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「三銃士」(93)を見た。
三銃士と言えば、ダルタニアンが出てくる昔から有名な剣術もの。
「岩窟王」で知られる、大デュマの原作。フランスの小説なのに、
アメリカだけで5度目の映画化とかで、前回はリチャード・レスター監督で
続編の「四銃士」と合わせて撮影したのが評判になった。
日本で言えば、「忠臣蔵」的な定番もの。もちろん、そんなに重いものではない。
今回は、後に4人目になるダルタニアン役に若手注目株の、クリス・オドネル。
そして三銃士には、キーファー・サザーランド、チャーリー・シーン
(あと1人は知らない奴)と、けっこうよろしいキャストだ。
「アニー」等の悪役で、「レッド・オクトーバーを追え!」
にも出ていたティム・カーリーが、今回も悪役で登場。
個人的にファンの、レベッカ・デモーネも出てくる。
主題歌を、ブライアン・アダムス、ロッド・スチュアート、スティングと言う
音楽界の三銃士が歌っているのも評判だ。音楽はマイケル・ケイメン。
古いタイプのチャンバラも嫌いではなく、キャストも豪華そうなので見てしまえ。
17世紀。フランス。
剣の腕自慢のダルタニアン(クリス・オドネル)は、
妹に手を出したとして、彼女の兄に決闘を挑まれる。
ダルタニアンは、国王の近衛銃士隊に入るのが念願。彼の父も銃士だったのだ。
だが、国王暗殺を防げず、父は殺されてしまった。
男はダルタニアンの敵ではなく、簡単にけちらすが、兄弟も現れて、逃げる事に。
途中、町中を馬で駆け抜け、人々が勢いで倒れるというドタバタがあるが、
いまいち面白味に欠ける。
その頃、町では、実権を握る枢機卿(ティム・カーリー)の命令で、
彼の片腕ロシュフォール伯爵が、国王の警護が目的である銃士隊の解散を宣言。
国王の警護は、枢機卿の銃士隊がやると言う。
イギリスとの戦争が近づき、兵に回すと言うのがその理由だ。
銃士隊は抗議するが、1人が逆らえば、全員を逮捕すると脅される。
「一身同体」をスローガンとする銃士隊は、やむを得ず剣を捨てる事に。
女の子みたいな顔の、妙にかわいい国王ルイ13世は、
銃士隊の解散が、無断で、早すぎる時期に行われた事に抗議。
枢機卿は、一応は謝ってみせるが、国のため等と言って、あくまで強気だ。
彼は、国王が反発し始めた事に危機感を覚えるが、まだそれほどのものではない。
伯爵に、かねてから命じてあった、三銃士の処分を急ぐよう命ずる。
さらに、アン王妃を誘惑したりもするが、彼女は相手にしない。
この王妃を演ずるのが、「バラ色の選択」で
マイケル・J・フォックスの相手役を演じた女の子だ。
逃走中のダルタニアンは、馬に乗った女の子を、男たちが追っているのを目撃。
土嚢をぶつけて、男を倒す事に成功。
だが、戻ってきた女の子は、彼らは護衛だと言う。
知らなかったと謝るダルタニアン。
彼の目的は銃士になる事と言うと、きっと実現するだろうと言う。
彼女は、アン王妃の侍女コンスタンスと言った。
町に到着したダルタニアンは、銃士のいるはずの建物へ。
だが、そこにいたのは、アトス(キーファー・サザーランド)と言う男だけ。
彼は銃士隊はもうないと言い、銃士になりたいとあくまで言うダルタニアンと対立。
あっという間に、決闘する事になり、町のはずれだかで、12時に待てと言われる。
町にも、例の妹の仇を討とうとする男たちが来ていて、
ダルタニアンを見つけると追い始める。
おかげで、逃げた彼は、カードをしている連中のテーブルを倒してしまう。
怒ったのは、ポルトス(オリバー・プラット)と言う男。
アメリカの女王にもらったと称する剣で、切りかかろうとするが、
ダルタニアンは、アメリカに女王はいないと因縁をつける。
おかげで、またも決闘する事になり、今度は1時に待てと言われる。
さらに、アラミス(チャーリー・シーン)と言う男は、神父で、
ある女性に説教をする目的でいるのだが、彼女の方は最初から誘惑する気。
すると、アラミスもその気になって、愛し合うのは大切な事等と言い出す。
だが、そこへ夫が帰ってきて、祈っても神は不在らしく、助けの手は及ばない。
しかたがなく、窓から逃げ出すが、そこでダルタニアンとぶつかる。
アラミスはすまんと言うが、ダルタニアンは怒り、2人はケンカに。
またまた決闘する事になり、2時に待てと言われる。
1日に3人と決闘する事になったダルタニアンだが、剣に自信のある彼は全然平気だ。
ロシュフォール伯爵は三銃士に逮捕させるよう命ずるが、聞く気はない。
彼らが、伯爵の、銃士にあるまじき行為を密告したため、伯爵は銃士からはずされ、
以来彼らを恨んでいた。
かくて、ダルタニアンは12時の決闘のため、町はずれへ。
決闘する相手が、3人そろって現れたので驚かされる。彼らは知り合いだったのだ。
(有名な三銃士の出だしのシーン)
そいつはおれの相手だ等と口論に。
ダルタニアンは、彼らが有名な「三銃士」とも知らず、何人相手でも平気等と言う。
彼らが銃士と知り、今から銃士になるつもりの彼は、ちょっと困惑するが、
決闘をやめる気はない。とりあえず、順番でアトスと対決。
そこへ、枢機卿の兵たちが現れる。三銃士を逮捕すると言うのだ。
相手は5人。こちらは、3人。ちょっと無理があるかと思うと、
ダルタニアンが、僕も銃士になる男、銃士の敵とは戦うと参加。
そう言う事ならと、4人は取り急ぎ自己紹介し、敵と戦う事に。
中心格のアトスは、1人で2人を相手にしても平気。(ときどき銃も使うが)
アラミスは、相手を切っては、一応は十字を切る。
ポルトスは、仕掛ナイフみたいな秘密兵器をいっぱい持っていて、
ちとインチキな手で相手を倒していく。
ダルタニアンは、3人の予想に反して、意外に奮戦。
敵5人の中では、中心格的な男と、石でできた城壁の上で対決。相手が落ちてお陀仏。
彼はあくまで銃士になりたいと言うが、
3人は、これでおまえも、お尋ね者だ。夢を言ってろと馬に乗って去ってしまう。
ボンヤリしていると、そこへ続く枢機卿の兵たち、
しかもロシュフォール伯爵を含む連中が現れる。
彼らは、ダルタニアンを、枢機卿の部下を殺した罪で逮捕すると言う。
ダルタニアンは調子づいて、1人で剣を持って彼らに向かう。
面白がる伯爵は、馬で向かい、彼を一撃で倒し、パンチで気絶させる。
ダルタニアンが気づくと、牢の中。
伯爵たちは、三銃士の居場所を知りたがるが、彼に答える気はない。
では、もっと痛めつけろ等と、伯爵が立ち去ると、
ダルタニアンは足で見張りを気絶させ、鎖の鍵をはずして、外へ出る。
その頃、枢機卿は、とある女性と会っていた。
彼女はミラディ(レベッカ・デモーネ)と言い、伯爵夫人と言う。
死刑になりそうだった彼女を、枢機卿が助け出し、今では彼の手先だ。
だが、心まで奪われる気はないと、彼の誘惑を拒絶。
とにかく、枢機卿には、戦争をする気はなく、
何とか国王にな内緒で同盟を結びたい。彼女に親書をもたせて、カレーへ行かせる。
この話を、ダルタニアンは立ち聞き。
だが、伯爵に見つかり、枢機卿の前へ連れ出される。
枢機卿は彼が銃士の息子と知り、驚く。
どうやら、伯爵の片目を奪ったのは、彼の父らしい。伯爵は彼の剣を奪う。
再度、三銃士の居場所を聞かれるが、知らないし、
知ってても言う気はないと言うと、ならば処刑するまでと言う事になる。
翌日、ダルタニアンは処刑台へ。例の妹の仇も来ていて、うれしそうだ。
もはや絶体絶命かと思うが、気がつくと、近くにいる神父はアラミスだ。
そして、首切り用の斧を持った男は、ポルトス。
「この斧は、東京の女帝にもらった」等と言う。
もちろん、この時代に東京という都市は存在しない。
かくて、彼らは大暴れし、ダルタニアンを救出。
城で様子を見ていた枢機卿の目の前で、枢機卿の馬車を奪って逃げる。
しかも、彼の酒を飲み、金貨をばらまいてだ。
追っ手に対して、酒で火をつけた馬車を、坂の上から落とし、
それがうまく爆薬の荷車にぶつかって、派手な爆発。
ダルタニアンは、枢機卿がイギリスと同盟を結ぼうとしている事を話し、
それを阻止するため、カレーへ向かう事に。
(戦争する方が国のためというあたりが、やや理解しづらいが)
とりあえず、彼ら4人は、酒場へ。
ポルトスは兄貴風をふかせて、女の心を捕らえるには、最初のキスが肝心だと
店の女の子に熱烈なキスをして、その気にさせる。
すると、アラミスは、肝心な時の言葉は、百回のキスに上回ると、
「朝焼けの光の中に立つ影は、ミラーマン……」(そうじゃないか)
等と、詩のような文句を言って、女の子をその気にさせたため、
さっきポトスに走った女の子も、アラミスの方へ鞍替え。
じゃあ、今度はダルタニアンの番という事で、
最初から気になっていた、店の女の子を捕まえ、
アラミスのマネをして、詩のような文句を言おうとするが、なかなか出てこず
結局、キスをして、その気にさせる。
一方、アトスだけは1人で酒を飲んでいるのに気づき、彼の方へ。彼は大酒のみだ。
彼もまた、女の話になり、「ある伯爵」の話をする。
その男は、妻を愛していたが、彼女には犯罪者を意味する入れ墨があった。
彼女は濡れ衣と否定するが、伯爵は彼女が信じられなくなってしまう。
やがて、彼女は処刑されたが、今では伯爵も後悔していると言うものだ。
翌日、4人は出発するが、またも追っ手が現れたため、双手に別れる事に。
ダルタニアンはアトスと行く。
追っ手を振り切ったかに見えた彼らは、ダルタニアンの父の話をする。
彼は銃士の中でも英雄で、国王暗殺の証拠をつかんだために殺されたと言う。
そこへ追っ手が現れ、ダルタニアンだけでもカレーに行かせようと、
アトスはここで追っ手を引き留める役になり、彼を行かせる。
だが、不眠不休のダルタニアンは、馬の上で寝てしまい、落馬。
それを通りかかった馬車が発見。乗っていたミラディは、彼を屋敷へ連れていく。
気がついたダルタニアンは、ミラディが追っている人物とは気づかず、
彼女の誘惑するような雰囲気にも関わらず、行く所があると言う。
カレーで、スパイを止めなくてはならないと言うのだ。
ミラディは彼にキスし、結局、そんな雰囲気になるが、
彼女は隠し持ったナイフで、ダルタニアンを狙う。
気づいた彼が止める。そこで彼はびっくり。彼女に、犯罪者の入れ墨があったのだ。
だが、部下の男たちに捕まってしまう。
彼らは、カレーに停泊する船へ。しかし、乗員は全員死んでいた。
先に到着していたアラミスらのしわざだ。
彼らは、ミラディの部下たちも倒し、ミラディは逃げだそうとする。
そこへアトスが到着。彼女を見て愕然とする。処刑されたはずの妻だったのだ。
処刑台から助けられたミラディは、悪の道に走り、男も殺してきたと言う。
そのため、彼女を仇と言う人物が、彼女を処刑したいと言うため、
しかたなく彼女は引き渡される事に。
アトスは、親書がイギリスへ行く事は阻止したが、
他にも計画があるはずとミラディを問いつめる。だが、彼女に話す気はない。
ついに崖の上で、処刑が行われる事に。
直前になって、アトスはそれを止め、彼女に許してくれと叫ぶ。
ミラディは許しますと言って、枢機卿が式典で国王暗殺を計画していると話す。
そして、彼女は断崖から自ら身を投げる。
(以前の「三銃士」の続編「四銃士」では、ミラディが実質の主役だったと言うから
ちょっとここで死ぬのは変な気もするが)
とにかく、国王暗殺を阻止するため、彼らは城へ向かう事に。
途中、「一身同体」と言う紙を、矢であちこちへ射って、銃士仲間を呼び出す。
これを見た連中は、床の下等にしまっていた剣を持ち出す。
式典が始まり、ダルタニアンらは市民のフリをして会場へ。
ダルタニアンは、屋根の上から銃で国王を狙う男に気づく。そこで急いで上へ。
今にも撃とうと言う時、ダルタニアンが飛びかかり、弾はそれる。
おかげで周囲は大混乱。三銃士も現れ、枢機卿は彼らに罪をなすりつける。
たちまち、枢機卿の部下たちが大勢現れ、三銃士と言えども、多勢に無勢かに見えた。
しかし、近くにいた市民たちが、まとった布をはずすと、その下には銃士の衣裳。
人数でも不足はない。かくて、多数対多数のチャンバラが始まる。
ダルタニアンは、屋根の上で殺し屋と格闘。
次第に押され、旗(国旗?)にしがみつき、今にも落ちそうだ。
気づいたポトスがモリみたいな武器で相手を倒す。
枢機卿は国王を前にして、彼を殺し、指導者を欲しがる人々の前に、
彼が立ち上がると計画を話す。王妃と一緒にと言うが、彼女は拒絶。
ならば、共に死ぬ事になるまでだ。そこへ三銃士とダルタニアンが到着。
ロシュフォール伯爵が立ち向かうが、彼が落とした剣をダルタニアンが奪う。
これは俺の剣だ。ダルタニアンは別の剣を渡し、決闘する事に。
三銃士は逃げる枢機卿らを追う。
伯爵と対決するダルタニアンは、奮戦するが、やや押され気味。
父に続いて息子も同じ男に殺されるとはな、と言われ、怒りを表す。
だが、剣を落としてしまい、絶体絶命の危機。
そこへ現れたコンスタンスが、剣を投げ、ダルタニアンは伯爵を倒す。
枢機卿らは、王座の後ろにある隠し通路から、牢へ。
そこには大男がいて、ポトスが対決する羽目になるが、
柵のとがった部分を突き刺して、大男を倒す。
枢機卿らは地下水道の船へ。アトスらは追う事ができず、悔しがる。
親書は奪ったと言うが、国王は彼の手の内だ。
だが、枢機卿の船に、アラミスが乗り込んでいた。びっくりする枢機卿。
しかし、もっと驚いた事に、今まで無害と思っていた国王が、
枢機卿を殴り、彼は船から落ちる。これで死んだと言う事らしい。
国王は命の恩人として、ダルタニアンに感謝の意を表す。
希望は銃士になる事と知り、彼も晴れて銃士に任命される。
続いて、コンスタンスとキス。
三銃士は城を出て行くが、ダルタニアンも仲間だと追ってくる。
さあ、どうすると言うが、彼らの目的は、国王を守る事だ。
そこへ例の妹の仇が登場。ダルタニアンはまたも決闘する事になるかと思えば、
三銃士たちは、我々は何だ、一身同体だと言う。
そして、三銃士ばかりか、銃士全員が彼らに立ち向かい、
その人数にびっくりした男たちは逃げていった。
と言うわけで、この話、ダルタニアンが三銃士全員と決闘する事になる
と言う展開は知っていたが、それ以外は日本の私には、ちとなじみがないもの。
ま、それはよしとして、全体として水準の出来ではあると思うが、
インディ・ジョーンズのようなノンストップを期待するわけではないが、
ワクワクさせるような盛り上げ方と言う点で、ちょっと力不足に思えた。
やっぱり、日本人には多数対多数のチャンバラよりも
個人対個人の方が向いているようだ。主役が分散する分、損をしているのかも。
キーファー・サザーランド、チャーリー・シーンと言う大物が出ても
描き方は不足気味。
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三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2010年独仏英)
ダルタニアン 父は元銃士
アトス 三銃士
アラミス 三銃士
ポルトス 三銃士
ミレディ (ミラ・ジョボビッチ)
バッキンガム (オーランド・ブルーム)
リシュリュー枢機卿 国を牛耳る
ロシフォール 衛兵隊長(マッツ・ミケルセン)
ルイ13世 国王
アンヌ王妃
コンスタンス 王妃の侍女
プランシェ 三銃士の召使い
17世紀初頭。仏国内は若き国王を枢機卿が牛耳り、
他国との戦争もいとわない状況に。
アトス、アラミス、ポルトスの三銃士は、
ミレディと共に、ダビンチの蔵から設計図を入手。
だが、英国のバッキンガムと通じていていたミレディに、
設計図を持ち去られてしまう。
1年後。銃士を目指すダルタニアンは、父の勧めでパリへ向かう事に。
途中、衛兵隊長ロシフォールともめ、
彼を追う内に三銃士のそれぞれと決闘する羽目に。
だが、ロシフォールの敵と言う事で意気投合する。
枢機卿は、三銃士を罰するよう国王に求めるが、国王は逆に勇気を讃えてしまう。
そこで、王妃が侯爵と浮気したと言うスキャンダルをでっち上げようとする。
国王が王妃に贈った首飾りをミレディが盗み出し、バッキンガム宮殿に隠す事に。
これが発覚すれば、仏国と英国の戦争は避けられない。
王妃は首飾りが盗まれたと気付き、侍女コンスタンスがダルタニアンに助けを求める。
ダルタニアンは三銃士と共にバッキンガムの飛行船を奪いミレディを急行。
ミレディを捕らえるが、彼女は首飾りを渡すと飛行船から飛び降りてしまう。
新たに現れた飛行船のロシフォールと空中戦に。
ダルタニアンはロシフォールを対決の末倒す。
ダルタニアンらの飛行船は宮殿に到着。
ロシフォールが裏切り、枢機卿が見破った事にして丸く納める。
一方、海に落ちたミレディはバッキンガムに助けられる。
バッキンガムは飛行船の大艦隊で仏国を攻撃しようとしていた。
と言うわけで、時々映画化される三銃士の話。
前はオドネルで、その前がマイケル・ヨークかな。
三銃士とは言え、飛行船とか出てくるみたいだし、
キャラだけ借りた話かと思ったが、一応ダルタニアンと三銃士の出会いを再現。
ただそれは冒頭だけで、後は結局の所、派手な映画を作っとみましたと言う感じ。
これ見よがしに、続編を思わせるエンディングも好感が持てない。
TV放送 2012/09/02 WOWOW 2000-2150
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三十四丁目の奇蹟(47)
メイシー百貨店の宣伝担当ドリスは、クリスマスパレードのサンタ役に
自称本物と言うクリングル氏にやらせた所、本物だと評判に。
クリングルは他の店でも平気で紹介したため、良心的と言われ、
社長は社員全員に見習わせ、店の方も大受け。
ドリス自身は、娘スーザン(ナタリー・ウッド)が本物と信じて困惑。
一度は精神医ソーヤーに検査させ、異常だと診断させたため、
後で取り下げたが手遅れで、審問を受けるハメになる。
だがサンタを否定すれば世間を敵にすると、検察側も逃げ腰。
ドリスの恋人である弁護士ゲイリーは、裁判所にサンタ宛の手紙が届いた事から
郵政省がサンタと認めたと主張。裁判所もこれを認める。
家を望んだスーザンは、望みがかなわないと、クリングルを疑うように。
ところが、望みとそっくりの家を見つけ、ゲイリーらはそこを買う事にする。
と言うわけで、本物ともニセ者とも取れるサンタの話で
裁判にかけられたりするが、最初から真剣な裁判とは言い難くのんきな話。
もっと派手な魔法でも見せると今風なのだが。
TV放送 1999/12/24 BS11 2000-2140
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34丁目の奇跡(94)
買収の危機にあるコールズデパートは、
サンタそっくりのクリス(リチャード・アッテンボロー)を雇い評判に。
彼は本物のサンタと言い、子供たちも信ずるように。
ライバルのショッパーズは、ニセ者だと挑発し、ケンカ騒ぎで公聴会を開くハメに
検事はサンタは実在しないと証明するが、
裁判長はドル紙幣に「神を信ずる」とあり、政府が公認しているとして控訴は棄却。
クリスはイベント部長のスーザンに、結婚と屋敷をプレゼントする。
と言うわけで、昔あった作品のリメイク。
本当に本物だったのでは?と思わせぶりのラストで結論は出ず、
最近だったら、ド派手に奇跡でも起こす所なので拍子抜け。
VHS
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サンダーバード(1967年米)
トレイシー氏 パパ。国際救助隊の中心人物
スコット 1号に乗船
バージル 2号に乗船
アラン 3号に乗船。末弟
ゴードン 4号に乗船
ジョン 5号に乗船
ペネロープ 国際救助隊を支援する女性
パーカー ペネロープの運転手
ブレインズ 国際救助隊の頭脳
グラント博士 火星探検する
フッド 宿敵
火星探険船ZERO−X号は、何者かの破壊工作で墜落。
2年後。再び探険船が打上げられる事になり、国際救助隊に警備を依頼する。
グラント博士に扮した宿敵フッドが侵入するが、ペネロープが気づいたため退散。
探険船は無事打上げられ、火星に到着。
岩の怪物の攻撃で損傷した探険船は、地球に帰還するが墜落の危機に。
国際救助隊が出動し、墜落寸前に乗員を救出する。
と言うわけで、ご存じサンダーバードの映画版。
何となくノルマ感があって見たけど、
個人的にはそれほど好きじゃなくて、兄弟の名前もわからない。
妨害の中、火星ロケットが打上げられるが、火星でも障害にぶち当たる。
とくれば、普通なら妨害してた連中の仕業に思えるが、
全然関係ない火星の生物の攻撃によるもの。
1時間半の映画って、割に短めだが、それでも退屈するくらい散漫で見せ場が少ない。
TV放送 2013/11/21 ファミリー 2300-0039
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サンダーバード6号(1968年米)
トレイシー氏 パパ。国際救助隊の中心人物
スコット 1号に乗船
バージル 2号に乗船
アラン 3号に乗船。末弟
ゴードン 4号に乗船
ジョン 5号に乗船
ペネロープ 国際救助隊を支援する女性
パーカー ペネロープの運転手
ブレインズ 国際救助隊の頭脳
ミンミン 国際救助隊の助手
ニセ船長
ブレインズは新型飛行船スカイシップを完成させる。
飛行船は世界中を回る事になるが、スパイ組織が侵入し、何かを企んでいるらしい。
一味はペネロープの言葉を編集し、救助隊を呼び出して襲撃しようとする。
だが救助隊も情報を得ており撃ち合いに。飛行船は損傷して墜落の危機。
飛行船は爆発するが、2号から飛び出した軽飛行機が一同を救出する。
ブレインズは、軽飛行機をサンダーバード6号と名付けるのだった。
と言うわけで、サンダーバード映画版の第2弾。
ブレインズが匿名で最新型の飛行船を造るが、
それが一味に奪われたため、奪還しようと奮戦。
映画の本とかで、でかそうなマシンの写真を見た事があって、
長年、それが6号と思ってた。だが、さにあらずと言う展開は、
洒落がきいてるつもりかも知れないが、効果はもう一つ。
今回も相変わらず散漫な感じ。
TV放送 2013/11/22 ファミリー 0040-0220
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サンダーバード(2004年アメリカ/イギリス)
監督 ジョナサン・フレークス
南太平洋の隠された島を本拠とする国際救助隊サンダーバード。
トレーシー一家にあって、チームに入れない末弟のアラン。
パパ(ビル・パクストン)の代理ペネロープに呼び出され、
友人ファーマットと共に島へ呼び出されるが、学業優先でチームには入れない。
パパらは一味を追尾して5号で宇宙へ行くが、妨害電波で連絡不能に。
帰還もできなくなり、空気が持つのはあと4時間だ。
アランとファーマット、そして島に住むティンティンだけが事態に気づく。
一味の黒幕はフッド(ベン・キングズレー)。超能力を持ちティンティンの叔父だ。
フッドは基地を奪い、各地で災害を起こし、ロンドン銀行を襲撃しようとする。
アランらは危機一髪司令室に到着。5号の大気圏突入まで90秒。
何とか5号の軌道を回復。フッドはモノレールを破壊。
アランらが追跡。フッドに捕まるが、ティンティンが超能力で妨害。
フッドはモグラマシンのドリルに巻き込まれそうになるがアランが救出。
フッドは捕らわれ、アランは正式隊員として採用される事になる。
と言うわけで、サンダーバードを実写で派手な特撮で描いた作品。
TVよりも前のエピソードになるらしく、末弟がまだメンバーになっていない。
と言うわけで、彼とペネロープが活躍するばかりで、
他のメンバーはほとんど役立たず。
兄弟の紹介も、メカの紹介もなく、初心者には不親切な感じ。
展開はかなり子供向け。
TV放送 2005/08/14 BS05 2200-2350
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サンダー・ブラスト 地上最強の戦車(86)(未公開)
乱暴な捜査で防弾野郎と呼ばれる刑事マクベイン(ゲーリー・ビシー)。
輸送中の新型戦車サンダーブラストがゲリラに奪われ、
かつての恋人デボンも捕らえられたと知り、奪還作戦に向かう。
だが、これはマクベインにゲリラを撃滅させるための作戦だったのだ。
一度は捕らえられるが、反撃。サンダーブラストで逆にゲリラを襲撃。
現れたソ連ヘリも撃墜。カーティフ大佐(ヘンリー・シルバ)を踏みつぶし、
因縁のあるソ連中佐も射殺する。
と言うわけで、エアーウルフの二番煎じ企画なのか、
防弾野郎マクベインものなのか、いまいち主旨がわからない作品。
戦車もマクベインも、それほどすごくは見えない。
デボンがカーティフにレイプされたり、捕虜が大勢死んだりする無茶な展開も。
TV放送 93/05/27 10CH 02:30-04:15
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サンダーボルト(74)
監督 マイケル・チミノ
車を盗んだライトフット(ジェフ・ブリッジス)は、
レッド(ジョージ・ケネディ)に襲われる牧師(クリント・イーストウッド)を救出。
ライトフットは牧師に同行。彼がモンタナ金庫を襲ったサンダーボルトと知る。
レッドとグディ(ジェフリー・ルイス)らと仕事をし、ワルソーの学校に隠す。
レッドには場所を教えず、主犯ラムは死んだため、恨んでいたのだ。
だが、学校は建て直されていた。襲ってきたレッドらにも事情を話す。
ライトフットは、同じ手口で襲う事を提案。
マネージャー宅を襲い、警報を切断。女装したライトフットが電報局の警報も切る。
金庫に突入したサンダーボルトは、機関砲で金庫をぶち抜き、金を持ち出す。
だが、警察に発見され、グディがやられる。レッドは2人を殴り、1人で逃走。
警官に撃たれ、スーパーに突っ込み、番犬に襲われる。
サンダーボルトらはヒッチハイクし、移転した校舎を発見。金も見つける。
大成功と喜ぶが、レッドに殴られ弱っていたライトフットは息を引き取る。
と言うわけで、クリント・イーストウッドのアクションぽいが、
2人で旅をするシーンが独特の雰囲気を持つ。
資金を作るために、ライトフットが働いた庭師の同僚に、ゲーリー・ビシー。
TV放送 93/01/27 BS05 02:20-04:20
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サンタクロース(85)
監督 ヤノット・シュワルツ
昔。きこりのクロース夫婦は、クリスマスに手製のおもちゃを配っていた。
ある年吹雪で倒れ、北極に住む妖精バンデガムに助けられる。
善良な人にしか見えない彼らは、クロースに永遠の命を与え、
世界中の子供におもちゃを配るよう頼む。やがて子供たちの手紙が届くように。
20世紀。発明家パッチ(ダドリー・ムーア)を助手にし、彼の自動工場を採用。
だが、品質と共に評判が落ち、パッチは助手をはずされ出ていく。
危険なおもちゃを販売した社長BZ(ジョン・リスゴー)は、
サンタを見返そうと言うパッチを利用。タダでおもちゃを配り宣伝に利用する事に。
食べると浮かぶアメは評判に。BZは3月に第2のクリスマスを計画。
アメに爆発の危険があると知るが、利益を優先し、パッチに責任を押しつける気だ。
それを知った宿なしのジョーが捕まり、BZの姪コーネリアはサンタに手紙を書く。
パッチがジョーを助け、アメのために爆発した空飛ぶ車からサンタが助け出す。
警察に追われたBZは空飛ぶアメで逃げるが、そのまま宇宙まで飛んでいった。
と言うわけで、サンタクロース誕生の秘密を映画化した話。
前半は聖書の映画化みたいで面白いが、後半は現代なのでちとそらぞらしい。
だが、1月でも来てくれると言うのはなかなかよい。
妖精の長老に、バージェス・メレディス。音楽はヘンリー・マンシーニ。
TV放送 93/12/25 BS11 19:30-21:20
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サンタクローズ(94)
オモチャ会社に勤めるスコットは、妻ローラと離婚。
クリスマスの間、息子チャーリーと過ごす事に。
サンタに扮した男が屋根から転落。スコットは彼に代わってサンタの衣装を着る。
すると、トナカイのソリが空を飛び、小さな煙突にも入れるように。
北極の妖精たちに会い、服を着たらサンタ契約した事になると知る。
スコットは夢だと思う事にするが、チャーリーは父がサンタだと大騒ぎ。
体型までサンタ風になり、ローラやその恋人ニール(ジャッジ・ラインホルト)は
妄想癖だと危険視するように。裁判所は息子に会う権利を制限する。
次のクリスマス。スコットはチャーリーを連れ出し、警察に追われるハメに。
だが、皆の見守る中、ソリが飛び立ち、スコットがサンタだと信じるようになる。
と言うわけで、ひょんな事からサンタになってしまった男の話。
本物のサンタになる話とは思っていなかったので、やや意外。
ちょっと痛快感はあるが、エンディングはやや物足りない。
スコットの上司にピーター・ボイル。
TV放送 97/11/30 BS05 20:50-22:30
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サンドラ・ブロックの恋する街角(1990年)
ブルックリンの職業学校。ビックらは毎日好き勝手に楽しんでいる。
酒場で知り合った金持ちの娘デヴリン(サンドラ・ブロック)と接近。
学校の周りにギャングがいると騒ぐが、勘違いと判明。
ところが、警察に逮捕され、ギャングについて聞かれる羽目に。
教師は日頃の行いが悪いから疑われたと、卒業のショーの企画を命ずる。
デヴリンの元彼氏とケンカになり、殴って逃走。
自分たちがくずだと感じるが、ショーを成功させムダな時間ではなかったと感じる。
と言うわけで、サンドラが出れば見るが、
これがとんた食わせ物で、サンドラが主役でない上に、
ラブコメですらない。
職業学校の生徒たちの無軌道な生活ぶりを、とりとめもなく描いた感じで、
本当に脈絡もなく、登場人物の違いもよくわからず。
サンドラはまゆげが太くて印象が異なり、言われなかったら気づかなかったかも。
この映画、実はサンドラが裸を披露しているらしくて、
いろんな情報から間違いないようだが、
テレビで放送した物は軽くクリアされた感じ。
しかし、そのためにわざわざ、この映画のビデオを借りるほどの物か。
TV放送 2003/09/12 09ch 0213-0415
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三人のあらくれ者(1957年米)
ソンダース大尉 牧場主(チャールトン・ヘストン)
ローナ・ハンター 酒場の女
シンチ 大尉の弟
オルテガ・イノセンシオ 牧童頭
ハリソン長官
南北戦争が終了し、南軍のソンダース大尉が帰還。
酒場の女ローナは、大尉の財布をいただこうとするが、
彼が牧場主と知り、貴婦人のフリをして接する。
ローナを気に入った大尉は、彼女と結婚。
牧場へ戻るが、弟シンチが居座っていると知る。
子供の頃に事故で腕を切断されたシンチは、以来兄とは疎遠になっていたのだ。
北部から来たハリソン長官一味は、高額な税金を要求。
ローナは酒場の女と知らされ、ショックを受けた大尉は、
赤ん坊を産んだら追い出すと言う。
シンチは長官一味と組んで牧場を奪おうとするが、土壇場で撃てず、大尉に加勢。
撃ち合いで一味を倒すが、シンチも死に、大尉はローナへの愛を取り戻すのだった。
と言う訳で、チャールトン・へストン主演の西部劇。
南北戦争から帰還した南軍将校へストンは、ローナと言う女性と結婚。
彼女が酒場の女と知ったへストンは失望し、
彼女に赤ん坊だけ産ませて追い出そうとする。
過去を隠された事に腹を立て、何となくすれ違う展開はわからないでもないが、
へストンの仕打ちはかなり冷酷で、それでいて最後にひっつくあたりが理解しづらい。
三人のあらくれ者と言う題名だけど、3人が誰を意味するかは気になるところ。
へストンと仲の悪い弟の2人は確定として、3人目はローナ?
TV放送 2016/02/09 ザシネマ 1715-1854
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3人のゴースト(88)
監督 リチャード・ドナー
TV局社長のフランク(ビル・マーレー)は、冷酷で身勝手。
クリスマスに向けて、「クリスマス・キャロル」の放映を企画。
死んだ元社長の幽霊が現れ、人間性を取り戻すため、3人の幽霊が現れると予告。
恐怖したフランクは、かつての恋人クレア(カレン・アレン)を呼んでしまう。
会長(ロバート・ミッチャム)は、様子の変なフランクをおろす事を考える。
1人目の幽霊はタクシーの運転手で、過去のクリスマスへ連れていく。
まともなプレゼントをもらえなかった子供時代。
クレアと知り合い、愛し合うが、仕事を優先し、彼女を捨ててしまう。
現実に戻ったフランクに、彼女への愛がよみがえるが、
身勝手さは抜けておらず、クレアは怒ってしまう。
続いて、妖精の姿の2人目の幽霊が現れる。
不幸な秘書の息子や、兄が決して来ない弟のパーティの様子を見せる。
さらに、悪魔のような3人目の幽霊に会い、未来へ。
冷酷になったクレアの姿や、自分の死を見る。
現実に戻ったフランクは、自らが誤った人生を送っていた事に気づき
放送中の「クリスマスキャロル」を中断させ、人を思いやる事の大切さを説く。
というわけで、ビル・マーレーと言う男自体が、
ずいぶんいい加減そうなタイプなので、前半の身勝手な行動はわかったが、
ラストにきて、エンエンとテレビに向かって説教し始めたのはいただけない。
視聴者が喜んでいるような演出だが、そこまで世の中の人はできていないぞ。
TV放送 91/12/21 08CH 21:02-22:54
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3人の逃亡者(1988年米)
ルーカス 元強盗犯(ニック・ノルティ)
ネッド・ペリー 強盗(マーチン・ショート)
メグ ネッドの娘
デューガン刑事 (ジェームズ・アール・ジョーンズ)
デューガンの相棒 (スピードの乗客)
強盗常習犯のルーカスは5年の刑を終えて出所。
デューガン刑事はまた強盗をやると考え、ルーカスを監視する。
小切手を換金に行ったルーカスは、銀行強盗に出くわし、
犯人ネッドに人質にされてしまう。
だが、かけつけたデューガンは、ルーカスの方が犯人と決めつける。
誤って足を撃たれたルーカスは、ネッドに連れられ、獣医で治療を受ける。
金に困ったネッドは、娘メグを施設に入れないため、
大金を盗んで国外へ逃げようと画策。
偽造屋に捕らわれ、大金を要求されるが、ルーカスがかけつけて救出する。
ネッドの署名により、ルーカスが無実放免となるが、
ルーカスと離れたくないメグが逃げ出し、施設に入れられてしまう。
錠前屋の仕事についたルーカスは、メグに面会するが、彼女は心を閉ざしたままだ。
現れたネッドと共に、施設に忍び込んでメグを救出。
ネッドを女装させ、家族に扮して国外逃亡する事に。
何とかカナダに到着。ルーカスはネッドに金を渡し、お別れしようとする。
だが、換金しようと銀行に入ったネッドは強盗に人質にとられ、
ルーカスはまだ面倒見なきゃダメだと感じるのだった。
と言うわけで、ニック・ノルティらによるコメディ。
強盗常習犯のノルティは、刑務所を出て堅気になると誓うが、
刑事はまたやらかすと確信する。
そんなノルティが銀行に寄ると、たまたまマーチン・ショートの素人強盗に遭遇。
ショートは、事もあろうにノルティを人質にとって逃走。
刑事はノルティが犯人と誤解し手配する。
ノルティは関わりを避けたいが、ショートが娘の為に強盗をしたと知る。
その娘が可愛くて、ついついショートの逃走を手助け(もともと得意だから)。
改心した強盗と、悪事に手を染めた優しい父親と言う逆転の組合せが面白いけど、
途中でノルティがおとがめなしになってからは出し殻みたい。
脚本家が急に仕事を放り投げたみたいな、物足りなさです。
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三人の名付親(1948年米)
ボブ 強盗(ジョン・ウェイン)
ピート ボブの仲間(ペトロ・アルメンダリス)
キッド ボブの仲間
パーリー保安官
ボブら3人組は、銀行強盗で保安官に追われる。
水場に見張りがいた為、砂漠を移動して別の水場へ向かう。
途中で立ち往生する馬車を発見。中にいた女性は、男の子を出産。
3人の名前を付け、赤ん坊を頼むと言って死んでしまう。
追っ手の保安官は、死んだ女性が姪だった事から、
ボブらの仕業と誤解して復讐心を燃やす。
3人組は、遺された育児書を読んで育児に奮戦。
だが、負傷しつつも赤ん坊の為に水を我慢したキッドが死ぬ。
さらに、転倒して骨折したピートは自殺。
残されたボブは、奇跡的にロバを見つけて町に生還。かけつけた保安官に逮捕される。
保安官は、赤ん坊の養育権を求めるがボブは拒否。
裁判では、養育権を譲れば刑を猶予するとされるが、
拒否した為に最低の1年1か月の刑に。
赤ん坊は一時的に保安官夫婦に預けられ、
ボブは保安官らに見送られて移送されるのだった。
と言う訳で、ジョン・ウェインによる西部劇(?)
ウェインら3人組の強盗団は、保安官に追われて砂漠を逃走。
途中で死んだ母親の代わりに赤ん坊を育てる事に。
極悪だったはずの3人も、追っ手である保安官も赤ん坊にメロメロで、
いい人になってしまうと言う訳。
スリーメンアンドベイビーとかの元ネタとの事だが、
赤ん坊をめぐる話は後半ようやく始まる。
それも最後まで振り回されるのはウェインだけで、何となく予想した展開と違う。
TV放送 2016/03/20 イマジカ 1000-1146
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