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スイッチバック(1997年米)
FBIフランク(デニス・クエイド)は、息子が誘拐され、単独で捜索。
元医師レインは事故で仕事を辞め、
ヒッチハイクでボブ(ダニー・グローバー)の車に乗る。
付近では18名を殺した連続殺人が発生。やがて容疑者トムの死体が見つかるが、
フランクは替え玉だと推理。立ち寄った店でボブは修理工クライドを殺害。
監視カメラに写っていたレインが容疑者として手配される。
だがクライドは反撃しておらず、顔見知りの犯行の可能性が。
レインらはモーテルへ行き、そこでニュースを聞いた彼は、
ボブが犯人だと考えるが、ボブは否定。
フランクは残されたメモから、犯人の目的地が貨物列車の駅だと考え急行。
ボブは最初からレインを犯人に仕立てるため、目をつけていて車に乗せたのだ。
列車に飛び乗ったフランクがボブと格闘。
ボブはフランクとの知恵比べのつもりだったが、
FBIで200人が動員されて、凶行に及んだのだ。
格闘の末、ボブは転落して死に、レインがボブの家を聞いていて案内。
そこでフランクの息子が発見される。
と言うわけで、デニス・クエイドとダニー・グローバーの対決かと思ったが
なかなかそう言う図式にならず、3人目の元医師を中心に展開したところがある。
元医師とダニー・グローバーのどちらかが犯人である事は間違いないのだが、
グローバーの行動に、早い内から犯人を思わせる点があり、
結局その通りだったから、その点でのヒネリはない。
元医師は替え玉として利用したような感じだが、
振り返るとそうとも言い切れない行動もあり。
何か男臭い俳優が勢揃いなので、もう少し面白くできそうだが。
音楽はバジル・ポードゥリス。
TV放送 2002/10/18 25ch 1330-1530
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推定無罪(90)
地方検事レイモンド(ブライアン・デネヒー)の部下キャロリンが、
レイプ殺人で死に、捜査はラスティ(ハリソン・フォード)検事補が担当。
ラスティは妻バーバラ(ボニー・ベデリア)がいるが、実はキャロリンの恋人だった。
彼は警察の担当を、友人のリッチに変更する。
キャロリンはレイプ犯専門だったが、収賄事件の書類を調べた形跡がある。
解剖の結果、犯人がペッサリーを取り除き、レイプのように見せていた事が発覚。
彼女がビールを出していた事からも、犯人は身近の者の可能性が高い。
キャロリンは、ラスティを次期地方検事と見込んで近づいたが、
ラスティにその気がないと知り、別の男に乗り換えた。
彼女から離れられないラスティは、何度も電話をかけていた。
ライバルのモルトは、グラスにラスティの指紋が発見された事をつかむ。
さらに、彼女との仲を秘密にしていた事も発覚し、ラスティは逮捕され、裁判となる。
ラスティは、ライバルのサンディ(ラウル・ジュリア)を弁護士に指名。
証言はすべてラスティに不利だ。
性犯罪者リオンの収賄事件の担当検事が、モルトだった事をつかむ。
キャロリンとモルトが脅迫していたとにらむが、
リオンによれば、脅迫していたのはリトル判事(ポール・ウインフィールド)だった。
モルトは証拠のグラスを紛失。
さらに、婦人科医の証言で、キャロリンが不妊手術をしていた事が発覚。
となると、ペッサリーを見つけた検死官の証言は、信用できない。
判事は証拠不十分として、ラスティは無罪放免となる。
だが、サンディは、判事が脅迫に関わった事を盾にしていた事は否定できない。
そして、事務処理の不手際で行方不明になったグラスを、ラスティに手渡した。
ラスティは自宅のかなづちに血痕を発見。妻バーバラが犯人だと知る。
バーバラは、夫を奪った女性を憎み、
殺害したキャロリンに夫の精液を注入し、夫の指紋がついたグラスを残した。
事件は夫が担当するが、真相に気づき、すべてを闇に葬るだろうと考えたのだ。
ところが、モルトが横取りしたため、夫は危機に陥り、奇跡的に無罪になった。
ラスティはショックを受けるが、彼女を裁く事はできなかった。
というわけで、裁判を舞台にした映画にしては、かなり面白かった。
クセのある役者がぞろぞろ出てくる中、
ハリソン・フォードが意外に得意な情けない役を演じている。
ブライアン・デネヒーは、何しに出てきたのかわからないほど
途中からいなくなってしまった。重要な役だったのだろうか。
キャロリンによる脅迫等が出てくるあたりが、この映画をややこしくしているが、
観客の関心を真相からそらす意味では、成功している。
キャロリンは映像で出さなくてもよかったのでは。
ラウル・ジュリアは、いやらしい役が得意なので、
もっと、ライバルとしての確執みたいなものがあってもよかったと思う。
LD
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水爆と深海の怪物(1955年米)
ピート・マシューズ中佐 潜水艦艦長
ジョイス博士 生物学の権威
ジョン・カーター教授 ジョイスの同僚
最新鋭原潜のテスト航行で、艦は巨大な物体に接触。
生物学の権威ジョイス博士らの調査で、巨大タコと判明。
水爆実験でエサがなくなり、深海から浮上したのだ。
海軍はパナマから北極までを封鎖して怪物を捜索。現れた怪物は金門橋等を破壊。
艦長が潜水服で立ち向かうが、やられた為、
続いてカーター教授が急所である眼を攻撃。艦長を救出し、魚雷で怪物を倒す。
と言うわけで、ハリーハウゼンの特撮もので、題名はよく聞く気がしたので見た。
物語はありがちな怪物もの。
水爆実験で魚がいなくなり、
エサのなくなった深海に住む巨大タコが浮上すると言う、回りくどい設定。
放射能で巨大化した訳ではないらしい。
原潜に謎の巨大生物が接触し、艦長とその道の権威である科学者2名が調査。
とはいえ、現地に行ったりはせず、
研究室で半月も水槽を眺めていた結果、真相にたどり着く。
その後も彼らは作戦の中心に位置し、怪物目撃をなかなか証言しない船員には、
私の出番ねと女博士が尋問。お色気作戦でも使うのかと思った。
巨大タコがひとしきり陸で暴れた後(金門橋を破壊)、
原潜から飛び出した艦長が、潜水服とモリで対決。
やられてしまい、次は副長が行こうとするが、
男博士が「急所を知ってるのは私だけだ」と出撃。その急所とは、何と目だった!
巨大タコを倒し、海底に沈む艦長を救出。意外に浅瀬で戦っていたようです。
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「スウィート・ノベンバー」(2001)を見た。
ひいきのキアヌ・リーブスとシャーリーズ・セロンの組み合わせの恋愛もので
「ディアボロス」に続く共演という話だが、
あの時は、シャーリーズ・セロンが悪魔にとりつかれる役で、
ちょっと気味悪い感じだったが、今回はそう言う事もなさそう。
キアヌ・リーブスの恋愛ものと言うのは、今までにピンと来ないが
シャーリーズ・セロンの方は、悪女から純朴な少女までそれっぽく見える彼女は
脱ぐのも平気でそう言う期待もあり、いずれにせよ見るしかあるまい。
サンフランシスコの広告会社で働くネルソン(キアヌ・リーブス)。
いろんな賞も得ていて、寸暇を惜しまず仕事。
恋人もいるが、人を見下したようなところがあり、ちょっと不満気だが気付かない。
免許の更新だけは行かねばならないと言われ、仕方なく運転免許試験場へ。
ここでは、エリートの彼も行列せねばならない。
ようやく順番がきて、席にいると、
買い物荷物いっぱいを持ったサラ(シャーリーズ・セロン)が現れる。
荷物を落とし、ネルソンが拾ってやったりし、彼のそばの席へ。
試験が始まると、問題がわからず、小声でサラに聞くネルソン。
サラが答えているのを、監督官が気付き、彼女は失格に。
ネルソンは何事もなかったかのように試験を再開し、助ける様子もない。
試験が終わり、駐車場へ行くと、サラが待っていた。
ちょっと責任を感じたネルソンは、金で解決しようとするが、
そんな話には乗ってこない。
その夜、サラはネルソンのマンションにかけつける。
住所とかを突き止めるのが得意だと言うサラ。
運転ができなくなったので、代わりに運転しろと言う。
連れて行かれたのは、何かの研究所で、サラは実験用の犬を盗み出す。
虐待に反対すると言うが、サラの行動に、ネルソンは大あわてだ。
これっきりにしてくれと言うが、帰宅すると、恋人は愛想を尽かして出ていっており
仕事では、独りよがりの宣伝が評価されず、ライバル社に取られた上、
逆上してクライアントとケンカし、上司にクビにされる。
またも現れたサラは、私の11月になって」と言う。
1ヶ月だけの恋人になれと言うのだ。毎月恋人を替え、後腐れなくやってるらしい。
自分には、問題のある男性を救う才能があると言うサラに
行き場のなくなったネルソンは、仕方なく彼女のアパートで生活する事になる。
だが、そこには、今まで常にアンテナを張るために必要だったテレビもない。
自然食品の食事をし、ペットを散歩させる仕事もする。
大好きだった犬も、人のために斡旋。付近の住民には好かれてるらしい。
近所の少年アブナーとも仲が良い。彼は父がおらず、ネルソンは父代わりになる羽目に。
いじめられがちで、ボートのレースでも負けそうだったが、
ネルソンがインチキで優勝させる。
気付いたサラは、いい行為だが、あれではアブナーは試練を乗り越えられないと言う。
次第にアブナーもネルソンに打ち解け、父親参観に父親役で呼ばれる。
隣の部屋のチャズは女装癖があり、サラとは女同士のような付き合い。
実は、ネルソンにとってライバル社の、有名な社員と知るが、
彼は仕事とプライベートを使い分けていて、それがどうしたと言う感じ。
サラは、どうやら姉と大きなペット会社を創立したが、
大きな会社になったのがいやで家出したらしい。
ネルソンは、次第にサラとの生活を楽しむようになる。
だが、これが何になると懐疑的な面も捨て切れなかった。
ネルソンは、前の会社での相棒だったビンスと画策し
別の大手の会社に移ろうと画策。
サラは約束違反と怒るが、1日だけと言う事で外出。
ビンスと、大物であるエドガー氏(フランク・ランジェラ)に会う。
ビンスはさんざんお世辞を言うが、エドガーは聞く耳を持たない。
エドガーはビンスには関心がないが、やり手のネルソンはほしい。
ネルソンとペアなら、ビンスも採用してもいいと言う。
だが、ネルソンは冷徹なエドガーに失望しており、この話を辞退。
あの女に骨抜きにされたと怒るビンスを置いて家へ戻る事に。
帰り道に自分の気持ちに気がつくネルソン。
ついに決意した。結婚しようとサラに求婚するが、なぜか彼女は避けたがるように。
チャズらとパーティをするが、サラの様子がおかしい。
ネルソンに隠れて大量の薬を飲みまくり、あげくのはてに吐いて倒れる。
彼女を病院に連れて行き、事態がわかる。
実は彼女は癌で、もう助からないのだ。
姉と会社を作ったが、入院で完全看護を受ける生活に耐えられず、家を飛び出したのだった。
以来、毎月何人もの恋人を作ったが、本当に恋したのはネルソンが初めてだと言う。
ネルソンは彼女をアパートに戻し、あなただけには見られたくないとの言葉に立ち去る。
だが、彼女のいない生活は耐えられない。
チャズらと感謝祭のパーティをするサラの所へ、メリークリスマスと言って現れるネルソン。
気を使って退散する一同。
君に対しては、一年中クリスマスの気分だと、12個のプレゼントをする。
苦手だった洗い物やダンスのために食器洗い機やダンスの本。大好きだった犬も取り戻す。
そして最後のプレゼントとして、絶対歌わなかった歌を披露。
ネルソンは、最後まで一緒に過ごそうと言う。
ついに約束の11月を終え、12月に。
サラはネルソンに苦しむ姿を見せたくない。
姉らのところへ戻るから、心配しないでと言い残し、
ネルソンが目をつぶっている間に、マフラーだけを残して立ち去る。
と言うわけで、恋愛ベタそうなキアヌ・リーブスが、
なれなれしい女性に翻弄されつつ、次第に惹かれていくと言う図式は
その女王様的な言動が気に入らないと言う話もあるようだが
個人的には結構好きなパターンと言える。
そこに思わせぶりなセリフが出てきて、物語は難病ものへと一直線。
こうなるとありきたりで、病気とわかってから、
ダラダラとついたり離れたりが続き、結局死を見届けずに別れるのも拍子抜けだ。
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年米)
スウィーニー・トッド 本名ベンジャミン・パーカー(ジョニー・デップ)
ルーシー パーカーの妻
ジョアナ パーカーの娘
ターピン判事 (アラン・リックマン)
ミセス・ラベット パイ屋の主人(ヘレナ・ボナム・カーター)
アンソニー 船員の若者
ピレリ 理髪師(サシャ・バロン・コーエン)
トビー ピレリの助手の少年
バムフォード 判事の部下
理髪師パーカーには、ルーシーと言う妻、ジョアナと言う娘がいた。
だが、ターピン判事は妻子を奪い、パーカーは無実の罪で投獄される。
出所してロンドンに戻ったパーカーは、
彼に惹かれていたと言うミセス・ラベットの店へ。
彼女によると、ルーシーは毒を飲んで死に、ジョアナは判事に幽閉されていると言う。
パーカーは理髪師スウィーニー・トッドと名乗り、
ピレリと言う男と腕を競う勝負に勝つ。
ピレリはトッドの正体がパーカーと気づいて脅迫するが、首を切られて殺される。
判事はジョアナとの結婚を決め、部下バムフォードに勧められてトッドの店へ。
復讐の好機だったが、ジョアナに惹かれる船員アンソニーが飛び込んできて失敗。
ラベットはピレリの肉をミートパイにすると言う妙案を出す。
トッドは悪人を次々始末。ラベットの店は繁盛する。
トッドはアンソニーがジョアナを狙っていると称して、再び判事を呼び出す事に。
だが、ピレリの助手で今はラベットの店で働くトビーにパイの秘密を知られてしまう。
トッドがトビーを追い回している間に、
ジョアナを連れ出したアンソニーは彼女をトッドの店にかくまう。
戻ってきたトッドは、店を怪しむホームレスの女を殺害。
さらに現れた判事も殺し、復讐を遂げるが、ジョアナに見られたと知る。
トッドは女の死体を始末しようとするが、それがルーシーだと気付く。
毒を飲んだ彼女は正気を失い、精神病院に入れられたのだ。
ラベットはあなたの為に隠していたと言うが、
怒ったトッドは彼女を生きたまま窯に入れて焼き殺す。
トッドは悲しむが、下水道に潜んでいたトビーに首を切られるのだった。
と言う訳で、ティム・バートンとジョニー・デップによるダークなミュージカル。
もちろんバートンの嫁(当時)も出ます。
ジョニデには妻子がいたが、町を牛耳る判事に奪われ、自身は無実の罪で投獄される。
出所したジョニデは、判事に復讐する為、腕のいい理髪師として接近。
首を切ろうとするが失敗。代わりに、彼の正体に気付いた男を始末。
唯一の協力者であるバートンの嫁が、死体始末の妙案を出し、
町の悪人たちを次々始末すると言う訳。
ダークな展開に困惑した人もいるみたいだけど、
もともとティム・バートンってこんな調子の映画を作る人だよね。
TV放送 2015/01/25 WOWOW 0045-0241
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スウィーパーズ(1998年米)
クリスチャン・エリクソン 地雷除去の専門家(ドルフ・ラングレン)
ミシェル 地雷除去を依頼
地雷除去の専門家クリスチャンは、襲撃で息子ジョニーを失った過去があった。
5年後。ミシェルは地雷除去に取り組むが、新型地雷によって仲間が犠牲に。
落ちぶれていたクリスチャンに協力を依頼する。
新型地雷で儲けていたのはホッパーと判明。
その地雷で息子ジョニーも犠牲になったのだ。
クリスチャンは列車で逃走するホッパーを追跡。
地雷を突き刺して倒す。
と言う訳で、ドルフ・ラングレンのアクション。
いろんな職業のアクションがあるが、本作は地雷除去の専門家に目を付けたと言う訳。
ドルフの役柄がそれだが、彼には新型地雷で息子を失った過去があった。
数年後、新型地雷による被害が多発して、除去チームがドルフに依頼。
背後に息子の仇と言うべき存在がいると知る。
地雷を題材にするものの、
物語はどこかで聞いた話をなぞった感じで、ひねりはまったくない。
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スウォーム(78)
監督 アーウィン・アレン
ミサイル基地が全滅し、スレーター将軍(リチャード・ウイドマーク)が調査に。
突然現れたクレイン(マイケル・ケイン)と言う男は、蜂の大群の仕業だと言う。
彼は昆虫学者で、軍医ヘレナ(キャサリン・ロス)が素性を証明。
権威であるクリム医師(ヘンリー・フォンダ)や
仲間のハバート(リチャード・チェンバレン)を呼ぶ。
彼の分析では、この蜂は猛毒を持ち、3箇所刺されれば死ぬと言う。
家族が襲われたポールは、火炎瓶で巣を襲い、逆に町が襲われて200名が死亡。
住民を避難させる事になるが、列車が襲われ転覆して大量の死者が出る。
クレインは人体に影響のない殺虫剤を使用するが効果なく、
クリムは自分の体で人体実験をするが失敗して死亡。
原発が襲われ、危険を知らせに行ったハバートを含め3万人が死亡。
指揮は将軍に移され、強力殺虫剤を使用。しかし蜂には殺虫剤への免疫ができていた。
クレインは、ミサイル基地の警報装置が蜂をおびき寄せたと気づく。
だが、基地も襲われて将軍らは死亡。音で海上へおびき寄せ、
オイルにミサイルを撃ち込んで点火し、一網打尽にした。
と言うわけで、パニック映画がはやった頃に、動物系として出された一作で
出演陣はなかなか豪華なのだが、やはり蜂ではいまいち盛り上がらない。
死者の多さが空々しいだけ。そのくせ、最後に簡単に片づくのも変。
軍のベーカー少佐が、たぶんブラッドフォード・デイルマン。
町の住人フェリックスがベン・ジョンソンで、列車事故で死んだらしい。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
TV放送 2000/10/08 25CH 1400-1600
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スーサイド・スクワッド(2016年米)
デッドショット 最強の狙撃手。弱みは娘(ウィル・スミス)
ハーレイ・クイン ジョーカーの恋人。元精神医(マーゴット・ロビー)
キャプテン・ブーメラン フラッシュを目撃
ディアブロ 火を放つ能力
キラークロック 逆進化した怪物
アマンダ・ウォーラー 部隊の責任者
ジョーカー 凶悪な犯罪者
ジューン・ムーン博士 魔女エンチャントレスに操られる
フラッグ大佐 部隊を指揮
カタナ 大佐の用心棒
ブルース・ウェイン バットマン(ベン・アフレック)
起:人類の脅威に対抗する為、凶悪犯を集めた部隊が作られる。
承:ジョーカーは恋人ハーレイを助け出すが、ヘリが墜落してしまう。
転:部隊は暴れる魔女を倒す。
結:メンバーは牢に戻されるが、生きていたジョーカーがハーレイを助け出す。
スーパーマンが死に、
ウォーラーは人類の脅威に対抗する為、拘束されている極悪犯を集めた部隊を作る。
地下鉄に謎の怪物が現れ、部隊を出動させる事に。
デッドショットらメンバーは首に爆弾を仕掛けられ、逃走を図れば始末されるのだ。
逆に任務を成功させれば、減刑になると言う。
作戦に成功した部隊を回収に来たヘリはジョーカーに乗っ取られ、
恋人ハーレイを連れ去ってしまう。
だが、ヘリは攻撃を受けて墜落。やむなくハーレイは部隊に戻る。
部隊はウォーラーを捕らえた魔女と戦う事に。
魔女の弟が暴れるが、炎を操るディアブロが倒す。
魔女はジョーカーを蘇らせると言い出し、ハーレイの心が揺らぐ。
だが、仲間の為だと心臓を取り出して魔女を倒す。
ウォーラーは一同を10年の減刑とし、それぞれの牢へ戻す。
生きていたジョーカーは牢を襲撃してハーレイを連れ出す。
一方、ウォーカーから極秘ファイルを受け取ったウェインは、
仲間を集めるべく動き出すのだった。
と言う訳で、DCコミックによるヒーローものの番外編。
悪党を集めたチームを作ると言う設定は聞いてたが、
実際に見ると思ってたのと違ったポイントが何点かあった。
第1点は、本作は独立した話ではなく、バットマン対スーパーマンの後の話だった点。
そもそも、スーパーマンがいなくなったから、
人類としても手を打たねばならないと思ったのが、チーム結成の理由。
バットマン(ベン・アフレック)もちょっとだけ出てて、
彼は彼で超人チームを作ろうとしていると言う訳。
第2点は、最も知られた存在であるジョーカーは、チームのメンバーではなかった点。
(まだ野放し)
第3点は、本作のヒロインであるハーレイクインが、ロビンを殺した人物だった点。
バットマン対スーパーマンを見た時には全然気が付かなくて、
後でネットで知ったんだけど、
あの作品でスーパーマン側ではジミー・オルセンが殺され、
バットマン側もロビンが死んだとするシーンがあったらしい。
ジョーカーと同様にメンバーになるのかと思った魔女が本作の敵。
チーム発足に2時間の映画の半分を費やし、チームの目的が判明するのは終盤。
全体的に交通整理が出来てない印象が強い。
キャラ的には、毎回違う面を見せるマーゴット・ロビーが魅力的。
ウィル・スミス(マーゴットとは再共演)は、たぶん高いギャラだろうけど、
誰が演じても良い印象。
と言うか、ハーレイクイン以外はキャラの差別化が出来てない。
TV放送 2017/05/27 WOWOW 2000-2203
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年米)
ジョー 少年。メイク係
チャールズ ジョーの友人。監督
アリス ジョーの同級生
ジャック ジョーの父。保安官代理
デイナード アリスの父
ウドワード先生
ネレク大佐
ダニー カメラ屋
ジョーは友人チャールズらと自主製作でゾンビ映画を撮影。
女優として同級生のアリスが参加する事に。
深夜の駅で撮影するが、目の前で列車がトラックに衝突して脱線。
トラックにはウドワード先生が乗っており、他言すれば死ぬと言われ一同は退散する。
軍は列車から大量のキューブを回収。保安官が聞いても詳細は説明されない。
やがて保安官は姿を消し、
町中でエンジンやアンテナや犬が消えると言う奇妙な事件が発生。
保安官代理であるジョーの父ジャックは、
ネレク大佐に真相を聞こうとするが拘束される。
アリスは父とケンカして家出。怪物にさらわれる。
ジョーは列車事故の映像を見て、そこに怪物が写っているのに気付く。
軍は火災と称して住人を避難させる。
ジョーはアリスがさらわれたと知り、
ウドワード先生の資料に答えがあると考え学校へ。
先生はかつて軍にいて、その際に墜落した宇宙船を回収。
宇宙人を返そうとしたが大佐にクビにされたのだ。
ジョーは軍に見つかるが、怪物に襲われ退散。墓場の地下に怪物のアジトを発見する。
そこにはアリスや保安官らが捕われて、怪物は人間を食べていた。
ジョーはアリスを救出。怪物に襲われるが、
つらい事があっても生きていけると説得。解放される。地上に出たジョーは父と合流。
怪物は宇宙船を修復し、飛び去っていった。
と言うわけで、題名から8人の超能力者の話かと思ったが、さにあらず。
主人公の少年たちは自主映画を製作し、深夜の駅で撮影したりするが、
その際に脱線事故に遭遇。
それから町に異変が発生し、軍が封鎖する事態に。
少年たちは、事故現場を映画の背景に利用する行動力を見せる。
少年らしい幼さを持ちながら、その行動力で町の異常事態の真相に近づくと言う訳で、
少年探偵団的な面白さか。
実は町に宇宙船が墜落し、少年らの教師は宇宙に返そうとするが、
軍はこれを妨害すると言う未知との遭遇的な展開に。
最後に宇宙人は帰り、かの作品みたいに人々は爽やかに見送るが、
宇宙人は「何の落ち度もない人」も襲ったりしたのでちょっとスッキリしない。
TV放送 2012/06/03 WOWOW 2000-2151
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スーパーガール(84)
監督 ヤノット・シュワルツ
クリプトン星の破片によってできたアルゴシティ。
スーパーマンのいとこ、カーラ(ヘレン・スレーター)は、
母アルーラ(ミア・ファーロー)らと生活していた。
おじザルター(ピーター・オトゥール)の誘いで、
エネルギー源オメガヘドロンという小さな球体で遊んでいたカーラは、
誤ってそれをシティの外へ飛び出させてしまう。
球体は地球に到達し、魔女セリーナ(フェイ・ダナウェイ)がそれを入手。
追うカーラも地球に到着。彼女には、スーパーマンと同じ能力が身についていた。
女子学生リンダとして女子寮に入り、ルーシーと同室になる。
彼女のおばはロイス・レイン、恋人はジミー・オルセンだ。
球体のパワーに気づいたセリーナは、その指示で庭職人イーサンを恋人にすべく画策。
目が覚めて最初に見た女性を好きになる薬を、イーサンに飲ませる。
だが、目を離したスキに、イーサンはもうろうとした状態で町へ出てしまった。
そこでセリーナはショベルカーを操り、イーサンを連れ帰ろうとする。
助けようとしたルーシーも気絶。ガソリンスタンドに火がつく。
スーパーガールに変身したリンダは、給水塔を突き破って火を消す。
続いてショベルカーを止め、イーサンを助ける。
気がついたイーサンは、リンダを愛するようになる。
怒ったセリーナは、見えない怪物に女子寮を襲わせる。
リンダは再び変身し、電柱に落雷を受け、帯電した電柱で怪物を倒す。
オメガヘドロンの力に気づいたリンダは、セリーナの住む遊園地へ行く。
イーサンも現れ、彼女に結婚を求める。
だが、セリーナはコーヒーカップを大回転させ、イーサンは気絶。
変身したリンダは鉄柵でセリーナを囲み、イーサンを救出。彼はリンダの正体を知る。
セリーナは師ナイジェルを利用し、町の中に山を出現させる。
カーラが急行するが、封印されて宇宙へ放り出されてしまう。
追放者が送られるファントムゾーンで解放される。ここでは力が発揮できない。
再会したザルターによれば、唯一の脱出方法は、嵐の断崖を通過する事だ。
セリーナは町を制圧。リンダの知人と知り、ルーシーとジミーをおりに入れる。
カーラらが脱出を試みている事に気づき、セリーナは嵐を巻き起こす。
落下するザルター。カーラは脱出し、城に急行。
ルーシーたちが串刺しにされそうになるが、カーラが串を破壊して救出。
壁が崩れ、床が揺れ、下は火の海。
セリーナが呼びだした見えない怪物は、カーラをひねりつぶそうとする。
捕らわれていたイーサンは球体を奪う。
脱出したカーラは怪物の周囲を飛び、セリーナと相棒のビアンカと共に鏡の中に封印。
オメガヘドロンを取り戻したカーラは旅立つ。山は消え、平和が回復する。
というわけで、スーパーマンのスピンオフ作品。
アニメのスーパーガールはグラマーだった気がするが、この映画では清純な感じ。
スーパーマンと何かと関係あるようにしているが、そこまでしなくてもよかったかも。
イーサンと言う恋人役の男は、思えばずいぶんマヌケな奴で、ほとんど役に立たない。
ルーシーって奴も同様。恋人役のジミーはスーパーマンも出演しているが
何の必然性もない。わき役がこれほど役に立たない映画も珍しい。
スーパーガールも自分のいたずらが原因なのだから、威張れる事ではない。
いろいろ活躍しても、周囲がほとんど騒がないのは、スーパーマンのせいか。
結局、スーパーマンとの比較で、あまり大きな話にはできないというハンデあり。
お手軽な企画という感が否めない。
TV放送 91/09/21 08CH 21:02-22:54
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スーパーコップ90(90)
ハリウッド分署のマイク(ピーター・ウェラー)は、近所で悲鳴を聞き急行。
5人の死体を発見するが、発表では4人。最後の死体は、別の事件のものとされる。
マイクらは担当をはずされ、同僚のダンは首を突っ込むなと忠告。
やがてダンは殺され、マイクの部屋にも盗聴装置が仕掛けられる。
ハモンド警部は、犯人逮捕にマイクを協力させるが、
これはマイクを抹殺するための罠だった。
ハモンドらは、ロサンゼルスポストの社主ホリスターと共に、私服を肥やしていた。
ホリスターの娘バレリーが、金欲しさに脅迫するが、仲間と共に殺され、
それを知ったダンも殺されたのだった。
マイクは彼らを集め襲撃。ハモンドらを倒すが、ホリスターは逃げ、
証拠不十分のため、FBIもさじを投げるのであった。
というわけで、何やら大勢の名前が出てきたクセに、顔が出ないので
ほとんどわけがわからない。アクション映画と言うほどの事もない。
最後に「結局、大物は捕まらないのか」等とわかったようなセリフが出てくるが、
作品の雰囲気とはミスマッチで、最後だけ気取っている感じ。
特に社会告発という形態でもなく、中途半端な映画である。
同僚が作った、ペン型の単発銃が出てくるが、007じゃあるまいし……。
TV放送 91/11/07 12CH 21:02-22:54
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スーパータンカー(2011年米)(ミッション・トゥ・アビス)
ジョーダン CIA元部長
スピルー タンカー船長
アダム・マーフィ 科学者
モーガン アダムの仲間
ジャッキー アダムの仲間
ハンリー大佐 タンカーで同行
国防省に元CIA部長ジョーダンが呼び出される。
冷戦時代に開発された究極兵器ICE−10が地球に落下。
隕石を利用したため不安定で、
全世界を氷河期に陥れるとして、30年前にジョーダンが宇宙に廃棄したのだ。
今では宇宙に戻す予算はなく、深海に沈めるしかない。
ジョーダン指揮の下、世界最大のタンカーヴェリザール号ごと、
マリアナ海溝へ沈める作戦がとられる。
科学者アダムのチームが、廃棄の対応に当たる事に。
安定させねば、磁場を乱す雲を排出し、付近の飛行機等を墜落させてしまうのだ。
ハワイが危険な状態となるが、軍の大将は中国に知られまいとハリケーンだと発表。
アダムは別の磁場を作る手を打ち、時間を稼ぐが、衝撃波でジャッキーが犠牲になる。
大将はミサイル攻撃で沈めようとするが、
逆効果で、世界を壊滅させる大爆発を起こしかねない。
艦長はタンカーを守ろうと、ヘリでミサイルを誘導し犠牲に。
アダムは作業を終えるが、既に被爆しており、留まる事を決意。
タンカーと共に兵器は沈められ、一件は大将の功績とされるのだった。
と言うわけで、スーパータンカーなんて題名だから、
バカバカしい装備を搭載したタンカーの話かと思えば、でかいだけで普通のタンカー。
冷戦時代の究極兵器で、宇宙に廃棄された代物が地球に落下。
未知の隕石を利用したため制御不能で、周囲の磁場を狂わし、
深海に沈めるしかなくなる。。。。なんて設定だが、
結局は、暴走した原子炉を止めるため奮戦する類の話にしか見えず。
犠牲になって作業を成し遂げる博士、機密を隠そうとする軍上層部等、
この手の話の定石が登場。
時々、磁場の影響で飛行機が爆発したりするが、全体として見せ場は弱い。
比較的エキストラは集めたようだが、やはり登場人物は少ない。
TV放送 2012/06/23 ユニバーサル 2300-0100
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スーパーノヴァ(2000年)
ニック(ジェームズ・スペーダー)は軍に復帰し、
医療宇宙船ナイチンゲールに乗船する任務に。
緊急信号を受け、今は全員が撤退したはずの天体タイタン37へ急行。
次元ジャンプの事故で船長が死亡。宇宙船は惑星の重力に引かれ不安定に。
付近は爆発して超新星となりそうな状況だ。
信号を出したカールは、女医ケイラの元恋人だが、凶暴な男だ。
だが現れた男は息子トロイだと称し、カールは死んだと言う。
トロイは謎の光る物体を持ち、それによって彼の体は特異体質になっていた。
9次元の物質で、相手の心が読めると言う。
同じく物体にふれたヤージー(ルー・ダイアモンド・フィリップス)も怪力に。
ニックは基地で乗員の死体を見つけるが、トロイは機械を操作して置き去りに。
気づいたダニカ(ロビン・タニー)も船外に放り出す。気づいたヤージーも餌食に。
ベンジャミンがモリで攻撃するが、傷口が回復。投げ飛ばされて死ぬ。
ケイラの前にトロイが現れるが、彼はやはりカールだった。
二人で不死身になろうと言う。何とか脱出したニックと貨物室に閉じこめる。
リモコンで爆破し、物体は太陽に到達。その影響は51年後に地球に到達するはず。
人類はその結果進化するかも知れない。
ニックらは次元ジャンプで帰還。ケイラは誰かの子を妊娠していた。
と言うわけで、TVスタートレックの1エピソードをわざわざ映画化したような
チープさを感じさせる作品で、ワープをわざわざジャンプと言い換えて
別の設定だぞとアピールしているあたりに、卑屈さを感じる。
物語は、ヒッチハイクで乗せた男が殺人犯だったと言うような展開を狙ったのだろうが
実体はエイリアンのバリエーションにしか見えない。
しかも、未知の力を得たとは言え、素性のわかっている人間で、恐ろしさもいまいち。
バーティカル・リミットやエンド・オブ・デイズに出ていた
ロビン・タニーと言う人が出ていて
Hしまくると聞いていたのでそう言う期待もあったが
いざ見ると特に裸があるわけでもなく、簡単に殺される脇役。
TV放送 2002/07/27 BS05 1425-1600
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「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」(93)を見た。
スーパーマリオと言えば、ご存知ファミコンのキャラだ。
ファミコンと同時に発売された、「ドンキーコング」に悪役として登場。
「マリオブラザーズ」で兄弟分ルイジと主役に。
これが、ファミコンブームを起こした、「スーパーマリオブラザーズ」に発展。
それまで花札とトランプだけだった任天堂を、一躍優良企業に押し上げた。
それ以降は、出す物出す物がヒット。(ディスクシステムは失敗だったが)
スーパーマリオ(略してスーマリ)シリーズは、節目節目に登場。
ディスクシステムの1作目も、スーパーファミコンの1作目もスーマリだった。
まさしく、ファミコンの代名詞的存在で、国内ばかりか世界的ヒット。
アメリカでも、NESと言う関連企業からゲームが発売。
(ハードがちょっと違うらしい)
ファミコンの売れ行きは、意外にも日本を上回っているらしいのだ。
そんなアメリカが、スーマリに目をつけるのは、当然かも知れない。
ちと記憶が定かではないが、たぶん日本でもアニメで映画化された事はあるはず。
こうしたゲームだとか、大作にしにくい設定を、強引に映画にしてしまった作品は
過去にもいくつかある。だが、安易なアイデアと言う印象は否めず、
それでいて話に無理があったり、逆に元ネタを意識し過ぎてつまらなかったり。
そんな事があって、このスーマリもやや怪しげな映画に思えた。
だが、日本なら当然、あのゲームの曲をオーケストラとかでやるところだが、
どうやらそうではないらしい。
スウェーデン出身のデュオ、ロクセットが主題歌を歌っていると言うのが
この映画を見ようと思うに至ったポイントである。
この手の人気アーチストを集めるのは嫌いなのだが、ロクセットなら話は別だ。
しかも、子供向けに思える映画で、こうしたアーチストを集めたのはやや意外。
聞いてみると、ゲームにあまりとらわれない、自由な映画化をしているようだ。
と言うわけで、結局見てみる事にした。
主役のマリオには、「ロジャー・ラビット」他のボブ・ホスキンス。
いかにもと言う、デブのおっさんだ。
ルイジや、デイジー(ピーチ姫の事)をやっているのは知らない奴。
ここで驚くのは、敵の怪物クッパを人間が演じていると言う事。
しかも、「イージーライダー」他の監督も出演もやってしまう怪人、
ハリウッドからつまはじきにされている男、デニス・ホッパーだ。
後は有名な人はおらず、監督も知らない。
真の音楽担当者は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」他のアラン・シルベストリ。
製作にディズニーがタッチしており、
ディズニーランドにマリオ人形が歩き回るのではと言う憶測もあったが、
本場のディズニーランドに、「マリオSFX館」と言うのができたらしい。
こうした状況で期待が膨らみ、行ってみれば、あっと驚くガラガラ。
うっかり一家で指定席を買ってしまった子供連れの立場がない。
これは、ひょっとして、つまらないのでは。しかし、入ったら見るしかない。
冒頭はやっぱりあのゲームの曲で始まる。
6500年前。その時代は恐竜の時代だった。
山奥に「ブルックリン」と言う字幕が出るが、「猿の惑星」の裏返しのようだ。
地球に隕石が落下し、次元が2つに別れた。
もう1つの次元は、恐竜が相変わらず繁栄し、高度な文明を築くに至った世界だった。
20年前。同じくブルックリン。
1人の女性が、何かを抱えて街を走っている。彼女はそれを寺院の前に捨てる。
シスターがそれを拾うまでは、単なる捨て子のパターンだ。
だが、驚いた事に、毛布の中には大きな卵が。そして中から人間の子供が生まれた。
驚くシスターたち。かたわらには、宝石のペンダントが。
そして現在。配管工のマリオ(ボブ・ホスキンス)とルイジの義兄弟。
仕事の連絡を受け、向かうが、スカペリの会社に横取りされてしまう。
スカペリの会社は、建築工事を行っているが、恐竜の化石を発見し、
研究団体が発掘を始めたため、嫌がらせをしている。
この代表が、デイジーと言う娘。
マリオたちは、車がオーバーヒートしたため、立ち往生。
マリオが店へ水をもらいに行くと、くそ高いエビアン水を売られてしまう。
そこへデイジーが現れ、電話をかけようとするので、
一目ボレしたルイジは、小銭を貸す。
それを察したマリオは、車で彼女を送る事にし、夕食の約束までさせる。
マリオは恋人のダニエラを連れ、4人で食事に。
デイジーもルイジも捨て子とわかる。マリオがルイジの父親代わりだ。
デイジーはルイジと接近。発掘現場を見せる事になる。
一方、なぜかデイジー誘拐を企むスパイクとイギーの2人は、
マリオといるダニエラをデイジーと誤解。帰宅した彼女を誘拐する。
この2人、ちょっと抜けてて、すでに何人も間違えて誘拐。
連続失踪事件と騒がれていた。
デイジーとルイジは、発掘現場へ。デイジーは、ここはなつかしい気がすると言う。
妨害を企むスカペリ一味が、配水管を開いたため、あたりは水浸しに。
ルイジはあわてて、マリオを呼ぶ。プロの誇りを持って、マリオはその仕事をやる。
だが、そこへ現れたスパイクとイギー。マリオらを殴ってデイジーをつれ去る。
洞窟の中をデイジーを探すマリオたち。
気がつくと、岩からデイジーの顔が浮かび、ルイジを呼んでいる。
ルイジが手を伸ばすと、彼女の宝石のペンダントが手に。
だが、デイジーは岩の中へ消える。
何事かわからないが、感で動くルイジは、この中に何かあると考える。
もし岩の中へ入れなければ、まっ逆さまに奈落の底へ落ちる事に。
だが、ルイジは岩の中へ飛び込む。そして、彼の姿は消えていった。
どうすべきか悩むマリオだが、ふらついた拍子に、結局岩の中へ。
彼らは妙な空間を抜けて、どこかへたどりつく。
気づくと、デイジーが2人の男に連れられているので、再び追跡する事に。
洞窟を抜けると、そこは怪しげな街。
あまり怪しげなので、ブロンクスに出たかと錯覚するほどだ。
あちこちに恐竜の子供みたいな奴がウロウロ。
人間たちも柄が悪く、よってきた婆さんが、あんたたちよそから来ただろと言うと
銃で脅して、ルイジの持っているペンダントを奪おうとする。
だが、それを助けるように現れた、大女ベルダが横取り。
奪い返そうとするが、ベルダの靴は、ものすごいジャンプをできるようになっていた。
たちまち逃げられてしまう。
一方、この怪しげな街に圧制をしくクッパ(デニス・ホッパー)。
ゲームのクッパのような恐竜ではなく、髪型にやや面影のある人間だ。
彼の所へ、スパイクらがデイジーを連れてくるが、
彼らは抜けているので、ペンダントも持ってこいと言う指示を忘れていた。
ペンダントなら、配管工が持っているはずだ。
直ちにクッパは、街に配管工の手配をする。
逃げるマリオらだが、クッパを批判する歌を歌ったトードと共に捕まる。
(トードとは、あちらでのキノピオの呼称。これまた姿は似ても似つかぬ)
トードによれば、隕石によって次元が2つに分かれ、
マリオらは別の次元へ来てしまったのだ。
彼らは鮨詰め状態の牢へ入れられ、続いてクッパの所へ。
クッパはマリオらを脅迫。見せしめにトードを退化マシンにかける。
これにかけられたトードは、頭の小さな爬虫類のような妙な人間グンバになるのだ。
頭の悪い彼らは、兵隊として使い捨てが可能。
逆に、スパイクらは進化させ、途端に頭がよくなる。
クッパの目的は、ペンダントの宝石を利用して、2つの次元を結びつけ、
退化マシンで、あちらの次元の哺乳類をすべて退化させ支配しようと言うのだ。
マリオらの番と言う時に、彼らはクッパをそのマシンにかけ、
退化のスイッチを入れてあわてて逃げ出す。
等と言う展開で、いまいち面白味もない状態のため、すっかり寝ていた。
気がつくと、マリオらは屋外に。
そして、頭がよくなったせいか、改心したスパイクらと反撃を計画。
一方、捕らわれたデイジーは、なぜだか監禁された恐竜ヨッシーと牢へ。
まずペンダントを取り返し、そして塔に捕らわれたデイジーを救出するのだ。
そのため、まず繁華街へ。大女ベルダを探す。
ディスコみたいな店で彼女を発見。マリオはベルダに接近。
ダンスを踊り、マンマとペンダントを盗み出す。
だが、店員がマリオらが手配中の人物と気づき通報。
クッパの愛人レナと兵隊が到着。だが、マリオに恋したベルダが彼らを逃がす。
ジャンプシューズと言う靴を貸し、これに砲弾型のカートリッジをセットすると、
あのゲームのように、高いジャンプができるのだ。
だが、うっかりペンダントを落としてしまい、レナに奪われる。
レナはクッパがデイジーに惚れていると誤解し、監禁されている彼女をいたぶる。
すると、怒ったヨッシーが、長い舌でレナを巻き込み、ゲームのようにパクリ。
と飲んでしまうと面白いのだが、舌に巻きつかれただけで、飲まれはしない。
その間に、逃げ出すデイジー。たちまち、グンバ軍団が追跡に。
だが、トードだけは彼女を守り、かけつけたスパイクらの手助けで逃走。
彼らは、デイジーを父親の所へ連れていく。
彼女の父親こそが前王で、クッパによってキノコのお化けのような姿にされ、
一室に監禁されていた。
必死に反撃の機会を伺う前王は、国内のあちこちにキノコを繁殖させていた。
マリオらは塔に潜入。まず暖房のバルブを閉じて、塔の温度を下げる。
そして、エレベーターへ。
グンバの大群が来るが、彼らは図体がでかく頭が悪いため、
ルイジの思いつきで、音楽を聞かせるとみなリズムをとって踊り出す始末。
他にも何やらいろいろハプニングがあった気がするが、ほとんど記憶がない。
(塔から落ちそうになるマリオらを、あちこちに繁殖しているキノコが助ける
と言うのは確かなのだが)
デイジーはどうした事か、塔のコントロール室みたいなところへ行き、
マリオらが来ている事を知る。そして再会。
デイジーからダニエラまでさらわれたと知り、彼女の救出に向かう。
部屋に突入し、見張りのグンバを倒す。
一方、レナは宝石を利用して世界支配を企み、勝手に軍隊の出動を指示する。
ルイジとデイジーの2人は、レナの軍隊だかクッパの軍隊だかに捕まる。
マリオらは、捕らえられた女性と共に、暖房が切れて凍り付いたパイプを
(何のパイプだかわからんが)マットレスに乗って、すべりおりる。
同じくついてくるグンバたち。
だが、ずり落ちたりして、グンバの方はうまく滑れない。
勢いづいたマリオらは、そのまま街の捕まったルイジらのいるあたりへ。
怒ったクッパは、ゲームのままに火の弾を打ち出す銃で襲撃。
マリオとクッパは、クレーンで吊られた工事用か何かのゴンドラで対決。
マリオは靴紐をペンダントのように見せて、おびきよせる。
ゼンマイじかけの爆弾の形をしたキノコ(!)を拾い、クッパの方へ歩かせるが、
溝にはまってしまう。しかし、繁殖したキノコに引っかかって、その中を歩き続ける。
一方ルイジらは、レナを止めるため洞窟へ。
だが、レナはすでに宝石を、ここに納めると機能すると言う洞窟の穴に入れていた。
途端にすごいパワーが働き、吹き飛ばされたレナは骨だけになってしまう。
このパワーに耐えられるのは、王族のデイジーだけなのだ。
しかし、2つの次元の融合は始まり、マリオとクッパらはもう1つの次元へ。
クッパはだまされていた事に気づくが、
もともと来るつもりだったのだからかまわない。
彼らはスカペリとにらみ合うデモ隊の前に。
クッパは退化銃を撃つが、マリオがよけ、光線はスカペリに。
途端にスカペリはチンパンジーになってしまう。驚きもせず、笑い出すデモ隊の連中。
デイジーが宝石を操作したか何かして、再びマリオらは元の次元へ。
まだ歩いていた爆弾の爆発でやられるクッパ。
マリオとルイジは、任天堂から最近発売された、
ファミコン用のバズーカみたいな退化銃をかついで、クッパへ攻撃。
クッパはどんどん退化し、ゲームのような恐竜の姿に。
さらに攻撃を続け、液体になってしまった。
クッパの死で、王は元の姿に。住人たちも大喜びする。
だが、デイジーは、この世界の未来を見守るため残る事を決意。
マリオとルイジは元の世界に戻り、再び配管工の仕事を。
だが、スカペリの前での対決がテレビに映り、彼らは一躍英雄に。
そして、彼らの前にデイジーがかけつけ、助けて!事件なの!!
と言うわけで、全体を通してゲーム感覚の映画という意識で作られていて
テンポは早く、(あっちの世界へ行くまでがのんきだが)
見せ場も悪くないのだが、何しろ起伏が皆無に等しく、
物語としての面白さが弱いため、何かにぎやかにやってるぞと言う印象に留まった。
何しろ忙しそうだと言うのはわかったのだが。
2つの次元の関係がわかりにくく、元ネタがあるクセに、離れすぎているため
どう言う設定なのか把握するのに苦労させられる。
ギャグらしきものも多く出たが、大半は目新しいものではなく、笑いも中ぐらい。
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スーパーマン(78)
監督 リチャード・ドナー
クリプトン星のジョー・エル(マーロン・ブランド)は、惑星の崩壊を予測。
妻ラーラ(スザンナ・ヨーク)と共に星に残り、息子カル・エルを地球へ送る。
ケント夫妻はカプセルから出てきた赤ん坊を、クラークとして育てる。
18才のクラークは北極へ行き、ジョー・エルの残したメッセージで学習。
クラーク(クリストファー・リーブ)は、新聞社デーリー・プラネットに就職。
同僚のロイス(マーゴット・キダー)が乗るヘリが、事故で宙吊りに。
クラークは青い衣裳に赤いケープの姿になり、ロイスを救出。
続いて、強盗を捕まえ、墜落しかけた大統領専用機も助ける大活躍。
ロイスは彼に単独インタビュー。空のデートをし、スーパーマンと名づける。
犯罪王レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)は、スーパーマンに犯行予告。
断層にミサイルを撃ち込み、地震を起こしてロスを海に沈め、
ルーサーが買い占めた砂漠を第2のウエストコーストにしようと言うのだ。
子分オーティス(ネッド・ビーティ)が、米軍の2つのミサイルの制御を奪った。
スーパーマンは盗まれたクリプトンの隕石に近づき、力を失うが、
情婦ティッシュマーカーがスーパーマンを助ける。
スーパーマンはミサイルを宇宙へ放り出すが、もう1つが断層に命中。大地震が発生。
地中へ行き、溶岩を押し上げ、地震を止める。
金門橋から落ちそうなスクールバスを助け、崩れた線路を持ち上げ、
決壊したダムにいたカメラマンのオルセンを救出。山を崩して洪水を食い止める。
だが、車に乗ったロイスは、地中に埋まり死んでしまう。
ショックを受けたスーパーマンは、地球の回りを飛び、時間を逆転。
立ち往生するロイスを助け、ルーサーらを刑務所へ送り込む。
というわけで、TVでも人気のあったシリーズの映画化第1作。
地球の平和を守れと言うような雰囲気だが、たかがスーパーマン程度では、
ロス付近の地震でも、すべての人を助ける事はできないと思う。
アメリカでは絶えず犯罪が起こっているわけで、とても手に負えないはずだ。
まして、レイプ事件などはどうするつもりだろうか。
ルーサーはなかなか愉快な犯罪者で面白い。
スーパーマンの素性を推理するあたりもいい。
対して、ネッド・ビーティは何という軽い扱い。
クラークが、ロイスをあっという間に恋してしまう展開はいただけない。
前半のスーパーマン誕生までの展開は面白いのだが、
クラークになってから途端に魅力がなくなった気がする。
ただの正義の味方は受けない時代になったのだ。
TV放送 92/01/29 06CH 21:00-22:54
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スーパーマンU/冒険編(81)
監督 リチャード・レスター
テロリストによって、エッフェル塔が乗っ取られ、水爆が仕掛けられる。
取材するロイス(マーゴット・キダー)の乗るエレベーターは、事故で急降下。
急行したスーパーマン(クリストファー・リーブ)が救出。
水爆は宇宙に廃棄される。だが、爆発の波動で、ファントムゾーンが崩壊。
クリプトン星の犯罪者、ゾット将軍(テレンス・スタンプ)らが自由に。
自らに、強力な力がついた事を認識。月の基地を破壊し、地球へ向かう。
刑務所のレックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)は脱走に成功。
スーパーマンの隠れ家を北極に発見。3人の犯罪者の事を知る。
ロイスは、クラークがスーパーマンである事に気づき、彼もそれを認める。
北極へ行き、普通の人間として生きるため、超能力を消す。
ゾットらは軍隊をものともせず、田舎町を破壊し、続いてホワイトハウスへ。
地球上の権限を獲得。それを知ったクラークは、再び北極へ。破壊した基地を修復。
ルーサーは、ゾットに協力を約束。スーパーマンを倒すため、ロイスを捕らえさせる。
急行したスーパーマンと激突。苦戦の末、スーパーマンは立ち去る。
だが、とどめを刺すため、ルーサーの案内で北極へ。
ロイスを人質に取られ、スーパーマンは超能力を消す装置の中へ。
だが、光線を外に発射し、逆にゾットらの超能力が奪われる。
ロイスは、クラークの秘密を守る事を約束するが、クラークはキスで記憶を消す。
というわけで、スーパーマン第2弾。クリプトンの犯罪者が出てくると言う新味。
でも、地球を征服しかけた事になっているが、それほど人々が深刻そうでない。
クラークが簡単に正体がばれ、平気で普通の人間になったりするが、
今後のシリーズを考えると、ちと辛い展開では?
ゾットの部下、アーサにサラ・ダグラス、ノンにジャック・オハローハン。
スーパーマンの母ラーラにスザンナ・ヨーク。
ホワイト編集長にジャッキー・クーパー。
ルーサーの子分オーティスにネッド・ビーティ。
田舎町の保安官にクリフトン・ジェームズ。
TV放送 92/07/29 06CH 21:00-22:54
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スーパーマンU リチャード・ドナーCUT版(2006年米)
クラーク・ケント 記者。実はスーパーマン(クリストファー・リーブ)
ロイス・レイン 記者(マーゴット・キダー)
ジョー・エル クラークの実父(マーロン・ブランド)
ゾッド将軍 ジョー・エルの宿敵(テレンス・スタンプ)
レックス・ルーサー スーパーマンの宿敵(ジーン・ハックマン)
アーサ ゾッドの部下(サラ・ダグラス)
ノン ゾッドの部下(ジャック・オハローラン)
ジミー・オルセン カメラマン
編集長
オーティス ルーサーの手下(ネッド・ビーティ)
テッシュマッカー ルーサーの愛人
米国大統領
クリプトン星の裁判で有罪となったゾッド将軍らは、
ジョー・エルによってファントムゾーンに幽閉される。
ジョー・エルの息子カル・エルは地球へ飛来し、スーパーマンとしてルーサーと対決。
発射されたミサイルを宇宙に飛ばすが、爆発の衝撃でファントムゾーンが破壊される。
解放されたゾッドらは地球に向かう事に。
刑務所を脱走したルーサーは、
北極にあるスーパーマンの隠れ家を見つけ、彼の出生の秘密を知る。
一方、ロイスはクラークがスーパーマンだと考え、空砲を撃って正体を白状させる。
クラークはロイスを隠れ家に案内し、1人の女性を愛する為に能力を失う事を選ぶ。
その頃、地球へ来て能力を得たゾッドらは大暴れし、ホワイトハウスを占拠。
ゾッドらが現れたと知ったクラークは、再び隠れ家へ戻る。
父のメッセージはこうなる事は予想していたと告げ、クラークの能力を回復させる。
ジョー・エルの息子スーパーマンの弱点がロイスだと知ったゾッドらは新聞社に飛来。
かけつけたスーパーマンが対決するが、人々に被害が及ぶと気付いて退散。
ゾッドらは隠れ家へ向かい、現れたスーパーマンと対面。
装置で能力を奪おうとするが、逆にゾッドらが能力を奪われて撃退される。
クラークは隠れ家を破壊。
ロイスは秘密を守ると約束するが、家に戻ると記事を書き始めてしまう。
スーパーマンは地球を逆回転させ、時間を逆行させる。
破壊された都市は元に戻り、ゾッドらは再びファントムゾーンに封印される。
出勤したロイスは、大事な事を忘れた気がするのだった。
と言う訳で、スーパーマン2をリチャード・ドナーが編集したと言う珍品。
スーパーマンは1作目と2作目が同時に撮影されるが、当初監督だったドナーが降板。
リチャード・レスターに交替し、1作目はドナー作、
2作目はレスター作と言う事にされた。
1作目にもレスターの手が入っているとは聞いていたが、
逆に2作目のドナーの意図したバージョンがあったと言う訳。
物語の大筋は同じだけど、細部に異なる点があり、
一番大きいのは決着のつけ方が1作目と全く同じである点。
もともと2作目のラストに用意した物が、
1作目に使われたと言うのが実態らしいけど、また同じ手口ですかと驚かされた。
[おまけ:レスター版との違い]
・レスター版にマーロン・ブランドは出ないが、本作は結構出る。
クラークがパワーを取り戻しに来る事は想定されていたとの事。
・レスター版でファントムゾーンは、エッフェル塔の核爆弾で破壊される。
本作ではルーサーのミサイルで破壊され、エッフェル塔のシーンはない。
・レスター版でロイスは偶然クラークの正体に気付くが、本作では最初から疑ってる。
・ルーサーが刑務所に戻されるシーンはない。
・レスター版ではロイスの記憶はキスで消されるが、本作では時間を逆行させて消す。
(ファントムゾーンは破壊されず、ゾッドたちも来なかった事に)
なお、ロイスは最後に記者魂が勝って、スーパーマンの件を記事にしようとしていた。
DVDレンタル
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スーパーマン3/電子の要塞(83)
監督 リチャード・レスター
クラーク(クリストファー・リーブ)は母校の同窓会で、
初恋の女性ラナ(アネット・オトゥール)と再会。再び接近する。
一方、会社の金を着服した天才プログラマー、ガス(リチャード・プライヤー)は
社長ロス(ロバート・ボーン)の指示で、気象衛星を操作。
コロンビアに嵐を起こし、コーヒー価格を操作するが、スーパーマンが阻止。
そこで、今度はクリプトナイトを合成し、スーパーマンに贈り物として与える。
その結果、スーパーマンは利己的に。各地でいたずらをし、世界の非難を受ける。
ロスらは今度は石油価格を操作。スーパーマンの善の心と悪の心が対決。善が勝つ。
ロスらはグランドキャニオンへ。ガス発明のスーパーコンピューターで防衛する。
コンピューターはクリプトナイトで攻撃。改心したガスが機械を破壊。
だが、機械は止まらず暴走。スーパーマンは工業用の腐食性の酸で破壊する。
と言うわけで、3作目はコミカルでいろいろ盛り込まれているが、話は単純。
ガスが天才的プログラマーには見えず、スーパーコンピューターもそうは見えない。
その攻撃も、配線がからみつくと言うもので、ちと違う感じ。
ロスの妹ベラをロボットにしてしまうと言うのも妙。
初恋の相手に傾き、最後には編集長の秘書にまでなり、
ロイス(マーゴット・キダー)は完全にわき役。
ロスの情婦で実は頭のいいローレライも、なぜ出したのか。
全体的に安っぽくなったが、テンポはよく、暴走コンピューターものも嫌いではない。
LD
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スーパーマン4/最強の敵(87)
クラーク・ケント(クリストファー・リーブ)はスモールビルの家を売る事に。
犯罪王レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)は、甥レニーの助けで脱走。
デイリープラネット社は、利益第一主義のワーフィールド氏に乗っ取られ、
娘レイシー(マリエル・ヘミングウェイ)が新編集長の座に。
米大統領は、軍拡を発表。小学生のジェレミーはスーパーマンに核兵器廃絶を嘆願。
クラークは歴史に干渉するべきでないと考えるが、
唯一正体を知っているロイス・レーン(マーゴット・キダー)に相談。
国連でスーパーマンは、全核兵器を排除すると宣言。核ミサイルを太陽へ投げ飛ばす。
ルーサーは博物館から盗みだしたスーパーマンの髪の毛と、生命の素を合成。
米軍のミサイルに装置を仕掛け、スーパーマンが太陽へ投げ飛ばし、
太陽をエネルギー源とするニュークリアマンが誕生。
ルーサーは超音波でスーパーマンに連絡。ニュークリアマンは各地を破壊。
スーパーマンは負傷するが、エネルギーモジュールで力を回復。
ニュークリアマンを、スーパーマンはエレベーターに閉じ込め、月へ運ぶ。
だが、太陽が差し込み、形勢は逆転。レイシーを連れて宇宙へ。
スーパーマンは月を動かして日食に。動けないニュークリアマンを原発に落とす。
ホワイト編集長は株の買い占めに成功。
スーパーマンは、平和はみんなが実現するもので、与えられないと発言。
逃げるルーサーたちを捕まえ、刑務所へ。
というわけで、スーパーマンをやめたがっていたクリストファー・リーブを
企画させるからと言う事で、引っ張り出しての第4作。
核兵器反対等のテーマを主張しようとはしているが、
ニュークリアマンと言う奴の存在がいかにもマヌケで、
彼との戦いもスケールが宇宙レベルで、いかにも空々しい。
月を動かしたりするのは、勘弁してほしい。
レイシーが宇宙で平気なのも不思議。
ルーサーも大して出番がなく、米ソが世界の大勢に反して核実験を続けるのも変。
ロイスはクラークの正体を忘れているが、空を飛ぶと思い出すと言うのも……。
TV放送 92/05/07 12CH 21:02-22:54
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「スーパーマン リターンズ」を見た。(2006年)
スーパーヒーローを1人挙げろと言えばスーパーマン。
それほどの有名な存在である彼は、過去に何度も映像化されている。
大昔の映画版を経て、TV版のジョージ・リーブスは他の役が来なくなり自殺。
そしてクリストファー・リーブで製作された大作映画版は4作作られる。
その後、恋人ロイスとの関係をメインに描いたTV「新スーパーマン」、
少年時代を描いたTV「ヤングスーパーマン」なんて作品が続くわけ。
それぞれが微妙に設定が違ったりするわけで、
本作も同じ映画版でも、3〜4作目は無視した続編になっているらしい。
リーブは落馬により半身不随になり、結局亡くなってしまい
今回、リーブに似ていると言われる新人俳優が後を継ぐ事に。
旧シリーズでどうも評判が良くなかったロイスも、新作では正当派美人に。
その他のレギュラーキャラも俳優がことごとく代わり、
つながりないのではと言う気もしたが、
あのテーマ曲を聞くと、やっぱりシリーズは続いていたと言う気に。
スーパーマンはかなり好きなキャラなんだが、
以前のシリーズは結局劇場では見ずじまい。
今回久々の新作で、いよいよ劇場で見る日が来た。
スーパーマン クリプトン星から来た無敵の超人。故郷へ行き5年間不在だった。
クラーク・ケント 新聞記者。実はスーパーマン。彼も旅していた事になっている。
ロイス・レイン ピューリッツァ賞の敏腕記者。スーパーマンに恋していたが。
レックス・ルーサー 犯罪王。まんまと出所し、新たな悪事を計画
ジェイソン ロイスの息子。病弱だが不思議な力を持つ。父親は?
ロバート ロイスの婚約者。編集長の甥。落ち度のない人物。
ペリー・ホワイト 新聞社の編集長
ジミー・オルセン 新聞社のカメラマン
キティ ルーサーの愛人だが、虐殺には尻込み
マーサ クラークの育ての親
冒頭は字幕で設定を説明。
故郷クリプトン星の破壊を知ったスーパーマンは、確認のため地球を去る。
そして5年経過。
設定的には、「スーパーマン2」の後と言う事になっているようだが、
映画を見ていてもそう言う話が出てくるわけではない。
(4の後と言う事でも良さそう)
また、ついでに言うと、ロイスがクラークの正体を知っていると言う描写もない。
何か設定を操作されたようで、別のシリーズかと思わせる感じだが
テーマ曲はあの曲で、元気が出る感じ。
ある日、クラークの養母であるマーサ(エバ・マリー・セイント)は、
もの凄い音を聞いて外へ出る。そこにはあの時と同じように宇宙船が落下していた。
驚きもせず、宇宙船を開けたマーサは、長旅で弱っていたクラークを発見。
帰ってきたのねと声をかける。
ケント家でしばらく休息するクラーク。幼い頃ここで育った事を思い出すシーンも。
やがて再びメトロポリスに戻り、悪と戦う事を決意する。
クラークは、彼もまた旅に出ていたとになっていたのだが
舞い戻って、再びデイリー・プラネット社で働く事に。
かつての仲間カメラマンのジミーは親しげにしてくれるが、
ホワイト編集長(フランク・ランジェラ)は人手不足だからと素っ気ない。
そして何よりも、ロイスに夫婦同然の恋人ロバートがいて
さらに息子ジェイソンまでいると知らされ、ショックを受ける。
ちなみにロバートは編集長の甥。(スパイダーマンもそんなんだったな)
彼女はスーパーマンに恋していたのだが、彼が不在となりショックを克服。
やがて「なぜ世界はスーパーマンを必要としないのか」と言う記事を書き
ピューリッツァー賞を受賞したと言うのだ。
その頃、宿敵レックス・ルーサー(ケビン・スペーシー)は、
老婆の死を見届けていた。
富豪である老婆は、ルーサーにだまされて彼と結婚。
刑務所のルーサーを出所させただけでなく、遺産まで託したのだ。
遺族はルーサーを遺産目当てと非難するが、遺書があり何ともならなかった。
ちなみに、ルーサーが出所できたのは、スーパーマンが不在で裁判に出席できず
証人がいなかったためと言う。
出所したルーサーは、さっそく刑務所で知り合った連中を手下にし、
愛人キティと共に新たな悪事を計画する。
ルーサーらは、北極にあるスーパーマンの基地へ。
そこでスーパーマンのパワーの源であるクリスタルを手に入れ、持ち帰る。
このパワーを操ろうと実験すると、強力な電磁波パルスが発生し、
メトロポリス全体が停電状態になってしまう。
その影響は、上空の航空機にも及んでいた。
その時ロイスは上空にいた。新開発されたシャトルは、
基地からでなく、飛行中の航空機の上から離陸できると言う代物で
(それはムーンレイカーで見ました)
その公開飛行にロイスも同乗していたのだが。(航空機の方に)
ところが、電磁波パルスの影響で、航空機のすべての機器が一度ストップ。
回復したかに思えたが、上のシャトルが噴射し始め、しかも離脱できない。
このままでは航空機もろとも墜落してしまう。
その時、もの凄いスピードでスーパーマンが急行。
CGを駆使したド派手な映像で、シャトルを離脱させ無事宇宙へ飛び立たせ
一方羽根を失って墜落寸前の航空機の方は、
球場のど真ん中へ落ちそうな所を、間一髪スーパーマンが止める。
観客はもちろんスーパーマンを知っているので大喝采。
スーパーマンは中の乗客たちの無事を確認。
旧知のロイスは声をかけようとするが、軽くあしらって飛び立ち
派手な復活劇を締めくくる。
復活したスーパーマンは、世界各地の事件のため飛び回る事に。
ガトリング砲を使った、派手な銀行強盗もスーパーマンには歯が立たず
目の玉に向けて撃っても、はじき返す始末。
編集長も、再びスーパーマンを徹底的に取材しろと指示。
だが、彼の不在を克服したはずのロイスだけは複雑な想いで
電磁パルスの方を取材したいと言うが、編集長は取り合わない。
ロイスの恋人ロバートもまた、新聞社に出入りしていて記事に協力したりする。
彼は、スーパーマンとクラークの体型が同じだななんて指摘するが
特に深追いしたりしない。
普通、こういう人には何かイヤな面の描写がありそうだが、まったくない。
実にナイスガイで、クラークとスーパーマンのつけいるスキはなさそうだが。
ロイスはスーパーマンが何も言わずに去った事に腹を立てていた。
それを自分の話と誤解するクラークは、弁解しようとするが途中で誤りに気づく。
屋上へたばこを吸いに行くロイスの前に、現れるスーパーマン。
ちなみに、ロイスのタバコぐせとスペルをよく忘れるあたりは、前作のまま。
スーパーマンとダンスを踊るように空を飛び、
わだかまりを忘れて、再び彼に心動かされるロイス。
ルーサーは、78年に落ちた隕石を博物館から盗み出す。
それこそクリプトンから到来した隕石で、クリプトナイトが含まれ
スーパーマンの唯一の弱点なのだ。
彼の今度の計画は、クリスタルを海中に投じて、そこに新たな陸地を生み出す事。
それによって、北米大陸は海に沈み、新大陸ニュークリプトンが誕生。
ここはすべてルーサーの所有と言う寸法だ。
スーパーマンを追えと言われつつ、パルスの発信源を追うロイス。
たまたま息子ジェイソンを連れていたが、不審な船を発見し乗り込む。
ところが、それこそ宿敵ルーサーの船で、ロイスと息子は捕らわれてしまう。
2人は部屋に閉じこめられ、ルーサーは計画を開始。
ロイスは何とか座標を知らせようと、見張りのスキをついてFAXするが
(今時メールしろよと言う気もするが)
通信がうまく行かず途中で途切れてしまう。
再度送ろうとするが、見張りに見つかり、その時病弱なジェイソンが咳をすると
咳の勢いで動いたピアノに潰され、見張りが圧死してしまう。
それを知り愕然とするルーサー。この子はスーパーマンの子に違いない。
途切れたFAXが届いたのを見たジミーは、それがロイスの筆跡だと気づく。
座標を知らせたと気づき、ロバートは急行。
クラークもまたスーパーマンとなり急行する。当然こちらの方が早く到着する。
クリスタルは次第にそのパワーを発揮。
みるみる巨大になっていき、大きな島のように成長していく。
ここでルーサーはロイス、ジェイソンらと待機。
この影響はメトロポリスにも届き、停電になったり地震が発生したり。
ビルがきしんだりして、デイリープラネットの上の地球が落ちたりする。
これを止めたのはスーパーマン。あれ?ロイスの方に行ったはずだし、
ロイスを助けてからこちらも助けたんだっけ?
結論から言うと両方救うんだけど、時間的余裕がないはず。。。
スーパーマンはルーサーのいる島へ到着。
ロイスらを救出し、かけつけたロバートの小型機に乗せる。
小型機はなかなか離陸できないでいるが、スーパーマンの協力で離陸に成功。
しかし、ルーサーの狙いはあくまでスーパーマン。
ルーサーは隠し持っていたクリプトナイトを、スーパーマンに突き刺す。
この攻撃に弱るスーパーマン。
スーパーマンの危機を察知したロイスは、ロバートに島へ戻らせる。
ロイスは突き刺さったクリプトナイトを抜いて助けるが、
それでまたロイスは退散するんだっけ。
ちょっとここらへんの順序の記憶があやふやだが。
ロバートはロイスの気持ちがスーパーマンに傾いていると気づき
特に描写はないが、次作では何の説明もなく出てこない気がする。
スーパーマンが回復し、島は崩れ始めて、ルーサーらはあわてて退散。
逮捕されたんだっけ?それとも逃げ切った?
そう言えば、ルーサーの愛人が虐殺に反対していて
スーパーマンに味方したのも形勢逆転の要因だったはず。
スーパーマンは島の下へ潜って、島ごと宇宙へ放り出そうとする。
その際、島から出てきたクリプトナイトが再び体に食い込み
苦痛に苦しみながら、ついに島は宇宙へ。
だが、この無理で倒れたスーパーマンは、病院へかつぎ込まれる。
人々が心配する中、病院スタッフは緊急措置をとろうとするが
針は通らず、電気ショックも効果あるんだかないんだか。
何が決め手かわからないが、当然のように回復したスーパーマンは
病院を抜け出してロイスの家へ。
今や自分の息子だと知ったジェイソンの寝顔を見守る。
君には教えたい事がいっぱいあると言う。
そして立ち去ろうとするとロイスと再会。また会おうと言って飛び去る。
と言うわけで、物語は少しもったいぶった感じで、なかなか盛り上がらないが、
旅客機墜落の危機を救うシーンは、さすがスーパーマンの大活躍。
個人的にCGの特撮はあまり好きではないのだが、
スーパーマンの活躍を見せるには、ちゃちな模型とかよりもこちらの方がよい。
困った事に映画で一番派手なのが、この飛行機のシーンで、
その後は何だか湿っぽい感じのシーンが続く。
ルーサーの悪事は相変わらずだが、今回は人気のない海に陸地を作る展開で
最終的にはアメリカ大陸を脅かす予定だったのだが、その前に阻止されてしまい
町の中で戦うような派手さがない。
ロイスの息子にまつわるエピソードはちょっと面白い感じだが
何か続編を意識したのか出し惜しみしたような所も。
非の打ち所のない婚約者も、何か最後に捨てられた感じでお気の毒。
クリプトナイトが混ざった隕石が地球へ来たのが78年だと言う事で、
これは以前のシリーズの公開年と思うが、映画自体の雰囲気もまさにそんな感じで
5年不在と言う設定がピンと来ず、やはり20年くらいいなかったように感じる。
今回は以前より、スーパーマンの内面を描いた作品と言えるが
内面に関しては、バットマンやスパイダーマンの方が一枚上手で
無敵の宇宙人だから、そんなには苦悩を感じてないはずと思わせるのが難点。
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「マン・オブ・スティール」を見る。(2013年米)
人気シリーズのリブート(やり直し)企画映画が次々製作される一方、
アメコミの映画化も乱発。
ここへ来て、元祖スーパーヒーローたるスーパーマンのリブート企画が登場。
スーパーマンと言えば、クリストファー・リーブの4作があり、
だいぶ間を置いて、中途半端なリブート作(リターンズ)が作られたが、
今回満を持して、本当にリブートしてきた訳。
スーパーマン結構好きなんで、これも見ます。
[クリプトン人]
クラーク・ケント 後のスーパーマン。クリプトン星での名はカル・エル
ジョー・エル カル・エルの父(ラッセル・クロウ)
ララ カル・エルの母
ゾッド将軍 ジョー・エルの友人だが反乱を起こす
ファオラ=ウル ゾッドの部下
[地球人]
ジョナサン・ケント クラークの養父(ケビン・コスナー)
マーサ・ケント クラークの養母(ダイアン・レイン)
ロイス・レイン デイリー・プラネットの記者(エイミー ・アダムス)
ペリー・ホワイト デイリー・プラネット編集長(ローレンス・フィッシュバーン)
スワンウィック将軍
ハーディ大佐
ハミルトン博士
ラナ・ラング クラークの初恋の相手。本作ではちょっと出るだけ
ピート・ロス クラークの幼なじみ。本作ではいじめっ子
冒頭はクリプトン星の様子。
ジョー・エルが妻ララの出産に立ち合っていた。
クリプトンではコデックスと言う遺伝子情報を記録した物を利用して
出産する事になっていて、産まれてきた子供にはあらかじめ役割が決められていた。
禁じられている自然分娩は数百年ぶりだ。
一方、クリプトンは地下資源を採掘しすぎたため、惑星が崩壊の危機に陥っていた。
長老はこれと言った方針を打ち出せずにいたが、
現れたゾッド将軍一味は、長老を殺害。
ゾッドは、友人であるジョー・エルに、共にクリプトンの未来を導こうと誘う。
だが、ジョー・エルはこれを拒否。格闘になり刺されて死ぬ。
結局ゾッド将軍と一味は捕らわれ、ファントムゾーンと言う場所に幽閉される。
遺された妻ララは、息子カル・エルをロケットに乗せて宇宙に飛び立たせる。
その後、クリプトンは崩壊するのだった。
そして現在の地球。荒れた海を行く漁船に乗った青年。
船員は前方の油田火災に気づくが、もう手の打ちようがない状態だ。
だが、青年がいつの間にか油田にかけつけ、怪力で火災現場から係員を救出。
その後姿を消す。
もちろんこれがクラークなのだが、この後、話は時代を前後する描写が続く。
映画での順番は覚えてないので、時代の古い順に。
カンザス州のスモールビルと言う田舎町。
小学校に入ったクラークは、周囲のいろんな情報(小声とか)が一気に入ってきて、
制御できず耐えられない様子。教室を飛び出し、物置に閉じこもる。
先生が開けようとすると、眼からビームでドアノブが熱せられ開けられない。
仕方なく、先生は養母マーサを呼ぶ。マーサは、ドアごしにクラークを説得。
気持ちを落ち着けて等と言うと、クラークの雑音が消える。
クラークはその能力を隠していたため、
同級生から変わり者と思われ、通学バスでもからかわれる。
からかってるのがピート。やめなさいよと言うのが、初恋の相手ラナ。
いずれもヤングスーパーマンにも出たキャラだが、ラナはこの後出てこない。
そんな時、運転手が運転を誤り、バスが池に転落。浸水し、全員が溺れそうに。
だがバスが突然浮上。何とクラークが持ち上げていたのだ。
一同は無事だったが、ピートがクラークを気味悪がる。
ピートの母がケント家を訪れ、あの子には何かあると騒ぐ。
以前にもいろいろあった、ラナも見たと。
だが、落ち着いた様子の養父ジョナサンは、動転して幻覚を見たんだと言いのける。
もちろん、ジョナサンもマーサも、クラークがそれをやったのだと理解していた。
家族だけになった時に、力について話すジョナサン。
お前の力は何か目的があるはず。それは人々に知られてはいけないはずだと言う。
ではあの時、同級生を見捨てるべきだったのか?と聞くクラークに、
そうだと言い切るジョナサン。だがそうまで冷酷にはなりきれないクラーク。
もう少し成長したクラークは、やっぱりいじめられていた。
反撃もしないので立ち去る悪ガキたち。
倒れてるクラークに手を貸すピート。何となく理解者になったらしい。
それを見てうなづくジョナサン。
クラークはやがて自分の出生に疑問を持つように。ぼくは宇宙人なのかと。
するとジョナサンは納屋へ連れていき、クラークと共に落下した宇宙船を見せる。
そばにこれが落ちていたと、Sと書かれた金属片を渡す。
(小さな物だけど、よく見つけたね)
さらに成長し、大人になったクラークは、
まだ自分の在り方について、車中で両親ともめていた。
すると前方に竜巻が。(カンザスだから)
ジョナサンは付近の人々を橋の下に避難させる。
愛犬を車に残したと気付いたクラークが戻ろうとすると、
ジョナサンは俺が行くと言う。
愛犬は救うが、竜巻が迫り、ジョナサンは戻れそうもない。
クラークが助けにいこうとするが、大勢の人がいるため、ジョナサンは制止する。
そのまま竜巻に巻き込まれ、ジョナサンは帰らぬ人となった。
(リーブ版でも養父は死んだが、新スーパーマンでは生きてた)
力を持ちながら、養父を救えなかったクラークは、
自らの出生を探るため、北極へ旅立つ。
(。。って事だったと思うけど、リーブ版と混ざってるかも)
一方、デイリープラネット社の敏腕記者(ピューリッツァー賞を受賞してるらしい)
ロイスは、氷の下で発見された物体を取材するため、やはり北極へ。
軍とその道の博士が掘り出す事になり、それにロイスが同行する事になったのだ。
だがロイスは、現場付近に1人で歩く人影を目撃。
極寒で、むやみに出歩けないはずの場所だ。
記者の血が騒ぐロイスは、単身彼を追跡する事に。
もちろん、この人影はクラークだった。
埋まってるのは母船みたいな物らしくて、Sの金属片がキーになって動き出し、
初めて見る実父ジョー・エルの映像が現れたりする。
この映像はリーブ版にも出たが、既に死んでいる両親が、
息子に知識を与えるため、あたかも生きてるように質問に答えたりするのだ。
一方、ロイスもクラークを追って宇宙船の中へ。
警備システムみたいなのが作動し、ロイスは狙われるが、クラークに助けられる。
訳がわからないまま、外へ出されたロイスは、飛び立つ巨大な宇宙船を目撃する。
大都市メトロポリスに戻ったロイスは、さっそくこの話を記事にしようとする。
だが、ホワイト編集長は、そんな東スポみたいな記事は載せられんと却下。
何とか公表したいロイスは、ネットに怪しげな情報を流している男に話す。
さらに北極で見た青年について調査。必ず他にも目撃者がいるはずだ。
油田火災の話を聞き出したりして、スモールビルにたどり着く。
ジョー・エルから自分の使命について教わり、帰郷したクラークはロイスと再会。
養父ジョナサンの墓参りをし、自らの正体を隠すよう言われたと語る。
それを聞いたロイスは、クラークの事を話してしまったと告白する。
そんな時、またまた巨大な宇宙船が飛来する。今度はゾッド将軍と一味だ。
反乱の罪でファントムゾーンに幽閉された彼らだったが、
クリプトン崩壊の影響で解放される。今まで幽閉されていたゾーンを乗り物に改造。
ジョー・エルの息子カル・エルが持っているに違いないコデックスを追って、
かつてクリプトン人が植民地にしようとした星々(地球もその1つ)をめぐっていた。
そしてようやく、クラークが青年になったタイミングで、地球にたどり着いたのだ。
ゾッド将軍は、妨害電波で世界中の通信に割り込む。
宇宙にいるのは君らだけじゃない
(って言ってたと思う。未知との遭遇の宣伝文句と同じね)
カル・エルを渡せ。さもなくば地球を破壊すると。
人々は何の事だかわからないが、ロイスが知っているとネットに情報が流れる。
軍は何か知っているらしいロイスを逮捕。
この事態に、ようやくスーパーマンの衣裳になったクラークが軍の前に現れる。
(衣裳は雰囲気?)
Sマークはスーパーマンの頭文字みたいだが、
エル家の紋章(いかにも後付けの設定)だと言う。
クラークは、逮捕される代わりに、ロイスと話す事を要求。
彼女には心を許しているようで、尋問室でいろいろ話す。
軍はマジックミラーで見ているが、クラークには透視能力があるので、バレバレだ。
ゾッド将軍の副官の女性が現れ、クラークを連れていく事に。
ロイスも重要と思ったらしく連れていく。
ゾッドの宇宙船は、クリプトンの大気に合わせているため、
地球人には有毒だとマスクを与えられる。
(副官が地上に降りた時もマスクをしていた)
クラークはマスクなしでも死にはしないが、地上のように力が出ず苦しむ。
旧作ではクリプトナイトと言う鉱石に近づくと苦しんだりしたが、
本作では大気の問題らしい。
ゾッドはコデックスの在処を聞き出そうとするが、クラークには何の事かわからない。
実は、コデックスはクラークのDNAの中に隠されていると判明。
となれば、クラークを生かしておく必要はないのだ。
ゾッドは、地球の大気をクリプトンと同じにし、新たな故郷にしようと計画。
そのための装置を、大都市メトロポリスと、地球の反対側にあるインド洋上空に配置。
両者から光線が発せられると、地球の大気が変えられ、
地球人は全滅するが、クリプトン人には住みやすい地になるのだ。
地球侵略を企む割に、東京しか攻撃しない宇宙人とかよく現れるけど、
本作はたまたまメトロポリスだったんですと言う訳で、割に理にかなった感じだ。
一方、捕まる前にSのキーを渡されていたロイスは、
それで現れたジョー・エルの映像に誘導され、拘束されていた部屋を脱出。
ロイスが何の為に連れてこられたかとか、
ジョー・エルがなぜロイスも仲間と判断したかはわからない。
別室で拘束され、弱っていたクラークを救出するロイス。
怒ったゾッドはジョー・エルの映像を止めさせる。
地球に戻り、体力回復したクラークは、いつしかスーパーマンと呼ばれるように。
(ここまで、特に人助けはしてないんですが)
田舎町スモールビルで、ゾッド一味と激しい戦い。
軍はまだスーパーマンが敵か味方か判断できず、ゾッド一味と合わせて攻撃する。
だが、時々(しょっちゅうではない)人間を助けたりするので、
彼が正義の味方かもと考えるように。
大人になったピートの店を破壊したりしながら戦うスーパーマン。
ゾッドが装置を作動させたため、インド洋はスーパーマンが急行して破壊する事に。
メトロポリスの方は、軍がクラークの乗ってきた宇宙船を投下して破壊しようとする。
(何だか宇宙船が破壊に適してるらしい)
装置が作動し、メトロポリスの高層ビル群は次々崩壊。
デイリープラネットの編集長らも避難する。その破壊ぶりは911を連想させる様だ。
軍の輸送機は装置の上空に迫るが、そうはさせじと副官らが乗り込んできて戦いに。
ロイスは落っこちるが、戻ってきたスーパーマンがキャッチ。
大佐は名誉の死だと、ゾッドの副官と共に装置に突っ込んで破壊する。
計画が失敗に終わったゾッドは、マスクが壊れて地球の大気にさらされる。
かつてのクラークの様に、一気に情報が入ってきて混乱するがあっという間に慣れる。
(クラークは何年もかかったが)
スーパーマンと同じ力を持つようになったゾッドは、高層ビル群の間を飛びかい、
スーパーマンと激しく戦う。
ちょっと接触しただけでも、ビルをえぐったり、貫通したり迷惑な戦いだ。
最終的に駅構内みたいなところで格闘になるが、スーパーマンの方がゾッドより強く、
降伏させようとするが、ゾッドは最後のあがきで、
目からビームを出して近くにいた地球人の一家を狙う。
スーパーマンは止めるが、ゾッドはやめず、やむなく首を折って倒す。
最後の同胞(現時点で判明してる)を死なせた事で悲しむ。
瓦礫となったメトロポリスにたたずむロイスと抱き合い、キスする。
キスはファーストキスが一番で、後はだんだん落ちるのよと言うロイスに、
僕は地球人じゃないからと言うスーパーマン。
クラークは養母マーサに、やるべき事を見つけたと告げ、
スーパーマンの扮装で飛び回る事に。
軍の将軍の車の前に、いきなり衛星が落ちてくる。
監視するのはやめてくれと現れるスーパーマン。
私の一存で監視をやめる訳にはいかないと言う将軍だが、
僕を信じろ、僕はカンザス出身の地球人だと言って飛び去るスーパーマン。
ラストはいつの間にか建て直したデイリープラネット社。
編集長が、新しく入ったクラークを紹介。
ロイスはもちろんわかってると思うけど、
初対面のような素振りであいさつするのだった。
と言うわけで、冒頭はカルエルの誕生、クリプトン星の崩壊、
そしてゾッドの追放を描く。これはリーブ版の冒頭と同じ。
父ジョーエルは旧作ではマーロン・ブランドで、
出演シーンは短いのに、史上最高のギャラをもらったと話題に。
(あまり高すぎて、続編には母親を出してごまかした)
今回のジョーエルは、ラッセル・クロウで、ブランドを思うと出演シーンは長い。
長すぎと言うくらい、物語の後半まで出てくる。
旧作にもあったが、故人と会話できる装置のおかげだ。
もう一人の父ジョナサンケント役はケビン・コスナー。
こちらも中盤で死ぬが、クラークが成長するまでは時代を前後させる構成なので、
後半まで出てくる印象。
旧作では、前半が誕生秘話。後半がスーパーマンの活躍を描く構成だった。
本作は、スーパーマンのキャラが確立するまでで1本作ってしまった。
そのため、スーパーマンが例のコスチュームで平和の為に活躍するシーンは全くない。
スーパーマンになる前に、油田火災から作業員を救っただけ。
スーパーマンになってからは、同胞の敵ゾッド将軍と、
クリプトン星人の在り方をめぐって争うのみ。
その過程で、超人が大都会で争ったため、壊しすぎるくらい街を破壊する始末。
以下は気になった点。
・ロイスは、旧作等と違い、まずクラークに関心を持つ。(正体も最初から知ってる)
・ラナとピートと言う、ヤングスーパーマンのおなじみキャラも出るが、
出番はちょっとだけ。(ピートの方が多い)
・地球の存亡をめぐるはずのヒーローもので、
1つの都市を破壊するだけと言う事はよくあるが、本作は比較的理にかなってる。
ただし軍が小規模すぎかも。
・地球に慣れたスーパーマンがクリプトンの船で弱ったり、
ゾッドらが地球で弱ったりする(しかも、しばらくいると慣れる)と言う設定は、
ちょっとしっくり来ない感じ。(クリプトナイトは出てこない)
・軍は、スーパーマンを全面的には信用していない。
全体として、奮闘してると思うし、
スーパーマンの内面と言う意味では、リターンズよりよく出来ているが、
「スーパーマンとしての活躍」も少しは見たかったね。
▼
「バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生」(2016年米)
スーパーマンの誕生を描いたマン・オブ・スティールの続編にして、
同程度のメジャー作バットマンとの共演作。
ヒーローもの乱立の昨今だが、
冷静に考えれば、1にスーパーマン、2にバットマン、
34がなくて、5がスパイダーマンてな序列のはず。
もちろん、マジンガーZ対デビルマン的に仲間になるのは承知の上。
アベンジャーズの向こうを張って、ヒーロー大集合のジャスティスリーグを企画してて
その前ふりと言うのも承知で、ワンダーウーマンがちょっと出てくるとの話もあり。
アベンジャーズ系はなかなか劇場で見ないけど、こちらは見ます。
ブルース・ウェイン バットマン。富豪(ベン・アフレック)
クラーク・ケント スーパーマン。新聞記者(ヘンリー・カビル)
レックス・ルーサー 富豪。スーパーマンの宿敵(ジェシー・アイゼンバーグ)
ロイス・レイン 記者。クラークの恋人(エイミー・アダムス)
マーサ・ケント クラークの養母(ダイアン・レイン)
ジョナサン・ケント クラークの養父(ケビン・コスナー)
ペリー・ホワイト 編集長(ローレンス・フィッシュバーン)
ジミー・オルセン カメラマン
ゾット将軍 スーパーマンの宿敵
アルフレッド ブルースの執事(ジェレミー・アイアンズ)
フィンチ議員 (ホリー・ハンター)
ウォレス・キーフ ブルースの元部下
ダイアナ・プリンス ワンダーウーマン(ワイルドスピードの人)
@ブルース少年は両親を殺され、悪と戦う事を決意
ブルース・ウェイン少年は両親と共に
映画見物か何かをした後、楽しそうに歩いていた。
だが、強盗に襲われ、両親は殺されてしまう。
虫の息の父親は、既に息絶えた妻を見て、マーサと呼んだ。
マーサって、どっかで聞いた名だなと思ったら、その疑問は後で解明される。
両親の死にショックを受けたブルースは、
何を思ったか洞窟に入り、大量のコウモリに遭遇。それを見て何やら決意する。
ちなみに、本作ではバットマンの初陣は描かれず、
どうやらスーパーマン登場の何十年も前から戦っていたらしい。
また、かつての映画では、
スーパーマンのメトロポリスも、バットマンのゴッサムシティもNYだったりしたが、
本作では河をはさんで向かい合った町と言う設定。
メトロポリスが比較的金持ちの町で、ゴッサムシティは下町と言う事らしい。
A富豪となったブルースはスーパーマンとゾット将軍の戦いで自社ビルを破壊される。
それから数十年後。前作のクライマックス。
スーパーマンとゾット将軍は、街の破壊もいとわない派手な戦いを繰り広げていた。
おかげで、下界の人々には巨大ながれきが降り注ぐ。
富豪となっていたブルースは、
自社ビルの部下に電話するが、ビルは崩壊して大勢が死亡。
クリストファー・リーブ版のゾット将軍の巻で、人々がのんきそうだったのと大違い。
ブルースはようやくかけつけ、部下キーフが両足をがれきにはさまれているのを救出。
さらに少女を助け、ママはどこにいると聞くと、
すでになくなっている高層ビルを指した。
B2年後。ロイスは取材でテロリストに捕らわれるが、スーパーマンが救出。
それからさらに2年。
新聞記者ロイス・レインは、取材の為にテロリストに接触。
だが捕まってしまい、危機一髪に。
もちろん恋人であるスーパーマンがかけつけてロイスを救出する。
その頃、アジトの外では、謎の人物がそこらの人を次々と射殺していた。
Cロイス救出時に民間人の犠牲が出て、スーパーマンはやりすぎと言う気運が高まる。
ブルースの元部下が象徴的な存在とされる。
ロイス救出の際に、一般市民に犠牲が出たとして、
スーパーマンの行動に批判の声が高まる。
実は一般市民を殺したのは、スーパーマンではないのだが。
彼に免罪符を与えてしまったと、フィンチ議員はスーパーマンを糾弾する構えだ。
ゾット将軍と戦った跡地は、わずか2年で復興していたが、
巨大なスーパーマンの像も作られていた。
両足を失ったキーフは、像によじ登って落書きして捕まり、ニュースで報じられる。
それを見たブルースは、キーフを心配する。
実はブルースは、キーフに小切手を何度も送っていたが、
何者かの妨害で小切手は返送されてきていた。
ロイスは、スーパーマンの行動が批判されている事に心を痛める。
だがクラークは、君さえ無事ならいいと、意に介さない様子だ。
Dテロリストとの関係が疑われる富豪ルーサーを探るクラークとブルース。
テロリストには何者かから資金援助されていたらしく、
ブルースは若き富豪レックス・ルーサーを怪しむ。
どうやって屋敷に潜入しようか思案するが、
パーティの招待状が来たのでこれに出席する事に。
このパーティにはクラークも出席していた。(ロイスは呼ばれてないらしい)
執事アルフレッドがアジトから指示し、ブルースは階下のコンピュータルームへ侵入。
クラークはその会話が聞こえ、ブルースがただならぬ存在だと気付くと言う訳。
ブルースはコンピュータルームに装置を仕掛け、データをひそかにコピー。
上に戻ると、ルーサーがクラークとブルースの対面を大騒ぎ。
クラークって、記者としての知名度はいまいちと言う印象だが。
実は、ルーサーは2人の正体を知っていると後にわかる。
Eルーサーの情報を追って謎の美女ダイアナ現る。他にもいろいろいるらしい
ブルースはコピーが終わったはずと再びコンピュータルームへ。
だが、装置がなくなっており、
先ほどからウロウロしていた美女ダイアナ・プリンスの仕業だと気付く。
ダイアナは、ちょっと借りただけと言って返し、2人はそれぞれがデータを見る。
実はルーサーは、ある種の能力を持った連中
(つまり後のスーパーヒーロー仲間)を調査していた。
そこには、フラッシュとかアクアマンなんて連中の動画が保存されているのだが、
いかんせん知名度は低い。
そんな中、ダイアナのファイルを見たブルースは、
彼女が1910年代にも今と変わりない外見だったと知って驚くのだった。
Fルーサーはゾット将軍の遺体を利用してクローンを産み出す
2年間で街は復興していたが、
ゾット将軍の巨大宇宙船は残されていて、ドームで覆われていた。
ルーサーは、金にものを言わせて、ドーム内に入る許可を得る。
ゾット将軍の指紋を入手していた彼は、船内の装置を作動させる。
さらに死体も入手していて、自分の血を混ぜてクローンを作ろうとする。
ルーサーかゾット将軍似の存在になりそうだけど、そうでもない事は後でわかる。
Gスーパーマンは公聴会にかけられるが、会場が爆破されて犠牲者が出る
フィンチ議員はキーフを同席させ、スーパーマンの公聴会を行う事に。
議員は、ルーサーが影で動いている事を承知していて、
圧力には負けないわよと言う姿勢。
一方、スーパーマンは来ないだろうと言われていたが、意外に思い悩んでいた。
結局、母マーサに説得されて出席を決意。
フィンチ議員は会議開催にあたってのスピーチをするが、
途中でルーサーが会場に何かを仕掛けたと気づいて動揺。
次の瞬間、会議場は爆破され、議員やキーフら大勢が犠牲になる。
その程度で死ぬはずもないスーパーマンは無事だったが、
気が付かなかったと責任を感じていた。
世間の人々も、スーパーマンが見殺しにしたと批難。
ブルースもその流れに同調して、もう許せないと言う感じに。
詳しくは忘れたけど、スーパーマンとバットマンはちょっと前に1回対面済み。
確か、スーパーマンが謎の敵(ルーサー一味)を探ってる所へバットモビルで乱入。
この時はスーパーマンも、なぜか親の仇みたいにバットマンを敵視するが、
力の差は歴然で、このくらいにしてやると立ち去っていた。
今や、スーパーマンである事に耐えられなくなったか、彼は姿を消してしまう。
この思い悩む頃に、父ジョナサンも幻影で登場する。
Hルーサーはクラークの母マーサを拉致。バットマンを倒せと脅される。
ロイスはルーサーに呼び出されてビルの屋上へ。
スーパーマンが姿を消しても、簡単に呼び出す方法があると、
ルーサーはロイスを突き落とす。
すると、雲隠れしていたスーパーマンがいきなり現れ、ロイスを救出。
再び屋上に上がり、ルーサーと対面。
ルーサーはスーパーマンの正体がクラークだと知っていて、弱味は女性だと指摘。
ロイスなら助けたと言うスーパーマンだが、
ルーサーは別の女性、マーサ・ケントの話だと言って、
彼女が拘束されている写真を見せる。
愕然とするスーパーマンに、
対岸でサーチライトをつけて待機してるバットマンを倒せと指示。
本作のルーサーにとっては、スーパーマンよりバットマンの方が邪魔な存在らしい。
Iスーパーマンとバットマン対決。クリプトナイトでスーパーマン苦戦
かつてはバットマンを親の仇の様に敵視していたスーパーマンも、
どうした心境の変化か、バットマンと戦いたくないと言う気持ちになっていた。
だが、母マーサを人質にとられては仕方ないと
(パワーで何とかならない理由はわからない)、バットマンが待つ対岸へ。
バットマンもただ待っていた訳ではなく、廃屋に仕掛けを用意していた。
クリプトナイトのガスが出る仕掛けにひるむスーパーマン。
バットマンは武器で襲い、それなりの効果をあげるが、
パワーではスーパーマンの方が上。
するとバットマンは、沈没船から引き揚げたと言うクリプトナイトで作った槍で攻撃。
これにはスーパーマンも苦戦する。
Jルーサーの罠と知り和解。マーサを救出し、ルーサーを捕らえようとする。
弱るスーパーマンは、マーサ(母さんではなく)を助けてと懇願。
これを聞いたバットマンは、なぜその名を?と躊躇する。
冷静になってスーパーマンの話を聞く事に。
2人の衝突は、たまたま母親の名前が同じだった為に回避されたのだ。
両者が衝突に至ったのには、ルーサーが糸を引いており、
クラークの母マーサが人質にとられた為と知るブルース。
今までのわだかまりは一切残さず、両者は協力する事に。
バットマンがマーサを助けに行き、スーパーマンがルーサーを捕らえる事に。
クラークはマーサを心配してたはずなのに、
バットマンに任せれば安心と言う事なんすかね。
アルフレッドの誘導で、バットマンはルーサー一味のアジトを襲撃。
たちまち一味を倒し、マーサを救出する。
息子さんの友達だと言われたマーサは、ケープでわかったと答える。
スーパーマンはルーサーの所へ向かい、
ロイスはクラークを苦しめる槍を、がれきの奥の取りにくい場所に捨てる。
K怪物が現れる。ワンダーウーマンも加勢して戦う。
スーパーマンはルーサーを捕らえようとするが、こんな事態も想定済みだったらしく
ゾット将軍のクローンから産み出された怪物を放つ。
スーパーマンとバットマンの連合軍で怪物と戦うが、なかなか強力で苦戦。
すると、そこへワンダーウーマンが現れて加勢する。
ここで、音楽の曲調が変わるが、昔のTVシリーズの音楽と言う訳でもない。
Lミサイルも効果なし。クリプトナイトの槍で刺すが、スーパーマンも刺される。
スーパーマンは怪物を宇宙へ連れ出す。
そのまま宇宙に捨てると言う手もありそうだが、軍はミサイル攻撃を決定。
スーパーマンが犠牲になるが、やむを得ないと言う判断だ。
怪物を抱えたスーパーマンもろともにミサイルが命中。
だが怪物は平気で、地上に戻ってきてしまう。
怪物は攻撃するほど強くなる性質だったのだ!撃つな!アラシ!!
宇宙で浮いてたスーパーマンは、しばらくしたら回復して戻ってくる。
バットマンは、クリプトナイトの槍が怪物に有効なはずと考える。
それを察したロイスは、先ほど自分が捨てた槍を取りに戻る。
がれきの下の水がたまってる場所で苦戦するが、
かけつけたスーパーマンがロイスを助け、槍を回収する。
だが、クリプトナイトはスーパーマンにも弱点なはず。
苦しいけど、多少は我慢できるのか?
スーパーマンは槍を持ったまま飛んで、怪物に突き刺す。
苦しむ怪物は最後には倒れるが、スーパーマンにもトゲみたいなのが刺さってしまう。
胸に穴が開いたスーパーマンはピクリとも動かなくなってしまう。
バットマンとワンダーウーマンは、動かぬスーパーマンを高い所から降ろし、
かけつけたロイスはショックを受ける。
Mルーサー逮捕され、スーパーマンとクラークの葬儀。
ブルースはダイアナと仲間を集める事を誓う
新聞には「スーパーマン死す」「ルーサー逮捕」と言う記事が載る。
字幕は出なかったけど、記者クラークも死んだと報じられたらしい。
スーパーマンの死に、糾弾していた事も忘れた人々は悲しみに包まれ、
軍による盛大な葬儀が行われる。
一方、ルーサーは髪の毛を剃られ、刑務所に入れられる。
現れたバットマンは、見張ってるぞと警告。
さらに故郷スモールビルでは、クラークの葬儀がささやかに行われていた。
棺はどうなってんの?と思ったら、ブルースが手を回して、遺体はこちらへ。
軍の方は空だとわかる。
て言うか、軍の人とかは、それでスーパーマンの死を受け入れたのか?
ロイスとマーサが抱き合ったりしてるのを見守るブルースとダイアナ。
スーパーマン亡き今、
仲間(つまりルーサーのファイルで見た連中)を集める必要があると言うブルース。
当面の脅威はない気もするが、とりあえず集めてみたかったんですかね。
やがて、ロイスが棺に砂をかけて立ち去るが、
その砂が何かの力で再び上昇するのは、観客以外誰も気が付いていなかった。。
と言う訳で、序盤はバットマン誕生秘話が軽く語られる。
その後、前作でのスーパーマンとゾット将軍が戦いによって、
巻き添えで犠牲が出た事を問題視する声が高まる。
富豪ウェイン、別名バットマンもその1人だったと言う訳。
ヒーローが戦えば街は破壊されるだろうし、人々の中には反感を持つ者も現れるはず。
昔から言われてた事だけど、その点をまじめに描いたのには好感が持てる。
価値観の違いで両ヒーローがぶつかると言うのも面白そうなんだけど、
実際にはそれほど対立の気運は高まらない。
スーパーマンの宿敵たるレックス・ルーサーがそそのかして、ようやく衝突に至る訳。
この状況が、2時間30分の映画の2時間くらい続くので、
全体として退屈な印象を受ける。
終盤になって両ヒーローの戦いはあるんだけど、
スーパーマンは戦いたくない気持ちで臨む始末。
パワー的にバットマンに勝ち目はないので、クリプトナイトを利用するのは至極当然。
代わりに、ルーサーが産み出した怪物が暴れ、
ワンダーウーマンを加えた3対1で戦う事に。
こういうシーンが多い方が面白いけど、
アベンジャーズとの差別化を図ってリアル路線にしたと言う事か。
とは言え、ジャスティスリーグにつなげる思惑は、
中盤くらいからチラチラ見えていて、その意味ではお約束感も強い。
スーパーマン単独の続編はもう作らないのかな?
ワンダーウーマン役はワイルドスピードの人。
TVシリーズのリンダ・カーターは折れそうな細身だったけど、
本作の彼女はむちむち感がちょっとエロい。
▼
「ジャスティス・リーグ」(2017年米)
ジャスティスリーグと言うのは、マーベルのアベンジャーズと同じ発想で
DCコミックの超人たちが大集合して活躍すると言う話。
マンガの登場はジャスティスリーグの方が先だそうです。
バットマンVSスーパーマンに登場した3人(ワンダーウーマンも含めて)に加え
フラッシュ、アクアマン、サイボーグと言う6人が集合。
あ、いや、スーパーマンは死亡しているので5人ですね。
でもスーパーマンが復活するのは、まず間違いないと思ってます。
マーベルばりに単発映画も企画してて
夏のワンダーウーマンは本国でヒットしたと報じられました。
新規参入3名の単発ものも劇場で見るかは微妙だが、大集合は見ときましょう。
ブルース・ウェイン バットマン(ベン・アフレック)
クラーク・ケント スーパーマン(ヘンリー・カビル)
ダイアナ・プリンス ワンダーウーマン(ガル・ガドット)
アーサー・カリー アクアマン。水を操る
バリー・アレン フラッシュ。凄く早い
ビクター・ストーン サイボーグ
ステッペンウルフ 強大な力を持つ敵
ロイス・レイン クラークの恋人(エイミー・アダムス)
アルフレッド ブルースの執事(ジェレミー・アイアンズ)
マーサ・ケント クラークの養母(ダイアン・レイン)
ヒッポリタ女王 ダイアナの母
ゴードン本部長 バットマンに助けを求める人(JKシモンズ)
サイラス・ストーン 科学者。ビクターの父(ジョー・モートン)
メラ アトランティスの女性。箱を守る
ヘンリー・アレン バリーの父。妻殺しの容疑で刑務所に
レックス・ルーサー スーパーマンの宿敵(ジェシー・アイゼンバーグ)
デスストローク ルーサーと組む
起:ステッペンウルフと言う強敵が現れる。
承:ブルースは超人を集めたチームで対抗する事に。
転:途中で蘇ったスーパーマンも加わる。
結:ステッペンウルフを倒す。
@
スーパーマンが死に、恋人ロイスや養母マーサは落ち込んでいた。
ワンダーウーマンことダイアナは悪との戦いを続けていたが、
バットマンはパラデーモンと言う怪物がはびこるのを気にする。
冒頭はスーパーマンを慕う少年をスマホかなんかで撮影した映像。
そのスーパーマンが死んだ。と言う事なんだろうけど
マン・オブ・スティールも、バットマン対スーパーマンも
スーパーマンが人々に慕われる活躍をしたと言う印象はなくて
映画に描かれてないところで慕われてたのね、と言う印象。
町全体が喪に服し、
橋には黒い布で作られた大きなスーパーマンのマークが掲げられる。
クラークの恋人だったロイスは落ち込み
養母マーサは夫に続いてクラークも失った為、家を売って出て行く事に。
一方、バットマンは強盗を捕らえる為に出動。
捕らえた強盗を屋上から落とすフリをすると言う、過剰な行動をとる。
実は、それにおびき出された怪物を倒すのが目的なのだ。
現れたのはパラデーモンとか餓鬼とか呼ばれる怪物で
バットマンはなぜこんな連中が出てきたのか不思議がる。
すると強盗は、自分が悪党である事も忘れて
スーパーマンがいなくなったからだとつぶやく。
とある銀行では、テロリストが行員や客を人質に立てこもっていた。
そこへ乱入したワンダーウーマンは、一味をバッタバッタと倒す。
自棄になった一味は、人質に向けて機関銃を撃ちまくるが
ワンダーウーマンはこれをことごとくはじき返して、人質は無傷と言う凄技を披露。
バットマン対スーパーマンに出た3人の中で、彼女だけが健在と言う印象だ。
A
バットマンことブルース・ウェインは、超人チーム結成の為のメンバーを探す。
候補は、凄く早いフラッシュ、水を操るアクアマン、機械で作られたサイボーグ。
だが、参加を表明したのはフラッシュだけだ。
パラデーモンがはびこっている事から、
何か地球に危機が迫っていると考えるバットマンことブルース・ウェイン。
バットマン対スーパーマンの頃から考えていたけど
いよいよ超人チームの結成に向けて動き出す事に。
候補は3人で、ワンダーウーマンことダイアナ・プリンスと手分けしてスカウトに。
この超人たちって、ルーサーの情報から知ったはずで
て事は、ルーサーに正体知られてるんだけどね。
超人に関する資料には、箱が描かれているものもあるが、箱の意味は不明だ。
第1候補はフラッシュことバリー・アレン。
落雷を受けたと言う彼は、ものすごい速い速度で動けるように。
速い事は速いけど、格闘とかは苦手と言うキャラ。
バリーの父ヘンリーは妻殺しの濡れ衣で刑務所に。
バリーは面会を続けるが、父は俺にかまわず自分の人生を歩めと言う。
ブルースは彼の能力を試す為、バットマンの手裏剣を投げると
バリーはこれを素早くよける。
それでブルースがバットマンだと知ると言う訳。
ちなみにバットマンは、この時点で30年も戦ってて、満身創痍と言う設定らしい。
最近、ヒーローを始めた訳ではないのだ。
バットマンが超人を集めていると知ったバリーは、軽いノリで参加を表明する。
第2候補はアクアマンことアーサー・カリー。
アトランティス人である彼は水中も平気なだけでなく、水を操れるらしい。
貧しい村の人々の為に戦うが、人類のために戦う気はないと断られる。
第3候補はサイボーグことビクター・ストーン。
彼は事故で死んだのだが、
科学者である父サイラスが何やら新しい技術でサイボーグ化したのだ。
自分が怪物化したと感じているビクターは、もちろん協力する気などない。
ちなみにこのサイラスを演ずるジョー・モートンは
ターミネーターの生みの親も演じた人物。似たようなキャラですな。
もう少し言うと、ゴードン本部長役のJKシモンズは
トビー・マグワイア版スパイダーマンで編集長だった人。
マーベルからこちらへ来たと言う訳です。
B
アマゾン族の島をステッペンウルフが襲撃。封印されていた箱を奪い去る。
かつてステッペンウルフは地球に襲来したが、何とか撃退し、
力の源である箱は人類、アトランティス族、アマゾン族が分けて封印したのだ。
場所は変わって、ワンダーウーマンに登場したアマゾン族の島。
ここへステッペンウルフと言うやつが襲来。
こいつは既に怪力で、こんなにいたのかと言う数のアマゾン族兵士を蹴散らす。
ダイアナの母であるヒッポリタ女王は、封印されていた箱を守ろうと必死に。
ステッペンウルフの狙いも箱だ。
何とか箱だけは守ろうと奮戦するが、結局奪われてしまう。
この緊急事態をダイアナに知らせねばと、女王は炎の矢を放つ。
矢はギリシャの神殿みたいなところに届き、その様子が世界中に報じられる。
それを見たダイアナは、これは一大事だとブルースに相談する。
ステッペンウルフはかつて地球に来て暴れまくった事があるのだ。
その際、三位一体と言う3つの箱を集めて強大な力を得ていた。
この時は、人類、アトランティス族、アマゾン族が協力して何とか撃退。
ステッペンウルフはどこかへ去り、どういう理屈か忘れたけど、しばらくは来ない。
3つの箱をまとめて保管しては危険だと、
それぞれの部族が分けて保管する事となった。指輪物語みたいな話やね。
その1つであるアマゾン族の箱が奪われてしまったのだ。
このステッペンウルフが、多数のパラデーモンを引き連れていると言う訳。
C
アトランティス族も襲撃を受けて箱が奪われる。
さらに箱を研究していた人類の研究所が襲われる。
アクアマンは責任を感じて超人チームに参加。
博士である父がさらわれたサイボーグも同様に参加する。
続いて、ステッペンウルフはアトランティス族を襲撃。
たぶんアクアマン単独作では重要な役柄となる女性メラも歯が立たない。
ここでも箱が奪われてしまう。
残る人類は、箱を封印しておらず、研究所で研究していた。
かつてターミネーターの腕からターミネーターを生み出したジョン・モートン博士は
今回は箱の力を使って、死んだはずの息子を蘇らせていたのだ。
ステッペンウルフは、博士を含めた研究所の連中を捕らえ
箱がどこにあるか聞き出そうとする。
当初は超人チームへの参加を断ったアクアマンだが
アトランティス族が箱を奪われた事に責任を感じ、参加を表明。
父がさらわれたサイボーグも、同様に参加する事となる。
D
ステッペンウルフは3つの箱を集めて強大な力を得ようとするが、
超人チームが阻止し、箱を入手する。
研究員が箱のありかを白状したんだと思うけど、ステッペンウルフは3つ目も入手。
この3つの箱を合わせると、強大な力を得るのだ。
そうはさせじと、バットマン率いる超人チームが到着。
だが、フラッシュは格闘は苦手だと尻込み。
バットマンは1人でいいから助けろと指示。
バットマンらがステッペンウルフと戦っている間に、
フラッシュが研究員を1人、また1人と救出。
箱の扱いはサイボーグが適任らしくて、何とか3つに分離する事に成功。
これで当面の危機は去り、一同はいったん退散する。
E
ブルースは箱を利用して、クラークを蘇らせると言い出す。
ダイアナはルーサーと同じ行為だと反対。
箱を奪ったものの、ステッペンウルフの脅威が去った訳ではない。
そこでブルースは妙案を出す。
ゾッド将軍の宇宙船にある装置と、手に入れた箱を使えば
死んだはずのクラークを蘇らせられると言うのだ。
どういう理屈で、その確信に至ったかわからないけど、
誰も否定せず、後に実際にクラークは蘇る。
だが、ダイアナはブルースのアイデアに反発。
それは怪物を生み出したルーサーと同じ発想だと言うのだ。
F
結局、実行してクラークは蘇るが、暴れ出し、かけつけたロイスが止める。
故郷に戻ったクラークは、売りに出されたかつての家を見たりして平静を取り戻す。
超人チームは分裂するが、結局ブルースの意見が押し通された形に。
若造であるバリーとサイボーグがクラークの墓を掘り、遺体を持ち出す。
バットマン対スーパーマンの最後に、棺の上の砂が浮いたので
何か不思議な力が働いてるのかと思ったが、
少なくともこの復活にその力は関係なさそう。
一同は、軍が警備するゾッド将軍の宇宙船へ。
サイボーグは機械の操作がお手の物で、バリーとかが兵士に扮しても
身分照会の情報を改ざんして通過できると言う訳。
持ち出さたれたクラークの遺体と箱が羊水に入れられ、
バリーが素早く電流を流すと、クラークは復活する。
だが、何だか訳がわからなくなってるクラークは暴走。
宇宙船のそばにある自身の像とかを破壊しつつ、
止めようとするバットマンやらワンダーウーマンやらを投げ飛ばす。
手が付けられない事態だが、ブルースには奥の手があった。
彼はクラークが愛する存在であるロイスを呼んでいたのた。
ロイスはわかるらしくて、暴走を止めたクラークは、彼女を連れて飛び去る。
故郷スモールビルに着いたクラークは、次第に平静を取り戻し、
かつて育った家が売りに出されたと知る。
G
ステッペンウルフは東欧で暴れていたが、超人チームが急行。
スーパーマンもかけつけて、ステッペンウルフを倒す。
箱を失ったステッペンウルフは、なぜだか東欧の田舎町にいて
バリアみたいなのを張って町を封鎖。
こんな所で暴れて、人類の脅威になるのか不明だが、
暴走したスーパーマンはあてにならないと、超人チームが集結。
(下手すると、新たな脅威になりかねないですが)
バットマンらが対決しつつ、フラッシュが住民の避難を助けると言う流れに。
そこへ、気を取り直したスーパーマンがかけつけて助太刀。
凄そうだったステッペンウルフだが、スーパーマンの方がはるかに強そう。
つまり、前作のルーサーが生み出した怪物の方が強敵だと言う事か。
何やら力を失ったステッペンウルフは、パラデーモンにも襲われて倒される。
H
チームは別れ、それぞれ活動する事に。
クラークは養母マーサと再会する。
ステッペンウルフを倒した超人チームは散会し、また何かあれば集まると言う事に。
バリーは父親に面会し、仕事を見つけたと告げる。
クラークは売りに出された家を買い戻し、かけつけた養母マーサと再会。
フラッシュはスーパーマンとスピード競争して終わり。
そんなのスーパーマンの方が速そうなんだけど、
この2人はよくマンガで競争するらしくて、そのシーンを再現したと言う事か。
I
ルーサーが脱走したと判明。
彼はデスストロークを呼び出し、悪のチームを作ろうと持ち掛ける。
エンドクレジットが終わった後。
刑務所の看守がルーサーの房へ行くと、中にいたのは別人。
ルーサーはすでに脱走して豪華船でのんびり過ごしていた。
スーパーマンたちが超人チームを作ったと知り、
俺たちも悪党のチームを作ろうと誘う。
彼の前に現れたのは、正体が良くわからないけど、デッドプールと言うやつらしい。
いやいやよく考えたら、あれはXメンと一緒に出てたからマーベル系じゃん。
調べたら、デスストロークと言うやつで、キャラ的にはデッドプールに似た感じ。
そして、マンガの登場はデスストロークの方が先だそうです。
いや、知らんよ、そんな奴。
ジョーカーと組むとかにした方がピンと来たのに。。
と言う訳で、スーパーマンの死で世の中が落ち込む中、
バットマンは異変が起きている事に気付く。
古代に人類の敵だったステッペンウルフなる奴が復活したのだ。
ステッペンウルフは普通でも怪力なのだが、
パワーを秘めた3つの箱を集めると最強になると言う。
この箱は、人類、アマゾン族、アトランティス族がそれぞれ封印していた。
そんな事とは関係なく、バットマンことブルース・ウェインは超人たちを集めていた。
海で暮らせるアクアマンはアトランティス族で、箱の件で関わらざるを得ない。
人類の箱を利用して強化されたサイボーグも同様。
若造であるフラッシュは軽いノリで参加。
アベンジャーズが何人集まったか数える気もないけど
本作の5人と言うのはちょうどよい加減で、割にわかりやすい。
中盤の後ろくらいになって、スーパーマンを復活させると言う話が浮上。
と言うか、冒頭で出演者にヘンリー・カビルと出ていたので
復活を隠す気もなかったようです。
この復活にそれなりの尺を取っていて、ステッペンウルフの脅威はどこへやら。
チーム結成させる事だけが目的の映画なんやなと、認識させられる。
すごく強いはずのステッペンウルフは割に簡単に倒されるが
アベンジャーズ式に長いのは苦手なので、2時間に収まってるのは好感が持てる。
追加メンバーのアクアマンは、似たようなキャラを見た事ある印象。
サイボーグの父親は、ターミネーターの生みの親ジョン・モートン。
個人的には若造のフラッシュが、スパイダーマンを思わせて好感が持てる。
次回作以降に続く描写はないかと思わせて、
エンドタイトル後に脱走したルーサーが登場。
こちらは悪のチームを組もうと、誰かに会ってるんだけど
アメコミに強くないので誰だかわからない。
デッドプールの様にも見えるのだけど、あれってマーベル系のはず。
と思ったら、デスストロークと言う似たようなやつらしい。
(これもDCの方が先らしい)
グリーンランタンが7番目として出てくると言う噂もあったけどそれはなし。
あまり次を見たくさせる終わり方ではないかも。
あっ、これってネタバレ?
ちなみに、スーパーマン登場シーンにはジョン・ウィリアムスの旋律がちらっと出る。
さらに、バットマンもダニー・エルフマンの旋律が出た気がして
これは他人の空似かもとも思ったが、エンドクレジットに曲使用が書かれてました。
▼
スカーフェイス(83)
監督 ブライアン・デパルマ
80年。カストロは大量の犯罪者をアメリカへ強制追放。
トニー(アル・パチーノ)とマニー(スティーブン・バウアー)もそんな連中だ。
収容所の彼らは、追放された政治家レベンガ暗殺をし、出所の工面を受ける。
コカインの仕事でマイアミのボス、フランク(ロバート・ロジア)の下に。
だが、独断でボリビアのソーサとの取引を決め、
情婦エルビラ(ミシェル・ファイファー)を狙い、フランクの反感を買う。
フランクは刺客を送るが、返り討ちに。裏切りに怒り、フランクを射殺する。
トニーはボスとなり、エルビラと結婚。稼ぎまくる。
だが、金の亡者のトニーに嫌気がさし、エルビラは出ていく。
ソーサに不利な証言をする人物の処分を引き受けるが、
ソーサの殺し屋が妻子も殺そうとしたため、殺し屋を射殺。
妹ジーナ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)と結婚したマニーにも
妙な嫉妬を感じて射殺。怒ったソーサは大量の殺し屋を屋敷へ差し向ける。
トニーは機関銃で応戦するが、最後には息絶える。
と言うわけで、ギャングではあるが、サクセスストーリー的な話。
ラストのトニーの無謀さには、やや不満があるが、意外に豪華なキャストが魅力。
フランクの子分で、警察のタレコミをやってソーサに殺されるオマールに
F・マーレー・エイブラハム。
脚本はオリバー・ストーン。音楽はジョルジョ・モロダー。
TV放送 94/01/01 04CH 03:30-06:15
▼
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004年)
6名の科学者が失踪する事件が発生。記者ポリー(グイネン・パルトロウ)が調査。
ドイツの施設にいたと言うジェニングス博士は、トーテンコフの仕業だ言い残す。
その頃、世界各地で巨大ロボットによる襲撃事件が発生。
各国は共同戦線を張り、スカイキャプテン・ジョー(ジュード・ロウ)が指揮を執る。
ジョーの相棒デックスは、電波の発信源を突き止めるが捕らわれる。
だがそのメモから、ネパールにいる長老に会い、一味の居場所を特定。
かつての恋人である軍人フランキー(アンジェリーナ・ジョリー)の協力で
トーテンコフがいると言う洞窟へたどり着く。
そこで彼は、様々な動物を集め、人類滅亡を信じて箱船を作っていたのだ。
上空でブースターが点火すれば、地球は灰になってしまう。
実際は、トーテンコフは20年前に死んでおり、彼は自分の死を隠していた。
ジョーはロケットに乗り込み、爆破に成功。フランキーに回収される。
と言うわけで、昔のSFコミックを実写化したような感じで画面はセピア色。
出てくるメカも、実は現代より進んでいたりするのだが
どこかデザインがレトロと言う展開。
言ってみれば、鉄人28号の実写化みたいな感じだと思うが
どうも物語が、主役3人くらいの間で展開してる感じで、盛り上がりに欠ける感じ。
ジョリーは似合ってるけど、何か違和感あり。
TV放送 2005/12/11 BS05 2000-2150
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スカイ・ハイ(2005年米)
ウイル 息子
スティーブ ウイルの父。コマンダー(カート・ラッセル)
ジョジー ウイルの母。ジェットストリーム(ケリー・プレストン)
レイラ ウイルの幼なじみの女生徒
グウェン・グレイソン 生徒会長
パワーズ校長 (リンダ・カーター)
父コマンダー、母ジェットストリームと言うスーパーヒーローを両親に持つウイルは
ヒーロー予備軍ばかりが通うスカイ高へ行く事に。
だが自分の能力を知らない彼は、友人のレイラと共にサポート役のサイドキック組へ。
ヒーロー組のいじめっ子らにからかわれ、怒ったウイルは怪力を発揮。
おかげでヒーロー組に回る事になり、あこがれの生徒会長グウェンと親しくなる。
一方、ひそかにウイルに恋していたレイラは複雑だ。
グウェンは、仲間とウイル宅へ押しかけパーティをして大騒ぎ。
ようやくレイラの気持ちに気づいて改心するウイル。
学校でパーティが行われ、両親も出席するが、ウイルは参加を控える。
しかし家で両親の卒業アルバムを見て、グウェンが当時からいる事に気づく。
実はグウェンは両親の悪友ロイル・ペインで
バブバブ銃で両親や他の出席者を赤ん坊にしてしまう。
彼女自身、かつて赤ん坊になって人生をやり直しつつ復讐の機会を狙っていたのだ。
ウイルがかけつけ、サイドキックの仲間と反撃。
空中にあるスカイ高は墜落の危機に陥るが、ウイルが飛行能力で持ち上げる。
両親らはバブバブ銃で元に戻り、サイドキックはヒーロー賞を受賞。
グウェンは反省室へ送られる。
と言うわけで、カート・ラッセルが出ているので見るけど
基本的に彼は脇役で、息子の少年が主人公。
特殊能力を持つ者ばかりが集まった学校と言うのがポイントだけど
発想的にはXメンとかファンタスティックフォーとか
TV「HEROS」とかに割に似た設定の話があるので
それほど面白い設定と言えない。
まあ、校長がワンダーウーマンと言うのは面白いが
物語の展開はどこかで聞いたような感じ。
TV放送 2007/01/21 WOWOW 1540-1724
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スカイライン−征服−(2010年米)
ジャロッド
エレイン ジャロッドの恋人
テリー ジャロッドの友人
キャンディス テリーの恋人
マンションの管理人
ジャロッドは、友人テリーの会社で働く事になり、
恋人エレインと、テリーのマンションへ。ジャロッドは、エレインが妊娠したと知る。
1日目。宇宙から光る物体が飛来。
友人レイは光に吸い込まれ、ジャロッドも危ういが、すんでのところで助けられる。
上空から巨大な宇宙船が飛来し、付近のビルから次々人を吸い上げる。
宇宙船はマンションの中を探索。
テリーは海に逃げるべきと主張するが、敵に捕われてしまう。
一同は管理人に助けられ、再びマンションに戻る事に。
2日目。軍の戦闘機が出動。だが核攻撃も効果がない。
管理人は自爆。ジャロッドはヘリに助けを求めるが、ヘリは墜落。
エレインと共に捕われてしまう。
3日目。世界各地で同様の被害が出る。
宇宙船に集められた人々は、次々と脳を外され、宇宙人のロボットに入れられる。
ジャロッドも犠牲に。次はエレインの番だったが、
ジャロッドの脳を入れられたロボが、集まってくる敵に立ち向かうのだった。
と言うわけで、世界侵略:ロサンゼルス決戦とか言う映画があって、
それをパクったビデオ向けぽいお手軽作品を見たが、
本作は劇場公開ながら、パクリっぽい1作。
ある日突然、巨大な宇宙船が飛来し、人々を捕えると言う展開で、
その素性は最後までわからず、結末を言うと倒してもいない。
(人類側が敗れたと言う描写があるわけでもない)
敵は宇宙人みたいだけど、その素顔はよくわからず、
メカを操るかと思えば、巨大な怪物みたいな姿も現す。
高度な文明を持つようだが、ラストでは、人間からひっこぬいた脳を利用しており、
主人公の脳を入れられたロボみたいな奴は、その姿で敵に立ち向かっていくので、
制御できてない。(人間の脳の、どの部分が必要だったのやら)
全編派手なCGで見せるが、物語はないに等しく、
大変な目に遭いましたわと言う程度か。
TV放送 2012/05/06 WOWOW 1215-1347
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素顔のままで(96)
元FBIの秘書だったエリン(デミー・ムーア)は、
アル中の夫ダレル(ロバート・パトリック)のおかげで失職。
しかもダレルに娘アンジェラの養育権を奪われ、ストリップで稼ぐように。
客のディルベック議員(バート・レイノルズ)が暴力事件を起こし
ファンのジェリーは、エリンの養育権のため議員を脅迫。だが彼は殺される。
議員はエリンを呼び出し、彼のために踊らせる。右腕マルコムは危険視し始末する気。
ダレルは浮気相手と誤解し怒鳴り込み、エリンは2人を脅して議員の砂糖工場へ。
そこでジェリーを殺した事を告白させ、かけつけたマスコミに公表する。
と言うわけで、元FBIがストリッパーになって事件に巻き込まれると言う展開は
まあ面白いのだが、元FBIと言うあたりは特に生かされず。
夫との確執も交えて4つ巴くらいなのだが、ちょっと整理し切れていない感も。
後半はただ銃で脅すだけで、黒幕が意外に弱いのも困りもの。
デミー・ムーアは裸あり。ガルシア刑事役にアーマンド・アサンテ。
TV放送 98/04/11 BS05 20:00-22:00
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スキャナーズ(81)
監督 デビッド・クローネンバーグ
浮浪者ゲイルは超能力者で、コンセック社で研究される事に。
ルース博士(パトリック・マクグーハン)によれば、超能力者を次々殺害する
レボック(マイケル・アイアンサイド)に対抗できるのはゲイルだけだ。
レボックを追うゲイルは、コンセックの研究所が抑制剤を作っている事を知る。
レボックに通じるケラーは、ルースを殺害。ゲイルはコンピューターに侵入。
ケラーが妨害するが、コンピューターの爆発でケラーは死ぬ。
レボックは妊婦に薬を投与。胎児を超能力者にし、世界征服を企んだのだ。
ゲイルとレボックは共にルースの息子で、睡眠薬の実験で超能力を得たのだ。
ゲイルは協力を拒否。対決し、火だるまにされるが、レボックの体を奪う。
と言うわけで、超能力で相手の頭を破裂させるシーンが印象的な
超能力者同士の対決の話。アイアンサイドは魅力的だが、
もっと激しい戦いのシーンが見たかった。
VHS
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スキャナーズ2(1991年カナダ)
デビッドは恋人と共に強盗に襲われるが、デビットは不思議な力で撃退。
これを知ったフォレスター警視は、彼が妊婦用のエフェメロルと言う薬から生まれた
スキャナーと言う超能力者だと説明。その力を捜査に協力するよう求められる。
毒入りミルク事件の犯人を突き止め、自信を持つデビッド。
だが、同じスキャナーのドラクは警察局長を自殺させ、
デビッドは新局長としてヤンシーではなく、フォレスターを選ぶよう市長を操る。
フォレスターは新体制と称して市を牛耳る気だが、不安を感じたデビッドは逃走。
両親から、実は自分が養子で実の姉ジュリーが田舎町にいると聞かされる。
デビッドは市長へ事態を知らせるが、一味が市長を射殺。デビッドが警察に追われる。
かけつけたジュリーに助けられ、2人で施設へ潜入する。
デビッドはドラクと対決。苦戦するが、廃人状態となっていたジュリーの恋人
ウォルターが助けドラクを撃退する。
デビッドはフォレスターを操り、市長らの殺害を認めさせ、
ヤンシーはデビッドに捜査への協力を求める。
と言うわけで、クローネンバーグのスキャナーズの続編という形だが、
正規の続編なのかはよくわからない。
ただし、その後の作品もちょっと見たが、オリジナルを含めて、
これが一番まともと言うか、当たり前の作り方で、
その意味で落ち着いて見られる。
TV放送 2004/07/16 BS05 0230-0415
▼
スキャナーズ3(91)
超能力者スキャナーのアレックスは、事故で親友を死なせ、
力をコントロールするためタイの仏教寺院へ。
同じくスキャナーの姉ヘレナは、頭痛に悩まされ、新薬を試す。
だが副作用で自制心を失い、ヘレナはバーマン博士や養父を殺害。
同じスキャナーを従え、テレビを通じて世界中の人々を支配する気だ。
アレックスはテレビ局にかけつけ対決。ヘレナは我に返り自殺する。
と言うわけで、超能力者を描いたシリーズの第3弾。
力を利用して世界支配しようとするあたりがありがちで、奇抜さに欠ける。
同じ力を持つ連中が、簡単にヘレナに従うのも納得できない。
TV放送 97/12/28 12CH 03:10-05:00
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スキャナーズ5 ザカリアス・リターンズ(94)(未公開)
超能力を操るスキャナーの刑事サムは、コンピュータ情報が盗まれた事件を調査。
盗んだのはかつてサムが逮捕したスキャナー、ボルキンで、目的は復讐らしい。
ボルキンは抑止剤を飲まず、他のスキャナーの力を奪い強大な力を得ていた。
彼はサムの母を狙い老人ホームへ。だが母は自ら命を絶つ。
かけつけたサムはボルキンと対決。幻覚を見せ力を浪費させ、ボルキンを倒す。
と言うわけで、超能力者スキャナーを描いたシリーズは
次第に特異な世界へ走り続けている様子。
見ているとこちらまで頭が痛くなりそうだが、あまり偏った世界にも困りものだ。
TV放送 99/01/09 25CH 01:15-03:03
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スキャナー・ダークリー(2006年米)
フレッド捜査官 別名ボブ・アークター(キアヌ・リーブス)
ジム・バリス ボブの仲間(ロバート・ダウニーJr)
ドナ・ホーソン ボブの仲間(ウィノナ・ライダー)
アーニー ボブの仲間(ウディ・ハレルソン)
今から7年後。
フレッド捜査官は物質Dを扱う一味を追跡する為、ボブと称して潜入捜査していた。
着ると様々な人が投影されるスクランブルスーツが一般的になっており、
上司ですらフレッドの正体を知らないのだ。
ボブは物質の影響で幻覚を見るようになる一方、
当局が仲間のバリスを追っていると知り、守らねばと感じる。
だが、バリスはボブらがテロを計画していると密告。
ボブは治療施設の農園へ送られてしまう。
フレッドの上司は、組織の中枢である農園へ潜り込めた事を喜ぶ。
だが、フレッド自身は潜入を意識しておらず、
自身も潜入捜査官だった恋人ドナは複雑に想うのだった。
と言う訳で、キアヌ・リーブス主演。
実際に撮影した上でアニメ化する指輪物語手法で、ロバート・ダウニーJr、
ウディ・ハレルソン、ウイノナ・ライダーと言う結構豪華な布陣。
ただし、俳優の顔を機械的にアニメ化した点がマイナスしている印象で、
ホントに同一人物か自信が持てない場面がちらほら。
キアヌ捜査官が麻薬ルートを追って潜入捜査するが、
自らも中毒になってしまうと言う展開。
それ事態は聞いた事ある印象だが、正体不明になるスーツが一般的になっていて、
上司ですら部下キアヌの正体を知らない始末。
全体的に何が起きてるのやらピンと来ない感じです。
TV放送 2016/07/05 ザシネマ 2100-2240
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スキン・ゲーム(31)(未公開)
監督 アルフレッド・ヒッチコック
センチュリーという土地に、成金のホーンブロアは工場を立てるため
ある夫婦の追い出しにかかる。
夫婦は富豪のヒルクリストに助けを求め、この土地は競売にかけられる。
だが、ホーンブロアは汚い手で競売に勝つ。
ヒルクリストの妻らは、ホーンブロアの息子の嫁クロエが、
結婚前に離婚希望者の浮気相手を仕事としていた事を知る。
これを秘密にする代わりに、ホーンブロアに土地を安価で売らせる。
だが、ホーンブロアの息子はこの秘密を知り、クロエは自殺してしまう。
というわけで、ヒッチコックの初期の作品だが、サスペンスとは言いがたい作品。
登場人物の区別がつきにくくて、おまけに両家の子供が仲がよかったりするので
わけがわからない。
本来の目的を忘れて、汚い手を使って争ってしまったと言う事らしいが、
それほど汚い手は使っていない気がするが。
TV放送 91/11/26 04CH 02:05-03:40
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スクープ/悪意の不在(81)
監督 シドニー・ポラック
FBIは、ディアス行方不明事件の捜査に行き詰まり、
父親がギャングだったギャラガー(ポール・ニューマン)を捜査。
これを知った新聞記者のミーガン(サリー・フィールド)は、取材を開始。
会見を求めれば、未確認でも悪意の不在として記事にできると言う事で、記事に。
新聞社にギャラガーが現れ、記事の出所を追及する。事件との関係を否定。
一度容疑者と書かれれば、無実と書かれても読者は関心を持たない。
テレサ(メリンダ・ディロン)と言う女性が、ディアスが失踪した日、
中絶のため、ギャラガーは一緒にいたとミーガンに話す。
ミーガンは匿名で記事にするが、テレサは自殺。ミーガンはショックを受ける。
ギャラガーの怒りを受け、ミーガンは情報源が特捜部のローゼンと明かす。
ギャラガーは地方検事クインと接触。情報提供の代わりに、潔白の発表を要求する。
不審に思ったローゼンは盗聴を開始。ギャラガーを尾行する。
ギャラガーが、クインの非営利団体に投資している事が判明。
ミーガンは、ギャラガーがクインを買収したとの噂を聞きつけ、記事にする。
組織犯罪局のウェルズ(ウィルフォード・プレムリー)は関係者を集め、事情聴取。
ミーガンはローゼンがわざと情報をもらしたと証言。
ウェルズはクインに辞職を勧め、ローゼンを解雇。すべてギャラガーの罠だった。
というわけで、新聞記事の危険性を描いた話かに思えたが、
後半はギャラガーの復讐になっていて、その手口がわかりにくい。
TV放送 92/09/30 10CH 02:30-04:30
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スクール・オブ・ロック(2003年米)
デューイ・フィン ロック歌手(ジャック・ブラック)
マリンズ校長 (ジョーン・キューザック)
ネッド・シュニーブリー 居候している友人
パティ ネッドの妻
サマー クラス委員
バンドを追い出されたロック歌手デューイは、
友人ネッドの家に居候するが、その妻パティに家賃を催促される。
ある時、ネッドに臨時教師の依頼が入ったと知り、彼に扮して給料をいただく事に。
厳格な学校だが、まじめに授業する気のないデューイは寝てばかり。
だが、子供たちが音楽授業を受けるのを見て、彼らにバンドを組ませる事を思いつく。
必須課題と称して子供たちに楽器を持たせ、裏方を含めて全員に役割を与える。
CDを聞かせたり、ビデオを見せて、子供たちも影響を受けるように。
校外学習と称して、バンドバトルへの参加を申し込む。
バンド名をスクール・オブ・ロックとし、生徒ザックが作った曲も採用。
だが、子供たちがロックをやっていると気付いた親が保護者会で騒ぎ、
さらにかけつけたパティがデューイをニセモノと指摘。
デューイはクビになるが、子供たちのロックをやりたい気持ちは収まらない。
全員が学校を抜け出してデューイの所へ。共にバンドバトルの会場に乗り込む事に。
それを知った保護者たちがかけつけるが、
子供たちの演奏を見て感激。いつしか応援するように。
大人の事情で優勝は他チームになるが、
観客がアンコールを求めたのはデューイらだった。
その後もデューイは、放課後クラスと称して子供たちにロックを教え続ける事になる。
と言うわけで、ジャックブラックによるコメディ。
ブラックはロック歌手だがバンドを追い出され、居候先の友人は金を払えと催促。
友人に扮して臨時教師として学校へ。
給料だけいただこうと企むが、子供たちの音楽授業を見て感激。
ブラックは授業と称して、子供たちにロックを教える事に。
お堅い学校の生徒たちはまじめに従うが、やがてロックが楽しいと気付く。
最後にはニセモノとばれてクビになるが、
子供たちに芽生えたロック魂を消す事は出来なかったと言う訳。
まあまあありがちな展開とは思うが、芸達者なブラックと、
小生意気なクラス委員を筆頭にブラックを慕ってくる子供たちで魅せます。
TV放送 2005/09/17 WOWOW 2200-2349
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スコア(2001年アメリカ)
監督 フランク・オズ
金庫破りのニック(ロバート・デニーロ)は、マックス(マーロン・ブランド)から
モントリオール保税倉庫から骨董品を盗む仕事を依頼される。
仲間となった税関に勤めるブライアン(エドワード・ノートン)に不審を抱くが承諾。
地下道で移動し、最新型の金庫で開けるにはパスワードが必要だ。
何とか5万ドルでパスワードを入手。
だが、マックスが借金でサリダに脅されていて、実は盗む錫は3000万ドルと知る。
反発するが結局協力する事に。
専門家が錫の価値に気づき、警備が強化される。そこで作戦を決行。
ニックは錫を盗み出すが、ブライアンが銃で脅して横取り。
警報が鳴り2人は退散。携帯で連絡してきたブライアンは自分の勝利だと言うが、
実はニックが渡したのはただの鉄棒。
同僚に目撃され、ブライアンは指名手配されていた。
と言うわけで、3大クセのある俳優競演と言われたが、
マーロン・ブランドは完全に脇役で、別に誰でもよかったという程度。
もっぱらデニーロとエドワード・ノートンの対決と言う雰囲気だが、
せっかくクセのある者同士なのに、さほどだましだまされと言う面白さがない。
最後にデニーロがノートンにしてやった形になってるが、
あれでスカッとしたと言わせたいわけ?と言う感じだ。
TV放送 2002/12/08 BS05 2000-2215
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スコーピオン(2001年アメリカ)
刑務所を出たマイク(カート・ラッセル)は、モーテルで、
手癖の悪いシビル(コートニー・コックス)とジェシーの母子に振り回される。
そこでエルビスの隠し子と称する旧友マーフィ(ケビン・コスナー)らと再会。
全員がエルビスに扮してカジノへ乗り込み、320万ドルを盗んで退散。
だが撃ち合いでフランクリンが死に、マーフィは
取り分を巡ってハンソン(クリスチャン・スレーター)を始末。
彼は最初から独り占めする気で、ガス(デビッド・アークエット)もやられる。
マイクは防弾チョッキで難を逃れ、事故を起こしたマーフィより先にモーテルへ。
真相を知ったシビルらは、金を洗濯すると言うマイクに着いてくる事に。
だがスキをついてシビルは金と車を奪って退散。マーフィは警官らを殺害し追跡する。
シビルは洗濯屋ジェイの所へ行くが、先回りしたマーフィに捕らわれる。
マイクはジェシーと共に後を追う事に。車泥棒としてマーフィを警察に逮捕させるが、
自らも車泥棒で逮捕。ジェシーが保釈させ、分け前50%で手を打つ事に。
車を奪い返し、トランクのシビルを救出。彼女がマイクとグルだったと知り、
別れる事に。だが保釈されたマーフィはジェシーを連れ去り、金を取り戻せと要求。
シビルに助けを求められ、マイクはマーティと取引する事に。
だが金は渡さず、マイクが呼んだ警察が包囲。激しい撃ち合いで、マイクも撃たれる。
マーフィは捨て身の戦いを続け、傭兵ハミルトン(アイスT)と共に射殺される。
カジノ襲撃の全員が死亡したとされるが、実はまたも防弾チョッキでマイクは無事。
シビルらと船で悠々自適に過ごす事にする。
と言うわけで、ケビン・コスナーとカート・ラッセルがコンビを組み、
なぜかプレスリーの格好で強盗をするなんて話で、
とぼけたコメディアクションかと思いきや、
早々にケビンが裏切り、仲間も始末されてケビン対カートの構図に。
カートは強盗だが、根っからのワルではないのに対し、
ケビンは救いようのないワル。
どちらかと言うと、カート中心に物語は展開し、
ケビンとしてはイメチェンを図った感じか。
カートの方は、毎回同じようなキャラで
そもそもこの「ワルだけどめちゃワルではない」と言う構図が、
カートで見た事があるような気がするが。
コートニー・コックスが、イヤな性格の時のモニカそのものと言う感じで
ちょっと腹立たしい感じもあるが、
結局は落ち着くところへ落ち着き、展開的にはまあ予想通りという感じ。
プレスリーへの妙な思い入れの部分が、物語的に消化できていない気がするが。
それにしても、クリスチャン・スーターやモニカの旦那のデビッド・アークエット、
そしてアイスTなんて、それぞれ1人で主役のできる人たちが、
(最近のクリスチャンは怪しいけど)
ものすごいちょい役で、簡単に死んでいくのが驚かされる。
TV放送 2003/11/22 BS05 2000-2210
▼
スコーピオン・キング(2002年アメリカ)
ピラミッド以前の時代。付近の国々を侵略する最強の王メムノーン。
彼は逆らう者を皆殺しにし、予言者がついており倒すのは不可能と言われる。
反旗を翻そうとするベルタサル(マイケル・クラーク・ダンカン)らは、
予言者さえ殺せばメムノーンを倒せると考える。
そこで、戦士の部族アッカド人の生き残りマサイアス(ザ・ロック)を送り込む。
仲間タクメットが裏切り、兄は処刑。マサイアスも生き埋めにされる。
だが馬泥棒に助けられ、再びメムノーンの宮殿があるゴモラへ。
追われて予言者の部屋へ逃げ込み、彼女を連れ出して逃げる。
予言者はマサイアスこそ民を救える人と言い、彼女は生かしておく事に。
一味の襲撃を受けるが、マサイアスは砂を操る魔力で全滅させる。
予言者はマサイアスらが殺されると予知し、メムノーンを説得するため舞い戻る。
彼女を助けるため、マサイアスとベルタサルは宮殿に乗り込む事に。
メムノーンは、マサイアスと寝た予言者が能力が落ちたと感じ、始末しようとする。
かけつけたマサイアスが暴れ、矢で射られるが、その矢で反撃。
発明家ファイロスの爆薬で宮殿は崩壊。メムノーンも倒す。
マサイアスはベルタサルに、スコーピオンキングと呼ばれ王となる。
と言うわけで、カリスマ的人気というザ・ロックが、
ハムナプトラで演じた脇役の設定を掘り下げて、主役にしたと言うスピンオフ。
まあ時代も違うから、ハムナプトラとのカラミはまったくなく
何かここまで無関係なら、別の設定でも良かった気もする。
この手の人は演技はダメだったりするが、まあ無粋な男という役なので、
それほど違和感もない。
相手役の女性も、X−メン2の悪役の人だが、妙に色っぽい感じ。
ただし、物語はあまりにも単純すぎて、面白いとか面白くないと言うに至らず。
TV放送 2003/12/30 BS05 2000-2140
▼
スコルピオ・ワン(1997年アメリカ)
国連による宇宙ステーション、スコルピオ・ワンにて火災が発生する。
救出のためストーンが適任だと呼び出される。
だが、係員の中にテロ集団が紛れていて、議員も一味らしい。
ステーションでは低温核融合の研究をしており、この技術を独占する気らしい。
一味は乗員のシャノン(ロビン・カーチス)を人質に
ストーンらを閉じこめ、殺そうとするが脱出。
黒幕だったCIA長官は議員を殺害。
一味を宇宙へ追い出すが、ハットンがシャトルを奪って逃走。
だがシャトルはシールドがはがれていて爆発。ステーションのまま帰還はできず
廃棄されていたアポロで帰還。情報が公開され、長官は自殺する。
と言うわけで、宇宙ステーションが制圧されると言う新手の設定のアクションだが
状況がわかりにくいのが難。陰謀とかもわかりづらい。
廃棄されたアポロを利用して帰るのは、「アポロ13」等を連想させる。
ロビン・カーチスはスタートレックの2代目サービック。
TV放送 2001/04/29 BS05 0925-1100
▼
頭上の敵機(49)
42年。サページ准将(グレゴリー・ペック)は、航空隊指揮官ダデンポートを
人間的すぎるとはずし、自らが新指揮官として、厳格な態度をとる。
優秀な軍人の息子ゲートリー中佐を副官からはずし、出撃に参加させるよう指示。
代わりにコッブ少佐を副官に。隊員の志気が落ち、全員が転属を希望。
サページは転属の処理を長引かせ、演習を続ける。
改心して皆を表彰し、何とか全員が転属を取り下げる。
ついにドイツ本土爆撃作戦が開始。厳しい命令を続け、コッブがやられる。
戦果をあげるが犠牲者が多く、サページは精神的にまいってしまう。
ゲートリーに指揮を譲り、爆撃は成功。隊員は成長し、無事帰還する。
と言うわけで、題名から「眼下の敵」空版かと思って見たが
いざ見てみると、グレゴリー・ペックがイヤな上官になった上に
ノイローゼになる話で、見ていて痛快感などあるはずもない。
TV放送 2000/02/12 BS11 0130-0345
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進め!人力潜水艦ハンレー号(1999年アメリカ)
1864年南北戦争で北軍の包囲を受けるチャールストン。
南軍のボーレガード将軍(ドナルド・サザーランド)の指揮で、
世界初の潜水艦が試験されるが、2回の試験で13名が死亡する。
ディクソン中尉(アーマンド・アサンテ)は、7名の乗員を募り、
最初は志願者がなかったが、砲撃が迫ると志願者が集まる。
陸軍に所属し、狭い艦内で、手動で動かす方式でテスト潜航。酸欠にもなりかねない。
他の兵からは、卑怯な戦法と侮辱される。数週間の訓練を受け、ようやく出動に。
戦艦を撃沈する指示を受けるが、北軍は網を張って待機していた。
ひそかに接近し、戦艦を水雷で撃沈するが、衝撃で浸水。
脱出はできず、艦は沈んでいった。1年後チャールストンは陥落。
95年ハンレー号の引き上げが始まる。
と言うわけで、南北戦争時代に実在したと言う潜水艦の話で
負けるとわかっている側の話だから、Uボートのような悲壮感があるが
何しろ、浸水に対する対策がまったくない中、
最初から沈むのがわかっていたはずで、あまりにも無謀すぎる感あり。
TV放送 2002/02/18 BS05 1930-2110
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スズメバチ(2002年フランス)
マフィアのネクセップの公判があるため、
ラボリ中尉らが、厳重な警備の中、装甲車で彼を護送する事になる。
だが一味が襲撃。運転者らがやられ、ラボリは近くの倉庫へ逃げ込む。
そこではナセール一味が倉庫を襲撃していたが、
マフィアの襲撃を知り、倉庫の警備員と共に戦う事に。
ナセールらがやられ、激しい撃ち合いの末、警察がかけつけた時には無数の死体が。
しかし、ラボリらは無事だった。
と言うわけで、フランス映画はあまり見ないのだが、
「12000発食らえ」とか言う宣伝文句だったから、
さぞ激しい銃撃戦があり、それがインパクトあるんだろうと思って見る。
ところが、いざ見てみると、他の映画とかと比較してさほど銃撃戦も激しいわけでなく
とは言え、そういう作りだから、物語の展開は説明不足気味。
とにかく撃ち合うシーンが延々と続くが、やはり弾の数はそれほどでも。
「Taxi」の運転手とかが、泥棒役で出ていて、
何かコメディぽい事するんではと言う目で見てしまうのも難かも。
TV放送 2003/11/08 BS05 2210-2400
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スター・ウォーズ(77)
監督 ジョージ・ルーカス
銀河帝国の支配に抵抗する王女レイア(キャリー・フィッシャー)は、
ダースベイターに捕らわれるが、要塞デススターの設計図をロボットR2D2に託す。
R2D2を買ったルーク(マーク・ハミル)は、隠された映像から
隠者ケノビ(アレック・ギネス)への伝言があると知り、彼のもとへ。
ケノビによれば、彼もルークの父も共和騎士で、理力の使い手だったが
暗黒面の理力に引かれたベイダーに殺されたと言う。
帝国の追っ手に叔父夫婦が殺され、ルークはケノビに同行。
お尋ね者ハン・ソロ(ハリソン・フォード)のファルコン号で惑星オルデラーンへ。
だが、ターキン総督(ピーター・カッシング)はオルデラーンを破壊。
ファルコンはデススターに捕らわれる。ケノビはベイダーと対決するがやられる。
磁力線を破壊し、ファルコンは脱出。惑星ヤビンの反乱軍基地へ。設計図を分析。
小型機で接近し、原子炉を攻撃すれば破壊できるはずだ。
ルークも出撃。苦戦するが、ソロが急行し、デススターを破壊。
出撃していたベイダーのみが助かり、ルークらはレイアに表彰される。
と言うわけで、大ヒットしたSF大作。
古典的な物語を、当時としては最新のSFX技術で映像化。スピーディな展開。
一応はこれ1作で完結しているものの、サーガを感じさせるのも楽しい。
音楽はジョン・ウイリアムス
LD
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スター・ウォーズ/帝国の逆襲(80)
監督 アービン・カーシュナー
帝国は氷の星ホスの反乱軍基地を襲撃。
ルーク(マーク・ハミル)はケノビの声を聞き、ダゴバ星ヨーダの教えを受ける事に。
ソロ(ハリソン・フォード)はレイア姫(キャリー・フィッシャー)とホスを脱出。
ベイダーは強力な理力を持つルークを味方にするため、ソロを捕らえ囮にする気だ。
ソロは旧友ランド(ビリー・ディー・ウイリアムス)のいる宇宙都市へ。
しかし、ここにもベイダーの手が届いており、ソロらは捕らわれる。
ソロは冷凍にされ、賞金稼ぎによって連れ去られる。
友人の危機を察知したルークは、ヨーダの制止を聞かず宇宙都市へ急行。
レイアはランドと共に逃走。ルークはベイダーと対決。
だがベイダーに父だと告白され、ショックを受けた彼は、縦穴に飛び込む。
レイアはルークの危機を察知し、ルークを救出する。
と言うわけで、前作のヒットでシリーズ化が決定したシリーズ第2弾。
3作目を作る事が決まっているため、話はすべて中途半端。
でも、相変わらずスピーディな展開と派手なSFXで飽きさせない。
ルークとベイダーの関係はありがち。音楽はジョン・ウイリアムス
LD
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スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(83)
監督 リチャード・マーカンド
ルーク(マーク・ハミル)やレイア(キャリー・フィッシャー)らは、
ジャバ・ザ・ハットに捕らわれていたソロ(ハリソン・フォード)を救出。
ルークは、父アナキンが暗黒面に引かれ、ベイダーになったと知る。
そしてレイアが双子の妹だったとわかる。
帝国側はデススターを再建。反乱軍側はエンドアの発電装置を破壊する事に。
イウォーク族に捕らわれるが、結局仲間になり、共に戦う事に。
ルークは自ら投降。皇帝は彼を挑発し、暗黒面へ導こうとする。
だがルークはあくまで拒否。改心したベイダーが皇帝を倒すが、力を使い果たす。
ソロらの活躍で発電所は破壊。ランド(ビリー・ディー・ウイリアムス)らが
デススター内へ突入。原子炉を破壊し、危機一髪脱出する。
エンドアでは勝利の戦いが行われ、ヨーダ、ケノビ、アナキンが見守っていた。
と言うわけで、シリーズ第3弾で一応完結するわけだが、
暗黒面に引かれるとか引かれないとかで、話としてはわかりづらいところがメイン。
レイアまで家族だったとか、デススターの攻撃方法は同じとか、
イウォーク族は子供受け狙いに思えるとか、
シリーズが進むに連れてテンションを落とす所があるが、
3作続けて、一般作よりは高いクオリティを維持したのは評価できる。
LD
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