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「ホワイトハウス・ダウン」を見た。(2013年米)
かつてディープインパクトとアルマゲドンが同時期に公開された事があったが、
今度はエンドオブホワイトハウスと同時期にホワイトハウスダウンが公開。
俳優陣の魅力的にはエンドオブが上。
だが、本作の監督が破壊屋ローランド・エメリッヒである点も見逃せない。
両方見ちゃえ。
ジョン・ケイル 下院議長の護衛官。シークレットサービス志望
ジェームズ・ソイヤー大統領(ジェームズ・フォックス)
エミリー・ケイル ジョンの娘。ホワイトハウスマニア
大統領の妻 海外に滞在中
キャロル シークレットサービス捜査官(マギー・ギレンホール)
ウォーカー シークレットサービス長官(ジェームズ・ウッズ)
下院議長
副大統領
ステンツ 傭兵の中心人物
ドニー ツアーの案内役
副大統領のスタッフ ジョンに惚れてる
ジョンの元妻
冒頭は大統領専用ヘリに乗るソイヤー大統領。
ホワイトハウスに戻るが、いつも正面の池の上を通って行くのが好き。
シークレットサービスのキャロルは、機長にいつものコースをご所望よと伝える。
一方、主人公のジョンは、大統領ではなく下院議長の護衛。
相棒は1人だけで彼は居眠りしてる始末。
下院議長にはやりがいのある仕事ですなんて答えるが、
シークレットサービスに比べると、緊張感はだいぶ落ちるようだ。
この下院議長は古いタイプらしく、今どきポケベルで連絡を受けたりしてる。
議事堂だかに到着し、ジョンは顔見知りの副大統領スタッフに声をかける。
彼女はジョンに気があるらしく、シークレットサービスの採用面接と
ホワイトハウスの見学ツアーを手配してくれたのだ。
ジョンは別れた妻の所へ。
今日は娘エミリーと過ごせる日なのだが、
数日前に学校であった旗ふり大会を見に行くのを忘れたため、エミリーは不機嫌。
話もしてくれず、父の事をジョンと呼んだりするが(どこかで聞いた話だ)、
ホワイトハウスツアーが見れると知りご機嫌に。
エミリーはホワイトハウスマニアだったのだ。
まずは、エミリーを待たせて面接を受ける事に。
面接官はキャロルだが、実はジョンはキャロルと学生時代だかに面識があったのだ。
しかし、それで合格になるほど甘くはなく、キャロルはジョンの経歴を批判。
軍や結婚生活が長続きしなかった点を指摘。
結果は後ほどと言う事になるが、採用されるとは思えない雰囲気。
だが、待っていたエミリーには、採用されそうなんてニュアンスで伝え、
期待させてしまう。
それから一般の人と見学ツアーに参加。
偶然ソイヤー大統領が通りかかり、今どきの娘であるエミリーは、
ユーチューブに乗せると言って、対イラク政策についてインタビューしたりする。
大統領は各国に同調を求めるが、なかなか支持を得られないのだ。
最後に、父はシークレットサービスに採用されたんです等と伝え、
大統領は笑って答えるが、ジョンには小声で娘にウソをつくなと言う。
シークレットサービス長官のウォーカーは、
出掛ける際、妻に今日は遅くなると伝える。いかにも何か企んでる感じだ。
朝礼みたいな集まりで、警戒すべき連中の動向の報告を受ける。
その後、引退の近いウォーカーを祝福するパーティが。
キャロルもかけつけるが、彼女はこれから非番になるのでと引き上げる。
一方、ホワイトハウスツアーを楽しんでるエミリー。
彼女はガイドのドニーも舌を巻くほど詳しいのだ。
他のおばはんが、ケネディがモンローを通した秘密の通路について聞くと、
あれは都市伝説ですと答えるドニー。
見学の最中、エミリーはトイレに行きたくなり、階下へ行く事に。
事件はその時始まった。
掃除人に扮した男が、カートに爆弾を忍ばせ、議事堂で爆破。
映写室で映画を見ていた連中も一味で、武器庫から銃を取り出して暴れる。
ジョンらツアー客は部屋に避難。だが、娘エミリーとははぐれたままだ。
エミリーは物陰に隠れ、怯えながら一味の様子をスマホで撮影。
ユーチューブに投稿する。「強盗なう」と言うやつだ。
やがて一味が部屋に現れ、警備を始末。一同を制圧する。
娘の身を案ずるジョンは、使命感と言うよりも娘のために、スキを見て脱出。
一方、大統領はウォーカーらと執務室へ避難する。
エンド・オブ。。と違って、家族(妻)は海外に行っていて不在。
この緊急事態に、PEOCと言う避難用の部屋に向かう事に。
ところが、ウォーカーが突然寝返り、一味と合流。大統領を人質にとる。
金目当てかに思えたが、ウォーカーの息子はイラクで戦死し、
戦地に行かせた大統領を恨んでいるらしい。
一味は大統領をPEOCへ連れていき、そこで何かさせようとするが、
たまたまジョンがこれに遭遇。
つまり、大統領は意外にツアーコースの近くにいて、
エミリーはずいぶん離れたトイレに行った訳だ。
ジョンは銃撃し、一味から逃れた大統領を救出する。
大統領は、ジョンが自称シークレットサービスと気付いたかわからないが、
君についていくよと言う。
ダイハードばりにエレベータシャフトを登る所はマネするが、
左の壁から右へ飛び移るのを見て、それはやめとこうと言う。
そして2人でエレベータの上に乗り、下にいる一味の会話を聞いたりする。
その後、執務室にたどりついたジョンと大統領。
電話は不通だが、ジョンが携帯で副大統領スタッフの女性に連絡。
今大変なのよなんて言われるが、大統領が電話に出たので、
あわててペンタゴンだかにつながる。
ペンタゴンには、非番のキャロルも事態を知りかけつけていた。
ここでは、キャロル以外にもFBIやら軍やらがいて、互いに主導権を握ろうとする。
ジョンから状況を聞くキャロル。
さらに、エミリーが投稿した映像がニュースで報じられる。
そこに映っていた一味は、
シークレットサービスが要注意人物として警戒してた連中ばかりだ。
病で余命わずかのウォーカーが、国への復讐心から危険な連中をスカウトしたらしい。
ニュースではキャスターが、映像をエミリーが投稿したと叫び続けたため、
テレビを見た母も事態を知る。
さらに一味もエミリーの存在に気付き、隠れていたエミリーは見つかってしまう。
キャロルはジョンらを誘導。
実在した「ケネディがモンローを通した通路」にたどり着くが、
ジョンは娘を救出するため引き返すと言う。
だが、通路には爆弾が仕掛けられており、出られない。
仕方なくジョンは再び大統領と合流し、車庫にある特殊装甲の専用車で逃げる事に。
ホワイトハウス前の庭へ飛び出し走り回るが、
気付いた一味が攻撃してくる上、門が閉まっていて出られない。
そこでペンタゴンは待機する戦車に攻撃を指示。戦車は砲撃で柵を破り突入。
だが、一味がバズーカで攻撃したため、せっかくできた穴の所で立ち往生。
暴走する専用車は泥で前が見えない状態。
大統領はモニターがあると言うが、映し出されたのはゾンビの映像。
娘が好きなんだと言う大統領。
ジョンは一味から拝借したバズーカを大統領に渡し、撃ってくれと言う。
やむなく大統領は窓から乗り出し、バズーカで柵を爆破。
しかし一味はエミリーを人質に取っている所を見せ、動揺したジョンは一味にやられ、
専用車はプールに落ちてしまう。
大統領は死亡したものとされ、副大統領が暫定大統領に。
エアフォースワンで避難する。
一方、ウォーカー一味はミサイルの発射コードを奪っており、
オハイオから発射したミサイルがエアフォースワンを撃墜。
大統領の座は、ペンタゴンにいる下院議長に継がれる事に。
ウォーカーは核ミサイルの発射コードを要求。
ペンタゴンは拒否するが、ウォーカーは独自にコードを入手していて、
イラクへの全面核攻撃を仕掛けようとする。そんな事になれば核戦争は避けられない。
ウォーカーの妻に説得を頼むが、妻もウォーカーに同調してしまう。
ウォーカーは、息子が戦死した事を恨んでいるのではなく、
息子が死んだ戦争が中途半端に終わった事に怒り、完遂させようとしていたのだ。
やむなくペンタゴンはホワイトハウスへの空爆を決定。
用済みとなったシークレットサービスのキャロルは蚊帳の外へ。
金目当てで集められた傭兵たちは、ウォーカーの考えについていけず仲間割れ。
結局始末されたり、生きていたジョンに倒されたりして残りはウォーカーだけに。
ジョンはキャロルと連絡がつき、空爆されるから逃げろと聞かされる。
たがジョンはエミリーを探すため建物へ。ツアー客を逃がす。
かけつけたジョンの別れた妻は、逃げた人々の中にエミリーがいないと知り、
中へ向かおうとする。なんて家族だとあきれるガイドのドニー。
大統領(本来の)は執務室に入り、ウォーカーと格闘に。
エミリーを人質にとられて苦戦する大統領は、ウォーカーに撃たれてしまう。
エミリーはショックを受けるが、そこへジョンが車で突入。
(大統領やエミリーをひいてしまうかもしれないのに)
ウォーカーは車と壁にはさまれ、
ジョンはどこかにあったガトリング砲でウォーカーを倒す。
エミリーに言われ、ジョンはミサイルを装置を停止させるが空爆の時は近づいていた。
エミリーに逃げろと言うが、彼女は大統領府の旗を持って外へ。得意の旗ふりをする。
それを見た戦闘機のパイロットは、ペンタゴンに報告。
キャロルらは攻撃を中止してと言うが、躊躇する下院議長(暫定大統領)。
結局、パイロットは攻撃できないと言って飛び去ってしまう。
空爆がされなかったと知り、歓声を上げるペンタゴンの人々。
ジョンは、死んだと思っていた大統領が起き上がったので驚く。
夫人からもらったリンカーンの金時計で難を逃れたのだ。
外に出たジョンはエミリーらと再会。
一件落着かに思えたが、かけつけたキャロルはもう1つ問題があると言う。
ウォーカーは核ミサイルの発射コードを知っていたが、誰がそれを知らせたかだ。
ウォーカーは古いタイプで、ポケベルを使っていた。
と言って、ウォーカーのポケベルを操作すると、下院議長のポケベルが鳴ったのだ。
動揺する議長は、それでは証拠にならないと主張。
では、私が証言しようと、生きていた大統領が現れる。
逮捕された議長は、私が大統領だと言うが、
ではクーデターと言う事でとあしらうソイヤー大統領。
騒動を経て、各国は大統領の政策への支持を表明。
大統領は専用ヘリで退散する事にするが、タラップで振り返り、ジョンに声をかける。
君にそばにいてほしいと。
喜ぶジョンは、エミリーにも乗るか?と勝手に誘う。
もちろん乗り込むエミリーとジョンの親子に、
大統領はお気に入りの「ご所望」のコースでの飛行を見せるのだった。
と言うわけで、主役のチャニング・テイタムは、あちらでは人気らしいんだけど、
どうも馴染みがない。(GIジョーの主役だったらしい)
彼は下院議長の護衛官で、シークレットサービスの面接を受ける。
ホワイトハウスマニアの娘は大喜びだが採用されず。。なんて展開が続いて、
序盤の食い付きは今一つ。
その後、一味がホワイトハウスを占拠。
主人公は最初人質にされ、難を逃れたのは娘の方。
娘を助けるべく脱出して大暴れと言う展開は、ちょっとひねってる。
とは言え、割に早々に大統領と合流。
大統領もバズーカ撃つ始末だし、ペンタゴンも彼らの行動を容認してる感じ。
となると、「たまたま難を逃れた主人公が、
期待されてないが意外な活躍を見せる」と言うダイハードな設定とは言えず。
その点はエンドオブ。。も一緒だったので、後はどちらが派手かがポイントかな。
そういう意味では本作に軍配が上がる。
序盤スロースタートだが、派手な撃ち合いが始まったら、
後は最後まで激しくノンストップ。
もちろん突っ込み所もあるけど、勢い勝ちかな。
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ホワイトハウスの陰謀(97)
ホワイトハウスで女子職員カーラが殺される。
殺人課刑事リージス(ウエズリー・スナイプス)が捜査。
シークレットサービスのニーナ(ダイアン・レイン)も協力することに。
掃除係のルケイジが逮捕されるが、大統領(ロニー・コックス)の息子カイルが
カーラの恋人だったと突き止めたリージスは、彼に疑いをかける。
カーラは親子の醜聞をマスコミに売ろうとし、始末されたらしい。
だが、監視カメラのテープには、首席報道官ジョーダンの姿が。
ジョーダンは、北朝鮮に対する大統領の弱腰の政策に不満を感じ
息子の醜聞を隠す代わりに辞任させ、新しい大統領に攻撃させようと言うのだ。
リージスらは地下道からホワイトハウスへ侵入。
間一髪大統領に真相を伝え、暴れたジョーダンは射殺される。
と言うわけで、ホワイトハウスで殺人が発生と言う事で、
大統領が事件の真犯人と思いきや、真相は別にと言う展開で
いろいろ捜査が右往左往のは、リアル路線かも知れないが見てる方はちょっと混乱。
最後に辞任を阻止するあたりは見せ場としてちょっと弱い。
TV放送 98/10/03 BS05 18:00-19:55
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ホワイト・バッファロー(1977年米)
ビル・ヒコック (チャールズ・ブロンソン)
クレイジーホース インディアン
チャーリー ヒコックの旧友
カスター隊長 (エド・ローター)
ジェニー ヒコックの恋人(キム・ノバク)
1874年。各地で指名手配されているヒコックは、偽名でシャイアンの町を訪問。
彼は絶滅したとされるホワイトバッファローに襲われる悪夢を見る。
だが、旧友チャーリーは、バッファローを見たと言う。
一方、インディアンのクレイジーホースは、バッファローに娘を殺され、復讐を誓う。
ヒコックとクレイジーホースは、互いのトラブル解決に協力。
チャーリーを含めた3人で雪山に乗り込み、バッファローと対決。皆で倒す。
ヒコックはバッファローをクレイジーホースに譲り、
それに腹を立てたチャーリーは退散。
代わりにクレイジーホースが友達となるが、
今度会った時は敵だと告げて別れるのだった。
と言う訳で、ブロンソンもの。
チャールズ・ブロンソンは、実在したビル・ヒコックと言う人物を演じる。
各地で暴れてお尋ね者となった彼は、名前を変えてとある町へ。
どういう心境の変化か、ホワイトバッファロー退治に執念を燃やす。
ブロンソンにまつわる人物としてエド・ローター、キム・ノバクが出るが、
どちらもワンシーンのみの友情出演的。
ホワイトバッファローは特定の一頭の事ではなく、乱獲で絶滅したとされる。
そんな中、生きていた一頭が大暴れすると言う訳。
ブロンソンらしい生きざまと、バッファローの巨大感はなかなか面白いが、
ちょっと作り物っぽい。
DVDレンタル
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ホワイトハンター・ブラックハート(90)
監督 クリント・イーストウッド
怪物と言われる映画監督ジョン(クリント・イーストウッド)は、
商売を気にせず、契約破りが5回。正しいと思ったら貫く方針だ。
友人の作家ピートをつれて、撮影のためアフリカへ。撮影は後回しで象狩りに夢中だ。
製作者は映画をパーにすると言い、ピートも象を殺す事は罪だと批判する。
キヴの村で撮影する事になるが、象の大群が見つかり、またも撮影は中断。
象を目前にしジョンは断念するが、キヴが立ち向かいやられる。
悲しむ村人は、「白いハンターは悪魔の心を持つ」と嘆くのであった。
と言うわけで、ジョン・ヒューストンをモデルにした映画監督の話。
派手な見せ場はないが、独自の哲学を貫く彼の生き方はそれなりに魅力がある。
VHS
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ホワイト・ライズ(2004年アメリカ)
マシュー(ジョシュ・ハートネット)にはレベッカと言う彼女がいるが、
ある時かつての恋人リサがいると感じ、彼女を捜し求める。
見つけた相手はやはりリサと名乗るが、人違いと判明。だが何かを感じて愛し合う。
実は、マシューの友人ルークの彼女の女優アレックスこそ、この自称リサだった。
彼女は本物のリサの隣人で、リサの恋人に惹かれ、彼女になりすましたのだ。
マシューは事態に気づき、レベッカに別れを告げ、
ロンドンにいるリサの所へかけつけるのであった。
と言うわけで、ジョシュ・ハートネット主演の映画で、
なぜか突然彼の元を去った女性を追い求める主人公の前に、
彼女と同じ名前の女性が現れると言う展開で、
その思わせぶりから、ヒッチコックの「めまい」ばりのサスペンスかと思って見るが
中盤でネタが割れてしまい、後はどう後始末をつけるかと言う感じの
三角関係のもつれみたいな程度の話で拍子抜け。
一番割りが悪いのは、ジョシュの現彼女と友人。
特に現彼女は無理に出さなくても良かったのでは?
TV放送 2005/12/03 BS05 2200-2357
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ポワゾン(2001年米)
キューバでコーヒー会社を経営するルイス(アントニオ・バンデラス)は
写真を見ただけの女性ジュリア(アンジェリーナ・ジョリー)と結婚する。
2人は激しく愛し合うが、ジュリアの姉が雇った探偵によると、
彼女はジュリアではないと言う。問いただそうとするが姿を消すジュリア。
彼女はルイスの預金をほぼ全額持ち逃げしてしまう。
ショックを受けるルイスだが、彼女を忘れられず探偵に探させる。
そんな中、別の男性から金を巻き上げようとするジュリアと偶然再会する。
彼女の本名はボニーで、ビリーと言う男と詐欺を働いていると言う。
ニセジュリアを追う探偵の存在を知ったルイスは、探偵を殺害。
会社も手放してジュリアを追い求める。
ビリーはルイスを始末しようとするが、
ルイスは毒と承知で飲もうとし、それを止めるジュリア。
ジュリアはビリーを刺殺し、刑務所へ。
処刑される事になるが、いつの間にか神父とすり替わっていた。
モロッコに渡った2人は、どんな代償を払っても愛から逃げてはいけないと言う。
と言うわけで、濃いところ2人の共演のちょっとHな話と思って見るが
Hなところは中くらいで、基本的には悪女に振り回される男の話。
しかもその悪女ぶりも中途半端だったりして、
この手の話は何回も見た気がして、いまいち新鮮味がない。
吹き替え版で見たが、草刈正雄も気になるが、菊川怜はかなり違和感有り。
TV放送 2005/11/26 BS05 2210-2357
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ホワット・ライズ・ビニース(2000年)
監督 ロバート・ゼメキス
数学者ノーマン(ハリソン・フォード)と妻クレア(ミシェル・ファイファー)は
娘ケイトリンが寮に入り、二人だけの生活になる。
隣の家にフュアー夫妻が引っ越してくるが、ケンカが絶えず何かに怯えるように。
池に人の顔が浮かび、いつのまにか風呂に湯が。鏡に「わかっているはず」との文字。
パソコンには「MEF」。クレアは霊的な物を感じ、
フュアーが妻メアリーを殺したと食ってかかるが、彼女は無事と判明する。
だがノーマンの写真立てにマディソン・エリザベス・フランクの失踪事件の記事が
隠されていた。これがMEFに違いない。次第にクレアは思い出す。
ノーマンは女子学生と浮気しており、目撃したクレアはショックで事故を起こした。
ノーマンは認め、別れると言ったら、死ぬと言って姿を消したと言う。
クレアは湖に潜り、湖底で箱を見つける。その中にはマディソンのペンダントが。
ノーマンが殺害したと確信。ノーマンは彼女が自殺していたので葬ったと言う。
警察に連絡すると称して、クレアに薬を盛り、バスタブに沈めようとする。
気がつくとクレアがマディソンの顔になり、驚いたノーマンは転倒し頭部を強打。
クレアは何とかはい上がるが、ノーマンは姿を消していた。
クレアはボートで逃げるが、ノーマンが潜んでいて格闘に。
二人は湖に落ち、反動でマディソンの死体が浮上。
ノーマンは死体に腕をつかまれ上がれなくなり、クレアだけが脱出する。
と言うわけで、たぶん幽霊物だったはずと言う程度の記憶で見て
最初は、隣の家をのぞき見したりしていたので
現代版の「裏窓」かと言う気がしていたがさにあらず。
後半はもっぱら、ハリソン・フォードが犯行に絡んでいるかが中心になり
例えば、ヒッチコックのサスペンスでも、スター俳優は犯人でないと言う鉄則が
割に守られていたので、今回もそうだと思っていたら裏をかかれる。
しかし、そのために、この後にどんでん返しがあるのではと思い続けて
結局そのままだったので、考え過ぎかも知れないが何か拍子抜け。
ハリソンもめずらしや悪役にと言う感じだが、
単なるサスペンスにせず、幽霊がらみにしたところが異色か。
精神医にジョー・モートン。
TV放送 2002/04/28 BS05 2000-2215
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ホンドー(1953年米)
ホンドー・レーン (ジョン・ウェイン)
アンジー・ロウ 母
ジョニー 息子
ビットリオ アパッチのリーダー
エド・ロウ アンジーの夫
アパッチに馬を奪われたレーンは、彼らの地に住むアンジー親子に助けを求める。
アンジーの夫は行方不明で、死んだかも知れないと言う。
白人側が協定を破った為、アパッチは親子を追い出しにかかるはずと警告して去る。
その後、レーンはアンジーに馬を返す為に戻るが、
酒場でケンカになったエドに襲われ、彼を射殺。エドがアンジーの夫だと気付く。
アパッチのリーダー、ビットリオは、アンジーの息子ジョニーを気に入り、
レーンにアパッチの戦士に育てる様命ずる。
白人の隊が訪れ、加勢を求めるがレーンは中立を守る事に。
アンジーはレーンが夫を殺したと知るが、彼に惹かれる気持ちは隠せなかった。
白人の隊はアパッチと衝突。ビットリオを倒すが、残党の襲撃を受ける。
やむなくレーンも白人側に加勢。
決着のつかないまま双方が退却するが、将軍の隊が来ればアパッチも全滅だろう。
と言う訳で、ジョン・ウェインの西部劇。
題名も知らなかったけど、好評でTVシリーズ化されたらしいっす。
ウェインは白人の隊にもアパッチにも肩入れしない中立の態度。
アパッチのリーダーは、彼らの地に住む母子を気に入り、
ウェインに息子を戦士に育てろと言う。
実はウェインには、彼の父を殺した過去があるのだが。。と言う訳。
かつての作品を思うと、ウェインが中立な立場を演ずるのは面白いが、
設定ありきな感じで、何で生計立ててる人?なんて疑問は残る。
結局、最後はお約束な白人とアパッチの撃ち合いになって、
ウェインは結局白人側に加勢する始末。
どっちが勝ったとかなくて終わるから、煮え切らない感じ。
ちなみに本作は1時間半に満たない短尺なのに、途中で休憩あり。
全体として盛り上がらない要因はここにもあるかも。
TV放送 2014/10/29 ザシネマ 1100-1224
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