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ポストマン(97)
監督 ケビン・コスナー
2013年。戦争と異常気象で世界は荒廃。大都市はなくなり、小さな集落に。
インチキ芝居で食事を得る役者(ケビン・コスナー)は、
ベツリスム将軍率いるホルニストと言う過激派に捕らわれ、兵隊として訓練される。
ライオン狩りの途中に逃走。再開された郵便配達人と称して、封鎖された町へ。
合衆国が再建されたとデタラメを言うと、人々は彼を大歓迎。
フォードという青年は彼に憧れ、新しいポストマンに任命する事に。
不妊症の夫マイケルに代わり、妻アビーを抱く事に。
やがて彼は旅立つが、その後将軍らが襲撃。マイケルが殺される。
将軍は住人が言うポストマンを追跡。隣の町で撃ち合いになり、
捕らわれていたアビーを連れて逃走。アビーは妊娠していた。
旅を再開するが、途中ポストマンと言う女性に会う。
実はフォードが仲間を増やしていて、彼らはポストマンを英雄視していた。
将軍は彼らを敵視し、仲間が次々襲撃を受け、ポストマンは組織の解体を決心。
だが将軍は満足せず、フォードを人質にポストマンを処刑しようと追い回す。
ついにポストマンは決戦を決意。大軍を率いるが、最後はリーダー同士の決闘に。
ホルニストであるポストマンは、決闘に勝てば新しい指導者になれる掟なのだ。
格闘の末、将軍を叩きのめし、平和の国を築く事に。
その意志はアビーとの間に生まれた娘に引き継がれる。
と言うわけで、ケビン・コスナーが近未来の荒廃した社会の男を演じた話で
何かつまらなそうな印象をもって見たが、これが意外に面白い。
いろんなヒーローがいるが、こんなに平凡な事をしているだけで英雄視され
年代的にもちょっと未来なだけと言うのもミソ。
できればフォードの手さえ離れてポストマンが広がっていれば良かったかも。
後半はポストマンがおとなしくなって痛快感もいまいち。
TV放送 1999/12/30 BS05 0720-1020
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ポセイドン(2001年米)
北朝鮮が核配備したとの噂に、原潜ライシングが配備される。
艦長セフィールド(キャスパー・バン・ディーン)は実戦経験がなく、
副官のケナーや彼の腹心らは不満気味。
やがてミサイル実験の噂に急行するが、核爆発が発生。
影響でソウルから東京までが停電に。基地から原潜への連絡が不能となる。
不測の出来事を恐れ、米軍はもう1つの艦メイコーを急行させる。
艦長は退避して艦を修復すべきと言うが、
副長は核戦争が始まったと言い出し、攻撃すべきだと主張する。
状況を見るため、韓国のウルサン港の様子を見るが、2人とも被爆してしまう。
ドクターはヨウ素剤で副長を回復させるが、艦長はそのままに。
病気を口実に艦を制圧。メイコーが接近するが、副長はロシア艦と決めつける。
新人兵と機関長が、艦長にヨウ素剤を打たせて回復させる。
副長は魚雷攻撃を指示するが、現れた艦長一味ともみ合いに。副長を射殺する。
メイコーにはライシング撃沈命令が出ていたが、ライシングは急速潜航。
沈没船だらけの浅瀬をすり抜けてウラジオストックへ。
ウラジオストックが無事だとわかり、新人兵が持っていた携帯電話で本部へ連絡する。
と言うわけで、北朝鮮をめぐって、原潜が危機に陥るなんて言うから
ちょっと期待したが、北朝鮮は物語にあまり影響せず、
序盤からわかるように、クリムゾン・タイドとかでよくある艦長と副長の対立劇。
そうなると展開は見え見えで、不用心に外へ出て放射能汚染するなんて問題もあるし
いくら何でも、敵もわからないのに攻撃しようと言う副長もどうかと思うし
俳優陣の知名度も低いし、(と言うか主役以外は知らないし、主役もよく知らない)
何かパクリで作ってみましたと言う程度。
TV放送 2003/10/12 25ch 1305-1500
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ポセイドン・アドベンチャー(72)
監督 ロナルド・ニーム
豪華船ポセイドンの船長(レスリー・ニールセン)は、安定の悪さに不安を感じる。
大晦日の夜、海底地震が発生。大津波で船は転覆し、まっ逆さまに。大勢が死亡する。
パーティ会場にいたパーサーは、救助を待つよう指示。
だが、行動派のスコット牧師(ジーン・ハックマン)は
船底から救助が来るため、上へ上がる事を指示。数名が来るが、大半は残る。
その後爆発で浸水し、残った乗客らは全滅。一行は、調理場を抜けて機関室へ向かう。
通気孔を抜けるが、震動で船員のエイカーズ(ロディ・マクドール)が転落死。
船医らが船首へ向かうのを目撃。船尾に向かう彼らと意見が対立。
警部補のロゴ(アーネスト・ボーグナイン)はスコットの独断に反発。
水中の通路を通過するため、スコットは泳いでロープを張るが、鉄板の下敷きに。
老婦人のベルが助けるが、彼女は発作で死ぬ。
彼女の死をムダにするなと、一行は出発。出口まで目前に。
だが、震動でロゴの妻リンダが転落死。蒸気が吹き出し、行く手を遮る。
スコットは身を犠牲にしてバルブを閉じ、そのまま転落。
以降はロゴが先導し、船底へ。救助がかけつけ、助かったのは彼ら6名だけだった。
と言うわけで、パニック映画ブームの先駆けとなった作品。
上下逆さまになった構図が異色だが、どこへ逃げるかで衝突するあたりは
後の作品を見ると、ありきたりと言う印象も。
音楽はジョン・ウイリアムス。
TV放送 94/01/22 BS11 19:30-21:30
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ポセイドン・アドベンチャー2(79)
監督 アーウィン・アレン
嵐で積み荷を失った船長マイク(マイケル・ケイン)は、
友人のウイルバー(カール・マルデン)、拾ったセレステ(サリー・フィールド)と
遭難したポセイドン号から、宝石類をいただくため急行。
人命救助が目的の医師スベボ(テリー・サバラス)らも合流して、船内へ。
乗客を発見。宝石も発見するが、震動のため出口がふさがれる。
実は、スベボらは盗まれたプルトニウムを回収するために来ていた。
撃ち合いで、フランク(ピーター・ボイル)が死亡。
一行は逃げ、潜水着でハッチから脱出。だが、心臓病のウイルバーは自ら命を絶つ。
積み上げ中のスベボと撃ち合いになるが、船が爆発して一味は全滅する。
と言うわけで、パニック映画の先駆けとなった作品の続編。
前作は、逆さまになった船内を移動する面白味があったが、
今回はほとんど生かされず、主人公たちはわざわざ中へ入るのだから困りもの。
フランクの娘テレサに、アンジェラ・カートライト。
音楽はジェリー・フィールディング。
TV放送 93/11/19 04CH 21:03-22:54
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ポセイドン 史上最悪の大転覆(2005年アメリカ)
リチャード 乗客。小説家
ディラン リチャードの息子。ビデオ撮影が趣味
シェルビー リチャードの娘
シュミット司教
ローゼン夫人 未亡人
ポール船長
ロゴ執行官 連邦執行官
南アフリカケープタウンから豪華客船ポセイドン号が出航。
ロゴ執行官(アダム・ボールドウィン)はテロ警戒のため同行。
厳重な警備をするが、乗員に一味がいて武器が持ち込まれる。
小説家リチャード(スティーブ・ガッテンバーグ)は浮気で妻とすれ違い。
リチャードの息子ディランが死体を発見。ロゴが捜査する事に。
一味はブリッジを襲撃。船長(ピーター・ウェラー)を射殺。
撃ち合いになるが、爆発で浸水。船は倒れ逆さまになってしまう。
客室責任者は留まり救助を待つべきと言うが、
シュミット司教(ルトガー・ハウアー)は上へ逃げるべきと言う。
数名が司教に同行する事に。浸水が進み、留まった人々は全滅。
一行は水没したデッキを泳いで進むが、ローゼンマン夫人が死ぬ。
後発したリチャードの娘シェルビーや、別行動したロゴらも合流。
特殊部隊の待つ上へ到着するが、穴が狭くて脱出できない。
ロゴは一味の爆弾で穴を開け脱出しようとするが、司教がその役を買って出る。
爆破は成功し、9名が救出され、船は沈没する。
と言うわけで、ポセイドンアドベンチャーのTVリメイク版。
今年は映画リメイクもあり、3作のバリエーションがあるわけ。
転覆のきっかけは津波ではなく、テロ組織による爆破に変わり今風という感じだが
転覆してからはテロ組織である必要がまったくなくなってしまう。
また、爆破で大穴が開いたなら、そこから浸水してただ沈むだけではと言う気も。
スティーブ・ガッテンバーグ、ピーター・ウェラー、
ブライアン・ブラウン、トーマス・ハウエルと言う一昔前の主役級が勢揃い。
これがまた誰が主役やらと言う散漫な感じに。
結果的に3グループに分かれ、散り散りになりそうなものだが
意外や意外、簡単に合流したりして、豪華客船のくせに意外に狭い事が判明。
脱出行は人が時々死ぬが緊迫感があまりなく、
老婦人が水泳で死に、最後に神父(司教)が犠牲になると言うあたり
前作を見た者なら、先が見えてしまい、その通りになるのも拍子抜け。
少年のビデオ撮影が何か役立つのかと思えば、そう言うのもない。
一行の映画プロデューサーにブライアン・ブラウン。
船医にC・トーマス・ハウエル。
TV放送 2006/10/15 10ch 2100-2254
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「ポセイドン」(2006年)を見た。
以前パニック映画ブームと言う時期があって、
その先頭を切ったのが「ポセイドン・アドベンチャー」だった。
豪華客船の遭難と言うタイタニックの事故から発想を得たような話だが
何と言っても出色なのは、船が逆さまになり、
その異様な光景の中、普段なら出口から遠いはずの船倉へ向かうと言う展開。
まさに「アドベンチャー」と言う代物であった。
そのリメイクと言うべき本作は、安易な企画というようにも思えるのだが、
監督はヴォルガング・ペーターゼンで、しかも主役がカート・ラッセル。
何かうずく物を感じて見た。
冒頭は豪華客船の光景。CGで超巨大に見える船。
大晦日。北大西洋を航行中の豪華客船ポセイドン号。
この船には、様々な人々が、この後起きる恐ろしい事態を予想すべくもなく
取り憑かれたように集まってきていた。その面々は、
元消防士で英雄となり、その後NY市長にもなったラムジー(カート・ラッセル)、
その娘のジェニファー、恋人のクリスチャン。
ラムジーは2人の関係に反対する、物わかりの悪い父親だ。
ギャンブラーのディラン(ジョシュ・ルーカス)は
息子コナーを連れたマギーと言う女性に接近。
何とか金を巻き上げられないかと企む。
ギャンブラー仲間で、いかにも柄の悪そうなラッキー(ケビン・ディロン)。
実は密航者のエレナ。
そして、実はゲイで、恋人と乗るはずがふられたため、
自殺する気でいるネルソン(リチャード・ドレイファス)だ。
航行は無事進んでいるかに思えたが、突如、50メートルもの大波が船を襲う。
船は横転し、すべてが逆さまに。多数の死傷者を出す。
静かになった船の中、船員はパーティ会場の人々に、このまま救援を待つべきと指示。
だが、船の設計をした事があると言うネルソンは、
船は逆さまで浮くように出来ていない、船底へ行き、そこから脱出すべきだと主張。
ディランは勝手に一人で行こうとし、ラムジーは大勢の方がいいと言い出す。
マギーらも一緒に行く事に。
ラムジーは娘ジェニファーとはぐれ、1つ下の階、
いや今は1つ上の階にいるはずと考え、彼女と合流したいとも考えていた。
地図が必要だと言うディランに対し、ラムジーは船員マルコを同行させる。
ジェニファーは、落ちてきた物の下敷きになったクリスチャンを助けようとしていた。
近くにいたエレナに助けを求め、何とか救出。
必死に上がってきたラムジーらと合流する。
一方、パーティ会場の人々は、前作と違って割に長く生きていたけど
最後の方に浸水して結局全滅する。
一行は、さらに船底へ向けて上り続けるが、
あちこちが崩壊していたり火災になっていたりで、ままならない。
エレベータシャフトを反対側へ渡るため、皆でハシゴを渡して通過するが、
振動でマルコが宙づりに。ネルソンが何とか助けるが
引き上げる事はできず、今にも上にあるエレベータが落ちてきそう。
マルコを見捨てるしかないと言われ、沈痛な面持ちでマルコをけ落とすネルソン。
自分が死ぬはずだったのにと、複雑な想いの彼だが、
実はこのシーンを除くと、この後たいした人間ドラマが展開しない。
この後、いろいろな難所を通過。
吹き抜けになっているパーティ会場の下(今は上)を、
ねじ曲がった鉄骨を通過するが、何名か通過した後でラッキーが下敷きになって死亡。
残されたラムジーとジェニファーは、対岸へロープを張り
フィールドアスレチックのようにして乗り切る。
続いて、狭い通気口を登るが、浸水がどんどん進んで、危険な状態だ。
先頭を行くラムジーは、通気口の終点に、格子の柵がされているのに気づく。
ネジがされていて、力一杯蹴ってもだめだ。
そこで手の小さなコナーを先に行かせ、穴から手を出させてネジをはずさせる。
そうこうする内にも水は迫っており、閉所恐怖症のエレナはパニック。
ディランが落下しそうになり、下で支えていてくれねばならないのだが。
ネルソンが必死にエレナを励ます。
何とかネジがはずれ、一同は無事脱出。
今度は、水の中を何メートルだか先へ進まねばならないのだが
ここでエレナの服が引っかかり、彼女が死んでしまう。
またも沈痛な面持ちのネルソンだが、意外にあっさり次へ。
だが、船底に近づくと、そこが水の中に沈んでいて、脱出不可能だと判明。
あきらめかける一同。だが爆発で船が動き、船底部分が再び海の上へ。
これは行けると移動し始めるが、コナーが姿を消してしまい、
母マギーと、いつの間にか恋仲になったディランが、残って探す事に。
浸水が進み、あわてふためく中、なぜかドアの向こうにコナーを発見。
だがドアを開ける事はできず、もはや絶望的かと思われたが、
ディランがどういうルートを通ったか救出する。
一方、ラムジーらは船底に到着。何かの物音に気づいて不審に思うが
脱出すべくスクリュー室のドアを開けた時、もの凄い勢いでドアが開き愕然とする。
何とスクリューがいまだに動いていたのだ。
このままでは隙間から脱出する事はできない。
しかも、大きな物を突っ込んでスクリューを壊すと言う手もあるのだが
今は回転が逆向きで、外から吸い込んでいる状態なのでそれも無理だ。
ラムジーは水の中を潜って何メートルだか先へ行き、そこでエンジンを止めると提案。
しかし、そんな事をしていたら生きては戻れない。
クリスチャンは、自分なら生きて戻れると主張。
いずれにせよ行かせたくはないジェニファーだが、
気がつくとラムジーが姿を消し、勝手に行ってしまっていた。
水中をもぐり、コンソールに到着するラムジーは
エンジンを何とか切ったつもりだったが、装置が故障しており停止しない。
そのショックで息を大量に吐き出してしまったラムジーは、
遠のく意識の中、もはや生還は出来ないとあきらめつつ、あるスイッチに手を伸ばす。
残されたジェニファーらは、スクリューが止まるのに気づき
喜ぶような悲しむような複雑な想いだ。
ディランらも合流し、いざ脱出しようとすると再びスクリューが動作し始めた。
これでは脱出できないと絶望しかけるが、ディランがある事に気づく。
ラムジーはスクリューの回転を逆にしたのだ。
これで吸い込まれそうになる中、必死に物を投げ込み、スクリューを破壊。
一同は隙間から船外へ脱出。運良く浮いていたボートに乗り込む。
すると、船は待っていたかのように轟音と共に沈んでしまい、跡形もなくなる。
残された一同のところへ、救助隊が到着する。
と言うわけで、いざ見てみると、
実際の主役はカート・ラッセルとジョシュ・ルーカスに二分され
そこが何となくしまりのない感じ。
前作に比べてやや短めの尺なのに気づいていたが、
その割に転覆までがだらしなく長い。
いわゆる「いろんな素性の人たちが、取り憑かれたように集まってくる」描写なのだが
実はこのいろんな素性が、さほど後のドラマに生かされていない。
いざ転覆が始まると、大きなセットと最新のCGを駆使し、
前作よりもさらに凄惨なシーンが展開。ここは見所と言える。
さらに前作と違って、水がドンドン迫ってくると言う描写が多く
アドベンチャーと言うくらいだから、何となく楽しげだった前作より
実際はこんな物かも知れんと思わせる。
しかしながら、普段だとややうっとうしい人間ドラマが
あまりにもあっさりカットされてしまって
同行していた人が死んでも、サッサと次へ進んだりしてあまり感心しない。
リチャード・ドレイファスのキャラなんか、いくらでも深められそうなのに。
まあ、沈没シーンの派手さがプラスなので、総合して及第点よりやや上と言う感じ。
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墓石と決闘(67)
監督 ジョン・スタージェス
1881年。ワイアット(ジェームズ・ガーナー)らアープ兄弟は、
OK牧場にてクラントン一家との対決で勝つ。
生き残りアイク・クラントン(ロバート・アイアン)は保安官と癒着し、
殺人容疑でワイアットらを起訴するが、裁判では棄却される。
しかしバージルが襲われ負傷。保安官候補のモーガンは射殺される。
アイク一味は殺人犯としてワイアットを追跡。
一方、ワイアットは連邦保安官になり、襲撃犯を次々射殺。
メキシコで家畜泥棒をするアイクを追いつめ、対決の末倒す。
と言うわけで、OK牧場の決闘のその後を描いた話。
アープ側が殺人犯として描かれるのは面白いが、派手な撃ち合いはほとんどない。
史実に基づくが、映画によってちょっとずつ物語が違ってわけがわからない。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
TV放送 97/04/02 BS11 21:00-22:44
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北海ハイジャック(80)
石油基地の補給船エスターに、クレーマー(アンソニー・パーキンス)らが乗船。
彼らは船を乗っ取り、荷物室に爆弾をセット。
続いて、掘削基地ルースと、最大級の生産基地ジェニファーに機雷をセットする。
彼らは英国政府に2500万ポンドを要求。
軍には対抗手段がないため、フォークス(ロジャー・ムーア)率いる
民間のフログメンチームの起用が決定。
ブリスデン提督(ジェームズ・メイソン)が交渉役として、
フォークスはその副官として、ヘリでジェニファーへ。
エスターの船員たちは、テロリストたちを倒そうとするが、うまく行かない。
海軍がルースの爆破を偽装。機雷をいじったと見せ、時間をかせぐ。
最悪の場合には、エスターを爆破せよと指示し、フォークスらはエスターに乗り込み、
次々とテロリスト一味を倒す。
虫の息のクレーマーが爆弾のスイッチに手をのばすが、フォークスが阻止し息絶える。
というわけで、ロイド保険会社専用のフログメンチームとは何とも異色。
フォークスは女嫌い、編み物と猫が好き。
こんなに凝った設定は、シリーズ化を意識したのか、
1作だけではずいぶん妙な印象を受ける。
ルースを偽装爆破するという作戦はともかく、
全体の計画はそれほど緻密でも、奇想天外でもない。
もったいぶっているので、面白く見えるが、実は大した事ないという奴だ。
ジェニファーの責任者に、007のレイター役デビッド・ヘディング。
TV放送 92/01/26 12CH 14:30-16:26
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北極の基地 潜航大作戦(68)
監督 ジョン・スタージェス
北極の英国基地が遭難。米軍の原潜が救出に赴く。
だが、それは表向きで、実際には別の目的があるらしい。
諜報員(パトリック・マクグーハン)、
亡命した医師(アーネスト・ボーグナイン)、米軍大尉が乗船。
魚雷管から浸水。細工した形跡があり、身元の不確かな大尉に疑惑がかかる。
艦は北極に到達し、艦長(ロック・ハドソン)らが基地へ行く。
諜報員が探していたのは、ソ連の最新式スパイ衛星のフィルムだった。
これには重要な情報があるが、軌道の関係上、北極に落下する事になった。
そこで、ソ連はスパイを基地に潜入させ、彼はフィルムをどこかに隠したのだ。
諜報員は発信器を発見。だが、スパイだった医師に気絶させられる。
大尉がかけつけるが、気がついた諜報員は、誤解して大尉を射殺してしまう。
艦長らもかけつけ、氷の中に爆弾の仕掛けられたフィルムを発見。
そこへ、ソ連空挺部隊が到着。包囲して、フィルムを奪取。
気球によって上空へ上げられるが、艦長が入手していた発信器で爆発する。
というわけで、「ナバロンの要塞」のアリステア・マクリーン原作。
マクリーンらしく、二重スパイとかがからむが、それほどややこしくはない。
もっとも、イギリスの開発したフィルムを、アメリカのカメラに積み、
それをソ連が奪って打ち上げるなどと言うくだりは、余計な気がする。
英米がフィルムの開発に関係した事は、状況には関係ないからだ。
基地に潜入したスパイが、フィルムをどうして気球で上げなかったかとか、
どうしてみんな死んでしまったのかなど、気になる事は多い。
わざわざ爆弾をつけたまま、気球に乗せるのもマヌケ。
ソ連軍との確執は、いまいち盛り上がらないし、
ボーグナインはほとんど役に立たなかった。
だいたい、あのメンバーでは、マクグーハンかボーグナインが犯人に決まっている。
まあ、いちいちフィルムを回収しなければならない時代だったわけね。
TV放送 91/10/06 10CH 03:35-05:17
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ホット・ショット(91)を見た。
「ホット・ショット」は、ジム・エイブラハムズと言う男が監督している。
この男、ザッカー兄弟と言う連中と組んで
「ケンタッキー・フライド・ムービー」、「フライングハイ」等と言った
単なるコメディを越えて、背景すらギャグにしてしまうという
ひょうきん族に近いノリの映画ばかり作っていたかと思うと
「ゴースト」の様なまじめな映画まで作ってしまう。
(3人の区別がつかないので、誰が作ったのかは不明だが)
この映画も、ひょうきん族ノリの映画で、全体的には「トップガン」のパロディだが
もちろん、それだけではすまされない。
この連中の作る映画はいつもそうだが、
意外に渋い役者がマジにマヌケな演技をしているのもおかしい。
もっとも、「フライングハイ」以降、
「ポリスアカデミー」とか、「ビバリーヒルズコップ」等の、
ギャグ連発の映画がたくさん出て、見に来る客の方も、
「今日は笑って帰ろう」と言う構えで来ているのか、
それほどおかしくなくても、爆笑するので、興ざめな時もある。
いずれにせよ、当世随一の若手俳優で、どこかずれてる気がする
チャーリー・シーンが主役で、今回は本当にずれてる役柄なので、
これは見ないわけにはいくまい。
今から20年前、米海軍のパイロットのバズは、
天才的な腕前を持っていたが、無謀すぎて、テスト飛行中墜落する羽目に。
彼は脱出するが、同乗した仲間は脱出装置が故障して脱出できない。
ところが、機はなぜか無事に森の中へ突っ込む。
ようやく脱出装置が働き、仲間は雑木林の中へ放り落とされ、
木の枝がヘルメットに鹿の角のように、ひっついてしまう。
そして、そこは運悪く、鹿の狩猟区だった。
そして現在。友人を殺してしまったバズは、ノイローゼになって死んだ。
バズの息子トッパー(チャーリー・シーン)もまた、
米海軍に所属していたが、上司に反抗してクビになり、
今はインディアンと共に生活していた。
(「ダンス・ウイズ・ウルブズ」のパロディらしいが、元ネタを知らない)
ブロック少佐が彼の所を訪れ、今度の作戦に、トッパーの参加を要請。
ハマーをウォークマンで聞いていた酋長は、バイクに乗れと命じ、
戻ってくる時には、電池を買ってこいと命ずる。
バイクに乗って米軍基地に着いたトッパーは、
乗馬する女性ラマダに一目ボレする。
彼女が馬の前足を上げるので、トッパーはマネしてウイリーする。
すると、彼女は馬の上に立ち上がったので、トッパーもマネして、バイクの上に立つ。
(スロットルをつかんでいないので、走るはずはないのだが)
今度は、彼女は木に飛び移り、すさまじい勢いで、
大車輪なんかを始めるが、さすがのトッパーも、ここまではマネできなかった。
トッパーの復帰を、同僚たちは歓迎。
同僚には、目が魚眼レンズ症になって、周囲がおかしく見える男など、くせ者ばかり。
もっとも、映画を見ている間には、誰が誰だかあまり区別がつかなかった。
たぶん、ケントと言う役の奴だと思うが、
(全編に渡って、トッパーに対立するので)
鹿と間違えられて殺された男の息子がいて、トッパーに反感を持つ。
すると、実は鹿と勘違いして撃った男の息子も現れ、そのいとこまでも現れる。
(壁にかけられた、鹿と間違えられた男の写真が出てくる)
実は精神分析医だったラマダは、トッパーを父親コンプレックスと判断し
そういうスタンプを書類に押す。
彼は父親の話を聞くと、石のように動かなくなってしまうのだ。
彼女はトッパーを心配するが、トッパーはほっといてくれと言う。
やがて、訓練が開始される。
最高司令官は、ベンソン提督(ロイド・ブリッジス)だが、
彼は第2次大戦以来、百数回出撃し、すべて撃墜されていると言う
着陸した事のない男だ。
各地での戦闘で、全身は傷だらけで、脳も目も耳もずれている。
話す事は意味不明で、ギャグと言い切れないところもある。
無謀なトッパーは、訓練でなぜか町のど真ん中を飛んだりする。
(山中で訓練していたはずなのに)
実はブロック少佐が兵器会社と結託し、危険人物であるトッパーを利用して、
今使っている戦闘機を欠陥機として採用をやめさせ、
代わりに自社のを採用させようと考えていたのだ。
軍人が集まるバーで、ラマダは歌手をしていた。
トッパーは彼女に冷たくした事を後悔し、彼女に接近。
ところが、実は彼女はケントの元恋人だった。
彼女をめぐってトッパーとケントはケンカになり、
途端に店の中の人々が次々とケンカし始める。
ラマダはケントと話をすると言ってカウンターへ。
ケントが「今日はおごる」と言うと、店の中の人はおろか、
外からも人が集まってくる。
ケントが帰った後、トッパーは彼女を家まで送る事をOKされるが、
彼女の家はバーのすぐ前だった。
しかし、彼女はトッパーを家の中に入れ、「ナインハーフ」の様な
ちと変態的なプレイかと思いきや、どこかおかしい。
トッパーは氷をラマダの腹の上にこすりつけるが、氷が一気に溶ける。
続いてトッパーは腹の上で卵や肉を焼き始める。
翌日、訓練飛行が始まるが、ラマダの家で寝坊したトッパーは遅刻。
魚眼レンズの男は、それがもとでクビになるが、
トッパーが来ない事を知って、こっそり代役で機に乗る。
しかし、さすがは魚眼レンズ。どうも調子がおかしくて、仲間のピートの機と衝突。
魚眼レンズはピートの機が上にいるのに脱出し、ピートの足の下に頭が突っ込む。
ピートが蹴ったため、魚眼レンズはパラシュートで降下するが、
強風のため、地面に着いてからもふりまわされる。
一方、ピートは不時着。トッパーもかけつけるが、
救急隊員らが負傷者を負傷者とも思わぬ雑な扱いをして、
(自動ドアに頭をはさんだり、車のドアにぶつけたり)
それがもとで死んでしまう。
自責の念に悩まされたトッパーは、未亡人に2500ドルの金を渡すが、
未亡人はその他に300万ドルの宝くじに当たっていた。
トッパーは作戦から離れようとするが、ブロック少佐が強く彼を推したため、
引き続き参加する事となる。
ラマダに愛していると言うトッパーだが、彼女の反応ははっきりしない。
唐突に「オンリーユー」を歌い出し、
「ロッキー」、「風と共に去りぬ」、「スーパーマン」と言った映画の
男女のからみのシーンを再現するが、効果はない。
やがて、出動の日が来る。
攻撃目標は、某国の核兵器貯蔵庫。この攻撃に失敗した場合は、
アコーディオン工場と物まね教室が、第2目標となる。
ブロック少佐はトッパーを先頭に配置。ケントらの反感を買う。
兵器会社のウイルソンらも見に来ており、
戦闘機の配線に細工をするよう指示している。
やがて編隊は出撃。ところが、某国の戦闘機が接近。
攻撃を加えるが、こちらの戦闘機は故障で攻撃ができない。
そして、トッパーは父親の事を思い出し、石のように動かなくなってしまった。
誤りに気づいたブロック少佐は、20年前の真相を話す。
あの時、トッパーの父バズは、仲間を助けようと、
ちぎれた羽根を放すまいと必死にひっぱっていたのだ。
父が卑怯者ではなかったと知ったトッパーは、途端に元気になる。
しかし、攻撃はできない。そこで、機を左右に振って、横の敵機をはじき落とす。
続いて、雲の中に入り抜けると、前にはトッパーの前だけ切れた断崖があり、
敵機は簡単に激突。
だが、敵の追尾ミサイルに捕らえられ、数百kmを逃げる。
核兵器貯蔵庫に達し、日光浴するフセインそっくりの将軍に爆弾を落とすが、
ミサイルもついてきて、貯蔵庫は大爆発する。
ケントらは空母に帰還するが、トッパーは行方不明。
突如、黒こげになった戦闘機が上から降ってくる。
トッパーの活躍に感心したケントは、彼と握手。
形勢が怪しいと感じた兵器会社のウイルソンは逃げ出すが、
そこへベンソン提督が現れ、殴ると、ウイルソンは階段を転げ落ち、
運悪く歯科医のイスに座ってしまう。
空母は港に戻り、迎えに来たラマダに、
ケントは「俺の事は忘れろ。振り返るな」等とけっこう未練がましく話しかける。
ラマダはトッパーを追うが、トッパーはケントとラマダがいるのを見てあきらめ、
自家用の戦闘機で飛び立つ。
インディアンのテントに電池を持って戻ってきたトッパーは、
「腹に鉄板を持つ女」という呼び名をもらったラマダと再会する。
というわけで、細かい事になると、こちらの観察も追いつかない量なのが、
だいたいこんな感じだ。
こういうひょうきん族ぽい映画は、しつこい方が面白いのは確かなのだが、
センスが悪いとイヤになってしまう事がある。
この映画にも、数カ所にそういう場面があり、
にもかかわらず、そういう場面で爆笑している奴がいるので、まいってしまった。
とはいうものの、全体的には割とよくできている。
もっとも、全体の話自体がまともなので、
それ自体を非常識にした方がよかったのではなどと考えてしまう。
個人的には、ロイド・ブリッジス演ずる、
意味不明の発言ばかりする元帥がいいのだが、
あまりにも意味不明なので、あらすじでは説明できない。
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「ホット・ショット2」(93)を見た。
ホット・ショットと言うのは、ZAZと言う3人組が製作。
彼らは、「ケンタッキー・フライド・ムービー」と言う
ひょうきん族のあちら版のような映画を皮切りに、
「フライングハイ」(続編は無関係)「トップ・シークレット」「裸の銃を持つ男」
等の、パロディをごった煮的に詰め込んだ映画を製作。
かと思えば、「ゴースト」のようなマジメなのも作ってしまい、自分でパロディする。
最近は3人バラバラで活動しているようだが、区別がつかず
これもそのうちの誰かの製作だ。
チャーリー・シーンと言う、どこかずれている若手役者が
本当にずれている役を、マジメな顔をして演ずると言う展開。
前作は「トップガン」のパロディで、戦闘機シーンが多かったが、
今回は「ランボー」にターゲットを合わせている。
前作で恋人ラマダを演じた人も登場。
歴戦で負傷し続け、体中がつぎはぎだらけ、おかげで意味不明の行動が目立つ
ベンソン提督が、本作では大統領に。
演ずるのは、ブリッジス家の父親、ロイド・ブリッジス。
「ランボー」のトラウトマン大佐役のリチャード・クレンナが自分でパロディに登場。
その他、「ツインピークス」で、これまたずれていた
(あれは出演者全員がずれてたか)アルバートを演じたミゲル・フェラーも出演。
音楽は、「ロボコップ」「レッド・オクトーバーを追え」のバジル・ポールドゥリス。
とにかく、「クライング・ゲーム」の謎が何かを知るためだけでも、見る価値はある。
合衆国は、湾岸戦争の捕虜救出のため、某国(もちろんイラク)へ特殊部隊を派遣。
だが、それは表向きで、実はある独裁者暗殺が目的であった。
その人物とは、やっぱりフセイン(そっくりさん)であった。
自室でサボテンパイとか、イラクらしい物に囲まれてくつろいでいるフセイン。
だが、屋敷には特殊部隊がひそかに潜入していた。しかし、発見され撃ち合いに。
銃の音に恐怖したフセインは、まだ誰も来ていないのに過剰に撃ちまくり、
自分で転んで騒いだりする始末。
特殊部隊は簡単に捕まり、捕虜に。いわばミイラ取りがミイラになる結果となった。
ベンソン大統領(ロイド・ブリッジス)は、
この失敗が原因で、次の選挙が危うくなる。
(もっとも、当人はそんな事まったく気にしていないようだが)
原因は、何者かが作戦を敵側に漏らしたらしい。
軍事顧問ブロックマン(リチャード・クレンナ)や
CIAのミシェルと言う女性は、次の作戦を計画。
今度は最高の兵士を呼ぶしかない。トッパー・ハーレー(チャーリー・シーン)だ。
トッパーは、タイだかで生活。殴り合いで賭をする戦いで、男と対決。
男がヌンチャクさばきを披露すると、トッパーは縄跳びをして見せる。
そこへ、ブロックマンらが到着。指定席券を買って座席につく。
奇怪な対決で勝利をおさめるトッパー。戦いは闘争心をかき立てるため。
普段は、僧侶と共に、最新車に馬車の車輪をつけたりする作業に従事。
もはや彼は戦争はしたくないと言う。
そこには、前作で恋人になったラマダとの事があった。
2人は愛し合い、結婚を約束。ハワイ行きの列車に待ち合わせをしたのだ。
事故さえなければ、2人は幸せな結婚をするはずだった……。
トッパーに参加の意志がないとわかり、ブロックマンは自ら参加。
だが、捕らえられ、すごく痛い拷問を受ける。
電気を猛烈に消耗し、全世界の照明が一瞬暗くなるほどの。
ラジオでこれを知るトッパー。ブロックマン救出のため、ついに立ち上がる事に。
その頃、ベンソン大統領は、日本のソト首相(クライド草津)を迎え晩餐会。
飛び跳ねる魚料理を見て、ブッシュのようにソト首相の膝の上に吐くベンソン。
今度は反対の席の側近に吐きそうになるが、彼は準備がよくて袋を持っている。
袋の中に入れ歯が落ちてしまい、拾ってソト首相のシャンペンで洗ったりするから、
ソト首相も青ざめる。
そこへタキシードを着たトッパーが到着。(何も晩餐会に来る事はないと思うが)
ベンソンは、トッパーの事を大統領を名乗る輩と言い出すので話にならない。
そこで、ミシェルと話す。ただちにトッパーは出動する事に。
「氷の微笑」のシャロン・ストーンばりの衣裳のミシェルに、
首から湯気が上がるほど興奮するトッパー。すかさずリムジンで家へ。
その中でもケビン・コスナーの「追いつめられて」のように、激しく絡み合う。
バックミラーで見て興奮した運転手は、最初は大きなミラーに交換したりしていたが
次第にビデオにおさめたり、エスカレート。
家に着くと、再び「氷の微笑」のように、激しいHシーン。
いきなり、トッパーの手をベットに縛り、アイスピックのような物を取り出すが、
それはドライバーで、ギシギシ言うベットを調整。
トッパーの上で興奮するミシェルは、ロデオのように叫んで銃を撃ちまくる。
ミシェルは、ラマダの事が忘れられないのねと言う。
そうあの時。ハワイ行きの列車を待っていると、トッパーの所へラマダからの手紙が。
「すっぽかしてごめんなさい。この用紙は再生紙を使用しています」
途端に、トッパーの上にだけ雲が現れ、彼に雨を降り注いだ。
トッパーらは現地の基地へ。ハンバーガー大佐(ミゲル・フェラー)が迎える。
参加するのは、他に、意味不明の組織から来た黒人兵ウイリアムズら。
気をつけてと言うミシェルは、好運のつけボクロをつけてくれる。
ヘリからパラシュートでジャングルへ降下。
トッパーは高木に引っかかるが、彼の万能ナイフで、チェンソーが飛び出し木を切る。
一行がジャングルを進むと、敵らしき人物が。すかさず、トッパーと空手の対決。
ハンバーガーが止めると、相手の正体は何とラマダだった。
彼女は、接触する予定の連絡員だったのだ。
彼らは漁師の服装に着替え、(トッパーだけは元の衣裳のまま)ボートで移動。
一方、「地獄の黙示録」のような暗い感じの船が通り過ぎ、
そこには、あれに出演していたチャーリー・シーンの父マーチン・シーンが。
すれ違う際、互いに「ウォール街で見たよ!」
(2人は「ウォール街」で親子役で共演している)
ラマダが近づき、トッパーと話す。トッパーは聞く。なぜ?と。
彼女はもともと人妻だったのだ。
夫デクスターは戦死したものと思われたが、あの日、生きていた事がわかった。
そして、彼もまた捕虜として捕らえられていたのだ。
ボートを巡視艇が止める。ラマダは怪しまれないよう、つけヒゲで男に扮する。
何語か知らないが、あっちの言葉でごまかす一行。
ラマダも釣りをするフリをするが、竿が飛んでしまう。
それでも気づかず、引き上げる兵たち。だが、ラマダが婦人トイレに入ったため発覚。
すかさず撃ち合いになり、トッパーは仲間を川に飛び込ませ、自身は撃ちまくる。
ただただ撃ちまくり、敵は1人ずつ順番にやられる始末。
ボートは大量の薬莢で今にも沈みそう。敵の船が爆発し、吹き飛ばされる。
ラマダは頭にタコを乗せたまま岸へ泳ぎ着く。仲間も一緒だ。
そこへ、空から飛んできたトッパーが、勢いで地面に突っ込む。
すぐに回復するが、戦いの間、ハンバーガーがいなかった事を指摘。
彼がスパイなのではと言う疑惑が起こる。
一方、船の爆破で連絡が途絶え、大統領のもとへ作戦失敗の連絡が。
すると、何と大統領自らが潜水服を着て、現地に向かう事に。
水中でおならをしたため、上にいた監視船の兵が次々倒れる。
トッパー一行はついに敵収容所へ。トッパーは万能ナイフからペンチを出し、
フェンスを切るが、終わった頃になって、フェンス全体が倒れてしまう。
潜入した彼らは、敵の見張りを1人ずつ倒す。
そして、牢に入れられたブロックマンの所へ。
見張りが寝ているため、気づかれないように、窓からモップで鍵を取ろうとする。
だが、なかなかうまく行かず、見張りの顔をつついてしまったり、
扇風機に突っ込んで削れたり、目覚まし時計を鳴らしたり。でも見張りは起きない。
ようやく鍵を取る事に成功。ブロックマンに投げるが、届かない。
ブロックマンは、竹で作られた檻から、ほとんど全身を出して鍵を拾い、
わざわざ檻の中へ戻って鍵を開ける事に成功。
ようやく見張りが起きるが、殴り倒す。ところが、彼の背中が警報機を鳴らす。
たちまち、敵兵が大挙して登場。
こちらは銃の形をしながら、こぶしの形をしたおもちゃ等で敵を倒していく。
バズーカのような武器は威力満点で、敵を壁にたたきつけられた泥人形のようにする。
見張りに気づかれないよう、弓矢で狙うトッパーだが、なかなか当たらず
ついに矢がなくなった所で、敵が気づく。
仕方なく、強引にそこにいた鶏を拾い、矢の代わりに飛ばし、敵を倒す。
(ケビン・コスナーの「ロビンフット」のパロディ)
隠れているハンバーガーを見つけ、やはり裏切り者かと思うが、
彼は戦いが怖くなったと言って泣く。
トッパーがなぐさめると、途端に元気になり、戦争ってファンタスティック等と言う。
トッパーは狙われるが、ラマダが間に入り助ける。
彼女は倒れるが、弾はトッパーが贈ったロケットによって防がれていた。
(と言っても、ロケットに弾がひっついているだけで、防いだと言うには程遠い)
そのロケットには、トッパーとラマダの写真が。
他の捕虜も救出し、一行は引き上げる事に。
だが、トッパーはデクスターを救出に向かうと言う。
もし、15分して戻らなければ、もう15分待てと指示を出す。
ディズニーランドのような案内標識を見て、フセインの屋敷へ。
だが、逃亡しようとしていたフセインが現れる。
彼は、決闘だと言って、フェンシングの剣で向かってくる。
トッパーも相対するが、彼の剣は、ロウソクを切ろうとしただけで、
こちらが折れてしまうほど柔なもの。
仕方なく、そこらにあった携帯電話のアンテナを出し、対決。
途中で電話がかかり、出てみるとフセイン夫人。
恐妻家のフセインは、仕事中だとごまかしてくれと言う。再び対決。
トッパーはフセインの腹を刺すが、アンテナが納まるだけで効果はない。
絶体絶命の所へ現れたのは、ベンソン大統領だった。
彼はトッパーに、ブロックマン救出に向かえと言い、自らがフセインと対決。
すかさず暖炉に飛ばされ、火だるまに。
しかし、全身が耐火材のベンソンには効果ないのだ。
フセインは剣で彼の頭を切るが、頭は強化鋼材。剣が曲がるだけ。
2人は、「スター・ウォーズ」のライトセーバーを取り出し、対決。
一方、牢へ向かったトッパーは、ブロックマンに会うが、彼は歩けなかった。
と言うのも、靴紐が結ばれてしまったのだ。それも固結びだ。
何て卑劣な奴と言うが、仕方ない。トッパーは彼をかついで移動。
しかし、このデクスターは、水を飲ませろだの、休憩するなだの文句が多い。
かたや、ヘリで待つラマダやブロックマンら。
時間切れと、ミシェルが出発しようと言うため、
ラマダは、ただそれだけの理由で、彼女こそ裏切り者だと見抜く。
ベンソンとフセインの対決は、まだ続き、ベンソンは消火器をフセインに向ける。
すると、まるで「T2」のT1000のように、凍りつくフセイン。
そばにいる愛犬もだ。フセインは粉々に砕け、ベンソンは引き上げる。
だが、暖炉の火で、砕けたフセインは液体状になって、再び元の形に。
でも、愛犬も混ざってしまったため、顔からはヒゲが出ている。
彼はあわててベンソンやトッパーらを追跡させる。
ヘリの所へ、トッパーらは到着。ブロックマンはこの事を手記にして儲けると言う。
トッパーは大統領を助けるため残ると言う。それならとラマダも残ると言う。
もし君が残ればどうなると思うか、と聞くと、わかってるわ、セックスよと言う。
まさか続編ができるとは思わなかった、安直なキャストと言われた。
でも、あなたが好きよ等というラマダ。
すると、まだ足を縛られているブラックマンが、いい記念だと写真を撮る。
しかし、足が縛られているため、移動に失敗し、そのまま崖下へ。
これで邪魔者はいなくなり、そこへベンソンが到着。
そのヘリはアメリカ行きかね等とバカな事を聞いて、乗り込み出発。
フセインが駆けつけるが、重量オーバーのため、ヘリは飛び続けられない。
邪魔な物を捨てろと言われ、ヘリからバカでかい白いピアノが捨てられる。
フセインはピアノの下敷きになってぺしゃんこ。一行は帰還に成功した。
と言うわけで、大笑いできる映画を期待して見ていた時期は過ぎ、
最近はしらける事が多くなってきた。
面白ネタも、さんざんテレビなどで広告されたのでは、笑えない。
むしろ、そんなシーンで笑っている他の客を見ると、
こいつらはお約束で笑っているに過ぎないと思えるほどだ。
「クライング・ゲーム」の謎もわかったが、
同じ種類のギャグをしつこく続けているばかりで、
代わりばえしないと言う印象が強い。
まあ、大笑いはできないにしても、お気楽に見れば、それなりに楽しめる。
▼
ホット・スポット(90)
監督 デニス・ホッパー
とある町。流れ者のハリー(ドン・ジョンソン)は、中古車屋に。
グローリア(ジェニファー・コネリー)とサットン氏の取立。2人にはいわくありげ。
社長ジョージの若い妻ドリー(バージニア・マドセン)の誘いで、彼女と接近。
ハリーは銀行員が全員消防隊員である事を知り、火事を起こしてそのスキに金を強奪。
保安官はハリーに不審感を抱くが、ドリーが火事の現場にいたと証言したため釈放。
彼女はハリーに、ジョージ殺害を持ちかける。彼は今度発作を起こせば死ぬのだ。
だが、彼は拒否し、グローリアと接近。彼女はかつてレズ関係があり、
それが原因でサットンに脅され、会社の金を横領していたのだ。
ハリーはサットンをたたきのめすが、サットンは火事の件をネタに脅してくる。
そこでサットンを射殺し、盗んだ札束を残す。番号が一致し、彼が犯人と断定される。
ハリーはグローリアとの結婚を決意。だが、ジョージが死んだとの知らせが。
ドリーは、ジョージにハリーとの仲を知らせ、発作を起こさせた。
そして、ハリーとグローリアの仲を裂くため、サットンに火事の事をばらしたのだ。
彼女はハリーとグローリアの罪を書いた手紙を弁護士に預けた。
グローリアは立ち去り、ハリーはドリーと結婚するしかなかった。
と言うわけで、ジェニファー・コネリーが脱いだ事で話題の作品なので見た。
ところが、ひいきのバージニア・マドセンが、氷の微笑的悪女役の映画であった。
だが、テンポ的に悪く、ドリーもそれほど痛烈な悪女ではない。
彼女もヌードがあるが、2人とも大した事がない。
店員のロンに、チャールズ・マーチン・スミス。
TV放送 92/12/12 BS05 21:50-00:00
▼
ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年英)
ニコラス・エンジェル 優秀な警官(新スタートレックのスコット役)
ダニー ニコラスの同僚。警部補の息子
フランク 警部補。ニコラスの上司
スキナー スーパー店長(ティモシー・ダルトン)
優秀な警官であるニコラスは、逆に厄介がられて田舎に異動させられる。
国内で最も治安が良いとされる村で、同僚はニコラスの行動を過剰とバカにする。
飲酒運転で逮捕した男ダニーは警部補の息子でおとがめなし。
スーパーでの万引きも、店長スキナー氏は処罰しないと言う。
俳優ブロワーと恋人イブが死亡する事故が発生。
ニコラスは事件と言うが取り合われない。
冷蔵庫で儲けたと言うマーチャント氏は黒焦げで見つかる。
記者ティムも屋根の飾りが直撃して死ぬ。
ニコラスは一連の事故を殺人と断定。
道路建設をめぐり、儲けようとした連中をスキナーが始末したと考える。
だが、事件当時スーパーの監視カメラにスキナーが写っていたと判明。
失意のニコラスだったが、複数犯だと気付くと、殺し屋に狙われる。
城に集まったスキナーら近隣監視同盟は、
ニコラスの推理とは違い、不倫やひどい演技など、
単に村の品位を落としたと言う理由でブロワーらを始末してきたのだ。
警部補も一味だったが、ダニーに助けられる。
ニコラスは同僚に事情を説明。押収した武器を持ち出し、監視同盟と全面対決に。
スキナーら一味を倒す。
再びロンドンに戻れと誘われるニコラスだが、村に留まって署長となるのだった。
と言うわけで、警官を描いたコメディで、
お蔵入りになりそうなところを、警察大好きな水野晴郎が掘り出したと言う作品。
主演の人はどこかで見たと思ったら、新スタートレックのスコット役。
そういうのもやるが、コメディも多い人らしい。
この手の映画で、いかにもなコメディ役者が、
やり手の警官役に扮しても違和感があるが、その点は問題なかった。
(俳優さんをあまり知らないからかも知れないけど)
物語は、左遷された主人公が、事件などないと言う田舎町に戸惑うと言う展開で、
周囲は次第に彼に影響されるが、彼自身も感化されていくと言う、
まあどこかで聞いた話。
後半、彼の周囲に連続殺人が発生。
最初から怪しかったティモシー・ダルトンだけでなく、
町の老人たちが町を浄化するため、意に反する者を処刑していたと判明。
コメディには、ありそうな話を面白おかしく描くものと、
非現実的な設定を笑わせるものがあるが、
本作の場合、前半はありそうな話、
後半は非現実的で、ちょっとギャップに戸惑わされるかな。
全体的にはまあまあ面白かった。
TV放送 2009/06/19 WOWOW 2230-0035
▼
ホットフラッシュ〜ワタシたちスーパー・ミドルエイジ!(2013年米)
ベス (ブルック・シールズ)
ジンジャー ベスの仲間(ダリル・ハンナ)
クレメンタイン ベスの仲間(バージニア・マドセン)
ロキシー ベスの仲間
フロー ベスの仲間
ベスの夫 (エリック・ロバーツ)
ジョスリン ベスの娘
更年期に悩むベスは、知人テスが実現させた乳がん検診車が運用中止になると知る。
そこで、資金を集める為、かつてのバスケ仲間を集め、
娘ジョスリンが所属するチームと対戦する事に。
第1試合は敗れるが、練習の成果で、第2試合は逆転勝利。
夫の浮気を知ったベスはショックを受けるが、
チームの事が新聞記事になったと知って奮起。最終第3試合も逆転勝利する。
夫はかけつけるが、浮気相手に捨てられただけと知りベスは離婚を決意。
ネットビジネスを立ち上げ、チームの友情は続くのだった。
と言う訳で、中年になったブルック・シールズ主演のドラマ。
乳ガン検診車の資金集めの為、ブルックらは中年おばはんのバスケチームを結成。
現役バリバリの娘チームと対決する事になると言う訳。
引退状態のメンバーが再結集して奮戦するなんて話はイヤになるほど見たが、
本作の顔ぶれは、ブルックの他、ダリル・ハンナ、バージニア・マドセンと言う布陣。
エクスペンダブルズ的に期待が高まるが、
3人とも面影はあまりなく、言われなかったら誰1人気付かなかったかも。
見てすぐに分かったのは、ブルックの夫役エリック・ロバーツだけ。
おかげで豪華顔ぶれの高揚感もなく、話はかなり退屈。
DVDレンタル
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ホットボーイズ(1999年アメリカ)
クールの恋人ラシャーナは、殺人現場に出くわし、無実の罪で逮捕されてしまう。
タリー刑事(ゲーリー・ビシー)は、ラシャーナを助けたければ
ギャングのセイントに近づけと持ちかける。
クールはセイントに接近し、信頼を受けるように。
セイントは逮捕されるが、殺人に関係したマック警部がラシャーナを殺害。
ショックを受けたクールは、仲間とヤクの取引を横取りするように。
ホットボーイズと称して荒稼ぎするようになる。
仲間ピーウィが情報を漏らしたと知り、彼を始末。
セイント一味が襲撃。撃ち合いで倒すが、かけつけた警察に捕らわれる。
30年の実刑になるが、5年で出所し堅気となる。
と言うわけで、今さらゲーリー・ビシーが主人公になるとは思えなかったが、
やはり彼は脇役で、主人公は別の人。
それで悪徳警官に振り回される話だが、
ビシーが悪徳警官かと言うと、多少悪徳なのだが、
本当に悪いヤツは別にいたりして、何か人物関係がスッキリしない感じ。
おまけに、恋人が殺されて復讐するかと言うと
そうではなくてギャングになってしまったり、何か出たとこ勝負。
TV放送
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ホット・ロック(1972年アメリカ)
監督 ピーター・イエーツ
刑務所を出所したジョン(ロバート・レッドフォード)は相棒ケルプと再会。
バタウイ国のアムーザ博士の仕事を受ける事に。
彼によると、博物館にある宝石に関して、隣国と所有権を奪い合っていると言う。
これを盗めと言うのが依頼だ。さっそく車のプロスタンや爆破のプロアランを集める。
博物館前で派手な事故を起こし、警備員が集まったスキに侵入。
鍵屋ケルプが鍵を開け、宝石を盗み出すが警備員が戻ってきて退散。
しかしアランが逮捕され州立刑務所へ。隠し場所は彼しか知らない。
弁護士であるアランの父も協力し、彼を脱獄させる事に。
ジョンらが侵入し、外のトラックで退散する事に成功。
しかし、アランは警察の留置所に隠したと言う。
仕方なく過激派に扮して警察署を襲撃。だが配管に隠したダイヤは見つからない。
隠し場所を話したのは父だけで、脅した末、彼が貸金庫に入れたとわかる。
しかし貸金庫から出すにはサインが必要だ。
ついにアムーザはアランの父と組むと言い出す。
ジョンは仲間のミアズモに頼み、行員に催眠術をかける事に成功。
ジョンが貸金庫を作り、催眠術で行員に鍵を開けさせ宝石を奪って退散する。
と言うわけで、ロバート・レッドフォード主演の泥棒もので、
彼自身の出たスニーカーズとかオーシャンズ11ぽい展開だが、
あまり巧妙な作戦でもなく、メンバーにハッキリした特技があるわけでもない。
何となく出たとこ勝負で行っている感じで、
この手の映画としてはあまり面白くない。
TV放送 2004/03/24 BS05 1800-1946
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ホッファ(92)
監督 ダニー・デビート
運転手ボビー(ダニー・デビート)は、
組合のホッファ(ジャック・ニコルソン)の仲間に。
スト決行で国中がマヒ。会社側と激しい殴り合いになるが、経営陣には影響がない。
ロバート・ケネディ議員らは、共産主義者の疑いでホッファを追及。
組織との癒着も指摘。だが証拠を握りつぶし、会長選挙でホッファが選ばれる。
だが腹心ピートが寝返り、証言したために有罪になり刑務所へ。
組合はニクソンの選挙資金を出し出所させるが、組合脱会が条件だった。
怒ったホッファは、組織のダリ(アーマンド・アサンテ)に会長の始末を依頼。
しかし危険視したダリは、ホッファとボビーを始末する。
と言うわけで、組合活動しながら行方不明になったホッファの実話を映画化。
登場人物になじみがなく、それぞれのかけひきもピンと来ない。
TV放送 99/01/23 BS11 21:30-24:00
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BODY/ボディ(92)
財産家マーシュが心臓マヒで死亡。恋人レベッカ(マドンナ)を殺人容疑で逮捕。
心臓病のマーシュにコカインを吸わせ、激しいセックスで死なせたと言うのだ。
フランク(ウイレム・デフォー)が彼女を弁護。彼もまた彼女の虜に。
秘書ジョアン(アン・アーチャー)がレベッカのコカイン服用を証言。
だが、彼女がマーシュの元愛人で、レベッカを犯人に仕立てた事が判明。
だが、元恋人ロストンも心臓病で、遺言を書き換えさせられた事がわかり、不利に。
マーシュと共に医師ペイリン(ユルゲン・プルホノフ)の患者で、共通点が多い。
しかし、マーシュの心臓病は知らず、ロストンと別れたのはホモだからと証言。
判決は無罪に。フランクはレベッカを訪ね、ペイリンと彼女が共犯だったと知る。
ペイリンが患者を紹介し、コカインを入手。わざと危険な証言で信用させたのだ。
フランクとペイリンは格闘になり、レベッカは撃たれて死亡。ペイリンは逮捕される。
と言うわけで、脱ぎ癖がついたマドンナが、「氷の微笑」の向こうをはった作品。
激しいセックスシーンが見せ場だが、彼女1人が出ずっぱりで、
「氷の微笑」ほどアブノーマルさが感じられず、
裁判はややこしいが、最後の落ちは単純で、どうも安易な話と言う印象が強い。
TV放送 93/10/10 BS05 22:10-00:00
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ボディガード(92)
ボディガードのフランク(ケビン・コスナー)は、友人ビルの紹介で
女優兼歌手レイチェル(ホイットニー・ヒューストン)の警備をする事に。
脅迫状や爆弾の危機が迫っていたが、彼女自身は事態を知らない。
過剰な警備に怒るが、脅迫状を発見。だが、ステージには出て騒動になる。
フランクに関心を持った彼女は、デート。だが、公私混同はまずいとフランクは後悔。
フランクの態度に怒ったレイチェルは、彼の元同僚ポートマンと接近したりするが、
不気味な電話にフランクの警護を要求。コンサートは中止し、山荘にこもる。
しかし、ボートが爆破され、車も壊され孤立する。
息子フレッチャーに危機が及び、付き人で姉のニッキーは事件への関与を白状。
妹の成功に嫉妬し、脅迫状をヒントに殺し屋を雇ってしまったのだ。
殺し屋は山荘に侵入し、ニッキーを射殺。脅迫状を出した熱狂的ファンが逮捕されるが
ニッキーを殺したのはプロの仕業だ。レイチェルはアカデミー賞受賞式に参加。
彼女が極度におびえる中、フランクはポートマンが犯人と気づく。
主演女優賞を受賞した彼女をポートマンが狙うが、フランクがかばい射殺。
フランクは新しいボディガードを紹介し、別れのキスをした。
と言うわけで、2大スターの共演で話題になった作品。ホイットニーの曲も評判に。
主題歌はカウボーイ向けの歌をアレンジした事になってる。
ケビンは元シークレットサービスで、レーガン事件で引退した設定。
黒沢の「用心棒」も登場し、62回見たと白状する。音楽はアラン・シルベストリ。
TV放送 94/07/10 BS05 20:30-22:42
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ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年アメリカ)
ドン・シーゲル監督
医師マイルズは学会から戻るが、少年ジミーは学校を嫌がり、
元恋人ベッキーのいとこウイルマは、アイラ叔父が別人になったと言う。
ジミーは母が変わったと言い、ウイルマは叔父に何かが足らないと言う。
精神医カイフマンは、最近増えている集団ヒステリーと取り合わない。
ジャックは、自分そっくりの体を発見。ベッキーそっくりの体も見つかり
ベッキーが危険だと感じ連れ出す。朝になるとウイルマもジミーも騒がなくなる。
温室に奇妙な繭があり、中には人間が。人間のコピーを作り、
完成するとオリジナル側が滅びる。一度眠るとやられてしまうのだ。
ベッキーの父もやられ、警察も怪しい。電話局も占拠され、外部との連絡はできない。
町中の人々がおかしくなり、大量の繭が運び込まれる。宇宙から来た種らしい。
カイフマンも一味で、彼らは記憶を吸い取り感情は必要ないと言う。
捕らわれたマイルズらは逃げ出すが、ベッキーが寝てしまい別人に変わる。
仲間を呼ばれマイルズは逃走。町の外へ出るが医師たちは精神科へ回そうとする。
だが、繭が発見され、医師はあわてて警察に手配する。
と言うわけで、ボディ・スナッチャー物の元祖。
時代は古くて白黒だが、周囲の様子がおかしくなる恐怖の雰囲気は
後のリメイク作品などよりもずっといい。
ヘタにスケールを大きくしなかったあたりが当たりらしい。
TV放送 2001/07/19 BS11 0100-0222
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SFボディ・スナッチャー(78)
衛生局に勤めるエリザベス(ブルック・アダムス)は、恋人の異変に気づく。
どこか人が変わったようだ。彼女は同僚マシュー(ドナルド・サザーランド)に相談。
彼もあちこちで同様の話を聞く。精神医キブナー(レナード・ニモイ)はこれを否定。
サウナを経営するジャック(ジェフ・ゴールドブラム)と
妻ナンシー(ベロニカ・カートライト)は、ジャックそっくりの死体を発見。
マシューも、エリザベス宅で彼女そっくりの人間を見る。
それは死体ではなく、複製に違いない。だが、警察はこの話を信じない。
宇宙から来た植物が、寄生して遺伝子を操作しているのだが、確証はない。
マシューらが寝ている間に、植物のサヤから触手が。中には複製ができている。
気づいた彼らは逃走。追っ手はどんどん増え、マシューらが捕まる。
彼らは工場で、植物を栽培しているのを目撃。
エリザベスは寝てしまい、複製が完成。本物はしおれてしまう。
マシューは工場を破壊。追い込まれるが、寝るのは時間の問題だった。
唯一無事だったナンシーは、マシューと再会。だが、彼は仲間を呼んだ。
と言うわけで、「遊星からの物体X」みたいな展開のSF。
しかし、全体の印象は安っぽい。途中、人の顔の犬が出てくるが、あれは何だ?
ブルック・アダムスは最後に意味もなく裸になっている。困ったものだ。
TV放送 93/01/05 BS05 04:00-06:00
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ボディ・スナッチャーズ(93)
父マローンの軍の仕事で、マーティ(ガブリエル・アンウォー)一家は軍の基地へ。
しばらくして弟アンディは継母キャロル(メグ・テイリー)が死んだと言い出した。
マーティは怪しい触手に襲われ、自らの複製ができつつあったが危うく逃げる。
キャロルを含め基地中の人々が複製になっており、人々に追われるハメに。
マローンは助けを求めるが、軍医コリンズ少佐(フォレスト・ウィテカー)は自殺。
父の異変に気づいて射殺するが、マーティは捕らわれ危うく複製を作られそうに。
だが操縦士のティムが救出。アンディとも合流してヘリで脱出。
だがアンディも複製でティムを襲い、突き落とす。敵は誰も信じまいと追跡しない。
ティムは各地へ向かうトラックと基地を破壊。それでも彼らに逃げ場はない。
と言うわけで、2度映画化されたボディ・スナッチャーの3度目の映画化。
今回は女の子の身内が次々別人になっていくと言う話で、1作目は未見だが
2作目よりはよくできてる。弟を突き落とすシーンも悲痛な感じ。
ガブリエル・アンウォーは裸シーンありで、実はそれが目的で見た。
VHS
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インベージョン(2007年米)
キャロル・ベネル 精神科医(ニコール・キッドマン)
オリバー キャロルの息子
ベン キャロルの同僚(ダニエル・クレイグ)
スティーブン キャロルの同僚(ジェフリー・ライト)
タッカー キャロルの前夫
ウエンディ キャロルの患者(ベロニカ・カートライト)
スペースシャトルが爆発し、各地に破片が落下する。
精神医キャロルは、家族が別人のようになったと言う相談を受けるように。
やがてキャロル自身も周囲の異変に気づく。
部屋で見つけた物質を分析した結果、それが知性を持つ生命体で
人間に侵入し遺伝子を書き換えていると知る。
元夫タッカーに預けた息子オリバーを取り戻そうとするが、
彼女も顔に何かをかけられる。
同僚ベンによると、全米で数千万人が感染。眠ると症状が始まるのだ。
一方で、白質の脳炎になった者には免疫があり、スティーブがワクチンを作る事に。
キャロルはタッカーの家に乗り込み、オリバーを救出。彼には免疫があった。
ベンも一味になりキャロルを追い回すが、スティーブがかけつけ救出。
1年後、キャロルは治療で回復したベンと結婚。
一方で戦争はなくならず、なくなった時は人間が人間でなくなった時かも知れない。
と言うわけで、「恐怖の街」の4回目の映画化で
今回はニコール・キッドマンとメジャーな俳優が出ているので期待して見る。
旧作は、宇宙人がひそかに侵略しようとして
眠ると複製が本物になり、本物がしぼんでしまうと言う描写がショッキングだったが
今回は宇宙の生物が遺伝子を書き換えて別人に、と言う設定で
割にリアルにしたために、こぢんまりしてしまって脅威ももう一つ。
免疫ができたり、回復すると元の人間に戻るのもいただけない。
2回目の映画化で唯一無事だった、ベロニカ・カートライトが再登場するのは面白いし
同僚役でダニエル・クレイグとジェフリー・ライトという
007コンビが出ているのも気に入った。
TV放送 2008/11/16 WOWOW 2000-2145
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ボディ・ダブル(84)
監督 ブライアン・デパルマ
閉所恐怖症の俳優ジェイクは、妻に浮気され家を飛び出す。
俳優仲間サムに留守番を頼まれ、彼の家へ。近所の女グロリアののぞき見に熱中する。
ある日彼女を見かけて尾行。男がカバンを奪った所を助け、激しいキスをする。
その夜、男が家に侵入した事に気づきかけつけるが、間に合わず彼女は殺される。
刑事は彼を変態扱い。ジェイクはポルノ女優ホリー(メラニー・グリフィス)が
グロリアと同じ踊りをする事に気づき、彼女に会う。
彼女はグロリアの部屋で踊った事を認める。それを頼んだのはサムだ。
サムこそが夫で、ジェイクは目撃者に仕立てられたのだ。
男がホリーを襲うが、ジェイクが救出に。男の正体もサムだった。
ジェイクは閉所恐怖症を克服。サムは飼い犬に襲われて貯水池に沈んだ。
と言うわけで、デパルマがヒッチの「めまい」「裏窓」をくっつけたような話。
「殺しのドレス」に比べると、ずいぶんB級ぽい感じ。飼い犬に襲われたのも妙だ。
TV放送 94/11/18 04CH 21:03-22:54
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ボディ・ターゲット(93)
銀行強盗で逮捕されたサム(ジャン・クロード・バン・ダム)は、
仲間のビリーの協力で脱走するが、ビリーは撃たれて死ぬ。
宿のないサムは、アンダーソン夫人の家が、地上げで嫌がらせを受けていると知る。
社長ヘイル(ジョス・アックランド)の指示で、開発に抵抗する隣家が火事に。
サムは彼女たちを助けるが、正体がばれ、町を去る事に。
ヘイル一味は最後の手段として、夫人を脅迫して契約させるが、
舞い戻ったサムが一味を倒し、サムも戻ると約束して逮捕される。
と言うわけで、脱走囚が未亡人一家を助けると言うどこかで聞いた話。
正体がばれる事を気にせず、でしゃばるのが不自然だが、それなりに面白い。
TV放送 95/02/25 BS05 22:30-00:05
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ボディハード(93)
税関捜査官ジャック(マイケル・パレ)は捜査に失敗。上司カレンにクビにされる。
ラルゴ(マイケル・アイアンサイド)氏の妻エバ(バーバラ・カレラ)を
護衛する仕事に就くが、彼にも逮捕歴があり、怪しい人物だ。
ジャックはエバと接近。ラルゴ一味はキューバ侵攻を企んでいるらしい。
ラルゴとカレンは武器持ち出しを企てたが、カレンは欲を張りすぎた。
ジャックはラルゴと格闘。彼を倒し、カレンも逮捕。
だが、自分を信頼しなかったエバには愛想を尽かし立ち去る。
と言うわけで、B級ものにしか出ないマイケル・パレのアクションもの。
キューバ侵攻とか大きな話と思わせ、やっぱり大したことはない。
バーバラ・カレラは当然のように裸あり。
TV放送 99/08/28 05CH 03:15-05:02
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ボディ・ランゲージ(95)
弁護士ギャビン(トム・ベレンジャー)は殺人事件の容疑をかけられた
デマルコ氏の弁護をする事に。車をぶつけたストリッパードラと知り合う。
彼女は乱暴な夫デル(ロバート・パトリック)に悩み、彼と別れたいと言う。
ギャビンはデマルコの情報を何者かが検察に漏らしていると言う話を彼女にし、
それがもとで愛人が始末され、おまけにデルに会話が録音され脅される。
これが発覚すれば、弁護士資格を剥奪された上、デマルコに始末されてしまう。
そこでドラにアリバイを作らせ、デルを呼び出して殺害。
だがドラの狙いは、デルの持っていた500万ドルの宝くじと知る。
デルが書類を検事に送っていたため、殺人教唆の疑いをかけられ
おまけにドラがギャビンにレイプされたと訴えたらしい。
窮地に追い込まれたギャビンに、同僚TJは高飛びを進める。
だが会話のテープが見つかればTJも資格が奪われると考え、彼女の家を調べるが
現れたドラに撃たれる。ギャビンに接近したのもデルと結婚したのも計画通りだった。
だが、もし本気でプロポーズしていたら、気持ちが変わったかもと言う。
と言うわけで、魔性の女に利用されるという話は良く見るが
これもどこかで見たような感じ。トム・ベレンジャーが死ぬのが難。
仲間の私立探偵マックは、たぶん新スーパーマンの父親役の人。
TV放送 2000/08/17 BS05 2102-2254
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炎のグレートコマンド 地獄城の大冒険(85)(未公開)
監督 ポール・バーホーベン
1501年。西ヨーロッパ。城主アーノルフィンは、城を奪取。
傭兵マーチン(ルトガー・ハウアー)らは追い出され、復讐を誓う。
城主の息子スティーブンは、許嫁アグネス(ジェニファー・ジェーソン・リー)を
迎えるが、マーチンらの襲撃でアグネスは奪われ、陵辱される。
一行は城を占拠。スティーブンは攻撃するが、逆に捕らわれる。
ペストによって死者が続出。スティーブンは脱出、マーチンを倒し、
ついにアグネスと結ばれるが、マーチンはまだ生きていた。
と言うわけで、バーホーベン監督でルトガー・ハウアー主演と言う作品だが
ヒロインは捕まった姫だし、最後には寝返られるし、困ったものだ。
音楽はバジル・ポールドゥリス。
TV放送 95/05/03 04CH 01:45-03:36
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炎の少女チャーリー(84)
監督 マーク・L・レスター
アンディとビッキー(ヘザー・ロックレア)はとある実験で超能力を身につける。
娘チャーリー(ドリュー・バルモア)には、物に火をつける能力が。
だが、政府の研究所はチャーリーを狙い、ビッキーを殺害。
アンディらは逃亡の旅に。農夫マンダースにかくまわれるが、そこにも追っ手が。
湖に逃げるが、捕らわれ、研究所に別々に監禁される。
殺し屋レインバート(ジョージ・C・スコット)はチャーリーに接近。
信用させて、実験に協力させる。
一方、アンディは所長(マーチン・シーン)を操り、逃走を計画。
計画を知ったレインバートは、所長とアンディを射殺する。
怒りが頂点に達したチャーリーは、レインバートを火だるまにし、
包囲した連中を次々焼き尽くす。施設もヘリも粉々に。
その後チャーリーはマンダースと再会し、新聞社に事件を伝える。
と言うわけで、スティーブン・キング原作の超能力少女もの。
怒りが爆発につながるクライマックスは、快感があるが、ちと面白味に欠ける。
マンダースの妻ノーマに、ルイズ・フレッチャー。
TV放送 93/10/23 04CH 14:00-15:25
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炎の少女チャーリー/REBORN
チャーリー・マッギー 火をつけられる超能力少女
ビンセント・スフォルツァ 人捜しの仕事をする青年
ジョエル ビンセントの上司
ジョン・レインバート ジョエルの背後にいる黒幕(マルコム・マクダウェル)
コディ 炎を吸い取る少年
リチャードソン 被験者仲間(デニス・ホッパー)
ビンセントは、かつて超能力の実験で産まれた娘チャーリーを捜索。
慰謝料が出るとの事だが、彼女は死んだはずだ。
ビンセントは研究所にいたワンレス博士の未亡人の所へ。
資料を見せてもらい、卒論で博士の研究をしている娘と知り合い親密に。
だが彼女に発火能力があるのを知り、彼女こそチャーリーと気づく。
上司ジョエルに報告すると、かつて彼女を捕らえたジョンが現れる。
罠と知りビンセントは彼女を連れて逃げるが、超能力少年たちが包囲。
火を吸い取る少年コディが現れ、チャーリーが倒される。
ビンセントに助けられチャーリーは逃走するが、ビンセントが捕らわれる。
チャーリーは両親と同じく被験者だったリチャードソンに会う。
彼の協力で施設へ乗り込み、ビンセントを救出。
だがリチャードソンはジョンと手を組んでおり、引き渡されてしまう。
一味は、チャーリーと超能力少年たちを利用して町を襲撃し
騒ぎになっている間に銀行を襲おうとしていた。
ビンセントはチャーリーを逃がし少年たちを止めようとするが、ジョンに射殺される。
舞い戻ったチャーリーの怒りが爆発。町中を燃やしジョンも灰にする。
少年たちは主のいない施設に戻り、
チャーリーはビンセントへの想いを胸に旅立つのであった。
と言うわけで、前後編と来るからTVものと言うのは承知の上だが
かつてバルモアちゃんが出た「炎の少女チャーリー」のリメイクかと思えば
さにあらず、少女が成長した後の後日談。
前回、ジョージ・C・スコットが演じて、死んだかと思われた悪役が再登場。
今回は彼女のパワーを封じる少年とか出てくるし、最後の暴れ方も派手だけど、
結局前回と同じで、生き残って1人旅立つなんて、何も進展しない感じ。
怪しげな一団が彼女を利用しようとするが、
騒ぎに乗じて銀行を襲うとか言う、割にレベルの低い目的らしく
しかも肝心の計画はまったく実行に移されず
一味もマルコム・マクダウェルと少年たちだけになって拍子抜け。
少年たちも期待させて割に弱い。
TV放送 2003/03/15 BS05 2000-2135
TV放送 2003/03/15 BS05 2135-2315
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炎の街(1945年米)
デューク・ファーガス カウボーイ(ジョン・ウェイン)
ティト・モレル カジノのオーナー
タリー・フラクセン モレルの店の看板歌手
ウルフィ デュークの相棒。ギャンブルに詳しい
バーバリーコーストと言うカジノ街を訪れたデュークは、
カジノを営むモレルから借金を取り立てる。
店の看板歌手フラクセンを気に入ったデュークは、
近辺の店で荒稼ぎし、やがて自分の店を構えるように。
フラクセンを引き抜いてしまい、モレルと対立。
そんな中、大地震が発生し、付近は廃墟に。
町の再興をめぐり、デューク派とモレル派が町を二分する。
結局、デュークは故郷モンタナへ戻る事にし、フラクセンは彼についていくのだった。
と言う訳で、ジョン・ウェイン主演のドラマ。
カウボーイハットと撃ち合いもあるが、西部劇ではない。
歓楽街へ流れ着いたウェインは、カジノで儲けて自身の店を持つように。
ライバル店の看板スターである歌手に入れ込み、彼女を引き抜こうとする。
町を二分する争いに発展すると言う訳。
ライバル店のオーナーがワルと言う訳でなく、
看板スターも魔性の女と言う雰囲気でもないから、いまいち盛り上がらない。
TV放送 2014/11/30 ザシネマ 1000-1133
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炎のメモリアル(2004年アメリカ)
ジャック・モリソン 消防士(ホアキン・フェニックス)
マイク・ケネディ 消防隊長。後に副本部長(ジョン・トラボルタ)
デニス・ゲクイン ジャックの同僚。親友
リンダ ジャックの妻
ケイティ ジャックの娘
ニッキー ジャックの息子
レニー・レクター ジャックの嫌みな同僚(ロバート・パトリック)
工場で火災が発生。ボルチモア消防局のジャックが出動。
生存者を救出するが、建物が崩壊し、身動きがとれなくなる。
そんな中、かつての自分を思い出す。
ジャックは新人として入隊。隊長ジャックらに歓迎される。
スーパーで知り合ったリンダと結婚。やがて子供が産まれる。
同僚で親友のデニスが現場で転落死し、彼の跡を継いでハシゴ隊へ。
高層ビルで救出劇を演ずるが、ニュースを見たケイトは彼の身を案ずる。
同僚トミーは顔にやけどを負い、子供たちも心配。転属を考えるように。
だがケイトはそうした生活に慣れたと言う。
その後、少女を救出したジャックは表彰される事に。
建物の崩壊が進み、ジャックは撤退を求め、救出を指揮していたジャックも了解。
マイクはジャックの葬儀で彼をたたえるスピーチをする。
と言うわけで、消防士の日常を描く物語で、
冒頭でホアキン扮する主人公が負傷し、それから回想シーンに入る展開。
入隊から始まり、周囲はジョン・トラボルタを筆頭に気のいい連中に恵まれ
妻子にも恵まれ、何やら楽しげな青春映画のノリ。
同僚が死んだり負傷したりして、家族がホアキンの身を案ずるが
やがて消防士の家族である事を耐えるようになり、この描き方も好感が持てる。
ただ、全般的に淡々とした感じで、見せ場という点では弱い。
派手目なバックドラフトの方が面白いと言う人も多いが
見せ場を無理に作った感のあるあちらよりも、個人的には面白い。
しかし、さんざん待たせて最後にやっぱり助からないと言うのはどうしたものか。
安易なハッピーエンドがいいとは言わないけど。
TV放送 2006/06/25 WOWOW 2000-2200
▼
炎のランナー(81)
監督 ヒュー・ハドソン
19年。陸上選手のハロルドは、神父を目指すエリックには勝てず、
プロのマサビーニ氏にコーチを依頼。
23年。第8回五輪に出場するが、100m予選が安息日である事から出場を辞退。
400mへ変更。ハロルドは200mで破れるが、100mで苦戦の末優勝。
エリックも400mで優勝する。
と言うわけで、実話だか何だか知らないが、やや面白味に欠ける話。
出演者もあまり区別がつかない。
TV放送 95/06/03 BS05 20:00-22:00
▼
ポパイ(80)
監督 ロバート・アルトマン
港町スイートタウンへ、父を探すポパイ(ロビン・ウイリアムズ)が訪れる。
宿の娘オリーブ(シェリー・デュバル)は、
重税を課す提督の代理ブルート(ポール・スミス)との結婚を嫌がる。
オリーブと出かけたポパイは、捨てられた赤ん坊スイーピーを拾う。
誤解したブルートは、オリーブ一家に重税をかける。
小遣い稼ぎにポパイはボクシングの試合に出て勝つ。
スイーピーが試合の結果を予知したとわかり、ウインピーは競馬の予想をさせる。
オリーブも喜ぶが、ポパイはスイーピーに良くないとやめさせ、宿を出る。
だが、ブルートがスイーピーをさらい、提督の宝の隠し場所を探ろうとする。
彼はオリーブもさらい、海賊の入り江へ。ポパイは父だった提督と後を追う。
実は宝はガラクタばかり。嫌いだったほうれん草を食べると、ポパイは急に元気に。
巨大なタコを倒し、ブルートも逃げていった。
と言うわけで、マンガのキャラであるポパイらを、よく似た人間が演ずる異色作。
ほうれん草が嫌いなどと、第1話的な部分も。
全体的な雰囲気は、あまりうまくいっていない。
ボクシングで対戦した大男の母に、リンダ・ハント。
TV放送 93/04/03 BS05 08:00-09:50
▼
ボビー(2006年米)
ティモンズ ホテルの飲料品マネージャー(クリスチャン・スレーター)
ポール ホテルの支配人(ウイリアム・H・メイシー)
電話オペレーター ポールの愛人(ヘザー・グラハム)
クーパー ボランティア(シャイア・ラブーフ)
ダイアン (リンジー・ローハン)
ダイアンの結婚相手 (イライジャウッド)
厨房で働く黒人 (ローレンス・フィッシュバーン)
ジョン 元従業員(アンソニー・ホプキンス)
バンドマン (エミリオ・エステベス)
客 (マーチン・シーン)
サマンサ 彼の妻(ヘレン・ハント)
ファロン 有名人(デミー・ムーア)
ミリアム 客(シャロン・ストーン)
ロバート・ケネディは大統領選への立候補を宣言する。
ホテルマンのティモンズは、
従業員が選挙に行く事を禁じたため、支配人ポールにクビにされる。
そのポールは、電話オペレーターの女性と不倫していた。
共産党系の記者は、ボビーへの取材を求めるが、認められない。
クーパーらはボランティアで、人々を選挙会場まで送る仕事をする事に。
だがサボってマリファナを吸ってしまい、それでボビーが落選するかもと悔やむ。
ダイアンは、同級生と結婚する事で、彼が戦場へ行く事から救おうとする。
厨房で働く黒人は、メキシコ系の連中にからかわれる。
カリフォルニアの集計で勝利したボビーは、演説で人々の喝采を受ける。
だが、厨房を抜けて移動する際、若者に撃たれてしまう。
1968年ロバート・ケネディは暗殺された。
周囲の者も大勢負傷したが、全員が死は免れた。
と言うわけで、暗殺されたケネディ大統領の弟ボビーが暗殺された日の人間模様。
豪華キャストだが、彼らがボビーに絡んだり、暗殺に関与する事はない。
暗殺の真相が描かれる訳でもない。
個々のドラマが盛り上がる事もなく、細切れで描かれるものだから、
豪華だなあと感心はすれど、物語的に引き込まれたりはしない。
TV放送 2008/02/24 WOWOW 2330-0125
▼
ボビーZ(2007年米)
ティム・カーニー (ポール・ウォーカー)
クルーズ 刑事(ローレンス・フィッシュバーン)
ワテロ 敵対組織のボス
エリザベス ワテロの女(カウボーイ&エイリアンの女)
ボビーZ 麻薬王
キット Zの息子
相棒がワテロの組織に捕まったクルーズ刑事は、
取引のため、敵対組織の麻薬王ボビーZを引き渡す事に。
だがZは発作で死んでおり、正体不明である事から、よく似た犯罪者ティムを代役に。
ケンカ早いティムは、暴走族に恨まれていて、この仕事を受ける事に。
Zの身の回りを覚えた上で、ワテロ一味に捕らわれる。
世話するエリザベスから、ワテロがZを殺す気だと聞いたティムは逃走。
同様に捕らわれていた少年キットを連れ出す。
Zに娘を殺されたワテロはティムを始末しようとするが、
格闘の末、エリザベスがワテロを射殺する。
一方、本物のZは生きていてクルーズと組んで、ティムを身代りにしようとしていた。
暴走族が現れるが、そこへZらも居合わせ、どちらがティムかわからなくなる。
キットがティムを父さんと呼んだため、暴走族はティムに息子はいないとZを射殺。
撃ち合いでクルーズも死に、暴走族は退散。ティムは組織の金をいただいて去る。
と言うわけで、ポール・ウォーカー主演のサスペンス。
彼は小悪党だが、ケンカは強くて、暴走族に恨まれてる身。
一方、組織に潜入した刑事が捕らわれ、組織は敵対する麻薬王の引き渡しを要求。
そこでローレンス・フィッシュバーン刑事は、ウォーカーを麻薬王に仕立てる事に。
と言うのも、麻薬王は急死しており、ウォーカーが彼に似ていたからだ。
フィッシュバーン刑事が実は生きていた麻薬王と組んでいたとか、
ウォーカー自身が暴走族に追われるとかドタバタはあるが、
ウォーカーは意外に強くて、なぜか切り抜けちゃう。
ついでに、組織に飼われていた女と、彼女が世話する男の子を救出。
この展開、どこかで聞いた感じだが、
メル・ギブソンのキックオーバーに雰囲気が似てる(本作の方が前だけど)。
男の子は、実は麻薬王の子だが、家族を顧みない父ではなく、
ウォーカーを父さんと呼んだ為に、すべてが丸く収まる展開は面白い。
TV放送 2009/01/25 WOWOW 1400-1537
▼
ボブ・ロバーツ〜陰謀が生んだ英雄(92)
監督 ティム・ロビンズ
1990年。歌手ボブ・ロバーツ(ティム・ロビンズ)は上院議員に立候補。
支持率ではペースト候補がリードしていたが、不倫報道で逆転。
移動バスでは株の売買もし、宣伝戦略にも力を入れる。
記者ラプリンは、参謀ハート(アラン・リックマン)が麻薬密輸に関係したと考える。
ホームレス救済資金を、麻薬輸送機に流用したと言うのだ。
コンサートは彼を支援する客で満員だが、中には非難する者も。
テレビ局の操作で、彼の出演する番組は、単なる宣伝になってしまう。
その帰途、人混みで撃たれ、ロバーツは両足麻痺の重傷。
犯人とされたラプリンは、誰かに銃を持たされたと主張。
彼は手の麻痺のため、銃は撃てず、銃が床に撃たれるのを目撃している。
ロバーツは撃たれていないのだ。選挙では、ロバーツが辛差で勝利。
ラプリンは証拠不十分で保釈されるが、正義の兵士を名乗る男に射殺され、
ロバーツの信者たちは狂喜する。
と言うわけで、「ザ・プレイヤー」のティム・ロビンズが、自身で監督、
鬼才ぶりを発揮した作品が、劇場公開前にテレビで放送された。
歌手が立候補と言うと、カリスマ性の議員のようだが、
途中から強大な力で操作している事がわかり、作品の意図が別にあるとわかる。
とは言え、どちらかと言うと、ロバーツ側に肩入れしてしまうのはなぜか。
参謀の中に、「ツイン・ピークス」のリーランド役だった奴。
ニュースキャスターに、「ザ・プレイヤー」にも出たフレッド・ウォード。
その他、スーザン・サランドン、ジェームズ・スペイダーもゲストで出演したようだが
よくわからなかった。
TV放送 93/01/31 BS05 20:00-21:50
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微笑みをもう一度(1998年米)
フォレスト・ウィティカー監督
バーディ(サンドラ・ブロック)は、テレビ番組で親友コニーに
バーディの夫ビル(マイケル・パレ)と不倫していると告白される。
バーディは別居し、田舎町で母(ジーナ・ローランズ)と生活する事に。
学園の花形だった彼女は、町中の有名人だが、こちらは彼らをよく知らない。
職業紹介所で案内され、写真店で仕事する事に。
幼なじみの修理工ジャスティンと接近するが、娘バニースは反発。
バニースは父が戻ることを信ずる。母は倒れて死に、葬儀にビルが現れる。
ビルはコニー以外に価値はないと言い、連いてくるバニースを置いて去る。
バニースはバーディと仲直り。ジャスティンとも親密に。二人は結婚するかも。
と言うわけで、サンドラ・ブロックが出ているから見る。
マイケル・パレも出ているから二度おいしいと言う感じだが、こいつがとんだ悪い奴。
サンドラ・ブロックはたくましい母親役で、もともと体格がいいせいもあり
子供を軽々かついだりすると、何だか、彼女ちょっと変わったなと言う気もする。
TV放送 2001/04/16 BS05 1200-1400
▼
ポリスアカデミー(84)
新市長が警官採用基準を撤廃したため、警察学校にはみ出し者が集結する。
イタズラ好きマホニー(スティーブ・ガッテンバーグ)は、リード署長の勧めで入学。
退学すれば、刑務所送りだ。しかも、学校側は市長への手前、クビにする気はない。
教官ハリスは、ふるいおとそうと嫌がらせする。
クビになりたいマホニーは、ハリスへのイタズラを連発。
だが、お嬢様のトンプソン(キム・キャットラル)を見てとどまる事に。
次第にダメだった生徒たちにも訓練の成果が。
運転教習では、ハイタワー(ババ・スミス)も深夜に特訓して大成功。
だが、フックスが怒鳴られるのを見て、ハイタワーは激怒。退学になる。
対立する班長の車を破壊したためケンカになり、マホニーも退学に。
偶然が重なり、町で暴動が発生。全員が出動になり、マホニーもこっそり同行。
誤って中心に行き、班長が銃を奪われ、ハリスが人質に。
しかし、マホニーと駆けつけたハイタワーが犯人を逮捕。
卒業式では、彼らに栄誉賞が送られる。
と言うわけで、ポリアカの第1作。登場人物が多くて消化しきれない面も。
過激な警備員あがりのタックルベリー。
人間効果音ジョーンズ(マイケル・ウインスロー)。
いじめられる店員バーバラ。ドジな夫フォックラー。
プレイボーイのジョルジョは、女性教官キャラハンと接近。校長はラサール。
班長のコープランドらが、だまされて
ハードゲイの店「ブルーオイスター」に行くのはお約束。
TV放送 93/03/07 06CH 01:40-03:32
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ポリスアカデミー2/全員出動!(85)
16分署の犯罪が増加し、ポリスアカデミーから卒業生が送られる。
だが、ラサール署長の後がまを狙うマウザーは、妨害を計画。
拳銃魔タックルベリーは、上を行くカークランド(コリーン・キャンプ)と
コンビを組み、彼女と恋に落ちる。
マホニー(スティーブ・ガッテンバーグ)らはごろつきを一掃。
だが、マウザーが不当逮捕と全員釈放してしまう。
キャンペーンも暴走族ゼットらに妨害され、ラサール署長はクビに。
マウザーに嫌われたマホニーも停職になり、暴走族に潜入する事に。
隠しマイクで隠れ家をつきとめ、一網打尽に。
ラサールは署長に返り咲き、タックルベリーは結婚する。
と言うわけで、シリーズ第2弾。前作の繰り返しという感が強い。
人間効果音ジョーンズ、怪力ハイタワー(ババ・スミス)も再登場。
マウザーのだめな部下プロクター、いびられる電気店長スイトチャック。
マホニーの相棒フィニーの部屋には、メカゴジラのポスターが。
ラサール署長は、アカデミーのラサール校長の弟。
と、キャラがやたら増えて、収拾がつかないのがこのシリーズの特徴だ。
TV放送 93/02/21 06CH 01:40-03:40
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ポリスアカデミー3 全員再訓練!(86)
知事は経費節減のため、2つのアカデミーの1つを廃校にする事に。
マウザー校長は、ラサール校を出し抜こうと画策する。
この危機に、ラサールはマホーニー(スティーブ・ガッテンバーグ)ら
卒業生に助けを求める。暴走族ゼッドや店員スウッチャックらが入学。
実地訓練でも失敗の連続で、委員会の判定は絶対的にラサール校に不利だ。
だが、知事参加のレガッタ大会が強盗団に襲われ、マホーニーらが一味逮捕に成功。
ラサール校の存続が決まる。
と言うわけで、どんどん登場人物が増える、困ったシリーズ。
おかげで消化できず、話としてはずいぶん単純。
卒業生ハイタワーにババ・スミス。人間効果音ジョーンズにマイケル・ウインスロー。
拳銃魔タックルベリー、新入生には、日本からの研修生ナガタら。
マホーニーはカレンと言う新入生と仲良くなるが、あくまでも味付け程度。
TV放送 94/05/04 10CH 15:00-16:50
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ポリス・アカデミー4/市民パトロール(87)
ポリス・アカデミーのラサール校長は、
市民による警察に準じた組織を作るCOP計画の実施を決定。
しかし、集まってくるのは、ロクでもない連中ばかり。
校長は会議で不在のため、ハリス署長が代行するが、彼はこの計画が面白くない。
しかし、卒業生のマホニー(スティーブ・グッテンバーグ)、
人間効果音ジョーンズ(マイケル・ウインスロー)、怪力ハイタワー(ババ・スミス)
拳銃魔ハックルベリーらの努力もあって、何とか計画は継続。
ようやく、COPの連中が街に出るが、
おとり捜査官を逮捕してしまった事から、計画自体が中止となる。
しかし、ハリスの子分であるプロクターの失敗で、
ハリスらは牢屋に閉じこめられ、囚人たちはいっせいに脱走する。
COPメンバーである老婆の連絡で、マホニーらは囚人を追跡。
航空ショー会場へ逃げた囚人は、軽飛行機や気球を奪って逃げるが、
記者(シャロン・ストーン)が飛行機を操縦して追跡。一味を捕まえる。
というわけで、ポリアカシリーズも4作目となるわけだが、
シリーズを追うごとに登場人物が多くなるのにはまいった。
消化しきれていないのも事実だ。本作では当初から出ていたジョーンズらの出番が減り
むしろ、元暴走族のゼッドらが目だっている感じ。
いずれにせよ、毎回、かわりばえしないと言う感は否めない。
ハックルベリーの嫁として、コリーン・キャンプがチョイ役出演。
TV放送 91/09/18 06CH 21:00-22:54
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ポリスアカデミー5/マイアミ特別勤務(88)
ラサール校長の功労賞授与が発表されるが、同時に定年になった事も発表される。
気を取り直したラサールは、マイアミの大会へ卒業生たちも同行させる。
怪力ハイタワー(ババ・スミス)、拳銃魔タックルベリー、人間効果音ジョーンズら。
後がまを狙うハリス警部も、株を上げるため同行。
空港では、ラサールが落としたゴルフボールで、
ダイヤを盗み出した強盗団のトニーが転び、ラサールのバックと入れ替わってしまう。
気づいたトニーは、ボスの命令で24時間以内に取り戻さなくてはならない。
トニーらはラサールを見つけ、ダイヤが入ったビデオカメラを取れ戻そうと悪戦苦闘。
表彰式でも失敗し、カメラからダイヤが飛び散る。トニーはラサールを人質にとる。
だが、ラサールは演習と勘違い。誘拐に協力する。
ハイタワーらは、手柄を独占しようとしたハリスの罠で無人の部屋へ乱入。
その間にトニーらは、ハリスまで人質に取って逃走。
ハイタワーらはボートに急行し、一味を逮捕。
トニーはボートで逃走。本物と知ったラサールは、トニーを倒す。
そして、ラサールの校長留任が決定する。
というわけで、毎度おなじみのポリアカだが、
スティーブ・ガッテンバーグは抜け、多くなる一方だったメンバーもずいぶん減った。
代わりに、ラサールのおいのニックが登場。
しかし、ジョーンズらのギャグも毎度の繰り返しで、いまさら笑えない。
本物の誘拐を演習と思う展開は割といいが、いつまでも楽しめるほどではない。
TV放送 92/03/11 06CH 21:00-22:54
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新ポリス・アカデミー バトルロイヤル(89)
管轄内で強盗団による犯行が続発。ラサール校長による特別チームが担当。
ニック、ハイタワー(ババ・スミス)、ジョーンズ(マイケル・ウインスロー)らだ。
情報漏れがあるらしく、ダイヤを囮にするが、ハリスの失敗で盗まれる。
宝石店も襲われ、ラサールのデスクから盗品が見つかって、チームは謹慎に。
ニックは事件が建設中の電車路線の沿線である事から、
地価を下げ買い占めるのが目的と気づく。一味は市内を停電させ、各地で強盗が発生。
強盗団の3人を追いつめ、それぞれの活躍で逮捕。
ニックらは黒幕を追跡。正体は市長とわかり、彼を逮捕する。
と言うわけで、当初はそれなりに面白くて、
次第に人数が増える魅力もあったシリーズだが、もはや人数は激減。ギャグもお約束。
TV放送 95/01/03 08CH 03:10-04:45
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ポリスアカデミー’94 モスクワ大作戦(94)
ロシアマフィアのコナリの暗躍に手を焼くモスクワ警察の
ニコラエフ(クリストファー・リー)は、米国のラサード校長に協力を要請する。
コナリは人気ゲームに仕掛をし、金融界を混乱させる計画だ。
アカデミーの奮闘にも関わらず、コナリ逮捕は失敗。まもなくゲームは発売だ。
だが、車を間違えたラサードがコナリと出くわし、対決の末、コナリを倒す。
と言うわけで、久々に出たシリーズ最新作で、ロシアまで行く展開だが
おなじみのメンバーはほとんどいなくなり、
校長の大ボケが活躍する事以外はほとんど笑えない。
VHS
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ホリデイ(2006年米)
アマンダ 映画製作者(キャメロン・ディアス)
アイリス コラム担当(ケイト・ウィンスレット)
グレアム アイリスの兄(ジュード・ロウ)
マイルズ 作曲家(ジャック・ブラック)
アーサー 往年の脚本家(イーライ・ウォラック)
ジャスパー アイリスが惹かれてた
イーサン アマンダの恋人
マギー マイルズの恋人
英国に住むアイリスは同僚ジャスパーに惹かれていたが、
彼が婚約したと知り、ショックを受ける。
米国に住むアマンダはイーサンと同棲していたが、浮気を知り追い出す。
気分転換したい2人はネットで知り合い、2週間家を交換する事に。
アイリスは、映画製作者であるアマンダの豪邸に大喜び。
イーサンの友人であるマイルズや、近所に住む往年の脚本家アーサーと知り合う。
アーサーは功績を称えるパーティを断っていたが、アイリスに勧められ出席する事に。
マイルズには恋人マギーがいたが、彼女が浮気したと知りショックを受ける。
一方アイリスの所へジャスパーがかけつけるが、
婚約は解消していないと知り、追い返す。
すっきりしたアイリスは、アーサーに付き添ってパーティに出席。
かけつけたマイルズは、マギーと決着をつけたと、アイリスと英国へ行く事にする。
アマンダは山小屋の様なアイリスの家に閉口。
そこへアイリスの兄グレアムが訪ねてきて、彼と関係してしまう。
アマンダは彼の家に押しかけるが、死別した妻との間に娘たちがいると知る。
深入りしすぎたと悔やむが、結局、2人は遠距離恋愛する事に。
アマンダは帰国する事になるが、空港で思い直して引き返すのだった。
と言う訳で、キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットによる恋愛もの。
(ラブコメ?)
米国で映画の仕事をするキャメロンは、恋人に浮気される。
英国の雑誌編集者のケイトは、恋人と思っていた男が婚約したと知る。
失意の2人は自宅交換のサイトで知り合い、互いの家で暮らして気分転換する事に。
もちろん、そこで様々な出会いがあると言う訳。
奇妙な出会いが面白いが、最後に2人のヒロインが実際に会うのは蛇足かな。
ジェームズ・フランコとリンジー・ローハンが出てる
架空の映画(B級ぽい)の予告編が劇中に出てきて
キャメロンがヒット間違いなしと言うのが笑える。
あと、ダスティン・ホフマンがビデオ屋の客でちらっと出る。
TV放送 2014/12/24 イマジカ 1515-1730
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「ボルケーノ」(97)を見た。
この映画は、まさか噴火すまいと思っていた場所から噴火が始まると言う話で
先行した「ダンテズピーク」が架空の町だったのに対し、今回は何とロス市内。
実際、あの辺には断層があって地震も多いみたいだし、
映画にはタール池と言う、火山とつながっていまっせと言う証拠の池も登場。
後は、いかに派手に見せるかが勝負と言う感じで、
皆を指揮する男に扮するのが、こんなに出演作が多くていいのかと言う感じの
トミー・リー・ジョーンズ。年末にも「MIB」と言うのに出ている。
まあ、安易な展開も予想されるものの、
派手な見せ場があればそれなりに見れるだろうし、とりあえず見てしまえ。
舞台はロス。冒頭にやや大きな地震が発生。
ロス危機管理局長のローク(トミー・リー・ジョーンズ)は、
離婚した妻のもとから、娘ケリーが来ていて、休暇を取っているのだが、
彼はやはり仕事の虫で、同僚がどう対処しているか気になって仕方がない。
結局、娘を残して仕事に出かける始末だ。
部下リースは、ローク不在の間はリーダーになっているわけだが、
ロークがしつこく口出ししているので、やや不満そうだ。
マッカーサー公園の地下にて、水道工事だかをしているのだが、
ここで何やら事故が発生。
強烈な蒸気が吹き上げ、7名がやけどで死亡する。
それを知ったロークは、付近の地下鉄を止め、水道工事も中止しようとする。
だが、地下鉄を止めれば市民の足に影響が出る。
水道工事関係者も、騒ぎになるのを嫌がる。
それでもロークは気になり、防護服を着て仲間と調査しに行く事に。
地下のトンネルに入ると、そこは異常な熱気で、防護服も溶け出す始末。
あわてて逃げる。これは地熱ではないかと、地質学者のエミーに調査を依頼。
彼女は、公園の池が短時間に急激に温度が上がっている事を注目。
太陽熱ではこれほど急激には上がらず、考えられるのは火山溶岩による熱だと言う。
どういう事かと聞くと、市内で噴火が発生する可能性があると言う。
しかし、過去にそう言う例はなく、ロークはバカバカしいと取り合わない。
エミーは質問しておきながら、バカにするなと怒り、同僚とひそかに調査する事に。
トンネルに入ると、再び謎の震動が発生。穴をのぞき込んでいた同僚は
噴火としか言いようのない火の柱に巻き込まれ姿を消す。
何ともショッキングな展開で、普通ならこの後「ジョーズ」的に
いや、ただの事故さと言う展開になりそうだが、
この映画ではムダなシーンはほとんどなく、たちまちこの晩に地震は始まる。
ものすごい地震で、家の中の物が倒れだし、ロークは娘を連れて家を飛び出す事に。
4WDの車で避難するが、市内にあるタール池が沸騰したようになり、
何とそこから火山弾が吹き出した。
もちろん、人々は火山だとは思っておらず、何が起こったのかわからない。
火山弾はあちこちの車に命中し、ロークは仕事柄、この人たちを助ける事に。
ケリーも火山弾と接触し、彼女はやけど。
近くにいた東洋系の女医ジェイにまかせ、ロークは人々を助けるため奔走する。
このジェイは、市内にできた高層ビルの若きオーナーの恋人で、
この後、恋人はジェイが人々のために働きすぎだと怒るが、
彼女は医療活動をやめず、結局別れる事になる。
普通だと、こういう男は天誅を受けたような死に方をするものだが、それはない。
ケリーは比較的軽傷だったので、避難所で他の子供たちの面倒を見る事に。
タール池からか他の場所かわからないが、溶岩が吹きだし、市内を流れ始める。
市内は店から商品を盗む者が出たりするわけだが、
そうこうしていると溶岩が広がり、ニュースも溶岩だったと認めるように。
こんな混乱状態で、意外に簡単にエミーはロークと合流。
溶岩の流れを止めるため、消防車とかでふさごうとするがたいして効果はない。
取り残された隊員を助けるが、取り残されてしまい、ハシゴ車のハシゴへ。
だが火山弾で隊員が燃え出し、暴れてハシゴが折れそうに。
暴れるなとなだめるがそれは無理な相談。でも何とか避難する事に成功する。
バリケードは効果ないとは言え、何にもしないわけにはいかない。
そこで津波を止めるよなブロックを集め、市内の某所でせき止める事に。
ブロックを消防車で押さえ、ヘリと消防車から放水。
これにより、温度が低下すれば、溶岩は固まりダムになると言う作戦だ。
こんなバカな作戦だが、映画なので見事に成功。
指揮したロークは英雄のように。人々は喚起の声を上げる。
だが、エミーは実際には噴火は起きておらず、
火山エネルギーがこの程度で押さえられるはずはないと言う。
心配になったケリーとロークは、マンホールの下を見て愕然。
溶岩は地下を移動していたのだ。
このまま行けば、避難所になっているビバリーセンターを直撃してしまう。
もちろん、ここにはケリーらもいる。
溶岩到着は30分後で、今から全員を避難させる事は不可能だ。
一方、最初の地震でストップした地下鉄は、上の大騒ぎを人ごとのように、
まだ意外に平気で、でも立ち往生はしていて、高温で乗客たちは倒れていた。
そこへかけつけた警官たちは、乗客を救出。
しかしその中の1人が、運転士を救出している間に、車輌は溶岩に包み込まれる。
仲間は、運転士をあきらめて、飛び移れと言うが、
何を思ったか、この警官は溶岩の上をズブズブと歩き、
仲間に運転士を渡すと、息絶える。
どうして、こんな行動を取る気になったのか、
地下ではこれまでたいした惨状を目撃していないはずで、
この唐突な警官の行動は納得いかない。
地下鉄の問題が片づくと、残りは溶岩の流れの問題のみ。
ロークはここでもまたまた奇想天外な作戦を考え出した。
爆薬でみぞを作り、溶岩の流れを変え、海へ流し出そうと言うのだ。
爆薬だけでは弱いので、完成したばかりの高層ビルを爆破で横倒しにし、
くい止めようと言うから、バカバカしいにもほどがあると言う感じだ。
時間ぎりぎりに軍が爆薬をセットする。
その頃、娘ケリーは面倒を見ていた男の子が姿を消したため、
彼の居場所を探していた。そうこうしているうちに、爆破現場のど真ん中に。
爆破は始まり、もはや止められない。ケリーらに気づいたロークは助けようと走る。
爆破は成功。溶岩は見事に流れを変え川へ。そして海へ流れ出し、噴火活動は終わる。
がれきの中からロークは、ケリーや男の子を抱えて這い出し、万事OKと言うわけ。
と言うわけで、派手な噴火が見せ場の映画で、ロス市内に溶岩が流れ込み
人々が右往左往する展開。
「ダンテズピーク」もそうだったが、ありがちの悪い奴がほとんど出てこず
最近はムダな展開をカットし、とりあえず派手な見せ場を続けろと言う感じだ。
2回に渡り、溶岩のコースを変えるシーンがあるが、
これが何とも非現実的にしか思えず、実際、もし現実に起きれば
こんな手でも取らざるを得ないのかも知れないが、ちょっとバカバカしく思える。
まあ、見せ場はそれなりだったけれども。
物語の方はかなり簡単で、この手の映画にありがちな、
多くの登場人物の生き様を描いたりはせず、
ひたすらロークが溶岩の流れを変えるため奮闘するばかり。
派手な作戦が失敗したりする展開もない。
それほど安易な映画と言う事か。噴火シーンとかはそれなりに面白いのだけれども。
▼
ボルケーノ・インフェルノ(97)
ピーターは200年噴火していないエンジェル山の噴火を予知。
元恋人のケリー(シンシア・ギブ)は行方不明者を捜索するが、有毒ガスにあう。
開発に野心を持つ連中は騒ぎを嫌がるが、大きな地震が始まり、噴煙が上がる。
町は孤立し、救援活動もはかどらない。再噴火すれば20分で溶岩が来る。
そこで人工雪崩を起こし、溶岩をせき止めることに成功する。
と言うわけで、「ダンテズピーク」「ボルケーノ」に続く火山の話。
でも未公開だけあって、話の展開はかなり安易でヒネリが全然ない。
最後の解決方法もかなり強引。
TV放送 98/11/08 BS05 13:00-14:35
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ポルターガイスト(82)
監督 トビー・フーパー
スティーブ(クレイグ・T・ネルソン)の家に異変が発生。
娘キャロル・アン(ヘザー・オーロク)はテレビと話し、イスが動き出す。
木に飲まれそうな息子ロビーを助けている間に、キャロル・アンが行方不明に。
テレビから声が聞こえるため、超常現象のレッシュ博士に相談。
博士にとっても、部屋を物が飛び回るほどの現象は見た事がなかった。
無数の悪霊がいる事が判明。この家は、かつて墓地だった場所にあるのだ。
霊能者タンジーナも協力。娘は別の意識空間にいて、霊は生命力に惹かれているのだ。
2階の子供部屋と1階の天井が、不思議な空間でつながっている事が判明。
母ダイアン(ジョベス・ウイリアムズ)は、命綱をつけて娘を救出する。
引越が決まるが、再び異変が発生。地下から無数の死体が現れ、
子供たちは壁に現れた口に吸い込まれそうに。墓地は移動しても棺桶は残されたのだ。
何とか一家は脱出。残された建物は崩壊していった。
と言うわけで、日本風なたたりの話。この後、出演者が次々死ぬのは不気味。
対するものに、捕らえどころがない点が難か。音楽はジェリー・ゴールドスミス。
TV放送 94/04/17 06CH 01:25-03:15
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ポルターガイスト2(86)
1年前ポルターガイストを体験したスティーブ(クレイグ・T・ネルソン)一家は
妻ダイアン(ジョベス・ウイリアムズ)の死んだ母ジェスの家に住む事に。
だが、娘キャロル・アン(へザー・オルーク)の周囲に霊が現れ、
霊媒師タンジーノらは逃げてもムダだと言う。
かつての家の地下には、狂信的な宗教の信者が死んだ洞窟があり、
牧師は彼らを留めるため、キャロル・アンを仲間に引き入れようとしていた。
霊に対するには、家族の絆しかない。一家は洞窟に乗り込む。
キャロル・アンがさらわれるが、霊を倒し、ジェスの霊がキャロル・アンを連れ戻す。
と言うわけで、霊との対決を描いたシリーズの第2作。
毎回関係者が死ぬ事でも知られる。今回は前作の焼き直し的で芸がない。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
TV放送 97/01/16 12CH 21:02-22:54
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ポルターガイスト3 少女の霊に捧ぐ……(87)
キャロル・アン(ヘザー・オーロク)は家族に気味悪がられ、
叔母パトリシア(ナンシー・アレン)のマンションで生活する事に。
このビルでは、壁に亀裂が入ったり、温度が下がったり奇妙な現象が起こる。
シートン医師は、キャロル・アンに暗示の能力があるとして、霊騒ぎを信じない。
キャロル・アンはケインの声におびえ、逃げ回る。彼女は水たまりにひきづりこまれ、
助けようとしたパトリシアの義子ドナ(ララ・フリン・ボイル)も巻き添えとなる。
パトリシアと夫ブルース(トム・スケリット)は、2人を探すため走り回る。
霊能者タンジーナは、死んだケインがキャロル・アンの生命力を欲していると言う。
彼女は鏡の中のキャロル・アンに呼びかけるが、失敗して体が風化してしまう。
ドナは救出するが、実はニセ者で、シートンを殺害する。
ブルースらは「外から中へ」と言うタンジーナの声を聞き、首飾りを手に入れる。
ケインが彼らの行く手を妨害するが、窓の外から部屋にはいる事に成功。
再び現れたタンジーナは、自らが光りに導くと言って去り、
ドナとキャロル・アンは解放される。
と言うわけで、前作だかで出演者の1人が死んでしまい、
この後でヘザー・オーロクまで死んだと言う不気味なシリーズ。
全体に観念的で、何が何だかよくわからない。
ドナ役は、ツインピークスのドナ。
TV放送 94/06/04 06CH 00:55-02:50
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ホワイト・クリスマス(54)
44年クリスマス。歌手として知られるウォレス大尉(ビング・クロスビー)は
デイビスと知り合い、戦後コンビを組む事に。
歌手のベニー、ジュディの姉妹と知り合い、旧知のウエイバリー将軍の山荘へ。
そこでステージに出る事に。デイビスはジュディと結婚。ウォレスもベニーと接近。
彼らはテレビで呼びかけ、将軍の元部下を集め、ホワイト・クリスマスを歌う。
と言うわけで、クリスマスを舞台にしたロマンチックな話かと思ったが
何だか歌手活動の話が中心で、物語の方もあまり面白くない。
TV放送 2000/04/18 BS05 2200-0005
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ホワイトナイツ/白夜(85)
クラシックバレーのスター、ニコライ(ミハウル・バリシニコフ)は
公演旅行の途中、事故でシベリア基地へ緊急着陸。
8年前にソ連から亡命したニコライは、KGBのチャイコ大佐の監視下に置かれる。
逆にアメリカから亡命したタップダンサー、レイモンド(グレゴリー・ハインズ)と、
その妻ダーリア(イザベラ・ロッセリーニ)が世話する事になる。
チャイコはニコライを監視。ソ連で踊れば待遇よくすると持ちかける。
かつての恋人ガリナは、米国大使館員にニコライの居場所を連絡。
ニコライは逃走をはかり、断念するが、手助けしたとしてダーリアが逮捕される。
彼女は釈放されるが、妊娠したと知り、レイモンドらも亡命する事になる。
会話を録音したテープを流し、ロープを張って窓から抜け出すが、
チャイコが現れたため、レイモンドだけが残される。
ニコライらは大使館員の車で領事館へ。
パーティ客の目前のため、チャイコもニコライらの亡命を見逃す。
残されたレイモンドも、アメリカに捕らわれていた政治犯と交換される。
というわけで、クラシックバレーとタップをジョイントさせると言うだけでも強引。
亡命者が再びソ連に捕まると言うのは、ありそうな話だが、
ソ連の不自由さを描いたシーンが多すぎ、ダンスも退屈なので、
全体的にのんきな感じ。
もっとサスペンス的にできたと思うが。
TV放送 92/01/31 08CH 02:10-04:45
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ホワイトハウス狂騒曲(92)
詐欺師のジョンソン(エディ・マーフィ)は、
同名の上院議員ジョンソンの死から、名前の人気だけで当選できると考える。
狙いは合法の買収による利益。顔を隠して選挙活動し、当選を果たす。
ドッジ議員の電力産業委員会が、献金集めには最適と知り、
黒人委員会等をでっちあげ、黒人の彼を委員にするよう仕向け、成功する。
おかげで、どんな意見でも何らかの献金を得られ、儲かる事を知る。
牧師ことホーキンス議員は、こうした議会の体質に批判的だ。
高圧線の影響で、学校の生徒に癌が集団発生したと知り、ジョンソンは関心を持つ。
ドッジや、電力会社社長オラフ(ジョー・ドン・ベイカー)は
電気代を上げ、地価を下げる原因になると、公聴会をやめさせる。
牧師はスキャンダルで封じられ、ジョンソンは利用されたと知る。
公聴会でジョンソンは、ドッジらの密会を録画したと脅迫。
ジョンソンの前科で阻止しようとするが、テープが放送され、ドッジは逮捕される。
と言うわけで、エディ・マーフィにしては、けっこうハイレベルなコメディ。
当初、ドッジらに利用されてるあたりが、彼のキャラに合わず、ピンと来ないが。
ドッジ議員は、「新スーパーマン」のホワイト編集長。
TV放送 94/11/27 BS05 20:00-22:00
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