映画感想速報
 映画のあらすじと感想をまとめ続けてきましたが、なかなか文章をまとめるのが大変で、まとめた頃には古い話になっている事も少なくありません。そこで、速報的に公開する事にしました。

翌年へ 前年へ

2016/12/31
「ノーマッズ」
 ピアース・ブロスナン出演作。
何とジョン・マクティアナンがプレデターより前に監督した作品。
主人公はレスリー・アン・ダウンで女医役。
彼女が診察したのがピアースで、冒頭で死んでしまったらしい。
記者だった彼は、取材している内に何やらに取り憑かれてしまったらしく、
今度は女医も取り憑かれる。
取り憑かれるとどう困った事になるかは詳しく描かれないが、
ピアースが孤立無援だったのに対し、
女医はピアースの未亡人が状況を理解してくれてるので、心理的にだいぶマシ。

2016/12/30
「ブリッジ・オブ・スパイ」
 スティーブン・スピルバーグ監督で、トム・ハンクス主演の実録もの。
弁護士トムは、ソ連のスパイとして逮捕されたアベルを弁護。
捕虜交換用に生かすべきと主張するが、裏切り者と非難される。
そんな中、米軍のパイロットがソ連の捕虜となり、アベルと交換する事に。
ここまででも面白かったのだが、さらに米学生が東独に捕らわれてしまう。
アベル1人で、2人を解放しようとするあたりが本作の見せ場と言えるが、
個人的には蛇足感ありで、話がややこしくなった。
まあ、実話だから仕方ないんすけどね。

2016/12/29
「Re:LIFE〜リライフ〜」
 ヒュー・グラント主演のドラマ。
ヒット作を生み出しながら、その後パッとしない脚本家であるヒューは、
田舎町で脚本の講義をする事に。
最初は乗り気でなかったが、生徒たちに逆に感化されると言う展開。
本作の脚本家が方向性に迷った自身の心情を描いた様な印象だが、
ヒューは相変わらずいい味を出してます。

2016/12/26
「殺人病棟」
 スーパーガールのヘレン・スレイター主演のサスペンス。
離婚して娘を抱えるヘレンは、医師ビリー・ゼインと親密に。
彼の執刀で扁桃腺の手術を受けるが、麻酔の事故で死にかける。
元夫と愛人が組んで、彼女に分配される財産をいただこうとしたらしい。と言う展開。
タイタニック見た者ならば、ゼインが怪しいと思ってしまうはず。
その予想は正しいです。
謎解きとしてはおかしな点もあり、
そもそもヘレン自身は命を狙われてる事に気付いてない。

2016/12/25
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
☆☆☆★★★

 スターウォーズは権利がディズニーに移り、昨年エピソード7が公開された。
エピソード8は来年末らしいから1年おきとして、
その間にサイドストーリーが公開される事に。
その第1弾が本作で、公開第1作であるエピソード4の直前を描くと言う。
エピソード7への不満や、サイドストーリーで世界観を広げすぎる事への抵抗はあるが
今のところ新作を見ないと言う選択肢はない。

 主人公は科学者マッツ・ミケルセンの娘。
マッツは帝国軍に脅されてデススターを開発。
わざと弱点を仕込み(その弱点はエピソード6でも改善されなかった訳)、
ひそかに反乱軍に破壊を頼む。
マッツの娘は設計図を入手する為に、
はみ出し兵士たちを率いて敵基地へ無謀な潜入作戦を決行すると言う訳。
。。と言う目的が定まるのが中盤過ぎた頃で、
そこまではメンバー紹介的なシーンが続いてちょっとまだるこしい。
終盤は敵基地での激しい戦闘シーンで盛り返して、全体的には及第点かな。
続編が出来ない終わり方になってるのは、あくまでもつなぎストーリーだからか。
個人的に驚いたのは、モフターキンが出てきた点。
なぜならば、ターキン役のピーター・カッシングは既に亡くなっているから。
それにしては登場シーンは結構長く、そっくりな人を見つけてきたかと思ったが、
違う俳優さんに演じさせて顔を合成したらしい。
しかも、エピソード3でもこの手法でターキンは登場していたらしい。
記憶にないなー。
ちなみに、レイア姫も出てきてて、同じ手法らしいんだけど、こちらは別人ぽかった。
あと、何となくベイダー卿の首回りが太くなってる気がする。
こんな調子で年1くらいなら番外編見るのもいいかな。
年2本とかになると飽きるかも。

2016/12/24
「リチャード・ギア 人生の特効薬」(べネファクター/封印)
 リチャード・ギア主演のドラマ。
富豪であるギアは親友夫婦を事故で死なせてしまい、自身も治療用のモルヒネ中毒に。
夫婦の娘ダコタ・ファニングが結婚すると知り、彼らの為に家を贈る。
一方で、医師である夫に処方箋を求め、彼を困惑させる。
弱い面を見せた彼が何とか立ち直ると言う話で、
恩人に対してもルール違反を許さない周囲の態度には感心させられる。

2016/12/23
「ゾンビシャーク 感染鮫」
 サメものとゾンビの合体もの。いろいろくっつけるものです。
店員アンバーらはバカンスで孤島を訪れるが、
閉鎖されたはずの研究所から逃げ出したゾンビシャークが暴れ出す。
ゾンビ菌はシャークから人間にも感染すると言う訳。
どちらかと言うと、ゾンビもののバリエーション。

「シャーク・プリズン サメ地獄女囚大脱獄」
 いろんなサメものがあるが、本作はいわゆる女囚ものとのコラボ。
地中を移動する古代の鮫が出現。
湿地帯を高速で古代サメが移動する絵は面白いが、
地中をすいすい移動されるとそれはビーチシャークの領域のはず。
作業中に脱走した女囚たちがこれに襲われると言う展開。
と言っても、女囚はもともと数名で、美女度も微妙で、ポロリ的な見せ場はない。
ところで、本作には往年のポルノ女優トレーシー・ローズが出演。
いかにもな捜査官役で登場するが、
サメにほぼ絡まず、騒ぎが解決した後でようやく到着する。

2016/12/22
「ロボシャークVSネイビーシールズ」
 異形サメものの1作。その名もロボシャーク。
メカシャークはメガシャークに対抗して作られたが、
ロボシャークは宇宙からの飛来物体を食ったサメが変形。
神出鬼没なのはゴーストシャークを連想させる(どんだけサメもの見てるんやねん)が
本作の面白いのは、主人公の娘とサメがツィッターをする仲になる点。
ETを連想させる異種族とのコミュニケーションだが、意外に容赦なく倒される。

2016/12/18
「白鯨との闘い」
 白鯨のモデルとなった実話を描く作品。
鯨漁に出たクリス・ヘムズワースらは、怪物と言うべき鯨に襲われて漂流する。
作家メルビルは小説化する為に取材するが、隠された事実には触れなかったと言う訳。
白鯨はあまり現れず、もっぱら漂流シーンだから、何か思ってたのとは違う印象。
「隠された事実」も、今の目で見るとインパクトは今一つ。

2016/12/17
「COP CAR/コップ・カー」
 ケビン・ベーコンが出てるサスペンス。ケビンは悪役。
家出した少年2人は、無人のパトカーを盗む。
だが、パトカーの持ち主である警官ケビンは人殺しで、少年らを追い回すと言う訳。
ヒッチ作品を思わせる設定は面白そうだが、何だかテンポが悪くて盛り上がらない。
30分くらいに圧縮すれば良かったかも。

2016/12/11
「ザ・レジェンド」
 ヘイデン・クリステンセンとニコラス・ケイジが出る中世活劇もの。
主人公はヘイデン。ニコラスはその師匠であまり出てこない。
ヘイデンは十字軍の兵士だったが、戦いに疲れて中国へ。
兄に命を狙われた皇帝の息子を助ける事に。
盗賊となっていたニコラスと再会し、協力して戦う展開。
この二人が中国で戦うと言うミスマッチ感が本作の最大の魅力かと思うが、
レッドサンみたいに異文化交流にはなっておらず、たまたま白人だったと言う程度。

2016/12/04
「モンスターズ 新種襲来」
 モンスターズ地球外生命体の続編。
怪物が世界各地に出現し、軍による空爆が展開されるが、
これに反発する武装勢力が現れると言う訳。
前作も怪物はあまり現れなかったが、本作での脅威はもっぱら武装勢力と言う描写に。
怪物が出てくる必然性は皆無です。
その武装勢力との戦いも煮え切らない感じ。

2016/11/27
「モンスターズ/地球外生命体」
 ハリウッド版ゴジラやスターウォーズ番外編の監督の出世作。
墜落した宇宙船から宇宙生命体が繁殖し、メキシコの一部が危険地帯とされる。
よく日本にしか怪獣が出なかったりするが、説得力のある説明と言う印象で面白い。
主人公のカメラマンは、社長の娘を危険な地区から連れ帰る事に。
だが、道中に怪獣はほぼ現れない。
怪獣の出てこない怪獣映画と言う点は、低予算がゆえの発想として評価出来るんだが、
本作では怪獣が主人公の脅威にならない。
主人公にあった一番のハプニングはチケットを盗まれた事と言う印象。
発想は面白いだけに、何も起きないじゃんと言う物足りなさは否めない。

2016/11/20
「ザ・コンタクト」
 カーク船長ことウィリアム・シャトナーが作ったSFドラマ。
自身も出演し、UFO騒ぎを隠れ蓑と称して秘密基地で実験するが、
実際にUFOがいたりするから、まだるこしい。
これに町を訪れたカップルが絡む展開。
ETを科学者や傍観者目線で描いた感じだが、交通整理が出来てなくて珍妙な印象。

2016/11/19
「ザ・タイタニック/運命の航海」
 タイタニックの沈没を描く作品。
ジェームズ・キャメロン版の前年に作られた前後編のドラマ。
大勢の人間模様を描いていて、一番目立つのがキャサリン・ゼータ・ジョーンズ。
ゼータジョーンズは夫ある身ながら、元恋人ピーター・ギャラガーとの愛が再燃。
こそ泥目的で乗り込んだジェイミーが、少女オサと恋に落ちて心を入れ換える展開。
何人か悪い輩がいて、生き延びたりするあたりにモヤモヤ感を残す。
詳細をネットで探してたら、自分のHPを見つけた。前に見てたみたいです。

2016/11/13
「ワイルド・バレット」
 ポール・ウォーカー主演のアクション。
組織で働くウォーカーは警官を殺した銃を隠すが、
隣家の少年が義父を撃つのに使ってしまう。
あわててウォーカーは銃を始末しようとするが、
少年は姿を消し、自身は2つの組織の抗争に巻き込まれると言う訳。
終盤にウォーカーが潜入捜査官だったとわかるが、
それにしては思慮がなさすぎで、話がどんどん変な方向へ行く。
中でも印象的なのは、少年が変質者夫婦にさらわれる展開で、
その妻がLOSTのジュリエットである点。

2016/11/12
「マーヴェリックス/波に魅せられた男たち」
 ジェラルド・バトラー出演のドラマ。
主人公は少年で、バトラーは彼の師匠と言う訳。
少年ジェイは、幼い頃に溺れた所を助けたサーファーのバトラーに憧れ、
大波に挑戦する。
少年は家族や友人や幼なじみの彼女に失望したり、仲直りしたりを繰り返すが、
バトラーとの師弟関係は基本的に崩れないので、物語的にはやや単調。
ラストに弟子の方が先に死んだと軽く語られて、そこが本作の一番衝撃的なシーン。
師匠が先に死ぬのが一般的ですが、本作は実話らしくて、そこは容赦ないです。
だらしない母親役がエリザベス・シュー。

2016/11/06
「ガンシャイ」
 リーアム・ニースン主演のコメディ。
組織に潜入したリーアム刑事は、相棒を失ったストレスを抱え、
グループセラピーや看護婦サンドラ・ブロックに相談。
彼には任務上の秘密を守ろうなんて気持ちはないらしい。
さらには潜入した組織のボスであるオリバー・プラットも
堅気になりたいと考えてる始末。
そこらへんの心情が伝わらないので、見ていて何が起きてるのやらよくわからない。
サンドラ・ブロックが製作していて、自身も出演するが、
無理矢理突っ込んだ様な役柄で、これもしっくり来ない。

2016/11/05
「クライム・スピード」
 ヘイデン・クリステンセン主演のクライムサスペンス。
顔合わせで面白そうと思ったが、
先日見たスティーブ・マックイーンのセントルイス銀行強盗のリメイクとの事。
かの作品、そんな有名とは思わなかったが。。
ヘイデンがマックイーンに相当する主人公。
エイドリアン・ブロディが刑務所帰りの兄(旧作では元恋人の兄)。
ジョーダナ・ブリュースターが元恋人役。
微妙に設定が変わってて、言われないと同じ話とは気付かない感じ。
もっぱらの関心はジョーダナが冷酷に始末されるかにあったが、
さすがにそんなシーンはなかった。
リメイクと言う点がなければ、今風のありがちな話と言う印象。

2016/11/03
「ファイトクラブ・レディズ」
 ドルフ・ラングレンも出てるアクション。
主役はドルフの娘で、妹の借金を返す為に、闇ファイトに参加。
どっかで聞いたような話だが、なぜ彼女が身を隠していたかとか、
妹がなぜ借金をする事になったかとか、ドルフがなぜ刑務所にいたかが終盤に判明。
込み入った設定があるのに、生かされてない感じ。
ドルフの出番は少なく、彼には孫がいる事になる。

2016/10/30
「バナナ★トリップ」
 キューバ・グッディングJr主演のコメディ。
恋人と別れたキューバは、女性との出会いを求めてクルーズ船に乗る事に。
だが、旅行会社の嫌がらせでゲイのツアーに参加してしまう。
船で働く女性に、ゲイなら安心と心を開かれ、やむなくゲイのフリをすると言う展開。
そんなにつまらなくはなかったが、ラズベリー賞候補になったりしたのは、
基本的にゲイに否定的なスタンスだからかな。
ちなみになぜ見たかと言うと、ロジャー・ムーアが出ているから。
彼もゲイの役で、30年間女王陛下に勤めたとか、
スカイダイビングは得意と言うキャラ。

「スター・トレック  BEYOND」
☆☆☆★★★

 リブート版スタートレックの第3弾。
カーンの逆襲を焼き直した前作はかなり面白かったので、
続く本作にも期待がかかり、やはり見るしかありません。
1作目から欠かさず劇場で見てます。

 5年間の探索の旅も3年目に達し、
カークは自らの方向性に迷いを覚える。
一方、スポックは、自らの指針たるスポック大使の死を知り、
故郷バルカンへ戻るべきと考える。
つまり、主要キャラが規定路線を外れようとする訳。
そんな中、救難信号を受けた艦はとある星雲に向かうが、
それが敵の罠で、攻撃を受けた艦は大破してしまう。
ピカード映画版にも艦の墜落があったが、本作では痛々しいほどバラバラにされる。
冒頭の主要キャラの路線変更もあって、
往年からのファンとしては、何を無茶苦茶やってくれてんのと言う印象です。
惑星に不時着したカークら主要キャラは、都合よく2名ずつに分かれて行動。
実は本作はここからが面白い。
カークは1人でも(実際はチェコフも一緒だけど)派手に立ち振舞い、
スポックはお約束の様にドクターと行動。
協力しつつケンカする様は、TVシリーズを彷彿させます。
スコッティは惑星にいた異星人と親しくなり、協力し合うように。
この異星人のキャラもなかなか魅力的。
惑星にはなぜか連邦の旧式艦が墜落していて、
それを使って脱出するヤマトな展開も面白い。
前作でカーンの逆襲をリメイクしたので、
本作では1作目のビジャーを登場させたのかとも思ったが、
そこまではやってないみたい。
オリジナルを彷彿させるキャラの活躍に思わず興奮させられたが、
物語的な目新しさは弱く、シリーズになじみのない人にはやや退屈かも。
そして、ひいき目の私からしても、前作には劣る印象です。

2016/10/29
「マイ・インターン」
 ロバート・デニーロとアン・ハサウェイと言う組合せのドラマ。
引退して時間をもて余すロバート・デニーロは、シニアインターンに応募。
若いがやり手の女社長アン・ハサウェイの下で働く事に。
何でもそつなくこなすデニーロは次第に認められて秘書に。
最初は警戒したハサウェイも、友人として認める様になると言う訳。
シニア世代が若者の中に飛び込んで、
価値観の違いから周囲に貴重なアドバイザーとして認められる様になる展開は面白い。
でも、こんな感じの話ってどこかで見た事ある気がする。
ひょっとしたらピーター・セラーズのチャンスかな?
デニーロはパソコンも割に早く覚えて、若者たちともすぐに仲良くなるので、
作中でほとんど苦労してないのは都合良すぎ。
ハサウェイの母親宅に忍び込むエピソードも面白い。
ちなみに、ありがちなデニーロとハサウェイのラブがない点は好印象。
デニーロの相手役はずいぶん老けた印象のレネ・ルッソで、
「相手役」をつくってみましたと言うキャラがちょっと露骨かな。

2016/10/23
「サバイバー」
 ミラ・ジョボビッチとピアース・ブロスナンによるアクション。
バイオハザード対007と言う趣です。
ロンドンの米大使館員ミラジョボは、不審な入国者に注目。
実は大使館員も関わるテロ計画が絡んでいて、
濡れ衣を着せられたミラジョボが追われる展開。
追う殺し屋がピアース・ブロスナンと言う訳。
信頼できる身内は少なく、1人で100万人を救う事になる大活躍はなかなか面白いが
格闘で殺し屋を倒しちゃうのは都合良すぎかも。

2016/10/22
「ムーン・ウォーカーズ」
 月着陸の舞台裏を描くコメディ。
アポロ11号の月着陸の成功率が低いと考えたCIAは、
着陸の偽装映像を作る様に手配。
キューブリック監督ならばできるはずと、工作員ロン・パールマンに交渉させる。
ところが、ロンことルパート・グリントが加わった為に話が横道にそれ、
怪しげな監督らでセットをこしらえる羽目になると言う訳。
それくらいなら、まだ面白かったのだが、
ルパートに影響されたパールマンがラリったりして、劇中も本作自体もグダグダに。
キューブリックは出てこない。

2016/10/16
「PAN〜ネバーランド、夢のはじまり〜」
 ピーターパン誕生秘話を描く物語。
孤児ピーターは、海賊黒ひげに捕らわれて妖精の世界へ。そこに母がいると知る訳。
ピーターは普通の少年で、空を飛べる事に気付いてパンと言う称号を得る。
ヒュー・ジャックマンがフック船長なのかと思ったら、彼は黒ひげ船長なる人物。
フックは別にいて、しかもピーターと友情を感じるいい人だったりする。
この後、何かがあってああなったと言う落差が、本作の面白さのポイントと思うが、
落差ゆえに違和感を感じる人も多いはず。
ジャックマンはメイクであまりわからないが、
もっと酷いのは母役のアマンダ・サイフリッド。
チラッとしか映らず、言われてもピンと来ない。

2016/10/15
「ザ・ウォーク」
 世界貿易センタービルの間を綱渡りした男の実話。
大道芸人ジョゼフ・ゴードン・レヴィットは、
世界貿易センタービルの間を綱渡りする事を思い付く。
綱渡り師の美学みたいなのを描くのかと思ったら、確かにそれは終盤にあるけど、
時間を割いているのはビルに侵入してこっそりワイヤーを張るシーン。
その様は金庫破りの映画みたいで、ちょっと美学な方に浸れず。
綱渡り自体よりも、ビルの縁に立って(高所恐怖症のジェフも)、
用意する描写がなかなか怖い。ビル風みたいなのはないのかな。
911テロと絡めるかと思ったが、それはなかった。

2016/10/10
「セントルイス銀行強盗」
 スティーブ・マックイーン主演のサスペンス(?)
時期的には絶対の危機と荒野の七人の間。
マックイーンはちょいワル仲間に誘われて、銀行強盗に参加。
危険な事をしたくない彼は運転手役となるが、途中で計画変更があって強盗役に。
さらに仲間が射殺されて、一人で立てこもる羽目になると言う訳。
緻密な計画ぽい描写だが、計画を立ててるのは車の移動についてのみで、
肝心の銀行の方は出たとこ勝負。
印象に残ったのは、銀行を包囲した警察が人質の安全も考えずにやたら撃ちまくる点と
計画に気付いたマックイーンの元恋人が冷酷に始末される点。

「ジェイソン・ボーン」 ☆☆☆★★★

 復活したボーンシリーズ第4弾。
ボーンが出てこない番外編も含めれば第5弾。
マット・デイモン扮するジェイソン・ボーンは、
記憶を失っていたが、自分がどうやら凄腕の殺し屋だと気付く。
実はCIAによって生み出された怪物なのだが、それを隠そうとする一味に狙われる。
だがボーンは凄腕なので、CIAが総力を挙げても捕まえられないと言う訳。
この捕まらない加減が面白く、特に3作目が良かった。
旧作で注目した監督のポール・グリーングラスは、
デイモンと組んだグリーンゾーンや、キャプテンフィリップスがいまいちだっただけに
シリーズ復活への期待は高まるばかり。見るしかありません。

 と言う訳で、改めてボーンシリーズをかいつまんで言うと、
@記憶を失っていたボーンが、自分が関わっていた計画を少しずつ思い出す。
A組織は計画を闇に葬ろうとするが、ボーンが凄腕なので返り討ちにあう。
。。と言う訳。
 @の描写については、シリーズ当初からそんなに面白いと思ってなくて、
傑作だった3作目もその点は同様。
作られた殺し屋だったなんて、最初からそんな事だと思ってました。
前作から幾年月経過した本作でも、ボーンはいまだにそのあたりを気にしていて、
まあこのシリーズはそんなもんだと差し引いて見るしかない。
 一方、肝心なのはAの方。
今回の敵はCIA長官(トミー・リー・ジョーンズ)だから、
まさに総力で追ってくる感はあるのだが、何か物足りない。
トミーリー長官が、自身の醜聞をごまかそうとしている程度にしか感じられない。
確かに、派手な格闘やカーチェイスはあったけど、
ボーンシリーズの魅力って、そこじゃないはず。そういうのはダイハードに任せとけ。
極端に言えば、一発の銃弾も発射せずとも、緊迫したシーンは作れたはず。
もちろん、そんな雰囲気は多少あったんだけど、
事前の期待からすれば、かなり物足りない。
 周囲のキャストに目を向けると、
皆勤賞のジュリア・スタイルズはふけ顔になってて、本作をもって降板。
差し替えられたなと言う印象は強い。
代わりに登場したアリシア・ヴィキャンデルは
ナポレオンソロのヒロインだった人でちょっと魅力的。
上司トミーリーを裏切ってボーンに味方するのは、ちょっとお約束感あり。
だが実は野心家で、次期長官を狙ってボーンを利用していたと判明。
気付いたボーンがブロンソン風に、
ドカーンと始末するかと思ったが、少なくとも劇中では描かれなかった。
無事な姿で次回作も出るかも知れない。
簡単な事だけど、彼女を冷酷に始末する描写があったら、
作品全体の印象も変わったかも。
 ラストはお約束のいつもの曲で、
番外編では冗談にしか思えなかったが、本作ではしっくり来た。
ジョン・パウエルの音楽だけは健在で裏切らなかったと言える。
次回作があれば見ると思うけど、
もし本作がシリーズ第1作だったら、続編は劇場では見ない確率が結構高いかも。
そんな出来です。

2016/10/09
「海底大戦争」
 60年代の東映によるSFもの。
日米合作で、当時よくあった米国人が日本語を話すやつです。
海軍の実験に同席した記者千葉真一は、海底の異変に気付いて自ら潜って探る事に。
(意外に浅い場所らしい)
海底にはショッカーの基地があり、
(すんません、ショッカーとは言ってませんでした)
人間を半魚人に改造していたのだ。
ネモ船長をパクった様な話で、
千葉真一は相棒の外人女性記者と共に半魚人にされかかる。
女性記者を改造するなんて、ちょっとサディスティックな期待が高まるが、
あごにウロコがついた程度で元に戻る。

2016/10/08
「コンテンダー」
 ニコラス・ケイジ主演のサスペンス(?)
ニコラス議員は原油流出事故の対応を訴えて一躍時の人に。
ところが、不倫が原因で評判を落としてしまうと言う訳。
原油流出事故をめぐって奮戦するだけだったら、立派な人のドラマだし、
目的の為に不倫を隠し続けるならサスペンスになったはず。
だが、本作では不倫がきっかけで評判を落とした結果、
妥協した解決策に落ち着くと言う展開で、作品もニコラスも煮え切らない感じ。

2016/10/03
「レクイエム」(2004年米)
 ジャン・クロード・バン・ダム主演のアクション。
時期的にはバンダムが落ちぶれ始めた頃か。
殺し屋稼業から足を洗ったバンダムは愛妻をマフィアに殺され、復讐を決意する。
こんな話、最近見たばかりだよなーと思ったら、キアヌのジョンウィックだった。
全体的に湿っぽく、痛快感は今一つ。
よく聞く展開だが、バンダムの近作の中ではかなりまともな方。
仲間による尋問シーンは痛そう。

2016/10/02
「沈黙の作戦(ミッション)」
 スティーブン・セガール沈黙シリーズの一作。
序盤にセガールが出てくるが(もはや相撲取りみたいな巨漢です)、
やっぱり主役はデスレース2のルーク・ゴス。
セガールが倒したはずの麻薬王が実は生きていて、証人取引でゴスが警護する事に。
その後、想定外の事態が起きたようで、
セガールがゴスを尋問しつつ振り返ると言う体裁。
この手の展開の場合、尋問が終わった後にラストの見せ場があったりするが、
本作は尋問で終わってしまう。
セガールもゴスも、麻薬王にいっぱい食わされた形で、
これはダメだよねーと言う印象です。

2016/10/01
「エアポート2010」
 インチキエアポートシリーズの一作。
ドイツ製のテレビ番組らしいっす。
旅客機内に未知のウイルスが蔓延。
着陸した機を封鎖して隔離するが、乗客に不満が募ると言う訳。
エアポートシリーズらしくなく(だからインチキだって)、半分近くが地上で展開。
ラストはバッドエンドで、どうやら乗客は始末されたらしい。
どちらかと言うと、ウイルスもの。

2016/09/25
「ジョン・ウィック」
 キアヌ・リーブス主演のアクション。
当たりはずれの落差が大きいキアヌだが、これはまあまあ当たりっぽい。
引退した殺し屋ジョン(キアヌ・リーブス)は亡き妻の遺した犬を殺され、
組織に復讐を開始すると言う訳。
久々に見た「大変な奴を敵にしてしまった」と言う展開だが、痛快さは寸止め感あり。
キアヌ対ウイレム・デフォーになるのかと思ったら、全くないのも拍子抜け。
キアヌは撃たれても耐えるが、敵が1発ずつで倒されるのはお約束。

2016/09/24
「アサシン・ゲーム」
 ジャン・クロード・バン・ダムの出てるアクション。
例によって真の主役はスコット・アトキンズ(エクスペンダブルズで手下だった)だが
バンダムも主役と言って差し障りない程度に出てる。
引退状態の殺し屋アトキンズは、妻を植物状態にした組織のボスに復讐する為に復帰。
同じくボスを狙うバンダムと鉢合わせる。
アトキンズとバンダムが対決するのかと言うと、そうでもなくて協力し合う形に。
両者とも凄腕ぶりは今一つで、美女の共演陣とも盛り上がらず、全体的に物足りない。
それでもバンダムの近作ではかなりまとも。

2016/09/22
「トランスポーター イグニション」
 主役を交替したシリーズ第4弾。
旧作はジェイソン・ステイサムの魅力で見せていた面があり、
悪役含めて知った顔がいないのは弱い。
運転手フランクは、父親を人質にとられ、女強盗団に手を貸す事になると言う展開。
金髪3人組の見た目のインパクトはあるが、
彼女たちの狙いははっきりとは描かれないので、何やってんだかと言う印象。
しかも、結構やられるし。
やんちゃな感じの父親が魅力的だが、
彼はちょっと前にパニッシャーの主役をやってたりする。

2016/09/19
「エアポート’08」
 インチキエアポートシリーズの一作。
旅客機に殺人アリが大量に侵入して大騒ぎに。
生きた人間の体を媒介に侵入したはずなのに、
そうとは思えない大群で、その割に客席にはなぜか時々しか現れない。
細菌に感染した旅客機ものの様に、乗客は見捨てられる事になるが、
戦闘機で撃墜するのではなく、着陸してからバズーカで攻撃しようとする。
しかも、テレビ局が来たと言う理由だけで攻撃は中止に。
もっと万全の態勢で待ち構えれば、ラストの米国への繁殖は防げたと思うよ。

2016/09/18
「戦う翼」
 スティーブ・マックイーン主演の戦争もの。
これも荒野の七人と大脱走の間。
彼は飛行隊の一員で、相棒ロバート・ワグナーらとも交流があるので、
突撃隊よりは取っつきやすい。
と思っていたら、中盤から自己中心のマックイーンがやなやつになって、
ワグナーの方に主役感が。
ただし、ワグナーの恋愛話は強引に突っ込んだ印象。
終盤の空爆シーンは、古い映画にしては割にリアル。

2016/09/17
「突撃隊」
 スティーブ・マックイーンの戦争もの。
時期的には荒野の七人と大脱走の間。
マックイーンの役柄は、優秀だが命令無視で降格になった兵士。
大脱走を思わせる一匹狼だが、
他とほとんどコミュニケーションをとらないので、感情移入しづらい。
終盤になって、独断で敵のトーチカを爆破しようとして仲間を失い、
責任を感じると言う訳。
同僚にはジェームズ・コバーンがいて、ちょい役だが彼らしい雰囲気を醸し出す。
監督はドン・シーゲルで、
上官役でダーティハリーの上司だったハリー・ガーディノが出演。
怪獣大戦争のグレンことニック・アダムスも出ているが、ピンと来ない。

2016/09/11
「決断の3時10分」
 往年の西部劇。
先日見た「3時10分、決断のとき」は本作のリメイク。
借金に苦しむ牧場主ダンは、報酬目当てに悪党ベンの護送をする事に。
ダンは大金で寝返らせようとする。
リメイク作は、撃ち合いとか入れて間延びさせており、
悪党ラッセル・クロウが変心した理由も微妙な印象だった。
その点、本作は90分程度ですっきりしていて、
悪党の変心(と言うより、主人公を死なせなかった)の理由もわかりやすい。
わかりやすいけれども、個人的には新旧とも面白かった訳ではない。
悪党役のグレン・フォードは、クリストファー・リーブ版スーパーマンのジョナサン。

2016/09/10
「ドルフ・ラングレン 処刑鮫」
 ドルフ・ラングレン主演のサメもの。
ドルフは元囚人で、女性保安官が引き取った娘と再会しようとする。
一方、付近の湖では惨殺死体が見つかり、サメの仕業とわかると言う展開。
言わば、2つの話をひっつけた様な話で、
うまくブレンドされてない加減が、中途半端な印象を遺す。
主人公も、ドルフと女性保安官のどっちか定まらず、ふらふらしてる感じ。

2016/09/04
「幸せへのキセキ」
 マット・デイモン主演の実話に基づく人間ドラマ。
妻を失い家族がバラバラになったと感じたマット・デイモンは田舎に家を買う事に。
だが、家を買う条件が隣の動物園を維持する事だと知る。
飼育係スカーレット・ヨハンソンらのサポートを得て、
悪戦苦闘する内、彼らの家庭の問題も解決していくと言う訳。
幼いのに達観的な娘がいいし、兄役トーマス・ヘイデン・チャーチもいい味出してる。
一番のポイントは出てないくせに存在感(天国から見てるかの様な)を見せる亡き妻。
一方、スカヨハはちょっと違和感あり。
普通ありそうな新オーナーと飼育係たちの対立シーンはないから、
物語的には割にすんなり行った印象。

2016/09/03
「ドラゴン・アイズ」
 ジャン・クロード・バン・ダムの出てるアクション。
主役はドルフ出演作で主役だったベトナムの格闘家で、
あそこでもここでもパッとしない。
元囚人のホンは悪徳警官ピーター・ウェラーが牛耳る町で、世直ししようと大暴れ。
とは言え、ホンはそんなに強くなく、ウェラーを倒したのは彼じゃなかったりする。
バンダムは囚人時代にホンに格闘技を教えた師匠で
(つまり、ホンは最初から強い訳ではない)
なぜ教える事になったかは、よくわからない。

2016/08/28
「キンダガートン・コップ2」
 アーノルド・シュワルツェネッガー出演作の続編。
組織の悪事を記録したUSBメモリが幼稚園に隠される。
その在りかを探すべくFBIドルフ・ラングレンが潜入すると言う訳。
物語的なつながりはまったくなく、焼き直しに近い。
全編ドルフが子供たちに悪戦苦闘する様子が描かれて、
組織が迫ってくる緊迫感はあまりない。
子供たちは意外に簡単にドルフになつき、終盤の危機は子供たちに助けられた形に。
まずは子供たちに危険が及ばない行動をしてもらいたいものです。

2016/08/27
「ミケランジェロ・プロジェクト」
 ジョージ・クルーニが監督した戦争アクション(?)
敗色濃厚な独軍は奪った美術品を焼却し始める。
そうはさせじとクルーニらが奪還に乗り込むと言う訳。
メンバーはマット・デイモン、ビル・マーレー、ジョン・グッドマン。
さらに独側の協力者としてケイト・ブランシェットと言う豪華な布陣。
面白そうな設定だが、実際にあった話との事で、
各地で美術品を回収する様子を次々描いて、1つ1つは盛り上がらない。
基本的には前線に行く事もない。
デイモンがケイトから情報をもらうあたりと、
終盤の聖母像を持ち出すあたりが、やや面白い程度。

2016/08/23
「タイム・トゥ・ラン」
 ロバート・デニーロが出てるサスペンス。
デニーロはカジノのオーナーで、影で組織とも通じていた。
主人公はディーラーのヴォーンで、
娘の手術代を求めるが拒否された為、カジノの金を盗む事に。
カジノの用心棒らと組むが、裏切り等があって、路線バスを乗っとる羽目に。
警察や組織の追跡を受けると言う訳。
スピードを犯人側視点から描いた様な印象
(状況はちょっと違うけど)で、なかなか面白い。
ディーラーである主人公ならではの大胆なトリックも良い。
追跡する女警官ジーナ・カラーノはまあまあ。
デニーロの娘がケイト・ボスワースで、こちらはちょっと出てるだけ。

2016/08/21
「アントマン」
 マーベル系スーパーヒーローものの新たなキャラ登場。
泥棒から足を洗えないスコットは、
マイケル・ダグラス博士の家に忍び込み、スーツを盗む。
それを着るとアリサイズにからだが小さくなると知る。
実はダグラス博士とその技術を悪用しようとする企業の争いがあり、
スコットは博士側につくと言う訳。
アリサイズと言うだけかと思ったら、
本当にアリと協力したりして、ちょっとこそばゆい感じ。
発想は面白いが、アベンジャーズに加わった時に、
極小が故にすごく有利か、すごく不利なはずで、
同じ世界観に登場させるのは厳しい気がする。
巨大な機関車トーマスが登場して笑わせる。

2016/08/20
「アルティメット・エージェント」
 ドルフ・ラングレンの出てるアクション。
もちろん今回も、彼は主人公じゃなかったりする。
主人公ブライアンは、気が付いたら男たちと一緒に倒れていた。
悪徳保安官マイケル・パレや、麻薬王ダニー・トレホ、
そして麻薬捜査官ドルフと言う連中が何やらいろいろ動く中、
ブライアンは自分が何者かも思い出せないと言う訳。
パレもトレホもドルフもあっさり退場するが、
終盤にこういう事だったと言う種明かしがあって、それが意外に面白い。

2016/08/14
「パーフェクト・ゲッタウェイ」
 ミラ・ジョボビッチ主演のサスペンス。
ミラジョボ夫婦は南の島へ新婚旅行へ。
付近では新婚夫婦が殺害される事件が発生し、
知り合った2組のカップルを疑うと言う訳。
本作の特筆すべきは、途中で主人公が切り替わる点。
同様のトリックはサイコでもあったが、本作はなかなか強引な印象。
だったら序盤の行動はおかしい、と言う気もするんだが。。

2016/08/13
「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」
 迷路から脱出しようとする少年たちを描くシリーズ第2弾。
て言うか、今回は迷路は出てきません。
前作で迷路を脱出したトーマスらだが、助けた連中が実は企業の一味だと判明。
冒頭に再び逃げるあたりの描写は面白いが、
その後は仲間が増えたり、裏切り者が出たりの展開が続いて、ちょっとだれる感じ。
3作目で完結らしいけど、トーマス役の人がケガして撮影が遅れてるらしいっす。

2016/08/11
「3時10分、決断のとき」
 クリスチャン・ベイルとラッセル・クロウによる西部劇。
バットマン対スーパーマンの父って組合せですな。
借金に苦しむベイルは、悪党ラッセルの護送を買って出る。
ラッセルの手下が奪還すべく狙ってきて、保安官たちまで逃げ出す始末。
味方なしと言う状況は、真昼の決闘を思わせて面白いんだが、
ラッセルとベイルが互いに理解し合ったみたいな結末はいまいちピンと来ない。
不良同士がケンカを経て親友になるみたいなノリですかね。

2016/08/07
「グランド・ジョー」
 ニコラス・ケイジ主演の人間ドラマ。
ニコラスは林業を営み、若者たちを雇って慕われている。
そんな中、ゲリーと言う少年を雇う事になるが、
その父親はろくでなしで、ゲリーの稼ぎを搾取していると知ると言う訳。
ニコラスが一肌脱ぐ展開で、どっかで聞いた様な話だが、
彼自身も前科があり、何だか行動に一本筋が通っていないのが共感しづらい所。

2016/08/06
「真昼の死闘」
 クリント・イーストウッド主演の西部劇。
イーストウッド出演作は、半魚人含めだいたい押さえてたつもりが、
意外な漏れがありました。(この作品の存在は知ってた)
ハリウッド進出前後の時期で、タイトルの扱いは共演シャーリー・マクレーンが上。
ゲリラに雇われたクリント・イーストウッドは、
尼僧シャーリー・マクレーンを助けて、一緒に旅をする事になる。
珍道中を繰り広げる訳だが、マクレーンの正体は早い段階で察しがつく。
物語的にはさほどひねりがなく、まあまあ無難な感じ。
西部劇作っとけば受けるでしょと言う時代だったかも。

2016/07/31
「ファンタスティック・フォー」(2015年米)
 ファンタスティックフォーのリブート版。
旧シリーズはジェシカ・アルバの魅力で持っていた面もあったが、
知名度の高い俳優さんがいない本作は最初から苦戦。
物語はリードやベンら、チームメンバーが出会った所から描かれ、
その点は好感が持てる。
彼らは転送装置の実験に失敗するが、影響でそれぞれが特殊能力を身につける。
とは言え、およそ1時間半の映画で、そこに至るまで1時間。
しかも、どういう能力が身に付いたかの説明はほぼない。
終盤は異次元に取り残されたビクターが暴れて、4人が倒す展開だが、
ビクターは異次元で暴れてただけで、人類の危機と言う印象ではない。
これからはチームで頑張ろうと言う所で終わるエンディングは悪くないので、
中身がスカスカって事ですかね。

「シン・ゴジラ」 ☆☆☆★★★

 日本製ゴジラの最新作。
ファイナルウォーズ以降新作が作られなかったゴジラだが、
ハリウッド版がそこそこ好評価で、本家の復活となったわけ。
とは言え過去何回かの復活とは違い、部外者たるエバンゲリオンの監督を据えてきた。
頑なに守ってきた着ぐるみ路線もやめ、CGによるゴジラだとの事。
もしゴジラが現れたらと言う状況を再現。
過去にもリブートした事はあったが、その際も1作目だけはあった事にしてきたが、
今回はそれさえなかった事に。
巨大生物なんてありえないと言う所から始めると言うあたり、
どうなる事か関心あります。

 冒頭、アクアラインで謎の陥没事故が発生。
首相以下、内閣のメンバーが集められ、対策を協議する事に。
巨大生物を見たと言う者もいたが、そんな物がいる訳ないと、取り合われない。
やがて未確認生物が川を登り、さらに上陸するに至り、
政府が想定した危機管理シナリオは、全く役に立たなくなる。
何かをするにしても、どの省庁の管轄かわからず、
首相もかつてない決断に躊躇すると言う訳。
この政府の空回りぶりは、お役所仕事を皮肉った感じで、
踊る大捜査線を連想させる(見たことないけど)。
過去の怪獣もので、政府の混乱ぶりを描いた事はあるが、
ここまで徹底しているのは初めて。
なお、新旧首相が登場するが、個人的には両者とも結構奮戦していると思う。
一方、お約束の自衛隊の攻撃はほぼ役に立たない。
こんな事もあろうかと密かに用意されていた、
メーサー砲もスーパーXもメカゴジラもない。
米軍が核攻撃を申し出て、日本政府も受け入れざるを得ない事態に。
(この展開は沢口靖子版ゴジラにもあった)
肝心のゴジラがあまり出てこないと言う恨みはあるが
(出しすぎると、人間不在と言われる)リアル路線の徹底ぶりはなかなか面白い。
いろいろあるが、全部言うとあらすじをなぞる事になるので、印象に残った点を列挙。

・最初に現れたゴジラは、ギョロ目のツチノコみたいで、別の怪獣かと思った
・360万人が避難する描写は大震災を思わせる
・ゴジラの発する光線は品川付近から霞が関まで届く。
光線だからそうなるでしょって事か
・ゴジラは半月間も町中で活動停止し、
その間に次の作戦が立てられるのは都合の良い展開
・政府の大臣の中に甘利大臣似の人物あり
・ゴジラに突っ込ませる列車が、各路線の車両を1つずつ使っているのはご愛敬。
そして模型ぽい
・日系3世と言う石原さとみの存在は違和感しかない。
(昔の映画の怪しげな外国人へのオマージュか?)
・踊る大捜査線風の曲が現れるが、
エバンゲリオンの曲をそのまま使ってると言う情報もあるので、その曲かも。
上陸シーンはゴジラのテーマ、最後の攻撃シーンは大戦争マーチと言う伊福部節。
つまり、いろんな作曲家の曲をごちゃ混ぜにしてる訳。
・エンドロールは伊福部節のメドレー
・小池新都知事が協力してるらしい

2016/07/30
「ロードハウス/孤独の街」
 パトリック・スウェッジ主演のアクション。
用心棒スウェッジはとある店に雇われる。
店に出入りしていた乱暴な連中を追い出すが、
快く思わない町のボスに嫌がらせを受けると言う訳。
ブロンソンあたりでありそうな話です。
結局、ボスを倒す事になるのだが、町の連中も立ち上がったみたいな描写が唐突。
暴力を快く思わず、スウェッジから遠ざかったはずの恋人と
最後にひっつくあたりも違和感あり。
恋人含め、この時代の作品って、結構裸が多い。

2016/07/24
「クーデター」
 オーウェン・ウィルソン主演のサスペンス。
ピアース・ブロスナンも出てるはずなので見ました。
オーウェン一家は東南アジア某国へ赴任。
土地勘も言葉もわからず不安な中、到着早々にクーデターが勃発。
一味は米国人を目の敵にしていて追い回される。
私も某国へ出張し、迎えがいなくて心細い経験をした事があるが、
それの何千倍何万倍と言う印象で、これはめちゃめちゃ怖い。
しかも、その怖いテンションは映画の最初から最後まで続く。
まあ、ちょっと都合いい点はあちこちあって、
実際に遭ったらさらに苦戦しそうな気はするが。
 ・はぐれた家族がすぐに合流
 ・妻が襲われそうになった所へ、別行動のピアースがタイミングよく助けに来る
 ・何だかんだで、一晩くらいで国外脱出してる
あと、幼い娘たちを残して夫を助けにいく妻の行動はどうかと思う。
あれで両親が殺されたら娘たちはどうなった事か。
ピアースは現地に詳しい人物役で、
またまた元英国諜報員と言う設定なのは、蛇足感あり。

2016/07/23
「バーストシティ」
 マレーシアを舞台にしたアクション。
マイケル・マドセンが出ていて、だから見たんだと思います。
何で見る事にしたのか、自分でもよくわかりません。
主人公は現地企業CEOの息子プリンスで、彼は養子ながら後継者に選ばれる。
それを快く思わない義弟は、組織と組んで、プリンスを追い出す。
プリンスは、敵対する組織のマドセンと組んで仕返しすると言う訳。
まあ、マドセンの立ち位置はそんなもんだろうと思ったけど、
プリンスが大立ち回りするかと言うと、そうでもない。
マドセンの手下で、イスカンダルと言うヤマトな名の用心棒が活躍。
復讐を果たしたプリンスはまっとうな商売をすると決め、
マドセンとケンカ別れした所でおしまい。
あれー?何か変!と言う印象です。

2016/07/18
「バッド・ティーチャー」
 キャメロン・ディアス主演のコメディ。
教師キャメロンは玉の輿に乗る事が目的で、まじめに授業する気などさらさらない。
同僚ジャスティン・ティンバーレイクの気を引こうと、豊胸手術の金を集める事に。
担当クラスが好成績だと賞金が出ると知り、奮起する展開。
それで心を入れ換えるならがんばれベアーズみたいだが、
テストの解答を不正に入手したりする訳。
やり過ぎ感はあるけど、個人的には妙に生真面目なキャラよりもこういう方が面白い。
それだけに、ラストで結局体育教師を選ぶあたりは拍子抜け。
この体育教師は、SEXテープで夫役だった人らしい。

2016/07/17
「スキャナー・ダークリー」
 キアヌ・リーブス主演。
実際に撮影した上でアニメ化する指輪物語手法で、ロバート・ダウニーJr、
ウディ・ハレルソン、ウイノナ・ライダーと言う結構豪華な布陣。
ただし、俳優の顔を機械的にアニメ化した点がマイナスしている印象で、
ホントに同一人物か自信が持てない場面がちらほら。
キアヌ捜査官が麻薬ルートを追って潜入捜査するが、
自らも中毒になってしまうと言う展開。
それ事態は聞いた事ある印象だが、正体不明になるスーツが一般的になっていて、
上司ですら部下キアヌの正体を知らない始末。
全体的に何が起きてるのやらピンと来ない感じです。

2016/07/16
「山猫は眠らない5 反逆の銃痕」
 トム・べレンジャー主演の狙撃手ものシリーズ第5弾。
3部作の後、息子を主役にした4作目が作られたが、
べレンジャーが復活して親子競演と言う訳。
凄腕の狙撃手が絡むらしき連続事件が発生。
息子は、べレンジャーが関係すると考えて、独自に追跡。
べレンジャーが裏切りに走ったか、あるいは軍の陰謀が存在するかと思わせるが、
真相は意外に単純な所で拍子抜け。
凄腕狙撃手ぶりも発揮されず。

2016/07/10
「トリプルヘッド・ジョーズ」
 ダブルヘッドジョーズの続編。
変形サメものシリーズは、シャークネード、シャークトパス、メガシャークとあるが、
トリプルはちょっと意表を突かれた。
ならば次回作は4ヘッドかと期待が高まるが、本作の中で5ヘッドにまでに進化。
物語は前作とのつながりはなく、3つ頭のサメが現れて人々が逃げ惑うと言う話。
研究所が襲われたからと、わざわざ船に逃げたりするあたりはマヌケな感じ。
有名どころではダニー・トレホが出ているが、出番は結構短い。
最後にサメを倒すが、どうやって倒したかはよくわからない。

2016/07/09
「エアポート2014」
 インチキエアポートシリーズの1作。
火山が突然大噴火し、上空の旅客機が巻き込まれると言う展開。
言ってみれば、エアポートvsボルケーノと言う様相です。
噴石が当たったらしく、機長らが死亡し(でも機体は無事)、
操縦に若干の心得のあるディーン・ケイン(新スーパーマン)が奮戦すると言う訳。
通常のエアパニックものよりも、桁違いに過酷な状況なのは評価できる。
旅客機もそれなりの速度で飛んでるんだから、
いい加減火山の上空から脱出してもいい気はするが。。
ちなみに、飛行機自体が無事生還しないと言う珍しいケースです。

2016/07/03
「SEXテープ」
 キャメロン・ディアス主演のコメディ。
キャメロン夫婦は、気分を変えるためにセックスの動画を撮影。
だが、何者かがそれをばらまくと脅してきたと言う訳。
ラブコメとかではない一方、あまり期待してなかったが意外にHな印象。
特筆すべきは、データを流出してしまった者の視点で描かれている点で、
そういう映画ってなかった気がするので、割に面白い。
実際にあったら、こんなに簡単には収まらないと思うけどね。

2016/07/02
「キングスマン」
 コリン・ファース出演のスパイもの。
コリンが主役かと思ってたけど、実際は若僧が主役でした。
エグジー青年は、かつて父親が所属した謎の組織に参加する事になる。
この組織は、何が一番近いかと言うと、ナポレオンソロのアンクルかな。
落ちこぼれだった主人公が、意外に活躍するが、もう一息の所で不合格に。
だが、緊急事態が発生して、正式メンバーより活躍すると言う展開。
この展開って、ポリスアカデミーとかで見た印象です。
コリンとマイケル・ケインと言う、英国スパイっぽい面子は途中退場して拍子抜け。
敵の傘下に収まった連中が次々と死ぬブラックなシーンは、
旧カジノロワイヤル(あるいは博士の異常な愛情)を連想した。

2016/06/26
「コモドVSキングコブラ」
 巨大生物のvsもの。主演は何とマイケル・パレ。
マイケル・パレ船長は、環境団体と共に怪しい研究をする島に上陸。
巨大なコモドドラゴンやキングコブラに遭遇すると言う展開。
vsものは、巨大生物それぞれの存在(少なくとも片方)が既成事実となっていて、
そいつらが激突する展開が多いが、
本作はその謎を追うところから始まるので、ちょっとまだるこしい。
真相は、ピーター・グレイブスが大昔に出た巨大バッタの作品と同じ。
かの作品では、バッタをビルの写真の上に置いただけだったが、
本作のCGもそれに引けを取らない程度の出来。
途中で、巨人が現れるかもと思わせた(実際には出ない)あたりが、
本作の一番面白い点。
ちなみに、パレが活躍したかと言うと、本作では基本的に誰も活躍してない。

2016/06/25
「幸せになるための5秒間」
 ピアース・ブロスナン主演の人間ドラマ。
未成年に手を出したとして家族も仕事も失った司会者ピアースは、
自殺をしようとするが土壇場で躊躇する。
同じ日に自殺をしようとした男女3人と知り合い、
バレンタインデーまで生きている事を約束すると言う訳。
事情は異なるが、自殺を考えた4人が意気投合する展開で、
生きていく意義を見つけていくと言う話。
悪くない雰囲気だが、割に早い段階で、2パターンの結末が予想された。
1つは、結局全員が死を選んでしまう悲しい結末。
もう1つは、全員が幸せな生き方を見つけ出す結末。
今回は後者で安易な気もするけど、まあ無難かな。
ところで、かつてボンド候補だったサム・ニールが脇役で出ていて、
ピアースとダイアナザーデイ以来の付き合いのロザムンド・パイクもちょい役で出演。

2016/06/19
「殺人魚獣 ヘビッシュ」
 人工的に作られた新種の生物が暴れる話。その名もヘビッシュ。
ウメッシュを思わせる爽やかそうなネーミングのインパクトはなかなか。
蛇とフィッシュをくっつけたって事だろうけど、英語と日本語じゃん。
ただし、劇中でその名前が出る事はない。
物語は、題名ほどのインパクトはなく、ヘビッシュが逃げ出して大暴れするだけ。
人工的に作られた点も、水陸両用と言う点も、目新しくない。
強いて言えば、突然空爆する事になった強引さが印象に残る。
そんなに大問題になってたとは思えず、人々を避難させた様子もない。
ヘビッシュって言うタイトルを思い付いた。1作作ってみろてなノリです。

2016/06/18
「シャークトパスVS狼鯨」
 シャークトパスシリーズ第3弾。
シャークトパスがみたび現れ、海や町が大混乱に。
一方、女マッドサイエンティストが、狼鯨ことホエールウルフを誕生させる。
狼と鯨を掛け合わせたのではなくて、野球選手の人体改造を目論み、
いろいろDNAを注入したら怪物になってしまったと言う訳。ベースは人間です。
ただし、人々はこの新怪物の出現にあまり気付いておらず、
シャークトパスと戦ってるついでに倒したと言う印象。
シリーズ旧作は、ぼちぼち有名俳優が脇を固めていたが、
本作は主役がキャスパー・バン・ディーン。(スターシップトルーパーズ)
今となっては微妙な人選です。

2016/06/15
「エアポート2012」
 インチキエアポートシリーズの1作。
航空機管制を自動化するシステムが導入されるが、
これを制御する衛星が冒頭でいきなり故障。
システムが暴走し、大統領機と旅客機が衝突の危機に陥ると言う訳。
まあまあ面白い設定かなと思ったが、システムがミサイル発射したり、
不審人物をレーザー攻撃するに至っては、別の映画にすり変わった印象。
そんな所まで管制システムに委ねちゃダメだよ。
ダイハードの黒人警官が管制官役で、
システムの開発者と同時にそれぞれ地上で奮戦するが、何をしたいのかは伝わらず。
命中したミサイルが不発なのは面白いが、いかされず。

2016/06/12
「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」
 米大統領が少年と共にテロリストから逃げる話。
サミュエル・L・ジャクソン米大統領の専用機が撃墜され、フィンランド山中に墜落。
さらにテロリストの追っ手が来て、
ハンターとして大人への試験を受けていた少年と共に逃げる羽目となる。
少年向けの冒険小説を映画化した様な印象で、
ご都合主義的な点は差し引いて見る必要あり。
少年が大活躍するのかと言うと、そうでもない微妙さがもどかしい感じだが、
全体としては割に面白かった。

2016/06/11
「イントゥ・ザ・ウッズ」
 おとぎ話をミックスさせたミュージカル。
登場するのはシンデレラ、赤ずきん、ジャックと豆の木、ラプンツェル。
おとぎ話界のアベンジャーズ的発想で、それだけ聞くと面白そう。
だけどあまり面白くない。
おとぎ話の後日談として各キャラが合流すると言うよりは、
おとぎ話を同時進行で描き直してる印象が強いからか。
個々のキャラ同士の絡みもあまりない。
最後に巨人を悪役に共闘する展開になるが、ハッピーエンドかと言うとそうでもない。

2016/06/05
「7セカンズ」
 ウェズリー・スナイプス主演のアクション。
ウェズリー率いる強盗団は、現金輸送車を襲撃。
だが、ケースを奪われた組織に仲間を殺され、恋人を人質にとられてしまう。
ウェズリーは恋人を助ける為に、組織に立ち向かうと言う訳。
設定はやや入り組んでるが、誰が裏切り者かは序盤の印象通り。
カーアクションはまあまあで、格闘はいまいち。

2016/06/04
「レフト・ビハインド」
 ニコラス・ケイジ主演の世紀末もの(?)
ノウイングとかネクストとか、自身に類似品ありと言う印象です。
ニコラスはパイロットだが、
信心深い妻(リー・トンプソン!)に距離を置き、CAと親密に。
ありがちな不倫設定かと思ったが、物語的に意味があったと気付いたのは終盤。
彼が操縦した機に異変が生じ、
乗員乗客の一部(子供は全員)が、服を残して消えてしまう。
事象は世界中で起きていて、地上の娘は母や弟が消えたと大騒ぎ。
実は。。と言う理由は語られるのだが、混乱ぶりを描く方がメイン。
妙に少ない乗客があわてふためく姿を見るにつけ、
これはインチキエアポートシリーズの新作ではと思うように。
ニコラスよ、仕事は選べ!
結局、なぜ事象が発生したかは正確には語られないが、
原作は何作も続くシリーズものになってるらしい。。

2016/05/29
「守護神」
 ケビン・コスナーとアシュトン・カッチャー競演の救難士もの。
ケビンに陰りが見え、カッチャーがうさんくさかった頃の作品で、
見るのに10年かかったと言う次第です。
救難士ケビンは事故で同僚を失い、ショックで現場を離れて訓練学校の教官に。
有望な新人カッチャーを鍛えると言うよく聞く展開。
終盤に、さらにお約束な見せ場があって、あまりのベタな感じに失笑。
守護神と言うタイトルも、ちょっとダサい気がしたんだけど、
最後の最後に説明があって、ここはちょっと面白い。

2016/05/28
「シンデレラ」(2015年米)
 ご存じシンデレラの物語の実写版。
工夫はあまり感じられないが、舞踏会で皆が見とれるシーンは鳥肌もの。
ディズニーアニメ版では、シンデレラ自身が持ってた靴が決め手になると言う、
詐欺まがいの展開だったが、自身の靴は継母に壊される。
本作の特徴は
・王子とは舞踏会の前に会ってる
・継母は、ガラスの靴の女がシンデレラだと早めに気付く
・王子はシンデレラと再会して彼女だと確信するが、一応靴ははかせる

2016/05/22
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
 アベンジャーズ系のキャラが勢揃いするシリーズ第2弾。
個々の作品でも、ぼちぼちゲストが出てるので、ありがたみも今一つ。
毎週兄弟が助けに来るウルトラマンみたいなもんです。
アイアンマンことトニーは、人工知能で地球を防衛する事を考え、ウルトロンを開発。
だが、これがお約束の様に暴走すると言う訳。
要は身内の不始末を火消しする話で、前作ほど人類の危機と言う印象は受けず。
アイアンマンとキャプテンアメリカはちょっと方向性が違うらしくて、
キャプテンの次回作につながる模様。

「インサイド・ヘッド」
 頭の中の感情の活躍を描いたアニメ。
魚や虫や動物を擬人化した作品が乱発されたが、ついに感情を擬人化してきた訳。
11歳の少女ライリーは引っ越しする事になり、その揺れ動く各感情に焦点を当てる。
頭の中ではヨロコビがリーダー的な一方、カナシミは不要かにも思える扱いを受ける。
この両者が司令室から遠くへ飛ばされ、混乱する展開。
カナシミも必要なんだと言う結論は、見る前からわかってたけど、
宇宙大作戦の二人のカークを連想させる。
2つの感情以外にもいろいろ出てくるが、目立った個性を発揮しないのが拍子抜け。
一方で、潜在意識とか抽象化とか、心理学の講義みたいな設定は、
物語をややこしくしてて、逆効果かも。

2016/05/15
「リベンジ・トラップ/美しすぎる罠」
 ロザムンド・パイク主演のサスペンス。
看護師であるパイクは、レイプの被害に遭う。
事件を引きずる彼女は何と犯人に面会を続け、次第に心を通わすようになると言う訳。
レイプ犯は反省した様な素振りだが、何を考えてるかわかったもんじゃない。
。。と思ってたら、パイクの方が一枚上手だったと言う訳。
邦題から察しがつく復讐劇だが、あざやかなリベンジと言う感じではなく、
ゴーンガールを彷彿させる怪演ぶりです。

2016/05/14
「トゥモローランド」
 ジョージ・クルーニが出てるSFドラマ。
少女ケイシーは、未来世界へ移動できるバッチを手に入れる。
その秘密を探る内、同じようにかつてバッチを手に入れたクルーニと出会う展開。
ディズニーランドに隠されたコースがあるみたいな宣伝のされ方をしたが、
本編にはあまり関係ない。
地球の運命をめぐって2つのグループが争う話で、
双方が何をしたかったのかは、いまいちピンと来ない。
ケイシーの弟がエクスタントの人造人間で、ちょい役なのに存在感を見せる。

「ペンギンズfromマダガスカル ザ・ムービー」
 マダガスカルシリーズのスビンオフ。
かのシリーズで、脇役ながら存在感を見せるペンギンたちを主役に据える。
テレビシリーズもあるらしい。
ペンギンズのキャラは相変わらずで、
頭が良さそうだけど、実はそうでもなくて、悪運だけで窮地を乗り切ると言う訳。
今回は、ペンギンの人気を羨むタコ博士と戦う。
ベネディクト・カンバーバッチとかが声をやってるらしいけど、
吹替えで見たのでわからず。

2016/05/08
「アウトサイダー」
 ちょっとはやったヤングアダルトと言う若者連中の物語。
主人公はC・トーマス・ハウエルで、彼が所属するグループが金持ちグループと衝突。
そのおかげで周辺の何人かが死に、主人公がちょっぴり成長すると言う訳。
そんな話はウエストサイド物語でもあったから、
何を今さら(30年前だけど)と言う印象。
ハウエルと親しいのが、ラルフ・マッチオとマット・ディロン。
ハウエルの兄がパトリック・スウェッジとロブ・ロウ。
敵チームと親しい女にダイアン・レイン。
あと、トム・クルーズとエミリオ・エステベスも出てる事は出てると言う布陣。
今と扱いが違う点が面白い。

2016/05/07
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
 久々のシリーズ第4弾。
当初はメル・ギブソン主演の企画もあったようだが、主役をトム・ハーディに交替。
メル・ギブソンは好きだったけど、
マッドマックスに思い入れはなかったので、この交替は特に問題ない。
マックスは謎の一団に捕らわれ、
一団から抜けようとするシャーリーズ・セロンらに協力する事に。
ざっくり言うと、そんだけの話で、
北斗の拳に影響を与えた近未来の戦いの描写が繰り広げられる点が見所。
一話完結で、評判良ければ何作でも作れますと言う感じ。
丸刈りのシャーリーズは人相が違って、言われないと気付かないかも。

2016/05/05
「誘拐の掟」
 リーアム・ニースン主演のサスペンス。
元刑事のリーアムは、市民を死なせたショックを引きずり、飲んだくれの私立探偵に。
知り合った男に依頼され、彼の妻を殺した誘拐犯を追う事に。
先日見たランオールナイトとのダブり感は半端ないが、相違点もそれなりに。
かの作品のリーアムが冷酷だったのに対し、本作は比較的温情派。
ホームレスの少年との関係も面白い。
ただし、犯人が猟奇犯な為に周囲が惨殺されるのがマイナスで、
全体の印象はあまり良くない。

2016/05/04
「ラン・オールナイト」
 リーアム・ニースン主演のアクション。
リーアムは組織の殺し屋で、ボスであるエド・ハリスとは古くからの付き合い。
だが襲撃を受けた息子を助けようと、リーアムがハリスの息子を殺した為、
親子で組織に狙われる羽目になる訳。
リーアムが子供の為に暴走するあたりは、自身の96時間を連想させ、
疎遠だった親子が協力して奮戦するあたりは、ダイハードラストデイを連想。
いずれにせよ、見た事ある感は否めない一方で、
リーアムに普段より冷酷な面があり、もうひとつ感情移入しづらい。

2016/05/03
「セッション」
 JKシモンズ(スパイダーマン)がアカデミー賞をとったドラマ。
ドラマー志望のニーマンは、指揮者フレッチャーのバンドに参加。
そこで理不尽にも思えるしごきを受けると言う訳。
鬼軍曹ものみたいだが、
終盤にフレッチャーがよくある鬼軍曹ほどの人格者ではないとわかり、
見ている方も困惑させられる。
その後にニーマンとフレッチャーの魂のぶつかり合いみたいな見応えあるシーンが。
邦題のセッションとは、演奏家同士が競う場合に使われる事が多いが、
ここでは指揮者とドラマーのつばぜり合いを意味するとわかる。
理屈じゃないんですよって事かな。

2016/05/01
「クロッシング」
 リチャード・ギア他が出演する警官もの。(刑事ものじゃなくて)
定年間近の警官ギアはトラブルを避けていたが、土壇場で正義感に目覚める。
金に困った警官イーサン・ホークは、組織から金をいただこうと企む。
潜入捜査するドン・チードルは、ボスに親近感を感じる。
3人の警官を描き、どっかで見た小粒な話を集めた感じ。
3人はほぼ絡まないが、最後に踏み込んだ建物が偶然にも同じ。
ウェズリー・スナイプスが出所したばかりのボス役で出てたのが思わぬ特典だが、
本人はこの後に収監される。

2016/04/30
「シャーロット・ケイト・フォックス 誘惑のジェラシー」
 朝ドラで日本で人気の出たシャーロット・ケイト・フォックス出演作。
しかも知名度が上がる前で脱ぐらしい。
朝ドラに関心はないけど、あの○○が脱いだ(脱いでた)的な作品には弱いです。
物語は、田舎町の兄弟と幼なじみの娘を中心に展開。
娘役がシャーロットかと思ったらさにあらず。
娘はLAに行った為、女友達が兄弟の片方と恋仲になる。
ところが、娘がシャーロットを連れて舞い戻った為に、その関係が崩れると言う訳。
3人の女性陣がそれぞれ脱ぐが、男の区別がつかず、何だかこじれた印象。
あまり面白くなく、割にあっけらかんとしてるからエロくもない。

「おとなのワケあり恋愛講座」
 ピアース・ブロスナン出演の恋愛もの。
ピアースは英国の大学教授で、教え子ジェシカ・アルバと結婚して米国で暮らす事に。
アルバの浮気で離婚し、息子の為に隣で暮らすが、
アルバの姉サルマ・ハエックに惹かれてしまうと言う訳。
何だかピアースがだらしないみたいに描かれるが、
ことアルバに関して言えば、浮気したのは彼女の方。
そこへ遠慮して、サルマとの関係を隠すのもピンと来ない。
もう1つ、ピアースとマルコム・マクダウェルは10歳違いなので親子には見えない。
サルマは007スペクターに出てたよねと思ったが、それはモニカ・ベルッチだった。
その代わりと言うか、ダイヤモンドインパラダイスでピアースと共演してる。

「シャークネード エクストリーム・ミッション」
 シャークネードシリーズ第3弾。
主人公フィンは、チェンソーでサメを倒す存在として、大統領にも知られる様に。
毎回毎回なぜだかサメが巻き上げられ、今回は東海岸全域が危険に。
ユニバーサルスタジオが襲われたりするが、目新しさは今一つ。
ただし、最後に何と宇宙に出てしまうから、
まだサメが及ばない場所が残されていたと驚かされる。
主人公らの乗ったシャトルがサメに破壊されるが、思いがけない手段で帰還。
出し殻感はあったが、宇宙シーンで何とか踏みとどまったか。

2016/04/29
「ドラフト・デイ」
 ケビン・コスナー主演のドラマ。
アメフトチームのスカウトであるケビンがドラフトに臨む様子を描く。
アメフトのドラフトは、選手の指名以外に、指名権のトレードと言うのも可能らしい。
その駆け引きが描かれる訳だが、
システムが日本野球のドラフトとは違って、なかなかピンと来ない。
全体的な雰囲気はカードゲームみたいだけど、
ドラフトしか描いてないと言う印象は強く、
ケビンと恋人ジェニファー・ガーナーの話なんかは全く盛り上がらない。

「デッド・シティ2055」
 トーマス・ジェーンとブルース・ウィリス出演のSFアクション。
人造人間を相手に犯罪願望を満たす施設が作られる。
つまり、ウエストワールドの今風版って事やね。
ここでもアンドロイドの反乱が起こるのだが、
消された記憶が甦るてな辺りでロボコップあたりを連想させるから、ごった煮風。
施設のCEOブルースはいいとして、
ジェーン扮する刑事は、やじ馬的に事件に絡んだ印象で、主役感は弱い。

2016/04/27
「ホットフラッシュ〜ワタシたちスーパー・ミドルエイジ!」
 中年になったブルック・シールズ主演のドラマ。
乳ガン検診車の資金集めの為、ブルックらは中年おばはんのバスケチームを結成。
現役バリバリの娘チームと対決する事になると言う訳。
引退状態のメンバーが再結集して奮戦するなんて話はイヤになるほど見たが、
本作の顔ぶれは、ブルックの他、ダリル・ハンナ、バージニア・マドセンと言う布陣。
エクスペンダブルズ的に期待が高まるが、
3人とも面影はあまりなく、言われなかったら誰1人気付かなかったかも。
見てすぐに分かったのは、ブルックの夫役エリック・ロバーツだけ。
おかげで豪華顔ぶれの高揚感もなく、話はかなり退屈。

2016/04/25
「暴動/バトル・プリズン」
 ドルフ・ラングレンが出てるアクション。今回も彼は主役ではない。
元警官のジャックは、警察と組織のつながりに気付いて刑務所入りに。
刑務所も組織につながっていて、
先に潜入していたFBIドルフ・ラングレンと大暴れと言う展開。
まあ、そんな話で、それ以上の要素は特にない。

2016/04/24
「ジュラシック・ブリーダー」
 恐竜が登場するチープなアクション。
寂れた田舎町で恐竜を飼育していた怪しげな博士が急死。
町に住む先住民の娘と、たまたま町に立ち往生した連中が追い回されると言う訳。
同じチープな出来でも、人気のない都会に恐竜が現れるより潔いが、
ただ逃げ回るだけで、面白い訳ではない。
先住民の娘であるヒロインは、ハリウッド受けする顔立ちではないが巨乳。

「MEGA SPIDER メガ・スパイダー」
 巨大なクモが暴れる話。
エドワード・ファーロングが出てる似たようなのがあったが、
何となくこっちの方がマシ。
主役はエイリアスやHEROESに出てた人(前より太ってる)で、害虫駆除業者役。
軍の実験の失敗で巨大クモが出現。
退治しようとする軍が苦戦する中、主人公が奮戦すると言う訳。
もちろんチープな話なんだけど、町が混乱する描写は割によく出来てる。

2016/04/23
「メイズ・ランナー」
 謎の迷路の中に住む人々を描くシリーズ第1弾。
気付いたら塀の中にいたトーマスは、名前以外は記憶がない。
そこでは穏やかに生きようとする掟があったが、
トーマスはそれを破って脱出を試みると言う話。
シリーズなので、謎解きは中途半端な感じだが、全体の印象はキューブの焼き直し。

2016/04/17
「疑惑に抱かれて」
 リーアム・ニースン主演のサスペンス。ちょっと若い頃の作品。
私立探偵リーアムは、妻と組んで標的が浮気したように仕向け、
離婚に追い込む手法をとっていた。
だが、妻と標的が殺され、容疑者にされてしまうと言う訳。
怪しそうな女がいる一方で、リーアムはどんどん不利になるあたり
(そして「意外な」結末まで)は、ありがちな印象だが、
死刑執行ぎりぎりで助かるあたりはスリリング。
リーアムのキャラはあまり感心しない。

2016/04/16
「フォーカス」
 ウィル・スミス主演のサスペンス(?)
相手役ジェスは、ウルフオブウォールストリートの妻役の人でなかなか魅力的。
ジェスはスミス率いる詐欺集団に仲間入り。スミスとも親密になる。
中盤で彼女をも騙すトリックで、大物から金を巻き上げるのに成功。
ここまでは、まあまあ面白い。
その後、用済みで捨てられたジェスは、
スミスの新たな標的の恋人に収まっていたと言う訳。
実は、ジェスの方が一枚上手でしたと言う展開なら良かった気がするが、
何だか中盤までの惰性で物語が続いてる印象でパッとしない。

2016/04/10
「ラスト・リベンジ」
 ニコラス・ケイジ主演のアクション(?)
ニコラスは半引退状態の上に、一種の認知症で余命わずか。
そんな中、20年前に彼を拘束し、
後に死んだとされる宿敵が生きているとの情報を入手。
決着をつける為に乗り込むと言う訳。
これでニコラスが大暴れすればそれなりに面白そうだが、
宿敵の方も病に苦しんでたりして盛り上がらず。

「バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生」
☆☆☆★★

 スーパーマンの誕生を描いたマン・オブ・スティールの続編にして、
同程度のメジャー作バットマンとの共演作。
ヒーローもの乱立の昨今だが、
冷静に考えれば、1にスーパーマン、2にバットマン、
34がなくて、5がスパイダーマンてな序列のはず。
もちろん、マジンガーZ対デビルマン的に仲間になるのは承知の上。
アベンジャーズの向こうを張って、ヒーロー大集合のジャスティスリーグを企画してて
その前ふりと言うのも承知で、ワンダーウーマンがちょっと出てくるとの話もあり。
アベンジャーズ系はなかなか劇場で見ないけど、こちらは見ます。

 序盤はバットマン誕生秘話が軽く語られる。
その後、前作でのスーパーマンとゾット将軍が戦いによって、
巻き添えで犠牲が出た事を問題視する声が高まる。
富豪ウェイン、別名バットマンもその1人だったと言う訳。
ヒーローが戦えば街は破壊されるだろうし、人々の中には反感を持つ者も現れるはず。
昔から言われてた事だけど、その点をまじめに描いたのには好感が持てる。
価値観の違いで両ヒーローがぶつかると言うのも面白そうなんだけど、
実際にはそれほど対立の気運は高まらない。
スーパーマンの宿敵たるレックス・ルーサーがそそのかして、ようやく衝突に至る訳。
この状況が、2時間30分の映画の2時間くらい続くので、
全体として退屈な印象を受ける。
終盤になって両ヒーローの戦いはあるんだけど、
スーパーマンは戦いたくない気持ちで臨む始末。
パワー的にバットマンに勝ち目はないので、クリプトナイトを利用するのは至極当然。
代わりに、ルーサーが産み出した怪物が暴れ、
ワンダーウーマンを加えた3対1で戦う事に。
こういうシーンが多い方が面白いけど、
アベンジャーズとの差別化を図ってリアル路線にしたと言う事か。
とは言え、ジャスティスリーグにつなげる思惑は、
中盤くらいからチラチラ見えていて、その意味ではお約束感も強い。
スーパーマン単独の続編はもう作らないのかな?
ワンダーウーマン役はワイルドスピードの人。
TVシリーズのリンダ・カーターは折れそうな細身だったけど、
本作の彼女はむちむち感がちょっとエロい。

2016/04/09
「ドライブ・ハード」
 トーマス・ジェーンとジョン・キューザックによる作品。
ジェーンは元レーサーの教習所教官で、怪しげな客キューザックを指導。
キューザックは途中で銀行強盗を犯し、
ジェーンは運転手として逃走を手助けする羽目に。
ジェーンが出てるので、小粒なアクションを期待したが、
アクションがあってもコメディ風。
犯罪に巻き込まれる展開はまあまあだが、
終盤まで大きな起伏もなく続いて、いきなり終わった印象。

2016/04/03
「アメリカン・スナイパー」
 クリント・イーストウッド監督による実在の狙撃兵を描いたドラマ。
ブラッドリー・クーパーは、勇んでイラク戦争に赴き、狙撃兵として凄腕を発揮。
だが、自身が家族を持ち、戦友が死ぬのに遭遇する内、ためらいを感じると言う訳。
ベトナムや湾岸戦争等で見たことある感は否めないが、
主人公の心理変化は比較的わかりやすい。
反戦的なテーマながら、主人公の葬儀が盛大に行われた光景が写され、
米国的には彼を英雄視してるあたりがかの国の病んだ面か。
エンドロールが無音なのも印象的だが、ちょっと長いかな。

2016/04/02
「2番目のキス」
 ドリュー・バリモア主演のラブコメ。
キャリアウーマンのバリモアちゃんは、教師ベンと恋に落ちる。
だがベンは熱狂的なレッドソックスファンで、デートより試合を優先すると言う訳。
アタシと野球とどっちが大切なのよ!てな話で、
男の人のそういう趣味って、結婚しても捨てられないのも人生なら、
結婚を機に捨てるのも人生。
人生の大問題だったりするのは共感できて面白い。
でも、ラブコメとはちょっと違うかもね。

「エアポート2013 航空機全滅」
 インチキエアポートシリーズの一作。
太陽フレアによる電磁パルスで、全米の管制システムが完全ダウン。
飛行中の7000機が着陸できない危機に陥るとあっては、
ダイハード2を遥かに上回る緊急事態。
実際は、大風呂敷広げただけで、
例によって15人くらいが乗ってる風にしか見えない1機が描かれるのみ。
7000機と騒いだのは、2人しか管制官がいない空港だから、
もともとそんなにさばいてなさそうだし。
ちなみに、この緊急事態は地上でも同様で、主人公の娘と母が巻き込まれるが、
この2人描く必要ないでしょと言うくらい、物語に絡まない。

2016/03/30
「美女と野獣」(1946年仏)
 白黒時代の美女と野獣。
大筋は毎回同じだが、本作ならではの微妙な相違が何点か。
・遊びぐせのある2人の姉がいる(シンデレラ風)
・野獣は嫁探しをしてた
・終盤までベルは野獣の事を、いい人だが愛してはいないと言ってる
・野獣が元の姿に戻ったのは、ベルの恋人が呪いを受け継いだ為?
・野獣は魔法が使える。元の姿になっても
。。てな感じで、美女と野獣の知名度がまだ低かったせいか、
いろいろ混ぜてみましたって事かな。

2016/03/29
「美女と野獣」(2012年独)
 ドイツ版美女と野獣。
ディズニー版とレナ・セドゥ版の間の作品だが、
エステラ・ウォーレン版もあったから、結構乱発されてる。
物語は毎度同じだが、野獣がハンサムな王子だとわかった後に、
彼しか愛せないと言い出した様な印象も受けた。

2016/03/28
「ビッグ・バッド・ママ」
 アンジー・ディキンソン主演の女版バイオレンス(?)
30年代。ディキンソンと2人の娘は、
金を稼ぐ為にギャングまがいの犯罪を繰り返し、やがて自滅すると言う展開。
まあ、今となってはどっかで見た様な印象は否めない。
何で見たかと言うと、カーク船長が出てたから。
ディキンソンの仲間に加わるが、中途半端なワルだった為に寝返って撃ち合いで死ぬ。

2016/03/27
「三人の名付親」
 ジョン・ウェインによる西部劇(?)
ウェインら3人組の強盗団は、保安官に追われて砂漠を逃走。
途中で死んだ母親の代わりに赤ん坊を育てる事に。
極悪だったはずの3人も、追っ手である保安官も赤ん坊にメロメロで、
いい人になってしまうと言う訳。
スリーメンアンドベイビーとかの元ネタとの事だが、
赤ん坊をめぐる話は後半ようやく始まる。
それも最後まで振り回されるのはウェインだけで、何となく予想した展開と違う。

2016/03/26
「デンジャー・コール」
 ルーク・ゴスが出てるサスペンス。実際の主役はミーシャ・バートン。
ミーシャは911コールセンターのオペレータで、
銀行強盗一味から犯行を予告する電話を受ける。
そこで元夫である警官ゴスに連絡するが、娘を人質にとられて大騒ぎできない訳。
一味の目的は真の狙いから注意をそらす事にあったらしい。
ただし、そんなに緻密な計画と言う印象を受けず。
同時に10店程の銀行を襲うとなれば、
それなりの集団になるはずが、2人でやってる感じ。
ところで、ゴスの相棒がよく見るとマイケル・パレ。
ゴスが容疑者を捕まえるたびにパレが射殺してしまい、不審に思わないあたり、
ゴスもなかなかのでくの坊。だが、彼の作品の中では比較的ましな方。

「ロング・グッドバイ」
 フィリップ・マーロウもの。主役はエリオット・グールド。
私立探偵マーロウは、友人が自殺した件を不審に思って調査すると言う訳。
巧みな推理で真相に近付く印象ではなくて、
関連ありそうな所をめぐってる内に真相がわかると言う感じ。
めんどくさそうにアプローチするマーロウのスタンスが魅力って事かな。
ところで、何で見たかと言うと、シュワルツェネッガーが出てると聞いたから。
マーロウが金を奪ったと難癖をつける男の手下で登場。
なぜか裸になって筋肉を強調するが、セリフはない。
もう1人、マーロウが牢屋に入れられた時の同室がデビッド・キャラダイン。
こちらはセリフはある。

2016/03/21
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
 マイケル・キートン主演のアカデミー賞作。
かつてバードマンと言うヒーローもので人気になったキートンは、
そこに甘んじるのを嫌がり、舞台に活路を見出だそうとする。
テレビでスーパーマンを演じた俳優が、
そのイメージを脱却できずに自殺した話を連想させられる話。
キートンはバットマン、相手役のエドワード・ノートンは超人ハルク
を降板した経緯があり、実体験とダブるところ。
バードマンはキートンの分身と言うべき存在で、幻覚にちょっと出る程度。
ヒーローものの番外編みたいなものと思うと期待はずれ。

「ワイルドなスピード!AHO MISSION」
 ワイルドスピードシリーズのパロディ版。
ビン・ディーゼル風、ポール・ウォーカー風と言った役者を集め、
その「風」と言う程度のクオリティが面白い。
パロディの内容はよくある程度。

2016/03/20
「荒鷲の翼」
 ジョン・ウェイン主演の戦争もの。
いつもながらの勇猛果敢な兵士の話かと思って見ると、そうでもない。
前半は開戦前で海軍の勇者である彼が家庭を顧みない様子が、とりとめなく描かれる。
中盤に階段から落ちて寝たきりに。
何とか松葉杖で歩ける様になる中、真珠湾攻撃を機に現場に復帰すると言う訳。
現場に復帰と言っても、作戦を指揮する程度。
前半も感心しなかったけど、後半も別の意味で感心しない。

2016/03/19
「さすらいのガンマン」
 バート・レイノルズによる西部劇。バートの初期の作品。
家族を盗賊団に殺された先住民バートが復讐すると言う訳。
町の人は盗賊に困っていて、バートを頼りにしたりするので、
先住民だからと言う点はあまり生かされてない。

「激突!2015」
 スピルバーグの激突のリメイク。
名前だけ拝借したバッタもんかと思ったけど、本当のリメイクらしい。
70分程度と言う短尺なので、逆にダイジェスト版を見せられたと言う印象。
微妙に設定を変えたのも災いして、早々に回避できたはずとも感じる。
旧作ではドライバーの意図は不明のままだったが、
本作では猟奇犯風に描かれていて、それもマイナス要素。

2016/03/13
「ドラッグストア・カウボーイ」
 まだ怪しくない頃のマット・ディロン主演作。
ディロンは薬局を襲っては薬をいただくグループのリーダー。
稼ぎ目的ではなく、自分たちでやるのが目的と言う訳。
仲間のヘザー・グラハムがやり過ぎで死んでしまい、ディロンは足を洗う事を決意。
とりとめもない感じだが、そんなに長尺ではないので、まあまあ許容範囲。

2016/03/12
「エアポート2015」
 本家ジョージ・ケネディを忍んでと言う訳ではないが、
インチキシリーズの一編を見る。
旅客機を舞台にしたアサイラムの作品で、乗客が15名くらいなのはお約束。
嵐の中の渦に巻き込まれた機は、独軍との戦争中の欧州へタイムスリップ。
ヒトラーを倒すチャンスと言い出す人が現れたり、
連合軍と独軍双方が未来の技術を狙ったり。
大風呂敷の割に1回も着陸しない間に問題が解決するのはご都合主義だが、
個人的には割に面白かった。

「ハイジャッキング」
 ハイジャックされた機内の攻防を描く物語。
ヴィニー・ジョーンズが出てくるが、早々に死亡。
主役はエクスペンダブルズで見た事ある人と、リンカーンことドミニク・パーセル。
曰くのある富豪の乗った旅客機が、謎の一団に乗っ取られる。
一団は富豪に大金を要求するが、主役2人が大暴れすると言う訳。
実際には、でくの坊と言う言葉は彼らの為にあるような活躍ぶり。
あの状況で大きな男が2人揃って行動するなんて、仲良しクラブかよと言いたくなる。
曰くある富豪が、事件に一枚からんでるのはお約束。

2016/03/06
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
 独軍の暗号機エニグマ解読チームの実話を描く。
エニグマの解読が戦争終結を早めると、
ベネディクト・カンバーバッチやキーラ・ナイトレイらのチームが組まれる。
彼らは巨大な解読機を開発するが、
解読に時間がかかり、成果が出ないと批判されると言う訳。
面白いのは、解読のヒントを得る展開とキーラと婚約する展開。
解読に絡んで、次々謎を解いていくかと言うと、そうでもない。
キーラが同性愛の話を聞いても、それがどうしたとあっさりしているのは、
ウルトラセブンの最終回を思わせる。

2016/03/05
「アパッチ砦」
 ジョン・フォード監督による騎兵隊もの。
辺境の地に左遷されたヘンリー・フォンダ中佐は、
功績をあげようとアパッチ相手に無謀な戦いを挑む。
話し合いで解決しようとする部下ジョン・ウェイン大尉と対立すると言う訳。
フォンダの娘が、大きくなったシャーリー・テンプルで、
音楽に黄色いリボンと同じ曲が使われてるとなると、
何かどっかで見た気がするなーと思ったら、やっぱり見てた。
未見の作品を減らそうと毎日何かしら見てるのに、これは足踏みです。

2016/02/28
「シン・シティ 復讐の女神」
 犯罪渦巻く町シンシティを描くシリーズ第2弾。
今回もほぼ白黒ちょっとカラーの映像で、複数のエピソードが若干絡んで展開。
ジョゼフ・ゴードン・レヴィットは、町を牛耳る父パワーズ・ブースに挑む。
私立探偵ジョシュ・ブローリンは、
元恋人エバ・グリーンに頼まれて彼女の夫を始末する。
ジェシカ・アルバは死んだブルース・ウィリスの復讐をしようとする。
互いが同時進行したりせず、1つずつ描かれるのでわかりやすい。
キャラは前作から継続しているが、俳優は微妙に変わってる模様。
ジョシュ・ブローリンがクライブ・オーウェンにあたるらしい。
パワーズ・ブースは2つのエピソードに登場し、全体の悪役を一手に受け、
エバ・グリーンは何だか脱ぎっぱなし。
前作よりお手軽になったような印象も受けるが、まあまあ面白い。
アルバはかつてほど魅力を感じさせない。

2016/02/27
「美女と野獣」(2014年仏独)
 ディズニーアニメでおなじみの美女と野獣実写版。
エステラ・ウォーレン版はバッタもん感があったが、
本作はスペクターやゴーストプロトコルのレア・セドゥ主演と言う事で見ました。
母親が子供たちに語る形で描かれ、母親の顔は見えないけど誰かは言うまでもなく、
この物語はハッピーエンドですと冒頭に宣言された感じ。
没落した家の娘ベルは、父親の代わりに野獣の屋敷に住む事に。
野獣の境遇を知り、彼を愛するようになると言う展開。
ディズニー版に比べて、ベルや野獣の踏み込んだ描写がある点が特色だが、
うまくこなれているかと言うと微妙。
ただし、レア・セドゥが魅力的に感じれば、物語的な問題は二の次かも。

2016/02/20
「アナコンダVS.殺人クロコダイル」
 巨大アナコンダと巨大ワニが対決する話。
実はアナコンダシリーズとUMAレイクプラシッドシリーズのコラボ作。
ただし、どちらのシリーズからの継続性も感じない。
不死の薬を完成させようとする製薬会社は、
アナコンダにクロコダイルの遺伝子を混ぜるが、お約束の様に両者が逃げ出す。
製薬会社の企みは浅く、追う保安官は特に作戦も立てない。
水着の女学生たちは、ポロリもなく、ただ襲われるだけ。
ヘビとワニではヘビの方が強い一方で、物語的にあきれるほどつまらない。

2016/02/14
「黒帯ドラゴン」
 70年代に流行った黒人を主演に据えたアクション。
主役のジム・ケリーは、燃えよドラゴンで主役から3番目だった人。
相手役グロリア・ヘンドリーは死ぬのは奴らだの黒人初のボンドガール。
師匠の道場が組織に狙われ、ケリーが大暴れすると言う話。
単なる地上げなんだけど、微妙に話が入り組んでもどかしい。
ただし、燃えよドラゴンみたいな香港映画風ではなく、
アメリカ映画になってる点は好感が持てる。

「オデッセイ」
☆☆☆★★★

 本作はリドリー・スコット監督で、マット・デイモン主演によるSF作。
デイモン扮する宇宙飛行士が、火星に取り残されて1人で生き延びると言う話。
数年前に、同じく宇宙空間に取り残されるゼロ・グラビティと言う作品があったが、
条件的には本作の方が数段悪い。
さて、どう生き延びるのか、関心あるところです。

 序盤に、デイモンは仲間の宇宙飛行士と共に火星を探査しており、
軽口を叩いた為に通信を切られる。
そのせいで、忘れられたのかなと思った瞬間、
これって、宇宙のホームアローンじゃないか?と感じた。
(ひょっとしたら、通信を切られたのは他の隊員だったかも)
結局、忘れられたのではなく、
その後に事故があるんだけど、ホームアローンと言う印象は最後までぬぐえず。
デイモンが事故死したと判断した隊員たちは、確認出来ないまま地球に帰還する事に。
生きていたデイモンは、基地に戻って、
次の宇宙船が来る4年後まで生き延びる方法を考える。
残された食糧は1年程度しか持たず、
残りの3年分の食糧が必要だと、基地内に畑を作ってじゃがいもを育てる。
水分も必要だと、酸素と水素を化合して作り出す。
肝心の酸素をどうしたかは触れられてない。じゃがいもの光合成で何とかなるのか?
そもそも、じゃがいもばかり食べて栄養分が偏る事はないのか?
。。なんて点は気になりつつも、
デイモンはアイデアを出す事がどこか楽しげで、
ホームアローンでなければロビンソンクルーソーと言う程度。
ゼログラビティほど精神的に追い込まれない。
一方、地上ではクルーザーが動いている事に気づいて、デイモンが生きていると知る。
予告編では、デイモンの通信を受信して管制室が驚くように見せていたが、
本編にそういうシーンはない。
何とか文字でやりとり出来るようになるだけだ。
後半はどうやってデイモンを救出するかになって、
そこにはアポロ13を連想させるシーンや、
ヤマトを連想させるシーン(全員が命令違反する)などどこかで見た場面が展開。
悲壮な雰囲気はどうにも薄く、ホームアローンと言うのも遠からず。
予告編を作った人も何か違うと感じて、本編にないシーンを作ったのでは。
置き去りにされたデイモンが上昇するロケットに絶叫するシーンや、
何ヵ月かぶりに会話できて感激するシーンがあっても良さそうだが、それもない。
展開は面白い(興味深いと言うべきか)が、
そうした予想されたシーンがないせいか、何となくパンチ不足。
ところで、船長役はゼロダークサーティの人だけど、
デイモンも彼女もインターステラーに出ていた。
かの作品のデイモンの役柄は、人類未踏の惑星で仲間を待っていた宇宙飛行士。
このダブり感も、本作の印象にマイナスに働いてるかも。

2016/02/13
「三人のあらくれ者」
 チャールトン・へストン主演の西部劇。
南北戦争から帰還した南軍将校へストンは、ローナと言う女性と結婚。
彼女が酒場の女と知ったへストンは失望し、
彼女に赤ん坊だけ産ませて追い出そうとする。
過去を隠された事に腹を立て、何となくすれ違う展開はわからないでもないが、
へストンの仕打ちはかなり冷酷で、それでいて最後にひっつくあたりが理解しづらい。
三人のあらくれ者と言う題名だけど、3人が誰を意味するかは気になるところ。
へストンと仲の悪い弟の2人は確定として、3人目はローナ?

2016/02/11
「マキシマム・ブラッド」
 ジャン・クロード・バン・ダムのアクション。
久々に本当の主役で奮戦します。
姪に移植する予定だった腎臓が奪われたバンダムは、弟と共に一味を追うと言う訳。
アクション的には奮戦しているのだが、物語的にはかなり浅い。
でも、もともとB級作品ってこのレベルだったはずで、
さらに下層の作品を見すぎたせいか、かなりまともに思える。

2016/02/07
「ビッグ・アイズ」
 ティム・バートンが実話を描いたと言う作品。
似顔絵で稼いでいた画家の卵エイミー・アダムスは、
同じく画家のクリストフ・ヴァルツと結婚。
エイミーが描いた大きな目の子供の絵は評判に。
画家としてはいまいちだが商才には長けたクリストフは、
それを自分の絵と称して売りまくり評判に。
自分の絵である事を隠す事を強要されたエイミーの不満が爆発すると言う訳。
日本でも人気作曲家にゴーストライターがいた騒ぎがあったが、
うそをつき続ければいつかは破綻するもの。
エピソードも面白いが、クリストフのキャラは007の悪役などよりリアルな悪ぶり。

2016/02/06
「ブラニガン」
 ジョン・ウェインの刑事もの。
ダーティハリーを逃した事を後悔したと言う彼が、マックQに続いて本作に出演。
シカゴの刑事であるウェインは、
宿敵ジョン・バーノン(ダーティハリーの市長)が英国で逮捕されたと知る。
引き取りにロンドンへ行くが、バーノンが何者かに拉致されたと知り、
現地の刑事と真相を追うと言う訳。
現地警察のリチャード・アッテンボロー刑事と捜査方法についてもめたり、
跳ね橋をジャンプするカーチェイスがあるが、物真似と言う印象は否めず。
こういうシーン入れると受けるんだろ?てな感じの手探り風だが、
ウェインのキャラは安定感あり。

2016/01/31
「沈黙の制裁」
 スティーブン・セガール主演沈黙シリーズの1作。
傭兵セガールは、CIAの依頼で情報を国外に漏らした人物を始末。
CIAの背後にいるヴィニー・ジョーンズに捕らわれていた女性を助けた為、
一味に狙われると言う訳。
女性はヴィニーの弱みを撮影したビデオを持ち出すが、
それが致命的な証拠かと言うと、ヴィニーの性癖の記録だから効果は微妙。
かつては凄みのあったセガールも、今では屋敷に突入するシーンもスキだらけで、
無敵ぶりもお約束感が強い。
とは言え、近年のセガール作の中ではまともな出来かも。

「指輪物語」(1978年米)
 指輪物語を映画化したアニメ版。
ピーター・ジャクソンによって実写化された物語だが、
あちらは3部作(しかも1作ごとが長い)だったのに対し、
本作は1作目付近を描いたと言う事らしい。
続く。と言う感じで終わって、続編は作られなかった。
物語は実写版とほぼ同じだが、
その後どうなったかについては、指輪を捨てた事しか覚えてないから、
やっぱり1作目が一番印象に残ってるって事かな。
ガンダルフやフロドあたりは違和感ないが、
旅の仲間(ビゴ・モーテンセン、ショーン・ビーン、オーランド・ブルームあたり)
はだいぶ印象が違う。
また、本作の製作にあたっては、
わざわざ人間で撮影した後、アニメにトレースしたとの事。
人物がアップで出てるシーンではピンと来ないが、
敵の大軍シーンとかはなるほどと思う。
その手法には賛否あるらしく、個人的にはやる必要あるのかなと感じるが。

2016/01/30
「コードネーム:プリンス」
 ブルース・ウイリスが出てるアクション。
今回もブルースは主役ではなく、ジェイソン・パトリックが主役。
ああ、いたねーそんな人と言う印象です。
ジェイソンは娘と離れて暮らすが、連絡できなくなったので探しに向かう。
実は彼には殺し屋だった過去があり、
娘のいる町のボスは、ジェイソンに妻子を殺されたブルースだったと言う訳。
どこかで聞いたような展開で、ブルースが娘の失踪には関与してないとか、
意外に簡単に娘が見つかるとか、詰めの甘い点はあるが、まあまあ悪くない出来。

「殺し屋チャーリーと6人の悪党」
 サイモン・ペグが主役のサスペンス色のあるコメディ。
ペグは殺し屋で、浮気した女を始末するよう依頼される。
その女を利用して保険金殺人しようとする歯科医夫婦。
歯科医から金を取り立てる悪徳警官。
そして女の浮気相手と言う連中の思惑が交差し、誰一人狙い通りにならないと言う訳。
その狙い通りにならないあたりが笑いのポイントで、
ゲラゲラ笑えるよりはブラックユーモアと言う印象。

2016/01/27
「ティンカー・ベルと流れ星の伝説」
 ティンカーベルを主人公にしたシリーズ最新作。
何作目かもうわかりません。
今回の主人公は動物の妖精フォーンで、ティンクはちょい役程度。
フォーンは、謎の動物グラフと仲良くなるが、
他の妖精は妖精の国を滅ぼす伝説の怪物だと警戒すると言う訳。
ちょっとしんみりする面もあるが、本来の主人公を脇役に追いやってまで、
シリーズを続けようとするのはいかがなものか。

2016/01/26
「ミュータント・タートルズ−TMNT」(2007年米)
 オリジナル3部作とリブート版の間に作られたCG作品。
宿敵シュレッダーを倒し、目的を失ったタートルズは散り散りに。
新たな敵が現れ、フット団の残党と組んだと知り、再集結する訳。
もともとのシリーズ設定もよくわかってない上に、
新たな敵の狙いやフット団残党の思惑もよくわからないから、
何やってるのかピンと来ない。
ただし、タートルズは再び結束を固め、
敵(どいつが一番の悪かもわからない)の陰謀は阻止されたらしい。

2016/01/25
「アート・オブ・ウォー3」
 ウェズリー・スナイプス主演の人気(?)シリーズ第3弾。
今回はウェズリーが降板し(思えば活動休止してた頃)、知らない人に交代。
主演から脇役に至るまで、知ってる人が全くいない状態です。
北朝鮮が核兵器を入手しようとし、国連の工作員ショーがそれを阻止する事に。
だが武器商人に襲われた為、
サミットで厳重警戒する中、証人の女性を事務総長の所へ連れていく。
サミットの後じゃダメな理由はよくわかりません。
通常と違って、本作では上司は状況を正しく把握していて、
まさに主人公が余計な事をした為に事態が悪化。
ラストに、あなたが必要みたいな事言って引き留められるが、
引退した方がいいと思います。

2016/01/24
「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」
 夜になると展示物が動き出すシリーズ第3弾。
石板の効果が薄れ、今まで動けていた展示物が次第に動けなくなる。
彼らを救うため、警備員ベン・スティラーは大英博物館へ向かうと言う訳。
舞台を変えても、同じ事の繰り返しと言う印象は否めず。
もう動けなくなる終盤は、
ロビン・ウィリアムズ本人のその後を連想させ、ちょっとしんみり。

2016/01/23
「ブライド・ウエポン」
 女性格闘家ジーナ・カラーノ主演のアクション。
ワイルドスピードの脇役で魅力的だった彼女も、
主演作エージェントマロリーはもうひとつ。
本作の役柄は新妻で、とある島へ新婚旅行に行く事に。
だが、負傷した夫が救急車で運ばれたきり行方不明に。
格闘技の心得がある彼女は、単身真相を追うと言う訳。
展開としてはアンノウンあたりを連想させる感じ。
美人の新妻が事件に巻き込まれて奮戦すると言う設定は嫌いじゃないが、
カラーノは「格闘家にしては」と言うレベルなので、差し引いて見る必要あり。
では、格闘家として凄技を見せたかと言うと、結構やられたりして微妙。
全体的には、マロリーよりは面白かった。

2016/01/17
「荒野はつらいよ〜アリゾナより愛をこめて〜」
 テッドのセス・マクファーレンが西部劇を題材にしたコメディ。
セスは決闘が大嫌いで、
愛想を尽かした元彼女アマンダ・セイフライドに見せつける為に
シャーリーズ・セロンと付き合う事に。
だが彼女が悪党リーアム・ニースンの妻だった為に命を狙われると言う展開。
テッドの人らしい下品なギャグはあれど、
全体としてはちょっとひねった西部劇で(凄くひねってはいない)なかなか面白い。
クリストファー・ロイドのドク・ブラウンや、
ジェイミー・フォックスのジャンゴとたまたま遭遇するのも楽しい。

「米軍極秘部隊ウォー・ピッグス」
 ルーク・ゴスとドルフ・ラングレンと言う組合せの戦争アクション。
上官役がミッキー・ロークで、B級ないしC級アクション俳優揃い踏みと言うところ。
ゴスは米軍将校、ドルフはフランス人将校役。
前半は特殊チームを結成して特訓するシーンが続く。
後半は、独軍が設置した新型大砲の存在を確認に行く(破壊ではなく)と言う任務に。
ナバロンの要塞ライト版と言う印象。
あるいはナバロンのTVシリーズ版の第1話か。
どう考えても、新型大砲が目玉の基地に潜入したメンバーが捕まり、
何の目的で来たと尋問を受けるのもマヌケな感じ。
ただし、ゴスやドルフの出演作としては、かなりまともな出来。

2016/01/11
「タイムリミット−72」
 デスレース2のルーク・ゴス主演のアクション(?)
軍人のゴスが、なぜだか刑事とロシアの捜査官と言うコンビに追われる。
さらに別の追っ手もいて、危険な仕事はやめてと言ってた恋人も一枚かむ。
何が何だかわからないまま展開し、80分の映画の残り5分くらいの所で、
実はゴスが軍の機密を盗み出したと判明。
早く言ってよーと言う印象だが、
それがわかった所で、ドタバタの説明がすべてついた訳でもない。

2016/01/11
「メガフォース」
 キャノンボールのハル・ニーダム監督作。
デルタフォースと混同するけど、本作は主役が知らない人なのが難。
無国籍な極秘軍隊メガフォースが活躍する話。
日本の戦隊ものの第一話と言う印象で、巨大な秘密基地も登場。
ただし、設定はかなり浅い感じで、敵の悪事もこちらの作戦もよくわからずに終了。
ラストに登場する空飛ぶバイクも戦隊もの風で、構造的に飛ぶとは思えない。
スタートレックのパーシス・カンバータが出ているのも見所だが、
チームの紅一点ではなく、ちょっと出した程度。
ちなみに、カンバータは早くして亡くなってるらしい。

2016/01/10
「脱走特急」
 フランク・シナトラ主演の戦争アクション。
以前見たけど、まとめたのがどこかへ行っちゃったので再度見ました。
シナトラは米将校で伊軍の捕虜に。
伊軍が降伏し、独軍によって移送される事に。
もともと独軍に反発していた伊軍将校と協力して列車を乗っ取り、
スイスに逃れようとする。
途中の検問では独軍のフリをするなんて、スパイ大作戦風の奇抜な作戦が面白い。
伊軍将校が協力者と言う点も面白いが、
痛快なアクションかと言うと、そうばかりとも言えないラストがインパクトあり。
見た事あるはずなのに、え?!と思って、巻き戻しちゃった。

2016/01/09
「夕陽のギャングたち」
 セルジオ・レオーネ監督によるマカロニウエスタン。
山賊ロッド・スタイガーはジェームズ・コバーンを襲うが、
彼が爆破のプロと知り、銀行強盗を持ちかける序盤はまずまず面白い。
だが、町は革命で様変わりし、もともと革命の士だったコバーンに引きずられ、
スタイガーも革命に参加する羽目になる後半は、あまり盛り上がらず。

2016/01/03
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
 レオナルド・デュカプリオがまたもマーチン・スコセッシと組む。
レオ様扮する実在の証券マンは、ブラックマンデーで路頭に迷う。
そんな中、クズの様な株を売りつけて、多額の手数料を得られると知り、
話術でのしあがる。
女をはべらしたり、クスリでハイになってらんちき騒ぎしたりするが、
FBIに目をつけられる様になると言う訳。
やってる事はアビエイターと同じと言う印象もあるが、
個人的にサクセスストーリー的な話は好きで、
ヒューズみたいに迷走しないあたりは好感が持てる。
2回目の奥さんが魅力的で裸もあり。夫につられて、おかしな道に行かない点も良い。

2016/01/02
「ホビット 決戦のゆくえ」
 ロードオブザリングの前日談の第3弾。
前話で暴れ出した竜を倒すあたりが前半。
後半は、竜亡き後に残された財宝をめぐって、各種族が対立する話。
前話が中途半端に終わった印象があるので、合わせて1話でも良かった気が。
ロードオブザリングの登場人物が出てきたり、雰囲気を維持してる点は評価できる。
個人的には、ドワーフとかエルフとかオークとか人間とかの区別がつかず、
何が起きてるのか、よくわからないのが難点。
ロードオブザリングは指輪を捨てにいくと言う大きな目的があったが、
本シリーズは何がしたかったのやら。
いろんな種族をビルボがまとめたって事かな。

2016/01/01
「ミュータント・ニンジャ・タートルズ3」
 最近リメイクされたシリーズのオリジナルの第3弾。
謎の笏の力で、エイプリルが日本の中世へ飛ばされる。
タートルズも後を追うが、騒動に巻き込まれると言う訳。
・騒動は解決する
・元の時代には戻れる
。。と言う展開はお約束として、対立する2つの家の争いと言う、
ロミオとジュリエット的な事が起きているのは後半までわからず、そこは説明不足。

翌年へ 前年へ