▼
ゴジラなき後は、こいつが継ぐのか「モスラ」(96)を見た。
ゴジラが復活して、3作目の「ゴジラVSキングギドラ」からは
1年ごとにコンスタントに続編が作られ続けた。
近年は、まともな怪獣では勝ち目がないと思ったか、
ゴジラの分身みたいな怪獣が連発で登場。それもけちらし、ついに大往生を遂げた。
今後は別の形でゴジラが復活するのかと思えば、モスラを単発で登場させてきた。
近作「ゴジラVSモスラ」が「モスラ」のリメイク的だったので
「モスラ」単発でどうするのかと思っていたら、
モスラを地球の守り神的な存在として、悪の化身と言うよりは、
キングギドラの分身のような、デスギドラから地球から守ると言う事に。
予告編を見た限りでは、子供向けと言う感じだが、
来年の怪獣映画の予告も見たい気がするし、恒例行事だし見るしかない。
次回は、ラドンとかバランとかを単発シリーズでしてくるかも知れないし
案外「モスラ2」とか言って、シリーズ化してくるかも知れないが、何としても見る。
北海道紋別の工事現場では、豊国商事に開発が行われていた。
ニュースキャスターの田川(萩原流行)は、環境破壊だと批判的だが
現場責任者の後藤祐一はお構いなしだ。
彼は現場でペンダントのような石を見つけ、それを掘り出して家へ持ち帰った。
実はこれこそが、怪獣デスギドラを封印したエリアスの盾だったのだ。
事態に気づいたインファント島の妖精エリアス姉妹は、デスギドラ復活を阻止するため
日本へ向けて、小さなモスラ、フェアリーに乗って旅立った。
一方、悪の妖精と言うべきベルベラ(羽野昌紀)は、
逆にデスギドラを復活させようとしていた。
羽野昌紀は関西なまりで知られるが、ここではセリフだからかナマリなしにだ。
祐一は、持ち帰ったペンダントを娘若葉に渡す。
彼の留守中、家に侵入したベルベラは、若葉を操り、盾を手に入れる事に成功。
様子が怪しいと思った若葉の兄大樹は、フェアリーに乗った姉妹モルとロラと会う。
彼女たちに真相を聞かされ、若葉を助けようとする。
部屋の中を、ガルガルと言う小さな竜みたいのに乗ったベルベラと、
フェアリーに乗ったモルとロラが追っかけあい、光線を撃ち合い大変な始末。
大樹らの母真紀子(高橋ひとみ)もまきこみ、部屋の中はめちゃくちゃに。
毛色を変えて、小さなスケールでの戦いを見せたかったのだろうが
まるで「ミクロキッズ」の二番煎じで、子供だましと言う感を否めない。
フェアリーはガルガルの攻撃で負傷し、盾は持ち去られてしまった。
普通だと、ここまででもいろんな展開があって、
説明しているとかなり細かく長くなるのだが、今回は見てから1ヶ月以上たち
しかも当日ビール飲んでから見たので、途中寝てしまい、
おまけにかなり安易なストーリーなので、説明は割と短い。
北海道へ飛んだベルベラは、祐一による岩盤爆破を見届ける。
一方大樹らも、モルとロラを人形に見せて飛行機に乗り、北海道へ。
凧を利用してベルベラから盾を奪い返す事に成功するが、時すでに遅く、
山中よりデスギドラが甦ってしまった。
大樹らは父祐一と出会うが、どうもこのデスギドラ出現の騒ぎで、
両親と子供たちははぐれてしまったらしい。寝てたから確かな事は言えないが。
デスギドラが人気のない山の中で火を吹いて暴れ回るため、これは世界の危機だと
エリアスは最後の手段でモスラを呼び寄せた。
もちろん、モスラの歌を歌ってだが、寝てたから確かな事は言えない。
だが、モスラは卵を生んだばかりで、余命幾ばくもなかった。
モスラは触覚から光線とか出して攻撃するが、デスギドラにきくはずもない。
これはいかんと思っていると、卵が親のピンチに反応していた。
生まれるには早すぎるのだが、エリアスは幼虫に期待をかけ、卵をかえす歌を歌う。
こうしてかえった幼虫は、デスギドラがあいかわらず山を燃やしている間に
海を渡って北海道へ来た。
しかし、その間にも親モスラはやられ、傷ついて動けなくなっていた。
エリアスは幼虫モスラを見て、体は小さいが勇気があるとか言い出す始末。
幼虫モスラは糸で攻撃するが、デスギドラはかみついて攻撃。
血と言うか体液と言うかを吐き出し、今にも引きちぎられそうだ。
だが、大樹らが取り戻した盾に祈った所、親モスラも回復。
親子で攻撃するが、デスギドラには効果なく、ダムが破壊される。
親モスラは飛べるからいいが、(あと人々はいないし、親子も平気らしい)
幼虫モスラは濁流の中に取り残されてしまった。
親モスラは傷つきながら、間一髪幼虫モスラを抱えて飛び去った。
ダムが破壊され、その下流がどうなったかは不明だ。
しかし、親モスラは力尽き、幼虫モスラを海に放すと自らは海に沈んでいった。
まてよ。幼虫モスラは泳げるんじゃないか。
大樹兄妹と父母は山の中をさまよい続けていたように思えたが、意外に簡単に再会。
デスギドラは山の中で暴れているだけなのに、負傷する人が続出。
病院も満員で、キャスターの田川もここにいた。
彼は、祐一がいるのを見つけ、おまえのせいだと非難。
どうして、工事がデスギドラと関係していると気づいたかは不明だ。
ここの医師役には寺尾聰。出演者に彼がいる事はタイトルでわかったが、
雰囲気的にそろそろ終わりそうにも思えたので、
彼の登場シーンは寝過ごしたのかと思った。
だが、大樹はモスラがきっと助けてくれるさと、子供のくせに患者を勇気づける。
幼虫モスラはわざわざ日本の反対の屋久島へ。
何万年の寿命だと言う屋久杉にたどり着き、生まれたばかりなのに繭を作る。
一方、デスギドラの方も突然閃光と共に羽根が生えて、飛び去る。
モスラの繭の方も、突然無数のフェアリーのように飛散し、
それが合体すると新モスラに。子供のくせにモスラとは柄が違うのだ。
新モスラはNEC本社ビルの前を通過し、
デスギドラが今どこにいるのか、記憶にもないし、パンフにも載っていないが、
そこへ急行。今度のモスラは光線も威力が上で、デスギドラもかなわない。
おまけに体当たりすると、また無数のフェアリーに分離したりして、
何か密度の低そうな奴だ。
どうやって倒したか、今となっては覚えていないが、デスギドラは倒され、
エリアスの盾で再び封印される。
ベルベラは逃げようとするので、大樹は止めようとするが、エリアスは見逃す。
なぜなら彼女は私たちの姉さんだからと言うが、どうも唐突な感じだ。
祐一一家はモスラの勝利に喜ぶが、周囲(と言っても山の中だけだが)が
焼け野原になったのを見て、まだ今ならやり直せると言う。
せっかくその気になっているのに、
モスラが飛び回ると焼け野原に草木が生え元通りになった。
と言うわけで、一応「ゴジラVSモスラ」で出てきたモスラ(と思うが)を
再登場させ、それを死なせてデザインを一新。
結局、来年はまさかと思った「モスラ2」で、当分シリーズ化するつもりらしい。
地球の環境を考えると言う意味では、主役にしやすい怪獣と言えるが
どうしても勧善懲悪的で子供向けぼくなると言うのは正解で
あらすじも、忘れてしまった以上に、実際かなり単純だったと言える。
舞台が山の中ばかりで、地球の危機と言う気がせず
登場人物も少ないと、安易に感じさせる要因は多い。
でも、義務だから、やっぱり来年は見てしまうのだろうか。
▼
「
モスラ2 海底の大決戦」(97)を見た。
ハリウッドでは「ID4」のローランド・エメリッヒ監督によるゴジラが製作中。
その予告編を見る限り、その足はまるで恐竜のよう。
派手な破壊シーンで、日本人とは違う視点で攻めてくるようだ。
そんなわけで、ゴジラ貸し出し中の今、日米対決は避けたのか、
別の人気怪獣モスラをまさかのシリーズ化。
前作ですでにガラガラだったのに、続編が登場。
水中には入れないと言う弱点が、今回は水中モードとかでうち破られると言う話だ。
来年の年末がどうなるかも気になるし、また何しろ恒例行事だから。
石垣島付近の漁師たちは、ヒトデのような奇妙な生物の大量繁殖に驚かされていた。
島の学校の先生は細川ふみえ。悪ガキ2人組は女の子にイタズラ。
毛虫を見せようとするが、女の子が振り返った拍子に悪ガキの手から離れて
細川ふみえ先生の胸の間に入ると言う、子供向けとしては意外な展開。
この後、ふみえ先生は再登場せず。
女の子の母親は紺野美沙子だが、こちらもチラリ。この後有名人は出てこない。
(羽野晶紀がいるか……)
そうこうしてはいても、悪ガキ2人組と女の子は意外に仲がいいらしい。
一方、島で珍しい生物を捕まえようとする男2人組。
ベルベラ(羽野晶紀)は2人組に接近。小さなドラゴン(ガルガル)で脅したりして
珍しい生物ゴーゴを捕まえろと指示する。
女の子汐里は林の中でピカチューにも思えるゴーゴを発見。不思議な生物にビックリ。
男2人組はこれを狙い、悪ガキ2人組が助ける展開に。
そこへ小美人ことエリアスのモルとロラが助けに来て、何とか逃げる。
エリアスによれば、海底に現れた怪獣ダガーラが、
ヒトデのような生物ベーレムをまき散らし、このままでは海が全滅だと言う。
それを助けられるのはゴーゴだけで、海の中にあるニライ・カナイと言う遺跡に
行かなければならないと言うのだ。
そこで子供3人組は、遺跡のある場所へ向かう。
すると地震で海底からピラミッドが現れる。一方、例の2人組も後を追っていた。
海底から現れた怪獣ダガーラは、石垣島の町を破壊。この合成が意外にうまい。
エリアスはモスラを呼ぶ。一方、子供たちは2人組に追われ、ゴーゴを奪われそうに。
成虫モスラがかけつけるが、ダガーラに海底に引きずり込まれる。
モスラは水中に入れないと言う弱点があったのだ。
子供たちはピラミッドの中の神殿で、王女ユナに出会う。
彼女はゴーゴのすごい力こそ宝だと言う。
何かが光ったりして、水中のモスラはピラミッドの上へ浮上。
さらに元気を回復し、水中モードと言う別の形態に変身し始めた。
ピラミッドはなぜか爆発を始め、子供たちも追っ手も脱出。
水中モードのモスラは、その姿のままバラバラに分裂し、ダガーラの腹の中へ。
このシーンは全面CG。こんなのがありなら、何でもありと言う感じだ。
この攻撃でダガーラはやられ始める。ピラミッドも崩壊。
ピラミッドから海岸まで、十戒の紅海のように海が避け、
子供たちや追っ手の連中は海岸まで走り抜ける。
ピラミッドは沈み、ダガーラも倒されるのであった。(たぶんそんな展開だ)
と言うわけで、飲んでから見たおかげで、トイレへは行くわ寝るわで大変な始末。
しかも前作と同様、子供向けを狙ったような安易な展開。
前作は山の中で暴れたのに対し、今回は海の上。どちらも人々にはたいして影響なし。
出演者も子供が中心で、有名な大人の俳優はほとんどなし。
ダガーラが石垣島で暴れるシーンは、なかなかの合成で、
違和感なく感心させられるのだが、
モスラがダガーラの腹の中に入るシーンは、見るからに100%CGで、
最近の他の映画等でもCGの乱用には嫌気がさしていたので、
これにはあきれさせられる。
まるで「火の鳥」「バンパイヤ」式に、一部をアニメにしたのと同じ話で
特撮が大変なシーンはCGにすると言うのは手抜きとしか思えない。
そんなわけで、TVならともかく、映画館で見るにはちょっとと言う感じ。
例年だと、ヒットのため来年の続編製作決定と来るところだが、今回はそれもなし。
▼
「モスラ3 キングギドラ来襲」(98)を見た。
ゴジラがあちらへ移って手持ちぶさたになった東宝は
ゴジラに続く人気怪獣モスラを主役に据えて、今回で3作目のもシリーズだが
いかんせんどう見ても子供向けで、脚本や特撮にも安易さが目立ち
いつ行ってもかなりのガラガラさ。
シリーズが続行するのが不思議だったが、今回でこれも打ち止め。
モスラ単体ではパワー不足とようやく気づいたのか
ゴジラシリーズの宿敵キングギドラを悪役として登場させる事に。
いつもいる仲間のゴジラやラドンもおらず、
モスラだけではかなわず、過去にさかのぼって若いギドラを倒せと言う展開らしい。
いくらキングギドラが出ても、途端に面白くなるとも思えないのだが
一応は年中行事だし、来年はどの怪獣が出てくるかも気になるし見るしかあるまい。
インファント島。ベルベラ(羽野昌紀)はエリアス族の伝説の力を持つという
3つのメダルを奪おうとする。
だが不審に思った小美人モル(小林恵)とロラ(建みさと)が阻止。
1つだけ持ち去られる。ロラ役は、前作までは何とかさやかと言う女の子がやってたが
TV等で人気が出て降板したらしい。子供向け映画ならではの扱いの軽さだ。
モルらはメダルが剣につくことに気づく。だが片方のは合わない。
どうやら、ベルベラの持っていったメダルが合うようだ。
残されたメダルには勇気と知恵という文字が。
彼女たちは、ベルベラが残した「空から恐怖の大魔王が降りてくる」と言う
言葉に不安を感じる。これはノストラダムスの予言のことか?
その頃、各地で巨大な隕石の落下が目撃されていた。
富士山麓青木ヶ原に住む一家もそれを見ていた。
父(大仁田厚)、母(松田美由紀)のウソっぽい家族。
長男翔太に弟修平と妹珠子。
翔太は登校拒否で、現代の問題も描いていると言いたげなあたりがイヤだ。
それからしばらくして、大阪の小学校で先生や生徒は何らの妙な震動を感じる。
気がつくと、生徒たちは姿を消し、先生だけが取り残されていた。
各地で同様の事件が起き、学校にいた修平と珠子も消えてしまう。
モルらは、この事件が一億三千年前に恐竜を滅ぼしたものの仕業と考える。
その正体はキングギドラ。もちろん、ゴジラと戦った事など人々は知らない。
ギドラは名古屋を襲撃。まだオープンもしていないタワービルを破壊。
いつも通勤で渡っている横断歩道を人々が逃げまどう。
名古屋では看板に「キングギドラが名古屋を襲撃」と書かれているが
そのシーンは1分にも満たない。
モルらは、フェアリーという小さなモスラが飛んでいる上で立ち上がり
モスラの歌を歌う。するとモスラが急行。
どうやら消えた子供たちは、青木ヶ原にできたドームに閉じこめられているらしい。
ここはまだ心の美しい者、つまり子供しか入ることができないと言うのだ。
何の目的でギドラが、そんな連中を集める必要があったのか、
それは最後まで説明されることがない。
だが、モスラの武器は、何だか体重が増えたみたいなギドラには歯が立たない。
こてんぱんにやられて瀕死の状態。
おまけに、うっかりギドラの目を見てしまったロラは、
モルよりも純粋だったと言う説明があるが、心を奪われてしまい
ギドラの手先になってモルの首を絞め始めるが、格闘の末フェアリーから転落。
ドームに吸い込まれる。
ギドラはさらに、以前メカギドラが破壊したはずの新宿副都心を破壊。
青木ヶ原の様子を見に来たベルベラは、どこかから出てきた触手に捕らわれ
これまたドームに引きずり込まれる。
様子を見に来た翔太は、途方に暮れるモルと出会う。
一方、両親はドームに子供が捕らわれたと知り、何とか助けようとかけつける。
同様の両親が大勢いたはずなのだが、現地に着いたのは彼らだけだ。
モスラは今のギドラには歯が立たないが、1億3000年前に戻って
白亜紀の幼いギドラなら倒せるかも知れないと言う。
そんな事言って、行ってみたらけっこうでかいギドラだったのだから
もっと昔に行けばよかったのではと言う気がしてならない。
エネルギーを消費する危険な作戦にモルは反対するが、
モスラの意志が固いと知り、モスラにエネルギーを与えるがそれで消耗。
モスラはワープみたいな事をして白亜紀へ到着。
モルは「今ついたわ」と言うが、時間の流れを考えると変な話だ。
何とかロラを助け出してくれと、翔太につまようじみたいな剣を託して息絶える。
息絶えると言っても、透明な人形みたいになるだけなのだが。
学校にも行けない翔太は悩むが、意を決してドームに飛び込む。
中には無数の子供たちが。なぜか全部日本人だ。
白亜紀には当時のモスラと言う原始モスラが見守っていた。
また、いろんな恐竜が。シリーズ初の恐竜登場シーンも見せ場と言うが
何と人形をまとめて動かしているだけで、水平に移動したりする始末。
茨城県自然博物館にある恐竜と似たような感じ。
あんないい加減な物を出すくらいなら、こんなシーン作らない方が良かったのでは。
スマートになったギドラは、2本足で素速く走り回る。モスラはこのギドラにも苦戦。
その頃、と言うか未来に当たるのだが、翔太はロラを見つけて
モスラを助けてくれと訴える。悪者になったロラだが、彼の訴えに心を取り戻す。
モルとロラの剣が合体する事に気づいて、近くにいたベルベラの剣も合体させる。
3つは知恵と勇気と愛を意味し、それぞれがそろうと強大な力を得ると言うのだ。
ロラが歌を歌うと、なぜか過去のモスラに伝わり力が回復。
モスラはギドラの尾を切り落とし、火山に突き落とす。
だが自らも力を使い果たし、息絶える。それを原始モスラが糸で繭にくるむ。
一方現代では、ギドラが今にも子供たちを襲おうとしていた。
過去のギドラがいなくなったので、こちらのギドラは突然消滅。
よかったよかったと言うが、どうもおかしい。
歴史が変わっていないとか言い出すベルベラ。変わったら大変だろ。
気がつくと再び現れるギドラ。白亜紀で切れた尾が再生したらしい。
でも、それなら成長の度合いが遅いような気もするが。
モスラ亡き今、戦うのは我々しかいないと、ベルベラがロラと手を組み立ち向かう。
だがそんなもので歯が立つわけがない。
すると、地面の下から繭にくるまれたモスラが登場。どうやら生きていたらしい。
今度のモスラはなぜか鎧モスラに変身し、ギドラの光線も跳ね返す。
ギドラの片方の翼を破る威力。
最後には、チャンバラのようにすれ違いざまに攻撃し、通り過ぎて2匹とも動かず。
敗れたのは当然ギドラだった。こうしてモスラが勝ち、ドームは消滅。
無数の子供たちが解放され、全部の親が来ていたみたいで出迎える。
翔太も弟たちと合流。父母と再会する。
透明になってたモルは生き返り、ベルベラは仲間になったわけじゃないと言い去る。
と言うわけで、モスラシリーズ第3弾は、人気悪役怪獣を出したわけだが
ゴジラシリーズとの関連はなく、登場時の音楽も違えばデザインもちょっと違う。
同じ怪獣が出たと言われてもちょっとピンと来ない感じ。
とは言え、理屈はおかしいとは言えタイムトラベルとかを絡めたおかげか
シリーズの中では一番マシな出来。一応はシリーズ継続も可能な終わり方。
どう見ても子供向けで、登校拒否とかの問題を取り上げた優等生ぶりも気に入らず
恐竜の特撮の手抜きぶりもいただけない。
まあ、シリーズの中ではマシな方というのが救いか。
▼
「ヤマトタケル」(94)を見た。
東宝特撮と言えばゴジラだが、以前は戦争ものや、古代もの、怪獣以外のSFもの
と言うジャンルも多く作られていた。
最近は観客の呼べるゴジラだけに製作が集中しているようだが、
それでは目先が変わらないし、尻すぼみになるのは避けられない。
そんな中で、久々に、この古代ものぽいヤマトタケルが製作された。
一応は、時代にとらわれないと言う事になっているが、
作品を見てみると、やっぱり古代もの以外の何物でもないと言う印象だ。
古事記のヤマトタケルの話をベースとして、
最後にはヤマタノオロチとの対決があると言う展開。
東宝怪獣の中のキングギドラの造形が、
ヤマタノオロチを参考にしているのは疑いのない事実。
かつても「日本誕生」等と言う映画を作っているし、ま、お家芸と言える。
監督・脚本・特撮は「ゴジラVSメカゴジラ」と同じ連中で、
主演も「ゴジラVSメカゴジラ」の高島兄と、復活第1作「ゴジラ」の沢口靖子。
ゴジラの連中が関わっている事は間違いないが、
新しい方向性として見逃す事はできない。
東宝はけっこう力を入れているようで、
話がちょっと違うロボットもののアニメをテレビ放送。
三種の神器を集めていくと言うあたりもRPG的で、
子供たちにも受けると思ったようだが、劇場はあっと驚くガラガラさ。
東宝自身が作ったためか、公開をやめるにやめられないと言う感じだ。
予告編では、年末の「ゴジラVSスペースゴジラ」や復活「ガメラ」も登場。
(大映は、自身の公開網がないため、東宝系で公開される)
ゴジラは、ミニラことベビーゴジラが、リトルゴジラと名を変えて再登場。
モスラや「地球防衛軍」のモゲラも登場するらしいが、
肝心のスペースゴジラは、かなり情けないデザインだ。
ま、いろいろあるけど、怪獣ものはなくならないようだし、この作品も見逃せない。
宇宙の始まり。劇中では、宇宙の事を「ウツ」と呼んでいる。
宇宙はその重みに耐えられず爆発。これがすべての始まりであった。
まさしく、ビッグバンを思わせるオープニング。
やがて様々な神が誕生するが、そう言うのにくわしくないので、ピンとこない。
そして、イザナギ・イザナミと言う夫婦神が誕生する。
それから時が流れ、大和の国の王ケイコウ(篠田三郎)に双子の子供が生まれる。
だが、占い師ツキノワは、双子は不吉なものとして、弟を処分するよう命ずる。
ケイコウの妻は断腸の思いで、次男オウスを捨てる事となる。
オウスはカゴに入れられ、崖から落とされるが、
突然、光輝く鳥(火の鳥を思わせるが、動きはラドンのよう)が現れ、
カゴをつかんで、伊勢の社へ置き去った。
ここの主ヤマトヒメ(宮本信子)は、ケイコウの妹だったが、
カゴを置いていった鳥を見てびっくり。
それは、天照大神の使いと言われる、天の白鳥だったのだ。
天照大神の意志を無視するわけにはいかず、ケイコウもしぶしぶ、
ヤマトヒメがオウスを育てる事を認める。
オウスは、ゲンブとセイリュウと言う妖術とかを使う連中に鍛えられ、すくすく育つ。
ある日、ゲンブらが妖気が強いと言う洞窟に入ってみると、
壁の中に光輝くマガタマがあったので、つかんでみると、
彼の体は突然粒状になって、壁のむこうの部屋へ移動してしまう。
部屋の中には、岩に突き刺さった剣があるが、これはどうしても抜けない。
そこにあった像は、おまえはやがて、3つの光を手に入れ、
その時、再び出会うだろうと話す。
気がつくと、彼は外に。そのマガタマは大切に持つ事にする。
成長したオウス(高島兄)は、剣とかを鍛え、けっこうたくましくなる。
ある日、どうしても彼に会いたいと言う母の願いを聞き入れ、
王ケイコウは、オウスが家に来る事を許可する。
しかし、まもなく母イナヒヒメは病死し、
それをオウスが呪い殺したと信ずる長兄オオウスと格闘に。
突然マガタマが光り、すさまじい力でオオウスは飛ばされ死んでしまう。
父ケイコウは、こんな彼をもてあまし、野蛮な国とされるクマソへ派遣する。
そこのクマソタケルを殺せと言う命令だ。有名なクマソ征伐の話である。
クマソへの道中、偶然を装って、(装ってもあまり意味はないが)
ゲンブとセイリュウも同行する事となる。途中、橘神社と言う神社による。
ここには天の白鳥の絵が描かれており、彼らに縁のある場所と思われる。
彼らを盗人と思ったオトタチバナ(沢口靖子)は、妖術を使って彼らに襲いかかる。
何者かに白鳥の鏡と言う鏡を盗まれたばかりなのだ。
やがて疑いは晴れるが、傷ついたオウスの手当てのため、彼に触れた途端、
オトは運命的なものを感じ、クマソへの旅に同行する事となる。
クマソでは、各村から女たちをクマソタケルの所へ献上させられていた。
オトがこの娘たちに紛れてクマソの城へ潜入。
灯用の油を顔に塗って、クマソタケル(バカ役者こと藤岡弘)の夜の相手だけは回避。
夜中に、城中を調べて回るが、もともと怪しいと思っていたと言うクマソに捕まる。
彼女は、クマソガミと言う怪物の生け贄にされる事となる。
一方、オウスやゲンブ、セイリュウらは、ひそかに城中に侵入。
城の柵を閉じてしまい、兵たちが助けに来れない状態で、
オウスはクマソタケルと対決。
なかなか強いな、おまえをヤマトタケルと呼んでやろう等と言われるが、
結局、クマソを剣で刺し殺す。続いて、生け贄にされているオトを助けるため急行。
現れたクマソガミは、手が弓矢に変形して攻撃してくるが、
オウスがマガタマに祈ると、獣のような顔になって、クマソガミを退治する。
彼は、物の怪のような力を自ら使ってしまった事を悩むが、
オトはオウスこそ選ばれた男と呼ぶ。
そして、クマソが奪っていた白鳥の鏡を取り返し、橘神社におさまり、
オウスらはヤマトへ戻っていった。
オウスは、クマソに名づけられた、ヤマトタケルと言う名を名乗るようになる。
だが、父ケイコウは、まだ彼を許してはいなかった。
そんな時、ヤマトヒメは危機を察知し、タケルに重要な任務を与える。
かつて、イザナキ・イザナミの後継者候補となった
天照大神と、ツクヨミという2人(人じゃないか)の神があった。
結局、ツクヨミは後継者に選ばれず、ヤマタノオロチに変身して大暴れ。
そこで天照大神は、スサノオにこれを退治させ、氷の中にツクヨミを封印した。
(ちょっと誤解してたら、かんべんな)
今、この氷の塊が、グリコのおまけのような、
ちゃちな宇宙船のようなものとなって接近している。
ヤマタノオロチの体内から抜き去ったアマノムラクモの剣は、
宮中に納められているが、これをツクツヨミに奪われれば、世界は破滅だ。
それを伊勢の社に納めれば、ツクヨミの力も及ばず、危機は回避できる。
そこでタケルは、このアマノムラクモの剣を運ぶ仕事を引き受ける。
しかし、ケイコウの部下たちは事情を知らず、追いかけられるし、
ケイコウが信頼をおいている、占い師ツキノワは、実はツクヨミの家来だった。
(と言うよりは、ヤマタノオロチの牙の化身らしい)
何だか、助けなきゃと言う使命感を感じたオトも急行し、共に伊勢に向かう。
しかし、ツキノワは呪術を使い、水中から海神ムーバと言う
携帯電話のような名前の怪獣を呼び出す。
こいつは、タコの足のように手がいっぱいあって、タケルが捕まってしまう。
そこでオトは海に飛び込み、助けに向かうが、
この水中シーンは、どう見ても、クレーンで役者を吊ったフィルムに、
水中ぽい効果を重ねただけで、沢口靖子が足も動かさずに泳ぐのが不自然。
オトが持ってきた白鳥の鏡は、光線を発する強力な破壊力で
タケルの救出に成功するが、今度はオトが捕まってしまう。
オトは光の粒子みたいになって姿を消してしまった。
(映画を見ている時はわからなかったが、パンフによれば、どうやら死んだらしい)
タケルはマガタマとかを使って、何とかムーバを退治。
浜に上がるが、今度はツキノワに襲われる。
ツキノワは、母や兄を呪い殺したのは私だと言い、対決に。
タケルは刺され、ここでやっぱり死んでしまったらしい。
ツキノワ自身も傷つき、剣を奪うが、それをツクヨミに渡すと死んで
元の姿である牙になったが、映画を見ている者には意味がわからなかった。
ツクヨミを封じた氷の塊は、月に激突。
剣を手に入れて力を回復したツクヨミ(阿部寛)は、地球に攻撃を加える。
地上では日食となり、人々は恐れ、月にはバベルの塔のような怪しい城ができていた。
確か、天照大神が天の岩戸に姿を隠すと言う話があって、
これは日食の事を意味するに違いないと言われたものだが、
その時は、人々が大いに騒いで、気になって覗いた天照大神を引きずり出したはず。
この映画でのエピソードとは関係ないかも知れない。
タケルが気がついたのは、少年の頃、迷い込んだ洞窟だった。
実は、やっぱり映画を見ている時はわからなかったが、ここは黄泉の国だった。
突如、長年の眠りから覚めたスサノオ(目黒祐樹)は、
力を試してやると、タケルに襲いかかる。
タケルはあわてて岩に突き刺さった剣を抜いて、スサノオに対峙。
(これは古事記と言うよりは、西洋の円卓の騎士だかの話の拝借に思える)
あっぱれと言うスサノオは、その抜いた剣こそ、オロチノカラサイの剣で、
ヤマタノオロチを倒せる唯一の武器だと言う。
そして、これこそが第3の光。マガタマと、オトが持っていた白鳥の鏡と合わせた時
ヤマタノオロチに立ち向かえるのだ。
そう言うと、棺の中から(誰が納めたのか)オトが復活。
2人でそろって月の世界へ向かう事になるが、そう言う説明はないので、
ツクヨミが地球にきていて、地球で戦っているのかと思った。
2人は月にあるバベルの塔、いや、ツクヨミの城へ。
人間が神に勝てるはずがないと言うツクヨミと、持てる力を振り絞る対決。
とは言っても、マガタマと白鳥の鏡を使った攻撃だけだが。
ついに、効果あってか、ツクヨミを倒す事に成功。
しかし、それは、ドラクエ等にありがちな、
最後のボスキャラを倒したら、そいつが真の姿を現したと言う段階に過ぎなかった。
ツクヨミは突如、ヤマタノオロチに変身したのだ。(する事は知ってたけど)
全長10m(着ぐるみがね)もある、東宝怪獣史上最大、
(と言うよりは、他にこういう事をしている会社がないので、世界映画史上最大)
の巨大な怪獣が出現。しかも、蛇のクセに足まであるのだ。これこそ蛇足。
どこからか現れた天の白鳥に乗った2人は、
(空気がない月で、火が吐ける、空が飛べる、
それ以前に呼吸できると言う点にはふれまい)
このバカでかい上に、火まで吐く怪獣に特攻隊のように立ち向かい
タケルが剣で、すれ違いざまに切りつけるが、大した効果はない。
やがて、オロチの火にやられた2人と鳥は、なぜか宇宙へ。
オトの体が粒子状になり、タケルの体に吸い込まれていく。
ま、まさか、「ゴジラVSメカゴジラ」の時に、
死の直前のラドンが、ゴジラに生命を与えたと言うあの手口を
またも使用する気なのかと思えた。
だが、タケルと白鳥が発光に包まれ、巨大な姿となって現れた。
(そうじゃなかったかも知れないが、とにかく変身したのだ)
現れたのは、ウツノイクサガミ(宇宙戦神)と言う名前はともかく、
大魔神か、カクレンジャーの最後に出てくるような巨大ロボットだったのだ。
いろいろ難はあるものの、ここまでマジメにきていた話が、ここで台無しに。
こんな奴が現れたら、さしものヤマタノオロチの攻撃も何の効果もない。
オロチの火の攻撃を、仏教文字みたいな字の書かれたバリアではじき
接近して、剣でオロチの首を1本ずつ切り落とし、ついにオロチを退治した。
おかげで、地球では日食が終わり、人々は一安心。
再び、白鳥の上に乗った姿に戻った2人は、月へ着陸。
スサノオは、倒れているツクヨミをマガタマに封じ込め、宇宙へ投げ捨てろと言う。
これほどの悪い神ならば、完全に退治してはと言うオトの問いに、
スサノオは、次現れる時は、よい神になっているかも知れない。
神とはそう言うものだと、よくわからない言葉を残す。
こうして、2人は宇宙だと言う事も忘れ、白鳥に乗って帰っていった。
と言うわけで、古事記にとらわれずと言っていたはずが
大半は古事記に沿った構成になっていて、
最後の最後であきれたロボットを登場させる展開となった。
あのロボットさえなければ、それなりに評価できたんだけどねえ。
どっちかと言えば、古事記を完全になぞった方が良かったのでは。
あと、テレビでやっているアニメは、未来のロボットものになっているが、
その線を期待した子供には失望させる内容なのでは。
何にせよ、東宝の製作意図がいまいちわからず、
にもかかわらず、3部作構想があって、
再来年に「ヤマトタケル2」等と言う恐ろしい噂も。
しかし、あの不入りでは、それはないような気がする。
一方、海外版ゴジラは、「未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアム監督案が流れ
現在、全米ヒット中のアクション映画「スピード」の監督に決まったらしい。
企画はやや遅れているようで、「スペースゴジラ」公開が早まったのは
そこらへんによるものらしい。
ま、そう言う事なので、アレは悪い夢だと思って忘れる事に。
▼
酔いどれ天使(1948年)
監督 黒澤明
医師眞田(志村喬)は、ドアに手を挟んだと言う男松永(三船敏郎)を治療。
手から弾が出て、彼がヤクザだとわかる。付近では有名らしい。
眞田は松永の肺に穴があると考え、大病院でレントゲンを撮るように勧める。
飲んだくれ医師と言われる眞田は、松永に自分と共通する物を感じるが、
松永はなかなか言う事を聞かない。
結核の疑いがあるが、病気が怖いのだろうと指摘すると松永は怒る。
大手病院の高浜は松永のレントゲンを撮っており、眞田に渡すよう言ったと言う。
自分を信用しろと諭して松永を診る事を納得させるが、
出所した親分岡田と再会した松永は、飲み明かしてしまい、眞田を怒らせる。
岡田の子分は、岡田の妻が眞田の所にいると気づき、岡田が押しかける。
眞田は追い返そうとし、眞田に恩を感じる松永がたてついてしまう。
眞田は岡田と話をつける気でいたが、松永は単身岡田の所へ。
ナイフで襲いかかるが、喀血してしまいそのスキに格闘に。刺されて死ぬ。
眞田は松永の足を洗わせられると感じていたので、この結末を悔やむが、
同じく結核の女生徒が完治したと知り、希望を感じる。
と言うわけで、黒沢作品としてはかなり初期の作品で、
戦後直後の怪しげな雰囲気が出ていて面白い。
出演者も意外に有名な人をそろえているようだが、
個人的には主演2人以外はよくわからず。
セリフも聞きづらいし、もう少し派手な展開があっても良かったという気はするが。
TV放送 2002/09/03 BS11 2000-2145
▼
妖怪百物語(68年)
但馬屋は長屋の立ち退きを決め、大家も借金があり逆らえない。
但馬屋は奉行を接待。余興として怪談話を聞かせる。
禁断の池で釣りをした武士が、ろくろ首になった嫁に殺される話だ。
怪談を聞いた後は、憑き物落としのまじないをする習わしだが、奉行はバカにする。
長屋の安太郎は、一味から金を盗み大家に渡すが、
大家は但馬屋に殺されてしまい、娘おきくは但馬屋に奉公に出される事に。
長屋の取り壊しが始まるが、男たちが気がつくと周囲が皆のっぺらぼうに。
但馬屋らも逃げ回り、大家を刺した場所で誤って番頭を殺害。自分も腹を刺して死ぬ。
おびえる奉行は誤って家臣を切ってしまう。
実は安太郎は大目付で奉行を監視しており、それを知った奉行は自害する。
と言うわけで、大戦争の前にあったらしい妖怪もの。
いっぱい出てくる事は出てくるが、大戦争ほど表立って出てくるわけではない。
悪代官たちが取り憑かれるが、取り憑かれるのは悪事とはまったく関係ないし。
TV放送 2002/10/24 BS05 0550-0715
▼
妖怪大戦争(68年)
人々が足を踏み入れなかったバビロニアの遺跡が盗掘され、
蘇った妖怪ダイモンは、日本へ飛来する。
嵐の様子を見ていた殿様がダイモンに襲われ、屋敷でも奇行をするように。
人間にはわからないが、池に済む河童はそれが妖怪だと気づく。
河童はダイモンに立ち向かうが歯が立たず。仲間に助けを求めるか信じてもらえず。
ダイモン扮する代官は、さらに家臣を手下に子供をさらうよう指示する。
事態を知った妖怪たちは、子供にすり関わりダイモンと対決するが歯が立たず、
壺に入れられ封印されてしまう。
元代官の娘千絵がお札をはずして妖怪たちを解放。
ダイモンの弱点が目だと気がつく。妖怪たちは一斉にダイモンを攻撃。
ダイモンは巨大化するが、唐傘お化けが空を飛んで目を攻撃。
ダイモンは退散。日本の妖怪の勝利となる。
と言うわけで、大戦争と言うから、
日本の妖怪と西洋の妖怪が対決する話かと思いきや、西洋の方は1匹だけで拍子抜け。
日本側はいろいろ出てくるが、もう少し数を多くして、
こいつもこいつも出たかと思わせてくれれば良かったが。
TV放送 2002/10/23 BS05 0550-0715
▼
妖怪大戦争(2005年)(2005年)
タダシ 田舎で祖父と暮らす少年
タダシの祖父
加藤 魔人。元は人間
アギ 魔人に寝返った妖怪
佐多 妖怪雑誌の編集者
猩猩 妖怪のリーダー的存在
小豆洗い 妖怪
両親が離婚したタダシは田舎で祖父と暮らすが、
今年の麒麟送子と言う役目に選ばれてしまう。
大天狗の穴へ伝説の剣を取りに行かねばならないが、泣き虫のタダシには大仕事だ。
たくさんの妖怪がいる天狗山に祖父が捕らわれたと知り、タダシはかけつけるが、
実はそれは妖怪による幻影で、一同に合格と言われる。大天狗に剣を渡される。
元人間の魔神加藤(豊川悦司)と妖怪を裏切ったアギ(栗山千明)は
妖怪を捕らえ機怪に改造して、人間襲撃を計画していた。
タダシは一人でも戦う事を決意するが、妖怪たちは尻込みする。
大量の機怪が東京を襲撃。騒ぎを聞きつけ、全国から妖怪たちが集結する。
アギを倒し加藤と対決。
小豆洗い(岡村隆史)の小豆が溶鉱炉に入り、大爆発を起こす。
と言うわけで、大映のガメラとかが復活する中、妖怪大戦争も復活。
妖怪をも支配しようとする一味と、人間の少年と普通の妖怪が組んで対決。
現代風に描きつつ、コミカルな描写も入れ込んでなかなか面白いが
宮迫・岡村と言うお笑いコンビの、ちょっと間抜けな行動が敵に打撃を与えるあたり
最後に来て路線がずれてしまったような感じで、
テレビで見たからかも知れないけど、大爆発で終わりかと言われても。
佐田役に宮迫博之。タダシの祖父に菅原文太。
猩猩に近藤正臣。ぬらりひょんに忌野清志郎。油すましに竹中直人。
TV放送 2006/08/11 04ch 2100-2300
▼
妖星ゴラス(62)
監督 本多猪四郎
1979年。土星探検中の宇宙船隼号は、地球の六千倍の質量の星ゴラスを観測。
データを地球に送るが、引力のため星に激突する。
河野博士(上原謙)らの計算では、ゴラスは82年に地球に衝突する。
田沢博士(池辺良)は地球軌道の移動を提案。40万qの移動が必要だ。
南極に巨大なロケット基地を建設する。
ゴラス観測のため、鳳号が出発に。ゴラスは次第に質量を増大している。
爆破は不可能。さらに基地を拡張する必要があるが、それほどの予算はない。
地球の移動が開始。軌道変更によって南極に怪獣マグマが出現。移動に遅延が生ずる。
両極に海水が移動し、海抜100m以下の地は水没する事に。街に高潮が迫る。
衝突は回避され、今度は軌道を戻すため北極に基地を建設する事に。
と言うわけで、地球に星が衝突する話はよくあるが、地球を移動するのは異色。
あまりにも強引な設定。引力を考えると、あの程度のロケットでは無理に思えるが。
隼号艇長園田に田崎潤。その父の博士に志村喬。娘に白川由美。
その友人で、鳳号乗組員金井に惚れられる女性に水野久美。
宇宙省長官に西村晃。鳳号乗員に佐原健二、二瓶正也。
VHS
▼
用心棒(61)
監督 黒澤明
ある村は、清兵衛と牛虎と言う2人の親分が支配。互いに対立していた。
桑畑三十郎(三船敏郎)と称する男は、飯代に双方を倒すと約束。
まず清兵衛の用心棒になり、殴り込みの直前に離脱。
衝突寸前になるが、役人が現れ、治められる。双方は三十郎を用心棒に迎えたがる。
牛虎は隣町の町役人を殺害。そのため、役人は村を出る事になる。
三十郎は町役人を切った牛虎の手下を捕らえ、恐喝のネタとして清兵衛に引き渡す。
牛虎は逆に清兵衛の息子を捕らえ、交換を要求される。
牛虎の拳銃撃ち工藤(仲代達矢)は息子を渡さず、手下を射殺。
だが、清兵衛は九衛門(志村喬)の女を人質にとっていた。
しかたなく、再び交換。女はばくちのために亭主から奪われたのだ。
三十郎は牛虎の用心棒になり、女を亭主たちと逃がす。
だが、気づいた工藤らが彼を拷問。飯屋の主人(東野英治郎)が助け出す。
怒った牛虎は、清兵衛のしわざとして彼らを襲撃。全滅させる。
三十郎は山で回復するが、親父が牛虎一味に捕らわれた。
かけつけた三十郎は工藤らをたちまち倒し、去っていった。
と言うわけで、やっぱり「荒野の用心棒」とほぼ同じ展開だった。
三十郎の型破りな侍が魅力だが、何やら緻密な作戦を立てているようで調子が狂う。
清兵衛の前の用心棒に藤田進。殴り込みの時にさっさと逃げてしまう。
TV放送 93/06/20 BS05 16:02-18:00
▼
椿三十郎(62)
監督 黒澤明
井坂(加山雄三)ら9人衆は、藩の汚職を叔父の上代家老に報告。
だが、上代は取り合わず、お目付けの菊名に報告する。
話を聞いていた男(三船敏郎)の予想通り、菊名こそ黒幕で、彼らは窮地に。
かけつけた敵を男は倒し、室戸半兵衛(仲代達矢)に気に入られる。
菊名一味は上代をどこかに監禁。上代に罪を押しつける計画だ。
椿三十郎と名乗る男らは、奥方と娘の救出に成功。
井坂らは囮のカゴを襲撃に向かうが、寸前に椿が止める。
椿は室戸に会い、うまく仲間になるが、尾行してきた井坂らが捕らえられる。
しかたなく、椿は襲われたと称して逃がし、室戸を失望させる。
井坂らは隣の国藤(志村喬)宅に、上代がいる事に気づく。敵は相当数だ。
そこで、椿がニセの情報でおびき出し、その間に上代の救出に成功。
城勤めのできない椿は、室戸を決闘の末倒し、去っていった。
と言うわけで、用心棒の主人公が再登場した作品。
あれよりは作戦ぽいので、こっちの方が面白い気がする。
加山と、仲間川原に扮する田中邦衛の若大将コンビらが、
バカやって椿の調子を狂わせるのがおかしい。他の仲間寺田に、平田昭彦。
TV放送 93/06/20 BS05 18:02-20:00
▼
羅生門(1950年大映京都)
黒沢明監督
羅生門に集まった男たちは、不思議な事件があったと語り出す。
薪切りの男が死体を見つけ、役所へ届ける。
盗賊の多嚢丸(三船敏郎)は確かに男を殺したと言う。
彼はいい刀があると男女に声をかけ、男を殺害。襲いかかるが女は姿を消した。
だが、役所に来た女の話は違っていた。多嚢丸に手込めにされた女は
男にさげすまれた目で見られ、気がつくと殺していたと言うのだ。
そこで巫女を使って、死んだ男の話を聞く。多嚢丸は女を気に入るが、
女は夫を殺してと言い出す。多嚢丸は腹を立てるが、
気がつくと何者かが男の胸を刺していたのだ。
しかし、事件を見ていたと言う男(志村喬)の話はさらに違った。
多嚢丸は女を妻にしようとするが、男は命を賭けたくないといい、結局対決に。
多嚢丸は男を殺し、女が逃げた言うのだ。
どの話も信じられないという一同だが、男は人を信じられるかもと言う。
と言うわけで、芥川龍之介原作の「藪の中」と言う話の映画化で
一つの事件を、人によって違う説明をする話し、真相は藪の中と言うわけ。
真相が説明されないんだから確かに藪の中なんだが、
関わりがない連中が「まったくわからん」とうなって考え込むのも妙な感じ。
正直、これを通じて何が言いたいのかまったくわからん。
TV放送 2001/04/05 BS11 0100-0228
▼
惑星大戦争(1977年)
三好 国連宇宙局員。米国より戻る(森田健作)
滝川ジュン 技師。三好の元恋人(浅野ゆう子)
滝川博士 轟天を開発。ジュンの父(池部良)
室井 三好の友人。ジュンの婚約者(沖雅也)
ジミー NASA隊員
シュミット博士
三笠 宇宙ステーションテラの隊員
松沢博士 (大滝秀治)
大石司令 (平田昭彦)
幕僚 (中山昭二)
ヘル 銀河帝国司令官
88年。アメリカにいた三好は、UFO騒ぎで国連宇宙局に舞い戻る。
滝川博士は轟天の開発を進めていたが、宇宙防衛は不要として計画は中止になった。
だが今再び侵略の危機にあるのだ。
死んだはずのシュミット博士も滝川を訪ね、轟天の完成を求める。
しかし滝川は、シュミットの利き腕が違う事からニセ者と見破る。
ニセ者は宇宙人だったのだ。
金星に敵基地が見つかり、旧メンバーを集めて轟天が急造される。
出撃した轟天は、破壊されたステーションで遺体を回収。
だがそれは宇宙人で、滝川の娘ジュンがさらわれる。
銀河帝国司令官ヘルは、老いた母星を離れ、地球征服を計画していたのだ。
三好らは敵船に侵入。ジュンを救出するが、轟天は攻撃を受ける。
滝川は自身が開発した銀河系を破壊する爆弾を持って、
ドリル部を離脱させ、敵船に突入。三好は轟天を修復して帰還する。
と言うわけで、スターウォーズ公開時に、
我が東宝には轟天号ありと、急造したらしい作品。
東宝特撮が連発された時期よりは遅めで、いかにもと言う東宝俳優は平田昭彦くらい。
と言うか、主演の森田健作知事は松竹から貸し出された形に。
物語は、急造しただけあって簡単な感じ。
地球の脅威となる銀河帝国司令官とか言う人が現れるが、
その人以外に敵の気配は感じられず本当に脅威なんかいと言う感じ。
例によって突っ込みどころは満載。
捕われた浅野ゆう子は、なぜかボンテージに着替えさせられる。
牢の中からパネルを適当に操作したら外へ出られちゃう。
池部良博士は、知人の博士の利き腕が変わった事からニセ者と見抜く。
沖雅也が涅槃で待ってると言ってやられる。(これはウソです)
轟天の戦闘シーンはもう一つで、
何と言ってもドリルを使わなくてどうすると思っていたら、
ラストでドリルのとこだけ離脱して、本来とは違う使われ方をする始末。
お手軽に作っただけの事はあるねと言う出来。
TV放送 2010/05/12 日本映画 0100-0230
▼
悪い奴ほどよく眠る(1960年)
監督 黒澤明
西(三船敏郎)は公団副総裁岩淵の娘と結婚する事に。
大竜建設と公団の関係が噂され、公団の課長補佐和田が逮捕される。
不正入札事件が4年前にあり、関係者の自殺でうやむやになった過去があった。
公団部長守山(志村喬)らは、何者かが事件を蒸し返したと知り動揺する。
大竜建設の三浦が自殺するが、事故の疑いも。
さらに和田も火山へ身投げしようとするが、西が止める。
和田は死んだとして葬儀も行われるが、西と組んで復讐をする事に。
公団課長白井(西村晃)は和田の姿を見かけておびえるように。
白井は殺し屋(田中邦衛)に狙われるが、これも西に助けられる。
実は西は、4年前に自殺した古谷の私生児だったのだ。白井は気が変になる。
守山は古谷の私生児が西だと気づく。
西は守山を捕らえ、手に入れた金の隠し場所を脅して聞き出す。
岩淵の息子辰夫(三橋達也)は、父が悪事に関与していたと知りショックを受ける。
辰夫は急行するが、西は事故で殺されてしまう。
和田も守山もまた始末され、事件の秘密は封印されてしまう。
岩淵は不運な事故と言うが、辰夫も西の妻である娘も彼のもとを去る。
と言うわけで、黒澤明の作品は白黒時代が面白いが、
セリフが聞きにくいと言う問題あり。
ここでも三船敏郎が主役で、公団と会社の癒着が絡むのだが、
その事件自体は描かれず、その後の証拠隠滅に動くあたりのみ描かれるのが面白い。
とは言え、2時間半はちょっと長い感じで、
物語はたいして急展開せず、それでいて詰めの前に三船が死んでしまったり
もう1人の主役たる三橋達也がたいして役に立たなかったりで、拍子抜け。
TV放送 2002/09/05 BS11 2000-2235
 |