ノア 約束の舟(2014年米)

ノア (ラッセル・クロウ)
ナーマ ノアの妻(ジェニファー・コネリー)
セム ノアの長男
ハム ノアの次男
ヤフェト ノアの三男
イラ セムの妻(エマ・ワトソン)
メトシェラ ノアの祖父(アンソニー・ホプキンス)
ケイン カインの子孫。ノアの父を殺した
シェムハザ 岩の親分(ニック・ノルティ)

 アダムとイブの息子であるカインはアベルを殺し、他の地へ去る。
カインの子孫は悪い心を持ち、3人目の息子セトの子孫は良い心を持っていた。
セトの子孫であるノアは神のお告げで人々が水に沈むと知り、方舟を作る事に。
アダムを助けた為に岩にされたシェムハザらは、ノアの手助けをする。
ノアはつがいの動物たちを集めるが、
長男セムの妻イラは子供を産めない体で、資格がないとされる。
一方、次男ハムは恋人ナエルを見捨てられた為に、ノアに反発する様に。
ひそかにノアの敵であるケインを方舟に乗せてしまう。
嵐で大洪水が起こり、人々が巻き込まれる中、方舟は無事出発。
一方、イラは祖父メトシェラの力で妊娠。
だがノアは、女の子だったら子供を産まないように殺すと言う。
やがてイラは双子の女の子を出産。
ノアは女の子を殺そうとするが、どうしても出来なかった。
潜んでいたケインが暴れるが、ハムに刺されて死ぬ。
方舟は陸地に着き、ノアたちは新生活を始めるが、ハムは離れて暮らす事にする。
イラは、人間に救う価値があるか否かを、神はノアに委ねたのだと言う。
ノアは、人間がやり直せると判断した。
ならば、使命を継いで子孫を増やせと語るのだった。

 と言う訳で、有名なノアの方舟の話。ノアに扮するのがラッセル・クロウ。
ベンハーや十戒みたいな宗教がらみのスペクタクルがはやった時代があったが、
今の特撮技術で描くと言う訳。
登場人物はノアの家族と敵の親分だけで、豪華キャストと言う印象でもない。
何もかも水が飲み込む非情さがポイントだが、そこも結構あっさり描かれてる感じ。
大作なのに、意外に中身が薄いかも。

TV放送 2015/04/18 WOWOW 2100-2317
 

ノイズ(1999年アメリカ)

 ビクトリー号が宇宙へ行くが、爆発が発生。2分間連絡不能に。
スペンサー(ジョニー・デップ)とアレックスは無事帰還するが、
その後、アレックスは発作で死に、その妻ナタリーは感電自殺する。
スペンサーの妻ジリアン(シャーリーズ・セロン)は妊娠。
彼女はスペンサーの異変を感じ、リース(ジョー・モートン)は彼女に驚く話をする。
何者かがスペンサーらに別の思念を入れて操ろうとし、
アレックスは耐えられずに、事態に気づいたナタリーは自殺したと言うのだ。
リースも殺され、スペンサーが戦闘機開発に取り組み、
不安を感じたジリアンは、流産しようとする。混乱する彼女をスペンサーは追い回し
ジリアンはイスの上へ逃げて、スペンサーをあふれた水で感電死させる。
だが、苦しむ生物は、スペンサーの体を離れてジリアンへ乗り移る。
ジリアンは双子を出産し、パイロットと再婚した。

 と言うわけで、ボディ・スナッチャー的な物語で
シャーリーズ・セロンが奮闘するのもいいのだが、
最後の最後に、敵に打撃を与えたにもかかわらず、自分が乗り移られるとは
ハッピーエンドを期待させた分、後味の悪い話と言える。

TV放送 2001/03/11 BS05 2000-2150
 

ノウイング(2009年米)

ジョン・ケストラー 大学教授(ニコラス・ケイジ)
ケイレブ・ケストラー ジョンの息子
フィル ジョンの友人
グレース ジョンの妹
ルシンダ 謎の数字を残した娘
ダイアナ ルシンダの娘
アビー ダイアナの娘

 59年マサチューセッツ。小学校でタイムカプセルを埋める事になり、
ルシンダらは未来の子供に向けて手紙を書く。
 現在。大学教授のジョンは、人生があらかじめ決められていると言う説に否定的。
妻が火災で死んだ際、虫の知らせも感じなかったためだ。
小学校でタイムカプセルが掘り出され、
ジョンの息子ケイレブはルシンダの手紙を受け取る。
そこには数字の羅列が書かれていたが、ジョンはそれに意味がある事に気づく。
911テロなど、50年間にあった事件事故の日付と死者数を示しているのだ。
友人フィルは偶然と否定するが、ジョンの目の前で、飛行機墜落が発生。
それも数字で示されており、謎だった部分が座標を意味すると判明。
ケイレブは奇妙な声を聞くようになり怯える。
ジョンはルシンダの娘ダイアナに相談。
ダイアナは気味悪がるが、数字の通りにNYで地下鉄脱線事故が発生。
ルシンダはダイアナが9歳の時に自殺していたが、ジョンらは彼女の家を調べる事に。
最後に記された死者数のEEが人類全体を意味する事に気づく。
時を同じくして、太陽のスーパーフレアで人類が全滅すると判明。
ジョンはルシンダが書き残した数字に答えがあるのではと考えるが、
結局助からないと知る。
謎の男がケイレブとダイアナの娘アビーを連れ去り、
追うダイアナは運転を誤って死ぬ。
ジョンは追い付くが、ケイレブらが人類の再スタートに選ばれたと知る。
選ばれなかったジョンは残され、2人を乗せた宇宙船は飛び去る。
フレアの危機に世界中が混乱。
ジョンは疎遠だった家族と最期の時を過ごし、町は炎に包まれる。
ケイレブらは新しい土地に到着するのだった。

 と言うわけで、ニコラス・ケイジ主演で、未来にある事故を知ってしまった男の話。
。。。と言う先入観だったから、
同じニコラスのネクストのバリエーションと思って見た。確かに前半はそんな感じ。
ニコラスの息子が、50年前に埋められたタイムカプセルにあった手紙を受け取るが、
そこには謎の数字の羅列が書かれていた。
ニコラスは、数字が911他、
50年間にあった事故の日付と死者数と位置を意味する事に気づく。
その中には、いまだ起きていない事故も含まれていたのだ。
と言う事で、何だか予知しちゃうんですよね、と言う程度に留めておけば、
後は事件を阻止できるかのサスペンスとなり、そこそこ面白かった気がした。
ところが、最後の事故の死者は人類全体と判明。
ニコラスの息子と、手紙を書いた女の子の孫は、不思議な声を聞くように。
と来たらもう、声の主は宇宙人か神的なものとしか思えず、
実際そうだから調子狂っちゃう。
そういう話なら、なぜ50年前に手紙を書いた娘は選ばれなかったかとか、
なぜニコラスにわかる様な中途半端なメッセージを送りながら、
解読したニコラスを選ばなかったかとか、
どの程度の死者からリストに載せるのかとか、いろんな疑問が出てくる始末。
ただし、最後にニコラスが疎遠だった家族と会い(選ばれた息子は不在で)、
終末を一緒に過ごすシーンはちょっとツボ。

TV放送 2010/10/16 WOWOW 1950-2151
 

ノー・エスケイプ(94)

 2022年。上官を射殺したロビンス(レイ・レオッタ)は
脱走不能の刑務所アブソロム島へ。マリクら野蛮な囚人たちの追跡を振り切る。
ファーザー(ランス・ヘンリクセン)を中心とした平和的な囚人と合流。
マリクらは再三村を襲撃し、ファーザーらは脱出を計画していた。
マリクらの襲撃を返り討ちし、一網打尽に。だがファーザーも死ぬ。
仲間が刑務所長に情報を流していたと知り、所長をだましてヘリを奪還。
本土へ向かい、この刑務所を公表する事を決意する。

 と言うわけで、だれとも相容れないロビンスが
危険な数百名の囚人から逃げ回る話だったら面白かったが、
途中から平和的な集団が出てきて、2つの集団の対立に様変わり。
おまけに最後には、敵が刑務所長にすり替わるのだから、始末におけない。

VHS
 

ノーカントリー(2007年米)

ルウェリン・モス ハンター(ジョシュ・ブローリン)
モスの妻
保安官 (トミー・リー・ジョーンズ)
アントン・シガー 殺し屋(ハビエル・バルデム)
カーソン・ウェルズ 探し屋(ウディ・ハレルソン)

 ハンターのモスは、撃ち合いがあった現場を見つける。
麻薬取引でもめたらしく、残された金をいただくが、組織に見つかって退散。
殺し屋シガーは、札束に隠された発信器を追って、モスを襲撃する。
負傷で入院したモスを訪ねたカーソンは、シガーがまた現れると警告。
妻も狙われると告げる。シガーは、そんなカーソンを殺害。
モスは妻に金を渡し、逃がそうとするが、襲撃されてしまう。
モスの葬儀を終えた妻も、シガーの襲撃を受ける。
モスの家を出たシガーは、事故を起こして骨折。
近くの少年に、見なかった事にしろと言って退散する。
一連の事件を見てきた保安官は、夢を見たと語る。
俺が行く先に父親がいると知っていたが、そこで目覚めたと。

 と言う訳で、コーエン兄弟と言う連中の作品。
スカイフォールの悪役ハビエル・バルデムが評判になったとの事。
物語はトミー・リー・ジョーンズが主役とされていたが、
見てみるとジョシュ・ブローリンがメインに思える。
狩りをしていたジョシュは、たまたま麻薬組織の撃ち合い現場に遭遇。
残された金をいただく。だが、組織に命を狙われると言う訳。
付け狙う組織の殺し屋がハビエルで、保安官トミーリーは傍観者的。
ジョシュとハビエルの駆け引きは面白かったが、物語は急展開。
どうなったかよくわからないでいると、トミーリーが自分の夢について語って終わり。
深い意味があるのか、製作サイドが急にやる気を失ったのか。
どうも深い意味があるようですが、私には後者に感じられました。

TV放送 2015/05/21 WOWOW 2300-0102
 

ノー・グッド・シングス(2002年アメリカ)

 刑事ジャック(サミュエル・L・ジャクソン)は、容疑者を捜索。
転倒した老婆を助け、彼女の家へ。だが彼らは何かを計画中の一味だった。
一味を追っていたと誤解され拘束されるジャック。
エリン(ミラ・ジョボビッチ)が見張りをする一方で、タイロン一味は計画を実行。
ジャックが糖尿病と知り、エリンは薬を取りに行き、どこかへ旅立つ気だったと知る。
タイロンはエリンの恋人である銀行員デビッドと組み、
停電を利用して1000万ドルを送金させる事に成功。
送金情報の保存されたディスクを持つデビッドは、エリンと交換と言うが、
エリンは一味のフープと組み、タイロンを始末して金を奪おうと計画。
フープはパスワードを教えないデビッドを殺してしまうが、
戻ったタイロンは、「エリン」がパスワードだと見抜く。
一味はカナダへ逃げようとするが、ジャックを始末しようとしたフープを
ジャックが返り討ち。だまされたと知る老夫婦ともめるが、彼らを射殺する。
ジャックは、パトカーのサイレンで渋滞を抜ける事を提案。
現金化に成功するが、エリンはタイロンと行くと言う。
タイロンはジャックを始末しようとするが、エリンが銃を渡していて反撃。
かけつけた警察がタイロンを射殺。
エリンは共に逃げようと言うが、ジャックはエリンを逮捕させる。

 と言うわけで、別の事件を追っていた刑事が、銀行強盗を企む一味に捕らわれる
と言う、ちょっとヒッチ風にも思えるサスペンスかと思いきや
敵一味が裏切ったり、さらに裏切ったりで二転三転。
サミュエルさえも敵についたりして、話は入り乱れてるが、
全体としてまとまりがなく、各連中が本当はどうしたかったのかよく分からない。
ミラジョボはちょっと裸あり。老夫婦の夫がジョス・アックランド。

TV放送
 

ノースダラス40(79)

 フットボール選手フィル(ニック・ノルティ)はコーチに反発し先発をはずされる。
だがひざの故障を押して、何とか優勝をかけた一戦に出場。
デルマが負傷で再起不能になった上、試合には敗れてしまう。
デルマの負傷よりも負けたことを重視するチームに反発。
オーナーらはマリファナを吸っていた事等を口実に出場停止に。
嫌気がさしたフィルは、自らチームを去る。

 と言うわけで、勝利重視のチームに反発したフットボール選手を描いた話で
その姿勢はいいのだが、結局すごい活躍もせずクビになるだけで消化不良。
社長の腹心にダブニー・コールマン。コーチの1人にチャールズ・ダーニング。

TV放送 98/12/17 25CH 13:00-15:00
 

ノース 小さな旅人(94)

 優等生のノースは、無関心の両親に悩まされていた。
家具売場で知り合った男(ブルース・ウイリス)の言葉で、両親が選べたらと考える。
大騒ぎになり、両親は大ショック。裁判でも勝訴し、2ヶ月以内に両親を探す事に。
応募が殺到するが、金持ちテックス(ダン・アイクロイド)は、失った息子の影を求め
ハワイ知事は宣伝に利用。アラスカでは老人を捨てる風習がなじめず、
北京、ザイール、パリなど、どこもしっくりこない。
理想的な一家ネルソン家ですら、なぜか打ち解けられない。
やはり大切なのは本当の親と気づき、制限時間ギリギリに家族のもとへ戻ろうとする。
騒ぎを利用し儲けようとする友人ウィンチェルは、これの阻止を企むが、
これはすべて家具売場で居眠りした、ノースの夢だった。

 と言うわけで、最初から奇想天外な展開だと思えば、夢落ちだとわかり納得。
結局大事なのは家だと、夢で気づく展開は「オズの魔法使い」そっくり。
各地で現れる同じ顔だが別人と言う、ブルース・ウイリスもなかなかよい。
アラスカでの父候補にグラハム・グリーン。

TV放送 96/04/22 BS05 15:00-16:30
 

ノートルダムの鐘(1996年米)

 パリ。4人のジプシーが冷酷な判事フロローに殺され、
怪物のような赤ん坊も殺そうとするが、司祭がいつか役に立つと止める。
フロローは赤ん坊を醜い者カジモドと名づけ、ノートルダム聖堂から出る事を禁ずる。
フロローは戦争の英雄フィーバスに、ジプシーの一掃を指示。
抜け出したカジモドは、追われるダンサーエスメラルダを助ける。
聖堂内では逮捕はできないのだ。フロローは追跡を強化。
フィーバスが反発し、フロローは彼を死刑に。カジモドが逃げたフィーバスを助ける。
カジモドはエスメラルダに危険を知らせようとするが
実はフロロー一味が尾行し、隠れ家を見つける。彼女は死刑だ。
鎖をちぎったカジモドがかけつけ救出して聖堂へ。
一味は聖堂に迫るが、フィーバスが市民を率いて激突。
カジモドはフロローと対決。母が自分を捨てたのではないと知る。
二人は聖堂から転落するが、カジモドはフィーバスが受け止める。
人々はカジモドをたたえるが、エスメラルダとひっつくのはフィーバス。

 というわけで、ターザンと並んで、ディズニーぽくない題材をディズニーアニメ化。
カシモドの、昔で言うところの「ノートルダムのせむし男」のアニメ化で
やはりカシモドが、アニメに向いていない気がするのは否めない。
それでも、ノートルダム寺院の周囲の風景を上空から見ると、
本物の風景と似ているような気がして、行った時の事を思い出す。
最後には大活躍するのは爽快に思わせるが
最後の最後に、カシモドは英雄として称えられはするが、
ヒロインとくっつくのは、昔からのディズニー風ヒーローの方と言うのは
ちょっといただけない。

TV放送 2001/11/23 BS05 2000-2135
 

ノートルダムの鐘U

 祭りの用意をするカジモドは、エスメラルダとフィーバスの夫婦と親しいが
自分の事を愛してくれる人がいないと寂しがる。
サーカス団のサルーシュは、ノートルダムの鐘を手に入れるため
アシスタントのマデリンに、カジモドをそそのかさせようと計画。
マデリンと親しくなるカジモドだが、
鐘は盗まれ、マデリンが一味だと知りショックを受ける。
改心した彼女はサルーシュがトンネルで逃げたと教え、
フィーバスが逃げるサルーシュを捕らえる。

 と言うわけで、何でも続編を作ってしまうディズニーの最近の強引な1作。
前作のエンディングで、エスメラルダとフィーバスがひっつくのに抵抗があったが
カジモドはお人好しなのか、その夫婦や子供と仲良しという展開。
誰にも愛されないと嘆くカジモドを、エスメラルダがいつか愛する女性が現れると
慰めるあたり、何か違和感あり。
まあ今回は彼女ができるからいいような物の。

TV放送 2006/01/17 CS740 0000-0130
 

ノーマッズ(1986年米)

アイリーン 女医(レスリー・アン・ダウン)
ジャン 人類学者(ピアース・ブロスナン)
ジャンの未亡人

起:女医アイリーンはジャンを診察する。
承:ジャンは死に、アイリーンは何かに取り憑かれる。
転:ジャンはノーマッズという連中を追っていたらしい。
結:やがて集団が現れるが、その顔はジャンだった。

 女医アイリーンは傷だらけの男ジャンを診察。
結局ジャンは死ぬが、やがてアイリーンもその影響か悪夢を見るようになる。
 ジャンは放浪民ノーマッズと言う連中が、理由もなく暴力をふるうのを追っていた。
ジャンが話したのは、エスキモーの言葉で悪霊と言う意味らしい。
 アイリーンはジャンの未亡人に会い、彼が何かを伝えようとしていると告げる。
バイク集団が家に侵入してきたため、アイリーンらは退散。
男を見ると、その顔はジャンだった。

 と言う訳で、ピアース・ブロスナン出演作。
何とジョン・マクティアナンがプレデターより前に監督した作品。
主人公はレスリー・アン・ダウンで女医役。
彼女が診察したのがピアースで、冒頭で死んでしまったらしい。
記者だった彼は、取材している内に何やらに取り憑かれてしまったらしく、
今度は女医も取り憑かれる。
取り憑かれるとどう困った事になるかは詳しく描かれないが、
ピアースが孤立無援だったのに対し、
女医はピアースの未亡人が状況を理解してくれてるので、心理的にだいぶマシ。

TV放送 2016/11/29 イマジカ 2330-0115
 

ノーマンズ・ランド(87)

 ポルシェ専門の修理工場を隠れ蓑にした
車窃盗団に警官が潜入するが、正体がばれて殺されてしまう。
そこで正体のばれにくい新人警官ビリーが新たに潜入する。
彼はメカに強いので、次々と手際よく仕事をやってのける。
オーナーのテッド(チャーリー・シーン)の車を修理した事で彼と親しくなる。
テッドは車泥棒の話を持ち出すが、
ビリーが手を下したために証拠には使えない。
テッドの妹に接近したりするが、何度目かの仕事で逮捕されてしまう。
パートナーが悪かったと言う事で、その後はテッドと組む事になる。
だが、商売敵に狙われて、激しいカーチェイスの後で何とか逃げきる。
ビリーを信頼したテッドは、次第に内情を説明し、車も与えたりする。
ビリーはテッドをだます事がいやになり、作戦の中止を願い出るが聞き入れられない。
しかし、参謀格が殺されて、テッドは復讐。
ビリーは同行しながらその現場を見ていない。
一方、警察内部に潜入していた殺し屋から、ビリーが潜入警官だと密告がある。
一味から抜けたいというこの殺し屋に、金を渡すという役目をビリーがやる。
罠と誤解して殺し屋はビリーを殺そうとするが、
なぜかテッドが殺し屋を殺してしまう。
報告を受けた上司は、テッドを殺人犯として捕まえようとするが、
助けられたと思うビリーはそれに反対。
テッドの妹はビリーが兄を調査する警官だと知り、ショックを受ける。
ビリーは上司が殺されたと知り、テッドがやったと確信する。
作戦は中止になるが、ビリーは単独でテッドと接触。
双方ともに芝居はおしまいという事で、立ち去ろうとするテッドをビリーは射殺する。

 というわけで、カーチェイスはなかなかよかったし、
泥棒稼業にまつわる話もなかなか面白かった。
ビリーがテッドと仲良くなってしまって、
なかなか殺人犯だと認めたがらないのもうなづける。
しかし、テッドがビリーの上司を殺したのは意味がない気がする。
それに、ビリーを助けておきながら、特に何もしなかったと言うのも変だ。
妹との仲がどうなったかも気になる。

TV放送 91/06/30 10CH 21:02-22:54
 

ノストラダムス(94)

 16世紀。予知能力を持つノストラダムスは、
古い医学書を信ずる教師に反発して、目をつけられる。
ジュリアス(F・マーリー・エイブラハム)は、彼の才能を見出し、
教会に禁じられた禁書を見せ、禁じられた知識を引き継ごうとする。
博士の助手マリー(ジュリア・オーモンド)と結婚。彼女に秘密を明かす。
ペストの流行で妻子が死に、異端審問所の追求から逃れる。
アンヌと言う女性と結婚。未来を予知する能力を、神の与えた特殊な力と感じる。
人々が怯えると、詩にしてわかる人だけがわかるようにして残す。
さらに槍試合で王が死ぬと予言。王妃は気に入るが、王の側近は毒殺しようとする。
20世紀に大戦争があると予言。私の忠告を聞けば、最悪は避けられると言う。
やがて槍試合で王は死ぬ。さらにケネディの暗殺や、カダフィの登場を予言。
だが彼方の平和を見て、人間が生き延びると確信する。

 と言うわけで、著名な人物ならともかく、怪しい予言者の伝記とあっては
その物語もインチキくさい。もっともらしく描いても、こんな題材だけに限度はある。
途中ノストラダムスを助ける男にルトガー・ハウアー。

TV放送 2000/02/28 BS05 1400-1605
 

ノックアラウンド・ガイズ(2002年)

 組織のベニー(デニス・ホッパー)の息子マティは、就職できず父の仕事をする。
だが、テディ(ジョン・マルコビッチ)は重要な仕事をさせてくれない。
何とか集金した金を運ぶ仕事をもらうが、空港で警官をごまかす内、金を紛失。
仲間のテイラー(ビン・ディーゼル)らと取り戻すために奔走する。
町の荒くれ者を叩きのめし、少年が派手に金を使っていると聞き出す。
だが少年は警官スタンの息子で、50万ドルを横取りしようとする。
取引する事にするが、テディらが現れ撃ち合いに。
スタンを射殺するが、テディはさらにマティらを狙う。
利用されたと知り、マティはテディを射殺。ベニーの所へ金を届ける。
ベニーはマティを評価し、仕事をしようと言うが、ベニーは足を洗い旅立つ事にする。

 と言うわけで、ヴィン・ディーゼル主演にしては聞いてないタイトルと思ったが
見てみると彼は威張ってはいるが、脇役で、
あくまで主人公はデニス・ホッパーの息子。
彼らが事件に巻き込まれていくサスペンスのような物はあるが
しょせん、ボスの息子だから、失敗がばれても殺されはしないかも知れないわけで
何か半端な感じ。

TV放送
 

ノック・オフ(98)

 97年返還寸前の香港。レイ(ジャン・クロード・バン・ダム)は
模造品を扱っていたが、友人のエディが何者かに捕らわれる。
ジーンズ会社のカレン副社長は、模造品の捜査にレイと友人トミーを協力させる。
関係していたエディは仲間に裏切られたらしい。さらにトミーが実はCIAと判明。
黒幕ハリーらは、旧ソ連開発の小型爆弾を模造品に仕込み、各地を爆破する気だ。
エディは爆殺され、部下たちはレイの仕業と思い追われるハメに。
CIAの秘密基地も爆破され、カレンが黒幕と思い格闘するが、実は彼女もCIA。
一味はジーンズに爆弾を仕掛ける気だ。船の上で格闘。
船は返還式展会場に接近し、このままでは爆破されてしまう。
危機一髪進路を変更。格闘で殺し屋を倒し、
自らが爆弾を身につけていると知らず、ハリーは自爆する。

 と言うわけで、このバン・ダムのアクション映画は
香港映画らしく爆破やアクションは派手だが、設定とか物語の展開はデタラメで
何かやたら仲間が多いのも安っぽい感じが。かなりひどい映画だ。

TV放送 1999/11/23 BS05 2000-2135
 

ノッティングヒルの恋人(99)

 ロンドンで旅行書の店主をするウイリアム(ヒュー・グラント)は
ハリウッドスターのアナ(ジュリア・ロバーツ)が店に現れビックリ。
コーヒーをかけてしまい家へ招待。突然キスされた上に、お茶に誘われる。
分刻みのスケジュールの中、記者に扮して会い、妹のパーティにも連れて行く。
だが自称アナの恋人が現れ、落ち込んで身を引く。
数ヶ月後、アナの昔のヌード写真が公開され、アナはウイリアムの所へ逃げ込む。
彼はかくまい親密な仲になるが、同居人マイクから漏れてマスコミが殺到。
密告したと怒り、アナは去る。落ち込んでいたウイリアムは
忘れられず撮影を見に行くが、アナが仲間に過去の友人と言うのを聞き立ち去る。
店に現れたアナに求愛されるが、傷つくのはイヤだとウイリアムは拒絶。
だが友人らと話す内、誤りだったと気づき、帰国の記者会見へ急行。
記者に扮したウイリアムに、恋人と噂された男性とやり直したいかと聞かれ
アナはロンドンに留まる事を決意。2人は結婚する。

 と言うわけで、ジュリア・ロバーツ版ローマの休日と言われた作品。
どちらかと言うと、ハリウッドスターの方が接近したわけでちょっと御都合主義的。
ローマの休日では年上の男性に惹かれるあたりに説得力があったが。
まあ、お約束と思えば、なかなか楽しめるが、ついたり離れたりが多少まだるこしい。

TV放送 2000/08/06 BS05 2000-2205