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NOTE 2003BBSの書き込みから拾い集めた雑記です。12月31日(水) ▼ ●来年もよろしくことしはお世話になりました。 いつものように沢山の方と知り合いになりましたが、多くの友人も亡くなりました。 来年(どころか再来年の予定も決まってます。)もよろしく御願いします。 来年はリリースに力をいれますので。 12月17日(水) ▼ ▲ ●来年の予定絵〜、ちょっと早いですけど来年のリリース予定を、でもリリース時期が決まってないんですけどね。 ●filament BOX 遅れてますけど春までには出ます。
後まだ発表できないものもいくつか。 2ちゃんねるで「 F.M.N. は何を出したいかわからない」と書かれていたことがあるらしいですが、出したいの出してます。ロックとかジャズとかノイズとかインプロとか決めてしまってつまらないの出すより、自分でおもしろいの出すほうが真っ当ですわ。 ライヴは多分あんまりやりません。とは言っても2月のハウ・ゲルブよろしく。あと決まってそうなライヴは、4月にアンデパンダンあたりでちょっとなにかやるかも。 あと4月に磔磔 30 周年記念ライヴ月間がありますが、磔磔店長の水島さんから「お前も一日なにかやれ」と光栄なことに要請をうけたのでなにかやります。なにかリクエストある? 12月17日(水) ▼ ● ANODE先日の京都造形大春秋座での ANODE に多数御来場下さり有り難うございました。 ANODE に関しては、あえて自身の思うことは公演以前には書かなかった(書けなかった)んですが、お客さんはどうおもったんでしょうかね。もしよければ書き込みして下さい。 この BBS、自分の日記みたいな書き込みか告知ばかりになってきましたけれど、読んでいるだけの人が意外に多いみたいです。良ければ感想もね、たまにはね。 ANODE ですが、船戸くん(博史)のように「あのメンバーではどうなるかわかってしまう。」という意見もあったみたいですが(そのときはメンドクサイのでちゃんと返事はしなかったけど)、普通のインプロのセッションとはまったく違ったものであったことはお聴きになった方は分かってもらえたと思います。相手の音に反応しない、という前提があっても、反応してしまいます。それを敢えて反応せずに、しかもちゃんと聴きながら演奏できる力量の持ち主達、ドラム4台の全力轟音でもちゃんと聞こえてくる音をちゃんと聴ける力量の持ち主達、それがミュージシャンの選定の基準だったと思います。だから普通に即興演奏が巧みなだけではダメだったんだと思う。 普通のインプロとは全く違った次元での即興演奏の試みだったと思うので、普通のインプロの次元で聴くと大間違いだったと思います。一部BBSの感想で、もっとうねりが欲しいとか言った人がいましたが、これも従来のインプロでの完成度の基準に引きずられた感想ではなかったかと思います。 又、後日書きますが、音の客観化、客体化、具体化とでもいうような新しいインプロの流れ(吉田アミちゃんとか筆頭だと思うけど。)が、演奏者も聴者も含めた、新しい「聴くこと」を経験させてくれていくような気がします。(新しいと言っても、スティーブ・ベレスフォードやピーター・キューザックとかが bead なんかでやってはいたんですが。)
20日は東京公演です。まぁ見に行って下さい。 12月 1日(月) ▼ ▲ ● いただきもののCDこの10日ほどで沢山CDいただきました、買いました。整理の意味でも、 いただきもの
●東瀬戸さんから
●HACOさんから
●ジャパン・インプロヴィゼーションの鈴木さんから
●山本精一さんから
●芳垣さんから
●diane labrosseから
●mapから
郵送されてきたもの
●植村さんから
●小間くんから
●ウケモリさんから
買ったものは又の機会に。買ったものも沢山あります。 12月 1日(月) ▼ ▲ ● 日記?さらに続き下記でハウイ・ゲルブと書いてますが、最近はハウ・ゲルブという表記になっているらしい。たぶん最初に日本に紹介されたときハウイとなってたように思ったんですけど。英語表記で書く方が良いですね。 28日は精華大での大友さんの講演。
翌29日はトランク・ルームでのライヴ。
1日目の打ち上げは焼き肉「アジェ」→「吉田屋」2日目は「吉田屋」で。ここでライヴに来ていたお客さんからこのBBS見てますと言われた。このBBSカウンターには出ないのでそんなには人は読んでないだろう、と思ってたんですが結構沢山の人が見てる見たい。また辛口ですね、といわれました。そうかな、大分おさえてるけど。 11月30日(日) ▼ ▲ ● 日記?2の続き21、22、23 日とブリッジで F.B.I. 最終日にふと気がついて、内橋君に「今回ってもしかしたら初顔合わせ大会?」って聞くと「そう」という返事。やっぱりね。さすがにミュージシャンがやる企画だから、演奏の完成度よりも先のことを考えた企画になってました。だから、出来ははっきり言ってピンからキリまで。最大の収穫はウィル・ガスリーでしたね。 21 日の F.B.I. 中に突然、大友さんから電話、今晩ヒマ?って、えっ京都?。どうも岡山に行く途中に岸野さんの精華大での講演を聞きに行っていたらしい。で、F.B.I. 終了後、吉田屋で岸野さんと大友さんと食事。(鮒寿司茶漬けと牛すね肉ソースのペンネ、うまかった。)途中で翌日の講演のために退席する岸野さん、「靴がない!」。他のお客さんが間違えたらしい。ばたばたとみんなの靴を交換してなんとかなりました。3時くらいまで飲んで、「あ〜明日がしんどいな。」と思いながら翌日、翌々日と F.B.I. へ。最終日は大阪泊まり。 24 日はさすがにバテバテで寝込みました。 25 日はアンデパンダンで map 企画のジュリー・ドワロンとふちふな+高田漣へ。 ふちふな+高田漣さんはよく合ってたけれど、合いすぎて破綻がない感じ、倉地さんとふちふなが一緒にやったときのようなわくわくするようなものではなかったです。おもしろかったし、相当レベルの高い演奏なんですけどね。 ジュリー・ドワロンって知らないと思っていたら、どうも歌声に聞き覚えがある。あれ、おかしいな、と思って CD 買うと、「あっ、持ってるやん。」。すみません、ちょっと前には愛聴してました。だってね、DOIRON ってドワロンと読むとは思わないし。 map の小田君、福田さんから2月になんとハウイ・ゲルブを呼ぶから協力して、といわれた。うわぁハウイ・ゲルブやん、ジァイアント・サンドやん、めっちゃうれしいです。いくらでも協力しまっせ。でもどうやってお客さん呼ぼう。 次の日はまたアンデパンダンで BusRatch 企画でウィル・ガスリーを。ウィル・ガスリーって誰も知らないでしょ。オーストラリアってこういった音楽の空白地帯みたいな感じがします。多分いっぱいおもしろい人がいると思うけれど情報がいまいち伝わらない。若干 26 才のウィル・ガスリー、すごくおもしろかったです。弱音系だけじゃなくてもっと引き出しがいっぱいありそう。注目しよう。 次の日以降の大友さんの講演会、ライヴについては次回に。 11月30日(日) ▼ ▲ ● 日記?2近況の続き。なかなか激しい日々になってます。 17 日の月曜は体力温存で早く寝ました。で翌 18 日はアンデパンダンで BusRatch のイヴェント、マルタン・テトロとジアン・ラヴローズ。いや、おもしろかった。特に BusRatch とマルタン+ジアンのセッションの最後の5分はかなりのレベルでした。もう一度共演することがあればもっとよくなるでしょう。BusRatch には大変良い経験になったみたいです。今は関西若手ノイズ界では桂雀雀のような位置にいる BusRatch も、これで日本ノイズ界の桂南光くらいにはなれるかもしれない。 で、翌 19 日はブリッジでマルタン+ジアンのワークショップへ。といっても演奏参加したわけではなく観客として。これが本当に興味深かった。 13 〜 14 人くらいの参加者でした。その様子を順を追ってレポートすると、 最初にマルタンから他人の音にからむことなく自分の楽器の音の可能性を探れ、という指示、しかも微音で。さらに5分間の沈黙の後に演奏という指示。この沈黙に関してなんの疑問もでることなく皆が従ったのが不思議でしたし、マルタンからの説明も一切無し。 その後の演奏は各自なかなかマルタンの指示のようにはできないみたい、どうしても音の可能性を探る、というよりも演奏してしまう人がどんどん出てくる。マルタンは非演奏という言葉は使わなかったけれどいわゆるインプロのような演奏を拒絶したところでのワークショップをやろうとしていたようでした。 その後は同じ指示でも、他人の音に反応してとかちょっとづつヴァリエーションを変えて何セットか。しかし、再三もっと小さな音で、という注意がされてました。 これも演奏するよりも、もっと聴くことに集中して欲しかったのではないかと思います。 4セット目は、ジアンの指示で一つのことを合図があるまで繰り返すこと(一つのこととはフレーズに限らず、音色でも沈黙でもあらゆる意味で)、合図があれば違うことを繰り返すこと、というセット。これが大変おもしろかった。演奏に対する具体的な指示が初めて出たことがかえって非演奏をすることを結果的に呼び込んだのか、ジアンも後で言っていたとおり大変完成度の高い演奏になってしまったのがおもしろかったです。 最後にアコースティック楽器のみ、エレクトロ楽器のみでのワークショップ。これも前セットの経験か、みんなかなり良くなっていたのにはビックリしました。 最後の最後にマルタン+ジアンの演奏で終了。 いや〜、本当におもしろかったです。 次の日は F.B.I. に備えてお休み。 11月17日(月) ▼ ▲ ● 日記?● 先週の金曜
マルタンはとにかくおもしろいので、明日のカフェ・アンデパンダンでの cusine、F.B.I. 共々絶対見逃さないように。過去6回の F.B.I. のなかでもマルタンのソロは一番印象に残ってます。レコードを使わない、ゴム・シートだけでのターン・テーブル。最初の音が出た瞬間、これは何が起こったんや!!とビックリしたのを覚えてます。今回はもしかしたら例のモーターとカートリッジだけのターンテーブル・プレイかもしれない。 ● 先週の土曜
● 日曜
● 勝井祐二ソロ
● 買ったもの
10月29日(水) ▼ ▲ ● リュック・フェラーリ昨日は疲れてたけれど、がんばって大阪港までリュック・ファラーリを。 結論から言うと、すごくおもしろいのんと、まったくつまらんのんと差がすごかったですね。どちらにしても大変デリケートなコラージュ・ミュージックだったので楽しかったです。 コラージュというとカットアップ・コラージュみたいに暴力的に意識(認識)を短い単位で分断して再構築、というような感じが強かったのですが、リュック・フェラーリのはもっと緩やかな感じでした。しかし音響的なデザインはものすごく精緻にやられていました。緩やかで精緻な操作を施されたコラージュに、繰り返しと短いコラージュを巧みに組み合わせて、全体的にある世界を作り上げていく、といったらいいのでしょうか。 TZADIK からとメタムカインからとの CD しか持ってませんが、探し出せたら(引っ越しのため CD が探せなくなってます。)もう一回ちゃんと聴いてみよう。 10月27日(月) ▼ ▲ ● トロイの木馬説引っ越しのかたずけも、なんとかもうちょっと、というところですが、荷物を整理すると出てくるわ、出てくるわ、貴重なものが、 ライヴ・ビデオではグランド・ゼロの心斎橋クアトロでのビデオ、コンポステラの西部講堂でのビデオとか、篠田ユニット CD 発売記念ライヴ(東京クアトロ)とか、自分でも忘れていたものがどんどん出てくる。 その中でも一番ビックリしたのが、高柳昌行の磔磔でのライヴ写真。高柳さんが無くなる一年弱前にやったもので、写真があったことすら忘れていた。 ライヴは、テーブル・ギター何本かを配置し、弦をモーターでこすって音を出すと言ったもので、完全にハーシュ・ノイズでかっこよかったです。磔磔の水島さんには、「石橋は頭がおかしいんか。」といわれましたけど。 レゾナンス FM のポールにも言われたけれど、ロックから出てきたノイズ(メルツバウや非常階段、インキャパシタンツ等々)と、フリー・ジャズの巨人である高柳さんと、やっていることが同じなのに、まったくなんのコネクションもなかったということは不思議な感じがします。メルツバウの秋田さんは、ノイズは究極にエクストリームなもの、という表現をよくやってましたが、エクストリームなフリー・ジャズの行き着いた果てがノイズだとしたら、たいへんおもしろい、と当時は思いました。 やっていることが同じでも、出自のジャンルが違うとやっている人が決して望んでいないのに、お客さんも含めて一種の囲い込みを形成してしまうということはありました。(だから主催する方は大変だったのよ。) いまはクラヴ・シーンのおかげで、その囲い込みも溶けてきている様な感じがします。デヴィド・トゥープの「トロイの木馬説」はその状況をよく説明していると思います。どうみても、元暴走族みたいな兄ちゃんがパララックスでジョン・ケイジ試聴して「しぶ〜!」とか言ってるしね。今はええわ。みんな現代音楽でもなんでも、構えなしで純粋にエンターティンメントとして聴いてるし。 ところで「トロイの木馬説」はよくこの BBS で引用しますが、実は原典を知らないんです。雑誌(それもどの雑誌か忘れてしまった。)の引用を読んだだけなんで。だれか、ちゃんと(原文でいいので)原典読めるところを教えてもらえませんか。 10月14日(火) ▼ ▲ ● デモもうあんまりデモ送ってくるところはなくなりましたが、未だ、時々あります。でも、失礼なことになんの挨拶もなく資料とデモ CD-R だけを送りつけるところばかりになりました。なんらかの依頼をするわけですから、一文もなく資料だけ送るようなヤツは音の事以前の問題です。こういうの相手にするのがいややからデモ募集は無しにしているのに。 実はこの間も、 CD と資料だけ送ってきたところがあったわけです。しかし、ちゃんとした CD (プレスされたものでちゃんと売り物として完成している。) だったのでただでもらうわけにもいかず、聴いてみました。そしたら、けっこう好みだったので連絡してみたんです。 その質問事項は以下の通り。 1.F.M.N. では一切デモ募集をしていないのを御存知の上での発送でしょうか。
2.あえて F.M.N. を選んだのか、またはいくつかのレーベルに無作為に送ったモノなのでしょうか。
3.もし、F.M.N. をお選びになったのならばその理由を良ければ教えて下さい。
4.そもそもあの CD を送った意図が一切記載されてません。なにをどう望んでおられるのか全く分かりません。
これについての返事は、
これには「ホンマかよー。」という感じだったんで、人が悪いとは思いながらも次の質問。 (デモ募集を一切していないということを知っていたかということについて) 本当ですか? 正直に言って良いですよ。 この返事が、
想像するに、多分この人達は F.M.N. のことなど一切知らずに雑誌をみて片っ端から送ったんでしょう。ウチから出している CD は多分一枚も聴いてくれてはないだろうし、そもそも雑誌の資料以外のことは知らなかったんでしょうね。そのことについては別にいいんです。知らないなら知らなくて良いんです。しかし、なにかしらコンタクトしようとしているところのことを知ろうとしないのは問題ですし、取り繕うような嘘をつくのもいやです。 これで音が良くてもその人達に対する興味は一切なくなりました。一緒にやれるかどうかの問題ですよね。多分この人達はそこそこ売れていくのではないかと思いますが、どうでもいいです。 こういうことになるのがいやなのでデモ募集は一切していないんです。 知らないおもしろい人を知りたいという欲求は充分あるんですが。 さてさて、この人達はこの掲示板をその後読むことがあって、またコンタクトをつけようとするでしょうか? 10月14日(火) ▼ ▲ ● いぬん堂さんから「風の旅団」石垣島から帰ってくると、いぬん堂さんから「風の旅団」の劇伴音楽集の CD が届いてました。ライナーに拙文(もうちょっとうまいこと書けないモンかな、と思いますね、毎度の事ながら。)書いてます。メンバーに篠田くん、大熊くん、冬里くん、小間くん、他にコンポステラとしての録音もある貴重なテイク集です。見かけたら買ってあげて下さい。 いぬん堂さんは、どうも再発レーベルとしてのイメージがあるみたいですが、社長の石戸さんに確かめると、そうじゃない、とのことでした。でも、昔の音源発掘みたいなことが多いので、ある程度距離をおいてつき合おうと思っていたら、例のスターリン・ベスト盤での社長の行動を BBS で知って、いっぺんに好きになりました。このことはいろんな BBS で流れているから知っている人もいると思うけど、簡単に説明します。徳間からでたスターリン・ベストが担当ディレクターの無知と無能のせいで、曲がぶち切れているわ、途中から収録されているわ、とんでもないものだったので、それに耐えられない石戸さんが自費で編集マスタリングしなおしてリリースしたということです。だから今出ているスターリン・ベストがジャケットが同じでも2種類あるということです。 こういう自分になんの得にもならないことを平気でやる人は好きですね。アホやな。ホンマに。 素人かプロか、趣味か仕事かでいえば、インディーズなんかほとんど趣味で素人と言われますが、プロで仕事でやっている人になんといいかげんなヤツが多いことか。ちゃんとやれればいいので、趣味とか素人とかどうでもいいことやと、思いますわ、最近。 そんなこと言うたら、おまえはちゃんとしとんのか、というつっこみが聞こえますけど。 10月11日(土) ▼ ▲ ● あ〜、しんどというのも、忙しいと言いながら、月曜から木曜まで石垣島に遊びに行ってました。その時の写真は磔磔のホームページで見られます。波照間の海がきれかったな。 昨日は遊び疲れか、頭痛がするなか、引っ越し準備やら、ANODE のチラシが出来上がったやら、なんやからで頑張ってました。 夜はチラシを持って行きがてら、おみやげを吉田屋さんに持参、そしてフランス産のきじのローストを食べる。石垣島での石垣牛の焼き肉といい、贅沢が続いとんな。 石垣島でリフレッシュしたせいか、体はくたくたですが、やる気は満々。これからの超ハード・スケジュール(来年2月くらいまで大変なのが続きそう)も乗り切れそうな感じです。 10月 1日(水) ▼ ▲ ●ロバート・ワイアットロバート・ワイアットの新譜をようやく手に入れて聴いてます。ここで、貴重な裏話を。ここでしか聞けまへんで。 じつはあちこちで言ってたから知ってる人もいるかと思うけど、スラップ・ハッピー来日後にワイアット来日の話も進んでたんですよ。現在病気療養中の eyewill 田中さんがダグマーの旦那(実はやり手のエージェント)を通じてオファーしてたんです。最初の返事は(直筆 FAX!)「やる気はある、しかし今でも歌詞を間違える夢を見る、18 年間ライヴをしていないから人前でやる自信がない。」というものでした。 その後、田中さんといろいろ予算の打ち合わせを何回かして、とんでもない経費がかかることが判明。リハ経費&ギャラ(これは久しぶりにやってもらうためには必要なものでスラップ・ハッピーのときにも出してます。そのためちょっと入場料が高くなってしまいました。)や飛行機代もファースト・クラスでないといけないだろうし、国内移動の経費も普通よりかかってしまう。どうしよう。しかもお互い零細オーガナイザーなので当日精算できるところでないと、経費はでるわ、お金が入って来るのは2ヶ月後だったりするわ、大変。ライヴ・ハウスのいいところはバックされるお金が当日にはいること、これがホールだったりしてプレイ・ガイド経由だと入金が2〜3ヶ月後で、その間たいへんなことになる、だってギャラや経費は当日には払わないといけないから。でもライヴ・ハウスじゃ人が入りきらないだろうし。 そうこうしているうちにワイアットの言っていることも変化してきた。「チャリティ・コンサートにしたい。」「それはちょっと困る。(こちらも田中さんもチャリティ嫌い)」「4〜5 人で来たい。」「う〜ん、大変やけどいいよ。」「4〜5人で演奏するけど、自分は指揮だけど演奏も唄いもしないけどいいか?」「いやそれは誰も許さないと思う。」等々、何回かの打ち合わせの末、主に金銭的な理由のために田中さんが「石橋さんが中心になってやらない?」と言ってきて、こちらも金銭的なリスクを一人で背負う自信がその時にはなかったので曖昧にしているうちに立ち消えになりました。 多分、今、もっと大手のところがオファーしていると思いますけど(確証は無し)、変な共演者とかなしで来日が実現したらいいですよね。しかし無理にやってもらわなくていいかなという気持ちもあります。2〜3年おきに CD 出してくれたらそれでいいかな。 |
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10月 1日(水) ▼ ▲ ●ヴィクトリア・ウィリアムスヴィクトリア・ウィリアムスになぜ行かないつもりだったかというとですね。 やっぱり病気で声に力がなくなっているから、それを見たくない、というのが理由です。1st のとんでもなく突き抜けた明るさがとても好きで、ヴァン・ダイク・パークスの過剰なオーケストラ・アレンジも気にならないくらい元気が良かった声にくらべれば、やっぱり今の声はちょっと聴きたくない。オーマガトキから出たカヴァー・アルバムはちょっと出来がいいですが、あれもよく見たら4〜5 年かけて録音している。マーク・オルセンと一緒になってからは CD 出す度に弱っているのが分かって正直痛々しかった。それでも、ずっと CD 買い続けていたのは、1st の素晴らしさのお礼みたいなものもあります。毎回買う度に今度こそ良いだろうと思って買う気持ちもあるけど、いい CD 聴かせてくれたお礼でずっとつき合うという気持ちもありますね。 これはクリスティーン・コリスターやエディ・リーダーも同じ気持ち、何時も買う度にがっくり来るけどずっと買い続けている。
しかし、蛍の光の原曲の歌詞をみたら、驚いた。別れの唄じゃなくて再会の唄だったんですね。
で、このあいだのチャールズ・ヘイワード、滋賀県はさすがに学園祭をさけていきませんでしたが、大阪は堪能しました。スティックをこすり合わせる演奏が気に入りました。リハで残響 70 秒とか無茶なことを言ってましたが、無茶なことを言っているだけ合ってなかなかデリケートな演奏で大変よかった。よく考えたらチャールズって THIS HEAT でも音響とかいわれる前に音響的なアプローチ(音質のみに焦点を当てた持続音だとか)やってたんですよね。本人は音響とかいう考えは全くなくてドラム演奏と全く同じ地平でやっているみたいですけど。急にピアノ弾くって言い出したときはあわてたけど。 9月4日(金) ▼ ▲ ● そろそろ大変ちゃんと告知しますけど、大友良英 DIGITAL TRANQURIZER(シングル CD )再発します。多分リマスターで。これも冬くらいの発売予定で。大友さん、なかなか昔の作品の再発はOKしてくれませんが、このシングルは未だに気に入ってるそうで再発OKしてくれました。 filment の box もあるし、渕上純子 + bikke も録音に入れそうやし、ウィルキンソン 1st の再発もやらなアカンし、12 月の ANODE 公演の準備もやらなアカンし、そろそろ大変になってきました。 8月29日(金) ▼ ▲ ● 8月の終わり実はいぬん堂さんから発売される「風の旅団」の音楽集の CD 解説を頼まれていて、今、その文章にいきづまっているところです。コンポステラ以前の篠田くんや、マヘルの冬里くん、また大熊君や現シェシズの小間君などの作った音楽が収録されています。何時発売かは聞いてませんが、マスターからおこしたものも沢山あってかなりいい CD になると思います。 日曜は、HARD RAIN へ渕上純子+ bikke を見に。(録音もしたけれど)あれ、対バン、ラ・ソラネコ(!は外したそうです。)やったんや。知らんかった。新曲がとっても良かったです。今、新作制作中らしいので楽しみに待ちます。しかし、木村くんはアホやな。もうひとつの対バン、リトル・ハヤタは、単に癖と思いつきだけで曲を作っている感じ、あまり、感心せず。 渕上純子+ bikke は収穫がありました。ギターのアレンジが変わって( bikke は変えていないと言っていたけれど。)全体に膨らみがあって豊かな感じになりました。正直言って前のライヴの感じだとゲストを入れないと CD 一枚をつくるのにしんどいかな、と思ってたけれど、これなら大丈夫。さりげない、でもジ〜ンとくる CD が作れそうです。というわけで、10 月からレコーディング開始が目標。うまくいけば年内にはリリース出来るかもしれない。 次の日、アンデパンダンで ELEMENT の企画で大友さんと culpis。 culpis に関してはまたちゃんと書きますね。今の若手のノイズ・インプロで起こっていることは、かなり重要だと思います。 大友さんはギター一本での演奏。こういうのは久しぶりに見ました。大変興味深い演奏。もう一回ギター一本での演奏を聴いてみたい。 その後 ELEMENT にゲストで入ったけれど、これについては言及しません。 打ち上げは吉田屋で朝まで。鯛の塩釜焼きがうまかった。 8月26日(火) ▼ ▲ ● 訃報広重君よりの電話で知りました、突然ダンボールの蔦木栄一さんの訃報。 8月17日(日) ▼ ▲ ● 最近買ったCDまたまた買いまくってますけど、その中でも象的なCDを紹介します。 THORNS マシュー・スイートとショーン・マリンズ、ピート・ドロージのグループだけど、なんでしょうかね、コーラスまるっきりCS & amp;N(CS & Y ではない)やん、これでいいのかね、聴けるけど、そんなにイイ出来やない。 AIMEE MANN/Lost in Space エイミー・マンってバッド・フィンガーのトリビュートやアイ・アム・サムのサントラで印象に残っているけどちゃんと聴くのは初めて。ジョン・ブライオンからみもあって(これはブライオンは関係してません。)、もっと早く聴きたかったけど、なぜか聴いてなかった。いいポップ・アルバムです。何回も聴けるポップ・アルバムってそうはないけど、これは大丈夫です。 ただ、これ完全にカテゴリーでいえば完全にクラシックなんです。こういうのが SUB ROSA からリリースされて、しかもロックしか売ってないレコード屋で手に入るという状況も、ちゃんと考えれば今の音楽状況を表していておもしろいですよね。 フレッド・フリス/キープ・ザ・ドッグ、 フレッドにチャールズ・ヘイワードにギーナ・パーキンスにボブ・オスタタグ、ジャン・ドローム、レネ・リュシェってもう申し分ないメンバーなんですけどね、あまりおもしろくなかったな、何故かな、よくわからん。91
年という時代のせいではないと思う。メンバーのうち4人はよく知っているし、うち2人は友人といっても怒らないと思うくらい親しいから誉めたいけどね、無理です。バンドという形態の限界を考えます。考えたらフリスはこれ以降バンドを組んでないしね。バンドという色々限界のある中でやっていくこともおもしろいと思いますが、フリスのやりたい事がすでにバンドという形態では無理になっているような感じがしますけどね。 8月14日(木) ▼ ▲ ● 録音&その他録音のことですが、先日カルメン・マキ&サラマンドラ(メンバーが芳垣、勝井、鬼怒、松永という豪華なものです。)を見に行って、その打ち上げの席でもなぜか録音の話になりました。マキさんが「だって自分の納得のいかない録音が出回ってるって、耐えられないじゃない。」と言ってました。結局そういうことにつきますね。お客さんの録音したもののおかげで助かることは確かにありますが、それを最初からは期待しない方が良さそうです。それより、安易に録音されたものが出回ってしまうことの方が怖い。 それでね、そのライヴにも来ましたわ、タダ入りのヤツ。自称ライターといって(実体はない、ただ自分のホームページで感想書いているだけらしい。)リハから居て顔見知りの出演者(といっても過去に同じように入って無理矢理顔見知りになっているだけなんですけどね、多分みんな名前も覚えていない。)にゲストにしてもらうように頼み込んでいるヤツが居ます。自分の主催ライヴでも2〜3回騙された。 この間もわざわざ入り口で待っていて開演直前にも関わらず、メンバーに頼んでタダで入りやがった。そういうことをきくミュージシャンも良くないけど、大抵みんな人が良いからね、つい頼まれればそうしてしまうみたい。お金を払っている方からしたらムカッ腹がた事この上ないけど、こちらはお客さんやからあまり強くも言えず、気持ち悪いままでした。 今度、そいつをみかけたらシロップいっぱいの飲み物を転んだふりして頭からかけますから、そういう場面を見かけたら、そいつだと思って下さい。 本当のライターでも居ますわ。媒体がまだ決まってないけど取材させて下さい、っていうヤツ。なんやタダでみたいだけやんかってね。取材した後に媒体決める実力もないヤツに限ってそういうことを言う。ライターの質は落ち続けてますけどね。でもまだまだ音楽誌の持っている役割は重要だと思うので、ライターとのつき合いもちゃんと考えないといけないですね。良いライターも確実にいるしね。
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7月28日(月) ▼ ▲ ● 冬の猿10 年ほど前になると思うけれど、林直人くんと京都の友人宅で友人宅で一緒に飲んでいたときの話。 「石橋君も人の世話ばかりせんと、たまに自分でやってみたら?」 「いや、人の世話、見てるつもりはないけど。」 「バックやったげるし、どうや?シルバー・マシーンやったら唄えるやろ?」 「(なんでシルバー・マシーンやねん。)唄えへんがな。」 「なら、ノイズやったらできるやろ。」 「ノイズのほうが難しいやん。」 「ほんならトーク・ショーはどうや?」 「なにしゃべんねん。」 というような説得を延々3時間くらい、キィー・ロックやスリーパー・ホールドやアキレス腱固めなどのプロレス間接技をかけられ続けながら、されたことがあります。 「よっしゃ、ユニット名も決めよ。『冬の猿』はどうや?」 「(なんやねん、冬の猿って?)」ーもうこのこのころにはいいかげん、うっとぉしくなって返事せず。 「よっしゃ OK やな。今からベアーズおさえるわ。」 「 OK なんかしてへんよ。(おさえるわ、って朝の4時やで、なに考えてんねん。)」 4時に山本さんのところに電話してなにかしゃべったけど、まさか本当にベアーズの日を押さえているとは思わなかった。もちろんそんなものにはでませんでしたし、そもそも本当に日程押さえているとは思わなかった。 朝の4時に電話する方もする方だけど、その電話を信用する方もどうかと思うけど。 後日、ベアーズにアナがあいたらしく、林君と山本さんにえらく怒られた。しかし俺は絶対悪く無いと思うけど。 2月の感謝祭で非常階段をやったとき、林君も見に来てくれましたが、その時にもまだ言ってましたね、『冬の猿』。酔っぱらうとしつこいというか執念深くてタチわるかったな。おもしろかったけど。結局その時会ったのが最後になってしまいました。初めて会ったときからちょうど
25 年目でした。 7月20日(日) ▼ ▲ ● 七月初旬の近況 3え〜と、先週に日曜のことの続きですね。時間がたつのが早いな。 雨の中、ド派手な傘を指す、中年男性を発見。「アッ岸野さん。なにしに来てますのん?」「いや、これを見に来たんですよ。」って。ビックリの登場。吉田屋さんのピタパン屋で「エプロンいいなぁ、僕も着ていいかな。」といつの間にかエプロンつけてピタパン売ってるし。 BLUE バンドには登場するし。そう言いながら「いやいや後ろから押されたんですよ。」って、パーカッション団の真ん中にいたし。謎の活躍でした。 これからの感想はほとんど、リハや外で聴いた上のものです。それを考慮の上で。料金を払っていないのでお客さんが一杯の時にはあまり中に入らないようにしています。 大友良英 BLUE バンド。これって魚喃キリコさんの加入がなかったら音、変わってたかもしれませんね。「息子の告発」のサントラ録音時、大友さんと監督がクラシックの音楽家を入れるか、大友さんのなじみの音楽家を入れるかでもめて、結局大友さんがなじみのミュージシャンを入れることで押し切ったことがあるそうです。クラシックの音楽家より、響きを熟知しているミュージシャンにやってほしかったのではないかと推測しています。(この件に関しては大友さんがなにかで詳しく書いてます。そこではインディペンデントな活動をしているミュージシャンと共同で作業することの重要性を尊重したような事が書いてあったと思います。) BLUE バンドも魚喃さんの素人っぽいパーカッションの響きがバンドとして音を特徴づけていたような気がします。素人パーッカション軍団が出た曲も、普通なら素材として素人を使うところが、素人の出す音からなにかを作り出そうというようなものでした。素人の音を単なる素材として使うのではなく、素人の出す音の響きから生まれるもので曲を作ろうという姿勢だったと思います。あ〜、わかりづらいな。素人しか出せない音を見下した立場で使うか、自分では出せないものとみなして作るかの違い、といったらいいかな。ある意味、姿勢がポーツマス・シンフォニアと似てるような気がします。だから魚喃さんがもしいなかったらどうなってたか、ちょっと考えました。 DCPRG、実はちゃんと聴くのは初めて。編成がツイン・パーカッション、ツイン・ドラム、ツイン・ギター、ツイン・ベース(エレベとチューバ)となっているからダブル・バンドで上ものとしてホーンがからむのかと思っていたら大間違い。ホーン・セクションでいちバンド(そうや全部揃っているモンな)、リズムはユニゾンでひたすら強烈なビートを出す、といった感じでした。ホーンとリズムの複合バンドにギターやキィー・ボードがまた複雑に絡むという感じでしょうか?もちろんリズム・セクションも時にはそれぞれポリになってホーンとで3つの複合リズムになるといった大変なこともしばしば。(これって聴き間違いかもしれません。聴きとる力に自信がないので、素人の印象批評と思って下さい。)通常、感覚的にやられる、なまったリズムを譜面で構造的にキチッと造りだそうとしているのかな、と思いました。とにかく複雑、でもダンス・ミュージック。見た目も派手だし、かっこいい。これはウケルわ、と感心。みんなすさまじくうまいしね。
7月16日(水) ▼ ▲ ● 七月初旬の近況 2昨日(って一昨日になったけど)の続き。精華大の講演から打ち上げ会場に行くまでのタクシーの中で、突然 JOJO 広重くんから、電話。お互いにとってあまり楽しくない話題ばかりでちょっと長電話しました。「今後関西でライヴするとき教えて。」といったら「明日」という返事。そうやベアーズで OZ 対アルケミーのライヴがあるんやった。 DCPRG がなければいってたのにな。最近よく重なりますね。 打ち上げ会場の吉田屋さんでは、菊地さんと吉田屋さんがメニューをあらかじめ打ち合わせしたらしく、すばらしくウマイものばかりが次々と出てくる。最後のほうに出てきた丸鶏のオーヴン焼きでは塩の塩梅が抜群で、しかも塩もうまい。菊地さんも僕も料亭の息子なので、やたら食い物にうるさい。しかもキャロサンプの野田君も元料理人なので、普通でもうるさいのにもっとうるさくなる。塩はどこのか聞いたらやっぱりゲランドの塩でした。ゲランドの塩はおいしいなぁ。ワインにもうるさいけどちょっとしか飲まない菊地さんのおかげで次から次と開けられるワインを、僕と松原さんと前乗りした江藤さんと一生懸命飲んでました。う〜ん贅沢やったな。 翌日、すごい雨の中をたくさんの人が来てました。別にスタッフをと、いうことではないけどなにか分からないことが有れば協力しようと朝9時半から西部講堂へ。じつは西部講堂にくるのはしばらくぶり(2年振りくらいかも)なのですが、変わりませんね。物が置いてある場所まで一緒。すぐ何でも探し出せてしまう自分が不思議な感じ。時間が止まっているようでした。そういえば昔、おっさん連中が自分の一番楽しかった時代の西部講堂のことしか言わないから、よくもめたけど、そういう場所なんですね。それぞれの人がそれぞれの良い時間を過ごしたときで時間がそれぞれ止まっている場所。住んでたときにはそういう奴らがいやで、よく喧嘩したけどね。(今は不愉快でも顔は笑える程度のおとなになったのでそういうことはないけど。)しかし、スタッフの人達はみんなよく働きますね。自分では多分、もう西部講堂でなにかやることはないと思う。というのもスタッフに大変な苦労の提供を無償で要求しないといけないのが、できなくなったから。 p-hour ではスタッフみんな楽しそうに苦労してたけど、それは主催者の力で、自分ではもう自分の楽しみに無理矢理無償で人を巻き込むのが怖くなりました。体力が無くなって人の苦労がわかるようになったからかな。昔はアホみたいな体力だったので他人の苦労が分からなかったかも。 肝心の本番のことは、昨日のラファエル・トラルのことも含めて、また続く。 7月15日(火) ▼ ● 七月初旬の近況2日で5時間しか寝てないけど、いろいろ決まったし、打ち上げ嫌いでも楽しい打ち上げを朝までやったので、寝てない high 状態です。書きまくります。 先週の話ですが、アンデパンダン「髭の未亡人」。そうか岸野ワールド、というか岸野ポップと言うべきか、岸野さんの世界を堪能しました。岸野さんが出しているいろいろな CD に共通している空気の元がありました。もっとゆっくり岸野さんと話したいな。 で、次の日、カモロック。途中で帰るつもりが最後までいました。目当ては田中亜矢さんだったんですが、いろいろおもしろかったですね。帰る気がなくなってしまいました。田中亜矢さん、アメリカのフォークっぽい、と強引に言うけど、あの乾いた感じは日本の人では初めてじゃないでしょうか?あ〜名前、ど忘れしたけど福岡のシンガー・ソング・ライターの人もおもしろかったな。最初、三上寛のマネやん、とおもってたら、シド・バレット & エンケンに印象が変わった。おどろおどろしい歌詞はなじめませんが、おもしろかったな。 で、寝不足でしばらく体調をおもいっきり崩してちょっとお休み。 そんで金曜に大友さんと sachiko M こと松原さんと、12 月 10 日予定の ANODE(これも近々情報アップします。)公演予定開場の下見。京都造形大内の春秋座という歌舞伎舞台の舞台上でやれることになりました。 ANODE は特殊な環境でないと実現不可能なもので( 11 人のミュージシャンがお客さんを取り囲む形で配置して生音だけで演奏する)果たしてできるかどうか自分でもイマイチ自信がなかったものなので、話がすすんだことが大変うれしい。 うれしいまま、翌日の精華大の菊池さんと大友さんの講演へ。難しい音楽、というテーマで、図らずも菊池さんが difficult to play 、大友さんが hard to listen というふうに2人の特質が現れた話になったのはおもしろかった。2人とも気づいてないかもしれないけれど、こんなに違う2人が仲良く一緒に音楽をやっているのが日本音楽の財産なんですよ、みなさん。 菊池さんは譜面における作曲者のドグマ、というテーマで音楽史に則った話。実際の譜面も配られて、譜面の読めない人でもわかりやすいように話してくれました。その後、リズムのなまり、というそれこそ菊池さんの
DCPRG の音楽に直接的に関わると思われるテーマにうつるところで時間切れ。ちょっと残念なので次回を期待。 6月25日(水) ▼ ▲ ● その他SAKANA の西脇さん、pocopen から新譜「西脇 + pocopen 」が送られてきました。有り難い。以前、なぜ SAKANA じゃないのかとか西脇さんに聞きましたが、話が長くなるし、多分各紙のインタビューで話されるだろうから、ここでは割愛。確かに SAKANA じゃないです。梅雨の夜にはピッタシかもしれん。 特に特徴的なのはレコーディングの音質。ヴォーカルの不思議で自然なリヴァーヴ感とかすばらしいです。ちょっと広い部屋の、遠くの方で生で唄っているような錯覚を時々起こします。レコーディングの秘密も前にちょっとだけ聞きましたけどね。それも秘密。大抵、自分の家でレコーディングしているらしいのですが、ヴォーカルを録音している場所は聞いてびっくりしました。決して良い音質というわけではないのですが、良い録音は音質ではないということですね。どうしたいかがはっきりしている感じです。分けも分からずに高音質にしようとしがちなので反省。 最近、見たライヴでは「ふちがみとふなとと桜井さん」が一番良かった。シカラムータやロンサム・ストリングスとかで活躍する桜井さんと「ふちふな」とのからみは予想以上でした。 予想を超えたギターを聴かせてくれた桜井さんとは、打ち上げでギリアン・ウェルチの去年(一昨年?)でた、とりあえず今の段階では一番新しいアルバムが大変素晴らしいということで意見が一致、家に帰ってその CD を聴こうと思ったら探し出せない! これではも持っていない事と一緒なので、来月に意を決してCD 整理(プラ・ケースを全部外し、アルファベット順に並び替える)する事を決意。一週間くらいかかるかも。有るはずなのに見つからず聴けない CD が多い。人に貸して返ってこないのは良いけど、有るのに聴けないのはつらいです。 しかし7月は dcprg と大友 blue バンド、ラファエル・トラルにアルハンドラ&アーロン、リンダ・トンプソン等々期待のライヴも目白押しなので時間がね。暑いしね。
6月 6日(金) ▼ ▲ ● 2枚組みその他の謎なぜ astro twin と cosmos の2枚組みにしたか、とか、astro twin、というか(吉田)アミちゃんを何時知ったかとか、(川崎君は大友さんからずいぶん前に CD-R をもらって知ってました。)全然覚えてなかったんです。なんでその2組をリリースしようという話になったのかどうしても思い出せなかった。知らない間に出してました。松原さんに強烈に勧められたんやろか、とかね。川崎君とかアミちゃんにいたっては出すのをきめてから初めて合ったし。内容は申し分ないのはもちろんですが、自分にとっては謎の CD でした。 その謎も解明しました。大友さんからのおめでとうメールの返事に上記のような事情を書いたら、その返事で分かったんですが、なんと astro twin を聴かせてくれたのは大友さんだったんですね。そういえば CD-R があるわ。CD 化を勧めてくれたのも大友さんらしい。cosmos との2枚組にしようといったのは僕らしいですな、全く覚えてないけど。 ここだけの秘密、アミちゃんのヴォイス、機械でエフェクトしているとずっと思ってました。メトロで cosmos 生で見た後でもそう思ってた。マスタリング作業中くらいで初めて生声と知りました。生であろうとエフェクトしてようといいものはいいので関係ないけどね。
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5月30日(金) ▼ ▲ ●:朗報えーっと、6月発表と聞いたけど、大友さんが jamjam 日記の中で発表したので、もういいのかな? こちらで出している astro twin/cosmos の2枚組が Ars Electronica という、オーストリアで 20 年続いているフェスティバルのデジタル・ミュージック部門でゴールデン(要するに一番すごい、ということですね。)を受賞しました。Ars Electronica って知らんけど、ものすごいことらしいです。Ars Electronica のホーム・ページ、コンテンツが多すぎてわけわからん。どのぐらいすごいんかの程度が全く分からないけど、かなりのモンらしい。 600 組以上の中からの受賞らしい、世界中の電子音楽家達が受賞されたがっているらしい、という程度。なんにしても誉められることがあんまりないから、誉められるとうれしいですね。(もっと誉めて)審査員にデヴィッド・トゥープがいるのも嬉しい。(個人的には toop に選ばれたという嬉しさが一番。)
5月19日(月) ▼ ▲ ● 最近気に入った(気になった) CD歯が入りました。すきっ歯も思いのほか好評だったので、もうちょっと歯のない生活をしても良かったのですが歯医者に行くと知らない間に入れられてました。 遅い誕生日祝いにジェノベーゼ・ソースをもらいました。平口イワシのちょうどいい大きさのものが安く売ってたので、それを買って自家製オイル・サーディンも作りました。これで、新キャベツとイワシのパスタ、ジェノベーゼ・ソースが作れます。誰か食べに来る? 新年の誓いもむなしく CD 買いまくってますが、そのなかでも特に気になったものを。
ノルウェーの runegrammofon というレーベルが特に気になってます。エレクトロ・アンビエントみたいなものが多いのですが、インプロ系で supersilent とspunkという2バンドが大変気に入ってます。どちらもインプロ系といってもちょっと変。ジャズやエレクトロ、フロア・ミュージック、ポップス全て通過した後のインプロといった感じがします。とにかく他に聴けることのないかっこよさがあります。特に spunk のメンバーの maja solveig kjelstrup ratkje(読めない)のソロがおもしろかった。ヴォイス・インプロですが、エレクトリックも使い(ノルウェーに共通だと思うけど、大変簡単な使い方ーつまりライヴでも簡単に出来るーしかしてません。)の、ちょっとディアマンダ・ギャラスっぽいところもありの、すごくおもしろいです。maja と、これもノルウェーのレーベル small town(これもおもしろいレーベルですね。)所属のいつの間にか有名になった jazzkammer との共同プロデュース。マッツ・グスタフソンもノルウェーだし、北欧、注目ですね。
5月5日(月) ▼ ▲ ● 歯数日前ですが、自転車を乗りながら携帯をかけようとしてバランスを崩し電柱にぶつかったあと転倒するという派手なことをやりました。 上唇にかなりの裂傷、おまけに前歯が一本欠けるという、けっこうな怪我のおまけ付き。 前歯がないと麺類を食べるときに、かみ切ったと思った麺を空振りして口から一本垂れ下がるというあまりない経験もしてます。歯入れるまで一ヶ月はかかるみたいだし、そのうちに前歯のない感覚を楽しもう。そんなことより唇の裏に大きい口内炎が出来て食べ物が食べにくいのがつらい。
4月7日(月) ▼ ▲ ● limite dexpress (has gone?)日曜は limite dexpress (has gone?)のCD発売記念ライヴで、metro へ。limitedexpress(has gone?)(以下 limited で)は実は以前 F.M.N. へデモを送ってきてくれたことが有るんですよ。その時は断りました。(その時は、って何時も断ってますけど。)しかし、limited は自分たちで企画もしていて、いろんなバンドとの交流もしっかりやっている事が後でわかってこちらからお近づきになりました。一回ライヴにも出てもらったことがあります。 大体、デモ・テープを送ってくるような奴らはナニを考えているんだ?普通の音楽産業のシステムを無批判で受け入れて、何の考えもなしでプレゼンテーションのやり方や制作自体も人任せにしようとしているだけではないのか?よくもまぁ自分の作ったものを簡単に他人に預けられるものだと思うけどね。宣伝や制作や売り方がわからない、というなら分かります。しかし誰だって最初から分かっているわけではないし、今やっていることが正解かどうかも分からない。簡単に人に任せるよりも、方法も自分たちで考えて、成り行きも全て自分たちの分かるようにやっていった方がいいのではないかな?そう思っている人達にだったらいくらでもこちらの持っている情報や手段は教えますよ。そうではなくていきなり「出して下さい!」なんてね、よう言うわ。 で、limited の話に戻る。limited は結局 TZADIK(ジョン・ゾーンの)からリリースされたわけですが、これは素直にうれしいです。ジョンともいい作業が出来たようですし。レーベルとミュージシャンがいい関係を持てることは、あきらかに音楽の世界が拡がることを意味します。でもね、limited も自分たちで出せたらそのほうがいいよ。充分その力はあるのだから。limited の飯田君にそう言うと、「自分たちでやるのはホントに大変ですね。」という返事が返ってきましたが、大変と分かっているだけで大丈夫だと思います。へんな処から出して(いわゆるメジャーに多い)勝手に廃盤にされたりするより絶対自分たちでやったほうがいいのにね。メジャーになっても売れないものは売れないのに。とにかく1st リリースおめでとうさんです。
3月24日(月) ▼ ▲ ● 戦争に関することで戦争に関することでいくつか反対署名の御願いのチェーン・メイルが戦争前に来ました。署名自体の有効性に対する疑問があるので、ほったらかしにしてますが、この戦争の先行きを思うと暗い予想しかでてきません。なにもしないのもなぁ、とは思うけど、ちゃんとCDつくったり、ライヴ企画したりすることも反戦争にとっては大切。でもなぁ、やっぱりなにもやらんのもなぁ、と思ってチェーン署名に参加しなかったことはちょっと悔やんでます。 しかし、音楽を戦争反対の手段につかう醜さには荷担せんとこうとは思ってます。音楽がなにかのゲストや手段に使われたりするのは、ものを自由に言えなくなることと表裏一体ではないのかな。そういう意味で歌詞優先のメッセージ・ソングも良くない。歌詞がいいからといって説得力があるわけではありません。要は唄う人の力の問題。ヴィクトル・ハラの唄は歌詞も分からなくても、ハラの生涯のことを知らなくても十分に説得力がある。だから、みんなで唄おう、抵抗の唄を、というのは、どうも軍歌に聞こえる。各自が好きな歌を自分で、というのがよいです。(デモやパレードで、ということではないですよ。そういうものに音楽が使われることは、結局、音楽の未来をつぶすことになる、と思います。)どこまでも普通にやり続けることも大事ですよね。よくある基金集めのコンサートは、そんなことせんと、普通に金あつめたらええやん、と思います。音楽がなにかの手段になることだけからは絶対避けたい。音楽が人間の感性に直接訴えるものだけに、どんな種類の音楽でもいつでも何処でも自由に聴けるというのは、たいへん大切です。有る目的に使われると言うことは、聴き方を一定方向に制限してしまう、ということで大変危険なことではないかと思いますがどうでしょう? しかし、そんなん、ごちゃごちゃ言わんと動いたらええやん、という人もいるでしょうね。
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3月17日(月) ▼ ▲ ● 感謝祭の感想非常階段はずいぶん前に書きましたね。いや、おもしろかったですね。 さかなの日。さかなは書くこと有りません。よかったです。やってもらってよかった。3曲入りのミニCDの後は西脇+pocopen 名義で(さかなではないらしい)CDでるそうです。もうレコーディング終わっているらしい。楽しみです。しかし、ツァーの時にはCD持ってきて欲しいなぁ。純ちゃんと bikke のデュオは大正解でした。この2人でいつかCDを出すことにしました。レコーディングに時間がかかると思うけど・・・ 来年かなぁ。 filament と diesel guitar の日。この日、大ミスを犯す。なんと filament の録音を失敗。DATを巻き戻したつもりで巻き戻して無く、しかもテープ交換をわすれて上から diesel guitar をかぶせるというアホなミスをやってしまいました。LINEの方は残っているんだけどね。ギター・アンプからの音が入っていない。う〜、くそ。しかも fiament をちゃんと理解していなかった。filament って作曲されたもんだったんですね。ちゃんと聞けば分かるのに。もうひとつミス。磔磔のPAでは低音が不足でした。20 ヘルツとか 40 ヘルツの音が出せなかったらしいです。出せないなら出せないなりに出来るけど、ということでしたが、充分な条件でやってもらうべきでした。しかし、filament の次作は F.M.N. からリリースします。いつになるかな。diesel guitar + 山本精一、これは大成功。diesel guitar の能勢山君が山本さんのソロ(クラウン〜)を聴いて予習してきたと言うだけあって2人の音が不自然でなく絡んでました。変なセッテイングでお客さん、きつかったですね。能勢山君も filament の2人もモニター・スピーカーからモニターするのがしんどいらしいです。気持ちは分かる。出音を聴きながら出ないとやれないような音楽ですから。 ダニエル・ジョンストン。涙する人が大阪でも京都でも続出でした。なんでしょうかね。せつないだけでなく美しい曲ばかり。でもあんなに普通の音楽の基準から離れている人もいないでしょう。ワン&オンリーという言葉はもうダニエルを見た後では他の人には使えない。ピアノのペダル、踏みっぱなしだとおもっていたら、間近で見ていたラヴラヴ・スパークの長谷川君によると微妙に踏んだり踏まなかったりしてたみたいです。しかし、ギターはチューニング、一回もしてないと思うけど。大阪の会場、ブリッジを運営している F.B.I. のメンバーでおもしろいベーシスト(パーパとかいろんなユニットもやってますね。)の稲田君に「へたくそやろ」と聞くと「いや、あの人、自分に必要なことをちゃんと分かってやっているからうまいと思いますよ。」という返事。へたかどうかで話題にした自分が恥ずかしくなりました。もう一回くらい日本に来てもらいたいですね。で、もっとゆっくり見て欲しい。 で、最終日。この3バンドも別に言うこと無し。安定してます。ウィルキンソンがちょっと昔の感じでやってくれたのがうれしかった(即興有りの)。ふちふなの新譜「ハッピー・セット」の先行発売ライヴになりましたが、ハッピー・セット、もう聴きました?いや、たいしたもんですわ。今年各紙の年末のベスト10 CDにハッピー・セットをいれないライターは信用しない方がいいです。情報にうといか、耳がないかです。
3月14日(金) ▼ ▲ ● 感謝祭どうも皆様方、御無沙汰しております。 ようやく体調も戻り、休養もしっかりとったのでそろそろいろいろとやらないと。 感謝祭、5回で計 850 人ほどのお客さんに来ていただきました。すごいですね。こんなに来てもらえるとは思ってもみませんでした。最終日のはじきよでサキタくんが、「このシリーズ・ライヴの他の日に来た人はどれぐらいいますか?」と聞いたことがありましたが、誰もいませんでしたね。(ホントは3〜4人くらい vol.3 も来てた人は見ました。)実は、それが狙いだったんです。って、後では何とでも言えますが。 以前、スタジオ・ヴォイスのアンケートで「これからはセールス的にも音楽的にもサークル化が進む。」とちょっと書きましたが、なんのこっちゃわからんとおもいます。今の音楽はたとえばあるジャンル(ロックでもノイズでもジャズでもプログレでもなんでもいい)に限ってそのファンにだけ向けて働きかければ、有る程度のセールスは期待できます。いまのハード・コアとかそうですね。まったく他のジャンルが好きな人は、動きがあることすら知らない。音楽の内容もそういったコアなファンに向けてやるものだからある種の閉塞感がでてくる。そのジャンルに聞き慣れている人しか通じないようなものもあります。 大沢在昌が新聞のコラムで「今の出版界は売り上げが松竹梅とすると、梅ばかりねらって結果的に一部の松と多数の梅しか残ってない。」と書いたことがありましたが、音楽界もそう。インディーズの世界では竹を目指すわけですが、ある特定ジャンルに向かって働きかければ、ある程度の竹は期待できるのではないかと思います。
2月10日(月) ▼ ▲ ●インプロ?この前、また、大友さんのJAMJAM日記の新しいのが送られてきました。今回はアップリンクで行ったフリー・ジャズ講座のことです。(大友さんの講座はおもしろいらしいですね、精華大の講座もおもしろかったみたいだし。今回のはなんと7時間。実演付き。それでも時間足らなかったらしいです。) そこで、インプロの成り立ちみたいなモノを大友さんがうまくまとめているので転載します。ジャズの人とインプロのこと話すとき、前提が違っていることをなかなか分かってくれなくて困ることが多いのですが、このまとめ方は正解ですし、簡潔です。フリーやインプロについての話はこの前提を元に話しましょう。って誰に言うとんのや? --------------------
[1] 通常のジャズの歴史が当たり前のように語るビバップ→ モード→ フリーという進化の過程(マイルス、コルトレーン中心史観と言ってもよい)はコルトレーンの個人史としては当てはまるが、実際のフリージャズの発生は明らかにこの進化の過程をふんでいない。 [2] 一言でフリージャズといわれるが、実際はいくつものことなる方法が同時代的に発生していて、かならずしもフリーという共通のメソッドがあるわけではなく、実際はかなり豊かなバリエーションの総体をフリージャズという名で乱暴にカテゴライズしている点。個人的にはこうした多用な流れのひとつとしてモードがあったと捉えたい。 [3] 70年代以降に出てきたフリーインプロビゼーションとフリージャズは、明らかに異なる言語であることを、音楽イディオムの観点から見ていく。これはディレク・ベイリーがやっていた作業だ。 2月 9日(日) ▼ ▲ ●感謝祭vol.1昨日の感謝祭vol.1 非常階段、たくさん御来場下さり有り難うございました。 おもしろかったですね。非常階段がロック・バンドであるというのを再確認。「いけない気持ち」にさせるバンドですね。実際、往時のエッグ・プラントを思わせるお客さんの乱入もあったし、トランス状態になって暴れた人もいたみたいだし(2階で捜し物をしててその現場をみてないんですよね。)ロックであることばかり気にして、すでにあるものの再生産ばかりしているたくさんのロック・バンドより、はるかに純粋にロック・バンドでした。40才こしてんのにたいしたもんやな。
2月 5日(水) ▼ ▲ ●浜田真理子さんこの間の浜田真理子さん。よかったですね。CDより圧倒的に豊かな声です。田口さんの日記で書いてあったけれど、レコーディングでどうしてもヴォーカルが歪むんで、色々試して、結局安物のダイナミック・マイクで録音したらうまくいった、ということがあったそうです。似たような経験はレコーディングを経験したひとはみんなしてると思います。録音技術はまだ音を完璧に記録するレベルには達してはいません。 打ち上げで浜田さんにあって見ると、いろんな事が納得。美音堂及び田口さんがやっていること(仕事を辞めるな、とかいっているとかね。)が間違いではなかったな、と思います。ライヴ、いつか京都でやってもらいたいなと思ってましたが、やめました。ゆっくりした自分のペースで好きな場所でやってもらう方がいいみたい。でも「ふちがみとふなとと真理子」は、田口さんも言ってたけどワン・ステージやってほしいですね。なんとか、いつか、どこかで。 打ち上げがだんだんファンの集いのようになってきたので遠慮して、田口さんと旧知(20年くらいの)FM802の古賀くんのいる席へ移動しました。ちょうどそこで古賀君が田口さんに「関西のレーベルやっている人はみんな他に仕事持っているから、逆になかなか潰れないんですよ。」と言っているところでした。さすが、20年以上メジャー、マイナー問わずずっと関西の音楽を見てきた人。田口さん「いやぁ、東京だとそういうこと{メジャーよりのよけいな雑事?}に巻き込まれちゃうんだよな。」 そうですよね。ほんと。東京にいなくて良かった、と思います。もちろん好きなことだけずっとやるしんどさも分かっている二人なので、素直に聞けました。 ふちふな、初めて聴いた人がたくさんいましたがうけてましたね。CDも売り切れたし。
23日の磔磔ではふちふなの新譜「ハッピー・セット」(シングルCD付き)発売できるらしいです。
1月29日(水) ▼ ▲ ●反省新年も目標もむなしく、今日も3枚、CD買ってしまいましたぜ。あほやな。
1月27日(月) ▼ ▲ ●今年の目標あっ、順番が逆になってしまいましたが、今年の目標。 CDを買いすぎない、ちゃんと聴く。 いただくモノも含めると月に100枚以上もCDが増えている今のような状況では、ちゃんと聴き込むことも当然出来ずに、ずいぶん損をしていると思います。 この間、大友良英ニュー・ジャズ・クインテットのDREAMS(戸川純やphewがヴォーカルやっているヤツね)をようやく聴くことができた。大友さんからもらってから半年以上になってようやく行き着けたわけです。もらったもんは後回しにしてしまうし、ちゃんと聴くために時間を作らないといけないし、といろいろありますが、これはやっぱりもっと聴けば良かったと思うくらいの傑作でした。戸川純とphewのヴォーカルによるジム・オルークのユリーカのカヴァーはライヴ・アルバムのカヴァーとまるで違ってましたが、すばらしかった。
1月27日(月) ▼ ▲ ●無題ようやく、年末年始の忙しさと疲れから解放されました。ここもほったらかしにしてましたけど、ちょこちょこ書き込みします。 で、この間のティム・バーンズ、おもしろくなかったですね。ソニック・ユースもそうですけど、アメリカの比較的若いロック系の人のインプロ好きの人達は、みんなヨーロッパのフリー・ジャズに憧れているような気がします。 アメリカのフリー・ジャズが情念とか感覚的なもので語られがちですが(アイラーとかね)、実はすごく理知的で頭で考えられているモノではないかと思ってます。ヨーロッパの方が肉体的、感覚的なような感じに思ってますがどうでしょうかね?ベレスフォードとかすごく理知的みたいですが(実際凄く頭がいい。)肉体的な感覚に頼っている部分は大きい、というのが、何回か見た後の感想です。 で、ティム・バーンズにしてもソニック・ユースにしてもただの憧れからの物まねにしかきこえない。インプロやろうと思ってインプロやっているんではない(結果としてインプロに行き着いた)先人達のまねをインプロでやっている、としか思えないんですがどうでしょう? ソニック・ユースとEX、ハン・ベニンクの共演CDもソニック・ユースが前面にでてこない部分だけよかったしね。 ジム・オルークとかニューヨーク・ダウン・タウン・シーンには批判的(的を得た批判もちゃんとしている)なのに、ソニック・ユースは批判しないのね、今やメンバーやしね。批判できないか。 それで、astro twinの話になりますが、(続く、そのうちに)
1月3日(金) ▼ ▲ ●おめでとうございます年が明けましたが、個人的には正月は来週からになります。お正月の御挨拶やら、なんやらかんやらは、また来週に。事情を知っている人にしか分かりませんが、今はまだ年末気分です。 メールで年賀状を出すつもりですが、それも来週まで。去年の個人的お勧めベスト10でもやろうかと思ったけど、何時買ったものが 2002 年分か分からないので、これもまたそのうちに。 いろんな人には旧年中にはお世話になりました。去年リリースしたものが、それぞれ各方面の方から名盤といわれました。どれがどの人に、とは言いませんが、出したもの全てが評価していただいたことは大変嬉しかったです。あんなに立て続けにリリースするつもりはなかったのに結果的に一番リリース数の多い年になりました。内容も満足してます。どうも有り難うございました。 来年は、(いや今年や、)リリース数は減ります。多分。とりあえず、今度は2月の感謝祭やね。 大切なことを忘れてました。 一番感謝しないといけないのは、どういうものかもわかないのにCDを買ってくれた方々ですね。買って聴いてくれる人がいてこそ、なんとかやってこれるので、本当にお世話になってます。有り難うございます。また、気になったら買って下さい。
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