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あぁ、結婚生活(2007年米)
ハリー (クリス・クーパー)
リチャード ハリーの友人(ピアース・ブロスナン)
パット ハリーの妻(パトリシア・クラークソン)
ケイ ハリーの恋人(レイチェル・マクアダムス)
ジョン パットの浮気相手
起:ハリーは恋人ケイと結婚する為、妻パットとの離婚を考える。
承:やがてパットを殺害しようと考える様に。
転:ケイが結婚を諦めたと知り、ハリーは慌てて取り繕う。
結:友人リチャードがケイと結婚すると知り、ハリーは真相を伝える。
1949年。ハリーは友人リチャードに恋人ケイを紹介。
彼女と結婚する為、妻パットとは別れると言う。
だが、パットを苦しめたくないと、彼女を毒殺する事を計画する様に。
毒薬を入手し、アスピリンの瓶に詰め替える。
一方、ケイに一目ぼれしたリチャードは、
ハリーが離婚するまでに手に入れようと画策。
実はパットも浮気していると気付くが、
別れればハリーは破滅すると、パットに離婚の意思はないと言う。
ハリーは犬で毒殺を予行演習。
パットに薬を渡すが、彼女はなかなか飲まない。
ケイトは人の不幸の上に幸福は築けないと、関係を解消しようと言い出す。
実はリチャードが結婚を諦めるように仕向けたのだ。
ショックを受けたハリーは慌てて帰宅。
パットはまだ薬を飲んでおらず、無事だったと知る。
ハリーとパッドの関係は修復。
落ち着いた頃に、リチャードはケイとの婚約を知らせる。
複雑な想いのハリーは、リチャードに真相を告白する。
リチャードは結婚するが、人の不幸の上に築いた幸福かは判断次第だ。
と言う訳で、大人の恋愛模様を描いたドラマ。(ブラックなコメディ?)
ピアース・ブロスナンが出てるから見たのですが
彼は狂言回し的で、本当の主人公はたぶんクリス・クーパー。
恋人レイチェル・マクアダムスと結婚したいクーパーは、
愛妻パトリシア・クラークソンと離婚したいと考える。
クーパーの友人ピアースはレイチェルに一目ぼれし、自分になびくように画策。
実はパトリシアも浮気していたと知るが、丸く収まるようにそれを隠す。
一方、思い余ったクーパーは、離婚して妻を苦しめるよりも
いっそ殺害しようと考え、毒薬を入手すると言う展開。
それぞれがいろんな想いで行動し、最終的に丸く収まると言う訳。
まあまあ面白かったけど、個人的に感心したのはDVD特典の別エンディング。
3パターンあって、いずれも数十年後を描く。
@ 孫の結婚式の帰りに、薬の広告を見たクーパーは動揺して事故を起こす。
パトリシアが死に、重傷を負った彼はピアースに死なせてくれと頼む。
ピアースが同じ薬でクーパーを殺害し、裁判で涙ながらに真相を告白する。
A @と同様だが、裁判なしで終わる。
B クーパーは薬の広告を見て複雑に想うが、事故は起こさずに走り去る。
なんかタイムトラベルものを見てるみたいで、
人生にはいろんな可能性があるんだと感じた。
DVDレンタル
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アースレイジ 合衆国最期の日(2013年米)
ネイサン・シムズ 科学者(キャスパー・ヴァン・ディーン)
モナ ネイサンの妻
ジョニー ネイサンの息子
サイモン博士 ネイサンの元同僚
研究所は新エネルギーの実験を行うが、これが竜巻を誘発。
サイモン博士は装置を止められず、かつての仲間ネイサンに助けを求める。
気球大会で竜巻に巻き込まれたネイサン一家は何とか退散。
嵐が合体し、超巨大なハイパーケーンとなる事態に。国を壊滅させかねない規模だ。
ネイサンは家族を山頂に残し、サイモンらに協力する事に。
装置のビームで嵐の中心を貫けば、止められるのだ。
何とか座標を伝えるが、嵐は止まらない。
やむなくネイサンがミサイルで施設を破壊すると嵐は収まるのだった。
と言う訳で、地球壊滅の危機を描くC級もの。
主演はお久しぶりのキャスパー・ヴァン・ディーンだが、
印象が変わってて、言われなかったら気が付かなかった。
キャスパー博士が開発した技術で、
新エネルギーを生み出そうとする実験が行われるが、これが世界規模の嵐を誘発。
引退してたキャスパーは、嵐を止めるべく家族と一緒に奮戦すると言う訳。
登場人物は、キャスパー一家3人、兵士3人、研究者2人と言う感じで、
とても世界の危機とは思えない。
(友達も先生も死んだとセリフで語られるだけ。そもそも友達は出てこない)
ここまで来れば安全だと、妻子を山頂(と言うより小高い丘)に置いたキャスパーは、
嵐を止める軍の作戦に協力するが、
土壇場で後は頼むと家族の所へ戻ってしまい、作戦は失敗。
嵐を止めるメカニズムはよくわからず、何か見落としたかも知れないけど、
見直す必要はあまり感じない。
TV放送 2015/06/13 WOWOW 1745-1911
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アーティスト(2011年仏)
ジョージ・ヴァレンティン 映画スター
ペピー・ミラー エキストラ女優
クリフトン ジョージの運転手(ジェームズ・クロムウェル)
社長 (ジョン・グッドマン)
ドリス ジョージの妻(ペネロープ・アン・ミラー)
エキストラの男 (マルコム・マクドウェル)
ペピーの使用人 (エド・ローター)
サイレント映画の時代。
人気俳優ジョージは、エキストラのペピーを見出だし、可愛がる。
時代はトーキーになり、
映画会社はジョージにもトーキー作品を求めるが、彼はサイレントにこだわって拒否。
自主制作でサイレント映画を作るが、不況も相まって不入り。
一方、主役に上り詰めたペピーのトーキー作は大ヒット。人気女優となる。
仕事を失ったジョージは、家財道具やコレクションを売り払う。
さらにフィルムも焼き払い、煙にまかれて倒れていた所を助けられる。
ペピーは彼を引き取り、共演の企画を持ちかける。
ジョージはコレクションを買い取ったのもペピーだと知り、
逆にプライドを傷つけられる。
燃えた家で自殺しようとするジョージだったが、
かけつけたペピーは、あなたの役に立ちたかっただけだと言う。
過去の男の声など誰も聞きたがらないと言うジョージだが、
ペピーは2人がダンスを踊る企画を考える。
これには映画会社も気に入り、撮影が開始するのだった。
と言う訳で、サイレントからトーキー時代を描いたアカデミー受賞作。
サイレント映画の人気スタージョージは、エキストラの女性ペピーを見出す。
時代はトーキーとなるが、ジョージはサイレントにこだわり仕事が得られなくなる。
一方、ペピーは人気女優となると言う訳。
。。と言う話を白黒サイレント映画で描く。
トーキー初期のバタバタは雨に唄えばで描かれた事があるし
物語の全体の流れはスター誕生を思わせる。
いわば映画史上に残る2作をうまくブレンドした感じで、
(どのスター誕生?と言う話はあるが)
昔のサイレントみたいなテンポの悪さもない。
現代にサイレント映画をと言う発想の人は時々現れるが、うまくまとまってます。
TV放送 2013/02/24 WOWOW 2100-2240
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アート・オブ・ウォー(2000年)
貿易協定調印の席で、中国のウー大使が何者かに射殺され、
香港の富豪チャン(ケーリー・ヒロユキ・タガワ)も負傷する。
犯人を追跡する、国連秘密部隊のブライ(マイケル・ビーン)が撃たれて死ぬ。
一方、仲間のショー(ウエズリー・スナイプス)も容疑で逮捕されるが、
存在自体が秘密であるため、誰にも助けられず護送される事に。
中国人一味が護送車を襲撃。だがショーは一味を倒して逃走。
トーマス事務総長(ドナルド・サザーランド)も活動停止を命ずる。
大統領が条約締結に乗り出し、このままでは国連の主導権が奪われる。
通訳のジュリアの友人は、大使暗殺を間近で見て殺され、
ジュリアも狙われるが、ショーが助ける。殺された隊員が現場で録音した会話を再生。
ベトナム難民が殺された事件は、協定の阻止と関係しているらしい。
何者かに尾行され、ジュリアの服に盗聴器があると考え着替えさせる。
協定に反対したチャンを怪しみ調査。チャンは大使狙撃前に気づいていたらしい。
ジュリアに組織のリーダーであるエレノア(アン・アーチャ)へ連絡させるが、
実はエレノアこそ黒幕で、ジュリアは命を狙われる。
一方、ショーは狙撃を受け、自らの肩の傷に発信器が埋められたと気づく。
そして狙撃手の犯人は、生きていたブライだった。
彼らは米国を浸食する中国に反発し、チャンを利用して調印式を妨害していたのだ。
ショーは激しい戦いの末、ブライを倒す。
エレノアは素知らぬ顔をするが、裏切りに怒った中国人組織に始末され、
ショーは始末されたフリをして身を隠すが、安住の地を見つけたわけではなかった。
と言うわけで、スナイプスが活躍するアクションで、そこそこ面白そうと思い見る。
高層ビルからの盗聴やら、事務総長でなくアン・アーチャが黒幕という設定も面白いが
マイケル・ビーンは殺されるシーンすらなく、最初から死んでいない事が見え見え。
最近、いい役がさっぱりないし、スナイプスは凄腕風だったのだが
孤立してからは、何やらキレが悪くなった感じで苦戦。
最後の国連ビル内での対決でようやく盛り返す。
何やらいろいろ入り組んだ感じでわかりにくい部分もあるが、
あまりにもウソっぽい組織で、
何とかもう少しリアルに描けなかったのかという気がする。
TV放送 2002/05/12 BS05 2000-2200
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アート・オブ・ウォー2(2008年カナダ)
ニール・ショー 元工作員(ウェズリー・スナイプス)
メリナ 恩師の娘
ジョン・ギャレット 俳優
カールソン上院議員
フィリップス下院議員 カールソンの政敵
アレックス・ハーン ショーの仲間。ハッカー
ティム神父 かつての仲間
ベッカー FBI
元工作員のショーは、恩人マザーの葬儀で、その娘メリナと知り合う。
彼は俳優ギャレットのアドバイザーとなるが、
政界への進出を目論むギャレットは、何者かの脅迫を受けていた。
調査するショーは、一味の暗殺リストにカールソン議員の名があると気づく。
カールソンの政敵フィリップスを疑うが、彼は何者かに始末される。
ショーを犯人に仕立てようとする何者かが、彼の通話記録を改竄。
ハッカーである仲間のアレックスが調べるが、
一味に通じるFBIベッカーに襲撃され、アレックスは殺される。
黒幕は兵器会社のサラスで、米軍に自社の兵器を扱わせようとしていた。
カールソンも殺されるが、ショーが襲撃してベッカーとサラスを倒す。
一件は解決したかに思えたが、それがギャレットの筋書きだと気づく。
ギャレットは汚職議員の一掃を計画。
ショーを引きずり出す為に、マザーを始末し、手下の女に娘を装わせたのだ。
ギャレットは手を組もうと言うが、ショーはメリナを殺害して退散。
ギャレットはメリナ殺害容疑で逮捕されるのだった。
と言う訳で、ウェズリー・スナイプス主演のアクションシリーズ第2弾。
前作がどんな話だったか、とんと記憶にないが、
何と主役がウェズリーでない第3弾まであるらしい。
元工作員のウェズリーは引退してアクション俳優のアドバイザーに。
だが、俳優が政界に進出しようとした事をきっかけに、
何やら陰謀に巻き込まれると言う訳。
真相はどこかで聞いたような感じで、謎解きとして面白くない上に、
アクションとかもさほど盛り上がらず。
TV放送 2015/10/11 テレビ東京 0315-0457
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アート・オブ・ウォー3(2009年米)
ニール・ショー 国連の工作員
スンイ 助けた女
ジェイソン ショーの相棒
ゲインズ ショーの上司
事務総長
北朝鮮が核兵器を入手しようとする中、
国連の工作員ショーはサミット前にその動きを阻止せよと言う指令を受ける。
武器商人ジョンがキムと取引するのを監視するが、撃ち合いでジョンが殺される。
さらに上司ゲインズもキム一味に殺される。
現場にいたスンイと退散したショーは、事務総長しか助けにならないと判断。
厳重な警戒をかいくぐり、事務総長の所へ。
実はキムは韓国の工作員で、スンイこそ総長を狙う殺し屋だった。
撃ち合いの末、スンイを捕らえる。
総長は留まれと言うが、うんざりだと言うショーは立ち去るのだった。
と言う訳で、ウェズリー・スナイプス主演の人気(?)シリーズ第3弾。
今回はウェズリーが降板し(思えば活動休止してた頃)、知らない人に交代。
主演から脇役に至るまで、知ってる人が全くいない状態です。
北朝鮮が核兵器を入手しようとし、国連の工作員ショーがそれを阻止する事に。
だが武器商人に襲われた為、
サミットで厳重警戒する中、証人の女性を事務総長の所へ連れていく。
サミットの後じゃダメな理由はよくわかりません。
通常と違って、本作では上司は状況を正しく把握していて、
まさに主人公が余計な事をした為に事態が悪化。
ラストに、あなたが必要みたいな事言って引き留められるが、
引退した方がいいと思います。
DVDレンタル
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RPM エキゾースト・ヒート(2000年アメリカ)
石油で稼いでいる詐欺師チアコスは、
ビガーマンが開発した、ガソリン不要の新車RPMを盗み出す事を計画。
車泥棒ルークは、脅されてこの車を追わされる。
一方、同じく車泥棒の妹クラウディア(ファムケ・ヤンセン)も
何者かに雇われてこれを追っているらしい。
ルークは恋人と組んで、研究所に上空から侵入。
ところが、肝心の車はまだ未完成とわかる。
クラウディアが車を盗み出し、ルークがつかまるが、
逆にクラウディアが捕まった間に、車を奪って逃走。
ビガーマンはもう1台を使って発表するが、ルークがリモコン操作し
金だけもらい、ボスたちを車に閉じこめて警察に逮捕させる。
と言うわけで、車泥棒とか派手なカーチェイスとか期待したのだが、
何だかキャノンボールとかその手の映画の、
車泥棒のシーンだけがピックアップされた感じで、派手なシーンはほとんどなし。
ファムケ・ヤンセンはいつも似たような役柄だが、
主人公の妹だったという設定は、ちょっと違和感あり。
全体として、何だか安っぽい感じ。
TV放送 2003/04/26 BS05 0630-0800
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アーマード 武装地帯(2009年米)
タイ・ハケット 警備員
マイク タイの同僚(マット・ディロン)
ベインズ タイの同僚(ローレンス・フィッシュバーン)
クイン タイの同僚(ジャン・レノ)
パーマー タイの同僚(スクレ役)
ジミー タイの弟
ジェイク 警官
隊長 (フレッド・ウォード)
現金輸送車の警備員タイは生活費に困り、弟ジミーを養うにも苦労する。
同僚マイクは、チームで輸送する4200万ドルをいただく計画を持ちかける。
一度は断るタイだが、誰も殺さないと確認して参加する事に。
一同は首尾よく金をいただき、廃工場に金を隠す。
だが、ホームレスに目撃され、ベインズが射殺。
ショックを受けたタイは、輸送車に立てこもる。一同はタイを引きずりだそうと奮戦。
警官ジェイクが様子を見にくるが、またもベインズが撃ってしまう。
スキを見てタイが救出。再び立てこもる。
ひそかに抜け出したタイは、屋上から警察を呼ぼうとするがパーマーに見つかる。
逆にタイがパーマーを説得すると、後悔したパーマーは飛び降りてしまう。
クインがジミーを人質に連れてきたため、タイはやむなく輸送車を解放。
だがケースに爆弾を仕掛けてあり、一味を吹き飛ばす。
生きていたマイクは輸送車でタイを追うが、深追いし階下に落ちて死ぬ。
と言うわけで、マット・ディロン、ローレンス・フィッシュバーン、
ジャン・レノ、プリズンブレイクのスクレ、
脇役だけどフレッド・ウォードと言う男くさい布陣の映画。
小粒だがキレのあるアクション期待するよね。
ところが、またまた主人公は知らない人。
彼らは銀行輸送車の警備員のチームで、この設定は新しく評価できる。
当然内部の者が盗むと言うリスクはあるはずで、
警備会社としてガードはあってしかるべきだが、この映画にはない。
序盤で簡単に持ち逃げできてしまう。
そんな事だから一同に綿密な計画があるはずもなく、目撃者の対応で簡単に仲間割れ。
主人公が輸送車に立てこもる事態に。
要塞警察みたいな話にしたかったのかも知れないが、
一同は逃げる事を全く考えず、映画の大半をドアをこじ開けようとして過ごす。
そこには頭脳戦もなければ、派手なアクションもない。
アイデアだけの映画に、有名俳優が出ちゃった感じ。
TV放送 2011/03/21 WOWOW 1000-1128
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アーバン・カウボーイ(80)
叔父ボブを訪ねて都会へ出てきたバド(ジョン・トラボルタ)。
酒場でシシー(デボラ・ウインガー)と知り合い結婚する。
バドはシシーに言い寄るウェス(スコット・グレン)とケンカ。
シシーとの仲も悪化する。結局、バドはパムと同棲。
シシーもウェスと接近するが、バドとの仲も捨てきれない。しかもウェスは暴力的だ。
バドはロデオ大会でウェスと対決。バドが優勝する。
ウェスは売り上げを盗んで逃げようとするが、捕らわれる。
パムはバドがシシーを愛していると気づき身を引き、2人は仲直りする。
と言うわけで、トラボルタがロデオに挑戦しつつ妻との関係が悪化とは、
先に見た「ステインアライブ」と同じような話で困りもの。
スコット・グレンもイヤな役で、主役2人も互いに浮気するわけでスカッとしない。
叔父は「ウォーゲーム」の将軍役の人。落雷事故で死ぬ。
TV放送 97/12/25 BS05 21:00-23:20
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年アメリカ)
喫茶店で働く知的障害のサム(ショーン・ペン)は、
レベッカとの間にルーシーと言う娘をもうけるが、レベッカは姿を消してしまう。
そのため、外出恐怖症の女性アニーの協力を得て、1人で娘を育てる事に。
ルーシー(ダコタ・ファニング)は賢い子に成長。
彼女は父サムが7歳程度の知能と知り、彼よりも賢くなる事を恐れるが、
それを知った児童福祉局は、サムが父親として不的確と考えるように。
ルーシーは施設に預けられ、サムとの面会も制限されるように。
そのため弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)に相談。
最初は金にならない仕事を嫌がるが、他人への見栄で無料で引き受けるハメに。
サムがいい父親だと言う証言を集めるが、知的障害者ばかりで苦戦。
おまけにリタがサムを差別している事に気づき、サムはショックを受ける。
面会の日に、サムがルーシーと逃げ出し誘拐騒ぎに。
何とかアニーに証言させるが、検事は引きこもりである事を責める。
養育が可能だと証明するため、上司はコーヒー係に昇進させるが、仕事は大混乱。
結局養母ランディ(ローラ・ダーン)に引き取られる事に。
ルーシーは次第にランディにうち解け、ランディは養子縁組を計画。
サムはルーシーの近くに引っ越し、ルーシーは毎晩抜け出してサムと密会するように。
その様子を知ったランディは、ルーシーを一番愛しているのはサムだと証言。
再びサムとルーシーは元の鞘に戻るのであった。
と言うわけで、また出た天才子役ダコタ・ファニングに舌を巻く一方で
いつもすさんだ役の多いショーン・ペンも、
今回はそんな事も忘れさせる迫真の演技で知的障害の主人公を演ずる。
その手の演技で演技派と言うのは抵抗があるのだが、これは認めざるを得ない。
物語はそんな父と、賢い娘の親子愛の話で、
まあラストは予想出来るので、ちょっとまだるこしい気もするが
2人の一途な生き方には感心させられる。
TV放送 2003/07/13 BS05 2000-2215
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アイ・アム・ナンバー4(2011年米)
ジョン・スミス 異星人。ナンバー4。以前の名はダニエル
ヘンリー スミスの守護者
サラ スミスの同級生
サム スミスの友人
マーク 学園のリーダー。保安官の息子
ナンバー6 異星人の娘
モガドリアンの攻撃を受けたロリエン星では、
特殊な能力を持つ者が脱出し地球へ逃れる。
星を救う機会をうかがうが、
ロリエン星は滅び、モガドリアンは生き残りを順番に始末し始めた。
ナンバー4ことダニエルは、
3が殺されたのを感じて暴れた為、その様子がネットに流される。
守護者であるヘンリーは危険を感じ、痕跡を消して移動する事に。
4はスミスと名乗り、高校へ通う事に。
サイトに写真を投稿しているサラに関心を持たれる。
スミスは自らのパワーが増すのを感じ、それを制御しようと訓練する。
サラと親密になるが、元彼氏のマークらに嫌がらせされ撃退。
その様子を見たサムは、スミスが宇宙人だと気付き、協力すると言う。
サムの父マルコムは、UFOを追っていたが、姿を消したのだ。
ヘンリーはスミスが騒ぎを起こした事を問題視し、
再び移動しようとするが、サラを愛するようになったスミスは嫌がる。
翌日になると、ヘンリーは姿を消し、捕われたと判明。
宇宙人を崇拝する連中の仕業とわかり、救出するが、ヘンリーが負傷して死ぬ。
スミスは手配され、サラは警戒するが、連れ出して逃走。
モガドリアンはマークを脅し、スミスらが学校に逃げたと突き止める。
学校は包囲されるが、同じく守護者を殺されたナンバー6に助けられる。
モガドリアンは怪物を放ったりするが、何とか撃退。
マークはスミスから奪った箱を返し、彼を逃がす事に。サムも同行する事にする。
サラは留まるが、一生に一人しか愛せないと言うスミスは、必ず再会すると誓う。
今は地球が故郷だと言うスミスは、他の仲間を探す旅に出たのだ。
と言うわけで、地球に逃れてきた異星人の逃避行を描いた話。
とある惑星は侵略で壊滅するが、特殊な能力を持つわずかな一団が地球に逃れる。
異星人スミスは地球に潜んでいたが、
学校で騒ぎを起こした事から追っ手に見つかってしまうと言う訳。
と言う設定を紹介してる頃は面白そうだったが、
後半の戦いが始まると、アンダーワールドとかのバリエーションにしか思えず。
目新しい設定ではないと気付くと、面白さも激減。
続編作ろうとする意図がはっきり感じられるし。
TV放送 2012/10/14 WOWOW 2000-2141
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アイアン・イーグル(86)
空軍士官学校に不合格した少年ダグは、しかし飛行機の操縦をさせれば天才的だ。
飛行機で高度を上げずに渓谷を飛び、バイクと競争して勝ってしまう。
彼の父は空軍の大佐だが、中東某国付近を訓練飛行中、
撃墜されて捕らえられてしまった。しかも、裁判で3日後に絞首刑が決定。
しかし、空軍に救出作戦を行う気はない。
基地に出入り自由なダグは、何とかF16や武器を調達して、
自分で救出作戦を敢行しようと考える。
基地の関係者の家族であるダグの仲間たちは、必要な情報を盗み出す。
ダグは、知り合った退役軍人チャッピー(ルイス・ゴセットJr)に協力を要請。
最初は否定的だったチャッピーだが、計画を立て、参加する事を決意。
ダグらは飛行許可を修正して訓練飛行をする。
音楽テープを聞くと調子の出るダグに、チャッピーは強行を決定。
ダグとチャッピーはそれぞれF16に乗って出動。
敵国に潜入し、滑走路を破壊。対空砲も破壊するが、チャッピーが被弾。
彼は追ってきたミグを撃滅するが、その後連絡が途絶える。
ダグは、チャッピーが残したテープの指示を聞きながら、計画を続行。
複数機のように見せかけて、父の釈放を要求。
敵の時間稼ぎに対して、ダグは製油所を破壊。
敵の司令官は父をジープに乗せて引き渡しの滑走路へ向かわせる。
しかし、気が着陸すると見るや、敵は父を撃つ。
怒ったダグは再び離陸し、敵に大打撃を与える。
火炎爆弾でひるんだスキに父を救出。
敵装甲車を地上でミサイル発射して破壊、離陸する。
敵のミグ編隊が襲来。司令官もミグに乗る。
父の指示を受け、敵の編隊を撃滅し、司令官と一騎打ち。ミサイルで破壊する。
さらに敵機が追跡してくるが、燃料がわずかなので、もはや戦えない。
しかし、米軍機がかけつけ、彼らは無事帰還。そしてチャッピーも無事帰還。
米軍はこの件を秘密にするため、ダグを士官学校に入れる事を決定。
というわけで、「トップガン」と同じ頃に出た航空アクション。
しかし、あれに比べると、だいぶよかった。
音楽を聞かないと調子が出ないなどという設定はいただけないが、
それほど目立たなかった。
割と単純な話で、ヘタな人間ドラマがないので単純に楽しめる。
米軍が何もしてくれないと言うのにはまいるが、
部外者たちにこんな事が可能とは思えない。
1機で敵を撃滅するなんて、ベテランでも無理だと思うが、
ま、マジに考えるのは間違っているかもしれん。
TV放送 91/08/31 08CH 21:32-23:24
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メタル・ブルー(88)
シンクレア(ルイス・ゴセットJr)は、米ソ共同作戦の指揮をとる事に。
中東某国の核兵器基地を破壊するのが目的だ。地上部隊と航空部隊に分かれて訓練。
クーパーは、ソ連女性パイロットバレリーと接近。
だが、レバーリとは以前ベーリング海で対決している。
双方の反発はおさまらず、ケンカしたクーパーはクビに。
閉所恐怖症の少佐は崖に激突死。作戦は中止となる。
米ソ首脳の意向で作戦は始まったが、将軍が失敗させるため人選を操作したのだ。
そして、原爆の使用が決定する。だが、シンクレアらは命令を無視して出動。
地上部隊が対空ミサイル基地を破壊し、航空部隊が核ミサイル基地を破壊する計画だ。
将軍も正式に認可。だが、失敗すれば爆撃機が待機している。
隊長機が不時着し、いったんは引き返すバレリーら。だが、装甲車で包囲を突破。
クーパーの空中戦にバレリーも急行。対空ミサイルを爆破し、核ミサイル基地へ。
谷へ突入し、バレリーが爆破。2人は再会を約束する。
と言うわけで、アイアン・イーグルの続編。
しかし、前作の主役ダグが、冒頭で簡単に死んでしまうとはまいった。
簡単に原爆を落とす事になったり、安易な設定だが、安易な映画だからいいか。
TV放送 92/12/04 10CH 02:30-04:15
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エイセス/大空の誓い(90)
監督 ジョン・グレン
第2次大戦の撃墜王、チャッピー(ルイス・ゴセットJr)は、
部下モラレスが死に、麻薬を扱っていたと疑われている事を知る。
ペルーから逃げてきたと言う、モラレスの妹アンナに会う。
麻薬王クライス(ポール・フリーマン)が村人に麻薬を生産させていると言うのだ。
軍の輸送機で麻薬を運んでいると言うが、将軍(ミッチェル・ライアン)は否定。
移動のため、村人は殺害されると言うが、麻薬局も証拠なしでは動けない。
航空ショーで競演する各国の撃墜王、英国のナイジェル、日本ホリコシ(千葉真一)、
独国ライヒマン(ホルスト・ブッフホルツ)と攻撃する事を決意。
レーザー照準装置も取付け、攻撃の間にアンナが村人を救出するのだ。
だが、ホリコシは撃墜王は死んだ兄だと告白。実戦経験がない彼は参加を辞退。
代役のエイムズが武器持ち出しで捕まり、結局ホリコシも参加する事に。
攻撃が始まり、敵が買収した空軍も出動。だが、撃墜し、地上の砲門も破壊。
将軍の乗る大型機に、被弾したホリコシが特攻。
ライヒマンは戦時中の因縁があるクライスと対決。被弾するが、チャッピーが撃墜。
脱出したクライスは、軍の罠にかかって死ぬ。
と言うわけで、ゴセットJr以外は若い連中が中心のシリーズだったが、
3作目はこちらもあちらも年寄りばかり。アンナと仲間が若いがそれはおまけ。
いかにもと言う因縁等が絡んで、ちとくさい気もする。
旧式の飛行機で勝てる根拠がいまいち弱い気も。日本兵が特攻するのはお約束。
TV放送 93/03/03 BS05 20:00-21:45
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アイアン・イーグル4(95)(未公開)
飛行機の訓練校を経営するチャッピー(ルイス・ゴセットJr)は
旧友ダグを教官に招く。生徒は前科者の少年少女だ。
ひょんな事から無人基地に着陸した彼らは、命を狙われ間一髪逃走。
圧力で学校は閉鎖され、一味が細菌兵器で敵国を攻撃する気と知る。
チャッピーらは証拠をつかみ、友人ケトル将軍に伝えるが、彼こそが黒幕だった。
キューバ攻撃に編隊が出動するが、ダグらの活躍で撃墜。
将軍は自殺し、少年たちは教官になる。
と言うわけで日本未公開のシリーズ第4作。
2作目の冒頭で死んだはずの、1作目の主人公が、
死んだと思われていたが、ソ連で捕らわれていたと称して再登場。
物語はどっかで聞いた感じ。ラストはポリスアカデミーみたい。
VHS
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アイアン・スカイ(2012年フィンランド、独、オーストラリア)
ジェームズ・ワシントン 月ロケット乗員
サンダース 月ロケット船長
レナーテ・リヒター ナチスの女教師
クラウス・アドラー准将 ナチス次期総統候補。レナーテの婚約者
コーツフライシュ ナチス総統
博士 レナーテの父
米大統領
ビビアン 米大統領の広報担当
2018年。再選を目指す米大統領は、イメージ戦略として月ロケットを打上げる。
だが、乗員はそこでナチス残党による基地を発見。
船長は射殺され、船員のジェームスが捕われる。
ナチスの博士は、ジェームスが持っていたスマホに驚き、
大量にあれば宇宙船を起動可能と言う。
次期総裁候補クラウスは地球に関心を示し、
黒人のジェームスを注射で白人化し、案内させる事に。
博士の娘である女教師レナーテも同行。
彼女は世界平和のために来たと演説し、人々を熱狂させる。
用済みとされたジェームスに教えられ、
レナーテは月で学んだ知識が、事実と異なる事を知る。
総統を倒し、新総統に収まったクラウスは、宇宙船団でNYを攻撃。
各国は表向き廃棄したはずの宇宙船を繰り出し、ナチの船団を撃滅。
クラウスは地球を壊滅させる威力の大砲を用意。
かけつけたレナーテらがクラウスを倒し、地球側は勝利に沸く。
だが、月面に燃料問題を解決するヘリウム3が見つかり、各国が殺到。
地球の各国に核ミサイルが投下されるのだった。
と言うわけで、本作は月面にナチスの基地があったと言う話。
ナチスがまだ存続しているとか、月面にソ連の基地があるとか、
その手の都市伝説的な話は数多くあったので、
今さらそれを映画化するなんて時代錯誤感あり。
そんな訳だから、大まじめな映画ではなく、パロディ風の描き方。
米大統領や各国の対応を滑稽に描くと言う代物。
ナチスを滑稽に描く描写もあるが、
現代のどこかの国を批判するような目的ではなさそう。
やや古くさい発想を、今風の特撮で映画化する着想は嫌いじゃないけど、
物語の展開は割に当たり前な感じ。
ヒロインであるナチスの女教師はちょっと魅力的。
TV放送 2013/07/07 WOWOW 1030-1202
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アイアンマン(2008年米)
トニー・スターク 軍需産業のトップ(ロバート・ダウニーJr)
ペッパー・ポッツ トニーの秘書(グゥイネス・パルトロー)
オビー トニーの部下(ジェフ・ブリッジス)
ローズ中佐 トニーの友人
クリスティン 雑誌記者
インセン博士 ゲリラに捕われていた
コールソン捜査官 シールドメンバー
ニック・フューリー シールド長官(サミュエル・L・ジャクソン)
軍需産業スターク社のトップであるトニーは、
父ハワードの経営を継ぎ、天才的な開発者に。一方で遊び回り、周囲を困惑させる。
新兵器のデモ中、襲撃を受け、トニーはゲリラに捕われてしまう。
心臓が傷つくが、同じように捕われたインセン博士が作ったペースメーカーで延命。
一味は新型ミサイルを作らせようとするが、トニーはひそかに武装化スーツを作成。
インセンの犠牲もあって脱出に成功。スーツは砂漠に墜落し、トニーは救出される。
生還したトニーは、兵器開発の中止を決定。独自に武装化スーツを開発する。
ゲリラが村を襲撃していると知りスーツで急行。
一味を撃退し、正体不明のスーツの襲来に米軍も驚かせる。
一方、兵器開発中止に反発する部下オビーは、トニーの解任要求を出す。
テロリストと通じていたオビーは、初代スーツを回収し、量産を目論む。
トニーはペースメーカーをオビーにはずされるが、かけつけた友人ローズ中佐が救出。
スーツを着たオビーと対決。これを倒す。
マスコミはスーツの人物をアイアンマンと名付け、
トニーは自分こそアイアンマンと認める。
シールドと言う組織のフューリー長官は、アイアンマンに協力を求めるのだった。
と言うわけで、スパイダーマン他のアメコミで知られるマーベル社のヒーローもの。
正直、映画が作られるまでアイアンマンの存在を知らなかった。
アベンジャーズと言うヒーロー大集合的な映画があって、
本作は顔見せ的な意味もあるらしい。
軍需産業のトップが私財で戦闘用スーツを作成。
これを平和の為に戦うと言う訳で、発想的にはバットマンと同じ。
今回の敵は彼に逆らう部下で、プロトタイプのスーツを改良して対抗。
スーツ誕生エピソードに映画の半分以上を費やし、
アイアンマンと呼ばれるのはラストシーン。
誕生秘話的なエピソードで、盛り上がり的にはもう一つ。
TV放送 2009/12/26 WOWOW 2300-0106
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アイアンマン2(2010年米)
トニー・スターク 軍需産業のトップ。アイアンマン(ロバート・ダウニーJr)
ハワード・スターク トニーの父
ペッパー・ポッツ トニーの秘書(グゥイネス・パルトロウ)
ローディ中佐 トニーの友人(ドン・チードル)
ジャスティン・ハマー ライバル社トップ(サム・ロックウェル)
イワン・バンコ メカの天才(ミッキー・ローク)
ナタリー・ラッシュマン 新しい秘書(スカーレット・ヨハンソン)
クリスティン 記者
フューリー シールド長官(サミュエル・L・ジャクソン)
コールソン捜査官 シールドメンバー
トニーが自らをアイアンマンと認めたため、騒ぎになる。
人気者となる一方、米軍は兵器として引き渡しを要求。
だが、他国に同様の物は作れないとし、自らが抑止力になると主張する。
ポッツがトニーの行動を批判すると、
トニーは彼女に社長の座を譲り、ナタリーが新しい秘書に。
トニーはレースに出場して周囲を困らせるが、そのレースをバンコと言う男が襲撃。
電撃の鞭で武装し、レーシングカーを破壊。
トニーはアイアンマンとなり、苦戦するが何とか捕える。
ライバル社のハマーは、バンコが死んだ事にし、
アイアンマンに対抗するスーツを作らせる。
だがバンコは、人間は失敗を犯すとして、ロボを開発。
一方トニーは泥酔して暴れたため、友人のローディ中佐がスーツを持ち出してしまう。
トニーをたしなめるフューリー長官は、
ナタリーが長官の部下で、トニーを監視していたと告げる。
目が覚めたトニーは、父ハワードが新しい元素を考えていたと知り、
それを実現する事に成功。巨大な動力源となる。
兵器のエキスポが開催され、ハマー社はバンコによるロボを公開。
ローズ中佐もアイアンマンスーツで登場する。
だが、バンコがトニー一家に恨みを抱いていると知ったトニーが急行。
バンコはロボと、中佐のスーツを遠隔操作し、アイアンマンを攻撃する。
ナタリーがハマー社の施設に潜入し、中佐のスーツの再起動に成功。
バンコがスーツ化したロボで現れるが、トニーと中佐が協力して戦い、
負けを悟ったバンコは自爆。ハマーは逮捕される。
振り回されたポッツは社長をやめ、トニーが復帰。
フューリー長官はトニーにはアベンジャーズの資格はなく、コンサルタントだと言う。
その頃シールドのコールソン捜査官は、砂漠で大きなハンマーを見つけるのだった。
と言うわけで、アベンジャーズの一員アイアンマンが主役の映画の第二弾。
前作で作られたアイアンマンスーツが周囲に混乱を招く。
米軍はスーツの技術を欲しがり、ライバル社は対抗するスーツを開発。
言ってみれば、誕生秘話の続きをまた見せられた感じ。
さらに違和感があると思ったら、
本シリーズには、スパイダーマンやバットマンのような敵怪人が出ない。
出るのは、アイアンマンスーツのプロトタイプとライバル社の類似品。
発想としては、エアーウルフとかロボコップのノリだ。
主人公ロバート・ダウニーJrはヒーローとしては志が高くなく、
ちょっと他のアメコミとは違う調子で、どうもいまいち乗れない。
でもヒットはしてるみたいです。
TV放送 2011/06/04 WOWOW 1430-1634
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アイアンマン3(2013年米)
トニー・スターク アイアンマン(ロバート・ダウニーJr)
ペッパー トニーの恋人(グゥイネス・パルトロウ)
ローズ大佐 (ドン・チードル)
キリアン 技術者(ガイ・ピアーズ)
ハンセン 植物学者
マンダリン テロリストのリーダー(ベン・キングスレー)
大統領 (ウイリアム・サドラー)
副大統領 (ミゲル・ファラー)
ハーレー 少年
ブルース・バナー博士 ハルク
1999年。技術者キリアンはトニーに新技術を提案するが、
トニーは植物学者ハンセンに夢中ですっぽかされる。
現在。トニーはアベンジャーズの戦い以降、スーツの改良に余念がない。
その頃、マンダリン一味による自爆テロが各地で発生。
トニーは自身への挑戦と解釈し、自宅の場所を公開し、いつでも来いと挑発。
ミサイル攻撃を受け、スーツで難を逃れるが、
試作品だった為に数千キロ飛ばされてしまう。少年の助けで、自爆現場を調査。
キリアンが開発した人体再生技術エクストリミクスは不完全だったが、
マンダリンが人間爆弾として利用したと判明する。
トニーはマイアミにあるマンダリンの屋敷に潜入。
そこにいたスラッタリーは俳優で、
黒幕だったキリアンの指示でマンダリンを演じていたとわかる。
ハンセンも一味だったが、裏切って射殺される。
キリアンは捕らえたペッパーにエクストリミクスを投入。
耐えられなければ、自爆するのだ。
キリアンはローズ大佐のスーツを奪い、大統領専用機を襲撃。
トニーがスーツを遠隔操作して投げ出された乗員を救出する。
キリアンは捕えた大統領を始末し、国を牛耳ろうとしていた。
だが、トニーが大量のスーツを操作して飛来。大佐が大統領を救出する。
ペッパーは火の中に落とされ、怒ったトニーはキリアンと対決。
能力で無事だったペッパーがキリアンを倒す。
陰謀に関与した副大統領とマンダリンは逮捕される。
事件を通じて生まれ変わったと感じるトニーは、
スーツを奪ってもアイアンマンである事は奪えないと思うのだった。
と言う訳で、アイアンマンシリーズ第3作。
ロバート・ダウニーJrは、アイアンマンスーツの強化に余念がなく、
恋人グゥイネス・パルトロゥにあきれられる。
そんな中、テロ組織による自爆テロが多発。
かつて売り込んできた科学者ガイ・ピアーズによる技術を利用した物で、
一味は大統領を誘拐すると言う訳。
3部作の完結編と言う位置付けらしく、事件はなかなか派手なのだが、
見ていてそれほど大変な事態と言う印象を受けない。
敵もすごく強いと思えず、
アイアンマンの人生や恋愛に一定の決着がついたと言う気もしない。
面白くなりそうな要素は次々出てくるが、
羅列しただけと言う感があるのは、見せ方がうまくないからか。
TV放送 2014/07/06 WOWOW 1130-1340
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アイガー・サンクション(75)
監督 クリント・イーストウッド
大学で美術史を教えるヘムロック(クリント・イーストウッド)は、実は殺し屋で
スパイ組織のボス、ドラゴンに敵の殺し屋の処分を依頼される。
絵画を報酬に、1人を処分。続いて、もう1人の処分を頼まれる。
標的に殺されたのが、命の恩人アンリーと知り、仕事を引き受ける。
標的は足が不自由な山男で、4カ国の国際親善アイガー北壁登頂に参加するらしい。
独のフレイタック、仏のモンティ、オーストリアのマイヤーが参加。
標的がその中の誰かは不明だ。
米国代表と交代し、ヘムロックはベン(ジョージ・ケネディ)の登山学校へ。
旧友マイルズが、アンリー殺害に関わっていたと知り、砂漠の真ん中に置き去りに。
アイガーでは、天候の変化が予想されるため直ちに出発。
実は、盗まれたフィルムはニセ物で、暗殺は敵をだますための工作だった。
落石でモンティが宙づりに。引き上げるが、フェーン現象で壁面が凍結。翌朝死亡。
引き返す事となるが、マイヤーが滑り落ち、引っ張られフレイタックと転落。
ヘムロックも宙づりになる。ベンが山岳鉄道のトンネルから救出。
実はベンこそ標的だと判明。彼はマイルズに娘を麻薬から助けた借りができたのだ。
ドラゴンは標的は片づいたと認識。ヘムロックはベンを見逃す。
というわけで、美術の講師が、殺し屋で登山家という、かなり変わった設定。
3人のうち誰かが殺し屋という設定は、ご都合主義。
3人を殺害するはずだが、結局、まったく手を下していないように思える。
登山シーンはちと退屈。変わった設定なのに、生かしきれていない。
ドラゴンが色素欠乏症とか、スパイものとしての色を出しすぎたのでは。
TV放送 92/04/26 10CH 01:10-03:05
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愛がこわれるとき(90)
ローラ(ジュリア・ロバーツ)は、海の別荘で夫マーティンと生活。
彼はやさしげだが、神経質で突然暴力をふるう事もしばしば。そして嫉妬深い。
耐えかねたローラは、ヨットで海に出て嵐になったのを好機と、溺れたフリを。
葬式が行われるが、彼女はひそかに泳ぎ帰り、荷物を取って遠い町へ旅立ったのだ。
彼女は隣家のベンと接近。だが、彼女は過去を語ろうとしない。
マーティンは、水泳学校の同級生から電話を受け、彼女が生きている事に気づく。
死んだと思った彼女の母親が、別の老人ホームに移されており、彼女を監視。
ベンを愛するローラは、すべてを話し、彼の協力で変装して母に再会。
だが、マーティンは刑事と称して母から居場所を聞き出す。
帰宅したローラは家の中でマーティンを発見。彼はかけつけたベンを倒す。
俺からは逃げられんと言うマーティンを、ローラは射殺する。
と言うわけで、心理サスペンスものだが、ローラが命を賭けてまで逃げた
いきさつがいまいちわからず。もう少し工夫が必要だったのでは。
TV放送 92/11/30 BS11 21:00-23:00
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愛が微笑む時(93)
59年。4人の乗客を乗せたバスが、産気づいた夫婦の車を避けて橋から転落。
死んだ4人は、生まれたトーマスを見守る事に。彼らは何かにつけ助言するが、
トーマスが精神分裂と思われたため、姿を消す事になる。
そして現在。トーマス(ロバート・ダウニーJr)は銀行家に。
見守る4人の前に、迎えが来る。トーマスの体を借り、やり残した事ができると知り
再び姿を現す。泥棒のマイロは盗んだ切手をボスから取り戻し、かつての少年へ返す。
歌手志望のハリソン(チャールズ・グローディン)は、舞台で国歌を歌う事に成功。
ペニーは、トーマスを再三逮捕する警官が息子ビリーと知って安心。
恋人への気持ちを打ち明けられなかったジュリアは、恋人ジョンの死を知るが、
同じ境遇のトーマスが恋人アン(エリザベス・シュー)と結婚する事が願いと気づく。
4人は去り、自分の気持ちに気づいたトーマスは、アンに愛を告白する。
と言うわけで、ゴーストものだが、本当にありそうな影で見守る人々の話。
ずいぶん長い間地上に残されていたのに、迎えが待ってくれないのはかわいそう。
VHS
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愛さえあれば(2012年デンマーク)
イーダ 美容師
ライフ イーダの夫
アストリッド イーダの娘
ケネト アストリッドの弟
ティルデ ライフの浮気相手
パトリック アストリッドの婚約者
フィリップ 実業家。パトリックの父(ピアース・ブロスナン)
ベネディクテ フィリップの義姉
乳癌の治療を終えたイーダは、
入院中に夫ライフが浮気していたと知り、ショックを受ける。
娘アストリッドの結婚式に1人で向かうが、
空港で新郎パトリックの父フィリップと出会う。
式が行われるイタリアに到着するが、ライフが浮気相手と現れて周囲をあきれさせる。
妻を事故で失ったフィリップはイーダに惹かれるが、
フィリップに気がある義姉ベネディクテが何かと割って入る。
パトリックはアストリッドが男と踊るのに嫉妬するが、
彼がゲイと知り、キスしてしまう。
アストリッドは、嫉妬するくせに触れようともしないパトリックに困惑。
うわべだけ取り繕う事は出来ないと、結婚の中止を発表する。
帰宅したイーダに対し、ライフはやり直したいとわびる。
フィリップは、イーダの事が忘れられないと押し掛けるが、夫がいるとイーダは拒絶。
だが、ライフと老後を過ごす事は出来ないと気付いた彼女は、
ライフに別れを告げ、フィリップの所へ。
癌再発の有無についての検査結果が出たが、一緒に見てほしいと言う。
君が来てくれてうれしいと言うフィリップは、結果を見てイーダに微笑むのだった。
と言うわけで、ブロスナンの出てくる恋愛もの。
物語の主人公イーダは、乳癌の治療をしたばかりの女性。
夫は留守中に浮気していたが、
悪びれる様子もなく、娘の結婚式にも愛人を連れてくる始末。
イーダは結婚式をするイタリアに向かう途中で、
偶然ブロスナンと出会い、彼が新郎の父親だと知る。
イーダの夫を筆頭に、周囲の人間模様にクセがある為に、
主人公とブロスナンの恋愛模様は、不倫だなんて感じさせない純愛ぶり。
TV放送 2014/04/27 WOWOW 2100-2256
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哀愁(40)
1939年。戦地へ赴くロイ(ロバート・テイラー)は、思い出にふけっていた。
1917年。英国陸軍大尉ロイは、マイラ(ビビアン・リー)と言う女性を助ける。
運命的なものを感じたロイは、彼女のバレイの公演を見、その後食事へ。
出発が延期になったロイは、彼女に求婚。母親の所へ預けて戦地に行きたいからだ。
上官の許可を得るが、法律で3時以降の結婚はできず翌日に。
だが、その夜、ロイは突然戦地へ行く事となる。
公演をすっぽかしたマイラと、彼女をかばった親友のキティはクビに。
やがて、マイラはロイの死亡記事を見て、ショックで倒れる。
失業で生活に困ったキティは町で体を売り、マイラも同じ仕事を始めた。
やがて、帰還兵を駅で出迎えるマイラの前に、生きていたロイが現れる。
マイラは今度こそ幸福をつかもうと、結婚を決意。
歓迎パーティが行われるが、近所の人は良家の出でないマイラに眉をひそめる。
だが、彼女に優しくする家族を見るうち、マイラは自分をだませなくなり、飛び出す。
置き手紙を呼んだロイは、キティに連れられて、酒場や駅を回る。
事情を知ったロイは、もはや彼女に会う事はできないのだと悟る。
そして思い出の橋で、マイラはトラックに身を投げて死ぬ。
というわけで、「君の名は」のモデルになったと言う映画。
「風と共に去りぬ」とは大違いのしおらしい女性を、ビビアン・リーが演じている。
今見るとありがちなメロドラマという感じだが、こういうのはうけるのである。
TV放送 92/02/22 04CH 02:42-04:44
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愛人/ラマン(92)
仏領インドシナ。15歳の少女は、自宅からサイゴンの寄宿舎へ戻る。
途中、渡し船で中国人青年と知り合い、彼に送られる。
ある日、彼に連れられてショロンの小屋へ。少女の方が求めて抱かれる。
青年は見知らぬ女性と婚約。少女も金のために相手をしていると考えていた。
家族は少女が中国人の相手をする事に激怒するが、財閥の息子と知り態度を軟化。
彼女の行動は評判になるが、少女は平気だった。
青年は少女を愛するようになり、父に結婚を求めるが許可されない。
少女はフランス帰国を決めており、青年は阿片に苦しみを紛らわせる。
結婚式後、少女は部屋へ行くが、そこは無人だった。
帰国の日。少女は船をひそかに見送る青年を見つける。
そして、愛していたかも知れないと悲しんだ。
戦後、彼女は作家になり、結婚、出産、離婚を経験した。
そんな時、彼から電話があり、今でも愛していると告げられた。
と言うわけで、ヘア三部作等と変な呼び方をされた作品だが、
意外にマトモな作りだった。どうやら少女は、原作者自身らしい。
成人した少女の声をジャンヌ・モローがやるが、吹き替えなので意味はない。
TV放送 93/11/26 04CH 21:03-22:54
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アイズ(78)
監督 アービン・カーシュナー
下着姿の女性などを題材にした女流カメラマンローラ(フェイ・ダナウェイ)は
友人の編集長ドリスが惨殺される。さらにエリーヌも殺害される。
刑事ネビル(トミー・リー・ジョーンズ)は、
彼女の写真集と殺人現場の構図が似ていると指摘。
ローラは殺人現場を、犯人の視線で見る事ができる能力を持っていたのだ。
2年前から幻覚を見るようになり、暴力をモチーフにするようになったのだ。
さらにモデルのルルとミシェルが襲われるのを感じる。ローラとネビルと接近。
前科のある運転手のトミーに疑いがかかり、彼は警官を刺して逃走。
刑事に射殺される。ローラの元夫マイケル(ラウル・ジュリア)も殺害される。
ネビルは、トミーが母が目前で父に殺されたのがトラウマになったと言うが
それはネビル自身の話だった。ネビルはローラを襲うが
彼女は刺せず、ローラに銃を撃たせて死ぬ。
と言うわけで、他でもない若きトミー・リー・ジョーンズを見るために見た。
カメラマンが殺人現場の幻影を見るようになり、事件に迫ると言う展開で
身の回りには怪しそうな連中がゾロゾロ。
だが、この手の話では、怪しい奴は犯人ではないとの原則があり
この映画でもそれは守られ、ある意味、やはりこいつかと言う感じ。
フェイ・ダナウェイの能力の説明はまったくなく、
真犯人が突然ラストで豹変するのも唐突な感じ。
トミー・リーは、当時どういう路線で売ろうか迷っていたという感じで
ハンサム路線を狙ったようだが、違和感が楽しめる。
主題歌がバーバラ・ストライサンド。脚本にジョン・カーペンター。
TV放送 2002/05/31 25CH 1430-1530
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アイズ(2008年米)
シドニー 盲目のバイオリニスト(ジェシカ・アルバ)
医師 (ポール・フォークナー)
アリシア 少女(クロエ・グレース・モレッツ)
ヘレン シドニーの姉
盲目のバイオリニストであるシドニーは、角膜移植によって視力が回復。
いろんな情報が一気に入って困惑する中、
夜に見かけたヒルマン氏が亡くなったと知らされる。
さらに不思議な少年や女性を見かけるが、他の者には見えていないと言う。
医師は異常ないと言うが、不思議な出来事が連続し、
霊が見えているのだと感じるように。
親しかった少女アリシアと会うが、彼女も死んだと知らされる。
シドニーは、移植を受けた者が記憶を受け継ぐ細胞記憶の話を知るが、医師は否定。
シドニーはドナーを探してメキシコへ。
ドナーのアンナには、霊を見る能力があったと知る。
アンナは大勢が死んだ爆発を予知したが、魔女の仕業だと吊るされてしまったのだ。
帰国する事になったシドニーは、国境付近で大勢が死ぬ事故を予知。
皆を避難させる中、逃走車がタンクローリーに衝突して大爆発を起こす。
車に閉じ込められた少女を救出するが、
ガラスの破片が飛んできて、再び失明してしまう。
それでもシドニーは、アンナのおかげで世界を知り、
彼女の魂も救ったと感じるのだった。
と言うわけで、アルバ出演作はラズベリー賞候補になる事が多く、
本作もそんな1作。もともと、香港系の映画だった物をリメイクしたらしい。
盲目だったアルバは角膜移植で視力を回復するが、余分な物まで見えるように。
ブラックジャックの瞳の中の訪問者みたいだが、
アルバに見えるのは、お迎えに来た死神みたいな存在と、この後誰かが死ぬ光景。
ひとしきりホラーみたいな演出があった後、真相が明らかに。
細胞記憶と言う物があって、
移植された相手が記憶を受け継いだ事例もあると言うのだ。
実は、ドナーはこの能力を持ち、魔女と言われていた娘だった。
(ドナー自身が能力を持つようになった説明はない)
最後に大事故から人々を救う見せ場があるが、
ニコラスのノウイングやネクストを連想させる派手ぶり。
結局、盲目に戻ると言う落ちもあり、
つまらない訳ではないが、何か映画としては迷走してる感じ。
TV放送 2009/08/26 WOWOW 2100-2236
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アイス・エイジ(2002年アメリカ)
氷河期が来るとの噂に、動物たちは大移動をする。
置き去りにされたナマケモノのシドは、家族を捨てたマンモスのマニーと知り合う。
人間の村はトラの襲撃を受けるが、ソト一味の狙う赤ん坊は母親と共に川へ。
母はマニーらに子供を託して姿を消し、シドは人間に返そうと言うが
マニーは世話を見る気がない。だがトラのディエゴが道案内すると言い、
彼を信用できないマニーも同行する事になる。
奇妙な仲間だが、赤ん坊を通じて次第にうち解けていく。
噴火で溶ける氷から落ちそうになったディエゴを、マニーは身の危険を冒して救出。
反省したディエゴは、ソトによる罠だと告白する。
そこでマニーらはソトの裏をかくが、ディエゴがやられる。
ソトを倒し、ディエゴはだましてすまなかったと言って死ぬ。
マニーらは人間の集落へ到着。赤ん坊を渡し、去る事に。
生きていたディエゴもかけつけ、彼らは再び旅に出る事となる。
と言うわけで、ディズニーが作ったのかと思っていたが、ドリームワークスらしい。
そうとは知らず見たが、モンスターズインクとダブる部分があり、
どうして似たような作品を作ったのかと思わさせられた。
全編CGだが、あまりうまみを感じさせず、人間の描写も感心しない。
試行錯誤の時期と言う事か?
物語もまあありそうな感じ。時代設定はおかしい。
TV放送 2003/12/06 BS05 2000-2130
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アイス・エイジ2(2006年米)
マニー マンモス
シド なまけもの(ジョン・レグイザモ)
ディエゴ サーベルタイガー。水が苦手(デニス・リアリー)
エリー マンモス(クイーン・ラティファ)
クラッシュとエディ ネズミの兄弟
氷が解け始め、洪水が起こるとの噂に、マニーらは移動する事に。
自身が最後のマンモスと思っていたマニーは、エリーの存在に気付く。
種族保存のため、一緒に行こうと誘うが、相手にされない。
ダムが崩壊し、洞窟に閉じ込められたエリーに洪水が迫る。
マニーは奮戦してエリーを救出。大勢のマンモスが現れるが、
マニーは仲間と旅する事を選び、結局エリーも一緒に旅する事にする。
と言うわけで、アイスエイジの第2弾。あまり前作覚えてないんだけどね。
マンモスとサーベルタイガー、ナマケモノと言うキャラの異なる3人組が旅する話。
氷がとけて洪水の危機になったため、一同は避難する事に。
自分が最後の1頭かもと思っていたマンモスのマニーは、メスのエリーと出会う。
マニーは子孫を残す義務感で彼女に近づくが、エリーはこれに反発すると言う訳。
誰がメインキャラかわかりにくいが、今回活躍するのはマンモスだけ。
TV放送 2007/07/22 WOWOW 2000-2129
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アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの(2009年米)
マニー マンモス
シド なまけもの(ジョン・レグイザモ)
ディエゴ サーベルタイガー。水が苦手(デニス・リアリー)
エリー マンモス(クイーン・ラティファ)
クラッシュとエディ ネズミの兄弟
バック イタチ(サイモン・ペグ)
エリーが妊娠し、影響されたシドは、見つけた卵を育てると言い出す。
卵からは恐竜が生まれ、現れた母親であるティラノサウルスが、
シドごと地底へ連れていってしまう。
マニーらはシドを追って地底へ。そこには恐竜たちが住む別世界があった。
そこで出会ったイタチのバックと協力し、シドを探す事に。
シドらはさらに大きな恐竜ルーディに追い回されていたが、
難を逃れてマニーらと合流。エリーは無事赤ん坊ピーチを産む。
一同は再びルーディに襲われるが、母親ティラノが助け、ルーディは崖下へ。
再び旅に出るが、ルーディを倒す事を目的としていたバックは、
まだルーディが生きていると留まる事にする。
と言うわけで、アイスエイジの第3弾。
今回は、絶滅したはずの恐竜が生きていたと言う展開で、
地底に恐竜王国を発見。(ペルシダー風)
現代に恐竜が生きていた話に比べると、時代差が短くて微妙な感じ。
ナマケモノのシドが恐竜を自分の子のように育てるが、
今回も物語の中心はマンモスの方。
TV放送 2010/09/25 WOWOW 1700-1834
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アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険(2012年米)
マニー マンモス
シド なまけもの(ジョン・レグイザモ)
ディエゴ サーベルタイガー。水が苦手(デニス・リアリー)
エリー マンモス(クイーン・ラティファ)
ピーチ マニーとエリーの娘
ばあちゃん シドの祖母
キャプテン・ガット 海賊
シーラ 海賊のトラ(ジェニファー・ロペス)
クラッシュとエディ ネズミの兄弟
マニーは娘ピーチが遊び回るので心配。
シドは家族に再会するが、祖母を押しつけられてしまう。
氷が割れ、マニーはピーチらと離れてしまう。
付近はキャプテン・ガットと言う海賊が支配しており、
マニーらは捕らわれるが、暴れた挙げ句、氷で出来た船を沈める。
ディエゴは溺れていた海賊シーラを助け、陸地に到着。
シーラを信用出来ないと言うが、惹かれていく。
一同は海賊が作った船を奪うが、怒ったガットはもう1隻急造して追跡。
マニーらはピーチらとの合流地点に着くが、彼らは海賊に捕われていた。
シドの祖母がくじらプレシャスを呼んで、海賊を撃退。
海賊は魔物の海へ飛ばされ、幻覚に惑わされる。
マニーはピーチと仲直り。ディエゴはシーラを仲間と認める。
大地がなくなり、一同は氷の船で新たな地を探す旅に。
シマリスは楽園を見つけ、
埋まっていたドングリ抜くと、そこから水が抜けてアメリカ大陸になった。
と言うわけで、アイスエイジの第4弾。
次第に家族が増える一行だが、氷山が割れたため、マンモスが家族とはぐれてしまう。
それを探すためにいつものチームが奮戦するが、今回は海賊の妨害を受ける。
海賊と言っても、人間のそれではなく、
動物たちが船の形の氷山に乗っていると言うもの。
自分たちの船が沈むと、今度は主人公たちの氷山を狙ったりして、
擬人化もやりすぎは良くないと思うよ。
TV放送 2013/11/26 WOWOW 0500-0629
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アイス・キャッスル(78)
スケートのコーチビューラは、田舎町の選手レキシー(リン・ホリー・ジョンソン)
を見出し、父親(トム・スケリット)の反対を押して大会に出場させる。
さらに大物のコーチデボラが彼女に関心を持つが、16歳は選手として若くはない。
だがリキシーはやる気を見せ、五輪を目標とした寮に入る。
大きな大会で、期待されたフランスのセシルが失敗し、リキシーは注目を受ける。
だがスポンサーとの仲を騒がれ、動揺した彼女は転倒で頭部を強打。
視力はなかなか回復せず、恋人ニックは彼女の目となって特訓を開始する。
どんどん上達し、同情されるのはイヤと視力の事を隠して大会へ出場。
見事な演技で喝采を浴び、投げられた花で転倒し、
観客も視力の事に気づいてさらに感激する。
と言うわけで、視力を失った少女が、それを物ともせずスケートで活躍する話で
リン・ホリー・ジョンソンの可憐さもあって、さわやかな感じ。
音楽はマービン・ハムリッシュ。
TV放送 2000/01/18 BS11 2000-2155
フュギィアスケート界のアイドルだった(らしい)
リン・ホリー・ジョンソン主演の青春ドラマで、
有望だったスポーツ選手が恋人とのすれ違いからスランプになり、
その恋人の励ましで立ち直るなんて話だから、
ありがちな軽いノリの映画かと思ったらさにあらず。
何と主人公は視力を失ってしまい、にもかかわらず、大会に出てしまう。
当初ついていた有名コーチは見放し、田舎町で父と田舎のコーチと恋人だけで猛特訓。
見事成功する展開はむしろスポコンのノリ。
あくまで視力の事は秘密にし、最後に思いがけず皆に知られるあたりもうまい。
リン・ホリーはスケート選手なのでスケートがうまいのは当然だが、
いきなりちやほやされて戸惑う表情や、視力を失った演技なんかも良い。
見終わっても、以前見てた事忘れてました。
TV放送 2008/08/23 フジテレビ 0250-0457
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アイス・コング(2006年米)
アリー 記者
ジャコ 密猟者
チャールズ アリーの恋人
起:アラスカにいる巨大生物スノーイーを探しに行く。
承:見せ物にするべく連れ帰る。
転:シスコで逃げ出し、大騒ぎに。
結:海に落ちて姿を消す。
猿を使った実験をする科学者らは、密猟者ジャコにもっと強い奴をと要求。
ジャコは、アラスカに18メートルもある巨大生物がいるとの噂に関心を示す。
巨大生物の話をしていた男は事故死し、記者である娘アリーはジャコらの仕業と疑う。
結局、父の遺志を継ぐべく、巨大生物探しに同行する事に。
雪男の様な生物スノーイーが現れ、ジャコらは連れ帰る事に。
現地で始末しかけたアリーも、結局連れ帰る。
スノーイーはシスコで見世物にされる事に。
だが逃げ出し、警察や軍が出動する大騒ぎに。
スノーイーは高層ビルに登るが、アリーが説得すると言ってヘリから飛び移る。
ジャコは仕留めようとするが、捕獲用の毒に触れて死ぬ。
アリーは救出されるが、金門橋から海に落ちたスノーイーは行方不明に。
捜索は打ち切られるのだった。
と言う訳で、本家キングコングが復活したので、バッタもんを見つけて見る。
実験用の動物を密猟していた男が、もっと強い奴をとリクエストされて
アラスカにいると言う巨大生物に関心を示す。
巨大生物の噂をしていた男は死んでしまい
密猟者に殺されたのではと疑う娘が、なぜかのこのことアラスカまで同行。
巨大生物(雪男風。コングとは言ってない)を捕らえた密猟者は
実験用ではなく、見世物用に売って儲けようと企む。
おかげでシスコに連れてこられた雪男が逃げ出して大騒ぎ。
わざわざ密猟者が連れ帰った娘が、雪男を助けようと奮戦すると言う訳。
まあ、本家のパクり感はあるものの、物語的にはギリギリ許容範囲。
まるわかり合成とか、ぬいぐるみ感満載とかも、個人的には気にしません。
問題なのは、アップが多すぎて、何が起きてるのかわからないと言う点。
どうやら崖から落ちそうになったらしい。助けられたらしい。
怪物が現れて大騒ぎになったらしい。軍が攻撃したらしい。
。。てな感じの、想像するしかないシーンのオンパレード。
C級作品慣れしてるつもりだったんですが、なかなかのつわものです。
DVDレンタル
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アイス・ジョーズ(2013年カナダ)
マディソンとウエイド 仲間を心配する男女
アダム 保安官
デイル スキー場監視員
ダフィー じいさん
春休みでスキー場に若者が集まるが、行方不明者も出る。
ダフィーは山の神スカッカムの仕業だと言うが、監視員デイルは取り合わない。
だが、保安官アダムも、雪の中を移動するサメが人を襲うのを目撃。
スキー場を閉鎖するが、町長らが反発。アダムをクビにして、デイルが保安官になる。
現れたサメにアダムやデイル、ダフィーがやられる。
ウエイドらも襲われるが、サメは突然姿を消す。
実はスカッカムを祭った墓が倒れており、そうとは知らずに女性が直したのだ。
サメの恐怖は去ったかに思えたが、墓が倒れると再び現れるのだった。
と言う訳で、スキー場に人食いサメが現れる話。
砂浜から背ビレを出して、地中を泳ぐビーチシャークと言うのがいたが、
そいつが雪山に現れたと言う感じ。
もはや、地球上に人食いサメの恐怖から逃れられる場所はありません。
サメの正体は原住民の守り神で急に消えたりするから、どっちかと言うと幽霊に近い。
登場人物は誰が主人公やらわからない描き方で、戦ったりはせず、逃げ回るだけ。
DVDレンタル
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アイ・スパイ・リターンズ 名コンビ復活!(94)(TV作品)
元スパイの大学教授スコット(ビル・コスビー)は、娘ニコルが局員になったと知り
かつての相棒で今は局長の局長ケリー(ロバート・カルプ)と25年ぶりに再会。
ニコルの任務は、ロシア人科学者夫妻の監視で、相棒はケリーの息子ベンだった。
博士の発明したウイルスが悪用されれば、人類は絶滅してしまう。
スコットらは子供が心配だが、逆に足手まといになる始末。
実は博士の妻が中国と密約していたとわかり、一味を捕らえる。
と言うわけで、昔のTVシリーズ復帰ブームにのって出た作品。
もっとも、元を知らないのでピンとこない。
2人ともふけて、そう言う風に描かれているが、スパイとして役に立たないし。
TV放送 96/11/17 BS05 13:00-14:40
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アイ・スパイ(2002年アメリカ)
国家安全保障局のスパイ、アレックス(オーウェン・ウイルソン)は任務に失敗。
トップスパイのカルロスの二番手に甘んじる。
ステルス機スイッチブレイドがガンダーズ(マルコム・マクダウェル)に盗まれ、
ブタペストで競売されそうだ。カルロスは顔が割れているため、
アレックスと、ブタペストで試合のあるボクサーのケリー(エディ・マーフィ)が
潜入してこれを阻止する事に。
ケリーはアレックスをバカにするが、秘密兵器は気に入った様子。
アレックスの同僚レイチェル(ファムケ・ヤンセン)らのテストもクリアする。
ケリーはアレックスがレイチェルに気があると知り、ケリーがアドバイスする。
だが、撃ち合いでレイチェルがやられ、アレックスらはケンカ別れ。
アレックスは一味に潜入し、某国がステルス機でワシントン攻撃をたくらむと知る。
だが捕らわれ、実は生きていて一味だったレイチェルに痛めつけられる。
試合中に装置が作動し、アレックスの危機を知ったケリーは、試合に勝って急行。
レイチェルはガンダーズを撃ち、金を奪う。
カルロスもかけつけ、レイチェルもカルロスも互いが裏切り者だと言う。
実はカルロスが仲間で、レイチェルは退散。だが、川で一味の核爆弾を発見。
モンテカルロで金をおろそうとしたレイチェルを捕まえる。
と言うわけで、これもまた往年のTVシリーズの映画版。
まあ元ネタはよく知らないのだが、
オリジナルの連中が出たその後のエピソードは、あまり面白くなかった。
今回はキャストを変えて取り込むわけだが、
なぜこの二人がやらねばならないかと言うあたりの説得力が全然なく、
ダメに見える俺たちだけど、やる時はやるぜと言う痛快感もない。
エディ・マーフィが世界チャンピオンらしくもないし、
ハッキリしないファムケ・ヤンセンの態度もいただけない。
TV放送 2004/09/04 BS05 2000-2140
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アイズ・ワイド・シャット(1999年アメリカ)
スタンリー・キューブリック監督
医師ビル(トム・クルーズ)とアリス(ニコール・キッドマン)は夫婦。
ビルは性生活に最近疑問を持つように。友人カールに誘われ仮面パーティへ参加。
だが会員でないとばれ、裸になれと言われるが、謎の女性が身代わりに。
他言するなと言われ、詮索するなとの手紙を受ける。
昨日一緒にいたらしきドミノと言う女性が、HIV陽性と知り動揺。
ミスコンの女王マンディは麻薬で死に、あの屋敷の女性が彼女とも思う。
ビクター(シドニー・ポラック)もあの屋敷にいて、
屋敷にいたのは驚くような連中ばかりらしい。そしてあの女性は娼婦だと言う。
ビルが去った後は元通りに。寝ているアリスのベットには仮面があり驚く。
アリスにすべてを告白するが、アリスはこれからも好きだと言う。
と言うわけで、いろんなジャンルをある意味極めたキューブリック監督が
今度はエロスを極めるとか言う名目で作られ、結果的に遺作に。
夫婦が色々試す話かと思えば、妻の方はほとんど出番がなく、
もっぱらトム・クルーズが仮面パーティの事で思い悩む話。
その真相もよくわからないし。ニコール・キッドマンは裸あり。
貸衣裳屋の娘は、ディープインパクトの娘。
TV放送 2001/04/27 BS05 0010-0300
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「”アイデンティティー”」(2003)を見た。
この映画は、モーテルに集まった男女が事件に巻き込まれるなんて
古典的なサスペンスの設定も面白そうだが、
出演するのが、ジョン・キューザック、レイ・リオッタ、アマンダ・ピート、
クレア・デュバル、レベッカ・デモーネなんて、微妙な線を押さえた布陣。
何としても見ねばと思い、終了しそうなスレスレの所で何とか見た。
連続殺人事件の犯人が捕まり、死刑が確定する。
だが、死刑執行の前日、判事が呼び出され、新たな証拠が出たので
再審請求が出されたのだ。
死刑囚は立ち会いのため護送されるが、まだ到着していないとか。
判事は不機嫌で、すぐにでも審議を始めると言う。
大雨のモーテル。客がいなくてヒマな主人は、妻を担ぎ込む夫に驚かされる。
女性は負傷してる。
なぜこんな事になったのか。
夫婦は息子と車で移動していた。
夫ジョージはマニュアル通りの運転をするきまじめタイプ。
だがパンクを起こして、雨の中修理する事になる。
どうやらハイヒールを踏んでパンクしたらしい。
外にいる妻アリスは、車内の息子ティミーに手を振ったりして相手をする。
そして、後ろへ下がって手を振ろうとした途端、通りかかった車に引かれる。
なぜこんな事になったのか。
と、次第に物語がバックしていく展開で、ぐっと引き込むオープニング。
コールガールのパリス(アマンダ・ピート)は、相手をだましみたいで金をせしめ
まだ雨が降っていない時に、オープンカーで走り去るが、
持ち物をごそごそしている内、ハイヒールを落としてしまった。
その後、雨が降り出しうろたえて、バックしたりする内、電柱にぶつけてエンコする。
その頃、女優カロライン(レベッカ・デモーネ)の
運転手をするエド(ジョン・キューザック)。
カロラインにカバンの中を調べてくれと言われ、ゴソゴソしているところで、
アリスをはねてしまう。
カロラインは面倒を嫌がり、逃げろと言うが、正義感の強いエドは助けに行く事に。
救急車を呼びたいが、ジョージは携帯電話など持っていない。
そこで無理矢理カロラインのを取り上げるが電池がない。
仕方なく、一同を連れてモーテルへたどり着く。と言うのが冒頭のシーン。
モーテルの主人ラリーも割りに人が良さそうで、彼らを迎え入れるが、
大雨で電話は通じない。
仕方なく、エドが助けを呼びに行く事に。
考えてみれば、彼は犯人なのだから、みすみす行かせるのはどうかと思うが。。
途中でパリスを拾って移動。しかし、水たまりにはまって身動きとれなくなる。
そこへ通りかかったカップル、ルーとジニー(クレア・デュバル)に助けられ、
一同取り憑かれたようにモーテルへ集合する。
雨で動きはとれず、結局ここへ泊まるしかない。1室ずつ借りていく一同。
さらにそこへ、伊良部ことロード刑事(レイ・リオッタ)が現れる。
彼は殺人犯を護送しており、泊めてほしいと言うのだ。
殺人犯マルコムは、トイレの配水管に手錠で縛りつけられ、
ロードは大変そうな一同の相談に乗る事に。
だが、その間に、殺人犯は配水管をはずしてしまう。
まあ、長時間目を離すのもどうかとは思うが。
エドは裁縫用の糸で、アリスの傷口を縫い合わせる。
不安げなジョージ。アリスとは再婚で、ティミーはジョージには口をきかない。
その頃、カロラインは携帯の充電ができたので、一人だけ外へ出て電話しようとする。
田舎なので何とか電波のいい場所を探すが。何者かに襲われる。
落ち着いていたエドは、何かの物音に気づいて外を探す。
そしてコインランドリーみたいな洗濯室を見つけ、
洗濯機の中にカロラインの生首を見つける。
いったい何者の仕業と考え、殺人犯のいる部屋へ。殺人犯は逃げていた。
ロードと共にエドは殺人犯を捜す事に。実はエドは元刑事だったのだ。
残された連中は、1つの部屋に集まるが、ルーとジニーはケンカになる。
ジニーは妊娠したと称して、ルーと結婚する約束をしたが、それはウソだった。
部屋に閉じこもるジニーに、出てこいとドアを叩くルーだったが、
しばらくして静かになる。
不安になってドアを開けると、ルーが殺されていた。その下には部屋の鍵が。
逃げ出した殺人犯は、必死で逃げているつもりだったが、
なぜかモーテルへ逆戻りしてしまう。
そんなマヌケな奴がいるだろうかと、見ている時は思ったが、
まあ最後まで見ると、それなりに理由がある感じだ。
ロードらは犯人を捕らえて、イスに縛り付けるが、
またしてもロードは、主人ラリーに見張っていろと言って離れてしまう。
そして、ああでもないこうでもないともめるが、
ラリーが離れたスキに、犯人マルコムは口にバットを突っ込まれて死んでいた。
その下には鍵が。そして、カロラインの洗濯機にも鍵があり、
番号は10、9、8と減っている。
順番に全員を殺すと言う事なのか。
ジニーは、こういう時は犠牲者に共通点があるはずと言うが、
思い当たる事は何もない。
その頃、再審審議の会議場では、新たな証拠品である日記が提出される。
死刑囚は多重人格で、日記の各ページは字体がまったく異なっていた。
それには驚く判事。
しかし、肝心の死刑囚が殺されているんだが。。。
と思ったら、そこへ死刑囚が到着。それはマルコムとは別人だった。
では、この再審と、モーテルの一件はどうつながりがあるのか。
エドの治療が良かったのか、アリスの意識が戻っていた。
ロードらは、マルコムを主人ラリーが殺したと決めつけ、もみ合いになるが、
冷蔵庫から新たな死体が出てくる。
ロードは一連の殺人をラリーの仕業と決めつけ、イスに縛り付ける。
ラリーは金欠で放浪していたところ、このモーテルで主人が死んでいるのを発見。
死体を冷蔵庫に入れて住んでいたら、そうとは知らない客が来て
金を払ってくれたので、そのまま主人に扮して居座っていたと言うが。。。
再び暴れ出し、車で逃走をはかるが、
ティミーが引かれそうになり、助けようとしたジョージが建物との間に挟まれて死ぬ。
さらにアリスも死んでおり、死体の近くにはまたも鍵が。
そしてジニーがティミーを連れて逃げようとするが、車が爆発する。
ところが、車には死体がなかった。
あわてて探すが、ジョージとアリスの死体も消えてるし、マルコムの死体も。
ルーの死体も、カロラインの生首も消えていた。
動揺する一同。
パリスは、自分も殺されるわと言う。来週が誕生日なのに。5/10が。と言うと
他の連中も、自分も5/10の誕生日だと言い出す。
そして、死んだ連中の身分証を見ると、彼らも5/10生まれだった。
さらに、全員の名字が、アメリカの州の名前である点にも気づく。
いったいなぜこんな共通点が?
気がつくと、エドは再審の会議場にいた。
参加者たちは、エドが戻ってきたと喜ぶ。
実は、エドは死刑囚の多重人格の1つだったのだ。
そこで、医師は人格同士を対面させる治療法を強行する。
もし殺人犯の人格を倒す事ができれば、無罪だと証明できるのだ。
パリスは、ロードの車を調べる内、
護送犯の資料の顔写真が、ロードである事に気づく。
実はロードはマルコムと共に護送されていたが、
後部座席から運転席の刑事を刺殺。
自身が刑事に扮し、マルコムは引き続き囚人を演じさせる事にしたのだ。
パリスはそれをラリーやエドに伝えようとするが、
ロードは本性を見せて撃ち合いに。
ラリーは倒され、エドとロードは同士討ちになり、両方が倒れる。
これで、残る人格はパリスだけとなり、
死刑囚がオカマ口調で話すのかと思えば、案の定その通りに。
判事は殺人犯の人格がなくなったと、死刑を中止にし、彼を病院送りにする。
護送中もオカマ口調で話し続ける元死刑囚。
パリスは田舎で畑を得て、そこで平和に暮らす事にしたのだが。
そこへティミーが現れる。
実は、様々な犠牲者を殺したのはティミーだった。
回復しかけたアリスの口を押さえ、ジョージが助けに来る事を承知で車の前に立つ。
そして、パリスに魔の手を伸ばす。
騒ぎ出した末、おとなしくなる元死刑囚。
心配した護送官が、無謀にものぞき穴を開けて様子を見るが、彼らもまた襲われる。
と言うわけで、皆がとりつかれたようにモーテルに集まり、
しかも、護送中の殺人犯が逃げて
次々と人々が殺され、嵐で外へは出られないし応援も呼べないと言う展開。
全く別の場所で、死刑囚の再審審理が行われていて
当然、護送中の殺人犯がそれかと思いきや、さにあらず。
安易な予想の裏をかくだろうと思ったとおり、殺人犯も途中で殺されてしまう。
にもかかわらず、審理の方は続いており、犯人の死を知らないとは言え、
映画の構成としてはおかしい。つまり、審理してるのは別の人物の事で
いったいどこでモーテルの連中とつながるのかと言うのが関心に。
そうこうしていると、次々殺された人々の死体が姿を消し、意外な共通点が判明。
それがあまりにも神懸かりな話で、オカルト的な結末かと思い
ちょっとガッカリしかけたが、そうでもない。
そうでもないが、ネタは終盤のやや手前で明かされる。
まあ、ここらへんがどんでん返しと言うべきで、
後はちょっと笑ってしまうくらい先が読めるのだが、
ホントの最後にもう1回どんでん返しあり。
それほど意外でもないが、ちょっと意表をつかれた感じではあり、
「ああそう言う手を使うわけね」と言う感じ。
何か、もう少しスマートにまとめられたら良かった気がするが。
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愛と栄光の日々/ライト・オブ・デイ(87)
ジョー(マイケル・J・フォックス)と姉パティは、バンドの中心メンバー。
パティには、父親が不明の息子ベンジーがおり、
生真面目な母(ジーナ・ローランズ)とケンカばかり。
彼女は道具を盗んだりするので、ジョーは弁償に苦労。
人員整理で工場をクビになり、バンドは地方のバーを回る。
だが、儲からず、パティがベンジーに盗みを手伝わせたのを知り、彼を連れて帰る。
ベンジーをめぐって姉弟は対立。パティは1人で、別のバンドに入る。
バンドのメンバーが仕事を探しようになった頃、母がガンである事がわかる。
現れたパティに、母は今までの事を謝る。
パティはベンジーの父が、母の尊敬するアンズレー牧師だと告白。
母は死ぬが、葬式の日にステージで歌手が足らない。パティはステージにかけつける。
というわけで、バンドものかと思いきや、どちらかと言うと母と娘の葛藤の話。
息子マイケル・J・フォックスはついでという感じだ。
母と娘のそれぞれの考え方を描いているが、いまいちわかりにくい。
TV放送 92/06/07 BS11 10:00-11:50
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愛と哀しみの果て(85)
監督 シドニー・ポラック
1913年。カレン(メリル・ストリープ)は、
男爵のブロル(クラウス・マリア・ブランダウアー)とケニアで結婚。
ブロルはコーヒー栽培を計画して、狩りへ。残ったカレンは、高地に苦戦する。
彼女はデニス(ロバート・レッドフォード)と知り合う。
彼らは創作の好きな彼女の物語をほめ、書き留めるよう勧める。
やがて戦争が始まり、ブロルらも独領アフリカへ出兵。
カレンは危険な行程を強行してブロルと再会。彼が農園を嫌っている事を知る。
彼女は梅毒で倒れ、闘病生活の末、子供を生む事ができなくなる。
そこでキクユ族の学校を作る。終戦になり、ケニアは英国領に。
ブロルの浮気が発覚し、別居、やがて離婚する。
デニスとカレンは接近。だが、荷物にはならないと結婚は拒否。
収穫はさんざんで、土地を担保に借金。火事でコーヒーは灰になり、彼女は破産。
帰国を決意した彼女は、キクユ族に土地を与えるため、総督にひざまづいて頼む。
デニスは援助すると言うが、カレンは自分で生きると言う。
家財道具を売り、がらんとした家に、デニスの飛行機事故による死亡が伝えられる。
1934年、カレンは文壇に。アフリカへは戻らなかった。
というわけで、退屈そうな印象を持ってみたが、
メリル・ストリープのたくましい女性像が結構面白かった。
ブロルやデニスがけっこういい加減な連中で、
ブロルなどはコーヒー栽培を計画だけして、残されたカレンが苦戦するあたりすごい。
メリル・ストリープはこういう役があっていると思う。
農園管理のベルナップに、「007/私を愛したスパイ」の米潜水艦艦長。
TV放送 92/05/10 BS11 22:00-00:45
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愛と哀しみのボレロ(81)
36年モスクワ。プリマドンナに落選したタチアナは、審査員ボリスと結婚。
37年バイオリニストのアンヌはピアニストのシモンと結婚。
38年ベルリン。ピアニストのカールは、ヒトラーにほめられたと喜ぶ
39年ニューヨーク。指揮者グレン(ジェームズ・カーン)は独との開戦を知る。
41年。アンヌはユダヤ人狩りから救うため、息子デビッドを捨てる。ボリスは戦死。
43年。シモンが処刑。45年パリ解放で独人と寝たエビリーヌはリンチを受ける。
タチアナは息子セルゲイを育て、アンヌは息子を捜し回り細々と働く。
エビリーヌは自殺。60年代。グレンは妻を事故で失い再婚。娘も歌手デビューする。
カールはNYで公演するが、彼の過去に反発するユダヤ人が切符を買い占める。
セルゲイは天才的ダンサーに。パリへ亡命する。
80年代。エビリーヌの娘エディトはアナウンサーに。
グレンの娘サラは大物歌手になり、兄(ジェームズ・カーン)がマネージャに。
エディトの同棲相手ロベールは、自分の母がアンヌと気づき再会するが
彼女は記憶を失っていた。ユニセフ主催のチャリティ・ショーが行われ
ボレロをカールが指揮。セルゲイが踊り、エディトが司会。
サラも歌手として参加。その家族たちも見守った。
と言うわけで、米ソ独、そしてユダヤ人の家族を数奇な運命を描いた物語。
無関係に見えて、最後に一堂に集まってくるわけだが、
ジェームズ・カーン以外は俳優の区別がつかず、人物関係の把握はちょっとつらい。
息子を捨てた母の話が印象的で、長々と続くボレロは気が遠くなりそうだが
この物語自体もそんな感じ。
TV放送 2000/01/01 12CH 0140-0510
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愛と青春の旅だち(82)
士官パイロットになるため、ザック(リチャード・ギア)は海軍へ入隊。
ポーリー軍曹(ルイス・ゴセットJr)らの下、16週間の特訓を受ける事に。
工場勤めのポーラ(デボラ・ウインガー)らは、彼らを狙ってパーティへ。
ザックは成績は優秀だが、軍曹は反発的な彼を目の仇に。
依願退学しろと強制するが、酔っぱらいの父しかいないザックに戻る所はない。
改心したザックはマジメに。ポーラとの仲も接近する。
訓練終了が近づき、同僚シド(デビッド・キース)の恋人ディネットは、
御用済みにされる事を恐れ、彼に妊娠したと告げる。
婚約者のいるシドだが、退学して彼女に求婚。だが、彼女の希望はパトロットだった。
ショックを受けたシドは首を吊って自殺。責任を感じたザックは軍曹と殴り合う。
やがて卒業を迎え、彼らは少尉に。ザックは工場へポーラを迎えにいく。
と言うわけで、昔からよくある軍隊しごきもの。女が絡むあたりが目新しいか。
デボラ・ウインガーとのHシーンでは裸あり。
女性の同僚シーガに、リサ・アイルバッハー。
首吊りで印象深いデビッド・キースは、「炎の少女チャーリー」の鼻血出した父親。
TV放送 94/04/28 08CH 01:45-03:53
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愛と追憶の日々(83)
早く夫を失ったオーロラ(シャーリー・マクレーン)は、
娘エマ(デボラ・ウインガー)を溺愛。だがエマは教師フラップと結婚し家を出る。
オーロラは宇宙飛行士ギャレット(ジャック・ニコルソン)と接近。
フラップの浮気に、エマは銀行員サム(ジョン・リスゴー)と浮気。
だがフラップと別れられない。やがてエマは癌になり、息を引き取る。
と言うわけで、友人のような関係の母娘の物語。
宇宙飛行士まで登場する意表をつく役柄もあって、かなり面白いが、筋は意外に単純。
オーロラのファンの1人バーノンに、ダニー・デビート。
VHS
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夕べの星(96)
88年。オーロラ(シャーリー・マクレーン)は、刑務所のトミー、
恋人に難のあるメラニー(ジュリエット・ルイス)と言う孫たちに手を焼く。
メラニーは恋人の浮気で自殺をはかったりする。
恋多きオーロラは、若き分析医ジェリー(ビル・パクストン)に接近。
メイドで親友のロージーは2人の関係に反対。
実はジェリーがマザコンと気づき、彼とは別れる。
死んだ娘ローラの親友パッツィは、孫たちの母気取りで何かとオーロラと対立。
ロージーは恋人アーサー(ベン・ジョンソン)と結婚するが、
彼女が余命幾ばくもないと知り、オーロラは必死に看病。やがて彼女は死ぬ。
かつての恋人で、今は結婚したギャレット(ジャック・ニコルソン)と再会。
人生への迷いを打ち明けるが、
宵の明星は一番明るく一番早く輝き、一番最後まで輝くと言われる。
出所したトミーが結婚し、曾孫ヘンリーが誕生。だがオーロラが倒れる。
パッツィは、欲しい物をすべて手に入れる彼女に嫉妬していたと告白。
やがて、皆に見守られてオーロラは息を引き取る。
と言うわけで、アカデミー賞を受賞した「愛と追憶の日々」の続編。
主題曲は前作と同じで、感動を甦らせる効果も。
おまけに、ジャック・ニコルソンまでもが、チョイ役とはいえ出演するのもよい。
物語としては、2匹目のドジョウを狙ったような安易なところもあるが
それを埋めてあまりある物も感じさせる。
ベン・ジョンソンの遺作らしい。
TV放送 99/05/29 BS05 20:00-22:10
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愛と名誉のために(83)(未公開)
アルゼンチンのパラグアイ国境付近。
医師エドアルド(リチャード・ギア)が英軍本部に赴任。
アル中の名誉領事チャーリー(マイケル・ケイン)に連れられ、売春宿へ。
そこで、インド人のクララが気になる。
エドアルドは、行方不明の父を探していた。警察のペレス(ボブ・ホスキンス)も協力
チャーリーの妻がクララと知り、エドアルドは彼女を抱く。
脱走した旧友アキノは、パラグアイの刑務所で父と一緒だったと言う。
リオンらは仲間を釈放させるため、米大使誘拐を計画。
父を助けるため、エドアルドはチャーリーからの情報を伝える。
リオン一味は、勘違いしてチャーリーを誘拐してしまう。
ペレスは、エドアルドが父を助けるため、情報をもらしたと疑う。
だが、父はすでに死んでおり、エドアルドは利用されたことを知る。
負傷したチャーリーの治療に行く。リオンらは彼を返さなかった。
エドアルドはクララと結婚したチャーリーに嫉妬。自分に惚れたのだとうそぶく。
やがて警察が包囲。軍が突入し、一味を射殺。チャーリーは救出される。
エドアルドの子供を妊娠したクララは、愛などなかったと言う。
というわけで、リチャード・ギアが意外にまじめな役柄かと思ったが、
やっぱり浮気も平気な人だった。
パラグアイの刑務所の厳しさも、ゲリラの悲しさも、不倫の悲しさも……
何も訴えられていない、だからどうしたと言う話。
TV放送 92/03/08 10CH 01:40-03:35
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愛に翼を(91)
ウイラードは、母の出産中、彼女の友人リリー(メラニー・グリフィス)の家へ。
リリーは夫ベン(ドン・ジョンソン)と不仲で、ウイラードは戸惑う。
彼らの息子ジェームズが、3歳の時にアメをのどにつまらせて死んで以来、
リリーは心を閉ざしていたのだ。ベンはリリーを助けられないと家を出る。
友人になった隣家の娘ビリーは、母が愛していない男と再婚すると言うので抵抗。
父は大事と言うウイラードは、自らの父が母を捨てたと聞かされ、ショックを受ける。
家を飛び出したウイラードを、リリーとベンは協力して探す。
見つかった彼は、何かにおびえる事をやめたいと言う。
やがて、ウイラードは家へ戻り、残されたベンとリリーは愛し合う。
と言うわけで、予告でスザンナ・ホフスの曲が使われていたので見たが、
誰の歌も使われていなかった。主演は実際の夫婦。
不仲になった2人がヨリを戻すのと、子供が自立するのが並行するが、
展開があまり納得できない。
TV放送 94/05/07 BS05 08:00-09:57
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愛の嵐(74)
57年。ホテルマンのマックスは、
ルチア(シャーロット・ランプリング)と言う女性と再会する。
元ナチ親衛隊のマックスは、ユダヤ人収容所でルチアをもてあそんでいたのだ。
逃走者をかくまう査問会のハンス(ガブリエル・フェルゼッティ)らによれば
囚人で生きているのはルチアだけだ。
だが、ルチアにマックスとの倒錯的な愛がよみがえり、指揮者の夫と別れる。
査問会はルチアを始末しようとし、2人はホテルに立てこもる。
だが食料がなくなり、外へ出たところを射殺される。
と言うわけで、何だか倒錯的な愛の形を描いた話だが
やっぱりヨーロッパの映画なので、どうもピンとこない感じ。
ランプリングは当然のように裸あり。
TV放送 1999/12/06 BS11 0015-0214
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愛のそよ風(1973年米)
フランク・ハーモン 不動産屋(ウイリアム・ホールデン)
ブリージー ヒッピー娘
ヒッピーのブリージーは、ヒッチハイクした相手が体目当てと知って退散。
不動産屋フランクの車に逃げ込む。
1人がいいと言うフランクだったが、彼を気に入ったブリージーは家に居座る。
次第にフランクも彼女に惹かれる様に。
知人に夫婦みたいとからかわれ、
この関係は長続きしないとブリージーを追い出してしまう。
だが、元妻が事故で夫を失うのを目撃して、考えを改める。
フランクはブリージーを見つけ出し、家に連れて帰る事に。
運が良ければ1年くらいは続くだろうと言うと、
彼女は1年もと考えようと言うのだった。
と言う訳で、クリント・イーストウッド監督作。唯一の日本未公開作との事。
離婚歴のあるウィリアム・ホールデンの所へ、
ヒッピー娘ブリージーが転がり込んで居座る。
いい歳の大人が娘に振り回される様は、ブロンソンのツィンキーあたりを連想させるが
ホールデンには、こんな関係は長続きしないと考える理性的な面も。
でも結局、娘の方が上手だったと言う訳。
ツィンキーにはイライラしたけど、本作の関係は割に好感が持てる。
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愛の伝道師 ラブ・グル(2008年米)
グル・ピトカ (マイク・マイヤーズ)
ジェーン・ブラード ホッケーチームのオーナー(ジェシカ・アルバ)
監督 (ミニミーの人)
ダレン ホッケー選手
プルーデンス ダレンの妻
ジャック 妻の恋人。ライバルチームの選手
グル・チンポイジリ 師匠(ベン・キングズレー)
ホッケーチームのオーナー、ジェーンは、
不振の選手ダレンを立ち直らせるため、宣教師グル・ピトカに助けを求める。
グルのアドバイスで乱闘を起こしたダレンは、2試合の出場停止に。
ダレンの不在でチームは連敗する。
ダレンは妻プルーデンスと別居中だったが、何とか復縁。
試合に復帰して連勝し、優勝を賭けた試合に臨む事に。
プルーデンスの恋人だったライバルチームのジャックが、
ダレンがトラウマを感じていた母親に国歌斉唱させたため、ダレンは不調に。
仕事を成し遂げて帰国しようとしていたグルが、あわてて引き返す。
グルの説得で発奮したダレンは、時間ぎりぎりにシュートして、優勝を成し遂げる。
ジェーンはグルを追ってインドへ。
グルには貞操帯がつけられてたが、実は簡単に外せると師匠に教えられるのだった。
と言うわけで、オースティンパワーズのマーク・マイヤーズ主演のコメディ。
彼がインドで修行した怪しげな宣教師に扮する話で、怪しさの二乗と言う感じ。
アルバが出なければ見なかった。
アルバはホッケーチームのオーナーで、
不振になったスター選手を復活させるため、マイヤーズに教えを求めると言う訳。
選手が立ち直って優勝に貢献なんて展開は、意外にまとも。
突き抜けた感じがない上に、マイヤーズの教えは全体的に下ネタばかり
(そして、アルバが下ネタに絡まない)では、面白いとは言い難い。
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愛は霧のかなたに(88)
1966年。リーキー博士の部下ダイアン・フォシー(シガニー・ウィーバー)は、
マウンテンゴリラの調査のため、コンゴへ。ガイドのセンバガーレと群れを探す。
6週間後ようやく発見するが、軍は白人の彼女を追放する。
ダイアンはルワンダへ行き、そちらから山へ。ゴリラのマネをして接近する事に成功。
バトワ族は金持ちにゴリラを売るため、あちこちに罠を仕掛ける。
内務省のムカラが許可したと知り、抗議。
ゴリラは貴重な財源だったが、対密猟者レンジャーの組織を承認させる。
写真家のボブ(ブライアン・ブラウン)と恋に落ちるが、
彼についてこの地を去る事はできなかった。
5年後。リーキーは死んだが、ダイアンの研究は続いた。
バイヤー、バン・ヘクテンは2倍の料金を払い、ボスゴリラのデジットが殺される
彼女は怒りを覚え、密猟者のキャンプに火をつけ、バン・ヘクテンに抗議。
山を動物園にしたくない事から、観光客を追い返し、ムカラの反発も受ける。
やがて、寝ている彼女は何者かに殺害され、デジットの隣に埋葬された。
と言うわけで、実在したゴリラ学者の女性の話。
ゴリラは100年前に発見されたばかりなのに、絶滅しかけていると聞いた事がある。
それだけに、映画のラストの、ダイアンのおかげで絶滅は免れたと言うセリフは、
(テレビ局がつけたのかも知れないが)納得しがたいものがある。
音楽は、モーリス・ジャール。
TV放送 93/02/28 10CH 21:02-22:54
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愛は静けさの中に(86)
ジェームズ(ウイリアム・ハート)は、聾唖学校に赴任。
掃除の仕事をする卒業生サラ(マーリ・マトリン)に関心を持つ。
彼女は完全聾唖で、心を開こうとしないが、ジェームズは彼女が頭がいい事に気づく。
しかし、サラに相手をする気はない。
人々はサラをバカにし、彼女の体だけを求めてきたからだ。
ジェームズは彼女を愛していると告白。2人はプールの中で愛し合う。
参観日に生徒たちが歌うのを見て、サラはショックを受ける。
サラは仕事をやめ、ジェームズの部屋で生活。
聾唖者のパーティで、サラはマリアンと言う博士にあこがれる。
彼女は、今までは周囲が自分を作ってきたが、これからは自分で作ると言う。
だが、ジェームズは彼女には、人の助けなしでは生きられないと言う。
初めて叫んで飛び出したサラは、仕事を始め、大学へ進もうとするがうまく行かない。
卒業パーティで、ジェームズはサラと再会。
傷つくのを恐れ、怒りを武器にしてきたと謝るサラ。
2人はもう離れないと誓いあう。
というわけで、聾唖者を題材にした映画なので、うかつにバカにできないが、
手話が中心に展開するので、イライラさせられる。(そういう効果を狙ったか)
最初から最後まで精神論ばかりでこられるので、取っつきが悪い。
かと言え、お涙頂戴にするべきではないし、難しい題材には違いない。
TV放送 92/02/07 08CH 02:10-04:28
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アイ・フランケンシュタイン(2014年米)
アダム・フランケンシュタイン 怪物(アーロン・エッカート)
テラ・ウェイド博士 (24のケイト)
ガーゴイルの女王
ギデオン 女王の部下(ダイハードの息子)
ウェセックス所長 実はナベリアス王子(ビル・ナイ)
1795年。怪物はフランケンシュタイン博士によって命を与えられる。
怪物を追う博士は北極で倒れ、怪物はガーゴイルと言う連中に助けられる。
彼らは怪物をアダムと呼び、悪魔との戦いに協力を求めるが、アダムは立ち去る。
現代。ウェイド博士は、ウェセックス所長の指示で、
フランケンシュタイン博士の実験を研究していた。
やがてアダムが現れ、ウェイドは実験が現実だったと知る。
所長の正体は、魔界の王子ナベリアスだった。
ナベリアスは、魂のないアダムの技術を使い、悪魔の軍隊を作ろうとしているのだ。
ナベリアスはウェイドを捕らえて、研究を進めさせる。
ガーゴイルの軍隊の助太刀を得て、アダムは一味の屋敷を襲撃。ナベリアスを倒す。
ガーゴイルの女王は、アダムに希望を見つけたと言い、
アダムは戦士として戦う事を決意する。
と言う訳で、フランケンシュタインの怪物を主人公にしたアクション。
勝手にカンバーバッチ主演と思ってたけど、あれは舞台の話らしく、
本作の主演はアーロン・エッカートでした。
アーロンはバットマンでトゥーフェイスを演じたから、似たような感じやね。
生き延びた怪物を、悪魔みたいな連中と、
それを倒そうとする連中の双方が狙うと言う訳。
悪魔とか吸血鬼とかゾンビとかを倒すアクション系が量産されていて、
本作も類似品にご注意の類似品側って印象。
リンカーンやグリム兄弟を主人公にしたのもあったので、その点でも目新しくない。
TV放送 2015/08/01 WOWOW 1245-1417
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「アイ・ラブ・トラブル」(94)を見た。
現在、最も旬な女優と言えば、ジュリア・ロバーツと言う事になろうか。
(いろいろ、疑問点はあるのだが)
出世作「プリティウーマン」が、現代の「マイ・フェア・レディ」と言われ、
その事から、ヘップバーンと比較される事もあるようだが、
私生活ではちょっと問題があって、かなりわがままらしく、
キーファー・サザーランドとの結婚直前での破談騒ぎから、
「フック」を最後に、「ザ・プレイヤー」のゲスト出演を除いて
仕事を干されてしまっていた。
ようやく「ペリカン文書」で復帰し、
「ザ・プレイヤー」で妙な刑事役をしていた、パッとしないカントリー歌手と結婚。
だが、早くも離婚説が浮上するわけで、どうも印象がよくない。
ところが、いざ映画に出ると、優秀な学生から娼婦の役まで、
見事にそれらしく見せてしまうのだから、
製作サイドとしては、困ってしまう女優である事には違いない。
そんな彼女が、今度は新人だがやり手の新聞記者に扮し、
ライバル紙の記者と競争するうち、2人が恋に落ちると言う展開は、
具体的に何とは思い出せないが、どこかで聞いたような話。
まあ、お約束の映画も、出る役者で作品自体の魅力も変わると言うものか。
相手役のライバル紙記者には、「48時間」のタフガイ、ニック・ノルティ。
ハードアクションをでかい図体でこなし、
(実際はそれほどでもないが、でかく感じる)
最近では、「サウスキャロライナ」「ロレンツォのオイル」のシリアス演技。
彼のファンとしては、実はジュリア・ロバーツ抜きでも見たいところ。
まあ、演技力に幅が出てきた彼が、
ヘップバーンと共演した、グレゴリー・ペックやハンフリー・ボガードのように
引き立て役に回るほどの余裕が出たのかと思うと、見逃すわけにはいかない。
ピーター・ブラケット(ニック・ノルティ)は、
シカゴ・クロニコル紙のコラムニストで、元事件記者だ。
最近は小説まで書いてヒットし、そのために女性にモテモテで、
講演もすっぽかして遊びまくったり、好きな事をしている。
この日も、女性と遊んでいて、発砲事件のコラムを書いていない。
ピーターは、秘書のジーニー(オリンピア・デュカキス)に、
5年くらい前の発砲事件があった事を聞いて、
パソコンに蓄積されている、過去の事件記事を検索。
被害者名やら、題名やらだけを修正して、簡単にできあがりとする。
編集長(ロバート・ロジア)は、記事に見覚えがあると指摘。
列車脱線事故が起こったが、記者がいないため、ピーターに行くよう指示する。
しぶしぶ事故現場で取材するピーター。
唯一の目撃者と言う男性をいち早く捕まえ、インタビューすると、
警察が彼を保護すると言って連れていったので、これはスクープになる。
喜んでいると、警察からの発表が。その時、彼はハッとする女性を見つける。
彼女はサブリナ・ピーターセン(ジュリア・ロバーツ)と言う
シカゴ・グローブ紙の記者だ。
グローブ紙はライバル紙ではあるが、コロニコル紙が常にリードしている。
ベテランであるピーターは、他の記者はだいたい見た事があるが、彼女は初めて。
すなわち新人だと、彼女にスケベ心も含めて、アドバイスする事に。
彼女が、整備係の名前を聞こうとすると考え、
そんな事をしても、警察は名前を隠すだろうとアドバイス。
むっとしたサブリナは、その通り質問すると、警察の回答はその通り。
こんな会見は型通りだ、聞く必要はないと、酒に誘うが、
サブリナは、大ベテランであるピーター氏が誘えば、
すべての女性が大喜びすると思ったら大間違いよと拒否する。
その夜。サブリナは警察を尾行したりして、整備係の名前を突き止めていた。
さっそく編集長(チャールズ・マーチン・スミス)に報告。
ピーターもつかんでいないネタだと大喜び。大スクープと記事に。
一方、適当に仕事を終えたピーターは、編集長に他紙もこれ以上のネタはないと断言。
翌朝、グローブ紙ばかりが売れているので愕然とする。
見ると、一面に整備係の名前が。してやられたと驚く。
編集長も、ネタはないはずとピーターに怒る。
面目をつぶされたピーターは、あんな女は入社数日の新人だ。
おれが本気になれば、負けるわけがないと豪語。
編集長は、そこまで言うなら、現場に復帰し、スクープ合戦してみろと言う。
かくして、ピーターとサブリナのスクープ合戦が展開。
整備係のロッカーから酒瓶が見つかり、彼がアル中との憶測が飛び出す。
やがて、整備係は姿をくらまし、別の整備係がいたのではと言う疑問も。
2人が交互にスクープしあうと、新聞の売れ行きにも影響。
サブリナから「入社4日目にしては上出来でしょ」と花束が届き、
お返しにグローブ紙を下敷きに、ブルドッグを贈る。
記者のパーティで2人は再会。互いに挑発するような文句を言い合う。
ピーターの情報源で、上院議員の側近サムは、2人のライバル同席に大喜び。
行方不明だった整備係が出頭し、整備の事も酒の事も否定したと伝える。
何者かが酒瓶を彼のロッカーに入れ、罠にはめたとも考えられる。
ピーターは、列車に乗っていた新婚夫婦が撮影したビデオがあると知る。
だが、サブリナもその存在を知り、先を越そうとしている。
そこで、ピーターは記者のたまり場である喫茶店へ。
わざと彼女の隣に座り、牽制し合うような事を言いながら、
ちょっと電話があるとメモを取り出して退席。
サブリナは彼がメモを落としたのに気づき、その住所を盗み見る。
新婚夫婦の住所だと、大喜びでかけつけるが、そこは郊外の何もない農道。
ようやくハメられたと気づくサブリナ。
ピーターは新婚夫婦のビデオを入手。
そこには、整備係が整備した時間の数時間後に、何者かが整備している映像が。
ピーターは何やらきな臭いものを感じる。
一方、サブリナは少年から電話を受ける。
彼は事故現場にあったカバンを盗んだので、売りたいと言う。
そこで交渉のため、人気のないビルへ。そのロッカーで、殺されていた少年を発見。
手には「LD」と言う文字が。何かわからないが、とにかくメモり、あわてて逃げる。
ピーターは、事故で死んだ科学者の家へ。
妻は今はダメだから、職場へきてほしいと言う。そこで、オフィスがあるビルへ。
エレベーターに乗ると、サブリナまでもが現れる。
2人で上の階へ向かうが、途中で止まり、電気も消えてしまう。
サブリナは女の勘でイヤな気がすると、天井からエレベーターシャフトへ脱出。
ハシゴを昇るが、エレベーターが上へ動き出し、天井との間につぶされそうだ。
間一髪、天井の窓が開き屋上へ脱出。
危なかったと言うと、今度は何者かが機関銃を乱射。
2人はあわてて逃げ出し、再びエレベーターへ逃げ込み、下の階へ。
刺客はハシゴを降りながら、上から撃ってくる。
ピーターはエレベーターを止めると、足をすべらせた刺客は転落死。
科学者の部屋にたどりついたピーターは、事件のために命を落とす事もあるまいと
互いの情報を教え合う、共同戦線を提案。
だが、サブリナは鳥篭の下敷きの新聞紙が切り抜かれているのを発見し、
泣いてみせて、もう危険な仕事はイヤだと離脱を宣言。
一方、ピーターも、科学者の妻の写真が、彼が会った女性とは別人だと気づく。
2人ともそれぞれ独自に何かをつかみ、飛行機に。
偶然にも隣の席で対面。ピーターは先日の涙がウソだと知る。
手先が器用なサブリナは、ピーターの財布を抜き取り、
トイレで科学者の妻の写真を見てびっくり。
一方、その間にピーターもサブリナのカバンをのぞき見る。
互いに手の内がばれた事に気づき、共同戦線を張る事に。
サブリナは切り抜かれた記事から、科学者がチェス化学工業の研究員だと知ったのだ。
サムの協力も得て、この科学者が別の科学者と共同で、
LDFと言う新薬を発明したと知る。
通常、乳牛は生後数年立たないと乳を出さないが、
このLDFを服用すれば、すぐにも乳を出し、副作用がまったくないと言う代物だ。
チェス化学はベトナム時代、兵器の生産で儲けたが、戦後倒産の危機に。
そこへこの革命的大発明で、盛り返したと言うのだ。
チェス社の社長はサムと同じ大学で、よからぬ噂も。
殺された科学者は、南米の殺し屋を使って殺しをしたらしい。
そう言えば、エレベーターで襲った殺し屋は、
警察の調べで、南米の殺し屋とわかった。
ピーターは、サブリナがLDFの事を知っていたと気づき、共同戦線のはずと怒るが
少年の手に「LD」と書かれていただけで、何かは知らなかったと反論。
逆に、写真を隠した事を指摘され、話そうと思っていた等とごまかす。
科学者の部屋にあったメモに、内線の番号が書かれていたが、
その番号は、社員食堂の番号。事件には関係なさそうだ。
チェス社の社長は、ピーターらを目ざとく見つけ、彼らに接近。
小説の材料を探すための取材だとごまかすが、
社長は何かの陰謀に加担しているらしく、処分したはずと怒りの電話をする。
研究室などに入るにはカードが必要なため、
ピーターは職員に接近する作戦を考える。
職員が集まる職場で、女性社員と接近。その場面をサブリナに見せつける。
深夜の食堂で話し合うが、ピーターはカードをいただく事はできなかったと言う。
不審な男が姿を消した事に気づき、外へ出る2人。
だが、車の後部座席に殺し屋がいて、銃を突きつける。
運転するピーターは、撃てば死ぬだけだぞと、逆にスピードを上げる。
メチャな運転で森に突っ込み、気絶した殺し屋を捨て、再び出発。
しかし、途中でぬかるみにはまって、2人は徒歩で移動する羽目に。
早朝、湖を見つけたサブリナは、裸で泳ぎ出すが、
ピーターが来てしまって、動くに動けない。さらに、そこへボーイスカウトの一団が。
彼女はピーターの背後に隠れるが、ピーターはネタを明かせと脅迫。
承知しないので、パッとどくと、少年たちはカメラのシャッターを押しまくる。
どれだけ歩いたのか、2人はベガスへ。
だが、そこで再び殺し屋がつけている事に気づく。
仕方なく、2人は簡易の結婚式場へ飛び込む。
新郎新婦の格好をさせられ、新婦に文句を言われる。
式場に来た殺し屋も、まさかそれが2人とは思わない。
「後ろに来てるぞ」「イエス」「裏口から出よう」「OK」のセリフが
ちょうど誓いの言葉の、「イエス]「OK」となって結婚成立。
そのまま新婚用のホテルへ。1日立てば離婚はできるらしい。
ピーターは前の結婚は、仕事と結婚した夫に妻が我慢できず失敗したと話す。
すると、サブリナも実は結婚歴がある事を白状。だが、うまくいかなかった。
彼女は、ピーターが今まで自分の事を、ムシの好かない女だ等と言ってきたので
自分に魅力がないのかしらと、泣く。いや、そんな事はない等となぐさめ、大接近。
意気投合したかに見えたが、
サブリナはピーターがチェス社のカードを持っている事に気づく。
2人は、死んだ科学者と相棒だったと言う、もう1人の科学者の家へ。
だが、彼は火事で死んでいた。2人は未亡人の家へ。
ピーターは、トイレに行くと称して、書斎をかぎ回る。
一方、科学者の妻は、一度だけ夫が会社から持ち出した物があると、
サブリナにフロッピーを渡す。
しかし、インターホンでピーターもその事に気づいていた。
2人は帰りの飛行機に。結婚生活は解消と、指輪をはずす。
またもサブリナは、トイレに行くと称してカードをいただくが、
逆にピーターもフロッピーをいただく。
ピーターはチェス社へ行くが、
そこにはコンパニオンとして就職していたサブリナがいた。
ピーターは、共同戦線違反だと怒るが、カードの事でやり返される。
肝心のフロッピーはおれが持ってると言うが、それは囮。本物が私がと言われる。
すまん、あやまると言うピーターだが、彼女は聞かず
警備員を使って追い出されてしまう。
さすがに、ここまでやられると、あきれてスクープ合戦から降りる事を決意。
ピーターは帰りの飛行機から、サムにその旨を電話で話す。
だが、この手の映画ではありがちだが、サムも一味で、
サブリナが潜入した事を連絡される。
ピーターは、何かを感じて再びサムと話すため、議員会館へ電話。
回された内線が、殺された科学者の部屋にあった番号だと気づく。
カードを利用して、研究室に入り込むサブリナ。
そこにあるパソコンで、中身を見ようとする。
(研究所でないと、中身が見れないはずはないと思うが)
パスワードを探り当てるが、出てきたのはクリスマスのメッセージ。
はずれだなと言いながら、現れるサム。だが、彼女はサムが一味だと気づいていた。
と言うのも、大学の卒業名簿に彼の名前はないからだ。彼こそが南米の殺し屋なのだ。
その頃、ひそかに潜入していたサムは、吹き抜けになった研究室の、上の階へ。
指輪を投げて存在を気づかせ、もっと聞き出せと指示。
現れたチェス社長とサムが語るには、
LDFの研究には莫大な予算がかかったにも関わらず、
できた物には、発癌性があるとのテスト結果が出たのだ。
2人の科学者は、テスト結果を公表しようとしたため処分されたのだ。
チェス社長とサムは、サブリナを殺そうとしたため、ピーターは電気を消す。
暗闇の中で発砲され、ピーターは現れた人物を殴るが、それはサブリナ。
2人が逃げると、銃を乱射する社長。
追ってくる社長を待ち構え、ビーカーみたいなので殴る。
エレベーターで逃げたり、いろいろするうち、ピーターと社長は格闘に。
サブリナが落ちていた銃を拾い、殴ると、社長は吹き抜けから下に落ちそうに。
ピーターのコートにつかまるが、コートは脱げて転落死。
事情を知らない警備員たちが、かけつけ始めたので、
2人は非常口から脱出しようとする。研究所の最上階にある、宙づりの足場へ。
だが、そこへ現れるサム。銃を向けるサムだが、サブリナも銃を。
90年代の女性は、自己防衛もできるのよと、撃ちまくる。
だが、撃ち返されて、思わずバックを落とすと、中から何かのフィルムが。
これが、映画の中のどこで、彼女が手に入れたのかよくわからないが、
これこそがテスト結果を隠したフィルムだった。
思わず拾おうとするサブリナに、銃を突きつけるサム。
ピーターは、しっかりつかまれと言って、足場をはずすと、
足場が斜めになって、サムはそのまま転落死。
サブリナもまた落ちそうになるが、フィルムを片手で受け止めてみせる。
(フィルムは後で拾いにいけばいい気がするが)
こうして、この事件は2人の共同スクープとして、互いの紙面を飾る事に。
再び結婚する事になり、互いの記事をほめ合う。
サブリナの目にはすごいアザが。そして、サムの顔にも切り傷。
2人はハネムーンとしゃれこんでキスするが、ホテルの前で事件が発生。
互いにキスしながら、メモをとろうとするが、最後にはカーテンを閉じる。
と言うわけで、ありがちな話と予想していて、やっぱりありがちだったが
2人が素人のクセに、激しい撃ち合いに巻き込まれるあたりは、かなり面白かった。
スクープ合戦のシーンも見応えがあり、
(スリや盗み見でネタを得ると言う展開は、しつこいと困るが)
何と言っても、助演と思っていたニック・ノルティが、かなりの活躍で大満足。
まあ難を言うと、フィルムとか科学者とか整備係とかが
セリフだけで説明されるシーンが多くて、観客にわかりづらい点か。
あと、「逃亡者」とかでもそうだったが、
真相は陰謀だったと言う展開が、ちょっと無理を感じさせる。
1つの事件に固執せず、いろんな事件を通じて……と言う方がよかったのでは。
ま、とは言っても、ニック・ノルティがこれだけ活躍したのに文句は言うまい。
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アイランド(2005年米)
リンカーン・6・エコー (ユアン・マクレガー)
トム・リンカーン (ユアン・マクレガー)
ジョーダン・2・デルタ (スカーレット・ヨハンソン)
エリック医師 施設の責任者(ショーン・ビーン)
マック 技師(スティーブ・ブシェミ)
スタークウェザー スター選手(マイケル・クラーク・ダンカン)
2019年。閉鎖された施設にいるリンカーン・6・エコーは、
他の仲間と共に、目的のわからない作業をさせられ、日々過ごしていた。
外の世界は汚染されて出られず、責任者エリック医師らに監視された社会だが、
時々ある抽選で選ばれた者は、アイランドと言う楽園に行く事が出来るのだ。
リンカーンは機械の故障で技師マックのいる地下へ行くが、
汚染されているはずの場所に虫がいる事に疑問を持つ。
再び地下へ行ったリンカーンは、アイランド行きとされた連中が殺されるのを目撃。
アイランド行きに当選したジョーダンを連れて逃亡を図る。
外へ出たリンカーンは、汚染がウソと知り、マックのいる飲み屋へ。
実はリンカーンらはクローンで、
エリックらはその臓器を移植して発注者の寿命を延ばす技術を開発したのだと知る。
リンカーンらは発注者の所へ向かうが、
真相を隠そうとする追っ手に撃たれてマックが死ぬ。
発注者であるトム・リンカーンに会い、助けを求めるが、
トムは企業に連絡。追っ手が現れる。
リンカーンはトムにクローンの腕輪を付けた為、彼が射殺される。
エリックはリンカーンのタイプに欠陥があるとして、大量廃棄を決定。
仲間を助けるべく、リンカーンはジョーダンと施設に乗り込む。
エリックを倒し、装置を破壊すると、
クローンたちは外の世界がある事を知り、大挙して脱出。
リンカーンとジョーダンは、トムが設計した船で船旅を楽しむのだった。
と言う訳で、ナツナツナツナツココナッツ。アイランドを見た。
近未来が舞台で、
ユアン・マクレガーは閉鎖された施設で目的のわからない作業をさせられていた。
ここで人々は監視され、禁止事項も多いが、
抽選で行ける楽園アイランドを夢見ていると言う訳。
だがユアンが疑問を持ち、恋人スカーレット・ヨハンソンと外の世界へ出てしまう。
実は。。と言う真相は、B級SFにありそうな話で、
80分もの(90分に満たない)に向いてるテーマ。
それを長尺で知られるマイケル・ベイが2時間超の大作にし、
なぜか得意の派手なカーアクションまで盛り込む始末。
台無しって程ではないけど、
金をかけない方がスマッシュヒットになる事もあると、知らせてあげたいものです。
監督:マイケル・ベイ
TV放送 2006/07/30 WOWOW 2000-2216
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「アイ,ロボット」を見た。(2004年)
SF好きならアイザック・アシモフとか、
ロボット3原則なんて聞いた事があるもので、私もその口なのだが、
かなり昔から聞いていた作品で、読んだ事はないが、何となく想像していて
今になって映画化すると言うので、何で今さらという気もちょっとする。
もともとは短編だと言うし、予告にあるような派手なアクションではないと思うのだが
何か面白そうだから見る。
2035年。
シカゴ警察のスプーナー刑事(ウイル・スミス)はいわゆるはみ出し刑事だが、
車が水没するような事件に巻き込まれた事があり、
それが今でもトラウマになっていた。
時代はUSR社の開発したロボットが、至る所に出回っている時代。
今までのNS4に代わり、まもなく何億台ものNS5が活躍する予定だ。
USR社の本社のVIKIと言うコンピュータから毎日更新プログラムが送信され、
常に最新状態が維持されると言うまあ今時のパソコンのような物だ。
彼らは友人であり、お手伝いである存在で、ありがたがる人も大勢いた。
ロボットを危険視する者もいるが、基本的にロボット3原則というのがあり
これにより人間の安全は保証されていると言う。すなわち、
1.ロボットは人間に危害を加えてはならない 。
また、人間に危害を与える危険を見過ごしてはならない
2.1.に反しない限り、ロボットは人間の命令に従わなくてはならない
3.1.と2.に反しない限り、ロボットは自分を守らなければならない
と言う物だ。
にも関わらず、スプーナーはロボットを信用していなかった。
缶からと侮辱し、喘息のための吸引機を届けるロボットを不審だと止め顰蹙を買う。
上司バーギン警部補も、スプーナーのロボット嫌いには手を焼く。
そんな中、スプーナーの知人であるラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)が
USRのビルから飛び降りて自殺する。
博士はスプーナーに伝言を残しているが、自殺の理由は語らず
何やら「答えはここにある」とか何とか、思わせぶりのセリフのみ。
USRの最高責任者ロバートソン(ブルース・グリーンウッド)は、
自殺と断定しつつ、捜査には全面協力すると言い、
博士の助手だったスーザン・カルヴィン博士をつけられる。
だが、スプーナーは、相変わらずロボットへの不信感をあらわにしている。
ラニング博士の研究室を調べるが、強化ガラスでイスをぶつけても割れない事が判明。
ここから人間の力で飛び降りをはかる事は不可能だ。
その時、ひそんでいたロボットが暴れ出し、窓から飛び降りて立ち去る。
スプーナーは必死にそれを追跡。
だが、同型のロボットだらけなので、見分けがつかない。
逃げた際に、スプーナーが撃ったので、血ならぬ何かの液体が落ちていてそれを追跡。
結局、警部らの応援を呼び、USRの新型が大量に集まっている倉庫へ。
スーザンは、スプーナーが挑発したための行動だと言うが、
スプーナーは疑いを捨てていない。
1000体出荷のはずなのに、1001体あると判明。
例のロボットはここにいるはずだ。
(そんなにピッタリの数の出荷と言うのは妙な気もするが)
スプーナーは先頭のロボットを脅し、さらに銃で撃つ。
それでもロボットなので特に動揺はしないが、後ろの方で動き出したロボットが。
あいつが犯人だと追跡。ロボットはスプーナーに襲いかかり、
「なぜ私を追う」とか何とか怒りを見せる。
だが、警官隊が駆けつけたため、このロボットは御用となる。
スプーナーはこのロボットを尋問。普通ならば怒りを覚えるはずもないロボットは
再三、殺人を犯したなと言われ、机を曲げるほどの力で怒ってこれを否定。
自分はサニーだと名乗る。
スプーナーは彼による犯行だと確信するが、ロボットに殺人罪は適用されない。
USR社は欠陥品だったとして、返還を求めるが、それでは捜査にならないと拒否。
スプーナーは博士の家を捜査する事に。
ここは明日自動的に解体される事になっているのだ。
手がかりを探す内、解体が始まってしまう。
もの凄い勢いで家が崩壊し始め、何とか脱出するが、
予定時間より早く解体が始まった事もさる事ながら、
人間を危険にしないはずのロボット三原則にも反する話だ。
さらに大量のロボットを運ぶトラックに囲まれ、大量のロボットに襲われるハメに。
何とか応戦し、難を逃れるが、人間の警官がかけつけた頃には、
自動的に証拠隠滅されてしまい、カルヴィン博士はスプーナーの話に半信半疑だ。
一方で、スプーナーは怪力でロボットたちに応戦しており、
腕の中に機械部品がある事が判明。
実は、スプーナーの乗った車が水没した時
ロボットが彼を救出したのだが、車内に取り残された少女が死亡。
機械的に判断すれば、少女を救助するのは時間的に無理で
それよりはスプーナー1人だけでも救助すべきだと言うのは正しかったのだが、
そのことが原因で、ロボットへの不信感を持つように。
そして、その時、負傷した彼を機械の体に改造したのがラニング博士だった。
スプーナーらは再び、サニーに会う事に。
サニーは何やらサラサラと絵を描き出す。
ロボットがキーボードを打つのに似た、ムダな動きだ。
それは崩壊した金門橋みたいな橋(シカゴだから金門橋ではないはずだが)の近くで
ロボットたちが集結していて、誰かが彼らを解放に導こうとしている図だ。
そしてサニーは、スプーナーこそ、ロボットを解放する人物だと言う。
USR社のロバートソン長は、サニーを欠陥品だと決めつけ、
ただちに廃棄するよう求める。上司もカルヴィン博士も彼の意見に賛成だ。
一方で、旧型のNS4は次々回収され、NS5に交換されていった。
バイクであてどもなく走り回るスプーナーは、廃棄されたNS4の群れを見つける。
そここそサニーが絵に描いた場所だったのだ。
しかし、NS5が現れ、NS4を次々攻撃。
同時に世界各地で2億体と言うNS5が反乱を起こし始める。
スプーナーはUSR社へかけつけるが、
NS5はビルを占拠し、人々を拘束していた。
首謀者かに思えたロバートソンもまた殺されていた。
NS5たちは、自分たちの世界を確立するため反乱を起こしたのだ。
そしてそのリーダーは、サニーではなく、VIKIだった。
ラニング博士は、VIKIの監視下でスプーナーへ知らせる事が出来ず、
自らの死をきっかけにヒントにするしかできなかったのだ。
USR本社の吹き抜けになっている部分にある巨大なVIKI。
ここへ飛び移り、これを破壊しようとするが、
大量のNS5がサワサワと虫のごとく集まってきて攻撃を加えてくる。
だが、間一髪VIKIは破壊され、NS5らは停止。
サニーは解放され、例の絵の場所で廃棄されたロボットたちを導く事となる。
と言うわけで、原作は読んでいないので、どんな物かは想像するしかないのだが、
短編の映画化と言うと、むやみに肉付けして、それが違和感ありありの時もあり。
マイノリティ・リポートもそうだったが、
原作にないに違いない未来の派手な光景の描写で、大作ぶるのは感心しないが
根本にあるのは、ロボットが殺人を犯すのかと言うテーマ。
時間もさほど長くなく、マイノリティ・リポートよりは取っつきがよい。
派手なアクションで場面をつなぎ、その合間にあるのは哲学的な話となると
何かバランスが悪いと言うか、そんな感じで、あまり出来がいい映画には思えないが
それなりに飽きさせずに見れるから、ボチボチという感じ。
哲学的なテーマの方を重厚に押し続ければ、もっといい作品になったかも知れないが
それはそれで今時の娯楽作としてはつらいと言うのも理解はできる。
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アウト・オブ・サイト(98)
連続強盗犯ジャック(ジョージ・クルーニ)は、仲間の脱走に紛れて
看守に扮して脱走。女性連邦捜査官カレンに感づかれるが、彼女も連れて逃走。
カレンは運転手のグレンをそそのかして逃走。
捜査につくが見張り役で失望。ジャックを見逃し、独自で追う事にする。
だがジャックに惹かれているのを感じる。
ジャックは実業家リプリーから金を奪おうとするが、
仲間になったスヌーピーらは、さらに殺害する気だ。
ジャックはダイヤを奪うが、スヌーピーを止めようとして格闘に。
かけつけたカレンはスヌーピーを射殺。ジャックも逮捕され、カレンが護送する。
と言うわけで、ジョージ・クルーニの強盗もので、最初は面白そうだったが
女刑事と恋仲になる展開はありがちで、しかも設定が御都合主義と思わせられる。
製作にダニー・デビートもいる。
TV放送 2000/07/29 BS05 2000-2205
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