映画感想速報
 映画のあらすじと感想をまとめ続けてきましたが、なかなか文章をまとめるのが大変で、まとめた頃には古い話になっている事も少なくありません。そこで、速報的に公開する事にしました。

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2005/12/04
「Mr.&Mrs.スミス」 ☆☆☆★★

 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーと言えば、
今熱愛が噂されるカップルで、しかも双方俳優との離婚組。
この二人が平凡な夫婦を装うが、実は殺し屋という設定で、
ジャンルは微妙な感じもするが、まあコメディだろう。
極言すれば、ブラピの嫌いな女の人はいないし、
ジョリーの嫌いな男の人もいないと言う最強のコンビで、
ブラピが別れたアニストンと噂されるビンス・ボーンが共演というのも見所か。
何にせよ、異様に混んでるポッターより先に見た。
物語は、序盤は倦怠期に入った平凡な夫婦を描くが、
途中から実は彼らが互いに殺し屋だと判明。
とは言っても、リアルな感じではなく、
家にスパイキッズ風の仕掛けがあるくらいだから、やはりおふざけな感じ。
ジョリーはアマゾネス風女ばかりのチームのリーダーで、作戦重視のタイプ。
ブラピは一匹狼で、勘に頼った出たとこ勝負の反面、ヘマもあると言うタイプ。
タイプを変えているあたりは面白く、
さらに言えば、悪役かと思ったビンス・ボーンは、ブラピの同僚で親元同居。
結局最後まで殺し屋らしい面を見せないのも面白いところ。
2人とも激しいアクションも可の俳優なので、アクションは派手で
似たようなタイプの映画だった、「ローズ家の結婚」のようなダークさはない。
まあ、俳優の知名度から考えて、どちらか片方かあるいは両方が死ぬとは思えず、
ある意味予想通りの結末で、安心して見られる感じ。
難を言うと、最後に組織に反撃に出るあたりで、
ラストで復讐する話は好きなんだが、この映画ではいかにも蛇足な感じ。
車で逃げ切ったあたりをエンディングにすれば良かった気がする。

2005/11/13
「トレマーズ4」
 シリーズ4作目は西部劇時代を舞台に。
目先を変えてみたと言う感じだが、怪物出現の面白さはあまりない。
おとなしめのオーナーが、最後に機関銃を覚えて
過去の作品の過激な登場人物の祖先になると言うあたりは面白いが、
それは最後の最後までわからないし。

2005/11/05
「イントゥ・ザ・ブルー」 ☆☆☆★★

 ジェシカ・アルバと言えば、TVダークエンジェルで人気が出たが、
その後シリーズは途絶えてしまい、映画の方もパッとしない感じ。
ところが、ここへきて何か吹っ切れたかのように
半年で3本もの主役級作品が公開。本作がその3本目というわけ。
ファンタスティック・フォーは、アルバのための映画という気がしたが
シン・シティはそれなりに出番はあってもおまけという印象有り。
今回は再び主役のはずで、相手役はポール・ウォーカー。
宝探し話で、水着もいっぱい出てくるはずなので見るしかないと思って見た。
ただし、公開のされ方はかなり地味だった。
物語は宝探しの話で、有名どころ2人が最初から恋人でムダがない。
残りの2人は知名度が落ちる感じで、
まあ宝探しだから、この2人のどちらかか、両方が裏切るのではと思うと
だいたいその通りの展開に。
水着有り、サメ有り、宝探し有りで、
まあこの手の話としては、ポイントは抑えている感じで、
序盤はアルバの出番も多いのだが、
後半は麻薬をめぐる陰謀話になってしまう。
宝捜しものは、陰謀が絡むパターンが多いが、
本作もそう言う意味ではありきたりのパターンで、面白味に欠ける。
おまけに、肝心のアルバがいい人ぶってしまって、
キャラ的な面白さが激減し、出番も激減。陰謀の方もありきたり。
ラストは水中の格闘シーンとなるわけだが、
「サンダーボール作戦」の昔から、
水中の格闘シーンはわかりにくいから避けろと言われているのにやってしまい
何が何だかわからない内に敵が全滅。
前半の雰囲気のまま引っ張れれば、少なくともアルバ的に面白かったのに。

2005/10/29
「キャプテン・ウルフ」 ☆☆☆★★

 アクション俳優と言うのは、ある程度で限界を感じるはずで、
その後は路線変更を余儀なくされる。
さもなくば路線変更せずに消えていくか、
ブロンソンみたいにじいさんになってもアクションを続けるか。
バンダムやセガールはブロンソンパターンになっている気もするが、
要領のいい人は、路線変更のきっかけとして、コメディに挑戦するわけ。
その例として、シュワルツェネッガーがいて、
基本的にコメディは演技力がいるはずなのだが、
アクション俳優というのを逆手に取り、無骨なところで笑いを取るという手が。
シュワはそれでそこそこ成果を上げたが、
後を追ったスタローンはいまいちうまく行かず。
ここでまた、ヴィン・ディーゼルが同じ道を歩む事になるわけだが、
聞けば特殊部隊隊員が子供の世話をする話。
まるで「キンダガートンコップ」の二番煎じだ。
しかし、ヴィン・ディーゼルは気になる存在だし、
まあお約束的とは言え、それなりに楽しめればいいと思って見た。
物語は、シュワのキンダーガートンコップをなぞったような感じだが、
ちょっと違うのは、子供の年代が下ら上までいる一家だと言う点と、
心ならずも任務に就いたシュワと違い、ディーゼルは一応は納得している点。
どう考えても強引に、軍人式の行動を押しつけたりするあたりや、
一度襲撃されただけで、子供たちが主人公を理解するあたり、ちょっとわざとらしいが
逆にそう言う映画だと割り切ってしまえば、
同じような歳の子供ばかり相手にしていたシュワ作よりも、
手を変え品を変えてハプニングを起こすこの一家の方が面白い。
最後に、普通のサスペンス物みたいな裏切りがあったり
インディ式の仕掛けが出てきたりして、調子狂うが、
まあ面白くしようと言う姿勢として、よしとするか。

「ドミノ」 ☆☆☆

 パイレーツ・オブ・カリビアン以降人気の出てきたキーラ・ナイトリー主演の話で、
フランケンハイマーの「影なき暗殺者」にも出ていた俳優の娘で、
モデルもしたという女性ドミノが、賞金稼ぎになると言う話。
彼女は今年になって変死したそうだが、
映画自体はそこを描いているわけではなく、それ以前の話が中心。
まあポスターとか見ても決まってる感じだし、
何よりどうもヌードがあるらしいと言う噂なので見ておく事にした。
物語はポップ調の音楽に乗って、何となくカメラ割りが細切れに展開。
これがどうにも落ち着きない感じで、
おしゃれにしたつもりなのかも知れないが、見ていてとらえどころがない。
時間も前後したりするし、
一度死んだはずの人物が、「実は死んでいなかった」とか言って、
ビデオを巻き戻して、生き延びちゃったりするし、
ややこしい計画に巻き込まれたりする物だから
見ていて何が何だかわからない状態。
賞金稼ぎを開始した頃のエピソードはそこそこ面白かったが、
後半は知らない内に計画に巻き込まれて、幻覚剤でふらふらになったあげく
肝心のおヌードの方も、あわただしい感じで軽く済まされてしまう。
最後に来て、割に唐突な感じで派手な撃ち合いに。
キーラは決まってる感じだが、
最後にドミノ本人が出てきて(撮影時はまだ生きてたから)
何か怖そうなお姉ちゃんだったから、
「グロリア」をシャロン・ストーンで描くような
とんでもない間違いをしているのではと言う気さえする。

2005/10/24
「ブロンド・ジャンクション」
 しばらく音沙汰なかったエリカ・エレニアク主演と言うので見るが
何だかおばさん風になってしまい、敵の女殺し屋の方が魅力がある感じ。
事件に巻き込まれる感じはつまらなくもないのだが、
息子が、母と殺し屋を残して金を盗んだり、
かなりわざとらしいFBI捜査官の潜入捜査とか気になる点多し。

2005/10/23
「ステルス」 ☆☆☆★★

 ステルスと言えば、レーダーに写らない戦闘機で、
その独特のフォルムから、SFぽいアクション映画に登場する事多し。
今回は題名から、ステルスを主役に置いたのかと思わせるが
聞いてみれば全自動の戦闘機の話で、しかも暴走して命令を無視するらしい。
となると、これはコンピュータ暴走ものと言う別ジャンルで
「ウォーゲーム」とかの路線。
そんなあたりが、評価を二分させる理由になっているような気もするのだが
実はコンピュータ暴走ものは割に好きで、ここはやはり見逃せまいと思って見た。
前半の映画は、まさに暴走ものの典型的なパターンで、
最初実戦かと思わせて演習だったという描写があり、
新たなマシンが導入され、1回は見事に成果を見せるが、その後問題がと言う展開。
そこでメンバーが暴走機を撃墜すべく奮戦するという展開なのだが、
何だか割に唐突に陰謀めいてきて、
おまけに暴走機が改心して味方についたりして、おかしな事に。
凄いマシンは敵に持たせると大変だが、こちらが持てば大逆転と言う感じで
「ウォーゲーム」と同じジョン・バダムの「ブルーサンダー」的展開に。
これで敵をギャフンと言わせれば痛快なのだが、何となく中途半端に終了。
そもそも、計画自体は陰謀でも何でもなくて
ただ失敗隠しをしただけだから、巨悪という感じもしないし。
全自動の戦闘機に、不自然にコクピットがあるのもわざとらしい。
エンディングの後にシーンがありますと言うので一応待ってみたが、
またこのパターンかと言う感じ。

2005/10/21
「レマゲン鉄橋」  テーマ曲は割に有名で
何となく戦争アクション物という感じで見たがさにあらず。
鉄橋爆破をめぐる攻防で、米側独側の思惑があったりするのだが
いかんせん、ロバート・ボーン以外の配役がピンと来ず、
独側の事情はわかったが、米側は何だかよくわからず。
アクションもほとんどなくて、スッキリしない感じ。

2005/10/20
「ホットボーイズ」  今さらゲーリー・ビシーが主人公になるとは思えなかったが、
やはり彼は脇役で、主人公は別の人。
それで悪徳警官に振り回される話だが、
ビシーが悪徳警官かと言うと、多少悪徳なのだが、
本当に悪いヤツは別にいたりして、何か人物関係がスッキリしない感じ。
おまけに、恋人が殺されて復讐するかと言うと
そうではなくてギャングになってしまったり、何か出たとこ勝負。

2005/10/12
「0011ナポレオン・ソロ/消えた相棒」
 題名からイリアが捕らわれたりする話かと思えば、
特にそんな事もなく、若返りの薬を狙う陰謀なんてバカバカしい感じ。

2005/10/09
「ジャスティス・リーグ」
 アニメにもなっているジャスティスリーグ。
アメコミのヒーローが協力して戦うという話で、
日本で言えばスーパー戦隊ヒーロー大集合というノリ。
アニメではスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンも仲間らしいが、
やはり大御所を登場させるのは無理で、日本でなじみのない連中ばかり。
強いて言えば、フラッシュが日曜洋画劇場だかで見た事がある程度。
4人のスーパーヒーローが同居しているなんて設定も、こぢんまりしてるし
だいたい個々の紹介がないので、最初はまったくわからない。
むしろ、新メンバーのアイスの方がわかりやすい感じ。
どうも、シリーズ化されなかったTVシリーズのパイロット版らしい。

2005/10/06
「ライオンキング2」
 ライオン・キングの続編はありがちな次の世代の話で
最初からコブが悪いライオンでなかったりして、かなり無難な感じの展開。
ジラだけが最後まで改心せず。

2005/10/04
「スター・ウォーズ クローン大戦vol2」
 スターウォーズのエピソード2と3の間を描くアニメシリーズ。
もともとこんなのなくても納得してる観客が多いのだから、
別に描かなくてもいいじゃんと言う感じのエピソードが多い気もする。
まあグリーバス将軍と言うのは、エピソード3で急に出てきた感があるので
その紹介用という感じか。
本当は主従関係のグリーバスと議長が対立したフリをするのも気になるし、
リアルとは言い難い絵にも抵抗あり。

「オーシャンと11人の仲間」
 シナトラ一家が登場する映画で、
後にオーシャンズ11としてリメイクされた作品。
ルパン三世とかスパイ大作戦風の面白さを期待する所だが、
何となく作戦も、最後のどんでん返しもあっさりした感じ。
リメイクもいまいちだったが、オリジナルはさらに。。。
ヘンリー・シルバが珍しくいい役。

2005/10/01
「シン・シティ」 ☆☆☆★★

 この映画は、またまたアメコミの映画版なのだが、
スパイダーマン的スーパーヒーロー物ではなく、ハードボイルドタッチの作品らしい。
映画化したのが、タランティーノの弟分ロバート・ロドリゲスで
原作のフランク・ミラーも参加。
さらにタランティーノも一部演出していると言うし、まあその手の映画と言う事か。
全編白黒で、パートカラーで展開すると言うから、
マンガの雰囲気を出そうとしていると言う事かも知れないが、
出演者はブルース・ウイリス、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク
ジョシュ・ハートネット、イライジャ・ウッド、ベネチオ・デル・トロ、
ルトガー・ハウアーなんて面々で、その豪華キャストも見物。
しばらく低迷していたアルバが、このところ連発で出ているし、見るしかない。
予備知識があまりなかったので、最初の内ピンと来なかったが、物語は3部構成。
 ・ ブルース・ウイリス編 前編
 ・ ミッキー・ローク編
 ・ クライブ・オーウェン編
 ・ ブルース・ウイリス編 後編
と言う感じ。
ジョシュ・ハートネットに至っては、このどのエピソードにも出ておらず
最初と最後にちらっと出るだけ。
ブルース・ウイリスも前編で死んだと思っていたので
途中で、この映画は基本的にミッキー・ローク主演なのか?と思ったほどだ。
いくつかのエピソードがあると気づいたのは、クライブ・オーウェン編に入った頃。
各物語は、シン・シティという町を舞台にしており、
その関係で微妙に登場人物がだぶるが、全然別のエピソードで、時間も前後する。
それがキル・ビル的と言うか、パルプ・フィクション的で面白い。
物語の方は、3部構成なので1つ1つはやや短めで
盛り上がりそうな所で、これで終わっちゃうのと言う感じ。
特にミッキー・ロークとブルース・ウイリスはもう一暴れほしかったところ。
肝心のアルバはちょっと脇役的だし。

2005/09/23
「スターシップ・トゥルーパーズ2」
 前作はポール・バーホーベン監督で、
ロボコップとかをさらに過激にした感じだったが、今回もそれを継続。
出演者は前作よりさらに無名揃いになり、せいぜいエド・ローター程度。
物語は最初からいきなり戦闘シーンで、半分近く登場人物の紹介もなく展開。
後半は毛色が変わって、物体Xかパラサイトと言う感じで
何か別の映画を見ているよう。まあ後半の方が面白いけど。

2005/09/17
「ファンタスティック・フォー」
☆☆☆★

 ファンタスティック・フォーと言うのはよく知らないんだが、
ヒーローが大勢出てくるアメコミの映画版と言うから、
基本的にはX−メンと同じ感じ。同じマーベルというから代わり映えしない。
しかも登場人物の設定が、Mrインクレディブルの影響を受けたと言うし
どうかとも思うのだが、ダーク・エンジェルのジェシカ・アルバがスクリーンに登場。
過去にも何作か出てはいるが、主役でしかも大作となると初めてと言う事に。
この後、シン・シティなど出演作が目白押しらしいが
ここはやはりアルバだけのためでも見る必要があると思って見た。
物語は主人公4人が能力を身につける序盤と、もう1人の敵と戦う後半に分かれる。
展開はもう分かれすぎるくらいわかりやすくて、
こいつが悪者になって、アルバはこっちを離れてこっちにくっつくなんて予想が
ことごとく当たってしまう。
おまけに、4人の特徴が、原作があるからとは言えちょっと子供だまし的で
特にリーダー格が、体が伸びるだけと言うのはちと情けない感じ。
アルバは科学者には見えず、でもスーツを着るともうピッタリと言う感じ。
見せ場はそこそこ派手だが、
何となくスパイダーマンの二番煎じという感じで、しかも迫力で劣る。
X−メンとの違いは、主人公たちがもとは人間だと言う点。
後は、誰もが知っている有名人がその正体だという点。
そこが目新しい点と言えるが、まあそれだけで作品の魅力が出るわけでなし。
やはりここは、セクシーカットを含めたアルバの魅力で見せると言う感じか。
悪役がパワーを身につけて、悪の道に走るのはいいとして、
最終的に何をしたかったのかは、よくわからない。

「0011ナポレオン・ソロ/罠を張れ」
 ナポレオン・ソロの映画版第1作。
パイロット版みたいで、イリアがその他大勢的だし課長はウェイバリーではない。
一味もスラッシュではなく、ワスプという組織。
ソロが素人の女性と協力して活躍するのだが、
原案に協力したイアン・フレミングは、毎回素人が活躍する展開を考えていたらしく
こう言うのが毎回続く予定だったのかという感じ。
ナポレオン・ソロにしては意外にハードな展開で、
毎回こうだったら、もう少し面白いシリーズになったかも。

2005/09/08
「破壊的防御システム エンクリプト」
 知ってる人もいない作品だが、
題名から、厳重な仕掛けだらけの施設へ侵入するアクションかと思って見ると
そう言うシーンは大してなく、
何となくセリフだけでごまかされたSFと言う感じで拍子抜け。
エンディングもピンと来ない。

2005/09/11
「サンダーバード」
 サンダーバードを実写で派手な特撮で描いた作品。
TVよりも前のエピソードになるらしく、末弟がまだメンバーになっていない。
と言うわけで、彼とペネロープが活躍するばかりで、
他のメンバーはほとんど役立たず。
兄弟の紹介も、メカの紹介もなく、初心者には不親切な感じ。
展開はかなり子供向け。

2005/09/10
「ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン」
 新たなるアクションヒーローを目指すザ・ロックの作品。
スコーピオン・キングとかはあまり感心しなかったが、今回は割に面白い。
力は強いがいかにも不器用そうなザ・ロックと
要領の良さそうなショーン・ウィリアム・スコットのコンビが
互いを信用していないのに協力するハメにと言う構図がそこそこ。
ショーンにだまされて部族と戦うハメになったザ・ロックが、
そのパワーを爆発させるあたりが一番面白いのだが、その雰囲気はあまり続かない。

2005/09/01
「バニシング・ポイント 激走2000キロ」
 往年のカーアクション映画のリメイクで、TV作品らしい。
ロード・オブ・ザ・リングで人気の出る前のヴィゴ・モーテンセン主演。
妻のため、不当逮捕した警察から逃げ回る話だが、
いまいち痛快さに欠ける感じで、破滅的なエンディングもすっきりしない感じ。

2005/08/24
「ザ・プロフェッショナル」
ジーン・ハックマン主演の怪盗もので、
スパイ大作戦かルパン三世かという感じ。
どうせ作戦はうまく行くので、そこらへんの面白さは中くらい。
サム・ロックウェルが裏切るのは容易に予想出来て
「スコア」のエドワード・ノートンを連想させる。
最後に妻に裏切られたはずのハックマンが、すべて予定通りと言いたげだが
説得力はあまりない。

2005/08/17
「キャリー2002」
 キャリーのリメイクで、TV版らしい。
事故後の回想シーンという描き方をしているものの
基本的には前作とまったく同じ展開で
どうなるかが見えているので、怖さも今ひとつ。
結末が微妙に変えられているが。
もう少し派手に暴れさせると、痛快だったかも知れない。
デビッド・キースは前作も出てたじゃんと思ったが、
アレは炎の少女チャーリーだった。

2005/08/16
「キング・オブ・ポルノ」
 実在のポルノ王と言われた兄弟を
エミリオ・エステベスとチャーリー・シーンの兄弟が演ずる。
とは言え、2人とも人気は落ちた感じで、こんな役しかやれないのかと言う感じ。
トントン拍子で成功していくあたりは面白いが
この手の話ではありがちの、落ちぶれていくあたりが長いのがつらい。
チャーリー・シーンの2度目の奥さんは、DS9のエズリ・ダックスの人。

2005/08/15
「アイ・アム・サム」
 また出た天才子役ダコタ・ファニングに舌を巻く一方で
いつもすさんだ役の多いショーン・ペンも、
今回はそんな事も忘れさせる迫真の演技で知的障害の主人公を演ずる。
その手の演技で演技派と言うのは抵抗があるのだが、これは認めざるを得ない。
物語はそんな父と、賢い娘の親子愛の話で、
まあラストは予想出来るので、ちょっとまだるこしい気もするが
2人の一途な生き方には感心させられる。

2005/07/31
「宇宙戦争」 ☆☆☆★★★

 宇宙戦争と言えば、H・G・ウェルズ原作の宇宙侵略ものの元祖で
原作では火星人が攻めてきたと言う話だったが、
その後、オーソン・ウェルズがラジオドラマ化してパニックを起こし
50年代にはジョージ・パルがベガ星人として初の映画化。
いろんな侵略ものがあるけれども、やはり元祖と言うわけで
その有名なラストまで、まさに王道という感じ。
インデペンデンスデイやサインさえも、この映画をベースにしているはず。
そんなわけで、今さらという気もするが、
この物語をスピルバーグが映画化し今風の派手な特撮でどう演出するかが見物。
物語はまずトム・クルーズ一家の身の回りを中心に展開。
ありがちな離婚夫婦の描写とか、疎遠だった父に反発する息子とかはいまいち。
ちょっと退屈だったが、その後、マシンが暴れ出してからが見所。
特撮に物を言わせて、派手な破壊シーンや、下から見上げたマシンの威圧感。
ダコタちゃんのパニック演技も含めて、
本当に現れたらと言う雰囲気を出すのには成功していると思う。
過去の作品のように、主人公が大統領や、軍関係者や科学者ではなく
ただの一市民なので、ひたすら家族さえ生き延びればいいと言う考えて行動。
自動車は盗むし、知人を見殺しにしたり、最後には。。。といろいろあるのだが
戦争批判が見え隠れするようで、ちょっと教訓くさい。
そんな行動ばかりしていて、周囲の妨害も受けずに生き延びられるのも不思議だし。
彼に対して、ひたすら戦おうとする息子との対比もわざとらしい感じで
途中で生き別れになり、最後に簡単に再会できるのも安易な感じ。
とは言え、マシンの威圧感とかで、生き別れになるくらいまでは面白いのだが
そこから、ラストにあるはずの、あのエンディングまでどう展開するかと思ったら
何か逃げてばかりで芸がない。
ここの見せ方をもう少し面白くすれば良かったが。
ラストは基本なので仕方ないが、原作を知らない人にはやはり拍子抜けらしい。

2005/07/26
「容疑者」
 デニーロが刑事役だが、
いろんな役を演じられる彼なので、どんなキャラなのかなかなかつかめず。
結局、今回はまじめな刑事らしく
犯罪を犯したらしき息子をかばいつつ、法も守ろうと言う姿勢はなかなか見応えあり。
ただ、最後は割にあっけない感じで拍子抜け。

2005/07/26
「ラスト・キャッスル」
 ロバート・レッドフォード主演で
彼が囚人で刑務所と対決する話と聞くと
何か「ブルベイカー」の焼き直しかという風にも思えるが、今回は軍刑務所の話。
現場の英雄である主人公が、現場経験のない上官と対立する話は
いわば軍隊ものの王道とも言う感じ。
かなり早い段階から、所長には反発していたので
我慢に我慢して爆発したという感じではないが、
クライマックスで所長一味を懲らしめる大暴れは痛快。
だが、最後まで貫く事ができず、ちょっと物足りない。
まあ、囚人が暴れたまま丸く収まるわけはないけどね。

2005/07/17
「バグズ・パニック」
 太古の生物がよみがえるとか、社長が利益優先するとか
女王が死ねば全滅するとか、どこかで聞いた設定の連発で
世界最深の地下鉄というのも空々しく、
まあ安易な話である事に変わりはないと言う感じ。
特殊部隊が必死なのが気恥ずかしい。

2005/07/16
「ブルドッグ」
 人気の出たビン・ディーゼルがワイルド・スピードの続編を断って
こちらに出たという作品。
妻を組織に殺され、自分が逮捕した組織のボスと協力するなんて設定は
そこそこ面白いような気もするのだが、その後の展開は何か煮え切らない感じ。
結局、ボスは腹心を利用したのか、それとも裏切られたのかよくわからないし。

2005/07/09
「スターウォーズ エピソード3」 ☆☆☆★★

 スターウォーズと言えば、今さら言うまでもないのだが
かつて子供向けとバカにされた宇宙SFを派手な特撮と、
昔ながらの物語で見せた作品のシリーズ。
かつて3作作られ、最初の2作は凄かったが、
3作目でなーんだ家族の話じゃんと言う失望はあったものの
それなりの面白さはあった。
もともと監督のジョージ・ルーカスは全9作で作る予定で、
4作目は過去に戻るという話だったが、どうした事かそれから約20年。
たぶん、このまま3作だけで終わってしまうのだろうと思われたが、
突然復活して3作が作られる事に。
ルーカスは特撮が、希望する技術に追いついたので等と称するが
まあ、たぶんそうではなくて、何となく気が向いたからではと言う気もするが。
とにかく、エピソード1と称して登場した新作は、
旧作で悪役であったダースベイダーの若い頃を描き、
ルークの幼い頃を思わせる少年が主人公として登場した物だから
これってエピソード3の最後には、少年がダースベイダーになる暗い結末ではと予想。
案の定、エピソード2は、次第に主人公が悪い道に踏み入れ出す展開に。
ここへ来て関心は、もっぱらエピソード4へどう続けるか
いわゆるミッシングリンクの部分に。
アメリカではスタートだけヒットして、その後失速した感があるが
日本では大ヒットしそうな予感。何はともあれ、これで終わりらしいし見る。
旧作には、今から見ると地味な所もあるが、
当時にしては派手な特撮や、お約束の物語の面白さがあった。
しかしながら、時代はCG主流になり、
エピソード1ではそこらへんが見せ場にもなっていたのだが、
エピソード3にもなると、今さら特撮にも驚かされないし
各キャラの魅力も激減した感あり。
基本的にはアナキンがどう悪に陥っていくかが物語の中心な訳で
あ、今のでちょっと悪くなったなとか、そう言う見方になってしまうのも否めない。
結局、トントン拍子に悪になっていってしまい、
まあ結末がわかっているから仕方ないのだけれども、意外性のある展開がない。
アミダラに至っては、出番がかなり少なく、申し訳程度という感じ。
強いて言えば、ダースベイダーがハゲになった理由が、
これでかと思わされたあたりが意外な所か。

 エピソード2の時に、予想した事だが、
アミダラを筆頭に、マスター・ウインドウ他ヨーダを除くジェダイの人々はやはり死に
クリストファー・リーはあっけなく死ぬ。
オーウェンの父は出てこず、オーウェン夫妻の結婚の話も出ず
確かにアミダラはルークとレイアを産む。
(産むや否や名付けてすぐ死ぬのには苦笑したが)
レイアは母の記憶があるはずだが、実際はすぐに死んでるのでそれはなし。
オーウェン夫妻は、ルークがベンとの関わりを嫌がったが
その説明はない。割に喜んで子供をもらっていたし。ボバ・フェットは出てこない。
ずっと別人かと思っていた、パルパティン議長はやっぱりダーク・シディアスで
だったら、旧作でダーク・シディアスと言う呼び名が出てこなかったのが不思議。
デススターはもう少しで完成しそう。
ストームトゥルーパー以下のデザインが変わった説明はないが、
オーガナ議員の船のデザインが、レイアの船と同じなのは関心。
後は、アミダラのロールパンカットも。
アナキンがハゲになった理由がまさか説明されるとは思っていなかったがそこは解決。
クローン軍団が、ヨーダらの手を離れて、結局悪の手に落ちるのは説明あり。
C−3POはアナキンらの記憶を消されるが、R2−D2は消されないまま。
C−3POはR2−D2と話せるのだから、
旧作でいろんな事を知らなかったのは、R2−D2が隠したと言う事か。
彼らがレイアの船に乗っていた説明はない。
また、チューバッカがヨーダと面識があるとわかり、
ならばなぜ旧作でそれがルークに伝わらなかったのか。
(と言うか、言葉が通じなかっただけだったりして)
彼が仲間のもとを去り、ハンソロと組むようになった理由は説明なし。
ベンがルークのそばに住んでいた説明はあるが、
死んだ後も会話出来る説明までつけるのはやや蛇足な感じ。

2005/06/30
「ワイルド・スピードX2」
 ビン・ディーゼルが降板したアクション映画の続編。
ポール・ウォーカーは出ているものの
前作とは役どころがちょっと変わっていて、何かしっくり来ない感じ。
派手なチェイスシーンは面白いけど
話としてはかなり中身が薄い感じ。

「フレディVSジェイソン」
 2大ホラーシリーズが結合と言うわけだが
実際にはどちらのシリーズも見た事がないのでピンと来ない。
まあコラボ物にはありがちな、双方に気を使っている展開。
登場人物が過去の作品にも出ていたような感じだが、そこはよくわからず
どちらかをより悪にする必要があって、
ジェイソンがいい人になってしまうのが困りもの。

2005/06/19
「バットマン ビギンズ」
☆☆☆★★

 バットマンと言うと、TVシリーズの映画版はともかく
ティム・バートン版以降、すべて劇場で見続けてきた。
まあ過去4作でバットマン俳優が3人もいて、
敵味方ともキャラがどんどん増えて、バットマンの影がどんどん薄くなる問題が。
しばらく間があいてる間に、スパイダーマンが人気になり
再びアメコミブームとなり、ここに復活したわけ。
しかも初心に返り、その誕生秘話を描くと言うわけで見逃せない。
見ていると、何しろ出演陣が豪華で
主役のクリスチャン・ベールと言うのはあまりなじみがないのだが
恋人ケイティ・ホームズ、執事がマイケル・ケイン、
恩師が渡辺謙とリーアム・ニースン、ゴードン役にゲーリー・オールドマン、
そして企業を乗っ取ろうとする男にルトガー・ハウアーと言う布陣。
渡辺謙とリーアム・ニースンあたりが、後半どう絡むのかが予想出来なかったし
ルトガー・ハウワーなんか悪そうだが、どの程度の悪かは面白い所。
さらにゲーリー・オールドマンがどんな役柄かは不明だったが
悪役になっても良さそうなのに、ゴードン役というのも面白い。
物語は、ブルース・ウェインの幼い頃から描き、
おかげで、前半くらいはバットマンは出てこない。
中盤、ウエインがバットマンの道具を用意していくあたりを延々と説明し
ここら辺も面白いのだが、スパイダーマンのマネという気も。
ところが、ここに至って、黒幕の正体がハッキリせず、
それに伴い、一味の狙いもハッキリしないのが問題に。
つまりバットマン誕生ばかりが描かれていて、
何か悪が展開している気がしないのだ。
ようやく後半が近づき、黒幕と悪事が判明。
それからは派手な見せ場が展開し、それなりに見せるが
どうもスパイダーマンのマネという印象はぬぐいきれない。
バットマンの特徴は彼が富豪という点で、そこの面白さはもう一歩と言う感じ。
身の回りの者に正体がばれるのは、ヒーロー物ではいわば禁じ手で
ここぞという時に使ってこそ効果があるのだが、
最近はどの作品も正体をバラしてる気がするので、今さらと言う感じ。
総じて、過去4作よりも面白い気もするが、
それはスパイダーマン的になったと言う事で、半端な気もする。

2005/06/16
「ボーン・スナッチャー」
 ボディスナッチャーみたいな物と思って見るが、
さすがは南アフリカ製と言うべきか、
怪物が出ているクセに何か盛り上がらず淡々とした感じ。
人間の骨を利用して移動するアリみたいな生物なんてのもピンと来ない。

2005/06/14
「ザ・ウォッチャー」
 キアヌが悪役を演じ、それをジェームズ・スペイダーが追う。
とは言え、物語はもっぱらスペイダー中心で展開し、
キアヌの役は誰でもいいような感じも。あまり凶悪に思えない。
2回の犯行予告に対し、必死でスペイダーが追うあたりは息詰まる感じで面白いが
女医が最後に捕まるのは目に見えているので
その前に事件が解決するはずもなく、見ている側のサスペンスは中くらい。

2005/06/13
「レッド・ウォーター サメ地獄」
 淡水に生きるサメと言うのはいるらしいが
それが湖に現れたり、吊り橋の上の人間を襲ったり
見た目の面白さはあるものの、そう言うあたりがメインではなく
もっぱらラバンバことルー・フィリップ・ダイヤモンドが
いろんな災難に巻き込まれるあたりがミソ。
油井が出そうだとか、川底に大金が隠されてるとか
何とも都合のいい話がポンポン出てきて
いかにもB級ないしはC級という感じだが、
あきれるほどちゃちな特撮でごまかされていると言うほどでもなく
まあそこそこの出来。

2005/06/12
「バレット・モンク」
 どう見てもただのオヤジというチョウ・ユンファ。
そのオヤジが暴れると強い坊主と言う設定は、何か面白そうなのだが
どうも物凄いパワーと言うほどでなく、簡単に捕らわれたり
後継者がスリだったりで、何か調子狂う感じ。
ナチの残党とかも出てきたりして、
断片的なアイデアはともかく、それがうまくこなれてない感じ。

2005/06/11
「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」
☆☆☆★★

 この作品はダーク・ピットものの映画化で
ダーク・ピットと言うのは、クライブ・カッスラーという人のシリーズ小説もの。
最初の映画化みたいに宣伝されているが、
実は「レイズ・ザ・タイタニック」というのが映画化された事があり
どうも印象が薄いのだが、
以前、どの作品か覚えがないが小説を買って、読まずに古本屋に売った事があり
その時に、古本屋のおばはんにダーク・ピット物は人気があると言われた経験あり。
だからと言うわけでもないが、
例えばジャック・ライアンものはシリーズ化がなかなかうまく行かず、
007やインディ・ジョーンズに続く人気シリーズとなるかどうかが見物。
マシュー・マコノヒーとペネロペ・クルスがこの作品で親密になったと言う事もあり
ちょっとどうかなと言うマイナスイメージもあるが、
まあシリーズとしての期待もあり、見る事にした。
ダーク・ピットはNUMAと言う組織の一員で
これは海洋何とか機関という組織で、海のジェームズ・ボンドと言う感じ。
長い間実在の組織と思っていたが、
劇中、「非公認の組織」と言われていたので、実在ではなさそう。
さらには、その目的が、主に海の宝探しらしく
そう言えば、「レイズ・ザ・タイタニック」もそうだったが
何か志が低い気がしてちょっと失望するが、逆にシリーズ化はしやすいかも。
ただ、007のように、最初に指令があるわけでなく
何となく宝探しをする内に、事件に巻き込まれるという展開で
ダーク・ピットのキャラもよくつかめないでいたので、前半はやや退屈。
中盤から事件が明確になってきて俄然面白くなる。
ダークとアルのコンビが、危険な事大好きと言う感じで楽しめるが
一方、ペネロペは博士には見えず、
しかも博士のくせに撃ち合いとか楽しんでる感じで、二重に違和感あり。
そこさえ目をつぶれば、まあ派手な見せ場が連続。
ラストの見せ場も、NUMAならではと言う感じで面白い。
シリーズ化しても良さそうな感じだが、
ただペネロペはいわばボンドガールみたいな物なので、続編には出られないはず。

2005/06/09
「ジョンQ−最後の決断−」
 デンゼル・ワシントン主演で、
保険制度の問題点を追究するようなテーマと言いながら
まあ娯楽作として見られる作品。
息子の手術が受けられず、病院に立てこもるのだが、
デンゼルのキャラ的に、たぶん誰も殺すまいとか
彼自身も死ぬまいとか、息子は手術されるだろうなんて展開が予想できて
そう言う意味では、見ている側にサスペンスを感じさせない。
冒頭の事故がどう絡むかを隠し気味で展開して、
ちょっと面白い気もしたが、まあそれほどの謎でもない。
ジェームズ・ウッズはともかく、
アン・ヘッシュとかレイ・リオッタなんて連中が、
前半憎々しげに悪役をしていたのに、後半いい人になるのが拍子抜け。
どうせなら、最後まで悪役でいて、ギャフンと言わせた方が面白かった。
全体として好印象だったが、
心臓手術のシーンは、何か見せ方が気持ち悪くて、後味も悪い。

2005/06/08
「オールド・ルーキー」
 最高齢のルーキーの実話の映画化で
歳をとっても夢を忘れないなんて物語は面白く見られる。
ただ、物語は前半後半に分かれていて、前半はもっぱら高校チームの話。
ここで優勝するあたりが、前半の山場であるのに対し、
後半のプロへの挑戦の下りは、物語的にあまり盛り上がらず、
何か淡々としていて、ふーんと言う感じ。

2005/06/07
「ザ・ワン」
 スタートレックみたいな設定のパラレルワールドを扱うアクションで
冒頭にゴア大統領なんて出てきてSF心をくすぐるが、
どうにもジェット・リーにSFが似合わず
しかも周囲に比べて背が低いので、めちゃくちゃ強いと言うのがピンと来ない感じ。
まあ、タイムコップとかの別バージョンと言う感じだが
その設定はなかなか理解しがたく、アクション自体もあまり痛快感がない。

2005/06/05
「ホーンテッドマンション」
 ディズニーランドのアトラクションを映画化した第3弾で、
主役にエディ・マーフィを据える。
物語は、ある意味カントリーベアーよりも単純で、
お化け屋敷に乗り込んだ一同がお化けと戦う話。
まあ、次から次へと出てくれば面白いのかも知れないが、
割にあっさり片づいてしまい、物語は短め。

2005/06/04
「ミリオンダラー・ベイビー」 ☆☆☆☆

 クリント・イーストウッドの作品はだいたい押さえているが
かつて「メイク・マイ・デイ」とすごみ、過激と言われた彼も、
最近はアカデミー賞の常連となり、「いい映画」を作る人と評価されたようだ。
「ミスティックリバー」はちょっと暗い感じの映画で、自身も出演しなかったが
今回は女性ボクサーの話で、その世界が面白おかしく描かれている気がして見る事に。
最初は老トレーナーとしてのイーストウッドの周囲と、
彼と腐れ縁で一緒にいるモーガン・フリーマンあたりを描く。
そこへちん入者としてヒラリー・スワンクが現れ、次第に勝ち続けるに連れて
今までパッとしなかったイーストウッドの周囲に活気が出てくるがと言う展開。
まあ、予想したような展開で、最後はチャンピオンとの対決で勝ってエンド
と思っていたら、そうはならず、相手の反則で重傷を負うハメに。
あれは相手の反則負けと思うが、どうもそうはならず
勝利も得られず、選手としての復帰も絶望的に。
CMやパンフでも触れないようにしたようだが、
ここからが後半という感じのウエイトで、病室のシーンが続く。
血のつながった家族が、金目当てだったりするのに対し
言葉は少ないが、それぞれ立場は違うものの
どこか寂しい想いをしてきた主役3人が、からむあたりにこの映画の面白みがある。
前半で出てくる愛犬のエピソードが唐突な気はしていたが、
あしたのジョーのように、燃え尽きる事ができず、
生き続けねばならない苦痛が、やがて安楽死の問題に。
選択に迫られたイーストウッドの苦悩は、理解できる。
客を呼ぶにあたり、後半の展開をあえて伏せたあたりに
安易な難病ものにしたくなかったと言う意識も感じられ、
「えっ、この映画ってこういう展開だったの?」という意外性もあるが
「ミスティックリバー」のようないやーな終わり方ではなく
これはこれで仕方ないねと思わせられた。

「華氏911」
 過激なドキュメンタリーで知られるマイケル・ムーアが
徹底的にブッシュ大統領を批判して話題になった作品。
まあ、ドキュメンタリーと言っても、ある程度の作為があるのは当然だが
こうまでブッシュに悪い話ばかり挙げられると
ブッシュが善人とは思わないまでも、もの凄い悪だと感じるよりは、
ちょっと作ってるんじゃないの?と感じさせられるのも事実だ。

2005/06/02
「0の決死圏」
 グレゴリー・ペックが中国に潜入する話で
中国がどんな国かわからない頃の映画で、もっぱらそう言う視点で展開。
実はかつて本であらすじを読んだ事があり、
その本が説明不足だったのか、作戦失敗で命を狙われたペックが、
これまた敵対するソ連へ亡命すると言う結末だと思っていたのだが
この映画の中では、ソ連はむしろ友好国という描き方で
普通に助けられただけで拍子抜け。
異色のエンディングと思ってたのに。

2005/05/31
「シャレード(2002)」
 ヘップバーン主演のサスペンスのリメイクで
酷評を受けて、日本では未公開に終わった作品。
マーク・ウォールバーグ主演というのは良さそうな気もしたのだが
肝心のヒロインは、MI2にも出てた人という程度で華を感じられず
前作のようなおしゃれな感じがない。
前作を見た時も、1度目は面白かったのに、
2度目はネタが割れて...と言うのがあったのだが、今回はさらにひどい。
2つの謎の内、ティム・ロビンスの正体については
名前が前作と同じなので、出てきた時点で割れてしまうし
切手の方は、プロでもないヒロインがペラペラ説明し出すので唖然とする。
前作では有名どころを揃えて、誰が敵かわからない面白さがあったが
今回はそう言う見せ方になっていなくて、
何者かピンと来ない連中が勝手に自滅していく感じ。
音楽なんか、有名な前作の曲を使っても良さそうなのにそれはせず。
思わせぶりで、何が言いたいのかわからない謎のシーンをつけたりしていて、
だいたいリメイク物は、前作と比較してつまらないという事が多いが
今回は1作だけ見てもたぶんつまらない。

2005/05/30
「ジャスト・マリッジ」
 アシュトン・カッチャーとブリタニー・マーフィーと言う
一番人気ではない微妙なところ同士の男優・女優が共演するラブコメ物。
まあ、ありがちな展開で結末も予想通り。
2人ともそこそこ魅力があるので見られる。

2005/05/29
「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」
 リース・ウィザースプーンが持ち前の魅力を発揮する作品の続編で、
この手の続編は出し殻みたいになっている事が多いがこれは結構面白い。
弁護士の次は議員という事で、周囲の予想に反して大活躍。
強敵そうな、議長やタカ派議員をサッサと仲間にして、
一番いい人に見えた人物に裏切られ、最後にぎゃふんと言わせる展開も良い。
普通、この手の話だと恋愛話にウエイトを持たされたりする物だが
そうはならず、でも恋人と別れたりするわけでもないと言う感じも良し。
ちょっと気になるのはライバル役のレジーナ・キングの扱いで
本作の方が先なんだけど、
キャラが先日見た「デンジャラス・ビューティー2」とまったく同じで
似たような役ばかりしていていいの?と言う気はした。

2005/05/28
「エロトマニア」
 最近のジョン・バダムはTV向け作品ばかり作っているのか。
今回は無実の罪で逮捕された女性が、罠にかけた不倫相手に反撃する話
と思って見ていたのだが、なかなかスムーズにそう言う展開にならず
おかしな感じと思っていたら、「アイデンティティー」のような結末に。
実話らしいけど、この手の結末はどうもスッキリしない。

「ケイティ」
 ケイティ・ホームズがケイティと言う役で主演。
物語はサスペンスだと言うが、
後半まで特に問題が発生しているように思えず、なかなか盛り上がらない。
後半、元恋人が舞い戻り、暴力をふるうが、
皆なかなか対策を講じないので妙だとは思ったが、
前に見た「エロトマニア」と同じような結果に。しかも後味は良くない。

2005/05/25
 「ブレイド2」
派手なアクションが売りのシリーズ第2弾。
まあウエズリーは決まってる感じだが、
いろんなバージョンのバンパイアが出てきて
どいつが何で、何が弱点やらよくわからず、
前作の事も覚えてないのでピンと来ない感じ。
前作で死んだはずのクリス・クリストファーソンが蘇るが
「捕らわれていて蘇った」と言う事が、特に物語に影響していない。

2005/05/25
「エボリューション」
 アイバン・ライトマン監督で
ダン・エイクロイドが脇役で出ている事もあり、
まあゴーストバスターズの焼き直しという雰囲気の話。
軍の出方とか、結末とか絵に描いたように当たり前で、
ドゥカブニーとジュリアン・ムーアと言う
比較的マジメ路線の人がコメディに挑戦して、イメチェンを図ったと言う感じだが
コメディと言っても、大笑いできるような話でもない。

2005/05/23
「クイーン・スパイダー」
 解体するビルに謎の装置が残されていたなんて設定は
割に面白いのだが、時間移動できるわけでなく、
パラレルワールドへ移動できるなんて言われると困ってしまう。
普通パラレルワールドものは、普通の社会との違いの描写が面白いのだが
そこらへんはまったく描かれず、
博士もなぜそんなところへ移動する装置を作ったのか謎だし
ついでに「暗黒界」なんてところから来るクモにも困ってしまう。
後はお約束のようなクモとの戦いで、やられると怪物になってしまうのは
つい先日に見た蛾になってしまう怪物と似たような物。
一応は、元の世界へ戻り、女王を倒しそうだが、
それとは別にお約束の、「いや、まだ生き残りが」という展開も予想できて
こんなに奮戦してもムダなんだがと冷めた目で見てしまうと、案の定その通りに。

2005/05/22
「28days」
 サンドラが出ていて未公開になった割に新しい作品。
共演にアラゴルンやブシェミなんか出ていてお得感もあるが、
物語は基本的に、アル中などの中毒症状の厚生施設の話。
楽しげな所はあるものの、何か「17歳のカルテ」の別バージョンと言う感じ。
テーマがありそうで、何かハッキリしない気がする。

2005/05/21
「デンジャラスビューティー2」 ☆☆☆

 あちらでは最もセクシーな女優に選ばれた事もあるサンドラ。
日本とは少し評価が違うようだが、個人的には好きな女優だし、
前作も面白かったからこれを見る事に。
前作も今作も、ベースは男勝りの捜査官であるサンドラだが
前作はこっそりミスコンに潜入するというおかしさがあった。
しかし、今回は映画でも描かれているように、顔が割れてしまったので
FBIの顔として会見などに顔を出す事に。
それでは面白くもないので、護衛の捜査官とコンビを組ませると言うわけで
よくある凸凹コンビ物の展開に。
捜査の方は期待されないが、意外や意外の大活躍というわけだが、
どうも言うほど優秀な捜査官に見えないのが難。
サンドラは捜査官の姿の方が似合ってる感じで、
メイク姿はどうもしっくり来ない。
ラスト付近で派手な衣装なんか着ると、なおさらだ。
トリート・ウイリアムズと助手コンビを
やりこめるあたりが面白くなりそうだったが、そこも中途半端。
まして、相棒との確執なんて絵に描いたようだし。

2005/05/15
「メタモルフォーゼ 宇宙感染」
 宇宙遊泳のシーンなんかはそこそこの映像だったが、
宇宙の蛾を持ち帰り、次第に広がっていくなんて、チープな特撮も合わせて
B級を通り過ごしてC級という感じ。
そもそも体内に宇宙生物がいると判明しても、
普通の病室に放置していくなんてありえないし。
主役2人が割にモタモタして、何の手も打たないのも困った物で
ヒューストンを犠牲にするのはやむを得ないと言う、安全保障局の人の方が正しい。

2005/05/11
「ダーク・スティール」
 カート・ラッセル主演の刑事物だが、
スカッとするアクションではなく、ダークな感じの悪徳刑事もの。
当初、ラッセルは上司や相棒とつるんで、かなりのワルと言う感じだったが、
中盤から普通の刑事物風展開になり、調子が狂う。
結局、誰かを逮捕する必要があれば、他の犯罪者でもいいと言う姿勢で
罪のない目撃者を始末したり、上司が犯罪を犯すのは見過ごせない
と言うあたりの線引きがなかなか理解しづらい感じ。
最後に上司をやりこめるあたりはちょっと痛快風だが、少し物足りない。

2005/05/09
「閉ざされた森」
 「藪の中」式の物語で、主な関係者が皆ウソをついている始末で、
特に生存者2人の証言が食い違うあたりがミソ。
同じ兵の行動が、証言によって異なり、
そもそも兵の名前と顔はなかなか一致せず、
嵐の中だから、行動を起こしたのがどの兵か映像ではわかりづらく
しかも自分の名前をウソつく人までいるものだから
まだ2人だったから、何とか許容範囲だったが
これが3人とかになっていたら、もう理解不能だったかも。
そんな中から、次第に真相に近づいていくあたりが面白味のはずだが
最近お約束のどんでん返しあり。
とってつけたような感じではなく、一応は伏線が張ってある感じだが
やはり面食らう結末で、何か言いくるめられてしまう女兵士にも拍子抜け。

2005/05/08
「ミレニアム」
 トラボルタの兄貴が監督で
出演者にマイケル・マドセンとかゲーリー・ビシーなんて名前があるので
ちょっと期待したが、まずこの2人は脇役で、出番が少ない。
その他の俳優は知らない連中ばかりな上、
人物関係がわかりにくく描かれているので、なかなか状況が理解できず
それほどもったいぶった内容でもなかったと最終的に気づく感じ。

2005/05/05
「ハイ・クライムズ」
 アシュレー・ジャッドとモーガン・フリーマンの組み合わせで
「コレクター」の続編かと思いきや、それは別の題名で
こちらはむしろ「ダブル・ジョバディ」風に
事件に巻き込まれたアシュレーが、巨大な敵と戦うため奮戦する話。
軍法の特異さや軍の妨害と戦うあたりが面白いのだが、
当然、夫が真犯人ではと疑われる展開があるはずと思えば、
最後の最後まで疑われないので、いやな予感がするとその通りに。
何でもかんでもどんでん返しを入れればいいと言うものではなく、
台無しになる気がする。

2005/05/04
「サイン」
 シックス・センスのM・ナイト・シャマラン監督作で
ミステリーサークルをめぐる物語。
宇宙人の出る映画は乱発されているが、
本当に出たらどうなるかというあたりを、庶民の視線から見た感じで面白い。
途中から「宇宙戦争」の別バージョンと言う感じになり、
ラストも面白いと思うが、
ミステリーサークルの謎を描いているわけではないのが拍子抜け。

2005/05/03
「独身SaYoNaRa!バチェラー・パーティ」
 まだ若造の頃のトム・ハンクス主演のコメディ。
物語自体はあまりレベルの高くなさそうなドタバタ。
個人的には、この時期より少し後のハンクスがベスト。
B級アクションの主役俳優マイケル・ダディコフが悪友の中にいるが
ここでは完全に脇役だし、そもそも有名俳優でもないので目立たない。

「シェイド」
 スタローンがちょっと毛色を変えた映画に出演。
レスタトことスチュワート・タウンゼントと対決。
その他にもいろんな有名俳優が出ているので豪華な感じだが、
物語はもっぱらタウンゼント周辺で展開し、
何か駆け引きとかも地味な感じでパッとしない。
最後にスタローンが勝つのも当たり前でいまいち。

2005/05/02
「バリスティック」
 バンデラスとルーシー・リューなんて通好みの人選のアクションで
ルーシー・リューのアクションなんか決まってるんだが、
お互いの関係が説明不足で、何だかよくわからない内に展開してピンと来ない感じ。

2005/05/01
「クロコダイル・ハンター ザ・ムービー」
 ディスカバリー・チャンネルの1番組の映画版らしく、
ジャングルでも平気なテンションの高い主人公とその妻が、
普段通りワニやら蛇やらを捕まえたりするのを、一般視聴者に説明する展開だが
そこへたまたまCIAが探す衛星の部品が落下してしまい
陰謀に巻き込まれると言うわけ。
とは言え、主人公は最後まで状況を理解せず、マイペースなままでどっちつかず。
元の番組を知らないと、何かいまいちツボに入らない感じ。

2005/04/30
「クイーン・コング」
 キングコングのラウレンティスリメイクの際に
それに便乗して現れたコメディ版。
基本的には男女を裏返しにしただけと言う感じで、
フェイ・レイがレイ・フェイになったりするわけ。
特撮は特撮とも言えない感じで、何かスペクトルマンあたりを見ている感じ。
基本的にはおふざけ映画と言う感じで、
吹き替えに広川太一郎と小原乃梨子なんて、その道の達人を入れて
字幕よりおかしくしようと言う意図は見えるのだが、
もともとがさほど面白くないのが見え隠れして、悲しい感じ。

2005/04/29
「タイムコップ2」
 バン・ダムのSFアクションの続編と言うか
たぶんTVシリーズ化を狙った作品と思うのだが、
TECと言う部分だけは同じで、後は似ても似つかずと言う感じ。
主役は男のくせに脱ぐジェーソン・スコット・リーで、
ドラゴンばりに、今回も脱いでカンフーを見せるのが違和感あり。
ヒトラーを殺すと歴史が狂うなんて、タイムトラベル物の深刻なテーマを見せるが
最後までそれで引っ張るわけでもなく、
後半は虐殺を防ごうとした敵が、ただの悪者になったり、
自分自身に会ってはならないはずなのに、
こっちもあっちも過去の自分に会っていたりで、もう雰囲気だけのデタラメ。

「エアポート’03」
 偽エアポートシリーズの1作で
今回は飛行機に殺人犯が乗り込むという展開。派手な見せ場はあまりない。
主人公がもう少し慎重だったら良かったとか
妻が座席にずっといればいいのに、ウロウロして事態を悪化させてるとか
そう言うところは気になる。
その妻は、どこかで見たと思ったら、DS9のジャッジア役の人。

2005/04/18
「チャーリーと14人のキッズ」
 エディ・マーフィが保育園を開いて悪戦苦闘する話で
まあシチュエーションは違うものの例えばシュワちゃんのキンダガートンコップとか、
ジングル・オールザウェイ等と同じ発想という感じ。
最初は仕方なく取り組む事になり苦戦するが、最後には愛着が芽生えと言うわけで
まあその紆余曲折ぶりがうまければ、ラストに感激もしたりするのだろうが
少なくともエディは、最初から子供とはうまく行きすぎという感じで
苦戦したのはむしろ対アンジェリカ・ヒュートン。
安心して見られる感じで、最近のエディはアクがなくなった気がする。

2005/04/09
「フライト・オブ・フェニックス」 ☆☆☆★★★

 これは「飛べ!フェニックス」と言う映画のリメイクで
前作は男気のある作品ばかりを作ってきたロバート・アルドリッチ作品。
リメイクものは失望する事が少なくないが、
主演がデニス・クエイドだし、まあ見てみる事にした。
今回は、ロバート・アルドリッチの息子が製作に関わっているようで
その意味では、あまりひどい事にならないかもという期待が。
前作はサッサと墜落したが、今回は閉鎖になった油田の話が出てきて
ちょっとまだるっこしい感じ。
ただし、前回はたまたま集まった乗客の話だったのに対し、
今回は閉鎖になった油田の作業員と言う事で、
機長であるデニス・クエイドも含めて「負け犬の集まり」というのをアピール。
アカの他人が協力してと言う前作の面白みはなくなった分、
負け犬でもがんばれば成し遂げられると言うあたりを強調した感じ。
前回は女性の出てこない映画だったが、今回は重要人物に女性がいて
設定とかもかなり変えられたのかと思ったが
実は細かい見せ場はほぼ同じ。
特に重要なのが、設計士の正体で、そこは変えてくるかと思ったが同じ手で来た。
ここがいわばこの映画のオチのような部分なのに
前作は意外にあっさりしていたので拍子抜けだったが、
今回はそれなりに大騒ぎになって、これはこの方がよさそう。
墜落のシーンも派手だし、ついに離陸するシーンもちょっとやりすぎの感もあるが
まあ感動出来るようにできている。
前作は有名俳優を勢揃いさせたところがあったが、
今回はデニス・クエイドだけが有名という感じで、おかげで物語も彼が中心に。
実は設計士が、フレンズやギフトでやや頭の弱い役柄をした人。
どうしても前作と比較してしまうが、意外に善戦している感じ。

2005/04/06
「カンガルージャック」
 ひょんな事から組織の金を運ぶが、それがカンガルーに持ち去られ、
組織にも命を狙われると言うコメディで、
まあ発想の面白さはあるが、カンガルーと言うあたりがいまいち生かされてない感じ。
エステラ・ウォーレンは水浴びシーンとかあるが、セクシーさはちょっと期待はずれ。
クリストファー・ウォーケンは最近こんな役ばかり。

2005/04/04

「ジョニー・イングリッシュ」
 ミスター・ビーンことローワン・アトキンソン主演のスパイ物で
さすがは007の国という感じだが、基本的発想はピンクパンサーと同じ。
あきれるほどバカと言うわけでもないのが、微妙なところ。
それにしても、潜入するビルを間違えたり、
霊柩車に乗った一味を追って本物の葬式に乱入したり、
かなり早い段階でネタが見えているギャグが多く、
ちょっとまだるこしい感じ。

2005/04/03
「ハルク」
 アメコミやTVシリーズの映画化がはやる中、
これまたアメコミのTVシリーズの映画版登場。
スパイダーマンの影響か、影のある主人公という形に。
中盤、怪力になった主人公が、
彼を拘束しようとする連中をものすごいパワーで倒していくシーンが見せ場で
ある種、二面性を持つ人間が、パワーを爆発させたいという欲求を満たした感じ。
しかしながら、物語は第1作だから説明が多いのは仕方ないとしても、
2時間半とやや長めな上、見せ場はその中盤くらいで
後は父との確執なんて言う暗い話が続いて、ちょっと見ていてつらいところも。

2005/03/31
「S.W.A.T」
 往年のTVシリーズの映画化だが、音楽以外に元ネタになじみがなく
まあ見た感じ、話はオリジナルとも関係なさそう。
物語はチーム物のありきたりの展開で、意外性は乏しい。
前半は訓練シーンがメインで、事件は後半だけとなると
シリーズ化を視野に入れた感じ。
凶悪犯が自分を助けたら大金を出すと言い、町が騒然となるあたりは面白いが
結局、それほどSWATにとって驚異になっておらず
凶悪犯自体も、本当にそれほど凶悪なのか説得力がない。
かつての相棒に裏切られたりするのもありきたりだし、
もともとSWATって、人質事件とかに突入するのがメインな気がするので
延々と護送シーンが続いても調子狂っちゃう。

2005/03/26
「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 ☆☆☆★★

 前作を見た頃はレニー・ゼルウィガーをよく知らなかったので
タイタニックの人のように最初から太めなのかと思っていたが、最近は正しく認識。
たばこも酒もやり、性格も難ありで、男にももてないと言いながら、
2人の男が奪い合うという女性に共感を得たと言う原作で、
なぜそんなにもてるのかピンと来ない所もあり
女性の夢と言うかホラと言うか、そう言う側面も感じつつ
細かいエピソードは、主人公がドジである事で確かに共感を感じさせ
そこそこ面白かったので、今回も見る事にした。
自分で見る事にしたくせに、あまり面白くもないのではと言う気になっていたが
冒頭でまさかまさかの007のパロディが、音楽入りであって驚かせる。
しかもそれがまさにタイトルシーンで、サントラにも入っているらしく
これで見る目が変わってしまう。
今回は何やら既製曲の挿入のセンスがいいのか、ノリのいい感じ。
物語はもっぱら、ブリジットとコリン・ファースがひっつくか離れるのかと言う展開。
コリン・ファースの浮気が疑われるが、
ヒュー・グラントが浮気性の男だったので、こちらは浮気するとは思えず。
そしてひいきヒュー・グラントの方は、
コリン・ファースとの関係を邪魔する役柄で脇役という感じ。
前作では2人にモテモテでピンと来なかったが、
今回は1人とひっついたり離れたりだから、まあありそうな感じ。
その分、物語が無難になっている。
中盤の逮捕劇が1つの山場だが、それを除けば実におとなしい感じで
原作は前作は1冊だったが、今回は前後編で長くなったはずなのにあっさりしてる。
続編ものは、前作のアイデアを引きずっただけの
出し殻のような作品が少なくないが、この映画にもそんな雰囲気が。
細かいエピソードが面白いので飽きさせはしないが、
ラストでコリン・ファースと結婚せずじまいにしたあたり、
続編を意識してる気もするが、そろそろ打ち止めがいいかも。

2005/03/19
「ナショナル・トレジャー」 ☆☆☆★★★

 宝捜し物は昔から少なくないが、インディ・ジョーンズで現代風になり
その後影響を受けたような作品が乱立され、
ハムナプトラやトゥームレイダーなんてのが作られ、
それぞれの主役も脇役も、そこそこの俳優が使われたりしたわけだが
ここへ来て今度はニコラス・ケイジ主演で似たような映画が作られる事に。
ニコラスよおまえもかと言う気もするが、
まあこの手の話は面白い事が多いので見る事にした。
冒頭から、ニコラスの父がジョン・ボイドで、
その父がクリストファー・プラマーなんて家庭とわかり、
ちょっとあくの強い一家だと思わさせられる。
ジョン・ボイドに至っては、トゥームレイダーでも父親役だったし。
少年時代の描写があり、続いてオヤジになったニコラスが出てくるわけだが
どうも少年がニコラスになったあたりに説得力がない。
まあそんな事はお約束として、ショーン・ビーンが期待通り裏切ったりして
秘宝を探るためには、独立宣言書を盗まねばとなるとまあ面白い感じ。
考古学者かと思ったニコラスが、機械にも詳しいので驚かされるが、
考古学をやった後、MITに入り、軍にも入ったなんて都合の良い設定が。
これならシリーズ化しても、万能の男として通用するわけだ。
その後は、アメリカ建国の歴史をめぐる秘密を追う展開で、
インディ他と違って、オカルトや凄いパワーが出てこず
正真正銘の宝探しなのが好感が持てる。
1ドル札とかそこらには実際謎が多いらしくて、
まあ勝手なこじつけなんだろうけど、
あるかどうかわからないお宝の話よりは親近感がわく感じ。
ヒロインが味方になるのも強引だし、
何よりもニコラスが宝探しをする人に見えないと言う問題はあるのだが、
数少ない証拠を頼りに、追ってくるショーン・ビーンの行動も割に説得力あるし
ご都合主義な展開も許容範囲。シリーズ化を狙っている気はするが。

2005/03/14
「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」
やや昔の小説やら映画やらの登場人物が大集合して、悪と戦うという話で
発想としては、ヴァン・ヘルシングやエイリアンVSプレデターと言う感じ。
ただ、キャラがいかんせんやや古い感じで
主人公のクォーターメインは、だいぶ前にリチャード・チェンバレンがやっただけだし
ネモ船長なんかも最近は見かけず、なじみがないのが難。
それぞれが超人ぶりを発揮し、かなり派手に暴れているが、
派手なだけで物語としてはかなり退屈な感じ。
各人最初から能力を使いまくりで出し惜しみがなく、
もう少し見せ方を工夫して盛り上げれば良かった気がするが。

2005/03/07

「アトミック・ハザード」
大風呂敷広げたような核サスペンスの話かと思ったが、
前半は学生たちが爆弾作りに奮戦する話。
しかし、そのあたりからきな臭い雰囲気はあるので裏があると思ったら
それが奪われて。。。と言う展開。
主人公2人が協力してやり返すのかと思えば、
一番の主人公らしき男子学生は途中退場し、もっぱら女学生が奮戦。
まあお約束の間一髪解除で面白味はないが、
女学生がそれでも逮捕されるあたりが、
ちょっとひねった感じ。

2005/03/06
「コン・エクスプレス」
 サスペンスのくせに、全編回想シーンで
どうせ主人公は生き延びるんだしとふぬけた感じに。
TVのインディ・ジョーンズ役の人が主人公で、
「ハムナプトラ」のイムホテップが憎々しいテロリストを演ずる話で
配役的には悪くないと言う感じだが、
例えばロシアの女情報員はそれっぽく見えず、付け足しっぽい。
列車物にハズレはないと言うのも過去の幻影に過ぎず
何かつまらない事件だねと言う感じで、
悪くないキャラのイムホテップも、
ただ利用されただけで途中退場となって拍子抜け。

2005/03/05
「プリティ・プリンセス2」 ☆☆☆

 ゲーリー・マーシャル監督によるプリティもの最新作と言う事で
プリティ物って何だという気もするが、
まあプリティウーマンが受けたので、
同じ監督だぜと言うのを日本向けにアピールしたような感じ。
本作は本当のシリーズ物で
前作で普通の女の子がいきなり王女になると言う展開の
いわばシンデレラ・ストーリーで
だけど普通の恋もしたいという感じの
「ローマの休日」と「マイフェア・レディ」を合わせたような発想で面白かった。
今回はその続きという事で
ちょっと劇場で見るのは気恥ずかしい気もするが
前作も見てるから見てしまえと思って見た。
物語は序盤から主人公が女王になる覚悟ができていて
そのために結婚相手を決めなければならなくなると言う展開。
まあ発想は面白いし、いろんな描写もそれなりだが
どこか前作の焼き直しという感じが否めず、
それでいて、「普通の女の子が」という意外性がなくなったため
何となく出し殻のような雰囲気。
結婚相手を決めたが、王位争いのライバルと恋に落ちてしまうと言う展開は
まあ先の読めてしまう感じで、
出番の量的に、ライバルの方を選ぶのは見え見えだが
そこへ至るプロセスに面白味がない。
リビングデイライツのKGB将軍じゃんと言う悪役の人が
何かと陥れようとするが、まあさほど窮地に陥るわけでもなく
それに対して、最後にギャフンと言わせるしっぺ返しをしているわけでもない。
土壇場で迷う主人公の表情なんかはうまいと思うのだが、
やはり何か魅力が薄まった感じ。

2005/02/26
「セルラー」 ☆☆☆★★★

 携帯電話で突然誘拐を知らされた男が、一味と対決するハメになると言う
いわゆる巻き込まれ型サスペンスで、携帯電話を使っているのが新しい点。
思えば、電話と言うのはサスペンスの小道具として使われるが
携帯電話になると、いろいろ新たな特徴が出てきて面白いかも。
本国公開時から気になっていたが、日本ではなぜか2週間しかやらないと言うし
そんなに受けないと思っているのかという気もするが、
そう言うことなら逆に見なくてはと思って見た。
今までの電話と違い、携帯電話には移動しても話し続けられると言うメリットがあり
それが当然今回の映画の展開に影響。
それでいて、携帯特有の弱点がいろいろあり、
電波が弱ると切れるとか、充電しないと切れるなんて問題が発生。
混線すると切れるなんて言うのは未経験だが、そう言うこともあるかも。
そして着信履歴や動画を記録出来る機能も活用して、
まあ携帯を使おうと決めれば、1つ1つの見せ場は思いつきそうな気もするが面白い。
冒頭からいきなりキム・ベーシンガーが誘拐され
ムダを排除したサスペンスかと思えば、
携帯を受信したライアンや、引退寸前のムーニーなんて連中の描写が最初の内のんきで
なんか水を差されたような感じだったが、
ライアンが奮戦するようになると面白い。
後半、携帯が切れてしまってからも、いかに合流するかも見せ場と言えるが
肝心のキム・ベーシンガーはずっとつかまったままで、
どうしても物語はライアン中心に展開するのが拍子抜け。
それならそう言う配役にすべきだったのではと言う気もするが。
最後に一味を倒すあたりも、もう少しライアンが携帯を駆使して(多少利用するが)
してやったりと思わせれば痛快だったのだが。

2005/02/21
「さらば愛しき女よ」
 ロバート・ミッチャムのマーロウ物で
もう1作の大いなる眠りよりはわかりやすい感じ。
とは言え話はやはり入り組んだ感じで、動機も何だかと言う感じ。
真犯人はこの手の話では定石という感じ。
スタローンが出ているのも見所だが、彼にセリフはない。

2005/02/18
「ボーン・スプレマシー」 ☆☆☆★★

 ロバート・ラドラムという人が原作の小説の映画化で
「暗殺者」とか「殺戮のオデッセイ」なんて題名は本屋でよく見かけたものだが
その内容は、凄腕の殺し屋が記憶喪失になりと言う展開。
前作は以前も映像化された事があるようだが、
マット・デイモン主演で「ボーン・アイデンティティ」として映画化されヒット。
個人的には、確かに凄腕ぽい所はあるのだが、
謎が多かった割に、半端な終わり方だったので拍子抜けだったが、
まあこの続編も、見ないでおくのも何なので見る事にした。
同様に前作がいまいちだった「オーシャンズ11」は続編もいまいちだったが
こちらはどうなる事か。
前作の回想みたいなシーンはなく、いきなり続きから始まるのだが、
ボーンは悪夢を見たりして、ああこういうパターンねという感じ。
世界の裏側に身を隠すが、凄腕の殺し屋に狙われ、恋人が殺されてしまう。
そこでその真相を追うため活動を再開するわけ。
前作の登場人物も同じ俳優で再出演したりするのだが、
見てるこちらも記憶が曖昧だったりして、ボーンの気持ちがわかる感じ。
当時はクリス・クーパーもよく知らなかったので、
既に死んでるらしい彼の回想シーンにも感心させられる。
基本的に、B級スパイ映画的な題材なのだが、大作映画にしてしまった関係で
ムダに思える間があって、時々失望させられるのだが、
いざボーンが凄腕ぶりを発揮させると、なかなか痛快な感じ。
見せ場は、追ってるはずのCIAを逆に監視するシーン、
地下鉄で包囲されたはずがまんまと逃げおおせるシーン、
そしてクライマックスの力の入るカーチェイスシーン。
まんまと逃げおおせるシーンは、普通だとご都合主義的な手薄な部分が出てくるのだが
そこらへんの描写は良くできていて、なるほどこれなら逃げられるかもと言う感じ。
カーチェイスはフレンチ・コネクションを上回る強引な感じで、
何が起きてるのだかよくわからないが、力だけは入る。
やたら世界を股にかけてるあたりが、007風で何か違う気がするがまあご愛敬。
前作はいろいろ解決しないで半端な気がしたが、
今回は3部作だと言うのがわかって、どうせ今回もすべては解決すまいと思って見れば
なかなか面白い感じ。
最後に本名がわかるあたりは続編ありきという感じで、ちょっとイヤらしいが。
音楽もリキが入った感じで良い。

2005/01/23
「クローン」
 トータル・他のSF小説の人の短編原作を
またも映画化した作品。
とは言え、主役2人は割に好みだが、一般的な知名度はやや落ちるし
その他の展開もB級色がプンプン。
トータル・の序盤の雰囲気で全体を引っ張ったような感じで
自分が誰かわからなくなる重いテーマに思わせて、割に安易なアクション。
クローン容疑の人物の名が、苗字だった事から最初から奥さんは怪しいと思ったし、
もうひとつありがちなラストも予想したが、
そのあわせ技となると、へーとやや関心。
まあ、それほどの作品ではないが、そこそこ面白い。

2005/01/22
「オーシャンズ12」 ☆☆☆★

 もともとは「オーシャンと11人の仲間」と言う映画のリメイクの
「オーシャンズ11」の続編。
ジョージ・クルーニ、ブラッド・ピッド、マット・デイモン、
ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシアなんて豪華な布陣で
さらに本作ではキャサリン・ゼータ・ジョーンズらが加わり、
さらにカメオ出演もあるらしいと言うわけで
本当は前作はいまいちだったのだが、
やはりこれだけ豪華だと期待して見てしまう。
まあ11人いても、クルーニとブラピが中心で、今回もマット・デイモンは脇役。
ジュリア・ロバーツとアンディ・ガルシアは出番が少なく
その他の連中はその他大勢という感じだから、交通整理はされていて
その意味では物語はわかりやすいのだが、
クルーニとブラピさえ、何かあっさりしていて物足りない感じ。
ルパンみたいな怪盗やブラピを追うキャサリンに時間を取られ、
肝心の主役の印象が薄くなった感じだ。
デイモンは脇役なのだが、知名度がアップしたせいか、後半で見せ場あり。
そこからがこの映画で割に面白いところで、
カメオ出演ばかりしているブルース・ウイリスが出てきたりするのだが
アメリカだと大受けしそうな楽屋落ちも、日本ではシーンとしていて盛り上がらず。
その後、事件が解決した後で、どんでん返しが続いたりするが、
基本的に事件は解決しているので、口であれこれ派手な事を言われてもパッとせず。
前作もいまいちだったんだけど、今回も何か拍子抜け。
アンディ・ガルシアにやられっぱなしと言う感も否めないし。

2005/01/20
「ホーム・アローン4」
 カルキンくんが成長した後、別の子供で1作作ったが、
今回は当初のケビンを主役に戻し、宿敵マーブも再登場。
とは言え、ビデオ作品らしく、役者は全部異なるし、有名な人はいないし
(執事がインディ・ジョーンズか何かに出てたけど)
両親がどうなるかとか、誰が黒幕かなんてあたりの予想が
ことごとく当たってしまうからお手軽な感じ。
ケビンの仕掛けも意外性は低い。

2005/01/18
「ドラキュリアU 鮮血の狩人」
 ちょっと変わった感じのドラキュラ映画
(どう変わっていたのか忘れたが)の続編らしいが
映画を見ても、続編らしき雰囲気は皆無。
教授と学生たちが、バンパイヤを捕らえて、
不死の謎を探るなんて目新しい感じだが、
あまり科学的とは言えない手法でなし崩し的にみなやられ、
バンパイヤハンター役のジェーソン・スコット・リーは
得意の裸を披露するわけでもなく、なぜこの人にしたのかという感じ。
結局はっきりしない終わりかただし。
ロイ・シャイダーはチョイ役で、他の映画でも吸血鬼を追ってた。

2005/01/11
「バットマン&ロビン 生涯現役宣言!」
 昔のTVシリーズの出演者を駆り出して
久しぶりの続編を作るという例のパターンかと思いきや、
さにあらず、俳優自身を演ずると言う異色のもの。
事件を追いながら、当時を思い出すと言う物で、敵も当時の役者が出ているようだが
あまりなじみのない俳優ばかりな上、主役2人もヨボヨボで気の毒な感じ。
当時よく見ていた人なら感慨深いかも知れないけど。

2005/01/04
「山猫は眠らない2 狙撃手の掟」
 最近は脇役(しかも悪役)の多いトム・ベレンジャーだが
久々に主役。しかも、忘れかけてたような作品の続編で
凄腕のスナイパーと言う設定は面白く、
今回はジャングルではなく街の中と言うのも面白いかと思ったが、
早々と軍部に利用されていたと気づく、どこかで聞いたような展開で、
最後の敵スナイパーとの対決は、スターリングラードのパクリのようで拍子抜け。

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