ランボー/怒りの脱出(85)

監督 ジョージ・P・コストマス

 トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)は、
ベトナムの勇士で刑務所のランボー(シルベスター・スタローン)に特殊任務を依頼。
指揮官はマードック。ベトナムの行方不明捕虜抑留の証拠をつかむ事が任務だ。
ジャングルで連絡員の娘コーと接触。収容所から捕虜1人を救出。
だが、マードックは救出ヘリに帰還を命じる。
半死の捕虜のために金を回す事はできず、最初からこの計画はポーズだったのだ。
ランボーは、ソ連顧問団ポドフスキー(スティーブン・バーコフ)の拷問を受ける。
コーが彼を救出するか、彼女は撃たれて死ぬ。
敵は山狩りをするが、ランボーは1人ずつ倒す。
爆弾投下するヘリによじ登り、逆に奪って収容所を撃滅。捕虜全員を救出。
ポドフスキーの戦闘ヘリが襲うが、バスーカで撃墜。基地へ帰還する。
ランボーはマードックに迫り、捕虜救出を要求する。

 と言うわけで、妙に強い軍人ランボーがベトナムの後かたづけにいく話。
悪人など誰もいない、あるいは全員悪いという状況で、
ランボーだけがやり場のない怒りを爆発させると言う困った映画。
最後に国もおれたちを愛せと言うあたりは、ややくさい。
ヘリパイロットに、ベストキッドの悪い空手先生マーチン・コーブ。
脚本は、スタローンとジェームズ・キャメロン。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。

TV放送 93/04/24 08CH 21:02-22:54
 

ランボー3/怒りのアフガン(88)

 トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)は、
ソ連軍に制圧されたアフガンの農民に武器を送る作戦を指揮。
タイで働くランボー(シルベスター・スタローン)の協力を要請するが、拒否される。
だが、大佐は捕らえられ、ザイセン大佐の拷問を受ける。
救出に向かうランボーは、地雷源を突破。情報を得て警戒する基地へ潜入。
大佐を救出し、捕らわれた人々も逃がす。
追っ手のコマンド部隊を洞窟で倒し、国境で戦車部隊に包囲されるが、
ゲリラが救援に現れ、激しい戦いの末、ザイセンのヘリを爆破する。

 と言うわけで、シリーズ3作目だが、
前作までに比べて、ランボーの超人さがあまり描かれない。
戦いのシーンもかなり散漫。音楽はジェリー・ゴールドスミス。

TV放送 94/01/02 10CH 21:02-22:54
 

ランボー 最後の戦場(2008年米)

監督 シルベスター・スタローン

ジョン・ランボー 伝説の兵士(シルベスター・スタローン)
マイケル ボランティアのリーダー
サラ・ミラー ボランティアの女性

 内戦の続くミャンマー。
ボランティアのマイケルらは支援のため、ランボーに村までの案内を依頼。
だが、軍の襲撃で人々は虐殺され、一行は捕らわれてしまう。
マイケルの同僚は傭兵を雇い、再びランボーに案内を依頼。
傭兵は多数の敵に交戦は無理と判断するが
ランボーは、ムダに生きず何かのために死ねと単身襲撃を開始。
捕らわれていたサラたちを救出。
追っ手の襲撃を受けるが、ランボーが機関銃で一網打尽。敵の将軍も倒す。

 と言うわけで、ロッキーはスポーツなので年齢が来ると無理と言う気がするが
ランボーは知恵や経験もあるので、まだまだ行けるような気もする。
と言うわけでこちらも復活した新作。
やってる事はかつてと同じで、ミャンマーと舞台を変えて暴れぶり。
残虐行為をする軍の連中を、怒ったランボーが次々倒す。
最後に機関銃で一網打尽に。物語も作戦もあったもんじゃない。
残虐行為の描写は特筆すべきものがある。

TV放送 2009/07/10 WOWOW 2230-0004
 

ランボー者(87)

 ベトナム戦争末期。米兵スティール(マーチン・コーブ)とベトナム兵のリーは、
CIAの金を奪ったクワン将軍を撃って帰還。
そして現在。リーは警官になり、麻薬犯を追跡。
スティールは警官をクビになり、新しい仕事も長く続かない。
麻薬組織がリーや家族を惨殺。他への見せしめにする。
実業家となったクワンの息子が犯人だと気づき、スティールは激怒。
だが、ベネット署長(ロニー・コックス)も検事(サラ・ダグラス)も取り合わない。
留置場へ刺客が現れるが、スティールは逆に倒し、どさくさに脱走。
元同僚のリーズ(バーニー・ケーシー)を人質にして脱出。
リーの娘カミーが危ないと考え、彼女を預かった元恋人のトレーシーの所へ急行。
殺し屋集団を倒すが、自らも毒矢で倒れる。
回復したスティールは、米軍の弾薬庫の侵入し、最新兵器を盗み出す。
クワンの息子が麻薬の取引をしている現場を襲撃、一味を倒す。
続けてクワンがトレーシーを人質に現れるが、格闘の末、手榴弾で爆死させる。

 というわけで、ランボー者などという題名なので、
ポリスアカデミーの乱暴な奴みたいなのが出てくる、
ちとコメディっぽい話かと思ったが、作りは意外にまともだった。
それほど過激でもなく、簡単に相手は倒れるし、
ベトナムの因縁みたいなものもあまり感じられない。
わき役にけっこうな配役がされていながら、扱いはかなり軽い。

TV放送 91/10/26 11CH 01:10-03:05