ではあるのです! |
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Nゲージ(チョイレイアウト)に戻る | ||||
2)各段のレイアウト: 2つのシーンを楽しむ!! | ||||
a)一段目のシーン; ヨーロッパ風の山裾と田舎町の風景 | ||||
![]() 一段目:全体視 |
![]() ![]() 左側:ロッジのある山裾 右側;駅に続く田舎町 |
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小っちゃい模型ですから、レイアウトで楽しむのが一番。 売っている建物等アクセサリーは、皆ヨーロッパ風..で、 スイスでの思い出を胸に、渓谷から水が流れこむ湖や道路を配して、左はロッジのある山裾風、右は駅に続く田舎町風 にし、その間をぬうように列車が走る風景としました。(今思うと、湖に流れこんだ水はどうなる? カワ!ってる) なお、各建屋には豆電球を配し、夜間の雰囲気も楽しめる様にしています。 |
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メルクリン社製のZゲージ!レール周辺機器も色々揃っています。 踏切や信号、ポイント等、そしてその切替えに、 列車の通過を検知するスイッチやリレー等。 それ等を利用して周回ルートの異なる自動運転も出来る様にしました。 |
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b)二段目のシーン; 機関区と操車場 | ||||
![]() 二段目:全体視 |
![]() ![]() 左側:機関区(待機・入替え場) 右側:貨車の操車場 |
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走りを楽しむ以外に、操作も楽しみたい!! という事で、ここでは、 @)右方に、手前の切離し器で切離された車両が、右奥へ下る傾斜地レール上を自走する(重力転送の)操車場と、 A)左方には、トランスファーテーブル(機関車の横移動台)のある機関区を配置しました。 蒸機用に欲しいターン テーブルは簡単で小っちゃな物を作りました。(このテーブルは将来モーターで駆動させるつもりでしたが、今だし..) |
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元(Gゲージ・列車庫)に戻る | 元(Gゲージ・操車場)に戻る | |||
c)三段目; それぞれの制御を楽しむ!! | ||||
![]() 三段目:全体視 |
![]() ![]() 左側:二段目制御用 右側:一段目制御用 |
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手前12cm巾の中央部に、スイッチ切替えで2段に共用するパワーパック、その右側に一段目用、左側に二段目用の 制御機器(主にスイッチ類)を配置しています。 (上記写真で、制御機器の奥は予備品等の置き場) |
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(遊び方: 1段目(or2段目)と、制御盤のある 3段目を引き出して遊ぶ。 ) |
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@)一段目の制御; コースを変えての自動周回を楽しむ! | ||||
手動のボタン操作で各ポイント等を切替えて走 らせる以外に、「ルート設定盤」を設け、数種の 自動周回運転が出来る様にしました。 ルート設定盤とは、列車検知スイッチやポイント の配線を、設定盤に配列したソケットに継ぎ、 自動走行させたいルートに沿ったスイッチとポイ ントのソケットに、プラグ線を挿入して自在に接 続を変えられる様にしたものです。 |
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(下図にマウスのポインターを置いてみて下さい。 配線の概要とルート設定の変更例を記載しました) | ||||
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追記:「列車検知スイッチ」(レール中央に配置し列車の通過でスイッチが通過方向に入る)はとても有用で、上記「通過前方のポイントの 切替」の他、「踏切・遮断機の上げ下げ(警報音付き)」、「信号機の切替(腕木の上下)」用にも機器前後に配置し利用しています。 |
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注!):一段目について色々書きましたが、実は..後記の不具合があってたった今は眺めている状態です... | ||||
A)二段目の制御; 機関車や車両の編成替えを楽しむ! | 機関区と操車場↓アニメ付 | |||
・貨車の仕分け;(下記方法を「重力転送」ということを日本に帰って知りました) 傾斜地線路の頂上にある切離し器で解放された車両は、傾斜線路を自重 で下り、ポイントで指示した分岐線に入ります。 この操作を繰返した後、 ・機関車の入替え; 機関区内で機関車を入替えて、仕分した貨車列を運び出します。 |
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(補足:トランスファー用の制御盤(前掲写真内の、左端の機器)は、パワーパックも備えているので、ギャップで 区切ったゾーン間の移動では、共用のパワーパックと方向・速度を合わせて制御します。) |
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元(製作記・「仕分線」)に戻る | ||||
3)その他: | 保管・陳列棚![]() |
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a)車両の保管・陳列棚; 購入したり、知人にいただいた車両の保管を兼ねた陳列棚を、テレビ台の 横に取付けました。 正面に向く様にもなっています。 (右写真裏→) 陳列棚はベルギーにいる時に作ったので、その頃の置き台の色に合わせ た黒のままとなっていますが... |
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b)電源(電圧の違い対策); ベルギー(欧州)で買ったので、電源の仕様は220V。 日本の家電を使用するために持込み又持ち帰ったトランス を、テレビ台のCD等保管棚の奥に納め、逆出力(100V⇒220V)で使用しています。 |
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c)トンネル内の不具合対策; | ![]() |
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一段目は山裾や丘の中をトンネルで通っており その中での脱線等トラブルに備え、一部を切り 欠いて外せる様にしています。 (右写真裏→) これはこれで当初は良かったのですが... (良くない続きは次項4)−bのAへ) |
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4)15年目の不具合: 思い知らされた保守の大事さ! | ||||
15年近く動かしていなかったので、さてどんなものかと、ドキドキでスイッチ・オン.. 案の定!と云うか.. 殆どの車両が動かない!か、にぶい動きしかしません。 原因は、機関車駆動部の潤滑油の固化や、レールの汚れ、 錆等からくる通電不良と思われます。 |
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a)機関車の分解と油さし; 小っちゃい車両!よくもマアこんなに小っちゃく作り上げた物だと感心しつつ 恐る恐る分解。 綿棒に洗浄液を浸して油や汚れを落とし、駆動部には油を さして動きをチェックし再組立。 この細かい作業も、数両やる内に慣れて、 一部車両では磨り減ったブラッシを交換したりで、何とか全機関車とも動きを 取り戻しました。 今後の参考の為に、一部、右記の様な写真も撮って何とか終了! |
![]() 蒸機の分解写真 |
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b)レールの清掃; @)二段目・操車場は、レールが全面むき出し。で、ここから鉄道模型用のクリーニング液を使っての清掃に着手。 ところが、終わっていざ車両を走らせてみると、ムラのある走りで中々うまくいきません。 |
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そうなると、研磨剤を使うしかないのか!! 研磨剤を使うと、すぐだめになると何かで読んだのですが、他の方策を知ら ないし..で、銅・真鍮用超仕上げ研磨剤(コンパウンド)をホームセンター で見つけ、ミニルーターのバフ先につけて磨き上げました。 さて! 走らせてみると上々の走りです!! その後もたまに運転していますが、 通常のクリーニング液での清掃のみで、何とか上手く動いてくれています。 |
![]() コンパウンドとミニルーター |
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A)問題は一段目のレイアウトの線路清掃!! トンネル、建屋、橋、信号、踏切等々。 ミニルーターが使いにくい。 特にトンネルの中は複数のレールが交差した りで、切り欠き部を外した位ではとても作業できません。 ア〜ァもっと大胆に切り欠いておけば良かった.. 後々の事を考えた初歩の初を知らず!の悲哀を感じながら、うまい方法も思いつかず、今の所、レイアウトを見る! だけにとどまっています...一縷の望みは、 ミニルーター(プロクソン製)のアタッチメントにフレキシブルシャフトがあり、細かいところの作業に向くとの写真入り カタログ説明に賭けようかと!? その内、購入し試してみるつもりですが... |
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”Z”のあとがき | ||||
Zゲージでの体験については、ここでひとまず終わりとさせて頂きます。 最終項での最大の課題”レール磨き”に ついては、屋上のGゲージに区切りを付けてから..(その気になったら..)挑戦したいと思っています!! |
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