貧民之��

莫忘穀��濟黎氓， 宰相金言今日明。 麥菽倘來舶載物， �~州瑞穗誰爲榮。

忘るる莫れ　穀��　　黎氓れいばうを濟すくひ， 宰相の金言　　今日こんにち　明かなり。 麥菽ばくしゅく　倘來たうらい　　舶載の物， �~州の瑞穗（みづほ）　　誰たれか榮えしめん。 *****************************
嘗て、我が宰相は、浮華に流されることことなく己を見据えて分に安んじることの重要さを説かれ、「貧乏人は麦飯を食え」との金言が遺され、肺腑を剔る。食糧は大切である。現在はその麦も外国からのものとなって様変わりをしたが、その精神はやはり大切である。 　　余談だが、わたしたちの子どもの頃は「舶来」といえば「高級」というイメージがあった（「外米」は別として）。そのような歌。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　-----------------------
・麥菽：	麦や豆。我が国の大豆、小麦…等の食糧自給は、危機に瀕しているという。
・倘來物：	倘來之物。風で落ちた果物。思いがけない獲物。ここでは、畑の天の恵みとして使った。
（・瑞穗：	指豐葦原瑞穗之國，即日本之別稱「豐葦原瑞穗國（Toyo ashihara miduho no kuni）、豐葦原千五百秋瑞穗之地」。）

平成二十年三月十五日

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