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「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」を見た。(2010年米)
かつてTVは海外ドラマ中心だったが、国産ドラマが増えて、衰退の傾向に。
最近はケーブルやレンタルで盛り返したが、
80年代にも海外ドラマが盛り返した時期があった。。。と思う。
そんな中で現れたのが特攻野郎Aチームだ。
戦争犯罪者として追われる身ながら、実は正義のために戦う男たちの話で、
基本メンバーは映画にも出てる4人(役者は違うけど)。
奇想天外な作戦を展開するハンニバル・スミス大佐。
色男で何でも調達してしまうフェイスマンことテンプルトン・ペック。
飛行機操縦は得意だがイカレてるモンキーことマードック。
怪力だが飛行機が苦手なコングことBAバラカス。
残念な事に、当時の俳優さんたちはハンニバルの人が死んじゃって、
他の人も表舞台から退いたところがあって、新しい俳優さんに違和感はあるものの、
やっぱり見とかなきゃダメかな。
ハンニバル・スミス大佐 Aチームリーダー
テンプルトン・ペック中尉 調達屋。通称フェイスマン
BAバラカス軍曹 怪力。TVではコング
マードック大尉 パイロット。TVではモンキー
リンチ CIA
モリソン将軍
ソーサ大尉 女性士官(ジェシカ・ビール)
パイク 一味の殺し屋
某所で捕われている男。悪者に殴られ、ボスは始末しとけと言って退散。
残された子分は、男の銃で射殺しようとするが、撃芯がないので撃てない。
しょうがねえなと言って、置き去りにしようとするが、
実は撃芯と言うのは細い金属の棒で、男が隠し持っていた。
彼はすばやくそれで手錠をはずし、銃に装填。たちまち子分たちを倒す。
彼の名はハンニバル・スミス。
別の場所では、ここにも捕われている男が。積み上げられたタイヤに入れられていた。
彼の名はテンプルトン・ペック。
一味のボスの女に手を出したため、今にも処刑されようとしていた。
ボスは、仲間(ハンニバル)が助けにくると思っているだろうが、
奴はもうこの世にいないと言う。
一方、自慢のバンを走らせる男BAバラカス。日本ではコングと呼ばれる人物だ。
彼の前にハンニバルが立ちはだかり、車をよこせと言う。
冗談じゃないと言うと、ハンニバルはいきなり発砲し、腕を撃つ。
止血の方法を教えてやるとか言って、互いにソルジャーだと気づいて意気投合。
(いきなり腕を撃った相手と、ソルジャー仲間と言うだけで意気投合するか?)
今にも処刑されそうなフェイスのところへ乱入。
タイヤごとゴロゴロ転がるフェイスを救出し、退散する。
ハンニバルとフェイスは、一味のボスを追っていたが、
フェイスが単独行動で潜入したため、こんな事態に。以後は単独行動はよせと言う。
しかし、敵の追跡が終わった訳ではなかった。
ハンニバルは優秀なパイロットを探し、それならばと紹介された男に会うため病院へ。
BAが撃たれたところを縫ってもらったりする一方で、
ハンニバルはマードックと言う男を探す。
実はBAを治療してるインチキ医師こそマードックだった。
彼は傷痕を稲妻マークに縫ってBAを怒らせるが、
ハンニバルはパイロットとしての腕を信用して採用。ヘリに乗り込む。
敵が現れると、一度やってみたかったと言って、プロペラで周囲の物を跳ねとばす。
エアコンの室外機を屋上から落として、
下に駐車されていたBAお気に入りのバンを破壊。
BAは怒るが、あそこは身障者用だと叫ぶマードック。
このモンキーのノリが、Aチームには重要だ。
敵機が現れ、空中戦に。モンキーはヘリでは出来ないはずの宙返りを軽々やったり、
エンジンを切って、ミサイルをかわしたり。
おかげでBAが機外へ落ちそうになり、何とか引き上げるが、以来彼は飛行機嫌いに。
どうやったかは忘れたが、もちろん敵機は倒したはず。
それから半年後。イラクに駐留する米軍の中にAチームもいた。
彼らは何度も作戦を成功させ、評価されていたが、いよいよ撤退する事に。
そんな間際になって、CIAから来たリンチと言う男が現れる。
リンチと言うのは、TVシリーズでAチームを追っていたMPの名だが、
本作では、CIA局員は必ずリンチと名乗ると言う事になっている。
彼が言うには、フセインが隠したと言うニセ米ドルの原版が存在し、
それが運ばれる事が察知された。
悪用される前に奪わなくてはならないのだ。
しかし、この事は極秘であり、正式な命令は出せないと言う。
フェイスの元恋人であるソーサもかけつけ、手を出すなと言う。
ハンニバルは旧友であるモリソン将軍に相談。
将軍もまた関わるなと言うが、すでにハンニバルの心は固まっていた。
Aチームは敵地に乗り込み、
あざやかに(と言うか細部は忘れた)原版を奪取して基地へ帰還。
それを将軍が出迎えるが、車が爆発。かけつけたMPにAチームは捕らわれてしまう。
Aチームは軍事裁判にかけられる。将軍殺害の容疑だ。
彼らが主張する極秘作戦の存在は認められず、有罪として4人は不名誉除隊に。
バラバラに収監される。
リンチはハンニバルに面会。彼の手引きで4人は次々脱獄する事に。
ハンニバルとフェイスがどうやったかは忘れちゃったけど。。。
BAは護送車の後ろを爆破して回収。
ソーサは次はマードックと考え病院へ。
TVでは、マードックだけAチームと知られてない点がミソだったが、
本作はそういう事もなし。
病院では、患者たちが3Dメガネをかけて「大脱獄作戦」と言う映画を見ていた。
そこで流れる音楽は、なぜかTVのAチームの曲だ。
するとスクリーンの背後から壁を破って迎えの車が到着。
マードックは退散し、患者たちはすごい迫力と喜ぶと言う訳。
一同は、米軍基地で輸送機を奪う。
兵士たちはハンニバルを尊敬しているので、割にすんなり。
ソーサらがかけつけるが、輸送機は止まってる戦闘機のキャノピーを次々破壊。
さらにソーサの車に接近。
衝突するかに思えたが、間一髪フロントガラスに接触するだけで離陸していった。
だが、それで終わった訳ではなかった。
一大事と、無人機が自動的に察知し急行。輸送機への攻撃を始めた。
例によって、マードックはヒラリヒラリと攻撃をかわし、空が苦手なBAは大騒ぎ。
ついに撃墜されたかに思えたが、パラシュートが開いた状態の戦車が落下。
Aチームはいつのまにか、戦車に乗り込んでいたのだ。
無人機はさらにこれを攻撃。
空中で戦車が応戦したりするが、はずみでパラシュートがからまり急降下。
それでもあわてないハンニバルは、角度を指示して大砲を撃たせる。
はずみで戦車は空中を移動。湖に落下するためだ。
そんな事をしつつ、無人機を撃墜。
高所から落ちても湖なら平気らしく、
地上の連中が唖然とする中、涼しい顔で去って行った。
この失態に、ソーサは降格される事に。
一方、Aチームにとって、汚名を晴らすには原版を奪うしかない。
BAは一連の事で信仰に走り、もう殺しはしないと言うが、作戦には協力する事に。
もちろん最後には戦いを通じて、元の性格に戻るのだが。
Aチームは一味が取引しているビルを襲撃する。
掃除夫に扮したBAが、向かいのビルのゴンドラから取引現場の窓を撃ち抜き、
そこへ屋上から落下したハンニバルが乱入。
原版を奪い、一味の一人を窓から落とし、それをヘリでマードックが回収。
退散しようとするが、殺し屋パイクが妨害。
原版は下に落ち、BAは壁を滑り降りて地上へ。
殺し屋と格闘になるが、殺しはやらないと言うBAはやられっぱなし。
ハンニバルらがかけつけ、殺し屋は退散する。
Aチームは捕らえた男を見て愕然とする。それは死んだはずの将軍だったからだ。
彼はCIAリンチと組み、私服を肥やす道に走ったのだ。
信頼していた将軍に裏切られ失望するAチーム。
しかし、一味の攻撃を受けて将軍は死亡。死人に口なしだ。
そこで一計を案じたハンニバルは、ソーサに連絡する。
もちろんリンチ一味が傍受していると承知の上だ。
なぜか今回はフェイスが作戦を立てる事に。
ここでフェイスがしゃしゃり出てくるのは違和感あるが、
リンチの考えはわかると言うあたりが理由らしい。
フェイスの分析では、リンチは目立ちたがり屋で反面臆病で作戦では先頭に立たない。
港に現れたリンチ一味の前にコンテナとか落として分断。
何やら派手な撃ち合いとかあったようだが、
リンチは仕方なく自分で乗り込み、捕われている将軍を発見。頭を撃つ。
だが、その様子は集まったソーサらにも聞かれ、逮捕されるリンチ。
実は、撃たれた将軍はマードックの変装で、
銃弾のショックもやわらげると言うゴム製だったので無事なのだ。
FBIから来たと言う男が、リンチについては厳正に処分すると言う。
彼の名もまたリンチだった。
すべてはリンチの仕業とわかるが、
かけつけたMPは、それはそれ、これはこれみたいな感じで、
脱走兵としてAチームは捕らわれる。
納得いかないと言うソーサは、フェイスにキス。
Aチームは手錠をかけられ移送されるが、
フェイスの口の中には、ソーサがひそかに渡したピンが。
エンディングは、何やら日焼けマシンを大量に集めて喜んでるフェイス。
かたわらにはマードック。
すると、日焼けマシンの中から現れた男が、まだまだだなと、意味不明の発言。
実は彼こそかつてのフェイスことダーク・ベネディクト。
かつてのハンサムガイも、ちょっとよぼよぼな感じ。
さらには電気ショックみたいな機械を持って喜んでる人物は、
かつてのマードックことドワイト・シュルツ。
こちらも事前情報があったのでわかったけど、知らなかったら気がつかなかったかも。
と言うわけで、物語はAチームの出会いから始まる。
ここらはTVでも描かれなかったと思う。
ハンニバルとフェイスマンは最初から仲間で、BAとマードックが後で加わる感じ。
バラカスが飛行機嫌いになる理由も描かれてて、
インディ・ジョーンズがヘビ嫌いになった話を連想させる。
全員の紹介に時間をかけて、タイトルが出るまでが結構長い。
Aチームが無実の罪で追われる事になる展開は、映画第1作としては必須。
(でも、シリーズ化したとしても、
田舎町の困ってる人を助ける話が大スクリーンで見せられる事はないはず)
その後は派手な見せ場が何回か展開し、4人のクレージーなノリは
俳優は違えど、昔を彷彿させて楽しめる。
(ノリのベクトルがちょっと違う気もするが、そこは勢いで)
難を言うと、ラストの戦いは破壊は派手になれど、ノリの部分が落ちて、
作戦を立てるのがハンニバルでなくフェイスマンと言うのも痛い。
男ばかりではむさ苦しいと思ったか、ジェシカ・ビールを突っこんだのは強引な感も。
ミッション・インポッシブル的に、妙に便利な秘密兵器で解決したりせず、
身の回りの物で解決したのは好感が持てる。
普通、この手のTVシリーズの映画化となると、
オリジナルのファンは気に入らなかったりするものだが、
そこそこ楽しめたのは、オリジナルへの思い入れがさほどでもないからか?
でも、テーマ曲はもっとガンガン使ってほしかった。
ラストにオリジナルキャスト2名が出てくるけど、
ふけたせいか、ちょっとわかりづらい。
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トッツィー(82)
監督 シドニー・ポラック
俳優のマイケル(ダスティン・ホフマン)は、口答えが災いして役がつかない。
そこで俳優学校の生徒で恋人サンディ(テリー・ガー)が失格した
「病院物語」の女事務長役に、ドロシーと称し女装してオーディションを受ける。
男勝りのキャラが受けて採用に。女優ジェリー(ジェシカ・ラング)を気に入るが、
彼女は監督ロン(ダブニー・コールマン)の恋人だ。
ドロシーは、アドリブを連発し、ロンを弱らせるが、視聴者には大受け。
視聴率もアップし、契約も延期に。しかし、女優として通す事は不本意だ。
未婚の母であるジェリーは、ドロシーの強気な生き方に共感。
彼女の父レス(チャールズ・ダーニング)には求婚され、大弱り。
生放送の際に、女装して潜入したと称して、正体を明かす。
ジェリーはだまされた事に怒るが、マイケルには仕事が必要だったのだ。
ドロシーに会いたいと言う彼女と、友人からやり直す事に。
と言うわけで、ダスティン・ホフマンの女装もの。
別人格に見えるほどの出来だが、あれで通そうと言うのは無茶としか言いようがない。
マイケルのプロダクション社長のジョージに、シドニー・ポラック自身。
マイケルと同室のジェフにビル・マーレー。この頃から皮肉ぽい役柄だ。
競演の女優にジーナ・デイビス。
院長役のジョン役はポリアカの校長。彼もドロシーに求婚する。
評判になったドロシーは、アンディ・ウォホールと雑誌の表紙に。
音楽はデイブ・グルーシン。
TV放送 94/01/06 12CH 21:02-22:54
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突破口!(73)
監督 ドン・シーゲル
かつてサーカス飛行で稼いでいたチャーリー(ウォルター・マッソー)が、
田舎町の銀行を強盗。警察との銃撃戦の末、逃走。負傷した妻ナディーヌが死ぬ。
生き残ったハーマン(アンディ・ロビンソン)と共に、家へ戻る。
ところが、意外な大金を得てため、ギャングの隠し金だと気づく。
数年は金が使えないとわかり、2人は飛行機でメキシコへ逃亡する事を計画。
チャーリーは、2人分の偽造屋にパスポートの偽造を依頼。
組織のモーリー(ジョー・ドン・ベーカー)がここへ現れ、チャーリーらの事を知る。
モーリーはハーマンに暴行。チャーリーの居場所を聞く。
警察は遺留品からチャーリーの家を発見するが、家はもぬけの殻。
チャーリーは銀行の会長ボイルに連絡。金を返すから1人で来いと連絡。
会長に抱きついたため、モーリーは仲間だと誤解して、会長を車でひき殺す。
チャーリーは飛行機で逃げ、車で追い回す。飛行機はひっくり返る。
モーリーは金の入っていると言う車のトランクを開けるが、爆弾が爆発。
抜け出したチャーリーは、すべてが燃えたかに見せて車で立ち去る。
というわけで、ドン・シーゲル監督でアンディ・ロビンソンが出ていると言うので、
またも危ない犯人役がみられるのかと思ったが、そうでもなかった。
2人の仲間を失ってもしかたないほど、連中は金に困っていたのか?
チャーリーがハーマンを見殺しにするのも気になる。
銀行会長に、「ダーティハリー」1作目の市長。
TV放送 92/04/19 12CH 02:20-04:10
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トップガン(86)
監督 トニー・スコット
米海軍のマーベリック(トム・クルーズ)とグース(アンソニー・エドワーズ)は
インド洋でミグと接近。命令違反の多い彼らは、トップガンへ。
世界最高のパイロットを養成する学校で、アイスマン(バル・キルマー)と競争に。
彼はマーベリックの無謀な行動を非難する。
マーベリックは民間からの教官チャーリー(ケリー・マクギリス)と接近。
事故でグースが死亡し、マーベリックは自責の念にかられ、戦う事を恐れるように。
卒業式でアイスマンが最優秀生に選ばれる。インド洋で哨戒戦救出作戦に参加。
アイスマンは危機に陥るが、マーベリックが救出。彼は教官になる事を決意する。
と言うわけで、戦闘機が飛び交う映画で、本物が出てくる迫力は強い。
しかし、ドラマの方はかなりお粗末。
キャストは豪華で、バイパー校長にトム・スケリット。
ジェスター教官に、マイケル・アイアンサイド。グースの妻にメグ・ライアン。
TV放送 94/03/16 06CH 19:00-20:54
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トップ・シークレット(84)
監督 ジム・エイブラハムズ
東独。追われている英国スパイ、セドリック(オマー・シャリフ)。
最高司令部は、秘密の計画を推進。文化祭で敵の目をそらす事に。
バーンスタインの代役で来る事になったのは、ロック歌手ニック(バル・キルマー)。
ニックは、レストランでヒラリーという女性と知り合う。
ヒラリーは、レジスタンスのリーダー、「たいまつ」に会うため、バレイ公演へ。
バレイを見にいったニックは、男がヒラリーを襲うのに気づき救出。
だが、彼は逮捕され、拷問を受ける。刑務所内には、フラモンド博士がいた。
彼は兵器の開発を強制されていた。NATOの潜水艦を襲撃するための機雷だ。
ニックはコンサートを許可されるが、ヒラリーが救出。
彼女が探している父親が、フラモンドとわかる。
彼らはレジスタンスと接触。リーダーのナイジェルは、ヒラリーの恋人だった。
だが、アジトを敵が襲撃。誰かから情報が漏れているらしい。
ニックらは、刑務所に侵入。フラモンドを救出。
だが、実はナイジェルが裏切り者で、ヒラリーを連れて逃走。
追いついたニックが救出。ヒラリーは、ニックと共に行く事になる。
というわけで、「フライングハイ」の連中が作った映画。
時代錯誤もはなはだしいが、話自体は意外にマトモ。
ギャグは大半が、その場だけの一発もの。量は大量だが、いまいち。
ニックの、デパートで親と離ればなれになった生い立ちは笑える。
レジスタンスの一味、古本屋の主人に、ピーター・カッシング。
TV放送 92/07/12 12CH 14:30-16:26
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ドッペルゲンガー/憎悪の化身(1992年米)
ホリー (ドリュー・バリモア)
パトリック・ハイスミス 脚本家の卵
エリー パトリックの女友達
ホワイト FBI
ヘラー医師
脚本家の卵パトリックは、ホリーと言う娘とルームシェアする事に。
次第に親密になり、愛し合うが、
翌日になるとホリーはそれは自分ではなく、ドッペルゲンガーだと言う。
パトリックに接触したFBIホワイトは、
ホリーには母殺しの容疑をかけられた過去があると言う。
多重人格の持ち主で、遺産目的で施設にいる弟を殺しに来たのだと言うのだ。
やがて弟が襲われる事件が発生し、ホリーが拘束される。
だが、ヘラー医師が状況証拠だと釈放させ、一方でホワイトが実在しないと判明。
ドッペルゲンガーに詳しいシスターによると、
それは本能で行動し、再結合させるには愛しかないと言う。
ホリーを追跡したパトリックは、死んだはずのホリーの父親に襲われる。
報告すれば病院送りになると、パトリックはホリーの追跡を続ける。
ホリーは廃屋となった生家に行き、
パトリックが後を追うと、そこにはホリーの父やホワイトのマスクが置かれていた。
現れたホリーと格闘になり、顔のマスクをはぐと、正体はヘラー医師だと判明。
ホリーを独り占めしたい彼は、彼女の多重人格を利用して邪魔者を始末してきたのだ。
さらにパトリックを始末しても、精神障害で釈放されると言う。
本物のホリーは注射を打たれ弱っていたが、その光景を見て叫ぶと周囲に異変が。
ホリーの体がよじれて、巨大なミミズの様になり、その中から2体の怪物が現れる。
1体は弱っていたが、もう1体は医師を投げ飛ばして殺害。
続いてパトリックを狙うが彼には手を出さず、2体が合体してホリーに戻る。
入院する事になったホリーは、
家族のオルゴールを壊して、過去を断ち切ったに見えるが。。
と言う訳で、ドリュー・バリモア迷走期の作品。
脚本家の卵である青年が、バリモアちゃんとルームシェアし、やがて恋に落ちる。
ところが、バリモアちゃんの家族が次々殺されていると判明。
バリモアちゃんが疑われるが、当人はドッペルゲンガーの仕業だと言う訳。
もう1人いるような、二重人格のような雰囲気で引っ張るが、
結末は予想を大きく裏切る。こんな話だったのと驚かされました。
バリモアちゃんは裸あり。血まみれだけど。
TV放送 2014/08/12 イマジカ 1430-1615
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隣のヒットマン (2000年米)
歯科医オズは、悪妻ソフィの父の借金に悩まされ、助手ジルは、別れるべきと言う。
そんな時、オズの隣家に越してきたジミー(ブルース・ウイリス)が
新聞を騒がしたマフィアの殺し屋だと気づく。裏切られたボスは彼に賞金を賭ける。
賞金を狙うソフィは、組織に売れば離婚すると言い、仕方なくシカゴへ。
ボスのヤンニ、ジミーの妻シンシア(ナターシャ・ヘンストリッジ)、
そしてヤンニの用心棒フランキー(マイケル・クラーク・ダンカン)らは
ジミーの始末を企むが、一方で、シンシアはヤンニも殺してその遺産を奪う気だ。
ソフィはジミーに接触し、ジミーとシンシアを始末しようとしているかも。
だとしたら、フランキーにジミーを始末させた方がいいのでは。
オズは帰国するが、実はジミーとフランキーが友人で、
共にヤンニの始末を計画していると知る。彼らはシンシアが悪党だと言う。
やはり妻に狙われていると知ったオズは、ジルに相談。
だが、ジルは殺し屋ジミーにあこがれており、オズの殺害でデビューする気だった。
ジミーはヤンニ殺害を持ちかけると、ジルは喜んで協力する事に。
ジミーがシンシアも始末する気だと考え、オズは何とか連絡しようと奮戦する。
ヤンニ一味はジミー殺害のために現れる。シンシアはジミーの次はオズだと心配。
だが、ジミーらは待ち伏せし、裸のジルに驚く間に返り討ち。
さらには、オズ殺害のために来ていたソフィの殺し屋も始末してしまう。
オズはシンシアと逃走。ソフィも逃げ出す。
ジミーはオズの行動に腹を立てるが、オズの提案で、死体の歯をすり替える事に。
検視の結果、オズの隣家で見つかった焼死体は、ジミーとヤンニと判明。
おまけに、潜入捜査していて殺された刑事ハンソンの盗聴テープから、
ソフィが殺し屋を雇ったと判明して、彼女は逮捕される。
実はハンソンこそソフィが雇った殺し屋だったのだ。
ジミー、オズ、シンシア、ソフィそしてフランキーは、組織の金を奪う計画をするが、
ジルはシンシアと横取りしようと計画。だが、シンシアはオズを愛していた。
ジミーはオズの始末を主張するフランキーを射殺。
ジミーはシンシアと結婚する事を条件に、オズに金を譲り、
ジルはドミーとコンビを組む事に。
と言うわけで、隣の人物が殺し屋かもと言う事でビクビクする話で、
疑心暗鬼になるが、真相は後半までわからないのではと推測していたが、
意外にも早々に本物と判明したので、そう言う勘違いの笑いではない。
ではなくて、周囲が人殺しばかりになって、
この人は大丈夫のはずの、妻や助手までも殺しが平気と言う
ブラックな笑いの線へ。
ただ一人まともな主人公がオタオタする様が笑いのメインだが
あれだけ混乱しておきながら、
最後に丸く収まるのは、ちょっと強引と言う気がする。
ウイリスの妻役は、スピーシーズの脱ぎまくった人だが、
今回はおばはん風で脱ぎもせず
代わりに、最初は普通の女の子だったのに、
実は殺し屋で脱ぐのも平気な歯科助手の方が魅力か。
TV放送 2002/10/06 BS05 2000-2155
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隣のヒットマンズ 全弾発射 (2004年米)
ジミー 殺し屋(ブルース・ウイルス)
ジル ジミーの恋人(アマンダ・ピート)
オズ 歯科医(マシュー・ペリー)
シンシア オズの妻。ジミーの元妻(ナターシャ・ヘンストリッジ)
ラズロ 組織のボス
ストラボ ラズロの息子
ジルは殺し屋として活躍したいが、ヘマばかり。
夫ジミーは殺し屋稼業から足を洗ってしまう。
一方、平穏に暮らしていたオズの所へ、ラズロ一味が現れる。
息子が殺されたラズロに恨まれていると知り、
やったのはジミーと弁解した挙げ句退散。だが、妻シンシアが捕らわれてしまう。
助けを求めたジミーは相手にしないが、一味の襲撃を受けた為やむなく協力。
ラズロの息子ストラボを捕らえ、シンシアと交換する事にするが、
一味の襲撃でストラボが死んでしまう。
生きている事にして取引を続けようとするが、
ラズロは息子の死を知り、ショックを受ける。
父同然のラズロは殺せないと称するジミーだったが、
ちゃっかりラズロの財産をいただいてしまう。
実はシンシアも一枚かんでおり、事情を知らなかったのはオズだけだったのだ。
と言う訳で、ブルース・ウィリスのコメディ続編。
ブルースは殺し屋で、殺し屋志望のアマンダ・ピートと恋仲。
だが、アマンダは射撃が恐ろしく下手。
アマンダの元夫マシュー・ペリーは歯科医で、
ブルースの元妻ナターシャ・ヘンストリッジと夫婦。
この4人が、かつて倒した組織の連中に狙われるが、
ブルースらもひそかに何か企んでいたと言う訳。
そのややこしい状況によるドタバタに終始して、
カッコいいとか、面白いオチがあるとかではない。
前作でアマンダ・ピートを注目したが、本作では下着シーンはあれど脱ぎはしない。
DVDレンタル
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ドニー・ダーコ (2001年米)
ドニー・ダーコ (ジェイク・ギレンホール)
エリザベス ドニーの姉(マーゴ・ギレンホール)
ローズ ドニーの母
グレッチェン・ロス ドニーの彼女
ジム・カニンガム 宗教家(パトリック・スウェッジ)
カレン 教師(ドリュー・バリモア)
精神医 (キャサリン・ロス)
ドニーはウサギに出会い、あと28日で世界の終わりと言われる。
夢遊病とされる彼はゴルフ場で目覚め、帰宅すると家が壊れていると知る。
飛行機のエンジンが落ちて部屋が破壊されたのだが、どの飛行機から落ちたかは不明。
校長らは宗教家カニンガムに入れ込み、生徒たちにも教えを伝えようとする。
反発した女教師カレンはクビになり、ペテン師だと言うドニーも問題児扱いされる。
カニンガムは児童ポルノの容疑で逮捕されるが、
教師たちは信じず、釈放運動に取り組むと言う。
ドニーはグレッチェンと言う女生徒と親密になるが、
彼女は悪友の車にひかれて死んでしまう。さらに母と妹も飛行機事故に遭う。
タイムトラベルで未来と過去を交換すれば、彼女たちの命を取り戻せるかもと考える。
その結果、過去に戻ったドニーは、落ちてきたエンジンの下敷きになって死ぬ。
それは、グレッチェンと知り合うよりも前の出来事だった。
と言う訳で、ジェイク・ギレンホールが出てるSF風味の作品。
高校生ジェイクは、うさぎにあと数日で世界が終わると告げられる。
実はそれは夢で、もともと彼は幻覚をよく見るらしい。
やがてどこかから落ちた飛行機のエンジンで部屋が壊れる不思議な事件が。
時々幻覚を見たりするので、見ていてわかりづらく、真相もピンと来ない。
ドリュー・バリモアが入れ込んで、自ら製作したとの事。
バリモアちゃんも出ているが、必然性があるとは言い難い役柄。
パトリック・スウェッジ扮する怪しげな宗教家と、
彼を崇拝する女教師をぎゃふんと言わせる展開だったら、面白かった気がするが。
TV放送 2015/11/21 ムービープラス 0915-1111
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トパーズ(69)
監督 アルフレッド・ヒッチコック
1962年。KGB副長官クゼノフ一家がアメリカへ亡命。
ワシントンでマイクらが事情聴取に当たる。
一方、フランスは、クゼノフの居場所を探るため、デブローに調査させる。
デブローは、自分の知らない亡命の話を、政府がつかんだ事を不審がる。
彼は、マイクから、キューバがソ連から兵器供給を受ける協定をしたと聞く。
覚え書きを持つのはパラ。だが、秘書ユリベなら買収可能だ。
彼はアメリカ嫌いなため、デブローがこの任に当たる。
取材と称して、仲間が書類を隠し撮り。発覚するが逃走する。
状況を知ったデブローは、キューバへ。パラやホアンダ(カリン・ドール)と会う。
実は、ホアンダはデブローの愛人で、スパイ組織のリーダーだった。
組織の者が、ミサイル基地から情報収集。だが、見つかり、逮捕される。
パラの腹心が、デブローが覚え書きを盗んだと気づく。
捕らえられた者がホアンダがリーダーと白状。パラは彼女を射殺。
空港でデブローを調べるが、隠された情報は見つからず、しかたなく帰国させる。
キューバ政府は、デブローの行動に抗議。パリから召還命令がくる。
マイクは帰国前にクゼノフに会わせ、情報がパリから漏れていると聞かせる。
ソ連に通じる仏高官グループ、トパーズにより、重要書類が漏れているのだ。
bQがNATOの経済学者ジァレとわかり、それとなく話すが、
ジァレはクゼノフは1年前に死んだとデタラメを言う。
デブローの義弟ピカールが、取材と称して接触。
だが、組織はジァレを窓から突き落として処分。ピカールはスキを見て逃走する。
ピカールのジァレの似顔絵を見て、デブローの妻ニコールが反応。
浮気相手ジャックの所で会ったのだ。ジャックは発覚を悟り自殺。
こうして、キューバ危機は回避された。
というわけで、ヒッチコックとしては、何だか安っぽい感じのスパイもの。
話があっち行ったりこっち行ったりで、まとまりない。
TV放送 92/09/30 BS11 22:00-00:10
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ドバットマン(2010年米)
ブルース・ウェイン 富豪。バットマン
ディック ブルースの相棒。ロビン
バーバラ ゴードンの娘。バッドガール
ジョーカー 悪役
キャットウーマン 悪役
リドラー 悪役
アルフレッド ブルースの執事
リサ・カーソン ブルースの恋人
モリー 謎の女性
ゴードン署長
起:ブルースの恋人リサがリドラーにさらわれる。
承:リドラーの背後にジョーカーがいると判明。
転:バットマンはジョーカー一味に捕らわれる。
結:キャットウーマンが逃がし、ジョーカーらを警察に突き出す。
ブルースの恋人リサがリドラーにさらわれる。
ゴードン署長はバットマンに助けを求めるが、
牢にいるリサはリドラーを誘惑していた。
リドラーの居場所を探るバットマンはディスコへ。
モリーと言う女性に話しかけられるが、彼女に薬を盛られ、体を弄ばれる。
バットマンが行方不明と知り、バットガールが手助けする事に。
ロビンと共にジョーカーを探り、彼が首謀者だと知る。
ジョーカーと取り巻きの絡みを見て興奮したロビンらもその気に。
だが、一味に捕らわれてしまう。
バットマンとロビンは一箇所に集められるが、キャットウーマンが逃がす。
バットマンはジョーカーを倒して警察に突き出す。
キャットウーマンには特別な対応をと3人で楽しむ事に。
だが、ことが済むと、キャットウーマンは退散してしまうのだった。。
と言う訳で、アダム・ウェストのTV版バットマンのHなパロディ。
フラッシュゴードンに対するフレッシュゴードンのようなもの。
こういうのに手を出すか否かは、ちょっと迷ったが
連続活劇版バットマンを見たばかりなので、ついでに見てみました。
ジョーカー、リドラー、キャットウーマンの悪役連合により
バットマン、ロビン、バットガールが捕らわれてしまうと言う展開。
驚いた事に、バットマン風の名前ではなくて、バットマンと名乗っている。
バットモービルや、壁をロープで登る様も本家風だから
ぼちぼち気合が入った作品と言える。
ただし、2時間の映画の大半は絡みのシーンで、物語はたいして展開せず。
絡みの方もやや単調で、物語を取るか絡みを取るかと言う選択で
どちらも中途半端な印象。
バットマンが普通の女性と絡むシーンが男性目線でエロいかと言うと微妙で
バットガールやキャットウーマンのシーンが多い方が良かったかもね。
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トプカピ(64)
泥棒のエリザベスとウォルター(マクシミリアン・シェル)は、
トプカピ宮殿の秘宝である短剣を盗むためメンバーを集める。
シンプソン(ピーター・ユスチノフ)に銃を隠した車を運転させ、
警察の目をそらそうとするが、逆にテロ集団と誤解され、
警察はシンプソンに一味を見張らせる。
そうとは知らない一味は、ハンスが負傷したため、代役にシンプソンを起用。
改心したシンプソンは、警察のスパイである事を白状するが、あえて決行。
屋根からジュリオを吊り下げ、短剣をニセ物とすり替える事に成功。
わざわざ警察に乗り込み、何者かに銃が車に隠されていたと無実を主張。
だが、犯行の際に宝物殿に紛れ込んだ小鳥によって警報が鳴り、犯行が発覚する。
と言うわけで、緻密な作戦でお宝を盗み出すルパン三世的な話と思って見たが
何とも出たとこ勝負で、最後のオチも、盲点だったと言う意外性には欠ける。
TV放送 2000/06/22 BS05 2100-2300
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扉の影に誰かいる(1971年仏)
ローレンス・ジェフリー 医師(アンソニー・パーキンス)
記憶喪失の男 (チャールズ・ブロンソン)
フランシス ローレンスの妻(ジル・アイアランド)
ポール・ダミアン フランシスの浮気相手
医師ローレンスは、記憶喪失だと言う男を保護する。
名前も覚えておらず、身分証もない。
男がいた海岸を調べたローレンスは、彼がそこで妻を襲って殺害したと確信。
警察に手配されていると知る。
ローレンスは男のスーツケースを見つけたと称して渡すと、
中には女性の写真とポールと言う男から送られた恋文が見つかる。
銃の弾がなくなっていた事から、男は妻がポールに殺されたと判断。
実は女性はローレンスの妻フランシスで、
ローレンスは男を自身の人格にする事で、浮気相手を始末しようとしていたのだ。
だまされた男の前に、ポールとフランシスが現れる。
死んだはずの妻が現れて男は混乱し、ポールを射殺。
続いてフランシスを襲うが、ローレンスが止め、用済みとなった男を追い出す。
フランシスは周到に用意された殺人だと責めるが、
警察は手配犯の犯行と判断するだろうとローレンスはうそぶくのだった。
と言う訳で、チャールズ・ブロンソン主演(?)のサスペンス(?)
アンソニー・パーキンス医師は、記憶喪失になったブロンソンを保護。
彼がレイプ犯で、殺人も犯していると気付いたパーキンスは、
ニセの情報を与えて、妻(ジル・アイアランド)の浮気相手を始末しようとする。
面白そうな設定だが、ここでの主人公は間違いなくパーキンス。
ブロンソンは利用されただけで、見せ場なく退場。
言ってみれば、ダイヤルMを廻せの殺し屋に相当。
ブロンソンの活躍を期待した者を裏切るばかりでなく、
殺しの計画の方もさして盛り上がらず。
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トブルク戦線(66)
監督 アーサー・ヒラー
42年独軍はアフリカへ進行。英軍はトブルクの補給基地を叩くため
捕虜になっていた現地に詳しいクレイグ少佐(ロック・ハドソン)を救出。
バーグマン大尉(ジョージ・ペパード)らと、独軍に扮して基地へ接近する作戦に。
途中、作戦に気づいたポートマン親子に出会い、独軍のフリをして同行。
通行証として利用しようとするが、何者かに殺される。
隊の中にスパイがいると思われたが、ブルックマンが自殺し、彼と判明する。
トブルクへ到着すると、独軍ロンメルの大軍団を発見。
勝ち目はないと、海軍の上陸を中止するよう連絡。
撃ち合いでバーグマンらが囮に。決死のクレイグらは燃料基地の爆破に成功するが、
パーカー大佐らが捕らわれる。ブルックマンではなく、クルーガーがスパイだった。
撃ち合いでクルーガーも大佐も死に、救援部隊がかけつける。
と言うわけで、第2次大戦を舞台にして奇襲作戦を描いた話だが
英軍が独軍に扮し、独軍と伊軍の確執もあり、スパイも潜入したりして
それらがあまり整理できてない感じでわかりづらい。
TV放送 2000/07/05 01CH 0145-0333
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飛べないアヒル(92)
弁護士ゴードン(エミリオ・エステベス)は、酒酔い運転で保護観察に。
社会奉仕として、悪ガキだらけのアイスホッケーチームのコーチにされる。
対戦相手には、かつて彼がいたホークスも。もちろん惨敗する。
最初は適当にやっていたゴードンも、ホッケーの楽しさを教えようと専念。
上司ダックスワースに出資させ、チーム名もダックスと変える。
生まれ変わった彼らは初の引き分けに。1勝すればプレイオフに参加できる。
ホークスのバンクスを地域ルールを盾に強引にとるが、選手の反感を買って試合放棄。
ホークスのコーチやダックスワースも説得するが、聞き入れず会社をクビに。
ゴードンは選手たちを説得し、再度試合に出る事に。バンクスの活躍でプレイオフへ。
ダックスは快進撃を続け、ホークスと決勝で対戦。
バンクスが負傷で退場するが、意表をつく作戦でついに同点に。
時間切れでチャーリーがペナルティシュートに。彼がシュートを決めて優勝。
ゴードンはプロテストを受ける事を決意する。
と言うわけで、ありがちなスポーツのダメチームもの。ま、そこそこと言う所。
ゴードンの少年時代からの仲良し靴職人に、珍しくいい役のジョス・アックランド。
ホークスのライリーコーチは、「新スーパーマン」のホワイト編集長。
TV放送 94/11/23 BS05 21:00-23:00
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D2 マイティ・ダック(94)
アイスホッケー選手ダグ(エミリオ・エステベス)は、メジャー目前で負傷。
故郷へ戻り、国際親善試合の米国チームコーチをする事に。
ダックスのメンバーに新メンバーを加えて編成。
だが優勝候補アイスランドの攻撃に破れ、CM出演に夢中なダグに不信感が生まれる。
ダグも反省し、チームは盛り返す。決勝で再びアイスランドと対決する事に。
当初は歯が立たなかったが、反撃開始。ついに同点に持ち込み、シュート戦で勝つ。
と言うわけで、「とべないアヒル」の続編。
ダックスは田舎町のチームに思えたが、それが全米チームの中核となって
最後にはダックスの心を取り戻せとか言い出すが、ダックス以外の連中もいるのだが。
VHS
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D3 マイティ・ダックス(96)
アイスホッケーダックスのメンバーは、スポーツ奨学金を得て進級。
コーチのゴードン(エミリオ・エステベス)は、ジュニアを見るため離れる事に。
1軍ウォリアーズに対し、ダックスは2軍扱い。双方対立し、嫌がらせをする。
コーチのオライオンはポジションを変え、チャーリーは不満を感じる。
1軍との因縁の試合は完敗で、チャーリーはコーチのせいにして抜ける。
だが親しいハンス(ジョス・アックランド)が死に、かけつけたゴードンは、
オライオンの真意を誤解しているなと話す。立ち直ったチャーリーは復帰。
1軍の圧力で奨学金は取り消されかかるが、ゴードンのおかげで継続が決定。
今度こそ1軍と決着をつけるため対決。勝った方が学校の代表になるのだ。
守りを強化し、敵のシュートを阻止。ラフプレーでも引き下がらず
時間ぎりぎりチャーリーがシュートし、勝利する。
と言うわけで、ダックスがどういう評判になっているか知らないが
学校等の評価に対し、人気だけはある状態。
メンバーでなくチームで奨学金を得るのも変な話。
エミリオ・エステベスは出番がほとんどなく、脇役と言っていい。
TV放送 99/07/04 BS05 14:35-16:25
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飛べ、バージル プロジェクトX(87)
女子大生テリーはチンパンジーのバージルを訓練するが、補助金が打ち切られる。
バージルは空軍基地に送られ、そこでキャロル博士(ウイリアム・サドラー)らに
放射能の耐久テストを受けていた。真相を知ったジミー(マシュー・ブロドリック)は
テリーに連絡。バージルらを逃がす事に。ジミーらは捕まるが、
バージルが訓練の成果で飛行機を操縦して脱出。
墜落したジャングルで平和に生活する事となる。
と言うわけで、動物が軍によってひどい実験を受けていたと言う話で
最後に飛行機を飛ばすあたりは感動しそうだが、意外なほどそれがない。
音楽はジェームズ・ホーナー。
TV放送 95/12/10 12CH 14:00-16:00
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飛べ!フェニックス(65)
監督 ロバート・アルドリッチ
タウンズ機長(ジェームズ・スチュアート)操縦の小型機は、
故障と砂嵐直撃が重なり、砂漠の真ん中に不時着。数名が死亡する。
無線も故障で連絡がとれず、ハリス大尉は救援を呼びにいくと提案。
部下ワッスン軍曹はわざと負傷して、同行を拒否。
コッブ(アーネスト・ボーグナイン)は単独で出発して死ぬ。
飛行機の設計士ドーフマン(ハーディ・クリューガー)は、機体の修理を提案。
ムダな努力と言う意見もあったが、目的を持つために作業を開始する事に。
救援を呼ぶ事に失敗したハリスが帰還。負傷したガブリエルは自殺する。
アラブ人が接近し、交渉に向かったハリスは殺される。
飛行機は完成するが、ドーフマンが模型飛行機の専門家と判明。
ついに決行となり、エンジンが始動。全員が翼にしがみつき、離陸。
17日間を経過して、男たちは水場に到着した。
と言うわけで、男くさい映画が得意なアルドリッチ監督で
女が1人もでない映画。模型飛行機の専門家だったと言うエピソードも面白いが、
どうもテレビのカットが多いようだ。乗客ベラミーにジョージ・ケネディ。無事帰還。
TV放送 94/08/21 12CH 14:30-16:26
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「フライト・オブ・フェニックス」を見た。(2004年)
これは「飛べ!フェニックス」と言う映画のリメイクで
前作は男気のある作品ばかりを作ってきたロバート・アルドリッチ作品。
リメイクものは失望する事が少なくないが、
主演がデニス・クエイドだし、まあ見てみる事にした。
モンゴルで石油採掘をしている会社。
女性主任のケリーらの所へ、大型輸送機が現れる。
操縦士のタウンズ(デニス・クエイド)と副操縦士のAJだ。
彼らは片づけ屋として嫌われていて、この石油採掘場も採算が合わないので閉鎖に。
渋々一同は輸送機に乗り、帰国の途に着く事となる。
採掘場に住み着いたという謎の人物エリオットもまた、同行する事に。
ゴビ砂漠を越える飛行をするが、巨大な砂嵐に遭遇。
通信は不能になり、エンジンも損傷。
後部ハッチが開いてしまい、乗客の1人が転落死。
砂漠を越える事は不可能となり、不時着する事に。医師も座席で負傷して死んでいた。
失意の一同だが、次第に状況が判明していく。
わずかに水と食料はあるものの、捜索隊が見つけ出す可能性は皆無に等しい。
しかも、周囲の山の磁気でコンパスは使えず、
適当に歩き続けてもどこへ着くかわからないのだ。
タウンズは捜索隊が来る可能性はあると言い、わずかな期待に待ち続ける事に。
そんな中、墜落したのが不吉な事を言ったからだと悔やむ若者が姿を消し、
さらに夜中に小便に出て砂嵐に巻き込まれて1人が消える。
ある時、飛行機の設計技師だと言うエリオットは飛行機の修理が可能だと言い出す。
双発の飛行機は、片方のエンジンが壊れてしまったが、もう片方は無事なので
改造すれば離陸可能だと言うのだ。
だが、その作業が水や食料の消費を早めるとタウンズは批判。
それならばと勝手に助けを求めに行く男が現れ、タウンズは後を追って止める。
何かを希望に持たなければ、ただ待ち続ける事はできないと言われ、
根負けして修理の話に乗る事を約束。
しかし、タウンズらは、転落死した男の死体が、射撃の標的にされた事に気づく。
どうやらこの付近に危険な部族がいるらしいのだ。
フェニックス号と名付けられた飛行機は、一同の作業で改造が始められる。
最初は疲労を避けるため夜中に作業を行ったが、
照明用につけた火が、燃料に引火する事故が発生。
仕方なく作業は昼に移されるが、その分水の消費も早まる。
昼夜を問わずに働いたエリオットが、水を余分に飲んだ事がわかり険悪に。
だが、今や彼なしでは作業は続けられない。
仕方なくタウンズらも彼に頭を下げて指揮を続けてもらう事に。
近くに部族が来ている事がわかり、
食料などをもらえるかもと交渉に行く事に。
話はまとまりかけるが、転落死した男の時計をしている事に気づき
騒ぎになって撃ち合いに。一味を倒すが、こちらにも犠牲者が出る。
飛行機は完成が近づくが、エリオットの正体が判明する。
彼が持っていたパンフレットに載っていたのはオモチャばかり。
彼のいる会社はオモチャ会社だったのだ。
失望する一同だが、エリオットは構造は同じと主張。
そんな中、砂嵐でフェニックスは埋まってしまい、すべてがムダになるかに思えたが、
タウンズらはこれに賭けるしかないと、埋もれた飛行機を掘り出し離陸させる事に。
一同は飛行機の翼にしがみつき、タウンズが操縦。
エンジンを作動させるための火薬は5発しかなく、
3発を使ってもエンジンはかからず。
そこでタウンズは1発でシリンダを掃除し、最後の1発にかける。
見事エンジンはかかるが、部族が再び襲撃しようとしていた。
飛行機は滑走を始め、崖まで到達。ダメかに思えたが無事離陸するのであった。
物語はそこまでで、その後は彼らのその後の写真を見せる。
タウンズらは会社を作ってパイロットになり、ケリーはどこやらで石油を掘り当て
生還した乗客たちは店で成功したりとか、それぞれ幸せに暮らしている。
と言うわけで、今回は、ロバート・アルドリッチの息子が製作に関わっているようで
その意味では、あまりひどい事にならないかもという期待が。
前作はサッサと墜落したが、今回は閉鎖になった油田の話が出てきて
ちょっとまだるっこしい感じ。
ただし、前回はたまたま集まった乗客の話だったのに対し、
今回は閉鎖になった油田の作業員と言う事で、
機長であるデニス・クエイドも含めて「負け犬の集まり」というのをアピール。
アカの他人が協力してと言う前作の面白みはなくなった分、
負け犬でもがんばれば成し遂げられると言うあたりを強調した感じ。
前回は女性の出てこない映画だったが、今回は重要人物に女性がいて
設定とかもかなり変えられたのかと思ったが
実は細かい見せ場はほぼ同じ。
特に重要なのが、設計士の正体で、そこは変えてくるかと思ったが同じ手で来た。
ここがいわばこの映画のオチのような部分なのに
前作は意外にあっさりしていたので拍子抜けだったが、
今回はそれなりに大騒ぎになって、これはこの方がよさそう。
墜落のシーンも派手だし、ついに離陸するシーンもちょっとやりすぎの感もあるが
まあ感動出来るようにできている。
前作は有名俳優を勢揃いさせたところがあったが、
今回はデニス・クエイドだけが有名という感じで、おかげで物語も彼が中心に。
実は設計士が、フレンズやギフトでやや頭の弱い役柄をした人。
どうしても前作と比較してしまうが、意外に善戦している感じ。
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「ドミノ」(2005年)を見た。
パイレーツ・オブ・カリビアン以降人気の出てきたキーラ・ナイトリー主演の話で、
フランケンハイマーの「影なき暗殺者」にも出ていた俳優の娘で、
モデルもしたという女性ドミノが、賞金稼ぎになると言う話。
彼女は今年になって変死したそうだが、
映画自体はそこを描いているわけではなく、それ以前の話が中心。
まあポスターとか見ても決まってる感じだし、
何よりどうもヌードがあるらしいと言う噂なので見ておく事にした。
FBIのタリン(ルーシー・リュー)に尋問を受ける
賞金稼ぎのドミノ(キーラ・ナイトレー)。
このタリン捜査官神経質そうで、鉛筆をカリカリやったりして
何か後で正体を現すのかと思ったが、そう言う事もない。
ドミノは事件について尋問を受ける。回想するドミノ。
ドミノと仲間は、トレーラーハウスに住む女性を襲撃。
彼女の息子だかの、切った腕を見せて脅して金庫を開けさせる。
平然とした様子のドミノ。
なぜこんな事になったのか。話はさらにさかのぼる。
ドミノは「影亡き狙撃者」などに出演している俳優ローレンス・ハーベイの娘。
父は亡くなり、母ソフィ(ジャクリーン・ビセット)は再婚。
ドミノはモデルをしたりするが、何かに目覚めて独学で銃や護身術の訓練をする。
やがて家を出た彼女は、賞金稼ぎセミナーと言うのを見つけて参加。
エド(ミッキー・ローク)と仲介人クレアモント(デルロイ・リンド)による物だが
思わぬ女性客にざわつく人々。
ところが、エドらはまともなセミナーをやる気はなく、
休憩時間に参加料を持って退散してしまう。
唯一それに気づいたドミノは、先回りして賞金稼ぎがしたいと詰め寄る。
仕方なく仲間にするエド。もう1人の仲間チョコは仲間が増える事に不満げだ。
一行は賞金のかかった男を捜して、某所へ乗り込むが
いかにも柄の悪そうな連中ばかりでにらみ合いに。
一触即発だが、躍り出たドミノは、下着姿でセクシーダンスを踊る。
これに興奮した一同は一気にうち解け、あっさり居場所を白状。
それでやり手と思われたのか、ドミノは仲間たちと親しくなっていき、
特にチョコは彼女に惹かれていたが、同僚だからと今一歩踏み出せない。
さらにアフガニスタン人のアルフも仲間に参加。
危険を楽しむようにドミノは、仕事を楽しんでいた。
彼女の存在に注目したTVプロデューサー(クリストファー・ウォーケン)は
彼女のドキュメンタリーを作りたいと言い出す。
そのため、ビバリーヒルズ青春白書だかに出ていた俳優2人を同行させる事に。
見せ物となる事に反発する気持ちもあったが、
得る面も多いと考え、一同はこの話に乗る事にする。
クレアモントと陸運局に勤める妻ラティーシャは、
難病の孫のため、金をせしめたいと考えていた。
そんな時、彼女にニセの身分証作成を強要する大学生フランセスが現れる。
その後、レーガン夫人らのマスクをした4人組が、カジノを襲撃。
1000マンドル大金をせしめると言う事件が発生。
カジノの経営者ビショップ(ダブニー・コールマン)の依頼で、
犯人であるフランセスらを捕らえ、ビショップ一味に引き渡す。
警察だと思っていたのは実は組織で、4人は射殺されてしまう。
一方、ドミノは今回の事件がどうもおかしいと考えるように。
実は、大金をせしめたのはラティーシャらだった。
彼女はフランセスに罪を着せたのだが、まさかそんな大事件になろうとは。
さらに金は運転手のローカスが持ち逃げてしていた。
ドミノらはローカスを捕らえ、仲間から通信で金の隠し場所について聞くが、
電波が悪くて、袖を切るだけでいいのに、腕を切り落としてしまう。
そして母親のいるトレーラーハウスへ押し入る。
銃で脅して金を奪い返すが、母親に薬を盛られてしまう。
バスで退散する一同は、幻覚を見るようになり、バスは横転。
立ち往生するが、ラリってしまい、そこでドミノはチョコに対する思いをぶつける。
ここでちょっとだけ裸あり。
一方、組織に始末されたと思われた4人組だが、実はFBIに保護されていた。
4人組の中には、2人の組織のボスの息子が。
息子が殺されたと思ったボスは、敵対する組織と同士討ちになるはず
と言うのが、FBIの計画だ。
そんな事とは知らないドミノたちは、ビショップらのいるタワー展望台へ乗り込む。
勝手に手数料と称して金を抜き、それはラティーシャに渡す。
彼らは関係ないと、ビバリーヒルズ青春白書の連中を帰し、
残りの金を返そうとするが、中身は空。
実はアルフが故郷の仲間を支援するためにいただいたと言う。
それには怒るビショップらだが、敵対する組織も現れ撃ち合いに。
双方次々倒れ、さらにはアルフが自爆。
ドミノはエドとチョコをつれて退散するが、彼らも息絶えてしまう。
タリンの尋問は終了。ドミノはラティーシャの孫を助けられたのが良かったと言う。
そして出演者の紹介があり、一番最後に本物のドミノの顔も映る。
と言うわけで、物語はポップ調の音楽に乗り、何となくカメラ割りが細切れに展開。
これがどうにも落ち着きない感じで、
おしゃれにしたつもりなのかも知れないが、見ていてとらえどころがない。
時間も前後したりするし、
一度死んだはずの人物が、「実は死んでいなかった」とか言って、
ビデオを巻き戻して、生き延びちゃったりするし、
ややこしい計画に巻き込まれたりする物だから
見ていて何が何だかわからない状態。
賞金稼ぎを開始した頃のエピソードはそこそこ面白かったが、
後半は知らない内に計画に巻き込まれて、幻覚剤でふらふらになったあげく
肝心のおヌードの方も、あわただしい感じで軽く済まされてしまう。
最後に来て、割に唐突な感じで派手な撃ち合いに。
キーラは決まってる感じだが、
最後にドミノ本人が出てきて(撮影時はまだ生きてたから)
何か怖そうなお姉ちゃんだったから、
「グロリア」をシャロン・ストーンで描くような
とんでもない間違いをしているのではと言う気さえする。
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トム・クランシーのネット・フォース
2005年。FBIはハイテク犯罪を追うネットフォースを組織。
スティーブ(クリス・クリストファーソン)の下、アレックスはマフィアを追う。
スティーブが爆殺され、組織のボスチェン(ケーリー・ヒロユキ・タガワ)に
疑いがかかるが、マフィアの手口ではない。アレックスが捜査の指揮をする事に。
ブラウザでインターネット支配を狙うスタイルズ(ジャッジ・ラインホルド)。
チェンと敵対するジョニストンは、娼婦に扮した女殺し屋に殺される。
何者かが世界各地のシステムを制御する事件が発生。
チェンも被害を受け、黒幕はスタイルズに思えた。
事件は続き、停電や飛行機事故。病院や銀行もマヒする。
アレックスはスティーブのバーチャル映像を呼び出して相談。
一味は刑務所の監視システムを制御し、中国人の殺し屋を脱獄させる。
8人の凶悪犯が脱走。チェンの仕業とも思えず、やはりスタイルズが怪しい。
混乱は続き、ネットフォースも太刀打ちできない。
部下トニはハッカーの逆探知に成功。隠れ家に侵入するが一味は逃げた後。
アレックスは、トニに扮した女殺し屋に狙われるが何とか阻止。
チェンはスタイルズが陰謀に関係していると話すが、爆殺される。
一味は情報を操作し、大統領の所在に関してニセ情報を流し
ホワイトハウスに侵入する。すべて脱獄した連中の仕業だ。
事件に気づいたアレックスが急行。そこで対面したのは生きていたスティーブだった。
スタイルズは自分のために計画を進めていたが、
実はスティーブがホワイトハウスへ侵入するため、彼を利用したのだった。
スティーブは、明るい未来を作るはずのインターネットが、
腐敗の温床となったとして、インターネットそのものを破壊しようとしていた。
だが撃ち合いでスティーブを倒し、彼の仕掛けた装置を止め、
スタイルズ一味は逮捕される。
と言うわけで、トム・クランシー原作で、小説はシリーズになっているようだが、
このTV作品らしき代物は、まあ紹介編と言う感じ。
それにしても、いろいろ奇想天外な話がいっぱいあるなかで、
インターネット犯罪を取り締まる組織があるなんて話は、目新しくも何ともなく、
新型ブラウザが世界を支配するとか言って
マイクロソフト等の存在を無視して物語を作られても、空々しい感じ。
首席補佐官にブライアン・デネヒー。
TV放送 2002/07/12 BS11 2000-2245
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トム・ソーヤーの大冒険(95)
イタズラ好きのトムは、自由人のハック(ブラッド・レンフロー)と墓場へ。
そこで宝の地図をめぐり、インジャン・ジョーがドクを殺害するのを目撃。
復讐を恐れ2人は他言しないと約束。だがジョーは酔っぱらいマフに濡れ衣を着せる。
縛り首確実のマフを助けるため、トムらは地図を奪おうとするが失敗。
ジョーの脅しに屈せず、トムは裁判で彼の殺人を証言。ジョーは逃走しマフは無罪に。
トムは恋人ベッキーと洞窟探検するが迷う。しかもそこはジョーの隠れ家だった。
ハックもかけつけ、ジョーは谷底へ転落。宝を得て2人は町の英雄になる。
と言うわけで、トム・ソーヤの話の何度目かの映像化。
トムも「ピノキオ」とかに出てた奴だし、主役2人が若手の大物。
でもレンフローがハックらしくなく、ベッキーとの絡みが少ないのも残念。
TV放送 98/03/21 BS05 20:00-21:40
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トム・ホーン(79)
1901年ジェロニモ逮捕で有名になった
トム・ホーン(スティーブ・マックイーン)はワイオミングへ。
牛泥棒に手を焼くコブル(リチャード・フォーンズワース)ら牧場主に雇われる。
過激に牛泥棒を一網打尽にし、やりすぎとの声もあがる。
牧場主たちは厄介払いしようと言い、少年殺しの犯人にされる。
判決は死刑で、絞首刑にされる。
と言うわけで、病魔に冒されていたマックイーンが
自身をだぶらせて、時代遅れのガンマンを描いた話。
ちょっと湿っぽくて、撃ち合いは逆に乱暴すぎてあまり印象は良くない。
検事にジェフリー・ルイス。
TV放送 1999/11/17 01CH 0150-0345
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ドメスティック・フィアー(2001年アメリカ)
船職人のフランク(ジョン・トラボルタ)は、スーザンと離婚。
スーザンは町の名士リック(ヴィンス・ボーン)と再婚する事になるが、
スーザンが引き取った息子ダニーは、フランクになついており、
警察にウソをついたりして騒がせる。
結婚式に、リックの旧友と言うレイ(スティーブ・ブシェーミ)が現れる。
実はリックは元犯罪者で、レイは金を独り占めした彼を追っていたのだ。
やがてスーザンは妊娠。複雑なダニーは家出する事にし、リックの車に隠れる。
リックはレイと会い、金を渡すと称して彼を射殺。工場で死体を焼いてしまう。
逃げたダニーは警察に連絡するが、スーザンも警察も信じず、返されてしまう。
リックはダニーに他言無用と脅す。フランクだけはダニーを信ずるが、
スーザンらが邪魔してなかなかダニーを連れ出せない。
養育権を求めて裁判を起こすが、脅されたダニーは殺人は作り話だったと証言。
フランクは単身リックの足跡を追う事に。リックに逮捕歴があると突き止める。
刑事にメールするが、レイはフランクを襲い、ボートハウスに火をつける。
辛くも逃れるが、火事のニュースを見たスーザンは、リックが火傷したのを知り、
あわててダニーと共に逃走しようとする。だが、リックが気づいて捕らえる。
スーザンは気絶させられ、フランクがかけつけ格闘に。
ダニーがタックルし、リックは電線に触れて感電死する。
スーザンは流産。スーザンや刑事は、ダニーらに信じなかった事を謝る。
と言うわけで、ドメスティックなんて言うから、
いま話題の家庭内暴力がテーマかと思い、
継父が、最初は息子をかわいがるが、
自分の子供ができたら虐待するようになる、なんて展開を予想したが
この継父が最初から悪そうなヤツで、その殺人現場を目撃してしまうなんて
「ロード・トゥ・パーディション」で見たような展開に。
まあ、その後は狼少年的な展開で、
母親も頼りにならずに窮地に陥るなんてのは、そこそこ面白い。
ただ、同居しているのに継父が脅すだけでなかなか手は出さないし、
実父トラボルタが大して窮地に陥らないのも拍子抜け。
一番いただけないのは、ハッピーエンドを狙ってか、元妻を流産させた事。
これは反則じゃないの?
TV放送 2003/10/26 BS05 2000-2135
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ドライビング・ミス・デイジー(89)
会社社長のブーリー(ダン・エイクロイド)は、
高齢の母デイジー(ジェシカ・タンディ)の運転に不安を感じ
運転手ホーク(モーガン・フリーマン)をあてがう。だがデイジーは頑固に拒否。
やる事のないホークは、外出する母を車でついていくため、仕方なく乗車する。
デイジーはホークに鮭缶を盗んだ疑いをかけるが、彼が文字が読めないと知る。
元教師のデイジーはホークに文字を教える。
お手伝いのアデラが急死し、デイジーはホークを一番の友達と感じるように。
それから数年し、デイジーは老人ホームでボケが進んでいた。
ホークも今では運転ができず、娘の運転で再会。生きているのが一番と感じる。
と言うわけで、ジェシカ・タンディとモーガン・フリーマンのキャラが出色で
派手な見せ場や、ものすごい展開があるわけではないが、
ほのぼのとした感じで、こういう物語もなかなか良い。
TV放送 2000/04/04 BS05 2000-2140
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ドライブ・アングリー(2011年米)
ジョン・ミルトン 孫を探す男(ニコラス・ケイジ)
パイパー ウエイトレス
監査役 (プリズンブレイクのマホーン役)
ジョナ・キング カルト教団の教祖
ウェブスター ミルトンの旧友(デビッド・モース)
フランク パイパーの彼氏
ウェイトレスのパイパーは店長と衝突してクビに。
彼氏フランクともケンカし、店で知り合ったミルトンの車に乗る事に。
カルト教団の教祖ジョナは、ミルトンを始末するよう指示。
襲撃を受けたミルトンは返り討ちに。パイパーもかけつけた警官を射殺する。
ミルトンはジョナに娘を殺され、孫である赤ん坊を奪われたと言う。
さらに監査役と言う謎の男にも追われる。
教会に乗り込むが、ジョナに頭を撃たれる。だが生きていたミルトンは再び追跡。
実は監査役は監獄の看守、すなわち悪魔で、
任務の為にはミルトンの好きにさせた方が得策だと言う。
ジョナはいけにえを捧げようとするが、ミルトンがかけつけ撃ち合いに。
ジョナを神殺しの銃で吹き飛ばす。
ミルトンは、無事だった赤ん坊をパイパーに託す事に。
監査役が地獄へ送るが、ミルトンはまた脱獄してやると言うのだった。
と言うわけで、カルト教団に赤ん坊を誘拐されたニコラスが大暴れと言う話。
追うのはプリズンブレイクのマホーンだし、面白そうな話に思えたが、
中盤でこの2人が普通の人間ではない事に気付く。
そうなると、もはやゴーストライダーにしか思えず、
ニコラスよ、また似たような作品に出ちゃったのねと言う感じ。
(ノウイングとネクストみたいに)
そこに気付くと、彼がいかに超人的な活躍を見せても、
だって人間じゃないもんと思って冷めて見ちゃう。
TV放送 2012/07/29 WOWOW 2345-0129
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ドライブ・ハード(2014年カナダ)
ピーター・ロバーツ 元レーサー(トーマス・ジェーン)
ケラー 謎の男(ジョン・キューザック)
テッサ ピーターの妻
レベッカ ピーターの娘
ロッシ ケラーの敵
ウォーカー捜査官 連邦警察
レーサーのピーターは、結婚を機に教習所で運転を教える様になる。
ある日、ケラーと言う男に運転を教えるが、彼が立ち寄った銀行を襲撃。
警察に追われ、一緒に逃げる羽目となる。
ケラーがピーターを選んだのも計画の内だったのだ。
悪党ロッシと組んでいたケラーは、裏切りで刑務所に入れられた経緯があった。
そこで、ロッシの銀行から900万ドル相当の無記名債券をいただいたと言う。
マスコミがピーターらを犯人として報じた為、休憩したあちこちで騒ぎに。
ロッシ一味は手下の暴走族に襲撃させるが、
ケラーは何とかカバンを守り、現れたロッシを負傷させる。
解放されたピーターは、被害者だったとして、レーサー復帰の話も出る。
さらに、すれ違っていた妻とも、事件を通じて絆を取り戻すのだった。
と言う訳で、トーマス・ジェーンとジョン・キューザックによる作品。
ジェーンは元レーサーの教習所教官で、怪しげな客キューザックを指導。
キューザックは途中で銀行強盗を犯し、
ジェーンは運転手として逃走を手助けする羽目に。
ジェーンが出てるので、小粒なアクションを期待したが、
アクションがあってもコメディ風。
犯罪に巻き込まれる展開はまあまあだが、
終盤まで大きな起伏もなく続いて、いきなり終わった印象。
TV放送 2016/04/06 WOWOW 0400-0536
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ドラキュラ(79)
監督 ジョン・バダム
精神病院のセワード(ドナルド・プレゼンス)の娘ルーシーの友人ミーナは
嵐の夜、船が断崖に激突した事に気づく。洞窟へ行くと、男が倒れていた。
男はドラキュラ伯爵(フランク・ランジェラ)。彼だけが無事だった。
航海日誌には、「ノスフェラトゥ(不死)」とあった。彼はセワードの隣に住む事に。
翌朝、ミーナが呼吸困難で死亡。首に傷跡が見つかる。
セワードは父親のヘルシング卿(ローレンス・オリビエ)を呼ぶ。
病院で子供が殺され、犯人は埋葬したはずのミーナと判明。
ヘルシングは、中部ヨーロッパの伝説、吸血鬼と考える。
ミーナの墓の下には、トンネルが。ヘルシングはミーナに襲われるが、十字架で倒す。
弁護士のハーカーは、ルーシーが倒れているのを発見。首には傷が。
ヘルシングは、ドラキュラが鏡にうつらない事を発見。
彼らはドラキュラの屋敷へ。彼はすでにルーシーを妻とすべく手なづけていた。
日光が差し込むと、ドラキュラはコウモリになって逃走。
彼は病棟のルーシーを連れ出し、ルーマニア行きの船へ。
ヘルシングらは急行。棺からルーシーを救出。
ドラキュラをフックでつり上げ、外へ。太陽の光で、ドラキュラは死ぬ。
ルーシーは正気に。だが、風でマントが飛ばされていった。
というわけで、ジョン・バダム監督のドラキュラもの。
バダムなので、面白いかと思ったが、普通のドラキュラものとたいして変わりはない。
音楽はジョン・ウイリアムス。
TV放送 92/07/08 12CH 21:02-22:54
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ドラキュラ(92)
監督 フランシス・フォード・コッポラ
1462年。トルコ軍はキリスト教国へ進攻。トランシルバニアの騎士ドラクルは、
トルコ軍を迎撃するが、妻エリザベータは戦死と誤解して自殺。
神に裏切られたとドラクルは、血を糧に生き続けると復讐を誓う。
1897年ロンドン。不動産業のハーカー(キアヌ・リーブス)は、
仕事でルーマニアのドラキュラ城へ。前任者レンフィールドは精神異常になっていた。
ドラキュラは十字架を嫌ったり奇妙な行動が目立ち、ハーカーは捕らわれの身に。
城の女たちは、村からさらってきた赤ん坊の生き血を飲んでいた。
ドラキュラは城の土をロンドンの屋敷へ送る。
ハーカーの恋人ミナ(ウイノナ・ライダー)は、ルーシーが獣と交わるのを目撃。
彼女の体に異変が起こり、治療を断念した医師は
形而上学者ヘルシング博士(アンソニー・ホプキンス)に依頼する。
ミナはヴラド伯爵に心を奪われるが、城を脱出したハーカーと結婚。
ルーシーは吸血鬼と化し、ヘルシングは悪名高きドラキュラ伯爵のしわざと知る。
死んだと思われたルーシーは、棺から抜け出して歩き回る。
始末するには、心臓に杭を打ち、首を切るしかなかった。
ドラキュラはコウモリ等を操り、神出鬼没だが、故郷の土がなければ力は失われる。
ミナはブラドがドラキュラと知るが、彼への愛を偽れず、彼の血を飲んでしまう。
ドラキュラは故郷へ戻るが、彼を殺せばミナを救う事ができる。
ヘルシングらはドラキュラを追いつめるが、ミナが銃で抵抗。城へ立てこもる。
彼女の愛を知ったドラキュラは、安らぎを得るためミナに首を切らせる。
と言うわけで、コッポラがドラキュラをまじめに描いた作品。
まじめなのはいいが、ドラキュラ自身の悲劇という描き方はちと共感しかねる。
ドラクル伯爵の妻エリザベータも、たぶんウイノナ・ライダー。
TV放送 94/05/27 BS05 20:50-23:00
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レスリー・ニールセンのドラキュラ(95)
監督 メル・ブルックス
吸血鬼と恐れられるドラキュラ伯爵(レスリー・ニールセン)は、
弁護士のレンフィールドを家来にして英国へ。スワード博士の養女ルーシーを襲い、
ヘルシング教授(メル・ブルックス)は吸血鬼の仕業と断定。
ルーシーも吸血鬼になるが、胸に杭を打って倒す。
ドラキュラは続いて博士の娘ミーナを狙う。
教授はドラキュラこそ吸血鬼と判断し、舞踏会におびき出す。
正体がばれたドラキュラは、ミーナを連れて逃げるが夜明けに。
陽の光を浴びるとドラキュラは灰になってしまった。
と言うわけで、コメディづいたニールセンがブルックスと組んだコメディ。
ドラキュラがモデルなわけだが、あらすじにするとオーソドックスで割と拍子抜け。
TV放送 98/02/07 BS05 20:00-21:40
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ドラキュラの呪い(1958年米)
カリフォルニア州の田舎町に、レイチェルの従兄弟ベラックが訪れる。
ベラックが来るのは子供の時以来だ。
やがてレイチェルの友人ジェニーがあの男を見たと叫んで死ぬ。
吸血鬼を追うマイアマンは、ベラックが吸血鬼だと突き止める。
彼は写真に写らず、倒すには心臓に木の杭を打つしかない。
レイチェルは鏡に映らないベラックの正体に気づくが、取り憑かれてしまう。
マイアマンはジェニーの棺を調べるが中は空。
戻ってきたジェニーに杭を打つと、ベラックは弱り、レイチェルは我に返る。
助けに来たと言うベラックに追い回されるが、十字架で退かせ、
井戸に落ちたベラックは杭が刺さって死に、骨になってしまう。
と言うわけで、ドラキュラがアメリカへ来るなんて発想は現代風だが、
いたって物語はクラシックな感じ。
ドラキュラは、怪物的な顔はいっさい見せず、
雰囲気はヒッチコックの「疑惑の影」風?
杭を打たれて血が出るところだけカラーになったりなど、
名作のいいところを拝借しているような感じだが、もう一つ話にパンチがない。
TV放送 2002/09/25 BS05 2250-0010
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ドラキュラ都へ行く(79)
古城に住むドラキュラ伯爵(ジョージ・ハミルトン)は、
コマネチの練習用に城を奪われ、雑誌モデルシンディに会うためニューヨークへ。
しかし、この町では、誰もドラキュラを恐れようとはしない。
シンディは彼の踊りを気に入り、ベットで噛まれ、大興奮。
恋人で精神医のジョフリー(リチャード・ベンジャミン)に話す。
ヘルシング博士の孫ジョフリーは、吸血鬼と気づくが、シンディは取り合わない。
ドラキュラを倒すため悪戦苦闘するが、逆に狂人として警察に逮捕される。
血液銀行襲撃を扱う警部は、ジョフリーと共にドラキュラを追う事に。
ドラキュラは、結婚を約束したシンディと共に空港へ。
離陸に間に合わず、最後の手段として彼女も吸血鬼にして、
コウモリになって2匹は飛んでいった。
と言うわけで、ドラキュラをコメディにした作品。
ジョージ・ハミルトンなので、プレイボーイ的になるとは思ったが、その通り。
ジョフリーが苦闘するのに対して、ドラキュラはまったく平然としたもの。
TV放送 93/12/18 BS11 01:00-02:40
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ドラキュリア(2000年)
2000年ロンドン。ヴァン・ヘルシング(クリストファー・プラマー)は
銀の矢を入手。彼の祖父は吸血鬼狩りで有名だが、本人はただの医者だと否定。
彼のカーファクス遺物館へマーカス一味が侵入。
だが金庫にはめぼしい物はなく、棺だけを持ち出す。
ヘルシングは自分でカタを付けると追跡。棺は一味の輸送機で移動するが、
棺を開けると死体が動き出し、一味を次々襲い始める。
ニューオリンズの娘マリーは、吸血鬼と意識が通じ、彼の接近を感じる。
機は沼地に墜落。取材するキャスターのバレリーも襲われる。
尾行してきたヘルシングの助手サイモンは、一味と対決。
ヘルシングによると、彼らは吸血鬼で1体を除いて根絶したが、
ドラキュリアだけは、殺す方法が見つかっていない。
それを見つけるため、100年以上、ヤツの血で生き延びてきたのだ。
彼の狙いは、自分の娘マリーに違いない。
サイモンらはマリーを捜し出すが、一味に襲われ、ヘルシングが殺される。
バレリーらは、マリーが一番扱いされている事に不満げだ。
ヤツはキリストのすべてを嫌うが、聖書も効果がない。
ドラキュリアはマリーを連れて姿を消す。
サイモンは女性3人組に襲われるが撃退。
実はドラキュリアはユダだった。その素性が原因で銀貨と十字架嫌いになったのだ。
すべての快楽を永遠に与え、私の世界を作ると言うドラキュリア。
サイモンは捕らわれ、今や吸血鬼となったマリーにかませる。
だが、マリーはドラキュリアと対決。
ロープで宙づりのまま夜明けを待ち、ドラキュリアは燃え尽きる。
マリーはドラキュリアを永遠に閉じこめる事を誓う。
と言うわけで、今風のドラキュラ映画と言うと、ブレイドとかいろいろあるが
そんな中で、画期的な設定などと騒がれても、
正直言って、ドラキュラが復活する展開から、その正体まで、
あまり凄い物語とも思えない。
何と言っても見所は、ボイジャーのセブンを含める3人の美女吸血鬼で
彼女たちが並んで迫ってくるあたり、別の期待もあったりしたが、
意外に簡単にやられてしまって拍子抜け。
TV放送 2002/08/25 BS05 2210-2355
▼
ドラキュリアU 鮮血の狩人(2003年アメリカ)
ニューオリンズ。不死を研究すると言うロウル教授の助手たちは、
死体置き場で血を吸う死体を発見。ヴァンパイアだと判断する。
助手は、エリックと言う人物より3000万ドルで買い取ると連絡を受け、
死体を運び出すが、教授の指示で廃屋にてまず実験する事に。
水槽に入れて様子を見ると、死体は突然よみがえって暴れ、タニヤが死んでしまう。
エリックやロウルもかけつけ、実験を続けるしかないと言う事に。
紫外線で弱らせ、観察する事に。
一方、ヴァンパイアを追う神父ユフィジ(ジェーソン・スコット・リー)は
廃屋で吸血鬼化したタニヤを退治。一行を追う。
ロウルらは、ヴァンパイアの細胞を無害化し、生命の素にしようと計画。
反発する者もいるが、ロウルを愛する女学生エリザベスは協力的だ。
だが、待ちきれず、ケニーはその血を飲んで吸血鬼化。
抜け出して暴るが、ユフィジが倒す。
ヴァンパイアは、車椅子のロウルを念力で転落させ、その血を吸おうとする。
エリザベスに助けられるが、危険な状態で、ヴァンパイアの血を与える事に。
ロウルは回復するが、実は彼は学生時代からこの機会を狙っており、
エリックも仲間。そして、エリザベスは利用しただけと言う。
ユフィジがかけつけ、吸血化したロウルとエリックを倒す。
同じくかまれたエリザベスは回復の余地があったが、太陽を怖がり逃げ出す。
ユフィジはヴァンパイアと対決するが、エリザベスに矢で射られる。
彼はまた探し出すと言うが、2人は待ってるぞと言って去る。
と言うわけで、ちょっと変わった感じのドラキュラ映画
(どう変わっていたのか忘れたが)の続編らしいが
映画を見ても、続編らしき雰囲気は皆無。
教授と学生たちが、バンパイヤを捕らえて、
不死の謎を探るなんて目新しい感じだが、
あまり科学的とは言えない手法でなし崩し的にみなやられ、
バンパイヤハンター役のジェーソン・スコット・リーは
得意の裸を披露するわけでもなく、なぜこの人にしたのかという感じ。
結局はっきりしない終わりかただし。
ロイ・シャイダーはえらい神父役でチョイ役。他の映画でも吸血鬼を追ってた。
TV放送 2005/01/10 BS05 2200-2330
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ドラキュリアIII 鮮血の十字(2005年米)
ユフィジ ドラキュリアを追跡する男(ジェイソン・スコット・リー)
ルーク ユフィジの相棒
神父 ユフィジの上司(ロイ・シャイダー)
ジュリア・ヒューズ TVレポーター
トミー カメラマン
ドラキュリア (ルトガー・ハウアー)
エリザベス ルークの恋人。吸血鬼化された
吸血鬼との戦いを続けるユフィジはルークと組み、
ドラキュリアと呼ばれる彼らのリーダーを追って戒厳令下のルーマニアへ。
人々はエサとして調達され、多くが惨殺されていた。
反政府軍を取材していたジュリアらも襲われ、カメラマンのトミーが犠牲に。
反政府軍に捕われるが、彼らもまた吸血鬼に襲われる。
実はユフィジも吸血鬼の仲間だったが、何とか吸血鬼の面が出るのを抑えていたのだ。
ユフィジは一味に撃たれ、ジュリアは捕われる。
ルークは屋敷に乗り込み、吸血鬼化した恋人エリザベスを発見。
ユフィジも屋敷に乗り込み、ドラキュリアと対決。
ドラキュリアはエリザベスに撃たれ、ユフィジに首を落とされる。
残るエリザベスを倒し、失意のルークは屋敷を出ていく。
弱っているユフィジとジュリアは、朝を向かえ回復したように見えるが。
と言うわけで、何かセブン・オブ・ナインが出ていた事だけが記憶に残る
ドラキュリアの続編は、つながりのないジェーソン・スコット・リー主演の話だったが
3作目はスコット・リーが再登場。
上司であるロイ・シャイダーも再登場。こちらは前作に続いてワンシーンだけ。
吸血鬼を追ってルーマニアへ飛び、一味と対決。
主人公も実は吸血鬼予備軍で、何とか抑えてるなんて話もあるが、
全体としてどこかで聞いたような代わり映えしない展開。
最後のボスがルトガー・ハウアーだったので、
おっ!と思わせたが、さほどの強敵でなし。
主人公がどうなったかよくわからないラストも消化不良な感じ。
TV放送 2008/05/28 WOWOW 2120-2300
▼
ドラグネット/正義一直線(88)
かつて実際にあった事件を名前を変えてドラマ化する
硬派の刑事ものTVシリーズ「ドラグネット」の映画化。
元ネタをを知らないが、その主人公の甥か何かという設定のコメディ版。
「ペイガン」という名刺を残して何かふざけたものを盗んでいく集団が登場。
古いタイプの刑事(ダン・アイクロイド)は、相棒が退職したため
新人類である新人警官(トム・ハンクス)と組んで調査する事になる。
犯行集団には大男(ジャック・オハラハン)がいて、
盗んだ物は悪事に関係あるという噂のある男(ダブニー・コールマン)の
会社が出版したエッチな本とか、猛獣とか、おばさんの下着とか。
2人は唯一の容疑者である大男を逮捕する。大男はペイガンとの関与を白状。
2人はペイガンの集会に潜入。
怪しげな儀式に今まで盗まれた物が次々と使われ、
大蛇に処女である女性がいけにえにされようとするが、2人が助け出す。
3人で逃げ出すが、ペイガンの中に
信頼されている牧師(クリストファー・プラマー)がいたのを女性が目撃。
2人はペイガンが盗んだ毒ガスを調合できる工場は、麻薬工場と考え、
麻薬工場らしき工場を捜査するがガセネタ。
ダン・アイクロイドの祖母の誕生パーティをするが、
彼はいけにえにされかけた女性と恋仲になっていた。
その席で彼女は牧師を目撃し、彼こそペイガンだと証言したため、
ダン・アイクロイドが牧師を逮捕。
しかし、警察の女性コミッショナーは信用せず、彼は釈放。
ダン・アイクロイドはクビになる。
だが、ダン・アイクロイドと恋人の女性が大男につかまる。
牧師はコミッショナーと組んで、エッチな本の社長も巻き込み
市長を陥れて、コミッショナーを新市長に仕立てあげ、
牧師と社長で市を二分するという事にしておいて、
実際には毒ガスで社長を殺して、自分で独占する計画だ。
牧師に女性が連れていかれるが、トム・ハンクスが大男の居場所を発見し
ダン・アイクロイドの居場所を聞き出し救出。
社長のパーティが開催され、牧師や市長も招待される。トム・ハンクスはこれに潜入。
牧師はみなまとめて毒ガスで殺す気だ。牧師は逃走。
だが、トム・ハンクスの通報で警察が集合。
敵が迎え撃つが、ダン・アイクロイドが装甲車で侵入。
敵は全員逮捕されるが、牧師は女性と共に飛行機で逃亡。
コミッショナーは見捨てられる。
ダン・アイクロイドはバッチを返され、2人で牧師を追跡。
空港ではあと一歩の所で逃すが、
パトカーみたいなあやしい戦闘機で追跡し、牧師を逮捕。
というわけで、元ネタも知らないし
ダン・アイクロイドが何か妙にイモっぽくていただけない。
話はずいぶんややこしそうだけど、毒ガスでみんな殺すという意外と安易な手。
悪魔の儀式みたいな奴は、いったい何に必要だったのかよくわからない。
最後に牧師が処女の女性をつれて逃げたのだって、意味がない気がするし。
コメディとしても中途半端だし、やめといた方がよかったのでは?
TV放送 91/06/02 10CH 21:02-22:54
▼
ドラゴン・アイズ(2011年米)
ホン 元囚人
ミスターV 悪徳警官(ピーター・ウィラー)
ティアノ ホンの師匠(ジャン・クロード・バン・ダム)
元囚人ホンは、刑務所時代に格闘技を教えた師匠ティアノの指示で、
セントジュードと言う町を訪れる。
そこは悪徳警官ミスターVが牛耳っていた。
ホンはミスターVに見込まれ、配下の組織のリーダーに据えられる。
だが、ホンは従おうとせず、町をきれいにしようとして捕らわれてしまう。
宿の主人に助けられたホンは、ミスターVの手下たちと対決。次々倒す。
ミスターVは宿の娘に倒され、ホンが気が付いた時にはそこにいる全員が倒れていた。
と言う訳で、ジャン・クロード・バン・ダムの出てるアクション。
主役はドルフ出演作で主役だったベトナムの格闘家で、
あそこでもここでもパッとしない。
元囚人のホンは悪徳警官ピーター・ウェラーが牛耳る町で、世直ししようと大暴れ。
とは言え、ホンはそんなに強くなく、ウェラーを倒したのは彼じゃなかったりする。
バンダムは囚人時代にホンに格闘技を教えた師匠で
(つまり、ホンは最初から強い訳ではない)
なぜ教える事になったかは、よくわからない。
TV放送 2016/09/01 ムービープラス 2330-0101
▼
ドラゴン怒りの鉄拳(1972年香港)
日本の租界時代。精武館のチャン(ブルース・リー)はフォック師匠の死を悲しむ。
日本人鈴木の道場の一味は、精武館に挑戦状をたたきつけ、嫌がらせをする。
争い事は亡き師の教えに逆らうと言う門下生たちだが
チャンは単身道場に乗り込み大暴れ。さらに日本領事館前でも暴れる。
鈴木はチャンを引き渡さねば、精武館を閉鎖させると脅す。
やむなくチャンは上海を離れる決意をするが、
門下生のフォンとティンが鈴木の一味で、師匠を毒殺したと知る。
そこで彼らを倒し、さらに鈴木の通訳ウーも殺害。
鈴木は警察も手なずけ、精武館を襲撃。
チャンは道場に乗り込み、師範やロシア人のペトロフ、さらに鈴木を倒す。
だが、日本側は精武館全員を逮捕すると言い出したため、
チャンは単身逮捕する事を求め、警官隊の待ち受ける中へ突入するのであった。
と言うわけで、ブルース・リーの主演作でこれだけ見てなかったので見た。
当時中国を支配していた日本に対して怒りを爆発させるというような展開で
製作当時恨みの感情があったのかわからないけど、日本が完全な悪役。
日本もやられっぱなしだが、ブルース・リーの主演作の行動も割に無謀な感じ。
物語はちゃちな感じだけど、リーの魅力で何とか見られる。
TV放送 2004/10/10 BS05 1255-1440
▼
ドラゴン危機一発(71)
チェン(ブルース・リー)は親戚を頼りに、製氷工場で働く事に。
だが、社長らは氷に麻薬を隠して売買しており、気づいた仲間が殺される。
チェンらは不審に思い、社長を追及。一度は手なずけられるが改心。
真相を知り、社長宅を襲撃。社長と対決の末、倒す。
と言うわけで、ブルース・リーの香港での第1作目。
リーの強さはここでもすごいが、物語の方はかなり幼稚な感じだ。
壁にぶつけられた男が、人間の形の穴をつける失笑シーンもある。
TV放送 97/10/13 BS05 21:00-22:45
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年米)
ミカエル・ブルムクビスト 記者(ダニエル・クレイグ)
リスベット・サランデル ハッカー技術を生かした探偵稼業
エリカ ミカエルの上司。ミカエルと恋仲
ヘンリック・バンゲル スウェーデンの実業家(クリストファー・プラマー)
フルーデ バンゲルの弁護士(スティーブン・バーコフ)
ハリエット バンゲルの親戚の娘。行方不明
マルティン ハリエットの兄
アニタ ハリエットの親戚
リスベットの後見人
記者ミカエルは、ベンネルストレム氏の不正を報じるが、
裁判で敗れ、窮地に追い込まれる。
そんな中、スウェーデンの実業家バンゲル氏に呼ばれ、
60年代に失踪した親戚の娘ハリエットについて調査を求められる。
報酬として、ベンネルストレムに不利な証拠を渡すと聞き、これを受ける事に。
表向きはバンゲル氏の伝記を書く事にして、親戚連中にインタビューする。
同年代のアニタがハリエットと親しかったと聞くが、
今は親戚と疎遠で、関わるのを嫌がる。
バンゲル氏の依頼でミカエルの素性を調べたのが、ハッカーのリスベット。
暴力行為で逮捕された事もある問題児だ。
ひったくりに商売道具のパソコンを壊され、代金代わりに後見人に関係を求められる。
エスカレートした後見人はレイプまがいの行為をするが、
リスベットはその様子を撮影しており、脅して意のままにさせる。
ミカエルは調査アシスタントが必要と感じ、リスベットと組む事に。
リスベットの調査により、付近で連続レイプ殺人があったと判明。
被害者は全員聖書に関係する名前だが、ハリエットは聖書に関係がない。
ハリエットが失踪した日、パレードがあり、
写真には何かを見つめる彼女が写されていた。
真相に近づいたミカエルは、ハリエットの兄マルティンに捕われる。
彼こそ連続レイプ殺人犯で、それは父から継いだものだったのだ。
監視カメラでマルティンの犯行に気付いたリスベットは、急行してミカエルを救出。
逃走するマルティンは運転を誤って死ぬ。
マルティンの反応から、
彼がハリエットを殺していないと判断したミカエルはアニタに連絡。
アニタにマルティンの死を知らせれば、
生きていたハリエットに連絡すると考えたのだ。
だがアニタは動かず、彼女こそハリエットだと気づく。
本物のアニタは事故死しており、ハリエットは彼女に扮して追跡を逃れていた。
ハリエットは父にレイプされ、その死後兄マルティンにレイプされ続けた。
マルティンは町を出るが、
ハリエットはパレードの日にマルティンが戻って来た事を知る。
そのため、アニタがハリエットを逃がしたのだった。
バンゲル氏は、報酬としてミカエルにベンネルストレムに関する資料を渡す。
だが既に時効となった情報ばかりでミカエルは失望。
するとリスベットはハッキングし、ベンネルストレムに不利な情報を入手。
再び追及されたベンネルストレムは雲隠れするが、
リスベットは、その口座から20億ユーロを引き出す。
やがてマフィアに始末されたベンネルストレムの死体が見つかる。
リスベットは手に入れた金を、惹かれていたミカエルに贈ろうとするが、
ミカエルが恋人といるのを見て失望するのだった。
と言うわけで、ミレニアムと言う題名の三部作で話題になった
スウェーデン映画の、ハリウッド版リメイク。
監督がデビット・フィンチャーで、主役の記者がダニエル・クレイグ。
ダニエルは、富豪クリストファー・プラマーの依頼で、彼の一家を調査。
数十年前に行方不明になった親戚の娘について調べるのが目的だ。
ダニエルは、題名になってるドラゴン・タトゥーの女リスベットと組む。
彼女はハッカー技術を持ち、私立探偵みたいな仕事をする女。
凄腕だが問題も抱えてて、後見人にレイプされるが、
何倍にもして返し、逆に相手を利用する。痛快と言っていいのか、微妙な感じだ。
こんな二人が組むのは物語の中盤になって。
ダニエルは真相に近づき、犯人に殺されかけるが、
独自に犯人を見つけたリスベットに助けられる。
その後、意外な真相が判明するが、その謎解きは見てる者にはあくまでわかりづらい。
しかし、謎解きの雰囲気は悪くなく、テンポ良く事件解決まで見れた。
最後におまけがあって、もう一つの事件を解決したり、
それを利用して儲けたりするシーンは、ちょっと蛇足感あり。
しかもそれなりに尺をとってる。メインの事件だけにした方が良かった気がするが。
TV放送 2013/01/28 WOWOW 0000-0238
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ドラゴンハート(96)
10世紀。圧制をしく王は反乱で殺され、アイノン王子も重傷。
后(ジュリー・クリスティ)は慈悲ある王にすると言う約束で
ドラゴンのドレイコ(声:ショーン・コネリー)に心臓を与えられアイノンは助かる。
だが、アイノンは圧制を続け、失望した家臣ボーエン(デニス・クエイド)は
ドレイコと手を組み、退治するフリをして稼いで回る。
やがて、農民のカーラらと共に反乱を手助けすることに。
しかしアイノンを殺せば、心臓を分け合ったドレイコも死んでしまう。
苦悩の末、ドレイコを殺してアイノンを倒し、ドレイコは星となった。
と言うわけで、ドラゴンの不思議な力を描いた話で
コネリーが声だけでもなかなかいい味を出す。
デニス・クエイドの方は、かつてとはちょっと雰囲気が変わった。
ジュリー・クリスティは、後半ドラゴンの命を狙い、アイノンに殺される。
TV放送 98/04/26 BS05 20:00-21:44
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「ドラゴン ブルース・リー物語」(93)を見た。
差別的だが、香港映画と言うのはどうも……と言う印象がある。
日本ではそれなりの位置を占めるが、アメリカではまったく認められていない状態。
「キャノンボール」で、日本では主演がジャッキー・チェンとされたが
実際の所、主演はバート・レイノルズだったと言う事もある。
日本で多少なりとも認められるようになったのは、
ブルース・リー主演「燃えよドラゴン」ヒット以降の
カンフーブームのおかげと言えよう。
あれはアメリカ香港合作映画だったが、おそるおそる見てみると、
やっぱりちゃちな作りではあるが、ブルース・リーと言う男の
やたら強そうな、そして危なそうな姿が印象に残った。
他のシリーズも続いて公開され、物語はともかく、やっぱり彼は強そうだった。
そんな彼の伝記小説を、純アメリカ資本で映画化と言うわけ。
歴史的人物ではなく、ごく最近の人物を他の者が演じると言うのは
それなりのリスクもあるが、個人的に関心がある。
ブルース・リーの各作品の名シーンをどう再現するか、興味のあるところだ。
主演は、息子のブランドン・リー案もあったようだが、それは実現せず
映画完成前に彼は謎の事故で死亡してしまった。
代わりに、ジェイソン・スコット・リーなるほぼ新人の男。
雰囲気はあまり似ていないが、逆にどう再現するかの関心が高まる。
他の出演者も無名ばかりで、アメリカのプロデューサー役として、
大作映画の頭数に入れられる事が多いロバート・ワグナー。
タイトルを見るだけで、「うっ!」とこみ上げるものがあると言う評判もあるが、
大半はあまり評判がよくない。
評価しているのは、ブルース・リーに思い入れのある人に違いない。
まあ、そうは言っても、見てしまえ。
香港では、男の子は悪魔につれ去られると言う言い伝えがある。
彼の兄もまた、生まれた直後に死に、父はその思いを強めていた。
鎧を着た武士みたいな奴が、彼をつれ去ろうとする夢を見る父。
女の子の名前をつけ、服を着せて何とかごまかそうとした。厄払いもした。
人間以外の者を倒すにはと、カンフーの先生に教えを請い
彼は幼少の頃から、木の人形を相手にカンフーの練習をさせられた。
そして、成長。ダンスホールでは、香港だからイギリス兵だろうけど
勝手に入り込んで、女の子と無理矢理踊ったりする。
女の子を奪われた男は、勝ち目がないのでスゴスゴと帰る。
そこへ現れる彼。女をゆずれと言い、たちまちケンカに。
大きな男数人を相手に、めっぽう強い。
相手がナイフを持ち出すと、こっちはヌンチャクで倒してしまう。
だが、倒した相手が警察署長の親戚だったため、彼の家にまで警察が捜査に来ていた。
父は悪魔から逃れるためと称して、アメリカへ渡る事を勧める。
歌劇団にいた父が、アメリカ旅行中に生まれた彼には、市民権があるのだ。
彼は、ブルース・リー(ジェイソン・スコット・リー)と言う名前を得て出発。
父の、こちらまで聞こえるほどの大物になれと言う言葉を受けて。
ジェームズ・ディーンにあこがれるリーは、アメリカは自由の国とはしゃぐ。
実力さえあれば、成功できると。
だが、船の中で知り合った教師は、中国人は別だと言う。時代は変わったと思うリー。
彼は中華料理店で皿洗いの仕事に。
そこの女の子にもてるが、先輩の店員に嫌がらせをされ、ケンカに。
中国式のでかい包丁をもって向かってくる店員たちを、カンフーで倒してしまう。
女店長は金を貸すから、店をやめて好きにやれと言う。
使い方は2種類。女の子と遊んで、すっからかんになり、皿洗いに戻るか、
大学で勉強するかだ。
リーは大学へ。ジムで鍛えていると、レスリング部の連中にからまれる。
またまたケンカになるが、体格で勝る彼らを、カンフーで叩きのめしてしまう。
彼らは降参し、今まで知らなかった、この格闘技を教えてくれと頼む。
さっそく練習が始まる。気が強い女生徒リンダも、この風景を見て参加を希望。
リーは彼女に接近。リンダもまんざらでもないらしい。
ボーリングと称して、外出した彼女とデート。
映画「ティファニーで朝食を」を見ると、ミッキー・ルーニーと言う役者が
派手なメイクで滑稽な日本人に扮し、それがバカ受け。
(あの映画を見ると、本筋よりこっちの方が印象に残る)
しかし、リーだけはムッとしている。
レストランでは、中国人の彼はいつまでたっても席に案内されず、中華料理店へ。
リンダは、道場を作ってはと提案する。
彼女のアイデアを受けて、リーは服飾工場の跡地に道場を作る。
大学の連中を中心に、次第に生徒は増えていった。
リンダはこの道場へ通うが、まだ母にリーの事は話していなかった。
リーにせっつかれ、ようやく母の所へリーが招かれる。
だが、結婚すれば、子供は中国人でもアメリカ人でもなく、双方から敬遠される等と
難色を示したため、リーは怒ってしまう。
決意したリンダは、家出同然に飛び出し、リーと結婚。
そして、再び道場を始める。(前の生徒たちはやめたらしい)
生徒が来るか心配だったが、黒人の青年が現れる。
彼は、他の道場では中国人以外に教えないと言われたのだ。
またまた、たちまち生徒は増える。
だが、アメリカに住む中国人の老人たちが、カンフーは中国人の秘密だから
彼らに教えてはならない。彼らは敵だ等と言う。
リーはこれに反対。結局、試合で決着をつける事になった。リンダには内緒だ。
現れたのは、殺し屋と呼ばれる兄弟。
それでもリーは勝ち、外国人に教える許可を得る。
しかし、その後、敵は不意討ちをくらわせ、リーは背骨を折る重傷を負う。
病院のベットに縛られた状態のリーは、回復を断念し、リンダに離婚しろと言う。
だが、妊娠したリンダはこれを拒否。
今こそ、旧態然としたカンフーを改めるため、執筆をする時だ。
リーは手が使えないため、リンダが口述を書きとる。
めざましい回復を見せ、車イスで移動できるように。やがて長男ブランドンが誕生。
リーは道場に戻るようになり、本が完成。
孫が生まれると、やっぱりリンダの母も態度を変え、会いに来る。
回復したリーは、国際空手大会を主催し、自らの理論を論ずる。
だが、来ている連中は、戦いが見たい奴らばかりで、実践してみろと要求。
リーは、ならばどんな相手でも60秒で倒すと宣言。
だが、現れたのは背骨を折ったあの殺し屋だった。
リンダはやめろと言うが、リーは自信満々。
いったんはやられるが、やっぱり60秒以内に倒すと言う離れ技を成し遂げる。
これを見ていたテレビプロデューサーのビル(ロバート・ワグナー)は、
彼を新番組「グリーン・ホーネット」のレギュラーにと考える。
リーの役は、主役グリーン・ホーネットの用心棒カトーだ。
(このカトーが、「ピンクパンサー」のケイトーや、
スタトレの加藤の名前の由来になったに違いない)
番組は好評だったが、東洋人の顔を出すわけにはいかず、彼は常時覆面をさせられる。
だが、製作側の意図をはるかに越える派手なアクションは、彼らの度肝を抜いた。
ビルは、今度はブルース・リー主演で番組を作ろうと企画。
兄弟を探して放浪する主人公が、毎回何かを学んでいくというものだ。
ハリウッドで派手な生活をするようになったリー。
(道場はどうなったのだろうか)
番組は打ち切られるが、次回作が決まっているリーに不安はなかった。
請求書の束が届き、連絡がないので弱っていたが、
あの番組はリー以外にできるはずはなかった。
だが、あの企画は、「燃えよ!カンフー」として、
デビッド・キャラダイン主演でシリーズ化されてしまったのだ。
失意の彼に、父が死んだとの連絡が入る。
香港へ戻った彼は、鎧の武士の悪夢に悩まされていた。
葬式が終わり、帰ろうとすると、香港のプロデューサーがリーに会いにきた。
彼によれば、こちらでは「グリーン・ホーネット」はカトーが主役として大評判で
リーを主役に映画を作りたいと言うのだ。
こうして、彼は「ドラゴン危機一発」の撮影に入る。
ここへ、かつて戦った殺し屋兄弟の弟が現れた。彼の兄はまだ寝たきりなのだ。
だが、激しい対決の末、男を倒す。
やがて、アメリカにおいてきたリンダや、息子そして娘が会いにきた。
「ドラゴン危機一髪」のプレミア上映会が行われたが、
観客は終わっても静かなままだった。
やばいと思って抜け出そうとするリーらだったが、たちまち場内は大歓声に。
リーはスター気分に酔った。
彼は映画出演を続け、撮影中の「死亡遊戯」の編集に熱中した。
家族をかえりみないリーに怒るリンダ。彼女はアメリカへ戻りたいと言う。
だが、リーには、スターでいられる香港こそが安住の地なのだ。
リーの前に、再びビルが現れる。
彼は香港でのリーの人気を知り、新しい企画を持ってきた。
アメリカ資本で香港で撮影する「燃えよドラゴン」だ。
「燃えよカンフー」でだまされた事がひっかかったが、
アメリカ映画に出れば、全世界で公開され、今までとは評判もまるで違うだろう。
香港のプロデューサーは、そうした扱いに難色を示すが、リーの決意は決まっていた。
やがて「燃えよドラゴン」の撮影が始まり、鏡の間での対決シーンに。
またも白昼夢を見るリー。鎧の武士と対決。
武士はブランドンまでもつれ去ろうとする。
我に帰ったリーは、撮影を切り上げ、家に戻って子供たちと遊ぶ。
そして、初めてリンダに愛していると告白。
「燃えよドラゴン」公開前に、ブルース・リーは死亡した。
と言うわけで、ブルース・リーの生涯を描いたわけだが、
どうやら映画向けに脚色した部分(時間の前後関係等)がけっこうあるらしい。
それにしては、全体としてありがちな展開で、
中国人であるがゆえに苦労としたと言いたげだが、
見ていた印象としては、とんとん拍子に成功したようにしか見えない。
(道場にすぐ生徒が集まったり、リンダの母が簡単に和解したり)
物語が単純なのに、けっこう長く感じられたのは、格闘シーンが多いからだろうが、
もう一工夫欲しかったところだ。
スティーブ・マックイーンやジェームズ・コバーンと親交があったと言う点や、
映画の中のチャック・ノリス等との対決シーンも見たかった所だ。
リーが「サイレント・フルート」と言う企画を持っていて
これの一部が「ポセイドン・アドベンチャー」に流用されたと言う
ギョッ!とするような話もあるが、ここらへんも気になる。
残る部分は、皮肉にもデビッド・キャラダイン主演で映画化されている。
死亡原因や、息子までも因縁めいた死に方をした所も気になる。
等と言いながら、全体としてやや長いかなと思いながら、けっこう楽しめた。
ま、難点を言えば、あの鎧の武士か。
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ドラゴンへの道(74)
監督 ブルース・リー
タン・ロン(ブルース・リー)は、暴力団に店を売れと脅されている女性チェン
を助けるため、ローマへ。拳法のすごい技で暴力団を蹴散らす。
そこで一味は凄腕のゴート(チャック・ノリス)を呼び出し、
一味に寝返ったワンに、タン・ロンの仲間を殺させる。
タン・ロンはコロセウムでゴートと対決の末倒す。
暴力団のボスは、ワンらを始末するが、かけつけた警察に逮捕される。
と言うわけで、たかが店を買い取るだけの割には、暴力団も力入れすぎの感があるが
「ドラゴン危機一発」等と比べると、かなりマトモにできている。
チャック・ノリスとの対決も、リーには歯がたたんと言う感じだが
何も殺すことはないのでは。
TV放送 97/10/14 BS05 21:00-22:45
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DRAGONBALL EVOLUTION(2009年米)
悟空 高校生
悟飯 悟空の祖父
チチ 悟空の同級生
ブルマ・ブリーフ 科学者
武天老師 悟飯の師匠。亀仙人(チョウ・ユンファ)
ヤムチャ 悟空に同行
フラー 悟空の悪友
ピッコロ 魔王
女 ピッコロの部下(田村英里子)
数千年前。魔王ピッコロが大猿を使って人類を絶滅に追い込むが、戦士が封印した。
現在。祖父悟飯の修行を受ける高校生悟空は、誕生祝いにドラゴンボールをもらう。
7個揃うと望みが1つだけかなうと言う物だ。
だが、復活したピッコロは悟飯を襲撃。
虫の息の悟飯は、亀仙人に会い、日食までにドラゴンボールを集めろと言って死ぬ。
悟空は同じくドラゴンボールを探すブルマと同行する事に。
さらに悟飯の師匠だった亀仙人、一行から金を巻き上げようとしたヤムチャも仲間に。
武道大会にピッコロの手下が潜入。
ドラゴンボールを盗み出し、7個揃えてしまう。
ピッコロは呪文で悟空を大猿にし、しもべにしようとする。
だが内なる悟空が抵抗。かめはめ波でピッコロを倒す。
戦いで仙人は死ぬが、悟空はドラゴンボールの力で甦らせる。
悟空らは再び消えたドラゴンボールを探す旅に出るのだった。
と言うわけで、ご存じ鳥山明のマンガをアメコミ風に実写映画化。
原作とは違うと不評だったみたいだけど、幸か不幸か原作知らないんですよね。
7つのドラゴンボールを集めると凄い力を得られるとか、
主人公の名が悟空だとか、西遊記や八犬伝の発想を拝借した物語。
主人公はドラゴンボールを探して世界を旅してるはずなのに、
同行してない恋人が事あるごとに登場するなど、世界観の狭さが気になるところ。
敵との戦いもこじんまりした感じ。
どうせ原作知らないんだから、大筋だけいただいて、亀仙人とかかめはめ波とか、
聞いた事ある名前を使わない方が先入観なしに見れたかもね。
TV放送 2010/05/03 WOWOW 1250-1415
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ドラッグストア・カウボーイ(1989年米)
ボブ リーダー(マット・ディロン)
ダイアン ボブの恋人
リック ボブの仲間
ナディーン リックの恋人(ヘザー・グラハム)
デイビッド ボブの仲間
刑事 (ジェームズ・レマー)
ボブは、仲間と共に薬局や病院を襲っては、いただいた薬でヤク中に。
母には愛想を尽かされ、刑事には目をつけられる。
ベッドの上に帽子を置くなと、ジンクスを気にするが、
破ったナディーンが過剰接種で死亡。
ショックを受けたボブは、足を洗う事を決意。更正施設に入り、工場で働く事に。
元恋人ダイアンはボブの変心に失望。
かつての部下デイビッドに襲撃され、
救急車で運ばれるボブは、帽子にやられたと言うのだった。
と言う訳で、まだ怪しくない頃のマット・ディロン主演作。
ディロンは薬局を襲っては薬をいただくグループのリーダー。
稼ぎ目的ではなく、自分たちでやるのが目的と言う訳。
仲間のヘザー・グラハムがやり過ぎで死んでしまい、ディロンは足を洗う事を決意。
とりとめもない感じだが、そんなに長尺ではないので、まあまあ許容範囲。
TV放送 2016/03/09 イマジカ 0630-0811
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トラップ・ゲーム(1989年アメリカ)
スキナー(ピアース・ブロスナン)は刑務所から出て、
競馬場を経営する旧友エベット(トム・スケリット)の所へ。
かつて、スキナーとエベットは仕事仲間だったが、
密輸のぬれぎぬを着せられ、刑務所に入れられたのだ。
スキナーは、競馬好きの男(ロバート・プロスキー)ら、
かつての仲間を集め何かを計画。エベットは、スキナーのかつての恋人に見張らせる。
どうやら、売上を盗み、エベットを共犯にする気だ。
エベットの監視の中、作戦は決行。団体客にまぎれて尾行を巻き、集計所へ。
まんまと金を奪うが、異変に気付いたエベットに捕まる。だが、金はない。
意外な善戦で優勝したラミレスは移民局に捕まりるが、
この移民局の男がグルで、金はその車にあった。
女は、スキナーに寝返り、共に退散。
は女に国境を越えたスタンドに金を隠したと語るが、
これはエベットに盗聴され、エベットは先回リ。
だが、やはりスキナーと女はグルで、
国境を越えていないと気付いてあわてて再入国。
だが、入国検査で、トランクから宝石が見つかるのだった。
と言うわけで、ピアース・ブロスナンが007に出る前の若い頃の作品で、
いろんな連中を集めて宿敵を罠にかける話だが、
どうもいろんな連中の使い道や手口がハッキリせず
結局のところ、ブロスナンが1人でやっているような印象を受ける。
恋人がどっちにつくかなんて点は別とすれば、
ブロスナンが失敗しそうな気がせず、ハラハラするなんてところもない。
物語にからまず事件を追う警部にトム・アトキンス。
リーサルウェポンでヘリから撃たれて殺された人。
音楽は意外やジョン・バダム作以外では見かけないアーサー・B・ルービンスタイン。
TV放送 2003/11/10 BS05 2200-2340
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トラ!トラ!トラ!(70)
近衛内閣は、中国進出に対する米国の経済制裁に対し、南方進出を計画。
やがて日独伊三国同盟が締結。
ワシントンのスチムソン陸軍長官(ジョゼフ・コットン)らは、日本の通信を傍受。
ハワイのキンメル海軍大将(マーチン・バルサム)は、日本軍の奇襲を検討するが、
軍内部には日本の空襲はないとの意見が強い。
空母赤城の南雲中将(東野英治郎)は、奇襲以外に太平洋艦隊を叩けないと確信。
日本軍は仏領インドシナに侵攻し、アメリカは対日輸出を中止。
日米交渉は決裂。ついに1941年12月8日の攻撃が決定。
ハワイでは異常事態に気づくが、日曜のため、軍はほとんど無人だ。
潜水艦が湾内に侵入するが、当直司令(リチャード・アンダーソン)は誤認と判断。
赤城から0戦部隊が出動。レーダー基地がそれを捕らえるが、まだ半信半疑だ。
ワシントンは、日本軍が午後1時に戦闘に突入すると確信するが、
気象状況が悪く、連絡がつかない。日本大使は宣戦布告の文書の作成に手間取る。
やがて、0戦部隊は無警戒の真珠湾に到達。
奇襲成功を意味する「トラ・トラ・トラ」を打電。
激しい空襲により、戦艦や空港は大打撃を受ける。
だが、肝心の空母は真珠湾におらず、
むやみに物資を消費する事を避けるため、南雲中将は第2次攻撃の中止を決定。
連合艦隊司令官山本五十六は、日本軍が宣戦布告の前に攻撃した事を知り
眠れる巨人を起こしたと不安がるのであった。
というわけで、日米開戦にまつわるエピソードだが、
これと言った主役がおらず、ずいぶん散漫な話になっている。
米側はだいぶ前から日本の攻撃を予測しながら、
ずいぶんまだるっこしい事をやっているので、見ていて退屈。
それでも、奇襲まではいいが、奇襲が始まってからは
延々と襲撃シーンが続くので、イヤになってしまう。
真珠湾奇襲が、その後の非人道的な行為と共に
日本軍を攻撃する材料となったわけだが、
米軍側は日本が攻撃する可能性に気づいていたわけで、
となると、まったく不注意だったとしか言いようがなく、
それほど非難されるような事をしたようには思えないが。
TV放送 91/12/05 12CH 20:02-22:48
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虎の行動(57)
監督:テレンス・ヤング
場所はアテネ。時代は不明。荒くれ者を操る船長の所へ、謎の女性が現れ、
独裁者の国まで乗せていくと言う仕事を依頼する。
船長は拒否したが、飲み屋で部下の荒くれ者(ショーン・コネリー)らが
乱闘を起こしたため、彼をつれて船で逃走。
こっそり乗っていた女性とともにとある土地へ向かう。
船長はそこへ上陸し、とらわれた子供たちを連れ出す事でもうけていた。
女性のたっての頼みに折れて、
スパイ容疑で某国にとらわれている彼女の兄を救出することになる。
そして彼女の兄と会うが、彼は失明していた。
船長の仲間の男は秘密警察にとらわれていた。
兄の仲間と残された子供たちをあわせたメンバーで、彼らは逃走する。
その場所場所で次第に子供が増えていく。
いったん警察にとらわれるが、
その土地の者たちを仕切った軍隊の将軍(ハーバート・ロム)に助けられる。
将軍は、船長や子供たちの安全と引換に、女性に残る事を求める。
だが、敵の基地近くで、船長は基地の真上の断崖から手榴弾を落とそうとするが苦戦。
引き返す事をすすめた将軍は、女性に裏切り者と攻められて、
軍を引き連れて敵を襲撃。将軍は死ぬが、一行は国境へ到着。
だが、そこは実は中立地帯で、秘密警察に捕まってしまう。
秘密警察の署長は、とらわれたと思っていた仲間だった。
だが、彼は裏切ったわけではなく、一行を逃がそうとするが
話を立ち聞きした敵につかまる。
子供が拾って持っていたピストルを使って、敵を倒すが、仲間が死亡。
迎えに来たショーン・コネリーの船に乗って逃走。
船長と女性は結婚する。
というわけで、ショーン・コネリーが
テレンス・ヤングと知り合うきっかけになったと言う
ごくごく初期の作品だと言う事で見たが、最初と最後にばっちり出ていたものの
やっぱり途中はまったく出てこなかった。
主役の女性の全裸が売りとか、ショーン・コネリーが彼女を襲って
船長にのばされるとか聞いていたが、そのシーンはカットされていた。
話自体は昔よく見たような感じの話で、
地中海を舞台としているから、「ナバロンの要塞」のいただきのような気もするが、
主役の2人をまったく知らないし、舞台も某国で、
国内にトルコ人みたいな軍隊がいるが、設定がよくわからない。
子供を連れてかえって、なぜ儲かるのかもわからなかった。
「ナバロン」もどきとしては、話が安易すぎるが……。
TV放送 91/05/26 10CH 04:05-05:28
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