キラー・エリート(2011年豪米)

ダニー 暗殺屋(ジェイソン・ステイタム)
ハンター ダニーの相棒(ロバート・デニーロ)
アン ダニーの恋人
デイビス ダニーの仲間(リンカーン役)
マイアー ダニーの仲間
ジェイク 協力者
手配師
イッサ長老 オマーンの部族長
スパイク・ローガン 元SASの始末屋(クライブ・オーウェン)
ハリス 第一の標的
クレッグ 第二の標的
マッキャン 第三の標的
ファインズ 第四の標的。作家

 1980年。ダニーは要人暗殺の仕事を引退する事を決意。
1年後。平穏な生活をしていたダニーに、
相棒ハンターが捕らわれたとの知らせが入る。
ハンターを捕えたオマーンの部族長イッサは、
息子を殺したSAS隊員3名の始末を求める。
ダニーはデイビスらと組み、第一の標的ハリスを調査。
その動きは、元SASによる秘密組織フェザーメンにも伝わり、
始末屋スパイクに追われる事に。
ダニーはハリスの屋敷を襲撃。真犯人は別にいると言うハリスを始末する。
第二の標的クレッグは行軍に紛れて毒殺。
第三の標的マッキャン少佐は、事故を偽装して衝突死させる。
だが、マイアーが追っ手と格闘になり、協力者ジェイクが2人とも射殺してしまう。
さらにデイビスがスパイクらに捕まり、逃げた際に引かれて死ぬ。
ハンターは解放されるが、新たに第四の標的がいるとの連絡が入る。
ハリスの言う真犯人、作家のファインズだ。
恋人アンが監視されていると知り、ダニーはやむなく受ける事に。
手配師を監視していたスパイクは警戒するが、ダニーはファインズを襲撃。
スパイクはダニーを捕らえるが、ファインズが生きている事に気づく。
ダニーは始末したと報告し救おうとしたのだ。
石油の利権を得たい英国政府関係者が現れ、三つ巴の争いになり紛れてダニーは退散。
手配師はアンを狙うが、ハンターが保護する。
スパイクはイッサ長老にファインズ殺害が偽装だと伝えた上で刺殺。
報酬を持ち去るが、砂漠でダニーらに捕まる。
経費だけいただいたダニーらは、スパイクを置き去りにして去る。

 と言うわけで、リメイク作が続いたジェイソン主演作なので、
本作もペキンパー作のリメイクかと思えばさにあらず。
ジェイソンは暗殺屋とでも言うべき稼業で、
デニーロと組んでいたが、殺しに疲れて引退。
だが、デニーロが捕らわれたため、SAS隊員3名を始末する仕事を受ける羽目に。
デニーロ不在につき、プリズンブレイクのリンカーンらと組んで、
3名を事故に見せかけて始末する。
だがSAS隊員を保護する秘密組織があるらしくて、始末屋に追われる。
この始末屋がクライブ・オーウェンと言う図式。
最初は、スパイもの風の作戦でSASを始末する展開。
それがオーウェンとの追跡戦になったり、
黒幕と言うべきオマーンの長老や雇い主との争いになったり。
何となくまとまりのない、散漫な感じに。
ジェイソン主演作としては、出来はいい方と思うけどね。

TV放送 2013/04/05 WOWOW 2100-2256
 

キラー・クロコダイル(89)

 ケビンらは島の水質汚染の調査に。何者かの核物質の不法投棄で汚染されていた。
やがてコンチータが何者かに殺される。放射能で巨大化したワニの仕業だが、
不法投棄に関与する判事(バン・ジョンソン)らはこれを否定。
ワニは判事らも襲い、ハンターのジョーも負傷。
ケビンはスクリューを口に投げ込み吹き飛ばすが、まだ卵があった。

 と言うわけで、ジョーズの三番煎じくらいの動物パニックもの。
いかにも作り物のワニで、全体的にテンポがのろく、のんきな感じ。
ひねりも何もない。特に対策も立てず、スクリューが有効打とは何とも安上がり。

TV放送 97/06/25 12CH 13:00-15:00
 

キラー・クロコダイル 怒りの逆襲(90)

 核廃棄物の影響で巨大化した人食いワニが現れた河に、リゾート開発の計画が。
だが再び人食いワニが現れ、次々被害者が。
かつてワニを倒した男が対決。爆薬で爆破する。

 と言うわけで、巨大ワニに襲われるありきたりの話がなぜかシリーズ化。
しかもヒネリも何もない続編で、何が前作と違うのかちっともわからない。

TV放送 98/10/19 25CH 13:00-14:55
 

キラー・シャーク/沼に潜む恐怖(フライング・ジョーズ)(2010年米)

レイチェル カフェの看板娘
クリスタル レイチェルの妹
タイラー バーテン。レイチェルの恋人
ワトソン保安官 (ロバート・ダビ)

 保安官一味は希少動物であるサメを密輸。
だがサメが暴れ出し、沼に逃げてしまう。
レイチェルは店の出し物に使っていたワニが、サメに食われるのを目撃。
遺体が見つかり、兄がケンカした相手だった事から、店が閉鎖されてしまう。
一家はサメを目撃するが、保安官は取り合わない。
妹クリスタルがサメの襲撃を受け、レイチェルが助けるが、恋人タイラーが犠牲に。
サメは祭りを襲撃し、保安官が食われる。
一家はモリで陸に引き上げ、プロペラで倒す事に成功。
密輸に関わった一味は逮捕される。

 と言うわけで、サメと聞けば一応見ます。
フライングジョーズと言う題名のレンタルDVDがあるらしくて、
それも見ねばと思っていたが、どうやら本作の別タイトルらしい。
冒頭、保安官一味がサメを密輸。
タンクローリーで運ぶが、内側で暴れてタンクごと沼に落ちて脱出する。
こいつは深海に住んでた希少なサメで、
だから体が固くて普通の攻撃は通用しないらしい。
どうやって捕まえたか?と言う疑問はあるが、このサメがそれほどでかくない。
メガロドンと言う巨大サメは実在したらしいが、
今回のサメは実在するか否か怪しいくせに、でかくないのだ。
サメは淡水でも生きられるらしく、沼で次々人がやられるが、
フライングと言う割にあまり飛ばない。
当然トビウオみたいなのを期待するよね。
人が死んで、殺人では?なんて疑惑が起こるが、
ヒロインが序盤でサメを目撃したから、犯人探しで対立するような事もあまりない。
そしてこのヒロインが、顔は美人系だが、体はでかい。サメはでかくないのにだ。
一方、実は密輸にからむ保安官が、よく見ればロバート・ダビ。
ちょっと毒がなくなった感じで、一応悪役なんだけど、
それほど悪を発揮する事なくサメに食われる。
ヒロインは彼の恋人のような、そうでもないような素振りで、
バーテンの男も自称恋人だがどっちつかず。
バーテンも食われるが、それほどショックでもなさそう。
最後は、モリ1本で陸上へ引き上げ(鯨用とかでなく。まあ、サメもでかくないし)、
そこにあったプロペラで細切れにして倒せちゃうなんて拍子抜け。
たいした事やってない人が、話をでかくして自慢したって感じかな。

TV放送 2011/09/20 ユニバーサル 1200-1325
 

キラー・コマンドー(2001年アメリカ)

 ベトナム人男性3人が殺される。暴行事件で容疑をかけられるが無罪になった連中。
弁護士マシュー(ブライアン・デネヒー)は、ベトナム時代の戦友リーズが
容疑をかけられ、弁護を引き受ける事に。妻ジョージーは一緒にいたと言う。
目撃者もおり、検察のシモンズは楽勝だと
新人のパトリシア(メアリー・スチュアート・マスターソン)に担当させる。
現場付近で船を扱うラフィは、当日リーズに予約されたと証言。
ベトナム人トリンは、リーズの帽子を見たが、顔は見ていないと言う。
ジョージーに暴行事件について聞く。3人に暴行を受けたが、証拠不十分で無罪に。
それはリーズの動機となりうる。しかし普段の服装で犯行を犯すとも思えない。
かつてベトナムで虐殺に参加したリーズをマシューが弁護。
以来、リーズは自責の念にかられていたと言う。
トリンが何者かに殺され、ジョージーの弟ネッドに注目。彼には前科もある。
ラフィは予約したのはリーズの声ではないが、ネッドでもないと言う。だが特徴が。
トリンが覚えていた車のナンバーは実在しないが、見間違えの可能性もある。
その結果突き止めたのは市庁舎の車。電話の声はボストンなまりだったらしい。
マシューはジョージーを追求。実は彼女はシモンズと密会していたが殴られ、
夫をごまかすために暴行事件をでっち上げた。
だが無罪になり、真相がばれるのを恐れ、シモンズに帽子を渡して殺させたのだ。
ジョージーは夫に愛を感じていなかった事は認めるが、殺人は証拠がないと言う。
しかし、シモンズの襲撃を受け、これを撃退。2人は逮捕され、リーズは釈放される。

 と言うわけで、最近はTVの仕事が多いらしいブライアン・デネヒー主演で
これもどうやらTVくさいのだが、
B級アクションを思わせる題名に対し、
実際はエド・マクベイン原作という推理もの。
もっとも、マクベインの小説を読んでいるわけでもないので
元がどんな物かわからないが、まあ今風に作っているがベースは推理物という感じ。
とは言え、コロンボやクリスティのような純粋な推理物までは行かず
何となく普通に思いつきそうな推理だけで、解決していく感じ。
これまた久しぶりのメアリー・スチュアート・マスターソンが、
新人の検事役と言うので、主人公をやりこめたりするのかと思ったが、
ほとんど出てこないので拍子抜け。
通訳のベトナム人女性は、スタートレックのケイコ。

TV放送 2003/10/05 BS05 1430-1610
 

ギリーは首ったけ(2001年米)

 動物保護員のギリーは、なかなか結婚できないでいたが
故郷へ戻ったと言う美容院のジョー(ヘザー・グレアム)に一目ボレ。
半年交際した後、求婚する。だが私立探偵がギリーの母を突き止めたと言い
それがジョーの母(サリー・フィールド)だとわかる。
彼女も子供を捨てた事を認め、結婚は反故に。
ジョーは家を飛び出し、16ヶ月後金持ちのジャックと結婚すると連絡がある。
ギリーは両親と同居するが、町の笑い物にされている。
そこへレオンと言う男が現れ、こちらこそ本物の息子だと判明。
追い出されたギリーはジョーを追う事に。母はギリーが異常者だと警察に手配。
善人かに思えたジャックは、影でギリーを痛めつける。
知り合ったディグは、麻薬密売の元締めだと知らせ、何とか式を止めるべきと言う。
だが、ギリーの行動は、頭がおかしくなったとして思われない。
精神病院へ入れられるが、ディグが脱走させ式へ急行。
だが彼を恨むストリークに車を奪われ、一方母のためとレオンが車をぶつけ爆発。
報告を受けたジョーは、ギリーが死に弟ではなかったと知り立ち去り、
母はショックで倒れ車いすに。
元の仕事に戻ったギリーは、ジョーが自殺すると誤解してかけつけ再会。
2人は結婚するが、ギリーのもとに本物の母という人物が。
それはギリーが日頃からオナニーのネタにしていた女性だった。

 と言うわけで、邦題からメリーに首ったけの二番煎じみたいな物かと思い
ヘザー・グレアムがギリーかと思えば、ギリーは男の名前だから調子狂う。
まあ作品自体は、一応ラブコメだがありそうもない設定と展開なのに
最後はお約束になるのも予想できる。
すっかりいやなばあさんになったサリー・フィールドなんかも見せるが、
ヘザー・グレアムが、ちょっとずれた女性を演ずるのかと思ったら、
意外に終始まともな役柄で、これも拍子抜け。

TV放送 2002/11/02 BS05 2145-2330
 

切り裂きジャック 連続娼婦殺人事件(97)(未公開)

 1888年ロンドン。娼婦の惨殺事件が多発する。
ハンセン警部は死体の切断方法から、医師か肉屋と推理。
フロリー(ガブリエル・アンウォー)は犯行を目撃。彼女も売春の逮捕歴があった。
筆跡からイートン校出身者と判明。未来の国王候補のエドワード卿に疑いが。
署長(マイケル・ヨーク)は卿の前でわざとフロリーの居場所を話す。
卿はフロリーの部屋へ。ハンセンがかけつけ、卿は幽閉される事に。
風邪で死亡とされ、ハンセンはフロリーを追ってアメリカへ行く。

 と言うわけで、ガブリエル・アンウォーが娼婦役なのでHな展開を期待したが
実際の切り裂きジャックの事件の犯人を、国王候補を犯人にすると言う展開で
作り話とわかると、面白くも何ともない。

TV放送 2000/03/10 BS05 2210-2400
 

キリング・ゲーム(2013年米)

ベンジャミン・フォード大佐 元米軍人(ロバート・デニーロ)
エミール・コヴァチ 元セルビア兵(ジョン・トラボルタ)
クリス ベンジャミンの息子(HEROESのピーター)

 1992年。セルビアで戦後最悪と言われる紛争が起こり、
95年に米軍が空爆を開始する。
 ベオグラード。元米軍人のベンジャミンは、家族と離れて山小屋で暮らしていた。
ある時、車が故障した所をコヴァチと言う男に助けられ、小屋へ招く。
互いに同じ戦地にいたと知り、飲み明かす。
翌日、一緒に狩りに出かけるが、コヴァチはベンジャミンを襲撃。
逆さ吊りにして痛め付ける。
実はベンジャミンは18年前にセルビア兵の処刑を指示した人物で、
コヴァチは辛くも生き延びたのだ。
今度はベンジャミンが拘束を外して反撃。互いに傷つけ合う。
ベンジャミンは、あの戦争で魂をむしばまれ、
自分の顔も見れなくなり山にこもったと言う。
それを聞いたコヴァチはベンジャミンを解放し、疎遠だった恋人と再会。
ベンジャミンもまた、息子を訪ねて孫と対面するのだった。

 と言う訳で、ロバート・デニーロ対ジョン・トラボルタと言う作品。
デニーロはスタローンと初共演したばかりだが、トラボルタとも本作が初共演との事。
トミーリーとデルトロが森で戦う作品があったけど、あんなのを想像してました。
まあ、遠からずと言う感じなんだけど、デニーロとトラボルタはかつて敵同士で、
いまだにセルビアの事を引きずっていたと言う訳。
この引きずり具合が、よくも悪くも作品の雰囲気を決定づけてて、
正直あまり面白くはない。

TV放送 2015/03/07 WOWOW 1515-1639
 

キリング・ショット(2011年米)

テス 組織で働く
カラ テスの仲間
ドーン テスの仲間
メル 組織のボス(ブルース・ウイリス)
ロニー ニセ保安官。組織の一員(フォレスト・ウィテッカー)
ビリー 店員
フランシーヌ 女店員

 テスら3人組は、食堂で銃を振り回すが、仲間が女店員に射殺されてしまう。
 カラ、ドーン、テスの3人組は、
組織の縄張りを荒らす連中を突き止める仕事をする事に。
 組織のロニーは、保安官を射殺して彼になりすます。
 テスらは店で撃ち合いになり、2人がやられる。
テスは店員ビリーとにらみ合いに。ビリーは、ヤクの取引などないと言う。
さらにロニーが現れる。
 2年前。ストリップ小屋で働いていたテスは、
スリの腕を見込まれメルの組織で働く事に。
ロニーは当時からテスを見守っていたと言う。
 ロニーは、メルがテスらを始末するため金を払ったと言うが、ビリーは否定。
にらみ合いの末、テスがロニーを撃ち、撃ち合いに。
 メルが食堂に現れると、大勢が死んでいて、無事なのはロニーだけだった。
メルはロニーの金はないと言って射殺。
店を出ようとするが、生きていたテスに射殺される。
テスは運転手を脅してロニーの車を奪うが、その車には大金の入ったバッグがあった。

 と言うわけで、ブルース・ウイリスが出てる小粒なアクションと思って見る。
実際はブルースはボスだけどちょい役。
冒頭女3人組が食堂で他愛ない話をしていたが、突然強盗に。
かっこいい女性たちが暴れる話かと思えば、いきなり1人が射殺される。
あれれ?と思ったら、物語は過去へ。この雰囲気って、
パルプフィクションとかのタランティーノ風を狙ったみたいで期待できる。
だがこの後、話は過去へ行ったり戻ったりするが、意外に膨らまない。
かいつまんで言うと、ブルースが、女3人組を含めて、
不始末をやった部下を始末する話らしい。
女3人組と言っても、2人はさっさと殺されて物語にはあまり絡まず、
メインの1人が出ずっぱり。時間が前後しても、登場人物も場所も限定的。
真相がわかってから事件が発生する様な面白味がある訳でもない。
面白い映画をイメージして作ってみたが、中途半端な残念な出来に終わった感じ。

TV放送 2013/03/17 WOWOW 2300-0033
 

キリング・フィールズ 失踪地帯(2011年米)

マイク 刑事(サム・ワーシントン)
ブライアン マイクの相棒(スーパーナチュラルの父)
アン 保護観察中(クロエ・グレース・モレッツ)
ルーシー アンの母(ツインピークスのローラ)
ストール刑事 マイクの元妻(ゼロ・ダーク・サーティの人)

起:マイクとブライアンの刑事コンビは、少女たちの失踪事件を追う。
承:ブライアンと親しい少女アンがさらわれる。
転:アンは見つかるが、ブライアンが瀕死状態に。
結:アンの母と一味が撃ち合いになって自滅する。

 マイクとブライアンの刑事コンビは、少女らが失踪された末に殺される事件を追う。
ストール刑事は、元夫マイクはあてにならないとブライアンに協力を求める。
その地区は多くの者が殺され、キリングフィールドと呼ばれていた。
 ブライアンは保護観察中のアンを車で送るが、コンビニで彼女は姿を消す。
無事だったアンを見つけ出したブライアンは、犯人を追って姿を消す。
マイクはアンの母ルーシーの家を監視。
アンの兄らがアンを襲ったと知り、
怒ったルーシーが銃を持ち出して撃ち合いに。共倒れとなる。
その後、瀕死の状態のブライアンが見つかる。
数か月後。マイクに連れられたアンは、杖を突いたブライアンと再会するのだった。

 と言う訳で、サム・ワーシントン主演の刑事ドラマ。
殺人地帯と呼ばれる危険な地区があり
そこで女たちが次々失踪した末に殺される事件を追う。
売春組織が絡んでるとかみたいなんだけど、何が起きてるのやらピンと来ない。
ワーシントン刑事と相棒(スーパーナチュラルの父親)が
一緒に行動したり別々に行動ししたりで
ワーシントンの元妻(ゼロダークサーティの人)が
ワーシントンと行動したり相棒と行動したり
。。と言う散漫な感じが、物語を捉えづらくしている印象。
実はクロエ・グレース・モレッツが出てるから見たのだが
これまたなんで事件に巻き込まれたのかピンと来ない。
いろいろ危険な地区だと言う点だけは伝わりました。

TV放送 2017/06/07 ザシネマ 2315-0115
 

キリング・ミー・ソフトリー(2001年アメリカ)

 アリス(ヘザー・グレアム)は恋人ジェイクがいる身だが、
街で偶然見かけたアダム(ジョセフ・ファインズ)と熱烈に愛し合う。
彼は登山家で、恋人アデルも含めてチームを全滅させた過去があると言う。
彼と結婚するが、匿名の人物から彼はレイプ魔だと脅迫状を受ける。
被害者だと言うミシェルの話を聞き、それでもアダムを信じるアリスだが。
アダムを警戒するようになったアリスは、
アデルの事故死や、レイプ事件の捜査を求めるが、証拠はないと言われる。
アダムの姉デボラに助けを求めるアリスは、強迫状を出したのが彼女だと知る。
弟にレイプされたデボラは、彼を愛するようになり
恋人であるアデルを殺害したのだ。アリスはデボラに襲われるが、彼女を射殺。
2年後、アリスはアダムと偶然すれ違うが
平地育ちの女は山男と暮らせないと自分に言い聞かせて、立ち去る。

 と言うわけで、ヘザー・グレアムがへっちゃらで脱ぐシーンが話題になった
エロチックサスペンスと言うジャンルの作品。
氷の微笑とか、ナインハーフみたいな路線のようだが
ヘザーは割りに早い段階から、ビクビクするようになり、
Hなシーンは前半にある程度で拍子抜け。
この手の映画は、「絶対に怪しい」人は犯人でないと言う変な鉄則があり
そういう意味で、結末もさほど意外でもない。

TV放送 2003/03/01 BS05 2205-2354
 

キルショット(2008年米)

ブラックバード・デガス マフィアの殺し屋(ミッキー・ローク)
リッチー バードの相棒(ジョセフ・ゴードン・レビット)
ドナ 不動産屋社員(ダイアン・レイン)
ウェイン ドナの夫(トーマス・ジェーン)
パパ バードの仲間(ハル・ホルブルック)

 殺し屋バードは依頼の殺しをするが、目撃者の女も殺害。
それがボスの女だった為、組織に狙われる羽目となる。
チンピラのリッチーを撃退するが、死んだ弟を思わせると、彼と組む事に。
リッチーが不動産屋で暴れた為、ドナとウェインの夫婦に目撃されてしまう。
ドナとウェインは別居中だったが、FBIは保護の為、別名の夫婦として過ごさせる。
組織と和解したバードは、死体を偽装して死んだフリふりをし、FBIは警戒を解除。
油断したドナを待ち伏せしたバードらは、家に立てこもり、ウェインの帰宅を待つ。
だがバードは、ドナを構うリッチーを射殺。
女に気をとられて死んだ弟を連想したのだ。
ドナに銃を奪われ、さらにウェインが帰宅して撃ち合いに。
バードは2人に射殺されるのだった。

 と言う訳で、ミッキー・ローク出演のサスペンス(?)
ロークは殺し屋で、目撃者を始末する冷酷さを持つが、凄腕かと言うと疑問あり。
標的のついでにボスの女を殺して組織に追われる羽目に。
たまたま知り合ったジョセフ・ゴードン・レビットと組んで
強盗するあたりも危うい感じ。
そこで、目撃者となったトーマス・ジェーンとダイアン・レイン夫妻を
始末しようとする訳。
余計なサイドストーリーを絡めず、ここに焦点を集中させた方が面白かったかも。
主役4人は、活躍した時期が微妙にずれてる気がして、
一堂に会するのには若干の違和感あり。
ダイアンは下着にされるシーンがセクシー。

TV放送 2015/04/02 イマジカ 1630-1805
 

ギルティ 罪深き罪(93)

監督 シドニー・ルメット

 やり手弁護士ジェニファー(レベッカ・デモーネ)は、
妻殺しの容疑者グリーンヒル(ドン・ジョンソン)の弁護をする事に。
彼は恋人気取りで周囲をかぎ回るが、弁護を降りる事は許可が出ない。
さらに過去の殺人を告白されるが、守秘義務があって追求できない。
そこで友人モーに過去の殺人の証拠を調べさせる。
事件当日、グリーンヒルは作業着で妻の部屋に行ったに違いないため、
ジェニファーは証拠をでっち上げるが、評議は結論が出なかった。
ジェニファーは共犯者にされたと、資格を失ってでも告発する事を決意。
だが、モーが殺され、彼女も狙われる。格闘の末、2人は窓から転落。
下になったグリーンヒルだけが死ぬ。

 と言うわけで、弁護士を手玉に取る犯罪者とやり手弁護士の対決の話。
なかなか不気味だが、無罪になっても怪しい事に違いはない。

VHS
 



キル・ビル vol1」(2003)を見る。

 これは、クエンティン・タランティーノが久々に監督した作品。
パルプ・フィクションでその才能をアピールしたが、どこがマニアなところがあり
しばらく間をおいたためか、期待されて再登場という感じ。
まあ個人的にはさほど期待していたわけでもないのだが、
(と言うか、もっと頻繁に作っていると思っていた)
今度の作品は、予告を見ただけでも、変な日本趣味とか、変なB級アクション趣味
変な香港映画趣味とか、変なテレビシリーズ趣味なんて
まさにマニアが大金で作っちゃいましたと言う、文化祭用の映画のようなノリで
永遠の名作にはならなくとも、違う意味で楽しめる映画のような気がしたので見た。

 冒頭は、なぜかブルース・リーの頃の香港の映画会社のマークで始まる。
そして流れるのは、ナンシー・シナトラが歌う「バンバン」と言う曲。
「恋する彼にバンバン撃たれた気分」と言う歌詞らしいが、
何か力の抜けた感じの歌で、この映画のために作れたかのようにさえ思える。
そして、殴られている女性。後にブライド(花嫁)と呼ばれるユマ・サーマン。
相手は誰か見えないが、こうまでしても俺はおまえを愛してるとか何とか言う。
そして、何か第1章とか第2章とか言う感じで物語は展開。
ブライドが復讐を順番に遂げていくのを区切っているのだが、
まずは、普通の黒人主婦の所へ、派手な車で到着するブライド。
ドアを開けて驚く主婦ヴァニータ・グリーン。
ここで「鬼警部アイアンサイド」ことウィークエンダーのテーマが流れる。
彼女はブライドを襲ったビルの殺し屋の1人だったが、
今では普通の主婦として暮らしていた。
だが体がなまったわけでなく、ブライドとナイフとかを持って、
家をめちゃくちゃにしつつ格闘する。
ブライドもかつてはブラックマンパと言われていたらしい。
世界最悪の毒蛇の名前だ。
だが、そこへスクールバスで帰宅してくる娘。
2人とも子供には優しいらしくて、背中の後ろに刃物を隠して、
友人のようなフリをするが、これだけ部屋が荒れていればやはり不自然だ。
ブライドは「XXX」だと自己紹介。ここで放送禁止のピー音が。
ブライドが、ヴァニータへの嫌がらせで言っているのかと思ったが、
ヴァニータも「XXX」にご挨拶なさいとか言う。
ここで何と言っているのかは不明だが、
ちなみにブライドの車にはプッシー何とかと書かれている。
もっとも、もともと彼女の車だったわけではないのだが。
とりあえず娘が2階へ行き、娘の前では殺さないでと言うヴァニータ。
殺す気がなくなったと言うブライド。
コーンフレークを食べるフリをし、フレークの箱の中から隠した銃で撃つヴァニータ。
しかし、スキをついた割には、弾はブライドにかすりもせず、
反撃でブライドが投げたナイフがヴァニータに刺さり、彼女は絶命。
娘が降りてきて現場を見るが、彼女は終始無表情で無言。
ブライドはナイフをちょっと隠すが、意味がないとわかり、
あなたの前で殺しちゃったよねと言う。
もし、あなたが成長して、まだ私を恨んでいたら来なさいと言って去る。
そしてノートに書かれた、殺すべきリストの中のヴァニータを消す。

 時間は元に戻り、田舎町の教会。
ブライドが結婚式をしたのだが、ビル一味の襲撃を受け、
夫や神父や、そして新婦も腹の中の子供も殺された。
殺し屋はヴァニータの他、バド(マイケル・マドセン)、
エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)、オーレン・イシイ(ルーシー・リュー)だ。
保安官らは捜査するが、倒れていた新婦が血を吐き出す。
おい、新婦は生きているぞ。
そしてブライドは病院で昏睡状態のまま眠り続けるが、
彼女が生きていたと知り、ドライバーが看護婦にふんして現れる。
とは言え、赤十字のアイパッチをして、不気味な口笛を吹いている姿は
どう見ても看護婦とは思えない。
そして、眠り続けるブライドに毒を注射しようとするが、そこへビルから連絡が。
あれだけの襲撃で生き延びたとなれば、
どれくらい生きられるものか見てみたいとか何とか言う。
そこで命拾いしたねとか言いながら退散するドライバー。
それから数年。ブライドはまだ昏睡していたが、突然目を覚ます。
病室にいる事を悟るが、寝続けていたために、手も足も弱っている。
そして腹にいるはずの子供がいない事を悟り悲しむ。
そして言う。「4年も!」正確な体内時計でも持っているのだろうか。
だが、そこへ掃除人をする男が、別の男を連れて現れる。
掃除人は、眠り続けるブライドを好きにしていいと称して、金儲けしていたのだ。
後で来るからなと言って去る掃除人。男はブライドの上に乗るが、
寝ているフリをしたブライドは、男の舌をかみ切って倒す。
そして逃げようとするが、足が動かない。必死にドアの陰に隠れる。
時間が来たぞと現れる掃除人の足を、メスで切って倒し、
ドアに挟んで何度も閉めて倒す。そして車いすと掃除人の車のキーを奪い、駐車場へ。
派手なプッシー何とかと書かれたキーホルダーから、
同じデザインの車が掃除人のバンだと突き止め、その後部座席に何とか乗り込む。
だが足が動かない。

 そこで思い出したのは、復讐する相手、オーレン・イシイの事だ。
ここからイシイの昔のシーンとなり、アニメになる。
彼女は母をヤクザの親分に殺され、
その時ベッドの下に隠れていたと言う過去を持っていた。
復讐心を持ったイシイは、ヤクザの親分がロリコンであるのを利用し、
彼に接近し、ベットの上で刀で親分を殺す。
その後、プロの殺し屋となり、スナイパーとして大物を射殺したりした。
等と言う事はともかく、足の指を動かせと言うブライド。
何とか足を動かす事に成功し、半日くらいの奮戦の後、車を動かす事に成功する。
イシイはハーフであるにも関わらず、日本のヤクザ社会で暗躍するようになり、
ついにはヤクザのトップの座になったと言う。
ヤクザ親分衆の集まりの座で、たどたどしい日本語を話し、
通訳のソフィがどんな話でも冷静に「このファック野郎がね」等と訳する。
親分衆は従っているが、1人だけが彼女の下につく事に不満。
それをもらすと、立ち上がったイシイは、机の上をスタタタタと移動し、
この男のクビをスパッと切り落とし、噴水のように血が。
そして、これからは言う事を聞いてほしいとにらみをきかす。

 次の標的をイシイにしたブライドは、
(イシイの方がヴァニータより前かも)
エアー沖縄という怪しい航空会社の便で沖縄へ飛ぶ。
そして、どう見ても寿司屋には見えない、客のいない寿司屋へ。
主人は千葉真一で、何か陽気そうな感じだが、
店員が言う事を聞かないと、すぐに包丁投げたりする。
ブライドは人を捜していると言い、いったい誰だと聞くと、
「ハットリハンゾー」と言うブライド。
服部半蔵と言えば、「日本刀を作らせたら右へ出る者のいない」存在なのだ。
服部半蔵って、違うだろと突っ込みたくなるが、
何しろ演ずるのが千葉真一だし。。。
実はその主人こそ服部半蔵だった。今では刀作りからは足を洗ったが、
ブライドが、半蔵のかつての弟子であるビルに復讐したいと知り、
その思いを知って、久々に最高傑作と言うべき日本刀を完成させる。
これを携えて、再びエアー沖縄で東京(?)へ飛ぶ。
さすがはエアー沖縄。各座席にカップホルダーのように刀を置く場所がある。
ハイジャックとか平気らしい。

 イシイはヤクザ社会の女ボスで、手下を率いて闊歩している。
クレイジー88と言う怪しげな用心棒を大量に連れているが、
これが皆「グリーン・ホーネット」でブルース・リー演ずるカトーがしたマスクを。
そして音楽もグリーン・ホーネットのテーマが流れ、
バイクとかが周囲を守る中、車でわざわざ2車線の道路をまたいで移動。
腹心のような殺し屋が、なぜか女子高生姿の殺し屋ゴーゴー夕張(栗山千晶)。
刃物のついた鉄球を操る殺し屋で、
彼女の体目当てを近づくオヤジの一物を切り取り、せせら笑う残虐な少女だ。
こんな、連中を率いる女ボスイシイだが、普段は飲み屋の女将のような事をしていて、
蒲田行進曲の階段のような物があり、千と千尋の湯屋のようでもある屋敷にいる。
なぜか女2人がエレキでズンドコ節みたいな曲を演奏し、
きまじめに客は全員舞台を向いて踊り狂っている。
部屋には「勧進帳」とか書かれていて、
そこで働く男をチャーリー・ブラウンのようだとからかったりする一同。
だが、何者かの気配を感じ、手裏剣のような物を投げるイシイ。
ゴーゴーに調べさせるがいない。
実は、ブライトが盗み聞きしていたのだが、素早く天井に飛びついたのだ。
誰もいないと安心するイシイら。
通訳のソフィはトイレへ行き、それを追うブライド。
ここで再びウィークエンダーのテーマが。
ソフィも惨殺の現場にいて、平然と電話したりしていたのだ。

 突然、イシイはブライドの声で呼び出される。
ブライドはソフィを人質に取っており、その腕をスパッと切り落とす。
ブルース・リーが「死亡遊技」で着たスーツで乗り込んだブライド。
血が噴き出しもがくソフィ。これだけ血が噴き出せば死にそうだが、
実は彼女は最後まで死なない。
ビックリした客たちは、あわてて逃げ出すが、
なぜか殺人者であるブライドのすぐ脇を通って、その後ろの出口から逃げる。
裏口とかから逃げれば良さそうなものだが。
チャーリー・ブラウンと言われた店員とかも逃がして、
イシイの手下たちと大立ち回りが展開。
イシイは日本刀を振り回し、何百人もいる敵をバッタバッタと倒す。
何しろ、男の相手を刺して、それをいきなり上へ持ち上げて、
それだけでもかなりの力持ちだが、刀を振ると、男が飛ばされる。
いくら何でも刀折れるだろって感じ。
それからはもう、跳んだり跳ねたり、ブレイクダンスとかしながら、
腕を切ったり首を切ったり殺す殺す。疲れ知らず。
女子高生殺し屋なんて日本アニメな存在のゴーゴー夕張と対決。
鎖のついた鉄球で攻撃するゴーゴーだが、
破壊されたイスの釘の部分で頭を突き刺して倒す。
もはや敵のいなくなったブライドは、イシイの待つ部屋へ。
イシイはなぜか雪の積もる日本庭園へ。
もう1回ウィークエンダーがあるはずなのでここか?
「スゴイ刀ダナ。誰ガ作ッタ」
「ハットリハンゾー」
「ウソダロ」
と女子高生のように驚くイシイ。
対決の末、ブライドはイシイの首をはね(たように思えた)、
生首が転がり、「本当ニハットリハンゾーノ刀ダッタ」と話したので、
やれやれ、ここまでやるかと思ったが、
切られたのは頭のてっぺんだけらしく、倒れて死ぬ。

 ブライドはまだ意識もあったソフィの、もう1本の腕も切るぞと脅し、
ビルに復讐心がある事を伝えさせる。
ビルはこれを聞いて、かわいそうなソフィとか語る。
「それで、ブライドは赤ん坊が生きている事を知っているのか?」
で、エンドクレジットが流れ、だめなだめなだめな女の恨み節とか流れ、
最後に続編の予告とかあるかと思ったら、「近日公開」だけだった。

 と言うわけで、クエンティン・タランティーノ久々の作品で、
「パルプ・フィクション」でこの映画マニア的な才能をかいま見させたが、
今回はなぜか日本にだいぶ傾倒したような感じで、
それ以外にもB級アクションとか、TVシリーズへの思い入れとか
もうこの人マニアなんだなと言う感じが詰め込まれた感じ。
まず主役のユマ・サーマンは「パルプ・フィクション」のつきあいだからいいとして
彼女が追う5人組なんて、
今回は出ないデビッド・キャラダインを筆頭に、
ダリル・ハンナ、マイケル・マドセン、ルーシー・リューなんて
微妙な線の俳優陣をそろえて、何ともB級アクションごのみ。
アニメが入ったり、そもそも女子高生の殺し屋なんて日本アニメの発想だし
死亡遊技を思わせるファッション、どう見ても模型の飛行機とビル群。
復讐相手を見つけるたびに流れるウィークエンダーのテーマこと(これが笑える)
「鬼警部アイアンサイド」のテーマや「グリーンホーネット」のテーマ。
そう言えば、日本の殺し屋が大量に出てくるが、全員が加藤のマスクをしてる。
エアー沖縄と言う怪しい航空会社が出て、その座席には刀を差すところがあるし
(ハイジャックは心配していないらしい)
千葉真一の寿司屋はどう見ても寿司屋に見えない。
日本に関する誤解はとどまるところを知らない、と言うかわざとやってる感があるが
そこはそこ、そう言う映画だと思えば笑って見られる。
こういうのが許せない人には、絶対に嫌な映画だと思うが、
個人的にはニヤニヤして見られた。
問題は、話題になっていた、気持ち悪いほどの血しぶきシーンで
それがなければ直ちに見たが、それでためらったほど。
まあいざ見ると、吐き気を催すと言うよりは、グロテスクだがやや滑稽という感じ。
それにしてもいくら何でも敵多すぎだろと言う感じはある。
この血しぶきシーンがあるばかりに、
ビデオを買って保存版にまではしたくないと言う気持ちになるのも事実だ。
しかし何と言っても、たどたどしい日本語での会話。
ユマ・サーマンとルーシー・リューが日本語で会話するシーンは失笑もの。
これは日本人が見るからだろうが、
こんなのならもう吹き替えちゃっても良かったのではと言う気がする。
何はともあれ、近年の映画の中ではインパクト抜群で、
まだ強敵が3人も残ってるので続きも気になるところ。
日本趣味が残るのかは微妙な気がするが、ビルは千葉真一の弟子らしいし。。。
 



これでいいのか「キル・ビル vol2」(2004年)を見た。

 前作はちょっと残酷シーンも賛否分かれたが、
いろんなB級アクションとかのパクリや、なぜか日本びいきな演出が話題に。
音楽さえパクリだらけで、既製曲の流用で1作こさえちゃいましたと言う感じで、
ダメな人はダメらしいが、個人的には、いい映画とは思わないが、
これはこれで面白いんじゃないのと感じさせられた。
おかげで、後編とも言うべきvol2にも期待が高まったわけ。
引き続き日本を舞台にする事はないはずだが、
残された敵は、デビッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ、マイケル・マドセンと言う
メジャー作にも出たが、今はどちらかと言うとB級アクションの人々。
個人的には、この中の誰が出ていても見てしまいそうな面々だから、
3人揃えばこれはもう、人気怪獣総出演的な観点から言っても
見るしかないと思って見た。

 冒頭は白黒で、ブライド(ユマ・サーマン)が車を運転しながら、
これから最後の敵ビルと対決するとか何とか話している。
そんなわけだから、時間的には、ダリル・ハンナやマイケル・マドセンを倒した後だ。
そして物語は白黒のまま過去へ戻る。
それはブライドが襲撃を受けたと言う、教会でのシーン。
その派手な事件は、マスコミには結婚式を襲撃されたとされたが、
実際は結婚式の練習中の出来事だった。
ブライドこと、キドーという名前の女性。
前作ではずっとXXXでピー音が入ったが、今回はピー音の時もあるが
名前も明らかになる。
彼女は恋人と、荒野の寂れた教会で結婚式を挙げる事に。
ピアニストはサミュエル・L・ジャクソンで、新たな重要人物かと思いきや、
これが物語にまったく影響しない。
新郎側は両親らも来ているが、新婦側は家族はいないと言うと、
ちょっと不思議がる新郎の母。
新婦は、友人が家族同然ですとか言い、
妊娠している彼女は、母の態度にちょっと腹を立て、外で休憩する事に。
ところが、外へ出るとそこにはビル(デビッド・キャラダイン)がいた。
実は次第に明らかになるのだが、
ブライドは、ブラック・マンパと言う名前でビルの殺し屋をしていたが、
彼の子供を妊娠したと知り、飛び出して、この新郎の男と結婚する事に。
ビルは彼女を捜し出したと言うのだ。
燃えよカンフーで使ったと言う横笛を吹きながら、物静かなビル。
暴れないでねと言うブライドに対し、努力はするが約束は出来ないと言う。
新郎が来たので、父だとごまかし、彼は式に参加してほしい等と言い出す。
ブライドは動揺していたが、見学させてもらうよとか言う。
だが、そこへ黒ずくめの4人の殺し屋が現れ、
ブライドの制止にも関わらず、銃声が鳴り響いた。

 そして現在。画面はカラーに。
ビルは、弟であるバド(マイケル・マドセン)に会う。彼も殺し屋の1人だ。
ビルは、ブライドがやがてここへも来ると言うが、
バドは殺されても仕方ないと言い、ここで静かに待つよとか言う。
ブライドは、今や刀を作らないはずのハットリハンゾーの刀を手に入れたと言う。
彼が刀を作ったのは、相手が俺だからだと語るビル。
そう言えば、おまえもハンゾーの刀を持っていたなと聞くと、
バドは、俺には価値がないから、質屋に300ドルで売ったと説明。
ビルは金には換えられないのにと愕然とするが、後の祭りだ。
そんなバドは、寂れた飲み屋の用心棒をしていたが、
毎日のように遅刻してオーナーを怒らせる。
客がいないからだと言うと、つまりおまえは不要と言う事かと返り討ちにされ、
もう来なくて良いと追い返されてしまう。
仕方なくトレーラみたいな家へ戻り、酒でも飲む事に。
何やら気配を感じるが、誰もいない。
しかし、ひそかにブライドが隠れていた。
ブライドは刀をかまえ、押し入ろうとするが、
実はバドは、彼女がいる事を察知していて、いきなり撃たれてしまう。
撃ったのは岩塩の弾だが、衝撃はあるので、身動きできないブライド。
ツバを吐きかけるのが精一杯だが、ツバを吐き返される。
バドは、かつての殺し屋仲間エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)に連絡。
ハンゾーの刀を入手したから、100万ドルで売りたいと言う。
エルもこの話に乗るが、その代わり、ブライドはこの上ない
悲惨な死に方をさせてくれと言う。
バドは仲間と共に、墓地に穴を掘り、そこへ皮の手錠で縛ったブライドを埋める事に。
抵抗する彼女に、スコップで殴り殺されるのと、埋められるのとどちらがいいと言われ
泣く泣く埋められる方を選ぶ。
懐中電灯だけを与えられ、棺に入れられ、墓穴に入れられ、
その上から大量の土をかぶせられた。ブライドは今にも絶望しそうな状況だった。

 ブライドは回想していた。
彼女がビルの殺し屋だった時代、パイ・メイと言う男の話を聞かされた。
パイ・メイは僧だが、ある時、少林寺の僧が彼に挨拶をしなかった事に腹を立て、
少林寺に乗り込み、大勢を惨殺したと言う。
その技は、五点掌爆心拳という技で、体の5カ所のツボを攻撃すると
数歩歩いて心臓が破裂して死ぬと言う、北斗神拳のような技らしい。
カンフーの事はよく知らないが、どうもこの話は、
この映画のために作った話でもないらしく、
ハットリハンゾーのごとく、ちょっと昔の人の設定を持ち出したらしい。
そして、前編でルーシー・リューの子分を演じた俳優さんが、
後編ではこの役を演ずる事になったとか。
パイ・メイがいたのは数百年昔の話なのだが、
実はパイ・メイはまだ生きているらしくて、ビルも彼に教わったと言う。
そして、ブライドにも彼の教えを受けるよう指示。
パイ・メイは、ちょっとでも反発すると殺されてしまうと言い、
白人を嫌い、女も嫌っていると言う。
つまりブライドにとっては、最悪の存在だ。
パイ・メイはブライドに会うや、どんな技が得意か聞く。
鶴の拳か何かが得意だが、日本刀の扱いは天才的だと自画自賛するブライド。
だが、パイ・メイは日本人をバカにしており、拳法の話をしろと怒る。
そして刀で攻撃してみろと言う。ブライドは日本刀さばきを見せるが、
パイ・メイはこれをことごとくかわし、刀の上に飛び乗ったりする始末。
刀ははじき飛ばされ、仕方なく鶴の拳で対決するが、これも歯が立たなかった。
やがて彼女は、木の板を割るよう指示される。
助走をつければ割れない事もない板だが、パイ・メイは至近距離で割れと言う。
ブライドは試みるが割れない。
しかし、パイ・メイは最初から無理と思ってはダメだと言う。
そして来る日も来る日もこの訓練を続け、手はボロボロになり、
箸も持てないが、犬食いしようとすると、犬食いするならメシはやれんと怒られる。
ブライドは修練を続け、やがてパイ・メイも認める存在に成長していった。
そして現在。地中に埋められたブライドは、
足かせをはずし、隠し持ったナイフで皮手錠を切る。
そして、パイ・メイの教えを思い出しながら、至近距離で何度も棺を打つ打つ打つ。
やがて棺は壊れ、大量の土が落ちてきて、ここで死んでしまいそうだが、
はいあがって外へ脱出。歩いてバドの所へ向かう事にする。

 バドの所へエルが到着する。
ポルノ雑誌とかが散らばっている、汚いトレーラーハウスだ。
彼女を見た途端、鬼警部アイアンサイドのテーマが。
前作では多用されたが、今回流れるのはここだけ。
エルはバドに金の入ったカバンを渡し、ハンゾーの刀を受け取る。
バドも持っていたはずだがと言われると、質屋に売ったと言う。
ブライドを生き埋めにして殺したと聞き、それは悲惨な死に方だと言いながら、
ほれぼれして刀を見るエル。
バドも金を勘定したいと言って、カバンを開け、札束を数え始める。
ところが、カバンには、毒ヘビが隠されていて、
エルの狙い通り動くかは怪しい気もするのだが、気付くや否やかまれる。
たちまち弱りだして倒れるバド。
エルはそれを見ながら、メモを読み出す。
その蛇は、ブラックマンパと言う、ブライドのニックネームである蛇だった。
これは、素早さと毒の強力さから、最悪の毒ヘビと言われているのだが、
バドは確かに弱って、エルに仕返しもできずにいる。
エルは、ブライドを倒すのは、あんたのような最低のやつであってはならないと言い、
バドは死んでいった。
エルは携帯でビルへ連絡。ブライドは墓に埋めて殺したが、
残念ながら、バドもやられたと報告する。
そして、引き上げようとするが、
プロレス技のように、どこかから飛んできたブライドのキックを受ける。
彼女が生きていたと知り、刀を抜こうとするが、部屋が狭くて抜けない。
壁に当たったり、天井に当たったり。ブライドはエルと格闘。
壁を壊したり、エルの頭をトイレに押し付けたり。
金髪同士の対決は、タランティーノに言わせると、
サンダガイラの対決をイメージしたらしい。
ブライドは、ゴルフバックに入ったハンゾーの刀を発見。これで立ち向かう事に。
一方、エルの方もようやく刀を抜いて立ち向かう体勢に。
バドが刀を売っていなかったと知り驚くが、だまされたんだと言うブライド。
にらみ合いながら、なぜ片目を失ったか聞くブライド。
するとエルは、実は彼女もパイ・メイに弟子入りしていたらしいのだが、
師匠に逆らったため、片目を抜かれたと言う。
その仕返しに、毒を盛って殺したと聞き、恩師の敵と知るブライド。
今度は刀での対決になるが、接近してにらみ合いに。
すかさず、ブライドはエルのもう片方の目玉を抜いてしまう。
もがき苦しむエル。ぶっ殺すとか言っているが、何もできず、
ブライドが立ち去ると、エルの方へブラックマンパが向かっていった。

 ついに5人の標的の内、4人を倒したブライドは、
最後のビルと対決すべく、彼の居場所を探す事に。
メキシコで顔役をしているエステバンの所へ。
エステバンはブライドが、ビル一味に復讐している事を知りつつ、
彼の居場所を知らせる。
そしてビルのいる屋敷へ乗り込むブライド。
だが、ビルもブライドが来る事は承知していて、待ちかまえていた。
ビルは、ブライドとの娘BBと共に、オモチャの銃を持って待っていた。
まさか娘が生きていると思わなかったブライドは愕然とする。
BBがオモチャの銃で撃ち、倒れてと言われた状態では
撃つ事は出来ず、仕方なく倒れたフリをするハメに。
好機を奪われたブライドは、ビルやBBと共に、
BBがスキだと言う「子連れ狼」のビデオを見させられる。
BBには優しくしたいが、ビルには気を許せないブライド。
やがてBBが寝たため、ブライドは別室でビルと対面。
今さらだが、俺はおまえを今でも愛していると言うビル。
ブライドはスキをつこうとするが、ヘタに動くと銃で撃ってくるビル。
ここの駆け引きがこの映画のミソで、「キルは愛」とか言っていたが、
そもそもブライドはビルの子分でありながら、愛人でもあった。
だが、娘を妊娠した事から、彼のもとを去り、別の男と結婚しようとし、
たまたま見つけたビルが仕返ししてきたと言うような話をする。
ただ、これが前作の続きを期待した者としては、ちょっと物足らない。
話を終えて、椅子に座ったまま対決する2人。
激しい技があるわけでもないのだが、突然、ビルは苦しみ出す。
「五点掌爆心拳を教わっていたのか」と驚くビル。
もがき苦しむが、これが何とも地味。このセリフがなければわからない。
かつての恋人を倒して、複雑な想いのブライド。倒れるビル。
ブライドはBBを車に乗せ、何処へともなく旅立っていくのだが、
BBにしてみれば、父親を殺した、
昨日初めて会ったばかりのブライドと、一緒にどこかへ行く事に抵抗はないのか。
エンディングで、殺すリストの名前が次々出て、チェックが入れられていく。
そんな中、エルだけは「?」が。ちょっと前のB級アクションのノリだ。
そして、前作も含めて、登場人物の紹介が延々と続く。
前作はゴーゴー夕張メロンとか、いろいろいて紹介も長いのだが、
本作はかなり登場人物が少なくてあっさりしたもの。
エンドロールは、日本を舞台にしたわけでもないのに、恨み節あり。

 と言うわけで、案の定、日本を舞台にする事はないのだが、
残った連中を順番に片づけていく感じで始まる。
最初はマイケル・マドセンとの対決で、
マドセンがちょっとくたびれている感じはまあいいのだが
前作のアイアンサイドのテーマが流れないのでおかしいと思ったら、
ユマが簡単にやられて、生き埋めにされ、その後反撃しようとするが、
マドセンとの対決は結局ないままで拍子抜け。
前作では刀を振り回していた彼女は、前作で刀を覚えたのかと思ったら
「実は」もともと日本刀の名人だとわかり、
しかしなぜか中国拳法を修行するなんて強引な展開で、
北斗神拳のような技を覚えるとなると、いくらなんでも意表をつきすぎ。
そんな話、前作では聞いてなかったんだがと言う感じだ。
2人目のダリル・ハンナでようやくアイアンサイドのテーマが流れ、
激しい対決があるが、これも決着は何か拍子抜け。
それは3人目のデビッド・キャラダインさえそうで、
音楽的にも前作ほどの魅力はない。
前作より時間は長くなっているようだが、
最後に2作まとめて登場人物の紹介があるので、見ていてわかるのは、
1作目に比べて2作目の登場人物の、極点に少ない事。
今回のテーマは愛だとか言われて、まあわからないでもないのだけれども、
例えば、当初の予定通りに1作にまとめていた時、
中盤でルーシー・リューやっちまいなとの激しい対決があった後で、
肝心のビルとの対決とかがこの始末では、
逆にした方が良かったんじゃないのと言いたくなる感じ。
最後の登場人物の紹介で、ビルとかその他の連中が、
線を引かれて、死んだ事を表現して、1人だけ「?」になっているあたりは
一昔前のB級アクション風でいいのだが、全体的にはやはり期待はずれ。
なぜか最後にまた、日本語で恨み節が流れるのも妙な感じだ。
 

疑惑に抱かれて(1991年米)

トニー・アーロン 私立探偵(リーアム・ニースン)
フランク・ヴァンス警部 トニーの旧友
アンジェリン 犠牲者の愛人

 1957年。警官トニーは人妻に手を出し、怒った夫が発砲した為に、
同僚が犠牲となる。
 2年後。私立探偵となっていたトニーは、
離婚の為に浮気をでっち上げる手法をとっていた。
ある日、浮気現場に踏み込むと、
協力者である妻ヘイゼルと標的が殺されているのを発見。
殺されたのは著名な画家スタシオで、警察はトニーの犯行を疑う。
 スタシオの屋敷を訪れたトニーは、
未亡人の代わりに愛人アンジェリンが居座っていると知る。
遺言ですべての絵画は彼女の物となり、
絵画の価値は死後上がる為、動機がある事になる。
トニーは彼女を疑うが、誘惑されて親密な仲になってしまう。
 一方、トニーが不法所持していた銃が消え、現場で見つかった為、状況は不利だ。
トニーの旧友フランク警部は、スタシオの弁護士を疑うが彼は自殺。
遺書にはトニーが犯人と書かれていた。
 裁判ではアンジェリンが、
目撃した犯人のライターを持つ癖がトニーと一致したと証言。
評決は有罪となり、絞首刑の準備が進められる。
フランクは高飛びしようとするアンジェリンの荷物を調べ、
絵の道具に犠牲者の指を発見。
刑場にかけつけたフランクは、執行されて首が絞まる寸前のトニーを助ける。
 アンジェリンは偽証罪で半年の刑に。
彼女は、トニーが部屋を探した際に、指を荷物に隠したのだと疑う。
一方、スタシオの未亡人は、絵を売って手に入れた金をトニーと山分けするのだった。

 と言う訳で、リーアム・ニースン主演のサスペンス。ちょっと若い頃の作品。
私立探偵リーアムは、妻と組んで標的が浮気したように仕向け、
離婚に追い込む手法をとっていた。
だが、妻と標的が殺され、容疑者にされてしまうと言う訳。
怪しそうな女がいる一方で、リーアムはどんどん不利になるあたり
(そして「意外な」結末まで)は、ありがちな印象だが、
死刑執行ぎりぎりで助かるあたりはスリリング。
リーアムのキャラはあまり感心しない。

TV放送 2016/04/07 イマジカ 1430-1609
 

疑惑の影(42)

監督 アルフレッド・ヒッチコック

 チャールズ(ジョゼフ・コットン)は、姉エミー一家の家を訪れる。
長女チャーリーとは、名前も同じで気が合う。チャールズは指輪をプレゼント。
チャールズは新聞を隠したがり、チャーリーは何か秘密があると気づく。
グレアムと言う男が、調査と称してチャーリーに接近。
実は彼は警官で、事件の容疑者であるチャールズを見張っていたのだ。
チャーリーは、図書館でチャールズが隠した新聞を見て、富豪絞殺事件の記事を見る。
しかも、被害者はプレゼントの指輪と同じイニシャルだった。
チャールズは、彼女の行動から感づかれたと気づくが、
最愛の姉が知ったらどう思うかと脅して、出て行こうとしない。
そのうち、別の容疑者が事故死し、グレアムまでもが落着したと誤解。
チャールズは、階段に細工したりして、チャーリーを殺そうとする。
チャーリーが証拠の指輪を獲得したため、チャールズは町を出ると決意。
だが、列車にチャーリーを引き留め、突き落とそうとする。
しかし、逆にチャールズが落ちてしまい、列車に引かれる。
秘密を知っているのは、チャーリーとグレアムだけだ。

 というわけで、主役のチャールズが悪い奴と言う困った話。
特に考えて行動していないようなので、悪役としての魅力に欠ける。
チャーリーの父ジョーの推理小説仲間ホーキンスに、ヒューム・クローニン。

TV放送 92/10/05 BS11 22:00-23:50
 

疑惑の幻影(1998年米)

 富豪キャロウェイの令嬢ジャナが惨殺される。歌手のボビーが目撃されて逮捕。
キット(メラニー・グリフィス)は、最高の弁護士としてボビーに雇われるが、
対する地方検事補ジャック(トム・ベレンジャー)は、キットの元夫だ。
大統領候補サクソンの母シルビアは、弁護をやめろと言う。
一方、元依頼人のレイプ犯レアードはキットをつけ回す。
ジャックは司法取引を求めるが、何か裏があると考えて拒否。
ジャナのルームメイトブリジットは、ボビーが帰宅したのを目撃。
ジャナは麻薬更正施設へ入っており、何かあったのかも知れない。
部屋に隠されたカメラから、ジャナの相手がサクソンだったと判明。
ジャナの入院を援助したのも、サクソンの選挙参謀だ。だがシルビアは偽造だと否定。
ボビーはマスコミに証人ブリジットの存在を話して台無しに。
しかし、何者かがジャナとサクソンの関係を示す証拠を送ってくる。
サクソン議員を証言に呼ぶが、言い逃れられ、さらに薬を盛られたボビーが
ブリジットの死体と寝ていたのが発見され、窮地に陥る。レアードを追及。
金をもらってブリジットを殺した事を認めるが、ジャナについて否定。
残されたペンダントがジャックの物である事に気づく。
サクソンが大統領になれば、ジャックは司法長官になれると、
汚い仕事を請け負ったのだ。証拠を密かに送っていたのは、キャロウェイだった。
サクソンは出馬を辞退し、ボビーは無罪となる。

 と言うわけで、メラニー・グリフィスとトム・ベレンジャーという渋い所の競演作。
何か、実生活でも夫婦という感じだが、
メラニーの元夫ドン・ジョンソンと混ざってるかも。
物語は、何だかよくありそうな、政治家の裏の陰謀話で
いろいろ二転三転するのは面白いのだが、定石で行けばボビーが犯人ではないわけで
後は、観客にとっては知らない情報ばかり。推理ものとしての面白さはいまいち。

TV放送 2001/07/26 25CH 2102-2254
 

銀河伝説クルール(83)

監督 ピーター・イエーツ

 魔王ビーストが率いるスレーヤー軍は、惑星クルールを侵略。
コルウィン王子は妻リサ姫をさらわれ、賢者イニヤと共に暗黒の砦へ向かう事に。
魔術師エルゴらや1つ目レルを仲間に。だが砦の位置を知る予言者が殺される。
そこでイニヤは身を犠牲に、かつての恋人から砦の位置を聞き出す。
コルウィンらは砦へ侵入。リサを救出し、愛の炎でピーストを倒す。

 と言うわけで、「スターウォーズ」の影響で登場したらしきSFの一作。
でも宇宙船に乗るわけでもなく、別の惑星とかにする必然性が感じられない。
王子だけが手に入れられる武器で戦うが、それを手に入れるシーンは意外に簡単。
音楽はジェームズ・ホーナー。

TV放送 97/08/29 12CH 13:00-15:00
 

緊急接近 ZONE(95)

 軍を辞め密輸業に手を出したラウディー(ロバート・ダビー)は、
殺人犯に仕立てられ、東側の犯罪組織のローサー(アレキサンダー・ゴドノフ)の
核爆弾開発を阻止する任務につく。
ラウディーはモラバシ国へ潜入。連絡員ミカエラの協力で研究所へ。
爆弾を設置し戦闘機で逃走。ローサーが追跡するが研究所へ誘導し、爆発に巻き込む。

 と言うわけで、共に「ダイ・ハード」でいい味を出した2人が共演し、
スカイアクションが見られる映画と言うのでかなり期待したが、テンポはかなり悪く、
別に謎とかサスペンスとか感じるわけでもなく、スカイアクションもつまらない。
アレクサンダー・ゴドノフの遺作。

VHS
 

キング・アーサー(2004年米アイルランド英)

アーサー・カストゥス (クライブ・オーウェン)
ランスロット アーサーの仲間(ヨアン・グリフィズ)
ボース アーサーの仲間
トリスタン アーサーの仲間(マッツ・ミケルセン)
ガラハット アーサーの仲間
ガウェイン アーサーの仲間
ダゴネット アーサーの仲間
グウィネヴィア 囚人の娘(キーラ・ナイトレイ)
サクソン王 (グッドウィルハンティングの教授)

 紀元300年。サルマートは領土を広げるローマに敗れ、騎馬隊はローマ傘下に。
子孫も代々ローマに仕える事を命じられる。
アーサーと仲間のランスロットらは、15年間の任務を終える。
ブリテンはサクソン人の侵略を受け、アーサーはローマ人一家救出を命じられる。
既に退役のはずと仲間は反発するが、結局アーサーに従う。
ローマ人一家と、異教徒として捕われていた娘グウィネヴィアらを救出。
追跡するサクソン軍を氷上に誘導して一網打尽にするが、タゴネットが犠牲に。
一同は退役証を与えられるが、アーサーはなおもローマの為に戦うと言う。
ランスロットらはまたも反発するが、結局共に戦う事に。
一同はサクソン王の隊と対決。トリスタンやランスロットが犠牲に。
アーサーがサクソン王を倒すが、騎士たちを犠牲にしたと悲しむ。
彼はグウィネヴィアと結婚し、アーサー王と呼ばれるように。
彼と騎士たちは語り継がれるだろう。

 と言う訳で、アーサー王の物語をクライブ・オーウェン主演で描く。
円卓の騎士として有名な彼だが、個人的には正直なじみがない。
やや異色な解釈を基にしたとの事。
騎馬隊を繰り出すアーサーら一族は、代々ローマに仕えていた。
理不尽な命令に耐え、晴れて自由の身となるが、やっぱりローマの為に戦うと言う訳。
アーサーの仲間は、ファンタスティックフォーの伸びる人や、
カジノロワイヤルのルシッフルの人。
屈強な男たちの固い絆を熱く描けばそれなりに面白かったが、ややあっさりめ。
アーサーと共に戦う元囚人の女性にキーラ・ナイトレイ。
ヒロインも必要だよなーてな発想で突っ込んだ感じ。

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キング・オブ・コメディ(83)

監督 マーチン・スコセッシ

 コメディアン志望のルパート(ロバート・デニーロ)は
人気者のジェリー(ジェリー・ルイス)にデビューさせろと強引に迫る。
事務所では警備員に追い返され、さらに別荘へも押し掛ける。
だが相手にされず、怒ったルパートは、ファンのマーシャとジェリーを誘拐。
番組に出させれば解放とすると言い、事情を知らないファンには大受け。
やがて逮捕された彼は3年で保釈。自伝はベストセラーになり芸能界へ入る。

 と言うわけで、ストーカーのようなファンが、かなりの強引さで迫り
最後には非合法な手段で栄光を得るという話で、
どうも彼の強引さが鼻につき、それが報われると言う展開が気に入らない。

TV放送 98/12/09 BS05 20:00-21:57
 

キング・オブ・ハーレー(93)

 警官サクソン(チャーリー・シーン)は検察局の指示で暴走族に潜入する事に。
バイク修理工バージルの協力で、ブラッド(マイケル・マドセン)と知り合う。
彼に気に入られ、暴行を受けた際もブラッドに助けられる。
だが彼が店員を射殺したため、逮捕を決行。抵抗するブラッドを射殺する。

 と言うわけで、チャーリー・シーンの出てくる映画だから見た。
暴走族に潜入した警官が、次第に共感を覚えてしまうがと言う話。
この手の話って、いつも最後に正義の側に戻るので、どうも感狂っちゃう。

TV放送 96/01/18 12CH 21:02-22:54
 

キング・オブ・ポルノ(2000年アメリカ)

監督 エミリオ・エステヴェス

 60年。ジム(エミリオ・エステベス)はポルノ映画を作成するように。
教師に批判され、自らのスタジオを持つ事に。
弟アーティ(チャーリー・シーン)と組み、70年には映画館を持つようになる。
アーティはヒッピーのメレディスを吹き替えに採用し、彼女と結婚。
30回も捜査官に逮捕されるが、検察側は猥褻だと証明できず裁判では却下される。
ジムばかりが話題になるため、新作はアーティが企画。
ポルノと知らずに来たマリリンという女優に1万ドルを出し、撮影を開始。
だが、特製のレンズが失敗。アーティが引き、引き継いだジムのおかげで作品は完成。
72年の「グリーンドア」だ。
マリリンがCMモデルだった事も判明し、驚異的なヒットになるが、
同時にマフィアによって海賊版が横行するように。
麻薬をやめられないアーティに愛想を尽かし、メレディスは出て行く。
75年アーティは現場の女性カレンと再婚。一方ジムは仕事に夢中で離婚。
ビデオが主流となり、ジムはいろんな性を売り物にする事に。
麻薬をやめられないアーティにカレンも愛想を尽かして出て行き
ジムは自ら麻薬を克服して、アーティを立ち直らせようとする。
だが、彼の麻薬と暴力は治らず、更正施設へ入る事も拒否。
ジムの家に嫌がらせの電話をかけ続ける。
91年。意を決したジムは、アーティの家へ押しかけて彼を射殺。
ジムは3年で出所し、劇場は今でもジムの監督下で営業している。

 と言うわけで、実在のポルノ王と言われた兄弟を
エミリオ・エステベスとチャーリー・シーンの兄弟が演ずる。
とは言え、2人とも人気は落ちた感じで、こんな役しかやれないのかと言う感じ。
トントン拍子で成功していくあたりは面白いが
この手の話ではありがちの、落ちぶれていくあたりが長いのがつらい。
チャーリー・シーンの2度目の奥さんは、DS9のエズリ・ダックスの人。

TV放送 2004/01/11 BS05 0110-0310
 

キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け(2012年米)

ロバート・ミラー氏 実業家(リチャード・ギア)
エレン ロバートの妻(スーザン・サランドン)
ブルック ロバートの娘。共同経営者
ジュリー ロバートの愛人。ギャラリー経営
ブライヤー刑事 (ティム・ロス)
ジミー ロバートの知人
シド 弁護士

 実業家のロバートは、借金が返せず、合併で会社を立て直そうと目論む。
愛人ジュリーのギャラリーへ行き、彼女を連れ出すが、自損事故を起こして死なせる。
知人ジミーを呼び出し、彼の車で現場を退散。
事件を知った弁護士は、もし自首で合併話が破たんすれば、
詐欺罪で20年の刑になると言う。
ジュリーの件を担当するブライヤー刑事は、車にもう一人いたと考え、
ギャラリーに出資していたロバートがジュリーと不倫関係だったとにらむ。
現場付近の公衆電話から、何者かがジミーに電話していると知り、彼を追及。
ジミーは間違い電話を受けただけと、外出を否定。
裁判でジミーの車が料金所を通った写真が提出され、
ロバートは自首を考えるが、写真が偽装と判明。ジミーの起訴は取り下げられる。
だが、共同経営者である娘ブルックは、
顧客に託された金をロバートが借金の穴埋めに使った事に気付く。
自分にも相談がなかった事にショックを受ける。
あきらめられないブライヤー刑事は、ロバートの妻エレンに夫の浮気を知らせる。
エレンは、ロバートの浮気に加えて、ブルックをも裏切ったと責める。
ブルックの慈善事業に寄付する事で手を打ち、
ロバートはパーティで喝采を受けるが、エレンとブルックの目は冷ややかだった。

 と言うわけで、リチャード・ギア主演のサスペンス(?)
ギアは合併話で会社の窮地を脱しようとするが、
まとまりかけた時に事故を起こし、愛人を死なせてしまう。
それが明らかになれば、合併は反古となり、詐欺罪で収監されかねない。
やむなく愛人関係も事故もごまかそうとすると言う訳。
この手の窮地に陥る話の中では、それほど窮地でもないレベル。
むしろ、その事で妻や娘に不信感を持たれるあたりが物語のメインらしい。
おかげでサスペンス的なハラハラ感はもう一つで、何かすっきりしない感を残す。

TV放送 2014/07/22 WOWOW 1300-1450
 

キング・オブ・ロストワールド(2005年米)

エド 乗客のリーダー
ジョン 乗客のサブリーダー
サマリー カメラマンの女

起:旅客機が島に墜落。助けを呼ぶために島を移動する事に。
承:一行は巨大生物に襲われる。
転:謎の部族にも襲われる。
結:巨大ゴリラにも襲われるが、核弾頭で倒す。

 旅客機がとある島に墜落。
機体は2つに分裂しており、乗客のエドらはジャングルを抜けて操縦席を探す事に。
 一行は巨大なクモや人食いツタに襲われる。
この島には他にも旅客機が墜落していたと判明。
旅客機の部品を利用して助けを呼ぼうとするが、巨大サソリが現れてジョンが犠牲に。
逃げる一同も謎の部族に捕らわれてしまう。
 捕らわれた一同は、部族の連中もかつては遭難者だったと知る。
そんな中、乗客の1人が近距離核弾頭のスイッチを持っているとわかる。
 エドは翼竜のいけにえにされる事に。
部族に取り込まれたかに見えたデイナは実は正気で、巨大ゴリラが現れたすきに救出。
核弾頭を使って、ゴリラと翼竜を倒す事に成功。
エドも無事だったが、通信機はなく、この島で生き続けねばならないのだ。

 と言う訳で、まだあったコングのバッタものを見る。
旅客機が島に墜落するが、そこは複数の飛行機が墜落する謎の島だった。
別の場所に墜落したコクピットに向かって移動しようとする一団と、
ビーチにとどまろうとする一団が分裂。これってLOSTと同じだよね。
移動する一団が巨大生物に襲われる展開は、新作に似た雰囲気で、
あれを早送りで見たような印象。
後半になって、怪しげな部族に捕らわれるが
彼らの目的がよくわからず、捕らわれた者が仲間になったりならなかったり。
最後にコングを思わせる巨大ゴリラらしきものが出てくるが、
はっきり画面に出てこなくて、黒い影みたいな感じ。
核爆弾で吹き飛ばされたらしくて、島の守り神と言う訳にはいかなさそうです。

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キングコブラ(99)

 医師ケイガンは、奇妙な連続死亡事故を調査。
残された牙と抜け殻から、巨大なヘビの仕業と判明。
かけつけたバーンズ博士は、ガラガラヘビとコブラを遺伝子で掛け合わせた新種で
事故で逃げ出した物だと言う。ケイガンの父も飲み込まれ、市のビール祭りは中止に。
ハンターたちが乗り出すが逆に襲われ全滅。パトカーもやられる。
専門家ニック(パット・モリタ)が呼び出され罠を仕掛けるが
バーンズが早まったために、ニックは対決の末やられる。
ケイガンは自分をエサにチューブに誘い込み、毒ガスで倒す。

 と言うわけで、動物パニック物で、アナコンダはまだいるかもと言う気がしたが
巨大なコブラとなると、どう見ても作り物でバカバカしい感じ。
たいして隠れ場所のない林とかに現れて、マンマとやられるのも困りもの。
話はジョーズをなぞるが、かなり単純に。
コブラ退治として最初に出された対策案が最初の計画がうまく行くのも簡単すぎ。
祭りの企画者としてエリック・エストラーダがちょっとだけ出演。

TV放送 2000/08/04 BS05 2210-2345
 

キング・コング(33)

 映画製作者デナムは、失業で盗みをした女優アンを抜擢。
謎の生物コングを求めて未知の島へ向かう。現地人はアンをさらい花嫁に。
現れた巨大な猿コングは、アンを連れてジャングルへ。航海士ドリスコルらが追跡。
島には恐竜や巨大なヘビが住み、コングは追っ手を谷底に落とす。
ドリスコルは翼竜と戦う間にアンを救出。デナムは追うコングをガス弾で捕らえる。
ブロードウェイで見せ物にするが、興奮したコングはアンを捕まえ
エンパイヤビルに登る。飛行機が攻撃し、コングは転落して死ぬ。

 と言うわけで、古典的な怪獣映画。特撮の技術としては初歩的だが
手を抜かない緻密さが魅力的。物語の方はかなり単純で、特撮がメインと言う感じだ。

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コングの復讐(33)

 コングの大暴れで、興業師デナムは破産し、裁判所に追われる羽目に。
エンブルホーン船長と共に船で、脱出。
ダカンの港で、コングの地図をくれ、今は失業中の船長ヘルストロムと再会。
彼と共に島へ宝を探しにいく事に。場末の歌手ヘレーヌも同行。
ヘルストロムは船を奪うため、船員を扇動。デナムらと共に、彼も追い出される。
上陸し、デナムらは沼にはまったコングの息子を救出。コングは恐竜等と格闘。
寺院の奥に宝物を発見。ヘルストロムは1人で逃げようとするが、恐竜に喰われる。
地震で島が崩壊し、ボートで脱出。残されたデナムをコングが助ける。
コングは岩に足がはさまり、島と共に沈んでいった。

 と言うわけで、続編とは言うものの、1時間程度で実に安易な話。
いきなり地震で島が沈んだり、島民が少なかったり。
巨大な猿ばかりか、巨大な熊まで登場。

TV放送 92/12/11 BS05 04:40-06:00
 

キングコング(76)

 監督 ジョン・ギラーミン

 石油会社のウイルソン(チャールズ・グローディン)一行は、
石油を求めて、南海の海図にない島へ向かう。
密航した古生物学者プレスコット(ジェフ・ブリッジス)や、
漂流していたモデルのドワン(ジェシカ・ラング)を含めて上陸。
原住民はドワンをさらい、巨大猿コングのいけにえに出す。コングは一目ボレ。
プレスコットらが捜索に出発。コングが巨大蛇と格闘するスキに、ドワンを救出。
石油が熟成していないと知ったウイルソンは、コングの生け捕りを計画。
現れたコングをクロロホルムで眠らせ、船で輸送する。
ニューヨークのショーでは、マスコミがドワンに殺到し、コングは興奮して暴れ出す。
人々はパニックに。ウイルソンは踏みつぶされる。警察や軍隊が出動。
プレスコットは、貿易センタービルがコングの故郷の岩山に似ている事に気づく。
警察に連絡するが、その間にドワンがコングにさらわれてしまう。
コングはビルの屋上へ。ドワンを降ろし、3機のヘリの攻撃を受ける。
ビルから墜落して絶命。

 というわけで、1933年の「キング・コング」のリメイク。
エド・ローターが木の橋でコングに落とされる船員。
ジョン・ローンがウイルソンの肩たたきと言う役で出ている。
プレスコットやドワンが、妙にコングを助けようとするが、
どうしてそういう感情になったかは不明だ。
石油会社のウイルソンが興業師までやってしまうのも変。
そもそもがゲテモノ映画だったのに、マジメに描けば、ますます滑稽になる。
コングの出現にも、意外に市民が物珍しそうにしているのが印象的。

TV放送 92/01/24 04CH 21:00-22:52
 

キングコング2(86)

監督 ジョン・ギラーミン

 10年前世界貿易センターから転落したコングは、まだ生きていた。
エイミー(リンダ・ハミルトン)によって人工心臓が作られるが、輸血が必要だ。
探検家ミッチェルが、ボルネオでレディコングを発見。捕獲に成功する。
手術は成功するが、レディに気づいたコングが暴れ、レディを連れ出して逃げる。
ネビット中佐(ジョン・アシュトン)率いる軍が出動。
レディを捕らえ、コングは川に落ちて死んだと思われた。
数カ月後、コングが村に出現。ハンターが襲うが、逆に殺してしまう。
エイミーの心臓モニターも破壊。あと1日も持たない。
ネビットはコングへの攻撃を命令するが、たたきつぶされる。
レディは子供を出産。コングは息絶えるが、母子はボルネオのジャングルへ。

 と言うわけで、東宝怪獣もの的強引さで作られた続編。
人工心臓なしで10年平気だったり、数カ月見つからなかったり強引すぎ。
それでも街を破壊すれば、まだよかったのだが。それもない。

TV放送 93/05/08 06CH 01:45-02:36
 



 2回目のリメイク「キング・コング」(2005年)を見た。

 キングコングと言うのは、70年も昔の33年に公開された作品で
巨大な猿が美女に恋してニューヨークへ来て悲劇的な結末を遂げると言う話。
個人的にはその40年後のリメイク版(通称ラウレンティス版)から入ったのだが
その間にも、33年版の続編「コングの復讐」とか姉妹編「猿人ジョーヤング」、
そして東宝へ権利が来た「キングコング対ゴジラ」「キングコングの逆襲」、
さらに33年版と東宝版の中間くらいの位置にあるアニメ版があり
さらにラウレンティス版の続編「キングコング2」や
「猿人ジョーヤング」のリメイク「マイティ・ジョー」などと言う作品があるわけ。
もともと怪獣物は好きなのだが、
キングコングと言うのは、そう言う意味で元祖的な作品と言え、
今さら新作が見れるとは思っていなかったが、
「ロード・オブ・ザ・リング」で成功したピーター・ジャクソンが
それで得た信頼とCG他の技術を駆使して作ると言うので、これはやはり見た。

 オリジナルのRKOぽいデザインのタイトルで始まり、時代は世界恐慌の33年。
華やかなダンスとか見せるが、あくまでもそれは舞台での話。
世の中は不況で人々は苦しみ、日々の生活にも困っていた。
そんな中、コメディの舞台に出ているアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)。
出ていた劇場が閉鎖になり、途方に暮れる。
老いた仲間は引退すると言うが、アンには仕事を続けろとアドバイス。
そこでアンは、ファンである脚本家ドリスコルが書いた劇に出ようと
彼の劇をやる舞台のオーディションへ行くが、興業主に相手にされない。
別の仕事を紹介してやると言われ向かうが、それは裸を売り物にするような
怪しげな仕事で、それだけはと立ち去る事に。
一方、冒険映画の監督であるカール・デナム(ジャック・ブラック)は
製作途中の映画の試写をするが、スポンサーらの評判は芳しくない。
デナムは、地図にない島「スカル島」の地図を得て、
ここで撮影をしたいと主張するが、
これ以上資金は出せないと、映画の打ち切りを決められてしまう。
映画製作に執念を燃やすデナムは、そうはさせじと、フィルム等を持ち出して退散。
有無を言わさず出発してしまおうと計画。だが女優がドタキャンされてしまう。
同じ衣装が着られる体格の女優を助手が探すが、なかなか空いてない。
フェイ・レイはどうだと聞くと、彼女はRKOの仕事がと言われる楽屋落ちあり。
もちろんここで言うRKOの仕事と言うのは、元祖キングコングの事だ。
途方に暮れるデナムは、町で食べ物もなく万引きをするアンを見かける。
彼女は店員に捕まるが、彼女こそピッタリだと感じたデナムは
金を払って、さらにアンを食事に招待。
映画の話を熱く語るが、舞台の喜劇女優である彼女は、映画の仕事はしないと拒否。
ところが、脚本家がドリスコルだと聞き、急に考えを変えて参加を決定する。

 撮影はシンガポールだと聞かされるアンら。
豪華客船を期待するが実はオンボロ船ヴェンチャー号。
本当の行き先を知っているのはデナムだけで、
船長にさえ、出航してから教えると言う。
そんな矢先、スポンサーらに追われて、警察がかけつける事に。
金に物を言わせて、あわてて出航する事に。
脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)は
支払いの遅いデナムの仕事をする気はないと、出だしだけ渡して退散しようとするが
時既に遅く、船は出航してしまう。
船室は少ないため、ドリスコルは動物を積むための貨物室で執筆するハメに。
船長は大量のクロロホルムを持ち、野生動物を捕らえて運ぶのが得意なのだ。
アンは近視のため、憧れのドリスコルを見間違えしたりする。
相手役は冒険映画で数々の主役をしている人物。
一件ヒーロー風だが、実はそうでもない。あくまでもヒーローなのは役の上での話だ。
船の上でも撮影は行われ、アンに感心したドリスコルは次第に彼女に惹かれるように。
もちろんアンの方もドリスコルに夢中だ。
一方、船員の中には、リーダー格の黒人と、彼を慕う少年。
少年は船の中で見つかり、以来陸に出た事がないと言う逸話も。
コング役もするアンディ・サーキスは、いかつい船員役。
彼らは、デナムが目指すのがスカル島だと聞き動揺する。
その海域へ行って、帰らなかった船もいると不安がる。
だが、気がつくと、霧を抜けて船は岩だらけの場所に座礁してしまう。
何とか脱出し退散しようとするが、そここそスカル島だと確信したデナムらは
さっさとボートで上陸してしまう。

 そこには巨大な城壁などがあるが、何年も前に文明は滅んだかに思えた。
ところが、実は原住民が潜んでいて、一行を襲撃。
仲間が殺されたりして、デナムらも危険な目に遭うが、
銃を持った船長らがかけつけ助けられる。
船に戻ってどうしようか考える一同だが、原住民はひそかにアンを連れ出してしまう。
いやな予感がしたドリスコルは、原住民の首飾りを見つけ、
アンが連れ去られたと確信。
出発しようとする船を止め、彼女を捜すために隊を組む事に。
思えば、何が何でもアンを助けようとするドリスコルの気持ちによって
この後、物語は左右されていくのであった。
ドリスコルらは島に上陸し、アンを捜し回る。
一方、アンは巨大な城壁の中で縛られ、生け贄にされようとしていた。
そしてそこに現れたのは、巨大な猿コング(原住民が言う所の)だったのだ。
コングはたちまちアンに一目ボレしたのか、それとも面白がってか彼女を連れ去る。
城壁に阻まれ、中が見えない一同だが、デナムだけは隙間から中の様子を見て
これこそ撮影すべきネタだと考え、コングの事は隠し、先へ進もうと主張する。
ところが、城壁の中は有史以前の恐竜やら、巨大な生物が生きている世界だった。
恐竜の大暴走に巻き込まれ、逃げまどう一同。踏まれたり谷へ落ちたり。
アンの方は、何とかコングから逃げ出そうとするが、なかなか逃げられない。
ドリスコルらはアンがコングに捕まったと知るが、
コングはアン以外の人間には凶暴で、頼りになる黒人船員もやられ、
一行は木の橋を揺さぶられて全員谷底へ。
このシーンは毎回あるけど、全員落ちたのは初めてだ。
ひそかに撮影を続けていたデナムだが、ついにカメラも壊れてしまう失望。
さらに谷底には巨大なミミズみたいなのがたくさんいて
撃ちまくってもドンドン現れ、アンディ・サーキス船員が食われる。
いよいよダメかと思ったが、一人だけ逃げたヒーロー役の俳優さんが
船長たちを引き連れて戻ってきて、何とか救出される。
一人ドリスコルだけは、反対側の崖に上り、あくまでもアンを救出すると言う。
止める船長だが、デナムは新しいアイデアを思いついていてそれを船長に相談。
コングはアンに惚れているから、ドリスコルがアンを救出すれば追ってくるはず。
大量のクロロホルムで眠らせ、連れ帰ろうと言うのだ。

 コングに捕らわれているアンだったが、凶暴な恐竜に取り囲まれ格闘に。
3匹もいるので、コングが戦っている間に、別のに狙われるアン。
コングはらしからぬ機敏さで、アンを助けたり戦ったり。
もろともに谷底へ落ちかけ、ツタに絡まって空中で戦ったりして何とかすべて退治。
そんな事もあって、アンはコングを頼りにするようになり
喜劇女優の心に火がついたのか、何とかコングを笑わせようとしたりして
互いの心が通じつつあった。
しかし、現れたドリスコルは、コングが寝ている間にアンを救出。
ひそかに連れ去ろうとするが、コングが気づいて大暴れ。
ドリスコルらは巨大コウモリにしがみついて去り、無事城壁の所まで生還。
だが、コングがそれを追ってくる。デナムは引きつけて、クロロホルムで攻撃。
最初は効果なく、犠牲者がドンドン増えるので船長は去ろうとするが、
執念でコングを眠らせる事に成功するデナム。
デナムのたくらみを知ったアンは、コングを見せ物にする事に抵抗するが。

 それから数週間後。ニューヨークに連れてこられたコングは、劇場で見せ物に。
話題騒然で観客は大入りだ。
デナムに愛想を尽かしたドリスコルは、これには参加しなかったが、
アンへの気持ちを捨てきれずかけつける事に。
デナムは、かつてクビにされかかったスポンサーと和解。舞台で司会をする。
コングが捕らわれたいきさつをミュージカル風に演出。
ここでスペシャルゲストを紹介しましょうと言われ、自分の事だと思うドリスコルだが
ゲストとはヒーロー役の俳優さんの事。
さも彼が島で大活躍だったかのように、話が作り替えられていたのだ。
そして、巨大な猿コングが披露され、その前に生け贄として出されるアン。
しかし、アンを演じているのは別の女優だった。
アンは高額なギャラにもかかわらず、コングを見せ物にする事に耐えられず
断ったと言うのだ。
その頃、小さな舞台で踊っているアン。
一方コングは、ニセ者のアンを見て、興奮したのか大暴れ。
様子がおかしいと、早々と退散するヒーロー役の人。
コングは鎖を切り、ニセ者のアンを投げ飛ばし、観客席に踏み込む。
あわてて退散する観客たち。
コングはドリスコルを見つけ、恋敵と思ったか、彼を追い回す。
コングは町へ出て、アンを探し、女性を片っ端からつかんでは投げ、つかんでは投げ。
ドリスコルは囮になってコングを誘導しようと奮戦。
一方、事件を知ったアンもかけつける。
ついにアンと再会するコング。
セントラルパークのスケートリンクでツルツル滑りながら、楽しい時を過ごすが
軍の攻撃が開始。コングはアンをつかんでエンパイアビルを上り始める。
まさに運命のエンパイアビルへ。
エンパイアビルの一番上に到達するコングとアン。
島を思い出す綺麗な太陽を見てしばし休憩するが、そこへ攻撃しようとする戦闘機が。
コングはちょっと下の階にアンを置いて、自分だけ上に上り戦闘機と対決。
アンは必死に上へ上りかけつけようとするが、
ジェシカ・ラング版のように、自分と離れたら攻撃されるとか
そう言うセリフはないので、その意図はよくわからない。
跳んだりはねたりして、戦闘機をたたき落としたりもするコング。
一段落してアンもかけつけ落ち着くが、負った傷は深く、落下して息絶えてしまう。
かけつけたドリスコルは、アンのエンパイアビルのてっぺんで抱き合う。危ないぞ。
落下したコングの死体には、記者や野次馬が集まり、記念撮影する者も。
そして最後にデナムが名ぜりふ。殺したのは戦闘機じゃない。美女が殺したんだ。
再びRKO風のエンディング。
その後に、実は生きていたコング。。。と言うのはなかった。

 と言うわけで、物語は、33年版とほぼ同じで、
ラウレンティス版(以下76年版)ともさして変わらない感じ。
現代を舞台にした76年版と違い、舞台は33年に戻り冒険映画的な要素も復活。
一般の人がどうかは知らないが、個人的には物語の展開は頭に入っているので
展開はだいたいわかっているし、見せ場もそれなりにできているので
3時間の長さもたいして気にならない感じ。
あえて言えば、恐竜に追われるドタバタシーンとか、
ジャック・ブラックらが、巨大ミミズに襲われるあたりがやや蛇足という感じ。
もっとも、一番最後にやっちゃうとまさに蛇足だが、途中だからまあいいか。
クライマックスで、エンパイヤビルに登るシーンあたりは、結末を知っているだけに、
と言うか、映画ファンには歴史的事実であるかのように頭に焼き付いているだけに
「運命のエンパイヤビルへ」と言う感じで鳥肌物。
他の監督ならやりかねなかった、「実は生きていた」なんてエンディングもないし。
総じてコングファンを納得させる出来と言える。
ただ、ちょっと気になるのは、コング自身の描写で
33年版も76年版も特撮技術の問題があって、
何か動きがぎこちなかったり、夜のシーンばかりだったりで、
神々しいと言うか、正体不明みたいな部分があったのだが
今回は特撮技術が向上してしまったばっかりに
明るい場面で、コングの大きさも統一されていて、
妙に動きが素早くて本物の猿みたいだし、
だいたい超巨大と言うよりは、やや大きいという程度に抑えてあるので
何だか猿人ジョーヤングぽい印象もあり、そこはちょっと物足りない。

 おまけ:3作の比較

33年版
 時代:33年。
 島へ行った理由:映画撮影で巨大生物を追っていた。
 ヒロイン:失業中の女優
 特撮方法:人形アニメ
 島にいた他の生物:恐竜。続編では巨大な熊
 輸送方法:不明
 登ったビル:エンパイアビル
 ヒロインの心理:最後まで怖がってた
 続編:コングの復讐(息子が出てくるだけ)
 特筆すべきシーン:当初カットされたが、原住民を食べるシーン等アリ

76年版
 時代:現代(76年)。
 島へ行った理由:石油を探していた。
 ヒロイン:漂流していたモデル
 特撮方法:実物大コングもあるが、大半はぬいぐるみ
 島にいた他の生物:巨大な蛇
 輸送方法:タンカー
 登ったビル:世界貿易センター
 ヒロインの心理:途中からコングに同情的に
 続編:キングコング2(人工心臓で復活。妻が現れ子供も出来る)
 特筆すべきシーン:ジェシカ・ラングのポロリあり

05年版
 時代:33年。
 島へ行った理由:映画撮影で謎の島を探していた。
 ヒロイン:失業中の女優
 特撮方法:主にCG
 島にいた他の生物:恐竜。巨大なムカデ、ミミズ、コウモリ等
 輸送方法:不明
 登ったビル:エンパイアビル
 ヒロインの心理:途中からコングに同情的に
 特筆すべきシーン:原住民を食べはしないが、けっこう女性が投げ飛ばされる。
 



 スピンオフ的作品「キング・コング」(2017年米)を見た。

 キングコングは、1933年に公開された映画のキャラである巨大なゴリラ。
いわば怪獣映画の元祖で、我が日本のゴジラにも影響を与えてます。
その後、東宝に貸し出されてゴジラと戦ったり、
2回もリメイクされたり、アニメシリーズになったり。
共通するのは、本質は悪ではなく、人間の女性に優しい点。
本家では3回とも悲しい最期を遂げ、文明の犠牲者と言う側面を見せていた。
本作では、コングが島を出る前の話が描かれる(つまり死なない)との事で、
シリーズ化も視野に入れたかの様な展開に。
2020年東京五輪の年にはゴジラとの対決がハリウッドで描かれると決まっていて、
その前哨戦としても見逃せない。
いや、そうでなくても見ますけどね。

ジェームズ・コンラッド 傭兵(トム・ヒドルストン)
メイソン・ウィーバー カメラマン
プレストン・パッカード大佐 (サミュエル・L・ジャクソン)
ランダ 特務研究機関モナークの一員(ジョン・グッドマン)
サン・リン モナークの一員
ハンク・マーロウ中尉 大戦時の生き残り(ジョン・C・ライリー)
グンペイ・イカリ 日本兵

起:コンラッドらは南海の孤島に調査へ向かう事に。
承:コング他、巨大な生物の住む島だった。
転:パッカード大佐らは島を荒らして殺される。
結:コンラッドはコングに助けられて生還する。

@太平洋戦争中に、日米の兵士が墜落した島で巨大なゴリラに出会う。

 時代は太平洋戦争中。
日米の戦闘機が太平洋の孤島に墜落。
日米の兵士は、互いの命を奪おうと、撃ったり刀を振り回したり。
だが戦っている最中に、思いがけない光景を見て愕然とする。
彼らの前に、巨大なゴリラが現れたのだ。

Aベトナムからの撤退を目前に、米軍が未知の島スカル島を調査する事に。

 時は流れて70年代。
米軍はベトナムからの撤退を決定。
根っからの軍人であるパッカード大佐は不完全燃焼な状態でいた。
一方、科学者ランダは衛星の画像から未知の島スカル(髑髏)島を発見。
未知なのに、なんで名前があるんやねんと言う気もするが、調査隊を組む事を求める。
そこには鉱物資源などが期待できると言うのだ。
権限を持つ議員は消極的だったが、
3日後にはソ連の衛星がこの島を発見する事がわかっていると知り、調査を許可する。
たぶん、その為にモナークと言う組織が結成されたって事だと思うけど、
モナークが渡辺謙版ゴジラに出てきた組織だったと言う事は、
映画を見ている時には気付いてなかった。
調査隊を連れていくのはパッカード大佐のヘリ部隊。
そして、民間人の安全確保の為の傭兵コンラッドと、
取材カメラマンのウィーバーが同行する。

B嵐に守られた島へ到着。だが、現れたコングにヘリが撃墜されてしまう。

 一行は軍の船で島に接近。島は周囲を嵐に囲まれており、
敢えて入らない限り、到達できないと言う都合の良い環境だった。
嵐の中へヘリで突入し調査をした後、数日後に合流地点に船が迎えに来ると言う事に。
危険を冒して、数機のヘリがニクソンの首降り人形をカタカタ揺らして、嵐に突入。
その先にあったのは、秘境と言うべき島だった。
大自然が残された島はこの世の楽園の様で、ウィーバーも感嘆の声をあげる。
だが、彼らの前に想像もしなかった光景が。
ヘリを見下ろす巨大なゴリラが現れ、次々とヘリを叩き落としたのだ。
ヘリは四方八方に墜落し、中には犠牲者も出る。

Cパッカード大佐は仲間の救出に向かいつつ、コングへの復讐心を燃やす。

 一行は、3チームに分かれた状態に。
1つ目はコンラッドやウィーバーらの民間人のチーム。
2つ目はパッカード大佐ら米軍チーム。
3つ目は1人だけはぐれた米兵だ。
島には巨大なゴリラ以外にも、巨大な水牛やら、
巨大なクモ(兵士が足で突き刺さって、食人族風にやられる)、
巨大なバッタ(巨木に見える)等、巨大な生物がいっぱい。
水牛には襲われないが、他の生物は現れるたびに誰かが犠牲になる。
だが、パッカード大佐は巨大ゴリラにターゲットオンし、
犠牲になった仲間の復讐をすると誓う。
いや、ベトナムで不完全燃焼だった彼は、
新たな敵を見付けて、むしろ楽しんでる様に思える。
謎の敵を警戒しながらジャングルを進む様は、プレデターを連想させる。
ランダは、この島が巨大生物だらけだと知っていたと告白。
この人が、冒頭の米兵なのか?と錯覚させるが、そうではないと後でわかる。

D島民に合流した傭兵コンラッドらは、大戦中の生き残りマーロウ中尉と出会う。

 一方、コンラッドらは人間が作ったとしか思えない壁を発見。
続いて原住民と対面する。
危険な連中かと警戒するが、間に入ったマーロウ中尉が止める。
彼こそが、冒頭の米兵で、言わば横井さんの様な存在だったのだ。

Eマーロウによると、コングは島の平和を守る守り神だと言う。

 マーロウは怪獣だらけの島で生き延び、ここに住む原住民と親しくなった。
ただし原住民は言葉を話さないと言う。
島は怪獣だらけで、特にスカルクローラーと言う2本足のトカゲの怪物が狂暴だ。
ともすると、怪獣無法地帯になりかねない島だが、
守り神と言うべきコングが平和を守っていると言う。
つまり、島を荒らせばコングに倒されるが、平和を守ればコングは手を出さないのだ。
スカルクローラーはマーロウが名付けたと言うが、
コングはもともとそう呼ばれていた模様。
もっとも、言葉を話さない原住民が、どうやって名付けたかは謎だ。
ウィーバーが、ヘリの下敷きになった水牛を助けようとするシーンがあり、
結局コングが助けるのだが、これで彼らは敵ではないと認知されたって事かな。
一方、水浴びするコングが巨大タコに襲われるシーンもあり。
コングはタコを引きちぎり、生で食べてしまう。
巨大タコの登場は、キングコング対ゴジラを意識してる気がします。

F迎えが来る地点へ移動する為、マーロウ手製の船を修理する。

 コンラッドらが合流地点へ向かうつもりと知り、
マーロウは徒歩では間に合わないと言う。
これで行けば間に合うと見せたのは、墜落した戦闘機を改造した手製の船だった。
マーロウは日本兵イカリと親しくなり、協力して船を作ったが、
志半ばにしてイカリは死んでしまったのだ。
マーロウは島を出る事を決意。コンラッドらと共に船を整備して出発する。

G大佐らと合流するが、スカルクローラーに襲われる。

 やがてコンラッドチームとパッカード大佐チームが合流。
コンラッドらは、直ちに合流地点へ向かうべきと言うが、
パッカードはただ1人はぐれた仲間を救出に行くと言う。
結局、救出に行く事になるが、一行をスカルクローラーが襲撃。
ランダらが犠牲となる。
一行はその地を退散するが、コンラッドは助けに向かった米兵の認識票を見付ける。
彼は既にやられていたのだ。

H仲間が死んでいると判明し、コンラッドは撤退する事に。大佐は復讐心を燃やす。

 救出すべき仲間が死んだとあれば、もはや島に用はないと、
コンラッドらは退散を主張。
だが、パッカード大佐は敵意をむき出しにし、復讐すると宣言。
マーロウは、歳は下だが階級は上の大佐に反発。
あんたは間違ってると。
両チームは別行動する事になり、米兵たちは困惑しながら大佐に従う。

Iコングに助けられたコンラッドは大佐を妨害。大佐は爆破に巻き込まれる。

 コンラッドらは移動するが、
スカルクローラーに襲われたか何かして、危機的状況をコングに助けられる。
命の恩人であるコングが大佐にやられるのを見過ごせないと、
結局コンラッドは引き返す。
大佐は大量の爆薬でコングを片付けようとするが、かけつけたコンラッドが説得。
大佐は聞く耳持たないが、部下たちはコンラッド側に寝返って退散。
大佐は1人でも戦うつもりだが、自らの仕掛けた爆薬の爆発に巻き込まれて死ぬ。

Jコンラッドらはスカルクローラーに襲われるが、コングに助けられる。

 コンラッドらは退散チームと合流。
合流地点へ向かうが、またもスカルクローラーに襲われる。
するとコングがかけつけて助けようとするが、鎖が引っ掛かって身動きが取れない。
そこでウィーバーが奮戦して、コングを助ける。(どうやったのかは忘れました)
体が自由になったコングは、スカルクローラーを倒す。
反動で川に落ちて失神したウィーバーをコングが救出。
だって、歴代のコングは基本的に美女に優しいから。
一同は無事合流地点へたどり着き、コングを残して、
米国への帰還を成し遂げるのだった。

K島を脱出したマーロウは妻子と再会する。

 島を脱出したマーロウは、数十年ぶりに妻に再会。
すでに大人になっていた息子とも感激の対面をする。

Lコンラッドは、同様の島が見つかり、別の怪獣の壁画があると知る。

 それにしても渡辺謙版ゴジラは現代が舞台だし、
本作は70年代だから、どうやって戦うんだろう。
ひょっとして、本作のコングとは別物になるのかな?なんて思いながら、
エンドロールを見ていると、
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラは東宝のキャラですみたいな表記が出た。
あれ?でも、本作にゴジラって出てないよな。
続編に出る場合も、こういう表記が必要なのか?等と不思議に思っていたら、
エンドロール後にワンシーンあり。
 帰還したコンラッドとウィーバーは某所で拘束されていた。
コンラッドは島で見た事は他言しないから解放しろと語る一方、
ウィーバーは人々に知らせる権利はある等と叫ぶ。
だが、謎の連中(たぶんモナーク)は思いがけない事を語るのだった。
実は、スカル島と同様に、巨大生物がいる知られざる島が複数確認されていると。
その島々の壁画の写真を見ると、そこにはゴジラみたいな怪物以下、
モスラ、ラドン、キングギドラらしき怪物の絵が描かれていた。
こんな連中がまだ他にもいるのか?と愕然とするコンラッドの耳に、
日本人には聞き慣れたゴジラの鳴き声が響くのだった。

 と言う訳で、時代は1970年代。ベトナム戦争の敗退が決まり、
サミュエル・L・ジャクソン大佐らは帰国を目前にしていた。
そこへ未知の島の調査に同行すべしと言う命令が出る。
これがコングの住むご存じスカル島です。
島は周囲を嵐が囲んでいて、敢えて入らない限り、誰も気が付かない都合の良い環境。
そこには巨大な猿コングがいて、ヘリ全機が撃墜されてしまう。
やむなく迎えの来る場所まで歩いて移動する事に。
(迎えの連中はやられないのかと言う疑問はあるが)
やがて、コングは島の平和が守られていれば、脅威にはならないと判明。
だが、島には他にも危険な生物がいっぱい。
巨大な水牛、巨大なタコ、巨大なクモ、巨大なバッタ(木に似てる)
なぜか二本足のトカゲ(こいつがたちが悪い)等だ。
こいつらによって無法地帯となりかねない所を、王コングが治安を維持していた訳。
まあ、コングに守られつつ脱出するのも大変なのだけど
ベトナム戦争で不完全燃焼の大佐は、コングらを新たな敵として攻撃し始め
事態を悪化させると言う訳。
ざっくり言うとそれだけの話で、
作品としてあまりレベルが高いという印象は受けないのだが
その戦いを、最新の特撮技術の迫力で見せるのが本作の見どころ。
渡辺謙のゴジラが現代だったので、
70年代を舞台にした本作とどうつながるかと思っていたが
「ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラは東宝のキャラ」みたいな表示が
エンドロールで出たので「あれ?」と思わせる。
すると、エンドロール以降にワンシーンがあって
どうやらゴジラたちがこっちの設定へ来ると判明。
それが分かったお得感だけでも、本作を評価できる次第です。
 

キングスマン(2014年英)

エグジー 見習いメンバー
ハリー・ハート キングスマンの一員(コリン・ファース)
アーサー ハリーの上司(マイケル・ケイン)
マーリン 教官
ロキシー エグジーの同僚
バレンタイン IT富豪(サミュエル・L・ジャクソン)
ガゼル バレンタインの殺し屋
アーノルド教授 (マーク・ハミル)

 1997年。キングスマンと言う組織は、中東で作戦を遂行。
ハリーは部下を失い、その息子エグジーに、困ったら連絡しろと伝える。
 17年後。キングスマンは、捕らわれたアーノルド教授の救出を試みるが失敗。
謎の組織を追っていたメンバーが殺され、交替要員が必要となる。
 成長したエグジーは、母の乱暴な再婚相手や、悪友たちに悩まされていた。
自らも警察に追われる羽目になり、逮捕された彼は、ハリーを思い出して連絡。
保釈されたエグジーは、キングスマンに関心を示す。
 エグジーは、他のエリート候補者たちと共に訓練を受ける事に。
他の候補者が次々脱落する中奮戦する。
 ハリーは教授を見つけるが、彼は首に埋め込まれたチップで自爆する。
IT富豪バレンタイン氏が無料で配ったSIMカードと関係ありそうだ。
折しも世界各地の重要人物が姿を消していると判明。
 拷問のテストに耐えたエグジーだったが、愛犬を撃てと言うテストで不合格に。
同じく訓練生だったロキシーが合格となる。
 エグジーに失望したハリーだったが、
富豪が何かを計画していると突き止め、田舎町の教会へ。
そこにいた人々は、SIMカードに向けて発信された信号の影響で、
ハリーを含めて殺し合いに。
ハリーは生き延びるが、外へ出た所を、富豪にやられてしまう。
 ハリーの死を知ってショックを受けたエグジーは、アーサーの所へ急行。
だが、アーサーもチップを埋め込まれていると気付き、毒を盛って倒す。
共に戦える仲間は、ロキシーと教官マーリンだけだ。
 富豪は、彼が選んだ少数の者だけを招いて、山中でパーティを開催。
残る人々を殺し合わせ、ノアの方舟を再現する考えだ。
エグジーは、アーサーに扮して乗り込む事に。
正体を見破られるが、
気球で上空に向かったロキシーが衛星を破壊し、システムが停止する。
マーリンが、チップが埋め込まれた全員を爆破。
富豪は別の衛星を利用してシステムを再稼動させ、世界中が大混乱に。
エグジーは格闘の末、殺し屋と富豪を倒し、システムを停止。
捕らわれていた某国王女とお楽しみとなるのだった。

 と言う訳で、コリン・ファース出演のスパイもの。
コリンが主役かと思ってたけど、実際は若僧が主役でした。
エグジー青年は、かつて父親が所属した謎の組織に参加する事になる。
この組織は、何が一番近いかと言うと、ナポレオンソロのアンクルかな。
落ちこぼれだった主人公が、意外に活躍するが、もう一息の所で不合格に。
だが、緊急事態が発生して、正式メンバーより活躍すると言う展開。
この展開って、ポリスアカデミーとかで見た印象です。
コリンとマイケル・ケインと言う、英国スパイっぽい面子は途中退場して拍子抜け。
敵の傘下に収まった連中が次々と死ぬブラックなシーンは、
旧カジノロワイヤル(あるいは博士の異常な愛情)を連想した。

TV放送 2016/05/22 WOWOW 2200-0008
 

キング・ソロモン(50)

 1897年。アフリカの案内人アランは
行方不明の夫カーチスを捜すエリザベスと兄ジョンの案内をする事に。
カーチスは伝説のソロモン王の鉱山を探していたらしい。
だがアランは遺産目的ではと怪しみ、最初からエリザベスと衝突。
苦難を経てカルアナ族の村へ。身を隠していた殺人犯ブルーエンに脅されるが射殺。
地図通り白い双子山に隠された高原を発見。カーチスの墓も見つける。
エリザベスは夫を愛しておらず、彼はアフリカへ逃げたのだった。
同行したウンボバは実は現地ワトゥシ族の王だったが、従兄が圧政。
捕らわれたアランらは、ソロモン王の秘宝が隠された洞窟に生き埋めに。
川から脱出し、反乱軍を率いたウンボバは決闘の末従兄を倒し、王となる。

 と言うわけで、「キング・ソロモンの秘宝」のオリジナルと思って見たが
共通点はあまりない。「アフリカ」と言う曖昧な舞台も、時代を感じさせる。
見せ場としてはちょっと物足らない。物語はありがち。

TV放送 2000/09/28 BS11 2100-2245
 

ロマンシング・アドベンチャー キング・ソロモンの秘宝(85)

 監督 J・リー・トンプソン

 ジェシー(シャロン・ストーン)は、行方不明の父ヒューストン教授捜索のため、
ハンターのクォーターメイン(リチャード・チェンバレン)を雇う。
教授がソロモンの秘宝の地図を解読したため、
独軍のボーグナー大佐(ハーバート・ロム)や
ドカティ(ジョン・リス・デービス)が教授を拷問し、秘宝を入手しようとしていた。
クォーターメインらは独軍の列車に乗るが、
ジェシーが捕まったため、教授は財宝のありかを白状。
クォーターメインがかけつけ、教授らを救出して逃走。

 財宝を守るため、クォーターメインらは洞窟へ向かう。
人食い族に釜ゆでにされかかるが、脱出に成功。
ところが、別の部族に捕まり、今度はワニのいけにえにされかかる。
だが、助手のウンボポが実は部族の王だったため、クォーターメインは助かる。
女酋長が、シバの女王に似たジェシーをいけにえにしようとするが、救出される。
ついに財宝を発見。だが、女酋長が仕掛を動かし、部屋に閉じこめられる。
追いついたボーグナーはドガティを撃ち、壁を爆破。クォーターメインらは脱出する。
女酋長が火の海に飛び込み、洞窟が崩れ始める。
ボーグナーは財宝を奪おうとするが、仕掛にかかって、竜に食われる。
クォーターメインは生きていたドガティと格闘。火の海に落とす。
洞窟は爆発するが、脱出。クォーターメインらはこっそり財宝を拝借する。

 というわけで、シャロン・ストーンはやっぱりいい女だと言う事が分かった。
連続活劇的なノンストップアクションとしては、インディシリーズより徹底している。
徹底しすぎて、次から次へと危機に陥り、
後でどういう話だったのかわからないほどだ。
部族が3つも出てくるのは余計な気がする。
先に出発したドイツ軍が、後に到着すると言うのもマヌケな話だ。

TV放送 92/01/12 10CH 21:02-22:54
 

キング・ソロモンの秘宝2 幻の黄金都市を求めて(86)

 キングソロモンの秘宝を発見したクォーターメイン(リチャード・チェンバレン)と
ジェシー(シャロン・ストーン)は、アメリカで結婚する事に。
だが、瀕死の旧友デュモンと再会し、黄金の道を見たとの話を聞く。
クォーターメインの弟と仲間が、黄金都市を求めて旅立ったのだ。
だが、デュモンは殺され、予言者スワーマは、深い山中に黄金都市があると言う。
クォーターメインは弟に会うため、都市を探しに行く事に。
ジェシー、ウンスロボガース(ジェームズ・アール・ジョーンズ)、スワーマも同行。
ジャルボーラの壁を発見。金のメダルには、川に沈む太陽が描かれていた。
一行は川を進み、エシオイ族に付け狙われるが、
クォーターメインが防弾シャツを着ていたため、悪魔かと恐れられる。
ボートは火山に近い洞窟を抜け、ついに黄金都市を発見。
子供をライオンから助け、人々は歓迎。弟ロンソンと再会する。

 だが、司祭エイゴン(ヘンリー・シルバ)は神聖なライオンを殺したと怒る。
だが、クォーターメインがヤリを跳ね返したため、エイゴンは驚く。
彼は奴隷商人で、黄金にとりつかれて、司祭を装っているのだ。
ロンソンは、支配者ソライアスの妹ニレータを愛し、とどまる意志だ。
ニレータは、クォーターメインに、いけにえの祭壇の破壊を頼む。
ウンスロボガースが、斧で叩き割り、エイゴンは追い出される。
エイゴンはエシオイ族を銃等で手なづけ、襲撃。武器を持たない住民も何とか抵抗。
クォーターメインはライオンの像に落雷させ、溶けた金で敵を倒す。
警備隊長のナスターとソライアスをいけにえの穴に落とし、エイゴンを金づけに。

 というわけで、昔から何度も映画化されているらしいキング・ソロモンもの。
今回は、キング・ソロモンとはまったく関係ない。
ジャルボーラの壁までが、山こえ、砂漠こえ、ジャングルこえの、ひどいコース。
本筋に関係ないピンチが次々現れ、飽きさせないが、逆に期待はずれを起こす。
平和を愛する黄金都市が、他の者を受け入れたり、武器を持ったりするのはどうも。
何か最後には、いろんな連中が出てきて、どいつが敵なんだか不明確。

TV放送 92/05/03 10CH 21:02-22:54
 

キングダム/見えざる敵(2007年米)

ロニー・フルーリー FBI(ジェイミー・フォックス)
ジャニス 法医学調査官(ジェニファー・ガーナー)
サイクス 爆発物のプロ(クリス・クーパー)
レビット チームメンバー
アル・ガージ大佐 現地警察

 サウジは石油貿易をする米国と、
米国に対立する他のイスラム教国家との間で、微妙な位置にあった。
そんな中、100人以上が死亡するテロ事件が発生。米国人の死者も出る、
捜査のためFBIのロニーらが乗り込むが、
サウジ側は難色を示し、行動は制限される。
犯人は現場を見渡せる建物へ来たと判明。外国人は入れず、アラブ人の仕業だ。
撃ち合いで倒した相手は子供たちで、首謀者とは思えないが、
チームには帰国命令が出る。
空港へ向かう車が襲撃を受け、レビットが捕われてしまう。
ロニーらは一味を襲撃。レベットを救出するが、現地警察の大佐が撃たれて死ぬ。
テロで同僚が殺されたと知ったロニーは、連中を皆殺しにすると言った。
一味もまた、米国人を皆殺しにすると言う。それは負の連鎖だった。

 と言うわけで、イスラム圏は米国との関係が穏やかでない事が多いが、
その中でサウジアラビアは石油取引の関係で比較的親米らしい。(この映画によると)
そんなサウジで米人を巻き込むテロが発生。
調査のためFBIが赴く事になるが、万人が歓迎している訳でもない。
そのメンバーは、ジェイミー・フォックス、ジェニファー・ガーナー、
クリス・クーパーと言うクセのある組合せで、本作以外での共演が想像できない感じ。
本音と建前で、調査が難航する様子を描いた後、首謀者は始末される。
テロリストもFBIも、「奴らを皆殺しにする」と
同じ事を言って行動を起こす負の連鎖。
リアルと言えばリアルだけど、すっきりはしない感じ。

TV放送 2008/10/12 WOWOW 2000-2150
 

禁じられた遊び(52)

監督 ルネ・クレマン

 40年。独軍の空襲で少女ポーレットは両親と犬を失う。
道に迷う内、農夫の息子少年ミシェルに見つかり、彼の家に住む事になる。
2人は仲良くなり、犬を埋葬。
寂しがらないように他の動物も埋葬し、墓地から十字架を盗み出す。
両親は仲の悪い隣家の仕業と決めつけるが、司祭が真相をばらす。
ミシェルは十字架の隠し場所を白状するが、憲兵がポーレットを引き取り連れていく。
施設へ送られる事になったポーレットは、ミシェルらを探しさまようのであった。

 と言うわけで、戦争をほとんど描かずに戦争を批判した作品。
まあ今見るとちょっと古くさい気もするし、
ポーレットが知らず知らずの内に、周囲に迷惑をかけてるのもけっこう腹立たしい。

TV放送 99/08/09 BS11 20:00-21:30
 

禁じられた恋(86)

 少年院のジョーは、森の中で、少女リサ(バージニア・マドセン)を見かける。
彼女はクリスチャン女子校の優等生だが、まもなく両親とスイスへ行く事になる。
ジョーらは集団で映画を見に行き、再びリサと出会う。
奉仕活動として、リサは少年院とのダンスパーティを提案。
ダンスパーティでリサとジョーは接近。散会になるが、彼女は電話番号を手渡す。
ジョーはこっそり看守の部屋から電話。
掃除作業をする墓地で出会ったりして、密会を続ける。
今度は、院を抜け出し、墓地の礼拝堂で愛し合う。
だが、看守に見つかり、ジョーは独房へ。仲間の助けで、修理作業用の車で逃走。
女子寮からリサを連れ出し、かつて父がいた山小屋へ。
看守が地図を発見し、警察のヘリや看守がかけつける。
看守はジョーを撃ち殺そうとするが、2人は断崖の下の川へ飛び込む。
2人は死んだとして追跡は断念されるが、2人は生きていて、新しい生活が始まる。

 というわけで、バージニア・マドセンのために見た映画。
髪を降ろしているとやっぱり美人だが、
アップにすると、ちょっと変な顔だと言う事に気づいた。
ダンスパーティの企画が簡単に受け入れられるとは思えないし、だいたい長すぎる。
山小屋で生活すると言っても、食料はどうするつもりなのだろうか。
それに、死んだと言っても、リサの死体くらいは捜索してもらいたいものだ。
古いタイプの駆け落ちドラマのようなもの。

TV放送 92/02/19 08CH 03:05-04:59
 

キンダガートン・コップ(90)を見た。

 この映画は、今や出るだけで客を呼ぶスターとなったシュワルツェネッガーが
「ツインズ」のアイバン・ライトマン監督と、
再び組んだコメディタッチの映画である。
シュワが演じがちな乱暴ものの刑事が、
捜査の都合上から幼稚園の教師をしなくてはならなくなり、
手がつけられない子供たちに苦戦するという話は、聞いただけで面白そうだ。
しかも、やっているうちに子供たちに情が移るという展開は、容易に想像できる。
ありがちな話とはいえ、それはそれで楽しめるに違いないと言うので見た。

 ロサンゼルスの刑事であるキンブル(シュワルツェネッガー)は
一匹狼で、乱暴で、犯人逮捕のためには何でもやってしまうありがちなタイプ。
麻薬も扱う凶悪犯クリスプを尾行しているが、
目を放したスキにクリスプは殺人を犯してしまう。
クリスプは殺した男から、自分の子供の居場所を聞き出していたのだ。
キンブルは殺人の目撃者である、殺された男の恋人に証言を求めるが
彼女は身の危険を感じて証言しない。
キンブルの乱暴な方法でようやく証言し、クリスプは逮捕される。
しかし、彼の母親(キャロル・ベイカー)がいろいろと手を打つので
一週間も拘留しておければいいくらいだ。
キャロル・ベイカーと言えば、35年も前に「大いなる西部」などで
すでにけっこう歳で気の強い女性を演じていたので、今はかなりの歳だ。
そこで上司は、キンブルと同僚の女性刑事フィービーに指令を与える。
それはクリスプの金を持ち逃げしたと言う、彼の妻を捜し出せと言う事だ。
彼女の証言さえあれば、クリスプを有罪に持ち込める。
この妻は名前を変えてしまったが、
わかっているのは、彼女の子供がある幼稚園の生徒だと言う事だけだ。
そこで保母の経験があるフィービーが、教師として潜入する事になる。
その間にキンブルが不審な母親たちを調査するのだ。
ところが、フィービーが腹を壊し、初日に幼稚園へ行けそうもなくなってしまった。
やむをえず、子供嫌いのキンブルが幼稚園へ行く事になる。

 ここは幼稚園だけでなく、中学ぐらいまでが一緒になっている学園だが
園長(リンダ・ハント)は突然刑事が教師をするために来た事を快く思わない。
このリンダ・ハントは子供くらいしか身長がない女性だが
何と男役でアカデミー賞をとってしまったと言う事で知られている。
しかし、園長はキンブルがどうせ長持ちすまいと考える。
実際、子供たちは最初のうちこそ静かにしていたが、すぐに手がつけられなくなり
トイレへ行きたい女の子をどうする事もできず、どなって静かにさせるばかりで
子供に今までで最低の教師と言われてしまう。
次の日に園へ送りにきた母親から、父親が男と駆け落ちしたなどと言う話を聞かされ
子供たちの両親の多くが離婚している事を知る。
彼自身も離婚して子供もいるのでひと事ではない。
そこで子供たちから両親の事を聞いてみると
中にはパパは離婚として、ママも離婚しているなどと言う者もいる。
(両方とも再婚してさらに離婚した)
中に1人だけ仲間外れの子供がいて、キンブルは不審に思う。
さらに避難訓練があり、キンブルには連絡がなかったのか
大騒ぎして顰蹙を買ったりもする。
ようやく回復したフィービーとキンブルは食事に行き、
そこで割と素直な子供ドミニクと、彼の母親で園の先生でもある女性ジョイスと会う。
フィービーとキンブルは夫婦という設定でいくつもりだったが、
フィービーが気を使って姉だと称してひっつけようとしたりする。
子供たちに腹を立てているキンブルに、フィービーはアドバイスする。
子供たちは凶悪犯と同じ。なめられたら負けだと。

 そこで、キンブルは考えて、保安官ゲームと称して笛を吹いて
軍隊式に子供たちをまとめたりして、次第にコツをつかみ始める。
避難訓練の失敗を反省して、何度も練習したりして、子供たちはなつき始める。
仲間外れにされていた子供の母親が、何かを隠しているようなので追及すると、
父親が子供をせっかんしていたと言う事がわかった。
少なくとも、彼女は候補者でない事がわかったのだが、教師として見過ごさせない。
後日、現れた父親を人前で殴り、教師の経験がない事もばれて
園長にクビを言い渡されるかに思えたが、
意外にもキンブルを買って教師を続けさせる。
やがてジョイスに食事に誘われて、彼女の家へ行く。
キンブルはドミニクに秘密の基地を見せられる。
そこには、家を悪者から守るためのレーザーが設置されていると言う。
キンブルはドミニクが、かつて悪者から逃げ回っていたと聞き、
ジョイスこそ追っていた女性だと確信する。彼女は結婚を後悔しているようだ。
やがてクリスプの母親が手を打って、クリスプの殺人の目撃者である女性が殺される。
そのため、クリスプは釈放されてしまった。
キンブルらは、クリスプが必ずドミニクの所へ来ると考える。
そこで、ジョイスに自分の正体を話すが、ジョイスは怒って家を出ていこうとする。
ドミニクは高圧電線の塔へレーザーをつけると称して登っていき
落ちそうになって、キンブルに助けられる。
何とかジョイスを説得して、クリスプを待ちかまえる事にする。
彼女によると、クリスプは息子を自分のものにするためには手段を選ばず
皆に彼女を追わせるため、金を持ち逃げした事にしていたのだ。

 フィービーも幼稚園へ行き、見知らぬ人とは話すななどと警告する。
だが、その間にもクリスプは幼稚園へ接近していた。彼は園内で火災を起こす。
キンブルの訓練の成果あって、彼らは整然と避難するが、
他のクラスの生徒たちがあわてて、キンブルはドミニクを見失ってしまう。
クリスプはドミニクを連れていこうとするが、
見知らぬ人が現れたので子供たちは大騒ぎ。
キンブルとジョイスはそれぞれドミニクを探す。
一方、学園の前で待機していたクリスプの母親は、
フィービーが裏口へ回った事に気づいて車ではねる。
クリスプは自分が父親だと話すが、ドミニクは信用しない。
そこへキンブルがかけつけるが、クリスプは何とドミニクを人質に取る。
やむなくキンブルは銃を捨てるが、
ドミニクが持って避難する係だったペットのイタチがクリスプにかみつき、
驚いたクリスプにキンブルは足を撃たれる。
だが、そのスキにキンブルはクリスプを射殺。ジョイスはドミニクを助け出す。
さらにクリスプの母親が現れるが、かけつけたフィービーにバットで倒される。
やがて退院したキンブルは幼稚園へ戻り、子供たちに迎えられる。

 というわけで、最初のうちこそ、
こんな話はシュワでなくても、誰でもできるのではないかと思ったが
見ていくにつれ、これはいかにも不器用そうな
シュワだからこそできる役だと言う事に気づいた。
もっとも、そう簡単に子供たちが打ち解けるかとか言う事は気になる。
それに、笛で指示する事がいいかなどという、
教育的な面でも気になる事がいろいろあった。
特に気になるのは、父親を教師に殺されたドミニクが
将来になって、本当の事を知ってどうなるかと言う事だ。
まあ、子供を使って泣かせるのは反則と言われるくらいで
安易なストーリー展開があった事は否めないが
シュワが不器用ながらもがんばって何とか子供たちと打ち解け
やがては本来の目的も忘れて、子供たちをかわいく思うあたりは感動的だ。
クリスプの母親はいい味出していたが、
クリスプ自体はもう少し凶悪でもよかったのでは。
どうして、あんなに息子に執着したのかがわからない。
ちなみに、ドミニクは双子が1人を演ずるという珍しい手法を使った。
コメディタッチだが、シュワに変なずっこけを演じさせなかったのは正解。
あの後、彼が刑事をやめたかどうかが気になるところだ。
 

キンダガートン・コップ2(2016年米)

ザック・リード捜査官 FBI(ドルフ・ラングレン)
オリヴィア 同僚の先生
ハル 同僚の先生
サンダース捜査官 リードの相棒
ゾグー 組織のボス

 FBIリードらは、交通事故を起こしたジェイソンを調査。
彼は組織のボス、ゾグーの犯罪を記録した情報を持ち出していた。
組織は署も襲撃してくるが、情報は兄ケビンに送られていたと判明。
堅気のケビンは幼稚園の先生をしていたが、
事故死してしまい、情報をどこに隠したかは不明だ。
 子供たちが知っているかもと、リードが先生に扮して幼稚園に潜入する事に。
情報を保存したメモリについて聞き出そうとするが、子供たちが大暴れで苦戦。
やむなく子供のいる相棒サンダースにアドバイスをもらう。
同僚オリヴィアとは、デートしながらケビンの事を聞き出そうとする。
一方、リードの作戦でクラス対抗のゲームに勝利し、子供たちも彼を慕うように。
 だが、ゾグーが幼稚園の存在を突き止めたと判明。
彫刻庭園へ見学に行った子供たちが危険だ。
留守番のリードは庭園に埋めるタイムカプセルにメモリが隠されたのだと気付く。
急行するが、オリヴィアと共にゾグーに捕らわれてしまう。
2人は始末されそうになるが、隠れていた子供たちが襲撃。
逃げるゾグーをリードが叩きのめす。
 一件落着し、リードはオリヴィアや生徒たちに見送られて幼稚園を去るのだった。

 と言う訳で、アーノルド・シュワルツェネッガー出演作の続編。
組織の悪事を記録したUSBメモリが幼稚園に隠される。
その在りかを探すべくFBIドルフ・ラングレンが潜入すると言う訳。
物語的なつながりはまったくなく、焼き直しに近い。
全編ドルフが子供たちに悪戦苦闘する様子が描かれて、
組織が迫ってくる緊迫感はあまりない。
子供たちは意外に簡単にドルフになつき、終盤の危機は子供たちに助けられた形に。
まずは子供たちに危険が及ばない行動をしてもらいたいものです。

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禁断の惑星(56)

 人類は宇宙へ進出。アダムス船長(レスリー・ニールセン)らはアルテア星へ。
20年前のベララホン号の生存者捜索が任務だ。
言語学者モービアスが迎えるが、他の乗員は目に見えぬ怪物によって死んだと言う。
この星にはかつてクレルと言う高度な文明があったが、20万年前絶滅したのだ。
宇宙船が透明な怪物に襲われ、被害者が出る。
クレル人は脳波を客体化する技術を開発したが、潜在意識まで客体化してしまった。
そのため、憎悪が目に見えぬ怪物になるのだ。
20年前も今も。乗員たちを邪魔に思う博士が生んだ怪物だった。
博士は怪物に襲われ、自爆装置を作動。船長らは惑星を脱出する。

 と言うわけで、早すぎたSFと言う声もある1作。
安っぽい雰囲気の中に、イドの怪物とか出てくるから驚かされる。
その姿は、バリヤに触れるとMGMマークとわかる。ロボットのロビーは逆にお茶目。
最初にやられる乗員役でリチャード・アンダーソン。やり手という設定。

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