映画感想速報
 映画のあらすじと感想をまとめ続けてきましたが、なかなか文章をまとめるのが大変で、まとめた頃には古い話になっている事も少なくありません。そこで、速報的に公開する事にしました。

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2015/12/31
「ホビット 竜に奪われた王国」
 ロードオブザリングの前日談のシリーズ第2弾。
前話を見てから間があいたので、
ビルボやガンダルフがなぜ旅してるのかはピンと来ない。
ロードオブザリングは2作目は飛ばしても話が通じたが、たぶん本作も同様。
旅の過程で、ビルボらは竜が持つ宝を手にいれる事になるが、
竜と戦ってる最中に次回に続くと言う終わり方で、何も解決しない。
ビルボは何回か指輪を使って危機を乗り切るが、フロドより使いこなしてる印象。

2015/12/30
「インターステラー」
 クリストファー・ノーラン監督のSF作。
勝手にクリスチャン・ベイルが主役と思ってたけど、マシュー・マコノヒーだった。
環境の変化で地球が人類の生存に適さなくなる。
移住先を探す為、先発隊が信号が送ってきた3つの惑星を訪れる事に。
その役目に元宇宙飛行士マコノヒーが抜擢される。
だが、そこは遥かかなたで、
通信は出来るみたいだけど、到達するには何十年もかかるのだ。
その間、冷凍冬眠やら相対性理論やらで、
地上の人と時間の経過が違う点は、メメントを彷彿させて面白い。
だが終盤になって、さらに五次元とやらが加わり、理解しづらくなったのは難。
2001年ぽいものを作りたかったって事かな。
ちなみに、先発隊の生存者としてマット・デイモンが登場。
新作でも置き去りにされた宇宙飛行士を演ずるから、ちょっと被ってる感じ。

2015/12/29
「トランスフォーマー/ロストエイジ」
 シリーズ第4弾。
前作までのシャイア・ラブーフに代わって、マーク・ウォールバーグが主役に。
修理工マークは、オンボロトラックを入手するが、
それがトランスフォーマーのオプティマスだと気づき、争いに巻き込まれる。
この新たな設定は、マンネリ感のあったシリーズに新風を吹き込んで面白い。
だが、さすが長尺のマイケル・ベイと言うべきか、面白いままでは終わらせない。
折しも、トランスフォーマーの技術を利用しようとする企業が現れるが、
実はトランスフォーマーの方が人間を利用していたと言う争いに。
この争いが前半と舞台を変えた香港で展開するのだが、香港のシーンがまるまる蛇足。
オプティマスとかバンブルビーとか、
見た目も名前も区別がつかない難点も相変わらず。

2015/12/27
「47RONIN」
 ご存じ赤穂浪士の討ち入りをハリウッドで描いた作品。
浅野内匠頭は、妖術を使う菊地凛子を従えた吉良上野介(浅野忠信)に陥れられ切腹。
家臣大石内蔵助(真田広之)は仇討ちを決意。
異国の血が流れるキアヌ・リーブスも、浅野への恩義から参加すると言う訳。
日本人に馴染みの話にファンタジー要素を入れた為か評判悪かった様だけど、
最初からそんな出来と思って見ると、それほど間違ってない。
日本で物語を聞いた外国の人が、帰国後にうろ覚えで脚本書いた程度。
キアヌは架空の人物役で、いなくても物語に支障ない。

2015/12/26
「ミュータント・ニンジャ・タートルズ2」
 最近リメイクされたシリーズの、オリジナルの方の第2弾。
第1弾はなぜかDVDが出ていない様だが、リメイク版と同じ様な事があったらしい。
前作でタートルズにやられたシュレッダーとフット団が復活。
タートルズを産み出した原因の廃液を利用して怪物を作り出し、復讐しようとする訳。
出し殻的と言うか、同じ事を繰り返しましたと言う印象。

2015/12/23
「恋愛だけじゃダメかしら?」
 キャメロン・ディアスらが出演する、
4組のカップルが妊娠をめぐってドタバタする話。
妊娠したキャメロンは割礼するか否かで夫ともめる。
妊娠できないジェニファー・ロペスは、養子をもらう事に。
育児本を書いてたエリザベス・バンクスは、実際は大変だと思い知る。。。てな感じ。
個人的には、遊びで妊娠してしまった若いカップルが、
流産を通じて絆を深めるエピソードが良かった。
全組が同じ日に出産するなど、お約束的な展開あり。

2015/12/20
「ベイマックス」
 ディズニーのアナ雪に続くアニメ。
ロボットの天才であるヒロ少年は、
事故死した兄によるケアロボットのベイマックスを改造。
仲間たちと共に、事故の真相を追うと言う訳。
ディズニーぽい心暖まるお話のフリをしているが、
実はマーベルのアメコミが原作で、ファンタスティックフォーみたいな展開。
アニメなのに、ちゃんとスタン・リーまで出てきます。

「スターウォーズ/フォースの覚醒」 ☆☆☆★★★

 復活したスターウォーズの最新作。
もともとジョージ・ルーカスによる全9作の構想だったシリーズは、
4、5、6話を作った所で中断。
忘れた頃に1、2、3話を作るが、そこで打ち止めになるはずだった。
だが、シリーズの映画化権がディズニーに渡り、事情が変わる。
ミッションインポッシブルとスタートレックと言う
2シリーズを引き継いだJJエイブラムズが、スターウォーズまで引き受けた訳。
ルーク、ハンソロ、レイアと言うオリジナルキャラが再集合した点も見逃せません。

 物語は6話の30年後と言う設定。
ルークが姿を消し、そのせいか、帝国軍の残党は再び勢力を伸ばすように。
レイアが将軍としてレジスタンスの親玉となって戦うと言う図式で、
かつての道をまた歩んでる印象です。
ルークの居場所を突き止めた方が有利と言う訳で、
その地図を持ったBB8と言うロボを敵味方が奪い合う事に。
このロボットを今回の主人公レイが手に入れて、物語に巻き込まれると言う訳。
4話と同じ展開ですな。
帝国軍の脱走兵フィンが協力者となり、この2人がこの後の物語の中心となる模様。
レイとフィンの2人には出生の秘密がありそうで、
本作では明かされないが、レイの方はだいたい察しがつく。
 1.レイが戦うシーンで、とある人物のテーマが高らかに鳴った
 2.そもそも主要登場人物が少ない(ほぼ一家)
旧作のキャラの中では、ハンソロ(とチューバッカ)が出ずっぱり。
他の連中はC3POとかも含めて顔見せ程度で、
ルークに至っては、今回は出ないのかと思ったほど。
ダースベイダーに代わる悪役カイロ・レンは、
早々に素性も、なぜそうなったかも明らかに。
素顔の印象もそうだけど、あまり強くないのが難。
全体としては、どうなるのかなーと言う興味で引っ張る感じで、
何が起こるかだいたい想像がついた2、3話よりも面白い。
CGの使い方も、やりすぎた感のある1〜3話より好感が持てる。
ただし、違和感はある。
例えて言うなら、手塚治虫の弟子がブラックジャックの新作を描いたみたい。
ていねいにトレースして、よく似てはいるが、微妙に違う印象。
個人的に引っ掛かったのは、最初と最後。
20世紀フォックスのテーマから、
スターウォーズのテーマに続く流れが崩されたのが口惜しい。
そして、妙に速いエンドクレジットの先頭がハリソン・フォードになってた点。
確かにギャラは一番高いんだろうけど、彼は脇役だよね。
4話みたいに、当時の新人俳優の名前を3人並べて、
&アレック・ギネスみたいな感じがよかった。
ちなみに、プレミアムパンフレットと言うのが売られてて(鑑賞しないと買えない)、
鑑賞日が印刷されてた。
公開当日だったら、まさにプレミアがついたかもね。

2015/12/19
「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」
 ジョニー・デップ主演のコメディ。
デップの役どころは、チャーリー・モルデカイと言うインチキ美術商。
気取った生活をしているが、借金を抱えていて、
ユアン・マクレガー警部補の依頼で消えたゴヤの絵を追う事に。
知られざる名画、絵画泥棒、
オークションみたいな組合せの映画は数多く見た気がして、本作もその域を出ない。
と言うか、ゲロとか登場させたおかげで、水準からさらに評価を落とす結果に。
従者役のポール・ベタニーはちょっとカッコいい。

2015/12/15
「バトルヒート」
 ドルフ・ラングレン主演のアクション。
共演のトニー・ジャーと言う人も有名らしくて、
たぶんワイスピ最新作でポール・ウォーカーと戦った人。
ドルフは人身売買組織を追う刑事だが、妻子を組織に殺されて復讐を誓う。
トニーはカンボジアの刑事で、暴走するドルフを止める任務。
最後には2人が協力して大きな敵と戦う事になるのだが、
そうなったのは90分の映画のラスト15分くらい。
それまでは、大立ち回り的な格闘シーンが延々と続く。
ドルフの上司がピーター・ウェラー、敵ボスがロン・パールマン、
その仲間がケーリー・ヒロユキ・タガワと言う布陣だが、
おかげでいずれもちょっと出るだけ。
人身売買に関する問題提起してる形で、
ドルフ主演作では地雷を扱った作品もあったが、何となくテーマの扱いが軽い。

2015/12/14
「ダウト・ゲーム」
 サミュエル・L・ジャクソンが出てるサスペンス。
主人公は若手検事で、酔っぱらい運転した挙げ句、ひき逃げ事故を起こしてしまう。
どうなる事か心配していたら、犠牲者が前科者とわかった上に、
容疑者としてサミュエルが逮捕される。
状況はサミュエルに不利だったが、
自責の念にかられたミッチは、無罪になるように仕向ける。
ところが。。と言う話。
負い目のある主人公が窮地に陥る展開は、ヒッチ的でなかなか面白い。
終盤、サミュエルの素性が明らかになって対決するあたりは、
ちょっとパンチが弱い感じ。

2015/12/13
「アラスカ魂」
 ジョン・ウェイン主演のコメディタッチな西部劇。
ウェインと相棒ジョージはアラスカで鉱山を掘り当てる。
ウェインはシアトルへ行き、ジョージの婚約者を連れ帰る事になるが、
彼女は別の男と結婚していた。
やむなくウェインは別の女性を連れ帰るが、彼女はウェインに惹かれ、
ウェインもまんざらでもなく、ジョージも彼女に惹かれると言う三角関係に。
それに鉱山の権利を奪おうとする詐欺師が絡む展開。
他愛ないドタバタと言う感じです。

2015/12/12
「白熱」(1973年米)
 バート・レイノルズ主演のアクション。
続編ゲイターも作られ、そちらは何回か見たのだが、なぜかこちらは初見。
囚人バートは、弟が悪徳保安官ネッド・ビーティに殺されたと知る。
ビーティは密造酒の一味と通じており、町が密造酒で潤っている面も否定できない。
だが、弟の仇となれば事情は別と、政府に協力して保安官の不正を追う事に。
ゲイターはあまり面白くなかった印象があるが、本作の序盤はぼちぼち面白い。
だが、潜入した感は弱く、最初から好き勝手やって、一味が自滅した感じ。
バートは車を暴走させるばかりで、後のトランザムシリーズを彷彿させる。

2015/12/07
「ゾンビ・コップ」
 トリート・ウィリアムズ主演の80年代アクション(?)。
トリート刑事は強盗事件を捜査。
製薬会社が関わっていると突き止めるが殉職。
相棒がそこにあった装置で蘇生し、ゾンビ刑事になると言う訳。
金持ち連中が永遠の命を得る為にやったてな真相だが、
トリートの場合は腐敗が進んで、長くは持たない。
このあたりの設定は、深く考えてない印象。
いかにもな80年末風ヒロインが2人も出てくる点は評価できる。
が、相棒を含めて3人が死んでしまうのに、
トリートが蘇生を考えないのは不思議な感じ。
まあ、最終的に相棒は蘇生されるんだけどね。

2015/12/06
「スパイ・レジェンド」
 ピアース・ブロスナンが引退したスパイを演じるアクション。
相手役はオルガ・キュリレンコで、007つながりと言うところ。
引退したスパイのブロスナンは、旧友に依頼されて元恋人を救出する事に。
CIAとロシアが通じているらしく、恋人は犠牲に。
やったのは元部下で、ブロスナンは復讐心を燃やすと言う訳。
時代は変わったと言う元部下を出し抜く前半は、ボーンシリーズを彷彿させる。
オルガは巻き込まれた女性役だが、終盤になって彼女にも秘密があると判明。
まあ、早い段階で察しはついてたが、2つの物語を無理矢理ブレンドした印象。
追っ手の元部下は、ちょっと魅力的。

2015/12/05
「ウォーキング・トール」
 実話を基にしたアクション。
主役は007で敵も味方もやったジョー・ドン・ベイカー。
元プロレスラーの彼は故郷の田舎町へ戻るが、
町が怪しげな連中に牛耳られていると知る。
正義感に燃え、保安官となって立ち向かうと言う話。
ドウェイン・ジョンソンでリメイクされたが、あんな感じの痛快な話かと言うと、
当人は何度も傷つき、家族にも魔手が及んで、痛々しい感じ。
幼いレイフ・ギャレットが息子役で出ていて、気丈に振る舞う様子が涙を誘う。

2015/11/30
「WILD CARD/ワイルドカード」
 ジェイソン・ステイサムのアクション。
ちょっと落ちぶれた用心棒のジェイソンは、元恋人を暴行した連中を叩きのめす。
それで組織に仕返しされる展開かと言うと、そうでもない。
連中からいただいた金で大勝して、
ギャンブルから足を洗おうとするギャンブル中毒の話に。
仕返しは仕返しであって、どっちつかずの中途半端な印象に。

2015/11/29
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
 マーベルのアメコミ実写版映画。
主人公ピーターは、宇宙人にさらわれて盗賊になった地球人。
強大な力を持つオーブと言う玉を取り戻す為、
様々な星の宇宙人たちとチームを組む事に。
お調子者の主人公以下、乱暴なアライグマや、
「私はグルート」しか話せない木みたいな宇宙人などで、キャラがなかなか面白い。
個人的にはアベンジャーズなんかより楽しめた。

「LEGO(R)ムービー」
 レゴの世界を描いた物語。
作業員エメットは選ばれし者と呼ばれ、
町を牛耳るお仕事大王と戦う為に、皆を率いる事に。
仲間として、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンなんて連中に加えて、
リンカーンとかハンソロも出てくるごった煮ぶり。
何でこんなデタラメな設定なのかと言うと、終盤に種明かしあり。
だからか!と感心させられた反面、伏せといた方が良かったと思う気持ちも。
ところで、リーアム・ニースンが声の出演してると言うから見たけど、
吹き替えだったから、意味なかったかも。

「007/スペクター」
☆☆☆★★

 007と言えば、シリーズ全作を劇場で見て(前のカジノロワイヤルも)、
全作のDVD購入が自慢だった。(サントラも)
ボンド俳優も6代目ダニエル・クレイグとなり、
リブート式に今までの話をなかった事に。
それ自体は構わないんだけど、
シリーズのお約束的な所も破られて、異色編と言う印象が強い。
中でも、前作スカイフォールは、新しいファンには好評だったようだが、
個人的にはダメで、初めてDVDを買ってない次第。
このままシリーズが続くとつらいけど、
ここへ来て、シリーズ初期の敵スペクターが登場するとの事。
どうなるかわからないけど、もちろん見ます。

 冒頭は、クレイグ版になってから後ろの方に回されたガンバレル。
ようやく本来の位置に戻り、
旧作からのファンとしては、「まず、ここが違う」と言うポイントが減った感じ。
タイトル曲前に派手な戦いがあり、
本編に入ってからも、時々ボンドらしいアクションシーンあり。
そして、その間に展開する物語が、割にシンプル。
前作スカイフォールが個人的にいまいちだったのは、
物語がわかりにくくて、ボンドや敵が何を目指してるのかピンと来ない点。
その点も本作は好感が持てる。
やがて、ルシッフル以降の一連の事件が、スペクターと言う組織の仕業だと判明。
慰めの報酬で、新時代のスペクターと思わせた連中が、やっぱりスペクターだった訳。
サンダーボール作戦を思わせる会議の描写もあるが、彼らの計画はちょっと地味。
情報網を掌握し、世界を影で支配すると言う事らしい。
スペクターと言えば、首領は誰もが恐れるブロフェルドで、
本作で登場するのかも関心事に。
そう言えば、マックス・フォン・シドーが出てると聞いた気がして、
番外編ネバーセイ・ネバーアゲインのブロフェルドが本家にも登場?と思ったが、
シドーが出てるのはスターウォーズだった。
種を明かせば、ブロフェルドとボンドは義兄弟だったと言う設定で、
世界は狭いなと言う印象です。
クラーク・ケントとレックス・ルーサーが幼なじみにされたみたいな微妙な気持ちに。
終盤に黒幕が、「私はブロフェルドと名乗る事にした」と言うシーンがあるが、
これは旧作を知らない人はおろか、ボンド自身にも何の意味もない。
ああ、そうですかと言う感じ。
終盤の戦いは、すべてボンドに都合よく展開しすぎ。
ラストで、ボンドが引退したと言うセリフがあるが、
なるほど、一連のクレイグ版としては締まった印象。
次作は役者を替えてリブートするのに適当だけど、
映画ならずとも、辞めるのをやめたと言う話はよくあるものです。
全体としては、今までのクレイグ路線を維持しつつも、
スペクターなど旧作ファンが好きなシーンを出して、歩み寄った感じ。
アクションとアクションの間に展開する物語が意外にシンプル
と言う点も好感が持てるが、クレイグ版から入ったファンがどう思うかは微妙。
音楽は前作と同じトーマス・ニューマンで、前作とほぼ同じ曲だったと言う印象。

「ドルフ・ラングレン IN レッド・リベンジャー」
 ドルフ・ラングレンのアクションもの。
妻子を組織に殺されたドルフは、富豪に頼まれて誘拐された娘を救出する事に。
自分の境遇と重なったと言う事らしく、むやみに大暴れ。
救出するのはチームで、ドルフが活躍したと言う印象はあまり受けない。

2015/11/28
「ヘラクレス」(2014年米)
 ドウェイン・ジョンソンがヘラクレスを演ずる話。
神ゼウスと人間の子供ヘラクレスは、多くの怪物を倒したと伝説になっていた。
実は、伝説は彼の仲間が広めたもので、ヘラクレスは普通の人間だったと言う訳。
何だか期待したものと違って拍子抜けだが、ヘラクレスが怪力である点は事実。
この手の「噂とは違う存在」は、知恵でカバーしたりするケースが多いが、
そうでもない。
人々も、ヘラクレスが人間と知っても失望する訳でもなく、
何でこんな設定にしちゃったのやらと言う印象。

2015/11/27
「スウィーパーズ」
 ドルフ・ラングレンのアクション。
いろんな職業のアクションがあるが、本作は地雷除去の専門家に目を付けたと言う訳。
ドルフの役柄がそれだが、彼には新型地雷で息子を失った過去があった。
数年後、新型地雷による被害が多発して、除去チームがドルフに依頼。
背後に息子の仇と言うべき存在がいると知る。
地雷を題材にするものの、
物語はどこかで聞いた話をなぞった感じで、ひねりはまったくない。

2015/11/26
「バトルライダー」
 ドルフ・ラングレンのアクション。
とある町は、悪党一味に牛耳られていた。
ドルフは、悪党に殺された男の友人で、
聖書を持ってテキーラを飲むライダーと言う、曰くありそうな人物。
悪党たちをばったばったと叩きのめす彼は、実は一味と因縁があったらしい。
その詳細は語られず、物語として何か抜けとるでーと言う気はするが、
ドルフ主演作としてはまともな方。

2015/11/25
「がい骨」
 ピーター・カッシング主演のホラー。
オカルト品の収集家であるカッシング博士は、サド侯爵の骸骨と称する一品と出会う。
眉唾と思うが、実は骸骨が持つ悪霊にとり憑かれていくと言う話。
サド侯爵が悪魔だったみたいな意外な設定だが、
サド侯爵と言う人選が微妙で、物語の方もたいして展開しない。
クリストファー・リーも収集家仲間として出てます。

2015/11/24
「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」
 大ヒットしたアナと雪の女王のその後を描く短編。
短編と言っても、30分くらいはあるかと思ったら、7分と言う短さ。
事件もなければ、新たな敵も現れない。
その後の物語と言うよりは、一コマと言う程度。

2015/11/23
「ドニー・ダーコ」
 ジェイク・ギレンホールが出てるSF風味の作品。
高校生ジェイクは、うさぎにあと数日で世界が終わると告げられる。
実はそれは夢で、もともと彼は幻覚をよく見るらしい。
やがてどこかから落ちた飛行機のエンジンで部屋が壊れる不思議な事件が。
時々幻覚を見たりするので、見ていてわかりづらく、真相もピンと来ない。
ドリュー・バリモアが入れ込んで、自ら製作したとの事。
バリモアちゃんも出ているが、必然性があるとは言い難い役柄。
パトリック・スウェッジ扮する怪しげな宗教家と、
彼を崇拝する女教師をぎゃふんと言わせる展開だったら、面白かった気がするが。

2015/11/22
「スマイル、アゲイン」
 ジェラルド・バトラー主演の人間ドラマ。
バトラーは元サッカー選手だが、だらしない生活で借金を作る。
別れた妻ジェシカ・ビールと寄りを戻そうとするが、彼女には婚約者がいた。
息子だけは見守りたいと、少年サッカーのコーチになると言う訳。
コーチとして彼のいい面を発揮するのかと言うと、そうでもない。
結局、ビールと寄りを戻す方にウェイトがあって、少年サッカーの話に蛇足感あり。
おまけに、小さな町のチームの父兄に、デニス・クエイド、ユマ・サーマン、
キャサリン・ゼータ・ジョーンズがいて、これがかなりの違和感。

2015/11/21
「竹取物語」(1987年日)
 ご存知竹取物語を、市川崑監督が映画化。
物語は近年公開されたアニメ版に比べると、ずいぶんあっさりした感じ。
やはり本作のポイントは、不思議な話をSF的設定でリアルに描こうとした点だが、
逆効果だった印象。
(ETのヒットで思い付いたとの事)
怪獣風の竜が出てくるあたりは、東宝特撮の面目躍如か。

2015/11/16
「シークレット・パーティ」
 キアヌ・リーブス主演のドラマ。
コールガールの運転手をする彼は、ある時、ビデオカメラを盗む。
それで身の回りを撮影する様になると言う話。
あらすじで言うと2行。
ビデオカメラを入手した彼が、誰に見せるでもなく、どんな作品を作るでもなく
いろんな物を撮影。
テーマ性もなくとりあえず撮影したくなる気持ちはよくわかるのだが、
困った事にこの映画自体のスタンスも同様。
そんなもん、他人に見せんなと言う出来です。

2015/11/15
「サボタージュ」(2014年米)
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のサスペンス(?)
シュワは麻薬捜査局の特殊チームのリーダー。
摘発した組織の金をいただいたり、潜入捜査で中毒になったりで、
チームは犯罪者と紙一重みたいな状態。
ある時、いただいた札束が消え、さらにメンバーが次々何者かに殺される事態に。
どうやら内部に裏切り者がいるらしいと疑心暗鬼になる訳。
荒っぽい話なのに、クリスティの「そして誰もいなくなった」を基にした物語らしくて
おかげでラストが珍妙な感じに。
サム・ワーシントン、テレンス・ハワードと言う
主役級の人がシュワの部下役で出ているが、あまり目立たない。

「コードネーム U.N.C.L.E.」
☆☆☆★★★

 ついに実現したナポレオンソロの映画版。
007がスパイブームを呼んだ60年代に、テレビにはナポレオンソロが登場。
(原案は同じイアン・フレミング)
ビートルズかナポレオンソロかと言われる人気となった。
(実際は相棒のイリア・クリヤキンの方が人気があった)
映画化の話はずいぶん前からあって、ついに実現した訳だが、
何か短期で公開が終わりそうな不安があるので、今見るしかありませんな。

 物語は冷戦時代の60年代が舞台。
ナチスの残党が核爆弾を開発中との情報が入り、
米ソが双方のトップスパイを出してコンビを組む事に。
オリジナルでは ソロとイリヤは最初からコンビだったので、
知られざる出会いのエピソードと言う訳。
ただし、キャラはオリジナルとは変えてきてる。
ソロがプレイボーイなのは変わりないが、元泥棒で手癖が悪いと言う設定。
イリヤは、オリジナルではソロに振り回されっぱなしと言う印象だったが、
本作では短気な怪力男。違う感はイリヤの方が大きい。
監督はシャーロック・ホームズを新しい感覚で映画化したガイ・リッチーで、
本作も新しい感覚のナポレオンソロと思えば、それなりに楽しめる。
この手の映画版では、舞台を現代に持ってくる事が多いが、
本作は60年代とした点が大きなポイント。
当時のおしゃれなファッションや、今風でない車や秘密兵器
(と言っても盗聴器くらい)が、新作の映像として登場するのは楽しい。
恐れイリヤのクリヤキンと言った所です。
ヒュー・グラントは悪役かと思ったが、
役名がウェイバリーだったので、その正体は早い段階でわかる。
続編もありそうなエンディングだが、どうなる事か。
ところで、この手のテレビシリーズの映画版では、オリジナルのキャストが出てたり、
オリジナルのテーマ曲が今風に出てくる点が見所のはず。
本作でロバート・ボーンやデビッド・マッカラムが出たと言う話は聞いてないので、
もっぱら関心はテーマ曲に。
エンドロールにジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲って出てたけど、
どこで使われたかわからなかった。かなり、さりげなく使われたかって事か?
個人的には、スパイ大作戦みたいに派手にやってほしかったが。。

2015/11/14
「ミュータント・タートルズ」(2014年米)
 90年代に一度シリーズ化されたアメコミのリブート版。
キャスターのエイプリルは、暗躍するフット軍団に立ち向かう謎の一団を目撃。
彼らを追う内、人間の様な姿の4人組の亀だと知る。
実はエイプリルの父が関係した研究で産み出された
ミュータントタートルズだったと言う訳。
まあ、スパイダーマンと似たような設定ですな。
製作は長尺で知られるマイケル・ベイだが、本作は90分程度と手頃な感じ。
トランスフォーマーとかよりは、とっちきやすい。

2015/11/08
「インフェクション/感染」
 生物兵器による世紀末もの。
しばらく見かけなかったジョシュ・ハートネットが出ているのが見所で、
だからこそ見たんだけど、よくぞこの作品を選んだと言う印象は受けず。
中東戦争で使用された生物兵器の影響が、貿易風に乗って米国に到達。
ジョシュら3組のカップルが、終末の時を迎える様子を描く。
派手な展開がない「始まらない映画」で、
終末が来る事もわかってない様な連中もいて、ちょっと退屈。
開発に携わったらしきフランク・ランジェラのエピソードはましな方。

2015/11/07
「マクリントック」
 ジョン・ウェイン主演の西部劇。ただし、撃ち合いはなし。
ウェインは西部の町の牧場主。
新天地を求めた入植者たちは先住民を厄介がるが、ウェインは先住民に理解を示す。
。。と言ったあたりは物語にさほど影響せず。
ウェインの出ていった妻が舞い戻り、
娘ステファニー・パワーズをめぐってケンカが再燃。
何を騒いでいるのやらよくわからないドタバタぶりだが、
ウェインのスタンスは変わらず。

2015/11/01
「ザ・ヤクザ」
 高倉健が出るヤクザ映画をアメリカ映画目線で描いた話。
主演はロバート・ミッチャムで、彼は戦後直後に日本にいた過去があり、
日本の文化(ヤクザ回りを含む)に詳しかった。
知人の娘がヤクザに誘拐され、助ける為にミッチャムが来日。
旧友高倉健と共に娘を救出するが、
その為にメンツをつぶされたヤクザ組織は2人を付け狙うと言う展開。
真相はどこかで聞いた感じで、ヤクザを絡めたあたりが特色。
日本スタッフが参加したので、
日本を描いた映画によくある珍妙な描写がないと聞いていたが、
それなりに違和感はある。

2015/10/31
「ザ・ギャンブラー/熱い賭け」
 マーク・ウォールバーグ主演のドラマ。
ギャンブラーの話だけど、ギャンブルの駆け引きでハラハラさせるような話ではなく、
中毒になって、借金してもやめられない人の話。
そんな描写が延々と続く感じで、あまり面白くはない。

2015/10/29
「レッド・コマンダー」
 ドルフ・ラングレン主演のアクション。
ドルフはドラマー役で、ロシア大統領も出席するコンサートに参加。
だが、大統領に恨みを抱く一味によって、会場は制圧される。
難を逃れたドルフ(元ギャング)が、警護官と組んで大暴れすると言う話。
つまり、ダイハードものです。
でも、ドルフと一味が戦うのは、ざっくり言うと終盤の1回だけで、
何だか強敵がいるらしいと、一味が警戒する展開にならないので拍子抜け。

2015/10/28
「ドルフ・ラングレン IN エリミネイト・ソルジャー」
 ドルフ・ラングレン主演のサスペンス(?)
ドルフは、証人を追跡不能にする仕事を請け負う民間チームの一員。
言ってしまえば、ここの設定が終盤までピンと来ず、
何やってるかよくわからずに終わる。
逃がした証人に、実は罠をかけられてたと言う話みたいです。

2015/10/27
「レイク・モンスター 超巨大UMA出現!」
 ドルフ・ラングレンが出てる怪物もの。
ただし、主役はドルフではなくて、
ユニバーサルソルジャー最新作で主役だったスコット・アトキンス。
スコットらは中国の奥地で目撃された新種の生物を追う事に。
彼らは生け捕りにしようとするが、
ライバルのドルフは、なぜだか狩る事に執念を燃やす。
このよくわからない対立が終始続いて、最後に怪物に対面する訳。
怪物は爬虫類と両生類の中間と言う触れ込みだが、
未知の生物と言うより、大きなトカゲと言う印象で、あまり怖くはない。

2015/10/26
「ANNIE/アニー(2014年米)」
 人気ミュージカルを、現代を舞台に変えた再映画化。
冒頭に赤毛のアニーと言う少女(オリジナルぽい)が出て、
その後に今回の主役である同じくアニーと言う黒人少女が登場。
わざわざこのシーンを入れたのは、「変えたからね」と宣言したと言う事か。
前回映画化されたアイリーン・クイン版は結構お気に入りで、
わざわざリメイクする必要があるのかしらと言う印象。しかも、設定を変えてまで。
こんな印象って、最近別の映画でも感じたよなと思っていたら、
リメイク版ベストキッドだった。
実はどちらもウィル・スミス製作で、
本作も当初はスミスの娘を主役にしようとしていたらしい。
おなじみの歌が次々登場して楽しめる上に、
旧作でちょっと荒いなと感じた物語も丁寧な感じに描かれる。
これもベストキッドと同じ。
ハニガンが終盤に変心するあたりなんかは、旧作よりよく出来てる。
でも何か盛り上がらないのも事実。
やはりアニーと言えばトゥモローで、旧作では3回くらい歌ったが、
本作では1回軽く歌った程度(のはず)。
リアルな映画にしようと努めて、ミュージカルの肝の部分が抜けちまった感じです。

2015/10/25
「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」
 モナコ公妃となったグレース・ケリーを主役にした
サスペンスフルなドラマ(?)
夫は公務に忙しく、寂しい日々を送るグレースは、
ヒッチコックから新作への出演を依頼されて迷う。
(マーニーのティッピ・ヘドリンがやった役)
一方、モナコはフランスによる締め付けで国家崩壊の危機に陥っていた。
この事態を解決したのがグレースだったと言う、おとぎ話みたいな展開。
雰囲気的には、ダイアナ妃を扱ったクイーンとダイアナを足して2で割った様な印象。
グレースを演ずるニコール・キッドマンには、本物ほど優雅な雰囲気がなく、
ニコールにしか見えない点も難。

2015/10/24
「フューリー(2014年英米)」
 ブラッド・ピット主演の戦争もの。
第二次大戦末期。ノルマンディ上陸作戦も勝利した連合軍だが、独軍の抵抗に苦戦。
ブラピ隊長を慕う戦車隊に、前線を希望してはいなかった新兵が着任。
この新兵を通じて戦争を描くと言う、どこかで聞いたような展開。
当初、戦いを嫌がっていた彼が、次第に染まっていく中盤まではやや退屈。
終盤、重要な十字路に立ち往生した彼らは、包囲する独軍と死闘を繰り広げる。
ここが見所と言う訳で、確かに激しいんだけど、
兵士たちが奮戦したあたりが伝わらなくて微妙。

「ドリームガールズ」
 ダイアナ・ロスが出世したあたりを題材にしたと言うミュージカル。
ジェイミー・フォックスはドリームスと言うグループの才能を見出だし、
人気歌手エディ・マーフィのバックコーラスに起用。
人気が出るが、当時は黒人がヒット曲を出すと白人に横取りされるのが常。
そこでジェイミーはなりふり構わず、売りに出す事に。
本来歌のうまいジェニファー・ハドソンを後ろに回し、美形のビヨンセを中心に。
不満のジェニファーは脱退。さらに落ち目になったエディとのコンビも解消。
。。てな紆余曲折を経ると言う展開。
物語的には、先日見たジャージーボーイズと似たような印象。(こっちが先だけど)
ミュージカルと言うけど、ステージで歌う本来の歌が中心。
中盤にジェニファーが抜ける辺りが、心情を歌ういわゆるミュージカルなナンバーに。
おかげで、どっちつかずの中途半端な印象。

2015/10/19
「ドルフ・ラングレン ガーディアン」
 ドルフ・ラングレン主演のアクション。
ドルフは元特殊部隊で、CIAマイケル・パレに依頼されて、
誘拐された米人女性を救出する事に。
だが、女性は誘拐などされていないと言い、
何やら企みがあるらしきパレ一味に追われると言う訳。
ドルフもパレも、近年珍しい出ずっぱりで、その点は好評価。
ただし、物語が面白いかと言うと、パレが怪しいのは序盤にわかり、
後は延々と追われるだけで工夫がない。
やってる事は、ガントレットと変わらないんだけどね。
撃ち合いや爆破を入れとけば、
それなりに受けるやろと言う発想がいけないんでしょうか。

2015/10/18
「アート・オブ・ウォー2」
 ウェズリー・スナイプス主演のアクションシリーズ第2弾。
前作がどんな話だったか、とんと記憶にないが、
何と主役がウェズリーでない第3弾まであるらしい。
元工作員のウェズリーは引退してアクション俳優のアドバイザーに。
だが、俳優が政界に進出しようとした事をきっかけに、
何やら陰謀に巻き込まれると言う訳。
真相はどこかで聞いたような感じで、謎解きとして面白くない上に、
アクションとかもさほど盛り上がらず。

2015/10/17
「エイリアン・インセプション」
 デスレース2のルーク・ゴスが出てるSF系サスペンス。
今回もゴスは主役ではなく、主人公の恋人である刑事役。
出番はぼちぼちあるが、無理矢理出演シーンを作った印象は否めない。
エイリアンと言っても、宇宙が舞台ではなくて、宇宙人にさらわれたらしき人々の話。
末期癌だったヴァレリーは、不思議な光に遭遇した後に完治。
だが、同時に姉が失踪。真相を追おうとするが。。
そういう体験は、宇宙人に拉致されたのだと言うロバート・ダビ博士の存在を知る。
そこまでは、まあまとまってたが、
ダビ博士の怪しい施設に入る事になり、そこがまるで精神病棟。
実は。。と言う真相が出てくるが、話を急にひねって、訳わからなくなった感じ。
でも一番引っ掛かるのは、姉妹で癌と戦ってた時期に、ゴスが出てこない点。
ホントに恋人なのか?と思わせられます。

2015/10/16
「レッド・リベンジ」
 デスレース2のルーク・ゴスが出てるサスペンス。
ゴスの役どころは、出てこなくても差し障りがない程度のちょい役で、
それはダニー・トレホも同様。
主役は監督兼任のあんちゃんで、金が貯まったので作ってみましたと言う感じか。
誰でも無罪にすると言われる弁護士ストーンは、殺人犯の弁護をする事に。
だが、殺人の犠牲者が組織のボスの親族だった為、彼自身も命を狙われると言う訳。
弁護士のテクニックで反撃するのかと言うと、そうでもなくて拍子抜け。
妙に気取ってるけど活躍せず、主演俳優の自己満足と言う事かな。

2015/10/15
「エクスペンダブル・レディズ」
 エクスペンダブルズの向こうを張った、女ばかりの部隊の話。
カザフスタンで米大統領の娘が拉致される事件が発生。
拉致したのはブリジット・ニールセン一味。
米国は救出部隊を送り込む事になるが、男では警戒されると、女ばかりの部隊を組む。
小学生でも、もっとマシな理由を思いつきそうなもんです。
凄腕ながら、訳あって刑務所に入れられた女囚4人を集めて、現地へ向かうと言う訳。
だが、彼女たちが凄腕を発揮したかと言うと微妙。簡単に捕まるし。
ニールセンも、逃げたリーダーを追おうともしないから、反撃を受ける始末。
出演陣は、それなりにアクション系に出ている人を集めた様だが、
ニールセンとクリステナ・ローケン以外はよくわからず。
ニールセンはビバリーヒルズコップの時のイメージだが、顔がごっつくなった印象。
ローケンは相変わらず美形で、彼女をもっと活躍させれば良かった気がする。
そう言えばニールセンって、スタローンの元妻だから選ばれたのかな?

2015/10/12
「カーツーム」
 チャールトン・へストン主演の歴史物。
19世紀末に、スーダンで回教徒による反乱が発生。
鎮圧に失敗した英国は、さらなる恥を重ねる事は出来ないと、
へストン将軍に対応を委ねる。
かつてこの地で成果を上げたへストンは人々に歓迎されるが、
軍を連れてきた訳ではないとわかり、失望される。
回教徒のリーダー、ローレンス・オリビエ(!)との交渉も決裂。
英国内にへストンを救出しろと言う声が高まるが。。と言う展開。
歴史物がよく似合うへストンだが、今回は政治の思惑に振り回された男と言う感じ。
状況がなかなかわかりにくい上に、映画としていまいち盛り上がらない。

2015/10/11
「デス・クルー」
 デスレース2のルーク・ゴス主演アクション。
ゴスはチームを組んだ賞金稼ぎで、メキシコだかで女を捕らえ、連れ帰ろうとする。
だが、組織のボス、ダニー・トレホの女だった為に、襲撃を受ける。
絶望的な状況と言う設定は悪くないが、延々と撃ち合いが続き、
やられっぱなしで面白くない。
と思っていたら、ラストに意外な真相が明らかに。
えー!そっちのジャンルの映画だったの?と言う次第です。

2015/10/10
「クライシス・オブ・アメリカ」
 デンゼル・ワシントン主演のサスペンス。
ジョン・フランケンハイマーの影なき狙撃者のリメイク。
デンゼルはクウェートで活躍した軍人だが、戦友たちは悲惨な運命をたどっていた。
唯一の例外リーブ・シュレイバーは戦場の英雄と言われ、副大統領候補に。
いろいろ違和感を感じたデンゼルが探る内、
リーブの母メリル・ストリープが絡んだ陰謀に巻き込まれたと知ると言う訳。
オリジナルはあまり覚えてないんだけど、
話としてはブロンソンのテレフォンの逆パターン。
本作の見所はメリルの悪女ぶりで、もくろみ通りに行かないと気づいた時に、
やられた!と言う表情を見せたら痛快だったが。

2015/10/08
「ブラッド・アウト」
 デスレース2(1じゃなくて)のルーク・ゴス主演作。
ゴス刑事の弟は麻薬組織にいたが、足を洗おうとして殺される。
捜査は進展せず、ゴス自ら組織に潜入する事に。
そもそも弟が殺されたのは、ゴスと一緒にいる所を見られたからなのに、
組織に潜入しても誰も気づかない。
全米の麻薬組織は2つしかないらしく、南北の組織が雌雄を決する事に。
どうするかと言うと、両組織の代表が格闘し、
負けた方が勝った方の傘下になると言う訳。
何だかいろんなアイデアを繋ぎあわせて1本作りましたと言う印象で、
作品としてまとまってるとは言い難い。
弟の仇がヴィニー・ジョーンズ。
ボスの右腕の様な、2人ボスの様なよくわからない存在。
敵対する組織のボスがバル・キルマー。
ぶくぶく太って、トップガンの続編作っても呼ばれなさそう。

2015/10/04
「ロスト・イン・マンハッタン」
 リチャード・ギア主演のドラマ。
大金持ちとかを演じてきたギアの今回の役どころは、何とホームレス。
だらしないタイプではなく、こぎれいだから、まあまあイメージキープと言う感じ。
別れた妻が死んで、娘の養育を放棄し、何となくホームレスに落ちぶれたギア。
寝泊まりしていた場所を追い出され、施設に入るが、そこも安住の地ではない。
施設で知り合った黒人(ベン・ヴェリーン)が突然いなくなったり、
真面目に働く娘に金をもらったりするシーンがあるが、
派手な展開はなく、淡々と描いたと言う感じ。
施設のシーンは目新しいと思ったが、さほど掘り下げず。

2015/10/03
「子連れじゃダメかしら?」
 アダム・サンドラーとドリュー・バリモアちゃんによるラブコメ。
サンドラーもバリモアちゃんも独身の子持ちで、冒頭でお見合いするが、印象は最悪。
だが、双方の家族が知人の代役でアフリカ旅行し、現地で行動を共にする事に。
互いの家族の面倒を見たりする内、親同士も親密になると言う訳。
お約束な展開で安心して見られるが、
こんなの百万回見たと言う印象もあり、ラズベリー賞候補になるのも理解できる感じ。
バリモアちゃんも歳をとったか、普通のおっ母さんと言う雰囲気に。

2015/09/27
「ザ・ボディガード」
 シルベスター・スタローン主演のドラマ。
脇役じゃなくて主役なのに、こんな映画があったなんて知らなかった。
スタローンは組織のボスであるアンソニー・クインのお気に入り。
だが、クインが襲撃で殺され、敵の魔手は娘マデリーン・ストーに及ぶ。
ずっと彼女を影で守っていたスタローンは黙って見ておれず、
護衛を買って出ると言う訳。
どこかで聞いたような話で、安心して見られる展開だが、
スタローンが演じてるあたりに場違い感はある。
久しぶりに見たマデリーンも、誰でも良いような感じ。
ちなみに、本作はアンソニー・クインの遺作みたい。

「ターゲットゼロ」
 ドルフ・ラングレン主演のドラマ。アクションかと言われると微妙。
内モンゴルで闇ファイトをしていたドルフは、
借金返済の為に、封印されていた仏画と言う物を探す事に。
役割的には道案内だが、インディみたいに秘宝に詳しい訳ではなく、
なぜ同行する必要があったかは、よくわからない。
他にも秘宝を狙う連中がいて、撃ち合いでドルフ以外は双方全滅。
仏画に凄いパワーや、大金が得られる価値がある訳でもないらしい。
何がしたかったのか良くわからないが、
ターゲットゼロと言う邦題は、敵なんか出てこない映画だよんと言う意味なのか。
ちなみに、ヒロインたる依頼人側の女性は、エクスペンダブルズ2の紅一点の人。
凄いキャリアなのかと言うと、その2作くらいしか出ていない。。

2015/09/23
「ニューオーリンズ・トライアル」
 ジョン・グリシャム原作の法廷もの。
乱射事件で夫を殺された女性が、銃会社を訴える事に。
弁護士のダスティン・ホフマンは、凄腕と言うより、正義感の強い中堅と言う印象。
対する銃会社側は、同様の裁判で負けた事がない。
なぜなら、ジーン・ハックマン率いる対策チームがついているから。
彼らは陪審員を調べあげ、不利そうならば外すように要求し、
それでも採用されたら、プライベートの弱みで脅したりするのだ。
今回も楽勝かに思えたが、
陪審員の1人ジョン・キューザックとその恋人レイチェル・ワイズに翻弄される。
彼らは陪審員たちを誘導して、どちらの勝利にも導けると、
双方から金を請求しようとする輩だったのだ。
数ある裁判ものでも新しい展開で面白いんだが、
キューザックらに隠された目的がありそうと序盤に匂わせたのがマイナス。
おかげで、痛快感がちょっと薄まった感じ。
ホフマンとハックマンと言う70年代の名優が対決するのも見所。
冒頭に殺される夫役はノンクレジットのディラン・マクダーモット。
陪審員のジェニファー・ビールスなんかより印象に残る。

2015/09/22
「ランナーランナー」
 ジャスティン・ティンバーレイク主演のギャンブラーもの。
彼の上司がベン・アフレック。
オンラインカジノで少し名を売ったジャスティンは、
業界の伝説的存在であるベンの部下に抜擢。
そこで評価されるが、やがてベンの不正行為に気づいて、捜査官に協力する様に。
オンラインカジノと言うあたりが目新しい点に思えたが、
それが話題によってなるのは序盤だけ。
後はどこかで聞いたような話で、ベンを出し抜いた痛快感も今一つ。

「カリフォルニア・ダウン」 ☆☆☆★★★

 時々登場する大災害もの。
ビデオ作品のちゃちな映像ではなく、大作として金をかけていれば、
その破壊シーンにも期待できる。
おまけに、主演がドウェイン・ジョンソンと来たら、暴れるぜと言う声が聞こえそう。

 と言う訳で、主演のドウェイン・ジョンソンは、レスキュー隊の隊長。
冒頭で、崖に引っ掛かった車から、女性を救出するシーンあり。
おかげで、ドウェインと仲間たちが、じゃんじゃん救出する話かと思ったら、
さにあらず。
最初から最後まで、ドウェインが助けようとするのは家族だけ。
チームと連絡取ったりもしない。
米西海岸に、観測史上最大の大地震が発生。
シカゴだかロスだか、あちらの大都市が壊滅的な被害を受ける。
ジョーズ的に、地震が起きるかと思ったら起きないと言うじらしシーンはない。
地震起きっぱなし、ビル崩れっぱなし、浸水しっぱなし。
地震をなめるなと言うのはわかるけど、高層ビルって簡単には壊れない構造のはず。
あれだけ壊れる状況になったら、それは大陸が沈む級の天変地異であって、
生き延びれると思うのが無理と言うもの。
十戒の紅海のシーンと同じスペクタクルって事かな。
もちろん、今どきの技術で迫力は満点です。
見てる時は、チャールトン・へストン主演の大地震と言う映画を連想しました。
西海岸で大地震発生とか、主人公が離婚寸前とかの共通点もあり。
ただし、かの作品では、大陸が沈むクラスとは感じなかった。
本作においては、ドウェインが主役と言う点も無視できない。
これが同じ脚本で、マーク・ウォールバーグあたりが主役だったとしたら、
観賞前に期待した物は明らかに違ったはず。
ドウェイン大暴れとは言い難いが、期待した化学反応があった事は否定できない。
これと同じ化学反応を体験したのは、シュワルツェネッガーのプレデターかな。

2015/09/21
「プロミスト・ランド」
 マット・デイモン主演で、
グッドウィルハンティングの監督と再タッグ。
デイモンは天然ガス開発会社社員で、田舎町から採掘権を得るべく交渉に当たる。
安値で勝ち取ると評判だった彼だが、
環境への問題があると指摘する者や環境保護団体が現れ、予想外の苦戦に陥る訳。
交渉する内に、デイモンも反対派に共感してしまうと言う展開で、
ええ話とは思うけど、どこかで見たような印象は否めない。

「ピクセル」 ☆☆☆★★★

 テレビゲームの敵キャラが、原寸大になって地球を攻撃してくると言う話。
シュガーラッシュと言うアニメでも実際のゲームキャラが登場したが、
本作では80年代のゲーセンのゲームに限定したあたりが、マニア心をくすぐる感じ。
見るしかありませんな。

 主人公アダム・サンドラーは、
80年代の少年時代にゲーセンでトップクラスの腕前を発揮。
だが、大人になると、さえない修理工となっていた。
ゲームの腕ではサンドラーにかなわなかった友人は、
史上最大のバカと言われるものの、大統領に就任。
そんな中、宇宙船が地球を攻撃する事態が発生。
その動きを見た大統領は、ある事に気づく。あれはギャラガの動きだと。
そこで、権威であるサンドラーを呼び、対策の検討を求める。
最初は兵士たちを訓練するが、彼らでは話にならないと、サンドラー自身が戦う事に。
戦う相手は、パックマンやドンキーコング(あと、日本に馴染みのないゲーム)。
3回やられたらゲームオーバー。
リセットは出来ないなんて設定も、なかなかにゲーム通の心をくすぐって楽しめます。
パックマンやドンキーコングの登場シーンでは、ゲームの音楽が流れるのもうれしい。
最後の大混乱で、マリオやテトリスなど、
80年代のゲーセンではないゲームも混ざっているのはご愛敬。
ちなみに、宇宙に送った映像を見た宇宙人が、想定外の反応をすると言うのは、
映画版スタートレックを連想させる。
落ちこぼれが、数少ない才能のおかげで、地球の運命を託されると言うのは、
アルマゲドンやスペースカウボーイって感じ。
それ以上に、本作のゲームを何かに置き換えただけの、
そっくりな映画があった様な気がするが、それは記憶違いかも。。

2015/09/20
「ゲットバッカーズ」
 いろんな人が交錯するドラマ。
人気ラッパーが影響を受けたと言う自己啓発本が評判に。
著者は表舞台に出ない謎の存在で、ゴシップ記者が彼を追ったりするが、
それが本筋かと言うと、あまり関係のない周囲の人々まで描いており、
テーマ性がぼやけた感じ。
謎の著者にトム・べレンジャー。
ゴシップ記者の上司にシルベスター・スタローン。
組織の取り立て屋にダニー・トレホ。(即効で死ぬ)
組織を追ってる捜査官がトーマス・ジェーン。
アクション映画で見たかったと言う感じの顔合わせで、戸惑わされます。

2015/09/12
「ジャージー・ボーイズ」
 クリント・イーストウッド監督作。
クリント監督作は、得意としたアクション系作品と、
造詣のある音楽系作品に分かれるみたい。本作は後者の方。
クリント自身が出ていれば、彼のキャラで見せるが、本作では監督に専念。
ニュージャージー出身のフランキーは、
悪友トミーが結成した4人組の歌手フォーシーズンズに参加。
大人気となるが、次第に分裂が生ずると言う訳。
シェリーや君の瞳に恋してるなど、スタンダードなナンバーは知ってても、
誰が歌ったか知らない者として思い入れは今一つで、
ドラマの方はビートルズ物語ですと言われても気がつかないくらいありそうな感じ。

2015/09/11
「マイ・ボディガード」(1980年米)
 80年代の学園もの。
主人公クリフォードはホテル支配人の息子と言う小金持ちで、
大金持ちではないので、柄の悪い学校に転入する事に。
そこでは悪ガキマット・ディロンが威張っていて、
人殺しと噂されるアダム・ボールドウィンから守ってやるから、金を出せと言う。
断れば、いじめを受けるのだ。
一計を案じたクリフォードは、ボールドウィンの方に声をかけ、
ボディーガードになれと誘う。
これにはディロンらも面食らうと言う展開。
最後にはクリフォード自身の力でジャイアン、いやディロンを倒すと言う訳で、
定石通りと言えるがなかなか痛快。
ちなみに、マット・ディロンとジェニファー・ビールス共演作
。。みたいな言われ方をするが、ディロンはそんな感じの嫌われ役。
(すんません。見た動機はディロン目当てです)
ジェニファーに至っては、主人公の隣でニコニコしながら座ってるが、
セリフはなく、エンドクレジットにも名前は見当たらず。

2015/09/05
「トゥモロー・ワールド」
 クライブ・オーウェン主演の近未来(否定的な方)もの。
理由は不明だが、人類が出産できなくなり十数年。
一応は政府は存在するが、治安は悪化していた。
オーウェンは、テロリストとなった元恋人ジュリアン・ムーアの依頼で、
少女を連れて逃げる事に。
実は、少女は奇跡的に妊娠していたと言う訳。
ジュリアンの他、マイケル・ケインも出ているが、いずれもちょっと出て退場。
後はオーウェンと少女の逃避行が続く。
少女が人類の希望として描かれるのかと思えば、
そうでもなさそうな雰囲気で、この先どうなるかは不透明なまま。
オーウェンが、なぜ使命感に目覚めたかもピンと来ない。

「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」
 またまたケネディ暗殺を描く話。
ケネディ暗殺をめぐっては、陰謀や知られざる真相を描いた話や、
オズワルドを殺したジャック・ルビーを描いた話があった。
本作は、そうした暗殺のど真ん中にいた人ではなく、
たまたま遭遇した人々を描いたと言う訳。
守れなかったシークレットサービスなんてのは中心の方で、
ケネディの治療に当たった(オズワルドも)医師、事件をたまたま撮影した男性、
オズワルドの母と兄なんて人たちが描かれる。(兄は結構人格者)
着目点は面白いと思うが、暗殺の真相に関わってる訳でもなく、
物語的にはそれほど盛り上がらない。

2015/08/31
「冷血」
 実際にあった一家殺害事件を描く。
農場主一家が殺される事件が発生。
警察は私怨などの線を疑うが、
縁もない2人組が、わずか40ドルの金を奪うための犯行だったと判明。
その後、ひどい事件が映画や現実にわんさか登場し、
悲しいかな、本作程度では言うほどひどくないと感じてしまう。
ティファニーで朝食をの原作者を描いた映画カポーティでも描かれた事件。
あちらでは、実際の事件を題材に、作家が小説にまとめる体裁。
モナリザを描くダビンチの絵と言うのを見た記憶があるが、そんな趣向で、
モナリザたる事件は、どちらの映画にも描かれている訳。
違いは、作者カポーティが写っているか否か。
あちらでは、犯人ペリーをもう少し掘り下げてた気がするから、
本作はちょっと物足りない。

2015/08/30
「ASSASSIN −アサシン−」
 キューバ・グッディングJr主演のアクション。
彼は組織に雇われるフリーの殺し屋だが、
ある時標的が娼婦を盾にした為、逃がしてしまう。
その為に組織はキューバを切って、新たにドルフ・ラングレンに依頼。
仕事がなくなったキューバは、敵対組織の仕事を受けると言う訳。
。。と言う序盤の展開は悪くないが、その後は両組織の抗争みたいな話が延々と続く。
キューバ対ドルフも期待されるところだが、
どちらも割にドライで、私怨はないと戦おうとしないので拍子抜け。

2015/08/29
「メガシャークVSグレート・タイタン」
 巨大サメメガシャークが暴れるシリーズ第4弾。
巨大タコ、巨大ワニ、巨大サメメカと戦ってきたメガシャークだが、
今回の敵はコロッサスと言う巨大ロボ。
(グレートタイタンと言う名前は出てこない)
海の神でも出てくるのかと思ったけど、何だか目的のよくわからないロボ。
進○の巨人風だが、手足の接合部が昔のブリキのおもちゃを思わせる感じで弱点そう。
メガシャークとブリキの両者を制御した男が、陸海を制したと喜ぶ話で、
メガな暴れシーンはもうひとつ。
ちなみに、今回は人工衛星に食いつく。

2015/08/28
「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」
 カーズのスピンオフシリーズの第2弾。
連戦連勝だったダスティだが、部品故障でレースに出られなくなる。
やけを起こした挙げ句、ぼや騒ぎを起こした彼は、消防士になる事を決意する。
レースをしていた飛行機が、続編で消防士になると言う強引な展開も、
それなりの事情があったと言う訳だが、やってる事は我が日本のト○カと変わらない。

2015/08/23
「ジェイド」
 CSIのホレイショことデビッド・カルーソのサスペンス。
監督がウィリアム・フリードキンで、彼はグリソム主演の映画も撮ってると言う奇縁。
ホレイショは検事補で、富豪が殺されていた件を捜査。
富豪は娼婦と関係のある知事を脅していたらしく、真相を知る娼婦を追うと言う訳。
解説にセクシーサスペンスと書かれてたけど、そんなシーンがある訳ではない。
陰謀の方も、そんなに入り組んでる様には思えない。
中盤で、祭りをやってるチャイナタウンに飛び込む無茶なカーチェイスシーンがあって
フレンチコネクションを彷彿させる。

2015/08/22
「プレーンズ」
 カーズのスピンオフシリーズ。
あちらが車たちの物語だったが、こちらは飛行機たちの物語。
一緒の世界に暮らしていると言う事らしい。
主人公ダスティは農薬散布機だが、レースに憧れて、辛くも決勝に出場。
彼には高所恐怖症と言う弱点があったとか、コーチには隠された過去があったとか、
何かお約束的な展開。
出し殻感は否めないが、続編もある。

2015/08/16
「ラストゲーム」
 デンゼル・ワシントン主演のドラマ。
デンゼルは妻を殺した罪で刑務所に入れられる。
長男は有望なバスケ選手で、プロや大学がスカウトに。
直接に金品を贈るのは違法とされる為、叔父や恋人を通じて攻勢をかけてくる。
そんな中、知事がデンゼルに接触し、
息子をとある大学に進めれば、刑期を短くすると言う。
労働釈放と言う名目で外に出たデンゼルだが、息子は彼を避けていたと言う訳。
長男役は有名なバスケ選手が演じてるらしいけど、そこは知らないので加点なし。
バスケの試合とかは描かれず、もっぱら人として見苦しいスカウト攻勢の描写が続く。
恋人にも裏切られた息子だが、父デンゼルの行動も大差なく、ややマシと言う程度で、
物語としてモヤモヤ感を残す。

2015/08/14
「ハリウッド式恋のから騒ぎ」
 メグ・ライアンのラブコメ(?)
主人公はウイリアム・H・メイシーで彼は落ち目の脚本家。
ある時、ユダヤ人宗教家の映画を作ろうと思いつき、
これに飛び付いたのがメグのいる製作会社。
一同の志はあまり高くなくて、企画が変わっていってアクション映画に変貌。
途中で主演俳優がテロ組織に拉致され、
やむなく当初の宗教映画として完成させると言う訳。
ひどい仕事ぶりだが、意外にありそうと言う印象で、
そういう舞台裏を描いたと言う点で興味深かった。
ラブコメの部分は、メグとメイシーと言う事になるが、そこはあまり面白くない。

2015/08/13
「ファーナス/訣別の朝」
 クリスチャン・ベイル主演のドラマ。
ベイルはまじめに働いていたが、死亡事故を起こした為に刑務所へ。
賭けファイトをしていた弟ケイシー・アフレック
(どちらかと言うと兄よりだらしない)が殺されてしまい、復讐を誓うと言う訳。
賭けファイトを取り仕切るのがウイレム・デフォー。
デフォーに金を貸した挙げ句、ケイシーと共に殺害する男がウディ・ハレルソン。
ベイルの元恋人がゾーイ・ザルダナ。その恋人の保安官がフォレスト・ウィテッカー。
兄弟の叔父がサム・シェパード。
驚きの豪華布陣だが、物語は90分映画の最初の10分で描かれてもいい程度で、
アンバランス感はなかなか。

「ジュラシック・ワールド」 ☆☆☆★★

 遺伝子操作によって恐竜が現代に甦るシリーズ第4弾。
恐竜が現代に登場する話は映画初期からあったが、
科学的に実現可能かもと思わせる設定を描くと言う訳。
マイケル・クライトン原作をスピルバーグが2本映画化した後、
もう1本作られた所で立ち消え。
久々の新作で、今までより派手になってるみたいだし、もちろん見ます。

 失敗に終わったジュラシックパークは、
経営者が変わってジュラシックワールドとしてオープン。
思えばシリーズ3作も作ったのに、パークが開園するシーンは描かれた事がなかった。
パーク時代のトラブルからは目をそらし、
柵を強化したとか言ってるが、根本的な解決になってるかは怪しい状態だ。
観客はさらに派手な物を求めていると、実際には存在しなかった恐竜まで産み出す。
もはや何でもありだが、
旧作でサム・ニールも似てる別物だと語っていたので、そこが露骨になった訳。
見ていると、良さそうな機能はじゃんじゃん付けちゃえと言う発想だ。
一方で、ラプトルを飼い慣らして、軍事利用しようと考える連中も現れる。
そんな中、新種やラプトルが暴れ出して、
いろいろ企んでいた連中の当てが外れると言う訳。
こんな危なかしい経営者たちってあり得るかしらとも思うが、
現実の日本の原発関係者とかも、似たような思考回路な気がしてくる。
全体として、展開自体はお約束的だが、申し分ない派手さで見せる。

2015/08/12
「ジャスティス・ウォー〜正義の代償」
 ドルフ・ラングレンが出てるアクション。
でも主役じゃないと言うパターンで、こういうのを私はドルフものと呼んでます。
ジェイソン作品などで見かけるビニー・ジョーンズと言う人も出ているが、
この人が主役と言う訳でもない。
ベトナム系の格闘技チャンピオンと言うが主役で、
その手のアクション俳優ってゴロゴロいるけど、本作の人はあまりかっこよくない。
戦地から帰って心を病んでいた主人公は、近所で娼婦が絡まれるのにちょっかいを出し
(と言うか、一味を殺してしまい)、組織に狙われると言う訳。
組織のボスがドルフ。ビニーは組織の下っ端で、簡単に殺される。
ドルフは現場の前のモーテルに泊まる主人公に注目。
と言うか、逃げ隠れしないものだから、警察も彼の仕業と気づいてる。
最後に主人公がドルフを倒すんだけど、
頭の良い人たちの戦いと言う印象は受けません。

2015/08/10
「アイ・フランケンシュタイン」
 フランケンシュタインの怪物を主人公にしたアクション。
勝手にカンバーバッチ主演と思ってたけど、あれは舞台の話らしく、
本作の主演はアーロン・エッカートでした。
アーロンはバットマンでトゥーフェイスを演じたから、似たような感じやね。
生き延びた怪物を、悪魔みたいな連中と、
それを倒そうとする連中の双方が狙うと言う訳。
悪魔とか吸血鬼とかゾンビとかを倒すアクション系が量産されていて、
本作も類似品にご注意の類似品側って印象。
リンカーンやグリム兄弟を主人公にしたのもあったので、その点でも目新しくない。

2015/08/09
「ギャラクシー・オブ・テラー/恐怖の惑星」
 ロジャー・コーマンによるSFサスペンス。
無名時代のジェームズ・キャメロンが美術監督。
登場人物は地球人ではない連中。
マスターなる指導者の指示で、とある惑星を探査する事に。
実は、すでに先行部隊が探査していたが、
惑星にいる怪物に襲われて全滅していたと言う訳。
数年前にヒットしたエイリアン1作目の雰囲気に、
禁断の惑星の怪物が出るパクリの二乗。
全体的にチープでグロい中、女隊員がわざわざ脱がされて殺されるあたりが印象的。
どうせなら、そこを押し進めれば良いのにと思っちゃいました。

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
☆☆☆★★

 もともとスパイ大作戦の映画版である本シリーズ。
いつの間にか、主演トム・クルーズが体を張ったアクション映画に様変わり。
当初は、オリジナルとの違いが気に入らなかったんだけど、
最近は別物と思うようになりました。
3作目にJJエイブラムズが参加してから、エイリアス風の設定で面白くなり、
前作はシリーズ一番ではと言う好印象。
本作もその路線を引き継いでいるみたいで、期待できます。

 タイトル前の作戦で、
トムが飛行中の輸送機にしがみつくアクションを披露。
このシーンはさんざん宣伝してたし、
もちろんクライマックスの見せ場かと思ったら、初っぱなかよ!と驚かされる。
それだけぜいたくな作りって事で、好感が持てます。
続いて、オリジナルを彷彿させる指令のシーンも好印象だが。。
ここでIMF自体の問題が浮上して、解体の危機に。
単身で真相を追うトムは、追われる身となる訳。
オリジナルではIMFって、実態のよくわからない無国籍感のある組織だったが、
映画版ではCIAの一部みたいな位置付けにあるらしい。
それが解体の危機にと言う展開は、映画5作の中で3回目。(1、4、5作目ね)
事あるごとに解散と言われるMATみたいな存在です。
一件には、存在が疑問視される謎の組織シンジケートが関係しているらしく、
トムはひそかにメンバーに接触。
サイモン・ペグ、ジェームズ・レナー、皆勤賞の黒人と言うレギュラーメンバーが、
命令違反を承知で集まるヤマトかよ!と言う展開。
皆勤賞の黒人が、トムは友人だが、ジェームズ・レナーは違うとか熱く語るあたりは、
何か違う映画を見てるみたい。
実はオリジナルにも、メンバー同士の友情から、指令なき作戦を遂行する回があって、
これが結構印象深かったりもした。
でもそれって、大半の回をドライに遂行しているからこそ引き立つ訳で、
こと映画版になると、命令違反は毎回のお約束でしょと言う感じで好感が持てない。
さらに事件に絡んで、敵か味方かわからない不二子ちゃん的女スパイが登場。
でも、本当に敵だったと言う、クールな感じの映画には思えないから、
そんなにハラハラしない。
途中に水を潜ったり、バイクチェイスしたりと派手目なアクションがあり、
終盤はスパイ大作戦ぽいトラップあり。
見せ場の散らばせ方は悪くないけど、
陰謀をややこしくしすぎた印象で、全体としては前作ほど面白くない。

2015/08/08
「サード・パーソン」
 リーアム・ニースンのドラマ。
リーアムは落ち目の作家で、
妻キム・ベーシンガーがいるが、小説家の卵アンナと親密に。
エイドリアン・ブロディは、バーで知り合った女の為に金を工面する。
客室係ジュリアは、息子を傷つけたとして、
夫ジェームズ・フランコの所にいる息子への面会が許されない。
。。と言う3つの話が展開し、
「こっちのこの人とあっちのあの人が関係者」みたいなつながりもあるらしい。
1つ1つはびっくりするような展開ではなく、
そのつながり具合も意外と言う程ではない。
ラストで、3つの話ともどうやら。。。と感じさせて終わるが、
はっきり断言されてる訳ではない。解釈は自由と言う作りらしい。
見ていてつまらなくはないけど、凄く面白い訳でもなく、何だか不思議な感じ。

2015/08/02
「イコライザー」
 デンゼル・ワシントン主演のアクション。
ホームセンターで働くデンゼルは、
カフェで娼婦クロエ・グレース・モレッツと親しくなるが、
彼女がポン引き連中に痛め付けられたと知る。
そこで乗り込んだデンゼルがポン引き連中を痛め付けるが、上の組織に狙われる。
だが、過去にCIAにいたデンゼルの敵ではなかったと言う訳。
例えば家族がひどい目に遭ったとかではないので、
わざわざ争いに飛び込んでいったと言う印象。
あちら版ハングマン、あるいは必殺仕掛人と言う趣で、
凄腕ぶりは面白いが、物語としてハラハラするかと言うと、そうでもない。
ところで、クロエの娼婦ぶりにも期待がかかったが、期待はずれ。
友情出演みたいな登場の仕方で、
ラストに再会した際には、そう言えば出てたなーと思い出させられた。

2015/08/01
「ザ・グラビティ」
 崩壊系のSF系スペクタクル。
何が目的かよくわからない怪しい実験で、地球上にブラックホールが出現。
重力に引っ張られて、ヨーロッパが分断されそうな危機に陥ると言う訳。
地球自体が崩壊しそうな事態だが、描写はドイツ付近だけ。
騒いでるのも一部の人だけとこじんまりした感じ。
もう少し言うと、大変な事態が映像で描かれる事がほとんどなく、
気がついたら崩壊した町が写されるみたいな調子。
前後編のドラマらしいけど、もう少し見せ方ってあるよね。

2015/07/31
「バーディ」
 ニコラス・ケイジとマシュー・モディーンによるドラマ。
ニコラスの作品はだいたい押さえたが、彼の作品の中でも評価が高いらしい作品。
ベトナム戦争から帰還するしたニコラスは、顔を火傷して包帯が巻かれた状態。
親友マシュー・モディーンが精神病棟に入れられ、誰とも話そうとしないと知り、
ニコラスが話しかける事となる訳。
ばか騒ぎする仲だった2人だが、
マシューは鳥の様に飛びたいなんて浮世離れする事を言っていた。
最後にはその態度に腹を立て、ニコラスは戦地へ行ってしまうが、
過酷な体験を通じて、マシューの気持ちを理解するようになった。。てな事らしい。
ミッドナイトエクスプレスのアラン・パーカー作品で、
かの作品は面白かったが、本作は正直ピンと来ない。
戦争批判してるんだろうとは思いますが。

2015/07/30
「ソニー」
 ニコラス・ケイジ監督作。
主役はジェームズ・フランコで、彼は母の娼館で男娼として育ち、
女性たちを虜にするテクを持っていた。
そんな生活に嫌気が差した彼は堅気になろうとするが、なかなかうまく行かない。
同じように足を洗おうとする娼婦キャロルが、一緒に逃げようと誘うが。。と言う訳。
フランコは結構好きな俳優さんだから、
もう少し幸せになれたら良かったんだが。。と言う印象。全体にじめじめした感じ。
ちなみにニコラスも出ていて、母とは別の娼館(男相手専門?)の主人。
出てくるのは後半なので、見落としたかと思いました。

2015/07/29
「ソウ3」
 悪趣味な仕掛けで参加者をいたぶるシリーズ第3話。
前作で警察に捕らわれたのに、結局自由の身となったジグソウは、病の床にあった。
彼の後継者を自認するアマンダは、女医を捕らえて治療しなければ殺すと脅す。
一方、事故で息子を失ったジェフも捕らわれており、
息子の死に関わった連中を生かすか死なすかの選択を迫られる。。
相変わらず悪趣味な仕掛けで、前作生き延びても次作で死ぬみたいな展開が続く。
ハラハラするとか、凄く怖いと言うよりは、凄く痛そう。
シリーズは7作まで続き、いまだ折り返し地点にも至らないが、
見続ける必要あんのかなーと言う印象です。

2015/07/28
「マレフィセント」
 眠りの森の美女の悪役マレフィセントを主役にした話。
マレフィセント役はアンジェリーナ・ジョリー。
妖精の女王ジョリーは人間の王子と恋に落ちる。
だが、王の後継者になりたい王子はジョリーを裏切り、
その羽根を切り取って殺したと報告。
狙い通り王子は王になり、ジョリーは復讐心を抱く。
あの話にはこんな裏事情があったんですわと言う訳だが、
ちょっとひねったのは、オーロラ姫がマレフィセントを慕っていると言う点。
おかげで、誰が姫を眠りから覚ますのかも、早い段階で察しがついてしまう。
奇抜な発想と言う程ではなく、ネタに困ったらこういうのもアリかなと言う程度。

2015/07/27
「ソウ2」
 凶悪犯がいやーな仕掛けをしてくるシリーズ第2作。
某所に男女が監禁され、
2時間前後で謎を解いて脱出しないと毒ガスで死ぬと言う状況に。
事件を追う刑事は、犯人ジグソウを捕らえるが、
監禁場所は別で、モニターでその様子が見えるのみ。
実は監禁されている中には刑事の息子もいたと言う展開。
相変わらず痛そうな描写の連発で、よく思い付くよなーと変に感心させられる。
麻薬の売人が、鍵を開ける番号を知るために殺しまくるが、
事情を説明して協力した方が生還率は高かったのでは。
あと、刑事が息子を助けるために、仲間にも知らせずにジグソウを連れ出し、
挙げ句にジグソウを外に残して単身乗り込むとは、無用心にも程があると言う感じ。
おかげで、あまり知恵比べと言う印象は受けない。

2015/07/26
「シャークネード サメ台風2号」
 竜巻で巻き上げられたサメ群が、空から襲うシリーズ第2作。
LAを襲ったサメ台風と戦った夫婦は、それを書いた本で有名になりNYへ。
またサメ台風と遭遇すると言う訳。
サメ以外は巻き上げないのか?と言う点を筆頭に、
余裕で10点は突っ込めるけど、全部挙げるのはやめときます。
飛行中の旅客機や地下鉄、エンパイヤビルやテレビ局がサメに襲われ
(自由の女神像にも襲われ)、
どんなシチュエーションでもサメは現れる事がわかります。
主人公がサメをロデオのように乗りこなしたり、
奥さんが片腕をカッターにしたり(電源はどこから?)。
冒頭で奥さんの片腕を食ったサメと終盤に再会したり(何時間も空中にいた)。
バカバカしいシーンが続くけど、これだけてんこ盛りならあっぱれです。

「イントゥ・ザ・ストーム」
 巨大竜巻を描く話。ちなみにサメは出ません。
地方都市を巨大竜巻が襲撃。
竜巻の研究をするチームと、
廃工場に取り残された息子を助けようとする家族の話が中心。
特撮は上出来だけど、ツイスターのパクリっぽく、
大規模災害なのに少人数しか描かれない点は、C級映画を思わせる。
知らない俳優陣だが、よく見ると女博士がプリズンブレイクのタンクレディ。
終盤に装甲車が巻き上げられる描写は、ジェットコースターみたいで、
テレビで見てても迫力があった。この点は評価できる。

2015/07/25
「沈黙の執行人」
 スティーブン・セガール主演の沈黙シリーズの一作。
今回は本当に主役でした。
特殊部隊にいたセガールは中国人武器商人を襲撃するが、逃がしてしまう。
もう1人主人公ぽい人がいて、ロシアマフィアに借金する彼は、
2人の妹の身柄を抑えられる。
このロシアマフィアが武器商人に頭が上がらないと言うややこしい構図で、
手下が中国人らしき殺し屋に殺されて怯える。
実はこれがセガールの仕業だったと言う訳で、
借金する男と組んで、組織を壊滅させる展開。
セガール映画の妙にひねったパターンだけど、
近作の様に、ちょっと出るだけにしていない点は評価できる。

2015/07/21
「沈黙のSHINGEKI/進撃」
 ドルフ路線に転じたスティーブン・セガール沈黙シリーズの1作。
本当の主役はCSIのニックの人。
カジノで借金を負ったニックは、怪しげな男に怪しげな賭けを持ちかけられ、
耐えかねて格闘の末、死なせてしまう。
男の愛人と共に死体を隠すが、
男の弟に怪しまれ、セガールに助けを求めると言う展開。
セガールがどれくらい出てこないかと言うと、
90分の映画の序盤にちらっと出て、後はラスト20分に少し出るだけ。
ニック自身も物語も煮え切らない感じで、面白いとは言い難い。
印象に残ったのは、終盤に出てきた珍妙な銃。
この銃は昔のカジノロワイヤルやサイレンサーシリーズにも登場した代物で、
つまりシリアスな作品の小道具じゃないって事です。

2015/07/20
「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」
 スカーレット・ヨハンソン主演の何か(ジャンルはよくわからない)。
ヨハンソンにはルーシーでしてやられたが、
そう言えば脱いだ作品があったはずと言うのが本作。
どんな作品かわからずに見ていると、これってスピーシーズじゃん!と気づく。
ただし、スピーシーズみたいに設定の説明があったり、派手な攻防があったりしない。
淡々と描写があるだけ。
肝心の裸の方も、ロングで見えるだけで、ヨハンソンにはだまされ続けです。

「沈黙の処刑軍団」
 スティーブン・セガール沈黙シリーズの1作。
主人公はセガールではなく、彼の用心棒だった男。
セガールに失敗を責められた用心棒は、腕をつぶされて引退。
だが、別の組織との抗争に巻き込まれると言う訳。
マチェーテでセガールと戦ったダニー・トレホが味方で、
彼の怪しい術で腕が治った用心棒が大暴れ。
セガールもちょっとだけ手助けする展開。
太っても主役をやり続けたセガールも、
ついにドルフ路線(主役のフリした脇役)に転換したと言う事らしい。
テコンドー世界チャンピオンと言う主人公はなかなか決まっていて、
いっそセガール抜きで、彼だけを活躍させた方がまとまりが良かったかも。
そんな作品を見ようと思うかは微妙だけど。

2015/07/19
「LUCY/ルーシー」
 スカーレット・ヨハンソン主演のSFアクション。
監督はリュック・ベッソン。
ヨハンソンは怪しげな恋人に巻き込まれて、新薬の密輸をする羽目に。
体内に埋め込まれるが、それが漏れて、影響を及ぼす。
人間はその能力を10%しか使えていないが、100%使えたら。。と言う話。
同じ発想のリミットレスと言う作品があって、いずれも序盤の設定は面白そうだった。
かの作品は、途中からただの麻薬密輸ものになってしまったが、本作は。。。
え?2001年宇宙の旅を見てたんだっけ?てな展開で、
リミットレスの方がだいぶまとも。

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」
☆☆☆★★★

 本作はターミネーターシリーズの通算5作目。
4作目で舞台が未来に移り、新シリーズが始まると聞いていたが立ち消えに。
リブートばやりの中、カイル、ジョン、サラを新しい人が演じ、
ターミネーターだけは知事から復帰したシュワを起用。
本家ジェームズ・キャメロンもほめてると言うし、もちろん見ます。


 序盤は未来が舞台で、カイルが過去へ送り込まれる場面を描く。
これは旧シリーズになかったシーンで、
カイルとジョンの固い絆を描くあたりも時間を割いている。
旧作の映像を利用したか、1作目当時の若きシュワが過去へ。
旧作に登場した、サラの写真も新しい女優さんで再現。
T1000が出てくるのは聞いてたから、
2作目までのエエとこどりでリメイクするって事かな?と思っていたら、
そうでもなかった。
舞台は1作目公開当時の1984年。
若きターミネーター(悪い)の前に老いたターミネーター(良い)が現れて対決。
一方、カイルは旧シリーズでは対面してないT1000に襲われ、
それを助けたのは、カイルが助けに来たはずのサラだったと言う展開。
老いたターミネーターがよくわからない理屈を説明するが、
早い話が歴史が変わったって事らしい。
この展開は、JJエイブラムズ版スタートレックに似てる。
さらにカイルとサラは、本作公開からちょっと未来の2017年へ行って最終決戦に。
旧シリーズでは、未来へは行けないと言ってた気がするが。
時間移動せずに決戦に備えていた老シュワと合流するのも面白い。
そこに、思いがけない敵が待っていたと言う訳。
本作の見所は、旧シリーズにはなかった組合せの対面がある点か。
ターミネーター1、2には熱狂的なファンがいて(特に2)、
その思い入れから本作が気に入らない人もいるみたい。
どこが気に入らないかは、だいたい検討がつきます。
私にも似た経験があって、
テレビシリーズのキャラを悪役にしちまったミッション・インポッシブル、
テレビシリーズの設定を微妙に変えてきたエイブラムズ版スタートレック。
いずれも違和感を感じつつ、シリーズが続くと違和感も克服(慣れた)。
本作には思い入れが少ないのか、あるいは慣れたのか、
個人的には割にすんなり受け入れられた。
今、新作作ったら、こうなるよなーって印象で、割に好感持てました。
ちなみに、カイル役はダイハードでブルース・ウィリスの息子だった人。
ジョン役は猿の惑星新世紀の主役の人。
カイルは気にならなかったけど、ジョンはちょっとジョンぽくなかった。
そこは違和感あり。
なお、本作には未解決な点があって、
それは誰が老いたターミネーターを過去へ送り込んだのかと言う点。
次回作を作らんでもないよーって終わり方だったので、そこで明らかにするつもりか?


[おまけ:各キャラの変遷]

T−800(シュワ)
 1作目 サラを殺しに来た
 2作目 ジョンを守る
 3作目 2作目とほぼ同じ
 4作目 量産されてるシーンあり
 5作目 悪い型もいるが、サラを守る

カイル・リース
 1作目 サラを助けて死ぬ
 2作目 出てこない
 3作目 出てこない
 4作目 ジョンと出会う
 5作目 サラを助けに行って、助けられる

サラ・コナー
 1作目 ターミネーターと戦う
 2作目 ジョンを守り、スカイネットを破壊
 3作目 出てこない(死亡した)
 4作目 出てこない
 5作目 カイルと共に戦う

ジョン・コナー
 1作目 出てこない(生まれてない)
 2作目 サラと共にスカイネットを破壊
 3作目 新たなターミネーターと戦う
 4作目 人類のリーダーに
 5作目 人類のリーダーだったが。。

敵ターミネーター
 1作目 強い(T800)
 2作目 変形する(T1000)
 3作目 大量の武器を搭載(T−X)
 4作目 初期型がいろいろ登場
 5作目 ナノ単位で人間に入り込む(T3000)

2015/07/18
「スタークラッシュ」
 スターウォーズ公開の頃に製作されたチープなSF作品。
主人公の女海賊(?)にキャロライン・マンロー。
私を愛したスパイで、ロータスエスプリのミサイルで撃墜された人。
皇帝(いい人)がクリストファー・プラマー、
その息子が無名時代のデビッド・ハッセルホフ。
音楽がジョン・バリーと言うと、ぼちぼちの布陣かに思える。
物語は、終始水着ぽい衣装のマンローが、
いろいろ危機に陥るが、すべて2〜3分で脱してしまう軽い感じ。
だいたいが彼女以外の活躍によるもので、重厚さを損なう結果に。
雰囲気的には戦前のフラッシュゴードン。あるいはエロくないフレッシュゴードン。

2015/07/12
「宇宙人ポール」
 新スタートレックのスコティことサイモン・ペグのコメディ。
ペグと友人はSFフェアに参加するオタクコンビ。
ついでにその手の名所めぐりをする内、本物の宇宙人ポールと出くわす。
彼は何十年も政府機関に保護されていたが、
ようやく客人ではなくて実験対象だと気づいて故郷に帰る事に。
ペグらは手助けするが、政府の連中に追われると言う展開。
序盤は面白かったけど、途中からはETをなぞった感じで、意外さももうひとつ。
(スピルバーグがポールにアドバイスをもらっていた描写あり)

「アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー」
 ロジャー・コーマンがまだこんなの作ってましたと言う作品。
主人公の女学生キャシーはチアガールを目指すが、ニキビ面で難しそう。
開発中の若返り薬を自らに試した所、皆が振り向く美女に変身。
それが気に入らないチアリーダーも薬を投与。
実は薬には体がどんどん大きくなる副作用があって、2人とも体長15メートルに。
フットボール場でおっぱい丸出しで格闘すると言う訳。
巨大人間ものは、プルトニウム人間や巨大フジ隊員、
巨大ダリル・ハンナと数多くあるが、
チアガールと言うニッチな所に焦点を当てたのが本作のポイント。
確かにキャシーは美人で体もきれいだが、あんまりエロい感じではない。

2015/07/11
「チャック・ノリスの地獄の復讐」
 チャック・ノリス主演の初期のアクション。
チャックは香港カジノの用心棒だが、雇い主が組織に殺されてしまう。
組織は共同経営者である娘や、チャックにも魔手を伸ばすと言う訳。
チャックは自身の恋人と合わせて、美女2人を連れて逃げる展開。
だが、あまり安全とは思えない隠れ家に残して組織に乗り込むものだから、
2人とも手ごめにされると言うお気の毒な事に。
後のチャック伝説の片鱗を見せてる感じです。
敵のボスや大男(演ずるのは坂口征二!)との対決があるが、
どちらも自滅したような死に方で、倒した爽快感はもう1つ。

2015/07/05
「633爆撃機」
 第二次大戦中の爆撃隊を描いた作品。
クリフ・ロバートソン率いる爆撃隊は、独軍のロケット基地を攻撃する事に。
だが、支援するレジスタンスのジョージ・チャキリスが捕らわれ、
独軍に作戦が知られてしまう。
司令官は作戦中止を決断するが、ロバートソン隊長は独断で強行。
見事、敵基地を破壊する訳だが、待ち伏せをくらった為に部下はほぼ全滅。
主役の1人チャキリスも中盤に死んでしまうから、よくある浮かれた物語ではない。
ちなみに、せまい谷の敵工場を攻撃するシーンは、
スターウォーズの終盤の戦いの元ネタとの事。
爆撃シーンはデビッド・マッカラムのモスキート爆撃隊に流用されたとの事。
もう1つ、クリフ・ロバートソンは、
トビー・マグワイア版スパイダーマンのベンおじさんだが、
長らくベンはクリス・クリストファーソンだと誤解してた。微妙に似てるよね。名前。

2015/07/04
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
 キャプテンアメリカの第2話。
すっかりシールドの一員となったキャプテンだが、
シールド内部に、独軍の流れを組むヒドラに従う連中
(中心はロバート・レッドフォード)が幅をきかすように。
サミュエル・L・ジャクソン長官が殺され、
キャプテンアメリカ(クリス・エバンス)や
ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)も追われる身となる訳。
派手は派手だけど、アベンジャーズがらみで世界観を広げすぎた感があり、
例えば今回、なぜアイアンマンはかけつけなかった?なんてあたりも引っ掛かる。
関連作を意識したらしきキャラが大勢出てくるのも、
単発で楽しみたい向きにはつらいところ。
かつての親友がライバルとなって次回作へ続くなんてのは悪くないので、
何事も程々にって事ですかね。

2015/06/29
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
 トム・クルーズ主演のSFアクション。
宇宙人との戦争が激化する中、広報担当のトムは突如前線に送られる事に。
実戦経験のない彼はたちまちやられるが、気がつくと前線に送られる所から再体験。
実は彼は繰り返し時間を体験できる
(違うアプローチができる)能力を身につけていたのだ。
何百回も死に続けて、ようやく敵ボスを倒す方法を見つけ出すと言う展開。
つまり、リセットして最初からやり直す
(死ねばやり直せる)ゲームみたいな世界を体験していたと言う訳。
さすがに老けてるトムが戦場で活躍するのに違和感はあるが、
この設定はなかなか斬新で面白い。
ただし、その流れを破って、終盤に急に話が進んだのにはちょっと面食らう。
まあ、行き詰まってたゲームを急にクリアする事はあるけどね。

「バード」
クリント・イーストウッド監督作。
天才的なサックスプレイヤーであるチャールズ・パーカーが、
酒と麻薬に溺れて破滅する話。
外れのないクリント監督作にあって、
本作は外れと言う訳ではないんだろうけど、ちょっと淡々としすぎて困惑する。
主人公が成功するシーンも、没落していくシーンも、
ドラマチックに描かれる事はなく、
チャールズ・パーカーに関心がないと、ちょっときついすね。

2015/06/28
「スノーホワイト」
 白雪姫の話を今風に描いた話。
こんな趣向の映画が続いたと思ってたが、
ジュリア・ロバーツの出てる作品も白雪姫だった。(しかも同年製作)
本作では、シャーリーズ・セロン扮する魔女が、王を倒して女王の座についてしまう。
王の娘スノーホワイト(クリステン・スチュアート)は幽閉されるが、
逃げ出して打倒女王で立ち上がると言う訳。
ジュリア・ロバーツ版はひねりが弱かったが、本作はひねりすぎで、
姫が騎士の格好で戦うに至っては、違うんじゃないの?と言う印象。
相手役が2人に分散しているが、最後までどっちにひっつく事もない点も違和感あり。
何よりも、本作撮影時に恋人を裏切ったエピソードがあるクリステンに好感が持てず、
そういうイメージも結構大事だと感じさせられる。

2015/06/27
「バンデットQ」
 テリー・ギリアムによるファンタジー。
少年ケビンは、時間移動して未来から財宝を盗み出す一団に巻き込まれる。
この巻き込まれ方は、ナルニア物語風。
行く先々で、ナポレオンやロビンフッド、タイタニック号などと遭遇するが、
それぞれの描き方はあっさりしていて、タイタニックはあっという間に沈む。
公園のボートがひっくり返った程度。
盗賊団たる小人たちには未来の出来事なので、
あまり感銘を受けないのかも知れないが、ちょっと物足りない。
ショーン・コネリーが王の役で出ていて、ラストに別の役で再登場するが、
なぜ彼だけ特別扱いなのかもピンと来ない。

2015/06/26
「モスキート爆撃隊」
 デビッド・マッカラム主演の戦争もの。
ナポレオン・ソロで人気が出た彼も、映画の方はこれくらいと言う作品。
マッカラムは爆撃隊の隊長だが、戦友が撃墜されて死ぬ。
戦友の未亡人と親しくなる中、独軍のミサイル基地を破壊する任務を受ける。
だが、隣接する城には、生きていた戦友が捕らわれていたと言う訳。
ぼちぼちまとまってる話とは思うけど、
TVシリーズでもこの程度のエピソードはあるよね。

2015/06/25
「ヴァレー・ガール」
 ニコラス・ケイジ初期の作品。
女の子の聖地みたいなヴァレーと言う地にたむろするジュリーは、
よそ者でちょっと不良なニコラスに夢中に。
だが、友人たちの手前、彼との関係に躊躇すると言う話。
それだけの思い付きで、1本作っちゃいましたと言う点に驚かされる。
ニコラスは不良と言うほど悪くなく、さらに弱い。

2015/06/24
「フェイク・クライム」
 キアヌ・リーブスの金庫破りもの。
キアヌは悪友の巻き添えで、銀行強盗として逮捕されて刑務所へ。
出所後に、その銀行を見て行ける!と考えた彼は、
囚人仲間ジェームズ・カーンと組んで金庫まで穴堀りする事に。
その間にドタバタがあるんだけど、
厳重な警備装置を破ったり、秒刻みの緻密な計画だったりはしない、
どこかのんびりした70年代風の作戦。
これが意外に好感が持てて、
キアヌもこういう作品にいっぱい出ればいいのにと思わせられる。
ただし、ラストはいろんな事を中途でぶった切った印象で、
急に終わんなよと言ってやりたい感じ。

2015/06/23
「虹を掴む男」
 ダニー・ケイ主演のコメディ。
ベン・スティラーのLIFEのオリジナルだが、
空想癖のある編集者と言う以外は共通点はあまりない。
ダニーは過保護な母親に婚約者まで決められるが、空想の中では大冒険したりする。
ある時、女性に秘密が書かれた手帳を託され、陰謀に巻き込まれるが、
周囲は本気にしてくれないと言う訳。
ヒッチコック風だが、それほどシリアスではなく、
事件を通じて人生の意味を知るような大風呂敷でもない。
気軽に見れるが、彼に空想癖がある事を紹介するシーンがちょっと長い。

2015/06/22
「アースレイジ 合衆国最期の日」
 地球壊滅の危機を描くC級もの。
主演はお久しぶりのキャスパー・ヴァン・ディーンだが、
印象が変わってて、言われなかったら気が付かなかった。
キャスパー博士が開発した技術で、
新エネルギーを生み出そうとする実験が行われるが、これが世界規模の嵐を誘発。
引退してたキャスパーは、嵐を止めるべく家族と一緒に奮戦すると言う訳。
登場人物は、キャスパー一家3人、兵士3人、研究者2人と言う感じで、
とても世界の危機とは思えない。
(友達も先生も死んだとセリフで語られるだけ。そもそも友達は出てこない)
ここまで来れば安全だと、妻子を山頂(と言うより小高い丘)に置いたキャスパーは、
嵐を止める軍の作戦に協力するが、
土壇場で後は頼むと家族の所へ戻ってしまい、作戦は失敗。
嵐を止めるメカニズムはよくわからず、何か見落としたかも知れないけど、
見直す必要はあまり感じない。

2015/06/21
「コロンビアーナ」
 アバターのゾーイ・ザルダナ主演のアクション。
リュック・ベッソンが脚本に関わってるらしい。
少女時代に両親を組織に殺されたカトレアは、
殺し屋となって組織に復讐すると言う展開。
前半がレオン、後半がニキータと言う印象。(若干ヤマカシ風味もあり)
ベッソン作品って、結構脚本が強引な印象があって感心しない時があるが、
本作は整ってる感じで、割に面白かった。

2015/06/20
「失われたものゝ伝説」
 ジョン・ウェインの砂漠もの。
(そういうジャンルがあるかは知らないけど)
砂漠の中に隠された都市(財宝あり)があると信じる男が、
ウェイン扮するガイドに道案内させる。
これに娼婦ソフィア・ローレンがついて来てしまうと言う展開。
インディぽい話かと言うと、そうでもなくて、
極限状態でローレンが、男よりもウェインの方が頼りがいがあると気づく感じの話。
ローレンはデビューして間もない頃の作品で、ちょっと雰囲気が違う。

2015/06/14
「ザ・リベンジャー」
 ドルフ・ラングレンの近年珍しい主演作。
元KGBのドルフは妻と別れ、新しい恋人がいたが、
裏でロシアンマフィアの殺し屋稼業をしていた。
ところが、何が転機か知りすぎた男として狙われる様に。
ラスト10分くらいまで状況はつかめず、バタバタするのみ。
ドルフと元妻はそれぞれ恋人が殺され、何となく寄りを戻す都合の良い展開です。

2015/06/13
「シャークトパスVSプテラクーダ」
 サメとタコを合体させたシャークトパスシリーズの2作目。
怪しい博士(ロバート・キャラダイン)は、また生物兵器を作ろうとして、
バラクーダとプテラノドン(!)を合体させたプテラクーダを開発。
これがあっという間に制御不能に。
一方、水族館の娘は海でシャークトパスの稚魚(!)を発見。これを育てる。
プテラクーダの事態を隠蔽しようとする博士は、
シャークトパスとぶつけようとする(こちらも制御不能に)訳。
まあ、よく聞く話っすよね。
両怪物の対決は散発的で、
人間の方も時々出てくるけど考えて動いていると言う印象は受けず。
映画全体がラフスケッチと言う感じです。

2015/06/10
「ゴースト・シャーク」
 神出鬼没なサメもの。
アイスジョーズなる作品では、サメの幽霊が雪山に現れたが、
本作では水のある所ならどこでも現れる。
プール、浴槽、洗車場、水たまり。果てはコップの水や雨滴の中にも。
まあ、そういう話です。

2015/06/08
「ハネムーン・イン・ベガス」
 ニコラス・ケイジのラブコメもの(?)
母の遺言で結婚するなと言われていたニコラスは、
恋人サラ・ジェシカ・パーカーとの結婚に躊躇。
ようやくベガスで結婚する事を決意するが、
サラが死んだ妻に瓜二つと気づいたジェームズ・カーンに奪われてしまう。
ニコラスのドタバタぶりが物語の中心で、
サラ・ジェシカは相手役と言うより脇役と言う印象。
大勢出てくるエルビスが面白いが、他の映画でも見た事あって、
ホントにエルビスって特別な存在なんすね。

2015/06/07
「グランド・クロス ドゥームズデイ・プロフィシー」
 地球の運命を左右する天変地異を描く大風呂敷もの。
世界各地で大地震が発生し、ニューヨークなどの大都市も地中に沈む事態に。
これを予知した預言者が急死し、その杖を手に入れた編集者が奔走すると言う話。
惑星直列と暗黒星接近が影響を及ぼしていたと言う謎の理屈で、
以前に同様の事態になった際は、イースター島のモアイ像が回避。
今回はカナダ映画なので、カナダの山中に埋まっていたモアイ像(かなり小さい)を
見つけ出して危機を逃れると言う訳。
あ、あらすじ言っちゃったかな。

2015/06/06
「ラブ・パンチ」
 ピアース・ブロスナンとエマ・トンプソン共演のコメディ。
勤めていた会社が乗っ取り屋につぶされれ、
ブロスナンや社員たちは財産を奪われた形に。
そこで彼は、元妻エマと組んで、乗っ取り屋から金を取り戻す為、
危険な計画を立てると言う訳。
もちろん金は取り戻し、元夫婦は寄りを戻します。
ブロスナンなので、ボンドばりの活躍を見せるのかと言うと、
そこには凄いアクションも緻密な計画もない。
何となくうまく行くと言う、期待を外す感じが面白い。
仲の良い夫婦が計画に参加する事になり、
こちらの夫に怪しげな過去があると言う対比も面白い。

2015/06/01
「ラストベガス」
 ロバート・デニーロが出演するコメディ。
不用意に見たが、マイケル・ダグラス、モーガン・フリーマン、
ケビン・クラインと言う、アカデミー賞級の顔合わせだった。
中でもダグラスとデニーロなんて、ワンランク上のものを感じる。
少年時代からの仲間である4人組は、ダグラスが結婚すると知って集合する事に。
彼らはそれぞれ老いゆえの問題を抱えながら、少年時代の様なばか騒ぎをする。
いろんな問題も再会で解決し、誰かが死んだりしないのにホロリとさせる。
4人それぞれに見せ場があって、先が読めると言ったらそれまでだけど、
よく出来てると映画だと思います。
ただ、デニーロって、最近「初共演」を連発してるけど、
何か清算に入ったって事なのかな?

2015/05/31
「リベンジ・ガン」
 ジャン・クロード・バン・ダムも出てるアクション。
バンダムらは5人組の強盗だが、4人が逮捕され、刑務所に。
10年後に金を取り返す為、唯一逮捕を免れたかつての仲間の所へ。
彼は頭を撃たれて記憶を失い、小さな町の保安官に収まっていたと言う訳。
設定は悪くないんだが、見せ方が悪いのか、なかなかそういう事情だと伝わらない。
保安官やバンダムを掘り下げたりすれば良い気がするのだが、
5人をそれぞれ描くものだから、散漫な印象に。
一番知名度の高いバンダムが、早めにやられるのも、
映画をつまらなくする要因と言える。

「300<スリーハンドレッド>〜帝国の進撃〜」
 勇猛果敢なスパルタ軍が活躍した映画の続編。
今回はスパルタ軍を含めた各都市の連合軍と言う感じで、
300人の精鋭とは関係がない。
バトラー率いる精鋭が全滅するが、むしろギリシャ軍は結束を固める。
このギリシャ軍のリーダーが主人公と言う体裁。
完全に前作の後と言う訳ではなく、途中までは前作と並行してた物語となっている。
一方、前作の敵であるペルシャ軍の王を影で操る女エバ・グリーンが今回の悪役。
このエバのキャラがなかなかインパクトが強い反面、
主人公を含めてギリシャ軍側の印象が薄いのが難。
最終的にギリシャ軍が勝つ形で終わるのは、前作よりしっくりくるが、
そもそも、ペルシャ対ギリシャの戦いが劇中数回あり、
いずれもギリシャが勝ってるとあっては、物語の構成的に面白くない。

2015/05/30
「300<スリーハンドレッド>」
 シンシティとかの原作者がスパルタ軍の活躍を描いた話の映画化。
スパルタ軍のリーダーがジェラルド・バトラー。
圧倒的な数を誇るペルシャ軍に対し、バトラーらは300人で立ち向かうと言う訳。
最初は狭い地形を利用して善戦するが、結局は全滅してしまう展開。
どうせなら、最後までマンガみたいに強くても良かったが、そうでもない。
逆に悲壮な雰囲気で玉砕すると言う流れもあり得たが、
死など恐れないと言う連中が全滅する話になってて、あまりのめり込めない。

2015/05/29
「肉の蝋人形」(1933年米)
 人間を蝋人形にしてしまう話。
ビンセント・プライス版のオリジナル。
キングコングのフェイ・レイが同年に出ているが、主役と言う訳ではない。
女性記者が、蝋人形館の人形たちが実は盗まれた遺体なのではと疑う展開。
この記者が主人公である描き方で、最後に蝋人形にされかかる友人がフェイ・レイ。
プライス版は古いホラーと言う趣だったが、本作は蝋人形館の謎解きがメインに。
とは言え、意外な真相と言う描きかたになってる訳でもなく、
だいたい察しはつく感じ。(まして、こちとらリメイク作と続けて見てるし)

2015/05/28
「ラスト3デイズ〜すべて彼女のために〜」
 ラッセル・クロウ主演スリーデイズのオリジナル作品。
フランス映画だけど、ダイアン・クルーガーが出てるおかげで、
若干フランスぽさが薄まってる。物語はほぼほぼラッセル版と同じ。
ラッセル版よりもう少し、出たとこ勝負感が強い。
ラッセル版では、観客には妻が無実とわかる様になってたが、
本作にはそれがない点が、一番の違い。

「肉の蝋人形」(1953年米)
 ビンセント・プライス主演の古めかしいホラー。
プライス教授は、蝋人形に心血を注ぎ、歴史上の人物を再現していた。
だが、儲からないと言う経営者は、保険金目当てに人形館に火をつけてしまう。
怒った教授は、経営者を殺害。
人形館を再開するが、以前と変わって、無惨な死を遂げた人々を題材にする悪趣味に。
実は、付近では殺人事件の犠牲者の遺体が盗まれる事件が多発。
展示されてる人形が彼らにそっくりと来たら、怪しまれない方がおかしいと言うお話。
ところで、こんな映画にブロンソンが、チャールズ・ブチンスキー名で出てました。
(だから見た)
役どころは、教授の助手イゴールで、
フランケンシュタインものにおけるイゴールと同じ感じ。
それっぽい雰囲気のメイクで、出てると知らなかったら気がつかなかったかも。

2015/05/27
「トランセンデンス」
 ジョニー・デップ主演のSFスリラー(?)
ジョニデ博士はコンピュータ技術の権威だったが、
余命わずかと知り、自らの意志を機械に遺す事に。
死後も妻はジョニデと会話できたりするのだが、
周囲の人々をどんどんメカ化していくにつれ、脅威と感じる様になると言う訳。
何の事はない、デモンシードや地球爆破作戦の今風版。
ジョニデの技術が本当に人類の脅威かはわからない段階で決着がつくのは拍子抜け。
人間がメカ化されるあたりの説明はもう少しほしかったかな。

2015/05/26
「愛のそよ風」
 クリント・イーストウッド監督作。唯一の日本未公開作との事。
離婚歴のあるウィリアム・ホールデンの所へ、
ヒッピー娘ブリージーが転がり込んで居座る。
いい歳の大人が娘に振り回される様は、ブロンソンのツィンキーあたりを連想させるが
ホールデンには、こんな関係は長続きしないと考える理性的な面も。
でも結局、娘の方が上手だったと言う訳。
ツィンキーにはイライラしたけど、本作の関係は割に好感が持てる。

2015/05/25
「ランブルフィッシュ」
 フランシス・コッポラ監督が若者を描いたドラマ。
登場するのは、インチキくさくないマット・ディロン、太ってないミッキー・ローク、
くたびれた感じがないダイアン・レイン、くせのないニコラス・ケイジ、
やせてるローレンス・フィッシュバーンと言う面々。
要は、今も活躍してる連中が、今の味が出せてない時期の作品。
物語は、悪ガキのリーダーであるディロンの所へ、
伝説的な兄ロークが舞い戻って一騒動と言う展開。
悪ガキと言っても、どれほど悪い事をしたのかはよくわからず、
兄貴もどれほど伝説的なのかはわからず。
大勢揃えたけど、あまり中身がないと言う印象です。

2015/05/24
「UFO 侵略」
 ジャン・クロード・バン・ダムの出てるSF系作品。
ピアース・ブロスナンの息子とバンダムの娘が主役コンビで
バンダムも出ていると言うのが正しい。
停電やら電話の不通やらが発生し、人々が不安になっていると巨大な宇宙船が現れる。
現れたのは30分経過した頃。
2時間半の映画ならアリだが、1時間半の映画ではちょっと遅い。
それから人々は疑心暗鬼になり、バンダムが登場するのは残り10分くらいの所。
(冒頭にちらっと出てたけど)
結局、インデペンスデイみたいな派手な戦闘はなく、人類サイドがバタバタするだけ。
世の中にひどい映画は山ほどあるが、その中でも最底辺と言う印象です。

2015/05/23
「ラストミッション」
 ケビン・コスナー主演のアクション。
ケビンは凄腕工作員だが、脳腫瘍で余命わずかとわかり、
疎遠だった家族と過ごそうとする。
だが、延命する薬の代償として、現場に戻る事を求められる訳。
捕らえた敵から、家族との接し方を聞いたり、
家に不法に居座った一家と親しくなったりとコミカルなシーンが面白い。
凄腕シーンも面白いが、うまくブレンドされてない印象で、
どっちをやりたかったのかを、ハッキリさせた方が良かったかも。
娘役は、トゥルーグリッドで男勝りな少女を好演した人で、本作はだいぶ印象が違う。
さすが女優です。

「ノーカントリー」
 コーエン兄弟と言う連中の作品。
スカイフォールの悪役ハビエル・バルデムが評判になったとの事。
物語はトミー・リー・ジョーンズが主役とされていたが、
見てみるとジョシュ・ブローリンがメインに思える。
狩りをしていたジョシュは、たまたま麻薬組織の撃ち合い現場に遭遇。
残された金をいただく。だが、組織に命を狙われると言う訳。
付け狙う組織の殺し屋がハビエルで、保安官トミーリーは傍観者的。
ジョシュとハビエルの駆け引きは面白かったが、物語は急展開。
どうなったかよくわからないでいると、トミーリーが自分の夢について語って終わり。
深い意味があるのか、製作サイドが急にやる気を失ったのか。
どうも深い意味があるようですが、私には後者に感じられました。

2015/05/22
「ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人」
 しばらく休んでたウェズリー・スナイプスの復帰作。(西部劇)
ウェズリーは荒野を旅しながら、敵を見つけては始末して回る。
一方、敵はと言うと、殺した相手の顔を奪うと言う輩で、不死身っぽい。
実は。。と言う事情がわかるのは、1時間半の映画で、残り10分くらいになって。
それまでは何やってるかさっぱりわからないと言う、始まらない映画です。

2015/05/18
「さよならミス・ワイコフ」
 セクシャルなテーマで公開当時話題になった作品。
主人公は閉鎖的な町で教師をするワイコフ先生。
35歳にして男性経験がなく、その影響か早期更年期障害に悩まされる。
医師に恋愛を勧められ、模索する内、黒人の奨学生に暴行される。
やがて彼女は悦びを覚える様になるが、
人々に知られて町を追い出されてしまうと言う訳。
私、何も悪い事してないのに。。と言う恨み節も聞こえる。
セクシャルな部分に気をとられがちだが、
ちょっと古い時代を舞台にし、黒人差別や赤狩りもからめている点が重要。
人間の本質は、異なる物をまず排除しようとする
(自らの関知しない所へ追いやる)って事すかね。

2015/05/17
「X−MEN:フューチャー&パスト」
 Xメンシリーズ。もう何作目だかわかりません。
ミュータントと人間の戦争が激化し、あろう事かミュータント側が全滅の危機に。
実はミスティークが人間側の要人を暗殺した事が戦争のきっかけとなっていて、
これをなかった事にする為、
タイムトラベルが平気なウルバリン(ヒュー・ジャックマン)が過去へ行くと言う訳。
新旧のプロフェッサー、マグニートー俳優が出てくるあたりが見所だが、
メインは古い方(若い方)。
物語は、ウルバリン系とかも含めて、
旧作の設定が継承されてる様な、されてない様な印象で、連続性をあまり感じない。

2015/05/16
「ウォルト・ディズニーの約束」
 映画メリー・ポピンズの製作秘話を描く。
題名にディズニーなんてあるが、主人公はエマ・トンプソン演ずる原作者の方。
ディズニー(トム・ハンクス)はお気に入りの原作の映画化に取り組むが、
原作者は映画化に否定的。
彼女は、ディズニーお得意のアニメもミュージカルも違うと拒否する。
何とか脚本の検討に入るが。。と言う訳。
原作者には幼い頃に父(コリン・ファレル)が死んだ過去があり、
その体験が物語に影響しており、こだわりがあったと言う事らしい。
頑なだった彼女が、最終的には完成作を評価する(表向きは認めないが)展開には
うるっと来るが、何にこだわっていたのかは、ちょっとピンと来ない。

2015/05/14
「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」
 タイタニック号の沈没を描いた話。
タイタニックを描いた映画は何十作もあって、
一番早いのは沈没した年に製作されたとの事。
本作は、そんな中でも最後の白黒作品と言う代物。
ドキュメンタリー風で、登場人物の誰かを掘り下げた描写はほぼ皆無。
解説には二等航海士を主役に据えたとあるが、それがどの人の事やら。
一方で、演奏を続けたバンドの話や、三等乗客の扱いはキャメロン版を連想させ、
この時点で細かく取材されていた事がわかる。
他船の描写が多いのも本作の特徴。ただし、船体が折れる描写はまだない。
ちなみに、出演者にオナー・ブラックマンと
デビッド・マッカラムと言うスパイ映画系の名前あり。いずれもだいぶ若い時期。
マッカラムは分かりやすい船員役で、
ひっくり返った救命ボートにしがみついてたのに生還する。
ブラックマンはたぶん子連れの奥さん役(違うかも)。
夫と別れてボートに乗ったが、夫含めてどうなったのやら。

2015/05/10
「ホリデイ」
 キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットによる恋愛もの。
(ラブコメ?)
米国で映画の仕事をするキャメロンは、恋人に浮気される。
英国の雑誌編集者のケイトは、恋人と思っていた男が婚約したと知る。
失意の2人は自宅交換のサイトで知り合い、互いの家で暮らして気分転換する事に。
もちろん、そこで様々な出会いがあると言う訳。
奇妙な出会いが面白いが、最後に2人のヒロインが実際に会うのは蛇足かな。
ジェームズ・フランコとリンジー・ローハンが出てる
架空の映画(B級ぽい)の予告編が劇中に出てきて
キャメロンがヒット間違いなしと言うのが笑える。
あと、ダスティン・ホフマンがビデオ屋の客でちらっと出る。

2015/05/09
「ニューヨーク一獲千金」
 ジェームズ・カーンとエリオット・グールド主演の金庫破りもの。
どちらかと言うとドタバタコメディ。
カーンとグールドのコンビは、
インチキマジックで客の金をいただいた挙げ句刑務所行きに。
刑務所には特別扱いを受ける著名な金庫破りマイケル・ケインがいて、
コンビは彼の次の計画を横取りする事に。
盗んだ金を慈善事業に使うと言うダイアン・キートンと組んで金庫破りに取り組む訳。
コンビの仕事ぶりは、緻密には程遠い感じでちょっとイライラ。
悪役たるケインの描き方も中途半端で、
最後にキートンとひっつくあたりもいただけない。

2015/05/06
「イン・ハー・シューズ」
 キャメロン・ディアス主演のドラマ。
ラブコメかなと思って見たら、ちょっと違いました。
キャメロンは遊び好きな女性役で、生まじめな姉トニ・コレットの所に居候。
姉の彼氏を寝とる形になり、追い出されてしまう。
困ったキャメロンは、祖母シャーリー・マクレーンの存在を知り、
金をせしめようと彼女が働く老人ホームへ。
結局キャメロン自身もそこで働く事になり、
老人たちと接する内に、キャメロンや周囲の人々の問題が解決していくと言う訳。
キャメロンが馬が合わなそうな老人たちに溶け込んだり、
自身も問題を抱えるシャーリーが年の功を見せる描写が秀逸。
姉妹の距離感もうまいが、引っ掛かるのが、それを演ずるのがキャメロンである点。
デビュー直後だったら文句なしだったのだが、
酸いも甘いも経験してきた後の作品で、ミスキャスト感は否めない。

2015/05/05
「プリズナーズ」
 ヒュー・ジャックマン主演のサスペンス。
彼は娘を誘拐された父親で、
ジェイク・ギレンホール刑事が容疑者を逮捕するが、証拠が出ず釈放されてしまう。
容疑者が娘の居場所を知っていると確信したヒューは、
容疑者を拘束して痛めつけると言う訳。
やがて別の容疑者が逮捕されるが、ヒューは拘束を続ける。
実は。。。と言う真相は、なかなかひねっているが、
そこはさじ加減次第と言う感もあり。
やはり印象深いのは、ヒューの暴走ぶり。
家族を守るためと言う理由だけでは説明できない気もするが。

2015/05/04
「メガストーム」
 巨大竜巻もの。
ベガスに遊びに来た男女の若者たちが、
展示された不思議な力を持つ剣を持ち出した為に、竜巻を引き起こしてしまう訳。
科学的な理由付けのないインディな話だが、剣が厳重に警備されてた訳でもない。
主人公はどこかで見たと思ったら、エージェントコーディの主役。
ティーンアイドルだったと言う彼がとっつぁん坊やになってしまい、
存在自体に違和感が。。。

2015/05/03
「ノア 約束の舟」
 有名なノアの方舟の話。ノアに扮するのがラッセル・クロウ。
ベンハーや十戒みたいな宗教がらみのスペクタクルがはやった時代があったが、
今の特撮技術で描くと言う訳。
登場人物はノアの家族と敵の親分だけで、豪華キャストと言う印象でもない。
何もかも水が飲み込む非情さがポイントだが、そこも結構あっさり描かれてる感じ。
大作なのに、意外に中身が薄いかも。

2015/05/02
「スリーデイズ」
 ラッセル・クロウ主演のサスペンス。
ラッセルは妻子と暮らしていたが、妻が殺人容疑で逮捕され、有罪が確定的に。
打つ手がないと確信した彼は、妻を脱走させる事を決意。
その道のプロであるリーアム・ニースンのアドバイスや、
ネットで調べたりして、準備を進めると言う訳。
やや都合よすぎと言う印象は否めないが、逆に緻密な作戦でなく、
たまたまうまく行っていると言う雰囲気で、緊張感が維持される。

2015/05/01
「危険なメソッド」
 デビッド・クローネンバーグ監督のドラマ。
主人公は心理学者ユング博士(マイケル・ファスペンダー)で、
彼はフロイト博士(ビゴ・モーテンセン)を師匠と慕っていた。
そんなユングの前に、患者キーラ・ナイトレーが現れ、
彼女の扱いをめぐって、2人が対立すると言う訳。
すべての行動を性的衝動で説明できると言うフロイトは、
ユングを誘惑するキーラの行動に理解を示す。
一方、理論に霊とか宗教みたいなものまで持ち出すユングは、
誘惑される自分に困惑すると言う訳。
クローネンバーグ映画として期待した、突き抜けた異常さは感じられず、
心理学の歴史を学んでるみたい。

2015/04/30
「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」
 ケビン・コスナー監督主演の西部劇。
ケビンはロバート・デュバル扮する牛追いの右腕。
牛追いを快く思わない地主は、嫌がらせをした挙げ句、
デュバルの部下を殺害してしまう。
怒りが頂点に達した2人は、地主相手に無謀な戦いを挑むと言う訳。
どこかで聞いた様な話だが、
死を覚悟した2人が撃ち合いになると滅法強いあたりが痛快。
ただし、ケビンがアネット・ベニングと引っ付くあたりは蛇足感あり。

「ラヴレース」
 ウォーターゲート事件で暗号に使われたポルノ映画、
ディープスロートの主演女優リンダ・ラブレースの話。
リンダに扮するのが、アマンダ・セイフライド。
リンダは暴力的な夫の借金返済の為、ポルノ映画に出演。
これが大評判となり、次回作が期待されるが、
リンダは夫の暴力に耐えかねて家を出ると言う訳。
実際のシーンと、回顧録の執筆シーンで2回同じ事を描いている印象で、
半分の時間で済ませられそうです。
アマンダは体当たり演技をしている様だが、肝心なあたりは隠されてて、
クロエの時ほどHにならず。
リンダの両親にはシャロン・ストーンとロバート・パトリックを配置。
シャロンはあまりの化粧けのなさで、言われないとわからないっす。

「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」
 実在の写真家ダイアン・アーバスの話。
ダイアンに扮するのがニコール・キッドマン。
彼女は同じく写真家の夫ら家族と幸せに暮らしていたが、
多毛症の隣人ロバート・ダウニーJrに関心を示すように。
様々なマイノリティ(身体的特徴や性的嗜好)がいるが、
ダイアンはマイノリティが好きと言う、さらにひねったマイノリティだった訳。
モデルは実在の人なので、そういう人もいるんやねと驚かされるが、
多毛症の人との恋を経て、ヌーディスト村へ行く思考は、なかなか理解しがたいかも。
ちなみにヌーディスト村へ行っても、ニコールのヌードシーンはごまかされてる。

「センチメンタル・アドベンチャー」
 クリント・イーストウッドが流しの歌手に扮し、
息子であるカイル少年と旅をする話。
クリントは家族の中ではダメ男の扱いを受けていたが、
カイル少年は歌手である叔父クリントに憧れて旅に同行。
ドタバタの旅を経て、クリントは評価を得るようになるが、
結核の為に歌もままならなくなると言う訳。
どこか聞いた様な話で、ロードムービーのエピソードとしては不足気味だが、
後に傑作を連発する監督クリントの片鱗は見える気がする。

2015/04/29
「キルショット」
 ミッキー・ローク出演のサスペンス(?)
ロークは殺し屋で、目撃者を始末する冷酷さを持つが、凄腕かと言うと疑問あり。
標的のついでにボスの女を殺して組織に追われる羽目に。
たまたま知り合ったジョセフ・ゴードン・レビットと組んで
強盗するあたりも危うい感じ。
そこで、目撃者となったトーマス・ジェーンとダイアン・レイン夫妻を
始末しようとする訳。
余計なサイドストーリーを絡めず、ここに焦点を集中させた方が面白かったかも。
主役4人は、活躍した時期が微妙にずれてる気がして、
一堂に会するのには若干の違和感あり。
ダイアンは下着にされるシーンがセクシー。

「チルドレン・オブ・ザ・コーン」
 スティーブン・キング原作のホラー。
車で移動中、リンダ・ハミルトンと夫は、閉鎖的な田舎町に迷い混む。
そこでは、子供たちが狂信的な宗教に走り、大人たちを襲っていたと言う訳。
価値観が異なる世界でアイデンティティが破壊される話なら面白そうだが、
単に狂暴化した子供たちに追いかけられるだけ。
その子供たちも、説得可能な程度なので拍子抜け。

「ワイルド・スピード SKY MISSION」
☆☆☆★★★

 当初ストリートレースの話だったワイルドスピードシリーズは、
いつの間にか世界平和の為の隠密集団に。
前作ではロシアの戦車と戦ったりと、その派手さもエスカレート。
車である必然性はほぼない。
本作でも空から飛んだり、ビルからジャンプしたりで、相変わらずらしい。
さらに、前作の最後に登場したジェイソン・ステイサムが再登場。
シリーズ最強の敵になると言う訳。
もちろん、ビン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、
ミシェル・ロドリゲスなんて面々も登場するが、
本作の撮影中にポールが事故死する事態に。
彼の兄弟の協力で不足部分の撮影を補って作品を完成させ、
シリーズも続けるつもりらしい。
何にせよ、見ないと言う選択肢はない。

 冒頭ジェイソンが大暴れするシーンがあり、ディーゼルらのチームに復讐を宣言。
さらに襲撃されたドウェインが入院し、
ディーゼルはチームの脅威を取り除くにはジェイソンを倒すしかないと考える。
そこへ唐突に現れたカート・ラッセルが、
ジェイソンの居場所を突き止める事が可能な装置を奪えば、使わせてやると言う。
ディーゼルらはこの話に素直に従い、あちこちで敵を作ると言う展開。
まさに横道にそれた感があるが、なぜかその場その場にジェイソンが現れて、
申し訳程度に対ジェイソンと言う状況を維持。
横道感が強いせいか、ジェイソンの暴れぶりはまあまあと言う程度。
メンバーが増えすぎた感のあったディーゼルチームだが、
前作で2人やられ、ドウェインも負傷欠場。
妊娠したポールの嫁(ディーゼルの妹)も待機し、チーム構成は手頃になった印象。
戦いの方は、あいかわらず突っ込みたくなる派手さだが、
ポールの弔い合戦と思えば、大目に見たくなる。
そのポールの代役シーンは、あまりわからなかったので、
うまく出来てると言う事になるが、
最後にディーゼルと並走するシーンはちょっと違和感があった。
家族の為にチームを抜けると言う理由は、やや強引な感もあるが、
8割がた撮影した映画を完成させると言う意図を考えれば上出来。
過去の回想シーン挿入はやりすぎな気もしたが、
エンドタイトルに「ポールに捧ぐ」なんて出ると、特別な思いが生まれるのも確か。

2015/04/28
「隣のヒットマンズ 全弾発射」
 ブルース・ウィリスのコメディ続編。
ブルースは殺し屋で、殺し屋志望のアマンダ・ピートと恋仲。
だが、アマンダは射撃が恐ろしく下手。
アマンダの元夫マシュー・ペリーは歯科医で、
ブルースの元妻ナターシャ・ヘンストリッジと夫婦。
この4人が、かつて倒した組織の連中に狙われるが、
ブルースらもひそかに何か企んでいたと言う訳。
そのややこしい状況によるドタバタに終始して、
カッコいいとか、面白いオチがあるとかではない。
前作でアマンダ・ピートを注目したが、本作では下着シーンはあれど脱ぎはしない。

2015/04/27
「大統領の執事の涙」
 フォレスト・ウィテッカー出演のドラマ。
彼は白人に酷使される農家の出身だったが、
ホテルの給仕を経て、ホワイトハウスの執事に採用される。
そこで、歴代大統領を見守ると言う訳。
黒人版フォレストガンプと言う趣を期待したが、実際に見ると、
ケネディ暗殺もウォーターゲート事件もセリフでちょっと語られる程度。
もっぱら各大統領の黒人政策が焦点に。
そこへ黒人解放活動に参加した長男を絡めると言う展開。
道徳の教科書を無理矢理読まされた様な違和感はある。
各大統領を演ずるのは、アイゼンハワーにロビン・ウィリアムズ、
ケネディにXメンのビームの人、ニクソンにジョン・キューザック、
レーガンにアラン・リックマン、その妻ナンシーにジェーン・フォンダと言う面々。
名だたる俳優陣だが、特にレーガン夫妻がよく似てる。
さらに、フォレスト・ウィテッカー、キューバ・グッディングJr、
テレンス・ハワードと言う、よく混同する3人が集まった点も面白い。

2015/04/26
「オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜」
 ロバート・レッドフォード主演のドラマ。
レッドフォードは1人で気ままなヨットの旅をしていたが、
漂流していたコンテナと衝突。そこから浸水し、危険な状態となる。
修理したり、嵐にあったりで、次第に状況は悪くなっていくと言う訳。
似たような境遇の話は、オープンウォーターとか、
ジェームズ・フランコが腕はさむやつとかあった。
本作含めて、いずれも実験的な作品である事は間違いない。
かの作品では仲間がいたり、回想があったりで時間をつないでいたが、
本作ではそれがない。レッドフォードは独り言すら言わないのだ。
黙々と作業する彼を見て、たぶんこういう事をしたかったが、
うまく行かなかったんだろうな等と想像するしかない。
普通なら退屈そうな作品で、緊張感を維持して見させるのは、
レッドフォードの演技力って事すかね。

「インディアン・ランナー」
 ショーン・ペンの初監督作。ペンは出てない。
主人公はデビッド・モースで、保安官である彼の所へ、
ベトナムから弟ビゴ・モーテンセンが帰還。
戦争の影響か、家に居着かない弟に困り果てると言う訳。
チャールズ・ブロンソン、デニス・ホッパー、
ベニチオ・デルトロなんて面々が端役で出演。(無名時代のデルトロは一瞬だけ)
そのメンツで初監督作ゆえの意気込みはひしひしと感じるが、
物語の方はそんなに目新しくない。

「月の輝く夜に」
 シェールがアカデミー賞をとった作品。
彼女は夫に先立たれ、独身に戻った女性。
知人にプロポーズされ、先行きの不安からか、軽く受けてしまう。
この婚約者に頼まれ、絶縁状態の弟ニコラス・ケイジを式に誘う事に。
だが、こっちと親密になってしまうと言う訳。
どこかで聞いた展開だし、結末は何となく予想がついてしまったが、
バラバラだった家族がラストに集まり、写真を撮るシーンはちょっといい。
ところで、やっぱりニコラス目的で見た。
シェールより一回りくらい年下の若造役で、まだ使い方が定まってなかった感じ。

2015/04/25
「ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!」
 新スコットことサイモン・ペグのコメディ。
ペグは学生時代に4人の仲間とバカ騒ぎし、12軒のパブを回ろうとして断念。
大人になっても心残りで、今はまじめに過ごしている4人を探し出し再挑戦する事に。
1軒ずつ回り、パブがチェーン店になっていて失望するなど、
古きよき時代を思い出す展開はなかなか面白い。
ところが、中盤のやや早い段階で、
故郷の田舎町に異変が起きていると気づくあたりから雲行きが怪しく。
あまりにも想定外の状況に、せめて夢だった事にしてほしかったかな。
ピアース・ブロスナンとロザムンド・パイクと言う
ダイアナザーデイコンビが出ているが、必然性をあまり感じない。

「エネミー・ウォー」
 ニコラス・ケイジ主演の戦場を舞台にしたドラマ。
戦争ものと言う訳ではない。
エチオピアに赴任した伊兵ニコラスは、
水浴びする少女を見かけ、彼女と半ば強引に関係。
その後、彼女を誤って死なせてしまうが、彼女がハンセン病だったらしいと気づく訳。
ニコラスは凄くいい人でも、凄く悪い人でもない。
物語はハッピーエンドでもアンハッピーエンドでもないと言う中途半端な感じ。
エネミーなんて言っても、敵も戦闘シーンもないです。

2015/04/20
「地獄で眠れ」
 ブロンソンもの。
チャールズ・ブロンソンは引退した殺し屋だったが、
ある男を始末するよう依頼を受ける。
それは某国で非道な人体実験を繰り返すドクターと言う人物だったと言う訳。
ブロンソンの行動は出たとこ勝負で、
緻密な作戦も、凄い殺しのテクニックも見られない。何となく解決したと言う印象。

2015/04/18
「弾丸刑事 怒りの奪還」
 ダニー・トレホが暴走刑事に扮する話。
息子の死刑執行が迫る組織のボスは、
トレホ刑事の孫とジョン・サベージ知事の娘を拉致して延期を要求。
トレホが大暴れすると言う訳。(中止とか釈放でなく、延期を要求するのはご愛敬)
マチェーテ程ではないにしても、
それなりの暴走ぶりを期待したが、さほど暴れないので拍子抜け。

2015/04/12
「トカレフ」
 ニコラス・ケイジ主演のアクション。
ニコラスは組織の一員だったが、今は平穏に暮らしていた。
だが娘が殺され、かつての敵ロシアマフィアの仕業と判断。
仲間と共に仕返しすると言う訳。
物語はどこかで聞いた感じだが、スカッとした復讐劇ではなく自滅的。
終盤まで犯人が現れないと思ったら、CSIとかでありそうな真相が明らかに。
余計な事やっちゃったと言う展開で、まあニコラスぽいよね。

2015/04/11
「バトルフロント」
 ジェイソン・ステイサム主演のアクション。
スタローンが脚本を書き、ジェイソンに主役を譲ったと言う作品。
ジェイソンは元麻薬捜査官で、組織のボスは息子の敵と恨んでいた。
引退して娘と田舎町に越すが、閉鎖的な町でいざこざに巻き込まれる。
それがきっかけで、組織に居場所を知られてしまうと言う訳。
面白いのは、最後に戦う相手が巨悪たる組織ではなく、
組織を利用して稼ごうと企む小悪党だと言う点。
この小悪党に扮するのがジェームズ・フランコで、その愛人がウイノナ・ライダー。
騒動のきっかけである妹がケイト・ボスワース。
いずれも主役級である(だった?)連中が、小悪党を演じてる点も面白い。

2015/04/05
「キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー」
 キアヌ・リーブス初監督作。
太極拳の使い手リンフーは、寺の建て直しの為、闇のファイトに参加。
血の味を覚えたと師匠が心配すると言う話。
闇のファイトの元締め役としてキアヌが出ているものの、
大半のキャストは香港中国系で、映画自体もどこかで見た雰囲気。
ハリウッドで人気の出た俳優が監督してみたくなるのもわかるし、
作った映画が既成作品に似ちゃうのもわかるけど、
キアヌの初監督作はこれじゃなくても良かった気がする。

2015/04/04
「新アリゲーター 新種襲来」
 新種のワニもの。
とある沼に、廃棄物の影響らしき新種のワニが現れ、次々人が襲われる。
。。と言うと、よくある突然変異したワニものみたいだが、
それでは物足りないと思ったか、本作はさらにいろんな要素を取り込んだ。
主人公の女子大生は、対立する一家の息子と恋仲に。
つまりロミオとジュリエット。
さらにこのワニに噛まれると、自身もワニになってしまう!と判明。
(ワニっぽい人になるのではなく)
それが廃棄された密造酒の影響だと言うが、どんな酒だったのやら。
吸血鬼もの、あるいは狼男ぽい設定だけど、
実際の変身を見ると、ダーク・ベネディクトの珍作スネークを連想させられる。
混ぜるな危険!と言う言葉を思い出します。

2015/03/31
「テキサスの四人」
 フランク・シナトラ主演の西部劇(?)
駅馬車に乗り合わせたシナトラとディーン・マーチンは、
期せずして鉄道会社の金を手に入れる。
実はシナトラもマーチンもお尋ね者で、金の奪い合いになると言う訳。
前半の西部劇ぽいシーンはまあまあだったが、
後半それぞれに女性がついて、駆け引きするあたりが退屈。
マーチンはシナトラ一家なので、最後に手を組むのはお見通し。
ところで、やっぱりブロンソンが出るから見た。
鉄道会社に雇われて2人を追ういわば悪役で、
題名のテキサスの4人の内の1人だったりはしない。

2015/03/30
「ペントハウス」
 ベン・スティラーとエディ・マーフィ共演のコメディ。
スティラーは超高級マンションのやり手管理マネージャ。
だが、住人ショウ氏に職員全員の財産を奪われた上に、
ショウはおとがめなしになりそう。
そうはさせじと仕事仲間と組み、
スティラーの幼なじみである泥棒エディに協力を求めると言う訳。
巧みな計画の面白さや、大物をぎゃふんと言わせる痛快さは、ことごとく寸止めで、
もっと面白く出来たんだけどねーと言う印象。

2015/03/28
「エル・ドラド」
 ジョン・ウェインの西部劇。
ウェインは旧友ロバート・ミッチャムが保安官をする町へ。
2組の派閥の抗争に巻き込まれると言う訳。
ミッチャムは最初しっかりしてる感じだったが、中盤から飲んだくれに。
ウェインはミッチャムの部下と言う扱いで、
従来のウェインものからすると、ちょっとひねった感がありつつも、
結局従来の雰囲気に落ち着く。
ジェームズ・カーンが若造役で、ウェインの子分になる。

2015/03/26
「地獄の天使」
 アビエイターで描かれたハワード・ヒューズ作品。
原題がヘルズエンジェルだから、暴走族の名前みたい。
生真面目と不真面目と言う、対照的な性格の兄弟の様子が延々と描かれる。
終盤になって、英軍は奪った独軍機で敵基地を奇襲する妙案を出す。
これに兄弟が参加し、ある程度の成果を出すが、独軍に捕らわれてしまうと言う訳。
ヒューズが何回も撮り直したと言う空中戦は、合成や作り物ではない迫力あり。
部分的にカラーになってるなど(あまり意図は感じられない)、
いろいろやりたかった事を詰め込んだと言う印象。
あまり面白いとは思えない。

2015/03/25
「キューティ・ブロンド3」
 キューティブロンドのシリーズ第3弾。
リース・ウィザースプーンは出てません。
エルのいとこである金髪双子姉妹は、
校則が厳しい上に金持ちの娘が我が物顔で振る舞う学校に転校。
この学園の女王が双子を陥れ、カンニングの濡れ衣を着せた為、
双子は学園裁判でやり返すと言う訳。
リースの作品の続きと言うよりは、どこかで見たお子様向け学園ドラマと言う印象。

2015/03/24
「戦雲」
 フランク・シナトラ主演の戦争もの。
ジョン・スタージェス監督作で、
後の荒野の七人と大脱走に出ていたスティーブ・マックイーンと
チャールズ・ブロンソンが出ている点がポイント。
シナトラらは太平洋戦争でビルマに駐留する米軍。
現地のカチン兵と言う連中の待遇改善を求めたり、
なぜか現地にいる女性と恋に落ちたり。
そんな感じで、何が目的かわからないまま、映画は終盤へ。
こういうのを私は、始まらない映画と呼んでます。
終盤になって、日本ではなくて同盟国中国と対立する展開に。
ここはまあ面白いんだけど、何か軍事的な作戦で突破した訳ではなく、
将軍が水戸黄門みたいに裁いただけ。
マックイーンはやり手の若造としてシナトラが抜擢。
ブロンソンは最初からシナトラの部下で、中国人の襲撃で死ぬ。
もう1人、病室のカチン兵役にジョージ・タケイ。タイトルに名前は出てない。

2015/03/23
「メトロ42」
 ロシア製のパニックもの。
モスクワ地下鉄のトンネルに浸水が発生。
乗客を乗せた車両が立ち往生するが、
放置すればトンネル全体が水没するとして、密閉されそうになると言う訳。
ポセイドンアドベンチャーとデイライトあたりをブレンドした設定だが、
ハリウッド作と決定的に違うのは、
主人公らの選択が必ずしも最善ではなかったと言う点。
中盤に多くの乗客が救出される中、主人公らは見落とされた形に。
妻のいる場所のすぐ下で、溺死しそうになってるなんてのは、
ヒッチコックのサスペンスみたい。
次から次へと困難を乗り越えると言うさわやかなノリではなく、
全編通じて、何かじめじめした印象。

2015/03/21
「殺人鬼」
 ブロンソンもの。
連続殺人事件を追うチャールズ・ブロンソン刑事は、とある男に目星をつける。
知能犯(?)の犯人は証拠を残さない為、ブロンソンはでっち上げの証拠で逮捕。
結局釈放となるが、腹を立てた犯人は、
ブロンソンの娘リサ・アイルバッハーを標的にすると言う訳。
今回のブロンソンは、犯人逮捕の為にやむなく規則を破ると言うよりは、
手順を踏むのが面倒でやってる感があり、ダーティハリーなんかより志は低い。
もっと気になったのは、終盤にリサが襲われるシーン。
友達が命懸けで彼女をかくまってる(そして殺される)のに、
リサは隠れてるだけなんて。。。

2015/03/20
「キリング・ゲーム」
 ロバート・デニーロ対ジョン・トラボルタと言う作品。
デニーロはスタローンと初共演したばかりだが、トラボルタとも本作が初共演との事。
トミーリーとデルトロが森で戦う作品があったけど、あんなのを想像してました。
まあ、遠からずと言う感じなんだけど、デニーロとトラボルタはかつて敵同士で、
いまだにセルビアの事を引きずっていたと言う訳。
この引きずり具合が、よくも悪くも作品の雰囲気を決定づけてて、
正直あまり面白くはない。

2015/03/19
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」
 マイティ・ソーの続編。
マレキスと言う強敵が現れ、ソーは幽閉される宿敵ロキに協力を求めると言う訳。
こんな話、百万回も見た気がする。
ナタリー・ポートマンを筆頭に前作のキャラが登場するが、
レギュラーだから出しましたと言う程度の印象。
強敵を倒した決め手はよくわからず、
マーベル系お約束のクロスオーバーは、コレクターと言うよく知らない奴が出る程度。
実はベニチオ・デル・トロが演じてるんだけど、言われなければ気が付かなかった。

2015/03/15
「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」
 キックアスの続編。
前作で父を失ったヒットガールことミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)は、
普通の女学生になる事を決意。
キックアスことデイブは新たな仲間を作る為、ヒーローを志す連中を集める。
一方、キックアスらに復讐心を抱くクリスは、
マザーファッカーと名を変え、悪の軍団を組織すると言う訳。
あの話の続きがあったらどうなる?と言う程度の発想で、目新しさはほぼない。
ジム・キャリーがキックアスの仲間として怪演を見せるかと期待したが、
これがほぼ見せ場なく退場して期待外れ。
クロエちゃんが学園の女王をギャフンと言わせるのは面白いんだが、
どうにもおへちゃ顔で、そもそも女王と同じ空間にいるのが違和感あり。

2015/03/14
「ローン・サバイバー」
 実際にあったと言う話。
タリバンを攻撃する作戦に参加したマーク・ウォールバーグの隊は、
何となく包囲されて絶体絶命に。隠れる場所もなく、マーク以外の全員がやられる。
唯一生きていたマークを助けたのは、アフガンの村人だったと言う訳。
このラストは面白いんだけど、そこへ至る展開は作戦の攻防とかなく、
やられっぱなしだからちょっと退屈かも。

2015/03/08
「エンダーのゲーム」
 ハリソン・フォードも出てるSF大作。
ヒューゴと何たらのヒューゴ役の少年が主役で、ハリソンはその上官たる大佐の役。
人類は異星人の攻撃を奇跡的にしのぐが、再襲来に備えて少年兵を鍛えると言う訳。
主役エンダーは、天才的な才能を発揮し、たちまちリーダーに昇格する。
こういう成功劇は面白いけど、ハリソンは終始エンダーをべた褒めで、
そういう意味では盛り上がらない。
さらに言えば、最後にエンダーが敵を倒した後に、思い悩むシーンが蛇足的。
続編を想定しての事だろうけど、中途半端な終わり方と言う印象をぬぐえない。

2015/03/07
「リベンジ・マッチ」
 元ボクサーであるロバート・デニーロと
シルベスター・スタローンが30年ぶりに再戦すると言う話。
思えば、共に70年代から活躍し、いまだに現役の2人はたぶん初共演。
かたやロッキー、かたやレイジングブルと、共にボクシング映画に主演した経験あり。
これを戦わせたら受けまっせと言う発想だが、
2人が揃えば、脚本なんか適当でも客は入りますがなと言う気持ちも見え隠れして、
ほとんど工夫が感じられない。

2015/03/04
「ホワイト・バッファロー」
 ブロンソンもの。
チャールズ・ブロンソンは、実在したビル・ヒコックと言う人物を演じる。
各地で暴れてお尋ね者となった彼は、名前を変えてとある町へ。
どういう心境の変化か、ホワイトバッファロー退治に執念を燃やす。
ブロンソンにまつわる人物としてエド・ローター、キム・ノバクが出るが、
どちらもワンシーンのみの友情出演的。
ホワイトバッファローは特定の一頭の事ではなく、乱獲で絶滅したとされる。
そんな中、生きていた一頭が大暴れすると言う訳。
ブロンソンらしい生きざまと、バッファローの巨大感はなかなか面白いが、
ちょっと作り物っぽい。

2015/03/01
「ハミングバード」
 ジェイソン・ステイサムのアクション作(?)。
アフガニスタン帰りのジェイソン・ステイサムは、
人を殺した罪悪感からホームレスに身を崩す。
シスターと知り合った彼は、
ホームレスに食事を与えたり、娼婦を殺した男を倒したりする展開。
決して巨悪と戦ったり、派手な撃ち合いがある訳ではないが、この雰囲気は悪くない。

2015/02/28
「紅の翼」
 飛べない豚はただの豚と言う話。
ジョン・ウェインがかつて事故を起こした副機長に扮する。
機長はロバート・スタックで、ウェインの方が経験的に上。
彼らが乗る機に異常が発生し、苦闘の末、無事着陸させると言う展開。
その機にいろんな乗客が集まってくると言う、
エアポートシリーズの先輩みたいな話だが、
ウェインの存在感がありすぎて、乗客たちはほぼ印象に残らない。

2015/02/24
「さらばバルデス」
 ブロンソンもの。
チャールズ・ブロンソンは馬を売りに行った町でジル・アイアランドと恋に落ちるが、
それを快く思わない実力者である兄に追い出されると言う訳。
よくあるブロンソンものみたいだけど、
「怒ったブロンソンが反撃する」と言うシーンはない。
え?終わり?と言う印象です。

2015/02/23
「サハラ」
 当時人気だったブルック・シールズ主演作。
父親が事故死したブルックは、女性禁制のレースに男装して参加する事に。
男装と言うあたりが物語のポイントになりそうだけど、そういう要素はほぼ皆無。
お前、女だったのか!みたいなシーンね。
ライバルチームも部族も最初から女だとわかってるし、
最後に女の姿でゴールしてもおとがめなし。
そもそもレースのシーンもほとんどなく、
部族のプリンスと惹かれ合うみたいな話が延々と続きます。

2015/02/21
「そんな彼なら捨てちゃえば」
 男女の恋模様を描く話。
登場するのは、女優陣がジェニファー・アニストン、ドリュー・バルモア、
ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソン。
男優陣がベン・アフレック、ブラッドリー・クーパーと言う布陣。
豪華でラブコメを期待させる名前もありますが、意外にそういう連中の出番が少ない。
割に目立ってたのは、知らない女優さんと、
ダイハード4のジャスティン・ロングの恋模様。
物語の展開は悪くないけど、
俳優さんで期待した向きには調子狂わされる所も少なくない。

2015/02/20
「11ミリオン・ジョブ」
 実際にあった1100万ドル強奪事件を描く。
ドウェイン・ジョンソンが出てるようなので見たが、彼は一味を追う刑事役。
主役はエクスペンダブルズ2で殺された若造を演じた人で、マイティソーの人の弟。
彼が演ずるクリスは、警備会社の警備員の仕事につく。
会社の金の管理はかなりずさんで、いきなり新人に夜の番を任せる始末。
それを知った悪友らが勝手に強奪計画を進め、
クリスは抜けるに抜けられなくなると言う訳。
緻密な強盗計画を描く訳ではなく、ついつい勢いで犯罪を犯す連中の話。
中でも悪友エディの考えてなさはイライラする程で、
頼むから10分考えろと言ってやりたくなる調子。

2015/02/18
「華麗なるギャツビー」(2000年米英)
 華麗なるギャツビーの何度か目の映像化。
レッドフォード版とデカプリオ版の間で、
ギャツビーに扮するのはダイアナザーデイの悪役の人。
(ザオでもムーン大佐でもロザムント・パイクでもない)
他の出演者を含めて、知名度は落ちる。
やってる事は毎回一緒だけど、1時間半の作品なのでかけ足な感じ。
その割に、ギャツビーが死んでからがちょっと長く、彼の父親が出てきたりもします。

2015/02/16
「エージェント・スティール」
 カート・ラッセルとマット・ディロンが出ている泥棒もの。
エージェントではないです。
カートとマットは兄弟で、他の仲間と美術品専門に盗んでいた。
捕まったマットに売られて、カートは刑務所に入る羽目に。
出所してしばらく堅気でいたが、昔の仲間と大仕事をする事に。
マットも加わり、わだかまりは捨てたかに見えたが。。と言う訳。
作戦はややこしいが、大枠の物語は割に単純。

2015/02/15
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
 ティム・バートンとジョニー・デップによるダークなミュージカル。
もちろんバートンの嫁(当時)も出ます。
ジョニデには妻子がいたが、町を牛耳る判事に奪われ、自身は無実の罪で投獄される。
出所したジョニデは、判事に復讐する為、腕のいい理髪師として接近。
首を切ろうとするが失敗。代わりに、彼の正体に気付いた男を始末。
唯一の協力者であるバートンの嫁が、死体始末の妙案を出し、
町の悪人たちを次々始末すると言う訳。
ダークな展開に困惑した人もいるみたいだけど、
もともとティム・バートンってこんな調子の映画を作る人だよね。

2015/02/14
「リディック:ギャラクシー・バトル」
 ビン・ディーゼルのもう1つの人気(?)シリーズ。
彼が演ずるリディックは、部下に裏切られて危険な惑星に置き去りにされる。
野獣などがいる惑星で何とか生き延びるが、彼を追った賞金稼ぎが現れると言う訳。
序盤はディーゼルが出てくるが、1人で野獣と戦うだけ。
その後は賞金稼ぎ目線で描かれ、ディーゼルの出番がぐっと減る展開で、
全体的に盛り上がりに欠ける。このシリーズって、面白いんだっけ?

2015/02/13
「ローンレンジャー」(1981年米)
 ローンレンジャーの映画版。
元祖とジョニー・デップ版の間にあった日本未公開作。
ローンレンジャー誕生の秘話を描くが、
TVシリーズの第1話みたいな印象で、ネタを出し惜しみしたか、結構希薄な感じ。

2015/02/11
「LIFE!」
 ベン・スティラー主演のコメディ(?)
彼は雑誌の写真管理係だが、雑誌は休刊が決まる。
最終刊の表紙として、カメラマンのショーン・ペンが指定した写真を探すが、
ネガが見つからない。
やむなくペンを追うが、彼は危険な地ばかり撮影する男だった。
もともと空想癖のあるスティラーが、本当に冒険する羽目になると言う訳。
やりたい事はわかる気がするけど、全体的に散漫な印象。

2015/02/10
「正午から3時まで」
 ブロンソンもの。
強盗一味であるチャールズ・ブロンソンは、
おじ気付いて途中のジル・アイアランド邸で待機し、彼女と恋に落ちる。
仲間が捕まったと知りジルは助けに行かせるが、そんな気はさらさらないブロンソン。
別人になりすますが、その男の罪で捕まってしまう。
ブロンソンが死んだと信じたジルは、2人の話を物語にし、
やがて世界中に知られる存在となると言う訳。
本作のブロンソンは頼りないタイプだが、
過去にこんなキャラも見た気がして、さほど違和感はない。
異色なのは後半で、伝説の人になった彼は、本名を名乗っても信じてもらえない。
ひねったサスペンスみたいな展開で、ショートストーリーみたいな落ちもあり。

2015/02/08
「REDリターンズ」
 引退した凄腕スパイたちが暴れるシリーズ第2弾。
登場するのは、ブルース・ウイルス、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレンで、
前作のモーガンが退場した代わりに、キャサリン・ゼータ・ジョーンズ、
アンソニー・ホプキンスが参加。(あとイ・ビョンホン)なかなかの布陣です。
ブルースは前作で恋仲になったサラと穏やかに過ごしていたが、
陰謀に巻き込まれたらしいとマルコビッチに引っ張りだされる。
実はホプキンス博士が開発した核兵器が狙われているらしいと言う訳。
各メンバーが味方になったり敵になったりややこしいが、
最終的には皆で(多少の犠牲あり)正義を守る展開。
もともとプロでないサラが奮戦するあたりが目新しい点。

2015/02/07
「怪獣王ゴジラ/GODZILLA KING OF THE MONSTERS!」
 日本が誇るゴジラ1作目を海外向けに再編集。
通信員レイモンド・バーが来日した際、現れたゴジラに遭遇。
彼は芹沢博士、山根博士ら主要キャラ全員と知人と言う都合の良い設定で、
ゴジラの発見、破壊、退治と言う一連の出来事に、比較的違和感なく立ち合う訳。
個人的には、当時の日本映画ってセリフが聞き取りづらい印象があるが、
その点は字幕なのでわかりやすい。
ただし、全編通じて一歩引いた目線である事も確かです。

2015/02/06
「ワイルド・スワン」
 クリスチャン・スレイターも出てるアクション作。
クリスチャンは脇役で、序盤で殺されます。
主人公はロシア人ダンサーのマヤで、米国人実業家である夫クリスチャンがいるが、
彼に関わる怪しげなトラブルに巻き込まれる展開。
クリスチャンは殺され、自身は無実の罪で投獄。娘が一味に捕われてしまう。
娘を助けるには脱獄するしかないと言う訳だが、
1時間半の映画でそこに至るのに1時間。
全編が回想と言う形で描かれるのも、構成的に盛り上がらない要因。
面白いのはマヤのアクション。
ダンサーの体の柔らかさを生かして、背後の敵の頭を背中越しに蹴ったり、
くるくる回りながら連続打撃を与えたりする。
本当に効果があるかは怪しいけど。

2015/02/04
「ブロークンシティ」
 マーク・ウォールバーグの探偵もの。
無実の容疑者を射殺したとして警察を辞めたマークは、今は取り立て屋に。
彼を評価していた市長ラッセル・クロウは、妻が浮気していないか調査を依頼する。
この妻がキャサリン・ゼータ・ジョーンズ。
彼女は、対立候補の選対本部長と密会していたと判明。
気分は良くないが、依頼は成し遂げたと思ったら、
事件が発生し、マークは利用されていた事に気付くと言う訳。
怒ったマークが反撃すると言うと、よくあるスカッとする復讐劇みたいだが、
そんなにスカッとしない。
だが、この状況の決着はこれしかないと言う印象で、妙なリアルさが面白い。

2015/02/02
「デッド・ドロップ」
 デスレース2(1じゃなくて)のルーク・ゴス主演のアクション。
組織に潜入していた捜査官ルークは、ボスに正体を見破られて飛行機から落とされる。
生きていた彼は逆ギレ(?)して組織に復讐すると言う訳。
もともと大した作品は期待してなかったけど、
見ていて面白そうとか、こうすれば面白かったと感じさせるシーンは皆無。
稀に見る希薄な感じの作品です。

2015/01/31
「セブン・サイコパス」
 コリン・ファレル主演のちょっと危ない人たちのコメディ(?)
作家コリンは、セブンサイコパスと言う小説を書くよう依頼されるが、
さっぱりはかどらない。
代わりに友人サム・ロックウェルが、危険な連中がたくさん現れるアイデアを出すが、
サムの周囲には実際に危険な連中がいっぱいいたと言う訳。
クリストファー・ウォーケンやウディ・ハレルソンと言う他の作品でキレてた布陣で、
その危なさ加減が笑いのポイントのはずだが、あまり面白くない。
さらに、肝心のコリンは存在感が薄い。

「雨のニューオリンズ」
 ロバート・レッドフォード主演のドラマ。
レッドフォードが田舎町に現れ、宿の娘ナタリー・ウッドは彼に惹かれる。
実は彼は鉄道会社の調査員で、解雇する人員を決める為に訪れたとわかる。
この町は鉄道員で潤ってる事情がある上に、
ナタリーの母は彼女を金持ちと結婚させようとしていたので、
レッドフォードは邪魔者扱いを受けると言う訳。
ハッピーエンドとはならないが、アンハッピーエンドとしても中途半端な感じ。
芸歴からナタリーの方が歳上かと思ったが、実際はレッドフォードの方が上。
そんな事より、ブロンソンがいるから見たんだけど、
彼でなくても構わないくらいのちょい役。

2015/01/30
「リミットレス」
 ブラッドリー・クーパー主演のSF風サスペンス。
作家の卵ブラッドリーは芽が出ないでいたが、ある時怪しげな新薬を入手。
それは脳の能力を100%引き出すと言う代物で、
過去に見聞きした情報が鮮やかに蘇り、結果的に天才的な才能を発揮できるのだ。
その能力で大物投資家ロバート・デニーロに見込まれるが、
やがて薬なしでは何も出来なくなる。
さらに同様に薬を狙う借金取りに襲われると言う訳。
全体の設定はマトリックスみたいな感じだが、
中盤に麻薬組織との争いみたいなシーンが続いて、作品の出来を下げてる印象。

2015/01/29
「ローンレンジャー 失われた黄金郷」
 人気TVシリーズの映画化第2弾。
白人とインディアンが対立する町で、覆面強盗一味が暴れる。
ローンレンジャーは真相を探るべく、素顔で黒幕らしき女性に近づくと言う訳。
雰囲気的には前作の繰り返し感が強く、前作より散漫な感じ。
黄金郷伝説なんてインディな話を絡めるが、宝探し的なシーンはほぼない。

2015/01/27
「夜明けのガンマン」
 クリスチャン・スレイター主演の西部劇。
ジョン・ウェイン作のリメイクだそうです。
あちこちで暴れたクリスチャンは、故郷へ舞い戻る。付近では覆面強盗事件が発生。
賞金首のクセに悪党じゃないと称する彼は、捜査に協力すると言う訳。
実は旧友(セガールのTVシリーズに出てた人)が
強盗団のリーダーと言うのは序盤からわかっているのだが、
クリスチャン自身も中盤に気付いてしまい、後はダラダラと話が続く感じ。
リーダーの妹であるクリスチャンの恋人が、ためらいなくクリスチャン側につく。
クリスチャンの相棒がその恋人に惹かれながら特にいさかいにもならない。
。。と言った調子で、いろいろ種をまいてるのに、
それを咲かせようと言う気はないらしい。

2015/01/26
「西部の王者 ローンレンヂャー」
 TVシリーズの映画版。
田舎町で白人とインディアンが対立して一触即発に。
実は町を牛耳ろうとする有力者が、
インディアン居留地にある銀山をいただこうとしたと言う訳。
そうはさせじと、ローンレンジャーが事態を解決して去ると言う、
昔のTVによくある話。まあまあ、まとまってます。

2015/01/25
「デンジャラス・バディ」
 サンドラ・ブロックの刑事ものコメディ。
FBIのサンドラは、優秀だが融通がきかず、同僚から好かれてないタイプ。
昇進の為に麻薬組織を追う事になり、ボストンで逮捕された売人を調べる事に。
売人を逮捕した現地の刑事(型破り)と対立するが、
事件を通じて互いを理解すると言う訳。
よくあるバディものの女性版だが、
サンドラの刑事ものも他にあるので、全体的に見た事ある感が維持される。
難を言うと、何だか痛そうなシーンが時々あって、気楽に見られない点。

2015/01/24
「マラヴィータ」
 ロバート・デニーロ主演のコメディ。監督はリュック・ベッソン。
デニーロは妻ミシェル・ファイファーや2人の子供と共に、田舎町に越してくる。
よくある一家みたいだが、今度の名前はどうするとか、
鬱陶しい連中を過激に叩きのめしたりで、何か曰くがありそう。
FBIのトミー・リー・ジョーンズが現れ、
どうやらデニーロらは組織を裏切り、保護されているとわかるのだが、
そこに至るまでがまだるっこしい。
組織に見つかってドタバタになるのはいいとして、
どうして序盤に見る者を混乱させるんすかね。

2015/01/23
「白い家の少女」
 少女時代のジョディ・フォスター主演作。
マーチン・シーン共演は知っていて、
ロリータばりに彼がジョディに振り回される話と思っていたが、ちょっと違いました。
ジョディは父親と暮らしていると言うが、父親は顔を見せず、
実在しないのではと感じさせる。さらに床下には死体があるらしい。
劇中の大家や警官も父親の不在には気付いてる様だが、
死体の方は気付いてなくて、サスペンスとしては、なまくら刀みたい。
シーンは大家の息子で、真相に気付きかけ、
ジョディとしては、関わってほしくないと思う訳。
ジョディはホントに頭良さそうな美少女と言うキャラで、
よくいる小生意気な美少女とは微妙に路線が違う。

2015/01/21
「クロエ」
 リーアム・ニースンのサスペンス。
。。と思ったら、リーアムは脇役でした。
ジュリアン・ムーアは、夫リーアムの浮気癖を確信。
証拠をつかもうと、知り合った娼婦アマンダ・サイフリッドに接近させる。
その結果、やっぱり浮気していたと知ったジュリアンはショックを受け、
感情のはけ口としてアマンダとズーレーな仲に。。と言う訳。
見せ方がうまくないのか、真相は早い段階で察しがついてしまうが、
ひとひねりある悪女ものと言う感じ。
ところで、見所は女優陣の脱ぎシーンかも。
ジュリアンが歳の割に可愛いのに対し、アマンダが想定外の巨乳ぶりで驚かせます。

2015/01/20
「パニック・トレイン」
 列車が暴走する話。
とある列車に乗った乗客たちは、何者かが運転士と車掌を殺害し、
列車を暴走させていると知る。
90分の映画で、どうやら暴走してるらしいと気付くのは50分くらいの所。
乗客は6名で、その中に一味がいるかと思ったが、そういう謎解きはない。
あの手この手で止めようとするが、
新たな障害が発生と言うのを期待したが、あの手は二手くらい。
割に人のいそうな地を走ってるのに、外で誰かが騒いでいる様子もない。
ショートストーリーを伸ばしに伸ばしましたと言う印象です。

2015/01/19
「コールドマウンテン」
 戦争で離ればなれになった男女の話。
南部の地主の娘二コール・キッドマンは、使用人ジュード・ロウと恋に落ちる。
ロウは南北戦争に出兵する事になり、再会を約束。
戦況は思わしくなく、二コールは使用人らを解放。
畑仕事に詳しいレニー・ゼルウィガーと、何とか維持しようと奮戦する。
一方、ロウは終戦を待ちきれず脱走するが、義勇軍と称する連中に追われると言う訳。
全体的にどっかで聞いた事ある雰囲気。
ナタリー・ポートマンやフィリップ・シーモア・ホフマンみたいな主役級の連中が、
ちょい役で出てるのも物語を散漫な印象にしてる気が。
二コールみたいな金持ちの娘が、やむにやまれず農作業に奮戦する話は割に好きだけど
ゼルウィガーがはまりすぎてる印象で、こちらもバランスがぎこちないかも。

「シービスケット」
 実際にあった物語。
シービスケットと言う馬と、トビー・マグワイア騎手が奮戦する話かと思ったら、
確かにそうなんだけど、プラスアルファがあった。
自動車業で少し稼いだジェフ・ブリッジスは世界恐慌で会社を失い、競馬に手を出す。
人付き合いの悪そうな調教師クリス・クーパーを抜擢。
誰も手を出さない気性の荒い馬シービスケットを手に入れ、
なかなか目の出ない騎手トビー・マグワイアをこれまた抜擢。
一度挫折感を味わった3人がここで手を組むと言う訳。
トビーとシービスケットはまさに馬が合い、
連戦連勝で西部一となり、東部一の馬とマッチレースする事に。
だが、レース前にトビーは事故で足を骨折。
代役がレースに勝利するが、続く試合でシービスケットも足を折る。
いずれももうレースは無理と言われるが、
奇跡のダブルカムバックを成し遂げると言う訳。
クリス・クーパーもいい味出してます。

2015/01/18
「ミス・ポター」
 ピーターラビット誕生の話を描く。
作者ミスポターがレニー・ゼルウィガーで、
出版社の男がユアン・マクレガーと言う恋は邪魔者コンビ。
上流階級の出であるポターは、縁談も断って、ピーターラビットの話を作り続ける。
出版社のユアン・マクレガーは彼女の作品を評価し、出版する事に。
ユアンはポターにプロポーズし、彼女もその気になるが、
身分違いだと両親が反対すると言う訳。
割にあっさりした話で、ピーターラビット誕生よりも、
ユアン他とポターの人間関係に重きを置いた感じ。
身分違い云々の話は良くあるテーマだが、してやったりの痛快感はない。

2015/01/17
「サンクタム」
 洞窟を探検する一行の話。
パプアニューギニアの原生林にある洞窟を探検する事になった一行。
だが、嵐などで脱出不能になり、犠牲者も出る。
リーダーは助かる見込みのない隊員のボンベを奪ったり、
溺死させたりと冷徹な判断をとる。これに隊員たちが反発すると言う訳。
隊員がだんだん減っていくが、何か単調で、あまり面白くない。

2015/01/16
「夜の訪問者」
 ブロンソンもの。
彼は妻子と平穏に暮らしていたが、実は元強盗一味で、裏切られた連中が現れる。
彼が船長である事を利用し、取引に協力させられるが、
ただやられてるブロンソンではなかった。
一味のボス、ジェームズ・メイソンと、凶悪な手下を対立させ、
共倒れを目指すと言う訳。
あまり頭のいい脚本とは言えないが、ブロンソンらしいと言えば言える。
ジル・アイアランドはメイソンの愛人役。

2015/01/13
「世界終末の序曲」
 巨大化したイナゴが暴れる話。
田舎町が壊滅する事件が発生し、巨大なイナゴの仕業と判明。
実は付近では、ピーター・グレイブス博士が放射能(!)で
野菜を巨大化させる研究をしていて、それを食べたイナゴも巨大化したのだ。
人間が食べなくて良かったね。
やがてイナゴは大都市シカゴを襲う。
グレイブスは植物、あるいは放射能の専門家のはずなのに、
特殊な音でイナゴを誘導できると言い出し、軍もそれに乗ると言う訳。
虫の専門家は登場しません。
何よりも特筆すべきは、巨大イナゴの特撮で、ビルの写真にイナゴを乗せただけ。
ビルを登り切って、上空に浮いてるイナゴがいた気がします。

2015/01/11
「オーバードライヴ」
 ドウェイン・ジョンソン主演のアクション。
ドウェインと前妻の間の息子が、麻薬取引で逮捕される。
実は彼の友人が、自身の罪を軽減するため、息子を売人と報告したのだ。
他の友人をはめる気はないと言う息子を救う為
ドウェイン自身が麻薬組織に接触する羽目となる訳。
新たな売人が見つかるが、その背後の黒幕に通じると考えた検事は
さらに危険な仕事を指示する展開。
終始理不尽な感じだが、ドウェインの暴れっぷりはもう一つとすっきりしない。

「96時間 レクイエム」
☆☆☆★★

 年取ってからアクション系が増えたリーアム・ニーソン主演シリーズ。
昔その道のプロだった彼は、娘が誘拐されると言う事態に大暴れしたりした過去が。
続編では自身と元妻が誘拐されたりして、まだ続けるかのシリーズ第3弾。
うっかり前作までは劇場で見なかったが、本作は見ます。

 娘が誘拐されて96時間で救出した凄腕の男を描くシリーズ第3弾。
本作では、寄りを戻しかけた元妻が殺され、彼が容疑者として追われる羽目に。
それなりに出来る刑事フォレスト・ウィテッカーに追われつつ、
真相に迫ると言う展開。
まあ、犯人は序盤で察しがついてた通りで、真相もさほどの意外性なし。
暴走親父の暴れぶりはなかなかだけど、めちゃめちゃ痛快と言うには及ばず。
1作目が面白すぎたね。

2015/01/10
「マチェーテ・キルズ」
 ロバート・ロドリゲス監督でダニー・トレホが暴れるアクション。
前作から続いて出るのは、ジェシカ・アルバとミシェル・ロドリゲスのみで、
アルバは早々に退場。
それも致し方ないと思える程、敵味方ともよく死ぬ。対するマチェーテの不死身ぶり。
胸からマシンガンの出る女とか、すぐ顔が変わる殺し屋とか、
ミサイルにしがみつくマチェーテとか、リアルに描く気はさらさらないという展開。
荒い作りの映画にはよく出くわすけど、わざとそういう線を狙ってるあたりが面白い。

2015/01/09
「ウィンチェスター銃’73」
 ウィンチェスター銃をめぐる話。
ジェームズ・スチュアートは射撃大会で優勝し、ウィンチェスター銃を獲得。
だが、これが悪党に奪われ、商人やインディアンの手を経て、
スチュアートに戻ると言う訳。
スピルバーグの戦火の馬とかと同じ展開で、こういう物語って結構あるんすね。

2015/01/07
「来るべき世界」
 H・G・ウェルズの小説の映画化。
36年製作と言うと大戦前だが、次の大戦を予言。
さらに、それが宣戦布告なしの戦争だと言う所まで的中。
予言が的中するのはここまでで、映画の戦争は半世紀近く続き、世界中が荒廃。
夢遊病と言う病気が蔓延する。
このあたりは、世紀末ものやゾンビものの走りみたいな雰囲気。
どこ対どこの戦争かわからなくなる中、
まるで宇宙から来たみたいな新技術の軍隊が現れて戦争を終結。
新技術で世界を復興させるが、進化に反発する連中も現れると言う訳。
ダイヤの原石みたいなのがゴロゴロしてる感じで、
面白そうな雰囲気はあれど、物語的にはまとまりがないかも。

2015/01/05
「扉の影に誰かいる」
 チャールズ・ブロンソン主演(?)のサスペンス(?)
アンソニー・パーキンス医師は、記憶喪失になったブロンソンを保護。
彼がレイプ犯で、殺人も犯していると気付いたパーキンスは、
ニセの情報を与えて、妻(ジル・アイアランド)の浮気相手を始末しようとする。
面白そうな設定だが、ここでの主人公は間違いなくパーキンス。
ブロンソンは利用されただけで、見せ場なく退場。
言ってみれば、ダイヤルMを廻せの殺し屋に相当。
ブロンソンの活躍を期待した者を裏切るばかりでなく、
殺しの計画の方もさして盛り上がらず。

2015/01/03
「グッドモーニング、ベトナム」
 ベトナムで兵士向けDJをした男の話。
DJに扮するのはロビン・ウィリアムズ。
お堅い放送が普通だった中、ロビンは型破りな放送をし、
兵士たちには好評だが、上層部に目をつけられると言う訳。
今見ると、どのあたりが型破りなのかピンと来ない感もあり。
最初の内は大目に見られたが、最後には帰国を命じられると言う展開で、
その境い目はよくわからない。

2015/01/02
「カポーティ」
 作家トリーマン・カポーティの話。
演ずるのはフィリップ・シーモア・ホフマン。
ティファニーで朝食をで知られるカポーティは、殺人事件を取材。
逮捕され、死刑が決まった犯人に共感しつつ、
これを題材に「冷血」と言う小説を書くと言う訳。
ノンフィクション小説と言う新たなジャンルを切り開いたとされてるので、
当時は斬新だったのかも知れないが、映画からはなかなかそれか伝わらない。
カポーティがあっち系の人だとか、友人の女性がアラバマ物語の作者だとか、
そんなエピソードに興味を引かれるが、そちらはあまり掘り下げられない。

2015/01/01
「インファナル・ディール 野蛮な正義」
 ウイレム・デフォーとマット・ディロンによる犯罪もの。
デフォー刑事は逮捕した麻薬組織のディロンに、黒幕トム・ベレンジャーを探らせる。
だが裏切り者とばれて、ディロン一家に組織の魔手が及ぶと言う訳。
悪役はディロンだと思ったらそうでもなく、
痛快なラストかと思ったらそうでもないと言う話。

翌年へ 前年へ