ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密(2002年米)

シッダ (サンドラ・ブロック)
コナー シッダの恋人
ヴィヴィ シッダの母(若い頃はアシュレイ・ジャッド)
ティーンシー ヴィヴィの親友
キャロ ヴィヴィの親友(マギー・スミス)
ニーシー ヴィヴィの親友
ウィレッタ ヴィヴィの家のお手伝い
シェプ ヴィヴィの夫(ジェームズ・ガーナー)

 NYで暮らすシッダはひどい母だったと言う記事を書き、
それを読んだ母ヴィヴィはショックを受ける。
ヴィヴィの親友3人組はシッダを薬で眠らせ、故郷ルイジアナへ連れ帰る。
シッダは困惑するが、恋人コナーは、問題が解決するまで留まれと言う。
彼女は、ヴィヴィらの少女時代からの日記を見る事に。
ヴィヴィを中心とした少女たちは、ヤァヤァズと称してバカ騒ぎをする。
やがて大人になったヴィヴィはシェプと結婚。
だが、ケンカばかりで、ヴィヴィは酒をやめられない。
彼女は夫や子供に当たり、何度も家出したのだ。
それを見てきたシッダは、
虐待するくらいなら、子供を持たない方がいいと結婚に消却的に。
心配になったコナーがかけつけ、ヴィヴィはかつての仲間が娘を連れ出したと知る。
自分のせいで、娘が真の恋から逃げ出すのではと心配する。
心の病にあったヴィヴィは入院で不在になり、
副作用の強い薬を飲んだため、子供たちに距離を置くようになったのだ。
長年自分の問題と思っていたシッダは、
ヴィヴィと飛行機に乗った楽しい記憶を思い出す。
ヴィヴィはシッダと再会。あなたが夢をかなえたのに気づかなかったと詫びる。
シッダは、ヤァヤァの秘密の書を読んだとして、
仲間に入る為の儀式を受ける事になるのだった。

 と言う訳で、サンドラ・ブロック主演のドラマ。
。。と思ったら、ちょっとひとくせある話だった。
都会で働くサンドラは、雑誌で母を批判する記事を書く。
母はショックを受けるが、
黙ってられない親友らがサンドラを拉致して田舎町へ連れ帰り、
真相を知らせようとする。
少女時代から仲のよい親友たちは、
ヤァヤァズと称して、義姉妹の様に過ごしてきたのだ。
もともと姐御肌のサンドラも、おばはんパワーには形なしと言う感じで、
昔話が多いので狂言語りみたい。
代わりに、若き母役でアシュレイ・ジャッドが出るが、
こちらも魅力的とは言えない感じ。
苦労したのはわかるけど、それなら仕方ないよねとすっきりさせる訳でもない。

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野獣教師(96)

 女教師ジェインは、不良ラーカスの退学を求め、何者かに襲われ骨折する。
恋人の傭兵シェイル(トム・ベレンジャー)は、書類をでっち上げ代理教員に。
不良生徒が大金を持つ事を怪しむが、実は校長と共に麻薬密輸をしていたと判明。
取引現場を襲い、その金を教育機材に当てる。
ラーカス一味はジェインを人質にとるが、かけつけたシェイルが一味を倒す。
続いて、傭兵仲間と共に校長一味と撃ち合い。校長を倒す。

 と言うわけで、いろんな異色教師がいたが、傭兵が教師とはかなり異色。
隠しカメラで見張ったりするが、肝心の教育の方はほとんど描かれず。
えらい奴を敵に回したと言うカタルシスは、ちょっと感じるが押しが足らない。
割と簡単に傭兵仲間はやられるし。麻薬密輸にからむウルフソンにクリフ・デヤング。

TV放送 97/09/22 BS05 23:25-01:20
 

野獣教師3(1999年アメリカ)

 コソボで傭兵として戦ったカール(トリート・ウイリアムズ)は
仲間のメイシーが死に、遺品を届けるため教師である娘ニコルに会いに行く。
そこでは、アメフト選手が優遇されているが、彼らはステロイドで汚染されていた。
注意したニコルは一味に襲われ、カールが代理教師として潜入する事に。
生徒ボーらに襲われるが返り討ち。仲間を動員して、怪しい連中を盗聴する。
組織のボスの息子であるトニーは、ステロイドを生徒たちに売るが
材料の値段を釣り上げようとするカービーを始末。ジョルジュが薬のやりすぎで死ぬ。
トニー一味はカールを呼び出すが返り討ちにし、トニーが死ぬ。
ボスは怒り仲間が殺されるが、さらに屋敷を襲撃して一味を倒す。

 と言うわけで、まさかシリーズになっているとは思わなかった3作目。
ただし、主役は弱体化。ステロイド汚染を取り上げた話で、
凶悪な生徒と対決するのかと思えば、最後は組織との対決にすり替わる。
もう少しすごい話に出来そうなのだが、スケールが小さい。

TV放送 2001/04/24 BS05 1400-1535
 

野獣捜査線(85)

 シカゴ。刑事エディ(チャック・ノリス)はビクトルの麻薬取引を張り込む。
だが、対立するトニー一味が襲撃し、作戦は失敗。
ビクトルの兄ルイス(ヘンリー・シルバ)は、トニー一味への復讐を誓う。
トニーの関係者が次々殺され、娘ダイアナも狙われるが、エディが救出。
悪徳警官を糾弾した事でエディは孤立し、単独で捜査する事に。
ルイスにダイアナが捕らわれるが、エディは隠れ家を襲撃し、ルイスを倒す。

 と言うわけで、2つの組織の対立とか、悪徳警官とかいろいろ入り組んでいるが、
思わせぶりばかりで、それがほとんど物語に影響しない。
結局、ビクトルを張り込んでいた当初の目的はどこへやらだ。

TV放送 97/11/28 10CH 02:10-04:02
 

痩せゆく男(96)

 弁護士ビリーは135sでどんなに頑張っても痩せられない。
運転中ジプシーの老婆スザナをはね殺すが、判事や署長と共謀して無罪に。
スザナの父レムキは、ビリーに触れ「痩せていく」と話す。
以来、彼は食べても食べてもやせ続け、ついには57sまで痩せる。
一方、判事と署長はトカゲに変貌し、狂乱して事故死。
医師マイクの治療も効果なく、マイクと妻ハイディとの浮気を疑うように。
呪いを解くにはレムキに頼むしかないが取り合われず。
かつて弁護したマフィアのジネリに相談。
ジネリはレムキの孫娘を脅し、仕方なくレムキは呪いを解く。
呪いを移したパイを食べた者が死ぬと聞き、ビリーはハイディに食べさせて殺す。
だが、娘リンダも食べたと知り自らも食べ、マイクにも食べさせる。

 と言うわけで、食べても痩せる呪いをかけられる展開は面白いが
どんな手もきかなくて中盤はややだれる。そのくせ意外に脅しがきくのも困りもの。
最後に、妻殺害に走るあたりは唐突に思えるが、ちょっとショッキング。
原作はスティーブン・キング。

TV放送 98/06/04 BS05 12:00-13:45
 

奴らを高く吊るせ!(68)

 クーパー(クリント・イーストウッド)は牛泥棒の濡れ衣で吊される。
だが助けられ、判事(パット・ヒンクル)は彼を保安官に任命。
クーパーはリンチをした連中を襲撃。次々捕らえる。
だが準州のここではまともな裁判は受けられず、結局縛り首にされてしまう。
クーパーは判事と手を組み、法を守るため戦う事を誓う。

 と言うわけで、リンチで殺されかけた男が復讐する話だが、
リンチは良くないとか、法を守れとかきれい事ばかりで、どうもスカッとしない。

TV放送 97/10/20 BS11 21:05-23:00
 

野蛮なやつら/SAVAGES(2012年米)

チョン (ジョン・カーターの主役)
ベン チョンの相棒(キックアスの主役)
オファーリア 通称O。チョンとベンの共通の恋人
デニス・ケイン 刑事(ジョン・トラボルタ)
エレナ 組織の黒幕(サルマ・ハエック)
ラド 組織の殺し屋(ベニチオ・デルトロ)
アレックス 組織のメンバー
マグダ エレナの娘

 チョンとベンのコンビは麻薬商売で儲けていた。
組織のアレックスと言う男が、一緒に事業にしようと持ちかける拒否。
組織は2人の共通の恋人Oことオファーリアを誘拐。
取引を続ければ、1年後にOは解放すると言い、身代金として1300万ドルを要求。
親しい刑事デニスを脅し、組織の情報を聞き出して襲撃。
組織の黒幕エレナは敵対する組織エル・アズールの仕業と考えるが、
殺し屋ラドは2人を怪しむ。
2人はアレックスが裏切り者との情報をでっちあげ、拷問の上始末させる。
さらにエレナの娘マグダを誘拐。Oとの交換する事に。
エレナは裏切り者がラドだと知るが、ラドは彼女を射殺。
撃ち合いになり、Oがラドを射殺。だが2人も負傷して弱っていた。
。。。と言う結末もあったが、実際はそうはならなかった。
ラドが退散し、現れたデニスがエレナを逮捕。カルテルを壊滅させた時の人となる。
エレナは30年の刑となり、ラドはエル・アズールと組んで組織を作る。
チョンとベンはいったん逮捕されるが姿を消す。
2人の麻薬は伝説となった。彼らは美しき野蛮人なのだ。

 と言うわけで、オリバーストーンによるアクション(?)
主人公は麻薬を売るコンビで、演ずるのはジョンカーターの人とキックアスの人。
彼らには共通の恋人Oがいて、微妙なバランスで付き合っていた。
ある時、組織との取引がこじれ、Oが捕われてしまう。
取引を強要されるが、やられてばかりではいないと、反撃する展開。
正体不明の敵黒幕はサルマ・ハエック。
その手下がデルトロだが、いいように使われるのが不満。
警察にはトラボルタがいて、主人公2人と通じてるてな配置。
面白くなりそうだけど、何かパンチが足らない。
主人公が2人なのに、まったくケンカしない(2人である必然性がない)。
敵黒幕の正体(サルマ)はすぐにばれて、正体不明と言う設定が生かされない。
最後の反撃もそれほど痛快でない。全体的に、あれれ?と言う印象。
ストーンだけに、ちょっとひねったと言う事かも知れないけどね。

TV放送 2014/04/10 WOWOW 0230-0445
 

山猫は眠らない(93)

 ミラーはパナマの政変を阻止するため、アルバレス殺害の極秘命令を受ける。
射撃で金メダルを取ったミラーだが実戦経験はなし。
彼の相棒は、経験豊富で一発で標的を倒すベケット(トム・ベレンジャー)だ。
ミラーは、命令を無視するベケットに反発。しかし、彼は生き延びるためと言う。
インディアンに道案内を頼むため、コカイン売人の狙撃を請け負う事に。
しかし、ミラーははずして逃がしてしまい、協力は反故に。
ミラーは殺ししかないベケットに批判的だが、彼は指示を出すのも殺しの内と言う。
襲われた部落を発見。情報漏れにミラーは作戦中止を考えるが、ベケットは続行。
彼らはアルバレスの農場へ。資金源の麻薬組織のオチュアも来るらしい。
ミラーは小屋に、ベケットは草むらに隠れ、914mずつ離れ、
オチュア到着後10秒で同時に撃つ作戦だ。
ミラーが見つかった事に気づき、ベケットは見張りと格闘に。
ミラーはオチュアを射殺。逃走するが、ベケットはアルバレス殺害に戻ると言う。
錯乱したミラーは殺しの魅力を感じてしまう。
だが、まだ立ち直れると言い残し、ベケットは戻るが捕まり、拷問を受ける。
ミラーは、ベケットがわざと落とした1発の弾で拷問役を射殺。
ベケットが追っ手のアルバレスを射殺し、救援に来たヘリで帰還する。

 と言うわけで、ジャッカルやゴルゴ13を思わせるスナイパーの話。
話自体は地味だが、70名以上をすべて1発で片付けたと言う話の他、
ベケットとミラーがスコープごしに会話したり(口の動きで判断)
草むらに隠れたベケットが、フンで警備用の犬をごまかす等、凄いシーンがいっぱい。

TV放送 94/06/05 BS05 20:00-21:54
 

山猫は眠らない2 狙撃手の掟(2002年アメリカ)

 凄腕のスナイパーベケット(トム・ベレンジャー)は、除隊して後
ハンターのガイドをしたりしていたが、嫌気がさす。
軍情報部のマッケナ大佐らに呼び出され、非正規任務に就く事に。
某国の民族浄化を企む一味を阻止するため、地下組織と協力し将軍暗殺をしろと言う。
観測員として、殺人犯で死刑囚のコールと組む事となる。
国防省のビルに入る将軍の狙撃に成功。逃走を図るが、コールが捕らわれてしまう。
そこでベケットは、連絡員ソフィアに助けを求める。
彼女やその兄らと協力し、護送車を襲撃。
無事成功したかに思えたが、パヴェルという反体制作家も救出していた。
実はコールは彼を救出するためにわざと捕らわれており、
コールの作戦は陽動に利用されたのだった。
だがコールは、ベケットが自分を救出するために戻った事に恩を感じる。
ベケットらは国境近くで仲間と合流し、ヘリの救援を待つ事に。
しかし、廃墟となった町でスナイパーの待ち伏せを受ける。
コールはパヴェルを守ろうとして撃たれる。
ベケットはパナマで観測員に助けられた過去があり、借りが返したかったと言う。
凄腕で敵スナイパーを倒し、救援ヘリが到着。
コールは刑務所で死にたくなかったと言って死ぬ。

 と言うわけで、最近は脇役(しかも悪役)の多いトム・ベレンジャーだが
久々に主役。しかも、忘れかけてたような作品の続編で
凄腕のスナイパーと言う設定は面白く、
今回はジャングルではなく街の中と言うのも面白いかと思ったが、
早々と軍部に利用されていたと気づく、どこかで聞いたような展開で、
最後の敵スナイパーとの対決は、スターリングラードのパクリのようで拍子抜け。

TV放送 2004/12/23 BS05 2020-2154
 

山猫は眠らない3 決別の照準(2005年/アメリカ)

ベケット 凄腕スナイパー
エイブリー NSA(国家安全保障局)副局長
ポール・フィネガン ベケットの元戦友
クアン ベトナム警察

 凄腕のスナイパーベケット(トム・ベレンジャー)は、
麻薬売買をする一味を追ってベトナムへ行く事に。
NSA副局長エイブリーによれば、標的はベケットの元戦友フィネガンだと言う。
フィネガンは死んだとされていたが、実はCIAに雇われ諜報活動をしていた。
やがて脅威となり、射殺を命じられるが、ベケットには命の恩人だ。
ホーチミンで警官クアンと組むが、一味との撃ち合いで逮捕されてしまう。
国家警察の留置場でフィネガンと再会。彼はエイブリーの話はウソだと言う。
一味の襲撃で警察署は爆破され、退散したベケットは一味の隠れ家へ。
ゲイラー乗員議員がらんちき騒ぎを起こし、エイブリーは証拠をつかんだ男を殺害。
フィネガンに罪を着せようとしていたのだ。
クアンが人質に取られるが、ベケットは銃を持つ男の手を撃ち、
弾みで男にフィネガンを射殺させると言う神業を見せる。
その後、ゲイラーは辞任し、エイブリーは自殺する。

 と言うわけで、トム・ベレンジャー扮する凄腕スナイパーものの第3弾。
さすがに老けた感じで、ちょっと設定に無理があるかも。
かつての恩人が標的になるなんて、こみいった展開になりそうだが
そこらへんが割に弱い。
最後に一応凄い技を見せるのが、この映画の一番面白い所だが、
それ以外は地味な感じ。

TV放送 2006/10/14 BS05 2000-2140
 

山猫は眠らない4 復活の銃弾(2011年米南アフリカ)

ブランドン・ベケット 国連軍の三等軍曹
エレン ブランドンの上官
ブラント 農園主
ケリー ブラントの娘
チャンドラー 狩猟者
ミラー ブランドンの父の元相棒(ビリー・ゼイン)
マシエロ 狙撃手
イエーガー大佐 黒幕

 伝説的な狙撃手トーマスの息子ブランドンは、
国連軍の任務で、コンゴの農園主ブラントを退去させる事に。
だが、何者かの狙撃を受け、ブラントは死に、
ブランドンはチャンドラーと言う男に助けられる。
父の友人と言うミラーは、狙撃手を倒すため、狙撃を教えると言う。
だがブランドンは、狙撃をいさぎよしと思わない。
狙撃手が米軍の弾を使用していた事に注目し、独断で調査を行う。
狙撃手の標的はブラントと判明。彼が何らかの機密を持っていたらしい。
ブラントは親密になった上官エレンに連絡。
エレンがかけつけるが、同行した国連軍の兵士も一味で撃ち合いに。
一味は、ブラントを通じて反乱軍に武器を供給していたのだ。
狙撃手マシエロに狙われるが、爆発を目くらましにして倒す。
ブランドンは審問会で、黒幕をイエーガー大佐と言うが、証拠はない。
そこで大佐の家に乗り込み、弁解する大佐のセリフをエレンが録音。
大佐は逮捕され、ブランドンは次の任務を受けるのだった。

 と言うわけで、トム・ベレンジャーが凄腕のスナイパーを演じたシリーズの第4弾。
ベレンジャーは前作で降板し、今回はその息子が主人公。
顔になじみがないのが難で、その穴を埋めようと思ったか
1作目の相棒ビリー・ゼイン(つまりタイタニックの悪い人)を再登場させた。
内容的には、むしろ主人公が狙撃手に狙われる側で
最後に悪事の黒幕を捕えたりするシーンはあれど
「スナイパーの凄腕ぶり」を期待する向きには、拍子抜けな感じ。

TV放送 2012/05/31 WOWOW 2100-22450
 

山猫は眠らない5 反逆の銃痕(2014年米)

ブランドン軍曹 狙撃手
トーマス・ベケット上級曹長 ブランドンの父(トム・べレンジャー)
大佐 (デニス・ヘイスバート)
サナー ブランドンの観測手
シンプソン 狙撃手

 多国籍部隊に所属する狙撃手ブランドンはタリバン幹部を一掃するが、
観測手が犠牲となり、任務に疑問を感じる。
 そんな中、4人が狙撃される事件が発生。
行方不明の父ベケットの仕業だと言う観測が流れる。
関係者だとしてブランドンは任務から外されるが、基地を抜け出して独断で追う事に。
 ブランドンの観測手だったサナーらは、テロの資金源を断つと言う任務に就く。
ひそかに追跡するブランドンは、狙撃手シンプソンが事件に関与していると気付く。
一方、現れたベケットもまた、上司である大佐を狙っているとしてシンプソンに警戒。
 ベケットは大佐に対面。
作戦で壊れたと言うシンプソンは、軍への復讐を始めたと言う。
その大佐も狙撃されて負傷。ブランドンはシンプソンを追跡。
格闘の末、撃たれそうになるが、ベケットが狙撃してシンプソンを倒す。
ブランドンに感謝する大佐は、ベケットが彼の上官になると告げるのだった。

 と言う訳で、トム・べレンジャー主演の狙撃手ものシリーズ第5弾。
3部作の後、息子を主役にした4作目が作られたが、
べレンジャーが復活して親子競演と言う訳。
凄腕の狙撃手が絡むらしき連続事件が発生。
息子は、べレンジャーが関係すると考えて、独自に追跡。
べレンジャーが裏切りに走ったか、あるいは軍の陰謀が存在するかと思わせるが、
真相は意外に単純な所で拍子抜け。
凄腕狙撃手ぶりも発揮されず。

TV放送 2016/07/16 ザシネマ 0000-0139
 

屋根の上のバイオリン弾き(70)

 アナテフカの村は、多くの伝統を持つ平和な村だ。
農家のテヴィエ(トポル)の所へ、縁談屋イエンテが、
長女ツァイテルと肉屋ラザールの話を持ちかける。テヴィエはこれを承諾。
だが、彼女は幼なじみの仕立て屋モーテルとの結婚を希望。
結婚は父親が決めるものだと怒るが、まじめなモーテルを見込んで承諾する。
大学出の居候パーチェク(マイケル・グレイザー)は、互いの気持ちが重要と言う。
パーチェクは変革を起こすためキエフへ行く事に。次女ホールデとの結婚を決意。
彼らは許可さえ求めようとせず、テヴィエは怒るが、またも承諾する。
パーチェクは労働者を扇動し逮捕され、シベリアへ。ホールデも彼を追って旅立つ。
三女ハーバは、種族の違うフョードガとの結婚を求めるが、それだけは許可できない。
2人は家を飛び出す。やがて、ロシア軍の命令で彼らは村を追われる事に。
ニューヨークへ旅立つ彼らの前にハーバらが。テヴィエは彼らの無事を祈った。

 と言うわけで、ミュージカルと言えども、明るい雰囲気はなく、
全編に貧乏は大変だと言う雰囲気。テヴィエの伝統も、娘たちに次々覆される。
題名のバイオリン弾きは、ときどき出てきたが、ありゃ何だ?
音楽は、ジョン・ウイリアムス。

TV放送 93/02/10 BS05 20:00-23:00
 

ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(42)

 ジェリーとネリーの舞台役者夫婦の間に
ジョージ・コーハン(ジェームズ・キャグニー)が生まれ、妹ジョシーと合わせ
親子4人の一座として人気を得る。芸達者のジョージは、母の父親役を演ずる事も。
だがわがままが過ぎて、興行師から閉め出される。
一家のためにならないとジョージは一座を抜け、脚本家ハリスと組む。
ブロードウェイで人気が出て、家族と合流、再び4人組になる。
作曲の早さには定評があるが、彼の作る作品は国粋主義的傾向が出てくる。
歌手メアリーと結婚。ジョシーが結婚で抜け、父母も引退すると言う。
戦争が始まり、ジョージは勝利賛歌を歌い上げる。
終戦するが、父母や妹は死に、舞台から遠ざかりメアリーと世界旅行をする。
その後、農場に落ち着くが、再び舞台から声がかかり大統領を批判する歌を歌う。
大統領はそんな彼に、名誉勲章を与え、米国精神の象徴とたたえる。

 と言うわけで、あまりに米国をたたえすぎたのか、ずっと未公開だった作品。
何か「ショウほど素敵な商売はない」を思わせる部分もあり
調子の良い歌が続いて楽しめるが、共感しかねる部分もある。

TV放送 2000/02/07 BS05 1000-1210
 

ヤング≒アダルト(2011年米)

メイビス・ゲイリー 作家(シャーリーズ・セロン)
バディ・スレイド メイビスの元彼(Aチームのリンチ)
マット メイビスの同級生。足が不自由
サンドラ マットの妹
ベス バディの妻
メイビスの母
メイビスの父

 都会で一人暮らしする小説家メイビスは、
元彼バディから赤ん坊の命名パーティに招かれ複雑な想いに。
意を決して、故郷である田舎町を訪問し、バディと再会する。
子持ちである事も気にせず、寄りを戻そうとするが、バディの方にその気はない。
その為、飲み屋で再会したかつてのいじめられっ子マットに協力を得る。
バディは妻ベスと親しそうで、何とか連れ出しても赤ん坊の世話を気にしている。
マットはメイビスが大人になっていないと指摘。
パーティに乗り込んだメイビスはマットを誘惑するが、僕には家庭があると拒否。
マットはメイビスを招く事に消極的だったが、
彼女が孤独だと感じたベスが誘う様に勧めたのだ。
屈辱感を感じたメイビスはパーティを飛び出し、
憧れの存在だと言ってくれるマットと抱き合う。
翌朝、ごく普通の幸せが見つからないと言うメイビスに、
彼女に憧れていたと言うマットの妹サンドラは、あなたは満ち足りた存在だと言う。
それで気がついたメイビスは、この町は最低だと都会に戻り、
自身をモデルにした小説を、彼女の人生はこれからだと締めくくるのだった。

 と言うわけで、シャーリーズ・セロンによるドラマ。
ラブコメかと言うと、そうでもない。
シャーリーズはぼちぼち売れた作家だが、今は人気も下降線。
都会で淋しく一人暮らしをしていたが、
故郷の元彼から、赤ちゃんが産まれたとメールが届く。
それを見た彼女は、自分も恋人を作ろうと言う発想ではなく、
妻子のいる元彼と寄りを戻せると確信し、故郷へ帰る事に。
シャーリーズはラブコメに時々登場する女王様キャラで、
いろんな事で成功したが、恋愛だけはうまく行かないと言うタイプ。
普通のラブコメなら、最後に自分の問題点に気付いて恋愛成就するはずだが、
そうはならない。
彼女は桁違いの勘違いぶり(そもそも自分の恋愛がうまく行かないと思ってない)で、
田舎町でも総スカンの完全アウェイ状態に。
そんな彼女を理解しているのは、ゲイだと思われてるオタクの同級生だけ。
最終的に彼とひっつくならラブコメ的だが、そうなる訳でもない。
彼女は自己チューと言うキャラを貫いて町を去る。結局何も変わらなかったのだ。
アダルトなのに発想がヤングなままの人の話って訳。
そういう設定も嫌いじゃないが、かゆい所に少しだけ手が届かなかった感はあります。

TV放送 2013/01/24 WOWOW 1530-1703
 

ヤング・シャーロック ピラミッドの謎(85)

監督 バリー・レビンソン

 若きワトソンは、ロンドンへ転校。ホームズと知り合う。
推理好きな彼は、一連の不審な死に注目。殺しではと考える。
ワックスフラッター教授が自殺し、「エタール」と言い残す。
現場に残された吹き矢から、エジプトの神を信ずる狂信的な連中が浮かぶ。
彼らは吹き矢で幻影を起こすのだ。やがて建物に隠されたピラミッドを発見。
そこでは若い女性がいけにえにされていたが、警察は信用しない。
実は教授らは、かつてエジプトにホテル建設を計画し、神聖な地を汚したとされた。
そしてレイス先生こそ、エタールと言う少年だったと気づく。
ホームズはピラミッドを破壊するが、教授の娘エリザベスが死ぬ。
レイスと剣で対決。氷の池に沈める。ホームズは転校するが、ワトソンは再会を確信。
その頃、ホテルにモリアーティなる人物が現れていた。

 と言うわけで、スピルバーグ製作で、ホームズの若き日々を描いた作品。
推理好きなのはいいが、オカルトめいた展開は、どうも気に入らない。
パイプ、帽子、コートがこの作品の間にホームズの物となる。
最後のモリアーティは、たぶん生きていたレイスと言う事と思うが。
脚本はクリス・コロンバス。

TV放送 93/08/21 04CH 14:00-16:00
 

ヤング・フランケンシュタイン(74)

監督 メル・ブルックス

 フランケンシュタインの孫フロンコンスティン(ジーン・ワイルダー)は、
死体を蘇らせると言う祖父の研究を調査。怪物(ピーター・ボイル)を生み出す。
だが、異常者の脳を利用したため、凶暴な怪物は人々の反発を受ける。
博士は怪物に脳を移植したため、村人も彼を歓迎する事に。
その引き替えに、博士は怪物の巨大な一物を得ていたのだった。

 と言うわけで、全体的には原作の忠実な焼き直しの感じで好感が持てる。
メル・ブルックス自身も出ないし。ギャグ自体はそれほど笑えないが。
助手インガにテリー・ガー。逃げた怪物が出会う盲目の男に、ジーン・ハックマン。

TV放送 95/02/14 BS05 21:40-22:26