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グロリア(99)
監督 シドニー・ルメット
仮出所したグロリア(シャロン・ストーン)は元恋人のケビンの所へ。
実は彼女はケビンの身代わりで入所していたのだ。
一方、ケビンは、組織の金を着服し、組織の秘密が入ったフロッピーを持ち逃げた
ジャック一家を惨殺。フロッピーを持った子供のニッキーも捕らわれる。
グロリアはケビンと再会するが、利用されたと知り激怒。
その場にいたニッキーが殺される運命と気づき、銃で一味を脅して連れ出す。
大ボスのルビー(ジョージ・C・スコット)は、何としても取り返せと指示。
グロリアは一家惨殺を知り、叔父マニーの所へ連れて行くが、彼も殺されていた。
ニッキーはテレビで家族の死を知りショックを受ける。
殺し屋が現れるが、危険なドライブで何とか振り切る事に成功。
神父に相談し、学校へ預ける約束を取り付ける。
ニッキーは捕らわれるが、ルビーを味方につけ、フロッピーとニッキーの交換に成功。
ニッキーを学校に預け立ち去ろうとするが、思い直して彼を連れて去る。
と言うわけで、ジーナ・ローランズ主演のハードボイルド作のリメイク版。
これがハードボイルドかと肌で感じさせるものがあった。
当時、ファラ・フォーセット主演だったらと言う意見に対し、
「そんな事を言う奴はわかっていない」と言われたものだが
まさにそんな発想を具体化したみたいで、前作の味が生かされていない。
人気の出たシャロン・ストーンが、いい役を演じたかったと言う感じの企画で
彼女をよく見せようと言う雰囲気がありありしていただけない。
TV放送 2000/11/04 BS05 1755-1945
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クワイヤボーイズ(1977年米)
ウェイレン 引退が近い警官(チャールズ・ダーニング)
バクスター ウェイレンの相棒
リーダー格 (ルイス・ゴセットJr)
ブルームガード 風俗課に出向(ジェームズ・ウッズ)
サム ブルームガードの相棒
スクッズ 風俗課の上司(バート・ヤング)
クライド草津 変わり者
ロスコー 嫌われ者の警官
酔っ払いの同僚 (ランディ・クエイド)
とある警察署は、引退の近いウェイレンらクセのある警官ばかり。
娼婦といる所をウェイレンに見られた警部補は、彼に強く出られなくなる。
ブルームガードらは風俗課に出向。
サムはSMプレイの店に踏み込み、客が同僚バクスターだと気付く。
バクスターは自殺し、サムはショックを受ける。
嫌われ者のロスコーがバクスターの死をからかった為、
サムは怒るが、逆に車に閉じ込められてしまう。
ベトナム戦争の影響で閉所恐怖症になったサムは暴れ出し、
助けようとした少年を射殺してしまう。
本部長は現場にいた8人を停職にし、サム1人の犯行として処理しようとする。
だが、ウェイレンは偽証だと指摘し、
全員をおとがめなしにする事で、互いに目をつぶる事となる。
と言うわけで、はみ出し警官たちの日常を描いた話。
監督はロバート・アルドリッチで、
合衆国最後の日で大統領を演じたチャールズ・ダーニングが引退寸前の警官を演ずる。
他にもルイス・ゴセットJr、ジェームズ・ウッズ(まだ若造)、
ランディ・クエイド、バート・ヤングと言ったなかなかの面々。
終盤に彼らを窮地に陥らせる事件が発生するが、
それまでの大半はドタバタぶりを延々と描いてて、ちょっと退屈かも。
監督:ロバート・アルドリッチ
TV放送 2014/07/15 WOWOW 0245-0444
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軍用列車(76)
インディアンとの戦争で、砦でジフテリア発生との情報が入る。
救援に向かう軍用列車に、ピアース保安官(ベン・ジョンソン)は、
お尋ね者ジョン(チャールズ・ブロンソン)を乗せて同行。
だが医師が殺され、運転助手も謎の転落。兵を乗せた貨車が脱線する事故を起こす。
実はジョンは政府の秘密捜査官で、工場から武器弾薬を盗んだ一味を追っていた。
保安官、鉄道員オブライエン(チャールズ・ダーニング)
リチャード知事(リチャード・クレンナ)が手を組み、軍用列車を利用して武器輸送。
インディアンに渡す計画だ。ジョンは少佐(エド・ローター)と協力してそれを妨害。
列車は爆破され、一味は射殺。インディアンも退散する。
と言うわけで、アリステア・マクリーン原作のサスペンスものだが
列車に乗っている者が皆一味なら、ジフテリアのデマを流す必要もない気がする。
砦の司令官の娘で、知事の恋人役のジル・アイアランドは、何の役にも立たない。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
TV放送 95/03/22 BS05 21:00-22:35
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