映画感想速報
 映画のあらすじと感想をまとめ続けてきましたが、なかなか文章をまとめるのが大変で、まとめた頃には古い話になっている事も少なくありません。そこで、速報的に公開する事にしました。

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2017/12/31
「パッセンジャー」
 クリス・プラットとジェニファー・ローレンスによるSF作品。
惑星間の移住が行われる時代で、彼らは120年間の人工冬眠に。
ところが事故でプラットが30年の所で目覚めてしまう。
再び冬眠する事は出来ず、まして残り90年を待つ事も出来ない。
少人数の密室劇を宇宙を舞台にしてみた感じ。
数年後に仲間が増える所はロビンソンクルーソーみたいだが
本作の特筆すべき点は、その相手を自分で選んだところ。
ただし、それは相手の人生を左右する選択でもあったと言う訳。
その後、いろいろあって、1人だけ冬眠できるようになるのはご都合主義だが
そこで彼らがどういう選択するのかは興味深いところ。
ちなみに、この宇宙船の船長はアンディ・ガルシアだが
ラストにちらっと出ただけ。

2017/12/30
「ドクター・ストレンジ」
 マーベル系の新しいキャラによる作品。
ベネディクト・カンバーバッチ扮するドクターストレンジは、
細かい作業を得意とする天才外科医だったが、事故で手が麻痺してしまう。
何とかならんかと、いろいろ探した結果、不思議な力を操る一団な存在を知る。
カンバーバッチも力を習得するが、
力を悪用しようとするマッツ・ミケルセン一味が現れる。
カンバーバッチは筋が良かったようで、マッツ一味との対決の先頭に立つと言う訳。
不思議な力は魔法みたいな感じで、何がどうなってるやら良くわからない。
でも、ストレンジが初登場と言う事もあり、大勢出てくるやつより面白い。
カンバーバッチとマッツと言う、ちょっとくせ者の組み合わせも良いね。

2017/12/29
「第27囚人戦車隊」
 デビッド・キャラダインが出てる戦争もの。
独軍の囚人による部隊を描く話で、キャラダインはその上官役。
戦車にも乗るけど、戦車専門の部隊と言う訳ではなさそう。
囚人たちだから、上官にもあまり従わないあたりがポイントとは思うが、
さほど面白くならない。
部隊のメンバーの区別がつかないからか。
キャラダインらに反旗を翻すラストは面白い方。

「Disney's クリスマス・キャロル」
 ちょっとリアルなCGによるクリスマスキャロル。
スクルージや聖霊役がジム・キャリー。
いろんなバージョンを見比べてるけど、どれもあまり代わり映えしない。
若干、ジム・キャリーに似てる気がするあたりが見どころですかね。

2017/12/24
「パシフィック・ウォー」
 ニコラス・ケイジ主演の実録もの。
邦題から連想する様な海戦ものではない。
ジョーズでロバート・ショウが語ったインディアナポリス号の話。
原爆を運ぶ任務を負った彼らは、その帰路に日本軍によって撃沈される。
漂流する兵士たちはサメに襲われて、多くの犠牲が出ると言う訳。
ジョーズで語られた様な、極秘作戦だから助けを呼べないと言う緊迫感はない。
ただし無線が壊れて、結局助けは来ない。
救出後にニコラスが裁判にかけられるあたりは、ハドソン河の奇跡風。
撃沈した側の日本軍艦長がニコラスをかばうあたりは好感が持てる。
ちなみに、鮫の惑星パシフィックウォーと言うのを見たばかりだが、
鮫が出てくる点も被る。

2017/12/23
「鮫の惑星:海戦記(パシフィック・ウォー)」
 鮫の惑星第2弾。
前作と同じく水没した世界が舞台だが、
なぜそうなったかは語られず、似た設定の別の話かも。
今回もウォーターワールド風の話で、
デニス・ホッパーみたいな暴君がジョン・サベージ。
彼は鮫を操るシステムで、人々を従わせている訳。
一方、鮫を超能力で操る少女もいて、これが対決する展開。
前作は、まだ鮫が人類の脅威となった感があったが、
本作の鮫は人間の小道具に過ぎず、鮫の惑星には程遠い。

2017/12/17
「宇宙からの脱出」
 宇宙から戻れなくなった飛行士を生還させるドラマ。
初見ではないが、まとめてなかったので見る。
有人宇宙船で事故があり、地球への帰還が不能となる。
酸素は2日しか持たず、地上のグレゴリー・ペックは早々に救助を断念。
何とかせよと言う大統領命令が出て、突貫で救助艇を送る事に。
ハリケーンで発射が遅れ、台風の目から発射するが
3人中2人分の酸素しか残っていないと言う展開。
SF作品では宇宙へ脱出する方が普通なので
初見の時は、ただ帰ってくるだけじゃんと言う印象だった記憶あり。
当時はアポロ13の事故も知らなかったが
本作の公開直後に事故があったとの事で、先見の明があった事になる。
ただし、見せ場的にはアポロ13を描いたロン・ハワード作よりも地味。
今見ると、ペックがリチャード・クレンナ船長に
暗に2人分しか酸素がないと告げるシーンが死刑宣告みたいで怖い。
まだ主役でなかったジーン・ハックマンが精神的に参る飛行士役。

2017/12/16
「スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン」
 シリーズ3部作に続く日本製アニメの1作。
人間とバグの戦いが続いていたと言う出し殻の様な話で
何かが展開したとか、サイドストーリーを明かされたと言う印象はない。
実写版のリコとカルメンが出てくるが
この手のCGアニメは顔の見分けがつかないと言う難点あり。
妙な質感の女性兵士の裸も出てくるが、
それが誰だったのかはよくわからない。

2017/12/10
「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」
 猿の代わりにサメが地球を支配すると言う話。
いろんなサメ映画が出来るけど、まだまだこの手があったかと思わされます。
地球温暖化で陸地で水没し、水上に作られた都市をサメの大群が襲う展開。
どちらかと言うと、ウォーターワールドがサメに襲われた感じ。
サメに人類を支配する意図はなく、たまたまエサとして食われただけ。
サメ軍団を崩壊させようとか、水面を下げようと言う研究が進行するが
その理屈はよくわからない。
本家猿の惑星や、シャークネード等の珍作品ほど、設定の面白さはない。

2017/12/09
「Mr.&Mrs.スパイ」
 ワンダーウーマンのガル・ガドットが出てるアクションコメディ。
ジェフとカレンの平凡な夫婦の隣に、ガドット夫妻が越してくる。
ジェフらは彼らに憧れるが、彼らが実はスパイだと気付くと言う訳。
こんなようなの見た事がある気がして、目新しさはもう一つ。
(Mr.&Mrs.スミスじゃなくて、キス&キルとかね)
ジェフが人事課ならではの目線を発揮する展開は良かったが、さほど効果を上げず。
ガドットの下着シーンはボーナスと言う感じでしょうか。

「ジャスティス・リーグ」(2017年米)
☆☆☆★★

 ジャスティスリーグと言うのは、マーベルのアベンジャーズと同じ発想で
DCコミックの超人たちが大集合して活躍すると言う話。
もともとはジャスティスリーグの方が先だそうです。
バットマンVSスーパーマンに登場した3人(ワンダーウーマンも含めて)に加え
フラッシュ、アクアマン、サイボーグと言う6人が集合。
あ、いや、スーパーマンは死亡しているので5人ですね。
でもスーパーマンが復活するのは、まず間違いないと思ってます。
マーベルばりに単発映画も企画してて
夏のワンダーウーマンは本国でヒットしたと報じられました。
新規参入3名の単発ものも劇場で見るかは微妙だが、大集合は見ときましょう。

 スーパーマンの死で世の中が落ち込む中、
バットマンは異変が起きている事に気付く。
古代に人類の敵だったステッペンウルフなる奴が復活したのだ。
ステッペンウルフは普通でも怪力なのだが、
パワーを秘めた3つの箱を集めると最強になると言う。
この箱は、人類、アマゾン族、アトランティス族がそれぞれ封印していた。
そんな事とは関係なく、バットマンことブルース・ウェインは超人たちを集めていた。
海で暮らせるアクアマンはアトランティス族で、箱の件で関わらざるを得ない。
人類の箱を利用して強化されたサイボーグも同様。
若造であるフラッシュは軽いノリで参加。
アベンジャーズが何人集まったか数える気もないけど
本作の5人と言うのはちょうどよい加減で、割にわかりやすい。
中盤の後ろくらいになって、スーパーマンを復活させると言う話が浮上。
と言うか、冒頭で出演者にヘンリー・カビルと出ていたので
復活を隠す気もなかったようです。
この復活にそれなりの尺を取っていて、ステッペンウルフの脅威はどこへやら。
チーム結成させる事だけが目的の映画なんやなと、認識させられる。
すごく強いはずのステッペンウルフは割に簡単に倒されるが
アベンジャーズ式に長いのは苦手なので、2時間に収まってるのは好感が持てる。
追加メンバーのアクアマンは、似たようなキャラを見た事ある印象。
サイボーグの父親は、ターミネーターの生みの親ジョン・モートン。
個人的には若造のフラッシュが、スパイダーマンを思わせて好感が持てる。
次回作以降に続く描写はないかと思わせて、
エンドタイトル後に脱走したルーサーが登場。
こちらは悪のチームを組もうと、誰かに会ってるんだけど
アメコミに強くないので誰だかわからない。
デッドプールの様にも見えるのだけど、あれってマーベル系のはず。
と思ったら、デスストロークと言う似たようなやつらしい。
(これもDCの方が先らしい)
グリーンランタンが7番目として出てくると言う噂もあったけどそれはなし。
あまり次を見たくさせる終わり方ではないかも。
あっ、これってネタバレ?
ちなみに、スーパーマン登場シーンにはジョン・ウィリアムスの旋律がちらっと出る。
さらに、バットマンもダニー・エルフマンの旋律が出た気がして
これは他人の空似かもとも思ったが、エンドクレジットに曲使用が書かれてました。

2017/12/03
「クリスマス・キャロル ザ・ミュージカル」
 クリスマスキャロルのミュージカル版。
冷徹な金貸しのスクルージは、3人の精霊によって過去現在未来を見せられる。
いっぱいあるクリスマスキャロル関連作をつぶし中。
最初はどんな話かしらなかったけど、
もうお馴染みのストーリーと言える様になりました。
本作の特筆すべき点は、
ジェニファー・ラブ・ヒューイットがちょい役(スクルージの恋人)で出てる点かな。
物語の描き方は比較的丁寧。

2017/12/02
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」
 ティム・バートン監督によるダークなファンタジー作。
主役はエバ・グリーンで、ジョニー・デップも元嫁さんも出てません。
物語の主人公はヒューゴの不思議な発明の少年で
彼は怪死した祖父の秘密を追って、エバ・グリーンのいる屋敷へ。
そこは時間の流れを外れた「ループ」と言う世界で
ループをリセットし続ければ、住人は永遠に生き続けられると言う。
入れるのは奇妙な能力を持つ異能者だけで、少年も異能者だったと言う訳。
異能者たちはアダムスファミリーみたいで、
異能者を殺して生き永らえようとする一味もいると言う展開。
大勢出てきて交通整理が必要な一方で、どこかで見た感は否めません。

2017/11/25
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
 ハリーポッターと同じ世界観と言うシリーズ第1弾。
時代的にはハリーよりも前。
魔法動物と言う奇妙な動物をいっぱい連れているニュートがNYを訪問。
だが動物が逃げ出して大騒ぎになると言う訳。
ハリーポッターシリーズはノルマ感が強かったが、第1作の頃は面白かった。
本作も新しい設定で興味を惹かせるが、いつまでも続くかは微妙なところ。
いろんな種類の動物がいて区別がつかないのは、なかなかに悪い予兆。
主人公ニュートが、魔法使いとして見習いでもなく、
達人でもないと言う中途半端さも、イライラさせられるところ。
悪役はコリン・ファレルなんだけど、
ラストで実は彼がジョニー・デップだったと判明。Dr.パルナサスかと思いました。
彼が若きボルデモートだとか言い出さない事を、切に願います。5作続くらしいです。

2017/11/24
「マイ・ベスト・フレンド」
 トニー・コレットとドリュー・バリモア共演のドラマ。
バリモアちゃんが出てるからラブコメを期待したけど、そうではなかった。
コレットとバリモアは幼い頃からいつも一緒の親友。
それぞれの家族も、また家族の様な関係。
初体験も結婚も妊娠もコレットが先で、バリモアは体外受精でようやく妊娠。
喜びを分かち合いたいところだが、コレットが癌に侵されていたと知ると言う展開。
難病ものと卑下した見方をした事もあるが、
親友2人で真面目に取り組む様に好感が持てる。
一番のツボは、バリモアの出産の為に、コレットが病室を抜け出てかけつけるシーン。
それに協力するのが母親ジャクリーン・ビセット。
往年の面影を少し残しつつ、ちょっと嫌なタイプの母親を演じてます。
コレットとバリモアのどちらに感情移入するかも、この映画を見る上で面白い点だが、
どちらの目線で見ても良いです。

2017/11/23
「シャークネード ワールド・タイフーン」
 サメの台風が登場するシリーズ第5弾。
神殿にあった石がサメ台風を呼び寄せるだけでなく、
嵐の中心に時空を超える門ができると判明。
おかげで世界各地にサメ台風が出現し、東京も出てくると言う訳。
物語は散漫になった印象で、サメである必然性はあまりない。
007、インディ・ジョーンズ、バック・トゥ・ザ・フューチャーのパロディがあり
初代ウフーラ、オリビア・ニュートン・ジョン、
そしてドルフ・ラングレンがゲスト出演。
特にドルフの登場は意表を突いた感じで、まじかよーと言いたくなりました。

2017/11/19
「すばらしき映画音楽たち」
 映画音楽の歴史を紹介するようなドキュメンタリー。
以前、SF映画や動物パニックなどを集めた作品を見た事があって
それは各ジャンルの歴史を描いた感じだった。
本作もそんなのを期待したけど、
初期の映画音楽の話が出て以降は、有名作曲家の特徴を紹介する感じ。
映画音楽が映画を盛り上げると言うところも、もう少し説明がほしかった。

2017/11/18
「400デイズ」
 スーパーマン・リターンズのブランドン・ラウスのSF系サスペンス。
ブランドンを含めた4人の宇宙飛行士は、
閉鎖された空間で400日間過ごす実験に参加。
宇宙での生活を疑似体験すると言う事だけど、あくまでも地球上。
閉鎖空間だから精神的にまいるのは当然なんだけど、
途中から、外で何やら異変が起きている気がしてくると言う展開。
本当に何かが起きてるのか、それとも実験の一環なのかは最後までわからず。
登場人物なみに、見てる方もイライラさせられます。

2017/11/12
「イントゥ・ザ・ミッション」
 ルトガー・ハウアーが出てるB級アクション。
他にダリル・ハンナ、ダニー・グローバー、マイケル・マドセンが出演し、
ちょっと前のその手の人たちを集めた印象。
ルトガーとダリルは、ブレードランナーでレプリカント仲間でした。
主人公は兄弟の中でも知名度の落ちるスティーブン・ボールドウィン。
何やら荒廃した未来で、政府側と反政府側が争う話。
スティーブンは反政府側で、無線で支援するのがダニー。
対する政府側の大佐がルトガー、少佐がダリル、傭兵がマイケル。
何で争ってるのかは、見てても良くわかりませんでした。

「ロング・トレイル!」
 ロバート・レッドフォード主演のロードムービー的作品。
レッドフォードは旅行記を書く作家で、
3400キロに及ぶアパラチアン・トレイルと言う山道を行く事を決意。
日本列島と同じくらいと言う驚異的な距離です。
これを踏破する人は挑戦者の10%未満と言うが、ぼちぼちいるらしい。
それでも妻エマ・トンプソンは無謀だと反対。
誰か同行するなら良いと、旧友ニック・ノルティが同行する事に。
その後は、道中でいろんなハプニングがありましたと言う描き方で
週一で連載される体験記と言う印象。
道中で知り合うメアリー・スティーンバージェンはちょっと出るだけ。

2017/11/11
「ワイルドガン」
 キーファー・サザーランド主演の西部劇。
ドナルド・サザーランドが父親役で共演。親子の共演はこれが初めてぽいです。
行方不明になっていたキーファーが故郷に舞い戻る。
町には土地を奪おうとする一団がいて、再び銃を手にすると言う展開。
ブロンソンを思わせるシンプルな西部劇で好感が持てる。
父ドナルドは毒のあるキャラで売ってきたが
本作では息子との別れに涙ぐみ、この点も好感が持てる。
キーファーの元恋人役がデミー・ムーアで、これは別の人でも良かったな。

2017/11/05
「ザ・コンサルタント」
 ベン・アフレック主演のサスペンス(?)
小さな会計事務所の会計士ベンは、大企業に見つかった使徒不明金の調査をする事に。
不正会計があったと証明した彼は、一味の襲撃を受けるが撃退。
実は彼には凄腕の殺し屋と言う裏の顔があったと言う訳。
これに使徒不明金に気付いた経理担当の女性と、
謎の会計士を追う財務省の局長と部下が絡む。
(財務省のコンビは、ベンに直接は絡まない)
ベンの凄腕ぶりがなかなか面白いのだが、
本作の独特な味は、彼が実は自閉症だと言う設定にある。
正確に言うと、冒頭から彼の弟が自閉症だと言う描写があり、
兄もそうだったとわかるのは物語が中盤に差し掛かった頃。
じゃあ、弟はどうなったんやと言う答えは、何となく察しがついてしまう。
自閉症が描きたいのか、サスペンスを描きたいのか、どっち付かずになっている印象。
一方で、序盤からベンに指示を出す謎の女性がいて、その正体がわかる結末は面白い。

2017/11/04
「あぁ、結婚生活」
 大人の恋愛模様を描いたドラマ。(ブラックなコメディ?)
ピアース・ブロスナンが出てるから見たのですが
彼は狂言回し的で、本当の主人公はたぶんクリス・クーパー。
恋人レイチェル・マクアダムスと結婚したいクーパーは、
愛妻パトリシア・クラークソンと離婚したいと考える。
クーパーの友人ピアースはレイチェルに一目ぼれし、自分になびくように画策。
実はパトリシアも浮気していたと知るが、丸く収まるようにそれを隠す。
一方、思い余ったクーパーは、離婚して妻を苦しめるよりも
いっそ殺害しようと考え、毒薬を入手すると言う展開。
それぞれがいろんな想いで行動し、最終的に丸く収まると言う訳。
まあまあ面白かったけど、個人的に感心したのはDVD特典の別エンディング。
3パターンあって、いずれも数十年後を描く。
@ 孫の結婚式の帰りに、薬の広告を見たクーパーは動揺して事故を起こす。
パトリシアが死に、重傷を負った彼はピアースに死なせてくれと頼む。
ピアースが同じ薬でクーパーを殺害し、裁判で涙ながらに真相を告白する。
A @と同様だが、裁判なしで終わる。
B クーパーは薬の広告を見て複雑に想うが、事故は起こさずに走り去る。
なんかタイムトラベルものを見てるみたいで、
人生にはいろんな可能性があるんだと感じた。

「ボディヒート/3人目の美少女」
 ボディヒートのシリーズ第3弾。
今回も魔性の少女が登場し、1作目のアイビィの妹との事。
3作とも細ーいつながりがあると言う訳です。
少女ヴァイオレットの母親は家政婦だったが
主人と関係していたと夫人にばれ、家を追い出されてしまう。
ヴァイオレットと夫妻の娘ジョイは、実の姉妹のような仲だったが引き離される。
11年が過ぎ、夫人が亡くなった屋敷にヴァイオレットが舞い戻ると言う展開。
前2作は、主人公の魅力に周囲が惑わされたが、
本作は最初から一家への復讐目的で乗り込んでいる。
ジョイにまで恨みを抱く事はない気がするが。
最後はお約束の転落死を遂げるが、ベランダではなくて階段なのは若干リアル。
主人公は知名度を落として裸を増やしており、
スピーシーズの後期作品と似たDNAを感じる。

「ボディヒート/秘められた欲望」
 ボディヒートのシリーズ第4弾。
一応、本当のシリーズらしいのだけど、前作までのような細いつながりもなくなる。
田舎出の女学生デイジーは都会にある大学へ。
大学には秘密結社と言うべき集団があり、その名が「アイビー」と言う訳。
成績優秀なデイジーもここへ取り込まれそうになる。
ポール・ウォーカーが出たスカルズとか言う映画があったが、その女性版と言う趣。
前作までの魔性の女ものではなく、デイジーの裸すら出てこないので拍子抜け。
デイジーが学生寮で恋人ブレイクを作っときながら、
故郷のウイルを想い続けていたと言うラストも珍妙な感じ。

2017/11/03
「クリミナル・ミッション」
 ジョン・トラボルタが出てくるサスペンス(?)
ザックら高校時代の悪友4人組が、同級生の葬式を機に久々に合流。
インサイダー取引で儲ける事になるが株が暴落。
資金を作る為に、トラボルタの組織に借金していたとわかる。
トラボルタは借金を帳消しにする代わり、敵対組織関係者の誘拐を要求。
どんどん泥沼にはまっていく展開は、まあまあ面白い。
終盤になって、こうなったのが偶然ではなく
4人がそれぞれ思惑を持っていたと判明するが、これが早口でよくわからず。
製作側の自己満足と言う印象で、見てる側は消化不良。

2017/10/29
「ミッキーのクリスマス・キャロル」
 ディズニーキャラによるクリスマスキャロル。
短いかなとは思ったけど、30分弱と言う代物。
ミッキー他おなじみのキャラが、
クリスマスキャロルを演ずると言う設定で手塚マンガみたい。
もともとこの話を基にしたスクルージと言うキャラがディズニーにいたらしい。
30分なので話は駆け足程度。

「ボディヒート2/挑発」
 アリッサ・ミラノ主演のセクシーサスペンス。
アリッサはアイドル歌手として好きだったんだけど、
出演作はコマンドーくらいしか見てないすね。
バリモアちゃん主演作の題名だけ拝借したいんちきシリーズみたいだけど、
バリモアが残した日記に影響されたと言う事らしい。
美大生のアリッサは内気だったが、大学で何か開放される。
同級生を恋人に持つが、教授のヌードモデルもする様に。
そうこうする内、教授がアリッサの魅力にはまって自滅する展開。
アリッサは魔性の女と言う感じでもなく、勝手に教授が暴走した印象。
最後にベランダから落ちて死ぬのは、このシリーズのお約束なのか。
前作のバリモアよりもアリッサの裸は多いです。

2017/10/23
「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」
 アウトローで初登場したリーチャーものの第2弾。
元軍警察にいたリーチャーは、
無線でしか会話したことのないターナー少佐が逮捕されたと知る。
それが濡れ衣だと察知し、軍刑務所から逃がして2人で真相を追うと言う展開。
流れものだが異様に強いと言うのが前作でのリーチャーの魅力で
本作でも雰囲気は維持しているが、
格闘で負けたりして、「異様に強い」と言うほどではない。
逆に女性兵士であるターナー少佐が結構強いのだが、
2人で並んで全力疾走で走るのはちょっと違和感あり。

2017/10/22
「レッド・ダイヤモンド」
 ブルース・ウィリスが出てるアクション。
邦題はREDに便乗した感じか?
主人公ジャックはあまり見掛けない俳優さんで、
組織に脅されてダイヤを盗む羽目になる。組織のボスがウィリス。
逆に組織を倒すと言うよくある展開だが、何と言うか可もなく不可もなくと言う印象。
すなわち、つまらなくないけど、面白くもない。
なぜか主人公の周囲の登場人物が女性(そして美女)ばかりと言うのはご愛敬。

「猿の惑星:聖戦記」
☆☆☆★★

 SF史上に残る名作を皮切りに作られたシリーズの第9弾。
もともとのシリーズは5作目で完結したが、
その後ティム・バートンによる番外編が登場。
さらに、地球が猿の惑星になるまでを細かく描く新シリーズが作られ、
本作はその第3弾。
実は最後の猿の惑星を劇場で見たので、5作連続で劇場で見てる事になります。
本作も見ます。

 前作までで猿は独自のコミュニティを形成していたが、
人間との戦いが終わった訳ではなかった。
猿を根絶やしにしようとする人間がいて、しかもそれなりの武力を保持していたのだ。
(ヘリとか出てくる)
中でも、ウディ・ハレルソン扮する「大佐」は、
猿のリーダーたるシーザーを倒そうと執念を燃やしていた。
新シリーズ第1作は、猿の惑星が誕生したきっかけがウィルスだとして描かれていて、
オリジナルとは設定が違うけど、それはそれで興味深かった。
これは旧シリーズ4作目の猿の惑星/征服に相当。
第2作は猿と人間の争いの行方を描いていて、
これは旧シリーズ5作目の最後の猿の惑星に相当。
では本作は何?と言うと、4作目と5作目の部分をまた繰り返した印象を受ける。
大佐に家族を殺されたシーザーは復讐心を燃やし、
前作の悪い猿コバと変わらない存在になったと自覚する。
猿の中には、人間の手下になって生き永らえようとする奴が登場。
一方、人間側も疫病を広げかねない人間を抹殺しようとする連中と、
それを良しとしない連中に分裂。
前作では猿は猿を殺さない(でも人間は人間を殺す)と言う言葉があり、
痛烈な戦争批判に感じた。
じゃあ本作はどうなんかと言うと、構図をややこしくした為に、主張がぼやけた感じ。
オリジナルで大半の人間は言葉を話せなかったが、
本作でなぜそうなったかの説明があったりして、
第1作へ近付ける点に注力した印象を受ける。
これはこれで面白かったけど、前作の様な強いメッセージは感じられず。
物語は完結していて、続編は作られないと思う。
オリジナルは数千年後の世界だから、
本作のノバがあのノバになった訳ではないはずです。

2017/10/21
「ハイジャック・ゲーム」
 ドルフ・ラングレンが出てるアクションもの。
主人公はデニス・リチャーズで左遷されたFBI役。
何か老けたのか、いじったのか、顔にかなりの違和感があります。
リチャーズが移動中に乗った旅客機がハイジャックに遭う展開。
一味の狙いは乗客の一人が持つダイヤだけで
その乗客も機が狙われてると知ってて、わざわざ乗ってしまう始末。
一味は航空保安官を異常に警戒するが
たまたま乗り合わせたリチャーズは終盤までほぼノーマーク。
一番驚くのは、離陸体制に入った機から脱出用スライドを出して
乗客全員を脱出させるシーン。発想は面白いけどそれは無理。
ドルフは一味のリーダーって事で、奪った機をずっと操縦してて
格闘とかにはあまり参加しない。

「ボディヒート」
 ドリュー・バリモア主演のセクシーサスペンス(?)
バリモアちゃん迷走期の作品で、
こんなようなの見てたと思ってたんですが、未見だったようです。
主人公はバリモアではなくて、シルビーと言う別の少女。
金持ち一家のシルビーは奔放なバリモアに憧れて接近。
バリモアはシルビーの屋敷に居座るようになる。
最初、両親は彼女を毛嫌いするが、次第に惹かれていく。
一家が彼女に振り回させると言う訳だが、バリモアが何をしたいのかはよくわからず。
シルビーの父親と絡んでるシーンはあるけど、裸はたぶん出てない。
レオナルド・デュカプリオが出てると聞いたけど結局わからず。
YouTubeで見たけど、それでもよくわからない生徒役で、ほんとにちらっと出るだけ。

2017/10/15
「プリズン:インポッシブル」
 ドルフ・ラングレン主演のアクション。
本当に主演してるやつです。
ドルフは組織からUSBを入手するが、捕まって刑務所に入れられる。
USBを渡された仲間が脱走させ、情報を基に組織が持つ大金を入手すると言う話。
その隠された金は刑務所にあった様に思えたが、
ドルフが捕まったのは計算づくだったのか、あるいはあれは刑務所じゃなかったか。
確認の為に見直したい程の出来ではないが、ドルフ主演作にしてはマシな方。

2017/10/14
「ジョイ」
 ジェニファー・ローレンス主演の実話ものドラマ。
ジェニファー扮するジョイは、
問題を抱えた家族に振り回されて、貧しい生活を強いられてきた。
ある時、便利なモップを思い付いた彼女は、行ける!と思って商品化。
なかなか売れずに苦戦する中、テレビショッピングに出すチャンスを得ると言う展開。
これだけだと、アイデア主婦を特集したワイドショーの企画みたいだけど、
彼女の背景が面白い。
両親は離婚して、それぞれ新しい恋人を作るが同居は続ける。
ジェニファー自身も、別れた夫と同居を続ける珍妙な一家。
これが、商品化の実現の為に結束したかと思いきや、足を引っ張ったりもする。
一番のツボは、テレビ出演で緊張したジョイに、
親友が(サクラで)電話してきたシーン。
ここで物語的に盛り上がるんだけど、その後訴訟騒ぎになって尻すぼみに。
ちなみになぜ見たかと言うと、バージニア・マドセンが出てるから。
かつての面影もないジョイの母親役。父親役はロバート・デニーロ。

「ピラニア リターンズ」
 復活したピラニアの続編。
なかなかテレビでやらないからレンタルしました。
前作で惨劇が起きた湖と、地下でつながってる湖にピラニア群が移動。
ただし、そこは主戦場ではなかった。
湖の水を汲み上げてオープンしたプールに使用した為、
こじんまりしたプールの中で、前作と同様の惨劇が起こると言う訳。
発想的にはシャークネードに似た感じ。
前作のエログロ路線は踏襲していて
このプールはエロで客を呼ぼうとしてるので、裸はあちこちで見られる。
(ポロリではなくて)
グロの方も遠慮なくて、少年さえも犠牲に。
かつては禁じ手と思われてたんですけどね。
ゲーリー・ビシーが出ているが、冒頭であっさりやられる。
クリストファー・ロイドが前作に続いて出ているが
特筆すべきはデビット・ハッセルホフが本人役で出ている点。
ベイウォッチを思わせるライフガード役を演ずるが
惨劇の最中にはほぼ役に立たないダメぶりを披露します。

2017/10/09
「マリリンとアインシュタイン」
 女優と教授をめぐる人々を描く話。
名前は出てこないが、女優はマリリン・モンローで、教授はアインシュタインのこと。
同様にモンローの夫だったジョー・ディマジオや、
赤狩りで知られるマッカーシー議員も登場。
マスコミやファンに追われる日々に嫌気が差した女優は、
かねてから憧れていた教授の所へ押し掛ける。
頭悪そうな女優だが、相対性理論を彼女なりに理解していたと言うシーンは面白い。
その後、彼女と別れたくない野球選手や、
赤狩りを正当化する為に教授を味方にしたい議員が登場。
当時のいろんな人を描きたいんやなと言う気持ちはわかるけど、
モンローとアインシュタインと言う組合せの妙は薄れる。
(実際にモンローはアインシュタインにプロポーズしたらしい)
何で見たかと言うと、ゲーリー・ビシーが出ているから。
彼はディマジオ役だけど、脇役感は否めない。

2017/10/08
「沈黙の激戦」
 終わりなきインチキ沈黙シリーズの一作。
スティーブン・セガールはいろんな方面に顔が利く為、
テロ組織とカルテルの取引を追う為に駆り出される。
CIAやらFBIやらDEAやらが名前だけ出てくるが、
彼らが扱えず、セガールが登場せざるを得ない理由はよくわからない。
セガールは自前のチームを調達するが、
セガールを含めて3人で、ずいぶんこじんまりした印象。
それでもセガールが現場に行くから、近作ではマシな方。
依頼した人物や、一味に隠された思惑があったと言うのは、
ちょっとひねるセガールの悪い癖。
おかげで、どういう事だったかよくわからなくなり、物語的にすっきりしない。
最後のNG集があるのはジャッキー・チェンみたい。

2017/10/07
「地底王国」
 70年代のSFもの。
恐竜の島とかと同じようなスタッフキャスト。
原作はターザンと同じバローズのペルシダーだそうです。
設計士デビッドとピーター・カッシング博士は、ドリル式の地底探索ロケットを開発。
地底にはなぜか英語が通じる人間がいたが、怪人と言う印象の鳥人に支配されていた。
鳥人は、半分獣の野蛮そうな連中をテレパシーで操り、人々を奴隷化。
奴隷の人々は見た目分からないけど、
いろんな種族がいるらしく、まとまりがないらしい。
その設定は、終盤になるまでなかなか伝わりません。
それがデビッドらの乱入で結束し、鳥人らを倒すと言う展開。
奴隷の王女がキャロライン・マンロー。セクシー担当と言う印象。
鳥人他の怪人怪獣が登場するが着ぐるみで、
昔の日本特撮を見ているかの錯覚を覚えます。

「黄金の指」
 ジェームズ・コバーン主演の犯罪もの。
物語的な主人公はマイケル・サラザンで、彼が駆け出しのスリ。
コバーンはウォルター・ピジョンと組んだ大物のスリで
サラザンと恋人を仲間に加え、一気に4人のチームに。
コバーンは自身のルールを押し付けるが、サラザンは勝手な行動をとる様に。
師匠と弟子が対決するような話はいくつも見たが、
本作では結局対決には至らず、コバーンの方が器がでかいとわかるのみ。
監督のブルース・ゲラーはスパイ大作戦の製作者。

2017/10/01
「トリプルX:再起動」
 ビン・ディーゼル主演アクションシリーズの第3弾。
ディーゼルとしてはワイルドスピードと並んで、
一度降板しつつ復帰したシリーズと言う事に。
作品選びは考えろよと言う印象を受ける。
人工衛星をハッキングして落下させる事により、ミサイルの代用とする連中が現れる。
組織のリーダーであるサミュエル・L・ジャクソンが、
なぜかネイマールを勧誘してる最中に攻撃を受けて死亡。
ネイマールがどうなったかは触れられません。
これは一大事と、CIAは前作で死んだとされたトリプルX(ディーゼル)を召集。
彼は死んだふりしてただけ。
さらにはトリプルXが大勢いるらしいとわかり、何でもありの設定にしたと言う訳。
第1作ではXスポーツと言うのを駆使したアクションだったが、
主役が変わった第2作ではそうでもなくなる。
ディーゼルが復帰した本作でも、
Xスポーツと言うよりは、パルクールの使い手みたいな印象に。
敵のリーダーは、ローグワンで座頭市みたいな兵士だったドニー・イェン。
しかし、彼は終盤で味方になり、逆に味方だと思ってた人物が敵に。
主義の微妙な相違があったみたいだけど、その心境は見ててもよくわかりません。
サミュエルは当然の様に生きてて(ネイマールも)、シリーズ続けんでもない感じ。
用済みかに思えた前作の主演アイス・キューブは、
2005年のトリプルXと言う役柄で登場。
今年度のミスアメリカみたいな肩書なのか?

2017/09/30
「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」
 ニコラス・ケイジ主演のホラー。
ニコラスは仕事の虫ながら息子想いの父親。
ハロウィンの祭りで息子と出かけるが、息子が忽然と姿を消してしまう。
妻(プリズンブレイクのタンクレディ)は目を離したニコラスを責める。
96時間ぽい話かと思いきや、真相は幽霊が絡んでいたと判明。
別居状態だった妻との関係も、息子が見つかれば元通りとは都合よすぎ。
協力者たるタクシー運転手や霊能者が死んでも、あまり気にしてない様子で
ニコラスの同僚に至っては、死んだ事に気付かれてもいないのはお気の毒。

「バーン・アフター・リーディング」
 ジョージ・クルーニやブラッド・ピットが出てる話。
オーシャンズ11みたいだけどコメディです。しかも、結構空回りしてる感あり。
元CIAのジョン・マルコビッチが自伝を書くが
どこかで原稿を落として、スポーツジムの女性リンダが手に入れる。
機密文章と誤解した彼女は、同僚ブラピと組んでロシア大使館に売ろうとする。
さらに情報がないかとブラピがマルコビッチの家に忍び込むが
マルコビッチの妻の浮気相手クルーニと鉢合わせ。
焦ったブラピは発砲するが、自分を撃ってなんと中盤で死亡。
クルーニはリンダとも浮気していて、死んだ相手が彼女の同僚と知って動揺。
いろんな連中のドタバタが、絡まって混乱の度を増すと言う訳で
製作側もわかりにくいと思ったのか、
わざわざラストに「何がどうなってるかわからん」と言うセリフを挿入。
それを言うのは、JKシモンズと俺がハマーだのハマー。
大丈夫、理屈じゃないんです。

「クリスマスキャロル」
 あちらではよく映画化されるクリスマスキャロルのアニメ版。
ニコラス・ケイジが声をやってるので見ました。
冷徹な商人であるスクルージ氏が、過去と現在と未来を見せる幽霊に会う。
客観的に自分を見た彼は、生き方を改めると言う訳。
ちなみにニコラスは、スクルージ氏の共同経営者で死亡済。
ケイト・ウィンスレットがスクルージ氏の元婚約者で出てるが、いずれも脇役で、
有名俳優が2人も出てても、見て良かったとは言い難い印象。
関連作をつぶす見方をしてる私としては
何作もあるクリスマスキャロルをつぶしていくべきかは微妙なところ。

2017/09/24
「ドント・ブリーズ」
 サム・ライミ製作のサスペンス作。
ライミのスパイダーマン以外の作品にあまり関心はなく、
知ってる役者がいる訳でもないが、ほぼ直感で見た。
ロッキーら男女の泥棒がとある家に侵入。
盲目の住人に気付かれ、追われる羽目になる。
彼は盲目だが意外に強く、しかも照明を消されたりすると圧倒的に不利。
つまり暗くなるまで待っての逆バージョンで、この発想はなかったと関心させられる。
盲目の男を演ずるスティーブン・ラングは、ハードウェイの犯人、
新逃亡者の義手の男、アバターの軍人と言う悪い役をやってきた人。
本作ではただ強いだけでない悪い面を見せるが、
中でもスポイトを持ち出したシーンは近年まれに見るショッキングさ。
たぶんあれでは妊娠しないけどね。

2017/09/23
「バウンティー・キラー」
 近未来を舞台にしたアクション。
国家が消滅し、評議会とやらが処刑すべしとした人物を、賞金稼ぎが始末する社会。
賞金稼ぎのドリフターは、かつての恋人メアリーに追われる羽目に。
クリスタナ・ローケンが出ていると言うので見たが、
このメアリーがローケンと言う訳でもない。
彼らの他に、社会を支配する企業とか、そうした社会を快く思わない一味とかが登場。
それらが入り乱れる訳だが、交通整理できてなくて、どうなってるかよくわからない。
ローケンはこちらもドリフターの元恋人である企業の代表。
変なおばはんて感じで、割に残念な印象。
ついでにゲーリー・ビシーまで出てたが、
役どころがよくわからないまま、撃ち合いの中で死んだっぽい。

「もうひとつのラブストーリー」
 ニック・ノルティ主演のサスペンス。恋愛ものではないと思います。
時期的には、48時間シリーズ2作の間。
私立探偵ノルティはデボラ・ウィンガーに依頼されて、
逮捕された少年の無実を証明する事に。
デボラは娼婦で評判も良くなく、態度がコロコロ変わってノルティを困惑させる。
実は事件には巨悪が関わっていたてな展開なんだけど、
見せ方が良くないのか、全体的にふにゃふにゃした印象。
最後の締まらなさは特筆すべきほど。
ひょっとして「もうひとつの」とは、アナザーではなく、「いまいち」の意味か?

2017/09/18
「ファンタスティック・プラネット」
 フランス製のちょっと不思議なSFアニメ。
むかし映画宝庫と言う雑誌で(日本で見る事が出来ない時期に)特集されていて、
何か気になった記憶があるが、BSでやってる事に気付いていて見ました。
地球じゃない世界が舞台で、そこには巨人とペット的に扱われてる小人がいる。
小人は「人間」と呼ばれてるので、何となく結末に予想がついちゃう。
主人公テールは小人側の青年で、巨人が使ってる教育用の装置で知恵をつけてしまう。
小人の仲間も知恵をつけ、反乱を起こすと言う展開。
和平交渉して、小人は別の惑星へ移住する事に。
惑星はテールと名付けられるが、テールは地球テラを意味していて
人類はこうして生まれた訳ねと言う話。
アニメと言っても、日本製やディズニーなんかとかはだいぶ雰囲気は違い
どちらかと言うと紙芝居的。

「シークレット・デイ」
 ダイアン・レインが出てるサスペンス(?)
個人的におばはんになってからのダイアンに魅力を感じてたが、本作では脇役的。
とある町で幼女が行方不明になる事件が発生。
付近では数年前に幼女が殺害される事件があり
犯人として2人の少女が少年院に入れられた。
1人がダイアンの娘アリスで、もう1人ロニーの成長後がダコタ・ファニング。
刑事は再び2人の関与を疑うが
2人はそれぞれ互いと接触しておらず、かつての事件も向こうの犯行と主張。
ネタを明かせば、一番怪しかったロニーが一番まともで
アリスと母ダイアンには、現実から目をそらす癖があったと言う訳。
序盤は面白そうだったけど、何だか交通整理できてない印象。

2017/09/17
「クルードさんちのはじめての冒険」
 原始人一家の話。
原始人のクルード一家は危険を避けて生き延びてきたが、
洞穴が崩壊して移動せざるをえなくなる。
娘が知り合った火を使える青年が一家を導く事になると言う展開。
アイスエイジとかの擬人化された獣の話を、また人間に戻した様な印象。
何で見たかと言うと、一家の父親の声がニコラス・ケイジだから。
ニコラスコンプリートは意外に大変です。
娘役がエマ・ストーンで、
近代化に憧れながら、意外にワイルドな感じのキャラがキュート。

2017/09/16
「アマゾネス」
 女ばかりの部族アマゾネスを扱った作品。
監督は007のテレンス・ヤング。
アマゾネスってアマゾン河周辺にいるんかなと思ったら、
アマゾネスにちなんでアマゾン河が名付けられたらしい。順序が逆。
本作のアマゾネスはギリシャ近辺にいる訳。
主人公はアンティオペと言う女王で、ワンダーウーマンの教官と同じ名前。
ギリシャ神話に出てくる名前らしい。
本作の女王は競技で勝った者が選ばれ、任期が来ると交代と言う習わしらしい。
アンティオペはギリシャ軍のテセウスに恋してしまうが、
女王としてそれはあかんと踏みとどまる。
一方、アンティオペの女王に不満を感じるオレイセアらが結託。
オレイセアはアンティオペを襲撃するが、
全裸で格闘する内になぜか変な気持ちになって、愛し合うように。
今までのわだかまりも捨て、腹心のようになる。
だが、テセウスにアンティオペがさらわれ
アマゾネスは攻撃を仕掛けるが惨敗。オレイセアも殺される。
まあ、ここまでもツッコミどころはありながら、ギリギリ許容範囲だったんですが
アンティオペがテセウスの愛人になってハッピーエンドと言うラストには唖然。
中学生くらいの頃に、アマゾネスと言うエロい映画があるらしいと聞いて
モヤモヤと想像したりしたものだが
実際、テレンス・ヤング自身が興味本位な描き方しかできてない印象。
サンダーボール作戦のルチアナ・パルッツィが出てるが、友情出演的で
テセウスの妻と言う役柄で、たぶんラストに出ただけ。
と言うか、女の人だらけで区別がつかなくなるんです。

「ダーク・プレイス」
 ゴーンガールの原作者が書いたサスペンス。
主役はシャーリーズ・セロン。
彼女は少女時代に、母と姉を兄ベンに殺された過去があった。
事件を描いた本を書いて儲けたりしたが、その収入も底をつきかけていた。
そんな中、ベンを無実だと信ずるグループに金をもらい、調査に協力する事に。
シャーリーズはベンに恨みさえ抱いていたが。。。
この手の話の場合、最初に疑われた人は無実で、意外な真犯人がいたパターンか
無実かに思えたが、やっぱり最初に疑われた人が犯人だったパターンのいずれか。
ネタを明かせば、本作の場合は前者なんだけど、
真犯人が1人じゃなかったりするあたりは
ゴーンガールに似た病んだ印象を受ける。
現在と事件当時を同時進行で描き、
ベンの当時の彼女がクロエ・グレース・モレッツ。

2017/09/10
「S.I.U.ロサンゼルス特捜隊」
 ルーク・ゴスが出てる警察もの。
ゴスだから警戒したけど、問題は主人公でないと言う点ではない。
彼が所属する特捜班の面々の抱える問題を、並行して描く体裁。
ゴスは子供を失った過去あり(任務に関連してと言う事らしい)。
組織に潜入して、ボスの娘と恋に落ちた新人。
任務を浮気と信じてメンタル面で弱ってしまった妻を持つ隊員。
どれも中途半端な描かれ方で、引き込まれるものは感じない。

2017/09/09
「アウェイクン 監禁島」
 孤島を舞台にしたアクション。
マイケル・パレとダリル・ハンナが出てると言うから見ましたが。。
主人公はビリーと言う女性で、彼女は行方不明の姉を探し
怪しい一味に捕らわれて孤島へ連れて来られる。
そこには他にも捕らわれてきた男女がいて
謎の一味は彼らの臓器を奪って売り飛ばそうとしていたのだ。
理由も知らずに集められた感じはプレデターズを連想させる。
同じように捕らわれていたのが、エドワード・ファーロングとロバート・ダビー。
一味の兵士がヴィニー・ジョーンズとマイケル・パレ。
臓器を求める顧客がダリル・ハンナと言う布陣。
B級で固めたねーと言う印象だが、その扱いは全体的にひどい。
ファーロングとダビーはいつの間にか退場。
パレはヴィニーの後釜を狙って、簡単に殺される。
ヴィニーは凄腕かに思わせて、現場経験のない素人兵士と相打ちに。
ダリルは娘に移植手術を求めるが、娘が死んであっさり退散。
肝心のビリーも姉の救出に失敗。
登場人物も役者も、誰も得しない出来です。

2017/09/03
「アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突」
 アイスエイジの第5弾。もう終わったものと油断してました。
小惑星が地球に迫る展開で、いよいよ氷河期到来かと思ったが
そもそもアイスエイジって氷河期の話なんじゃないの?と言う気が。。
毎度メンバーの増える仲間たちが、小惑星の到来を阻止すると言う話。
何か設定だけ思いついて、1作作ってみましたと言う程度。
恐ろしい事に、さらに第6弾も作るつもりだそうです。

2017/09/02
「ヘッドハンター・コーリング」
 ジェラルド・バトラー主演のドラマ。
彼はやり手のヘッドハンターで、成績の為には顧客の人生を操る事もする。
ところが息子が白血病になり、生き方が変わると言う訳。
感動の作品と言う事なんだろうけど、
バトラーや上司ウィレム・デフォーらの冷徹な感じに好感が持てず
なかなか感情移入できない。
最後にバトラーがクビになり、逆に妻が喜ぶあたりがまあまあツボかな。

2017/08/27
「サルベーション」
 ピアース・ブロスナンが出てるブラックコメディ。
ブロスナンは主人公ではなく、サスペンスとかでもない。
ブロスナンは怪しげな伝道師。
主人公カールの妻ジェニファー・コネリーがブロスナンの熱狂的な信者。
ある時、ブロスナンが無神論者のエド・ハリス教授を射殺。
カールにその罪をなすりつけようとする。
カールは妻に真相を伝えるが、ブロスナンがそんな事する訳ないと信じない。
コメディとして面白いかと言うと微妙な展開。
ジェニファーのような「熱狂的な信者」が改心する展開だったら
それなりの痛快感があるのだが、そうはならない。

「ワンダーウーマン」
☆☆☆★★

 バットマン対スーパーマンで、
第3のキャラとして登場したワンダーウーマンを主役にしたシリーズ第1弾。
かつてリンダ・カーター主演でTVシリーズ化され、
由美かおるが吹き替えたなんて事もありました。
この映画版では、ワイルドスピードのガル・ガドットが演ずる事に。
バットマン対スーパーマン登場時のむちむち感と、
何か元気の出る音楽が気になって(本作でも同じ曲が登場)見る事にしました。
この後、アベンジャーズの向こうを張って、
フラッシュとかアクアマンやらが集まるらしいけど、
単発で見る許容範囲はワンダーウーマンまでかな。

 冒頭は現代で、バットマン対スーパーマンの直後くらいが描かれる。
バットマンことブルース・ウェイン(本作は手紙が登場するのみ)は、
1910年代においてもダイアナ・プリンスが今と同じ若さだったと気付いたのだ。
実は。。と、彼女の誕生秘話が描かれると言う訳。
ダイアナは、霧で隠された孤島で暮らしていた。
そのトリックはキングコングと一緒だが、かの作品が嵐で守られていたのに対し、
本作の島は偶然そこへ行けば割に簡単に入れる。
ダイアナがアマゾネスで、歳をとらないのは何となく知ってたんだけど、
最近設定が追加され、ゼウスが軍神アレスに戦う為に生み出した存在と言う事に。
神様の類いの戦いと言う事で、若干空々しい気もする。
そんな中、クリス・パイン扮するスティーブ・トレバー大尉が不時着。
彼から、世界は第一次世界大戦の真っ最中だと知らされる。
戦争を止めるべくダイアナはスティーブと共に欧州へ。
敗色濃厚な独軍は休戦交渉を進めていたが、
そうはさせじと毒ガスを開発する科学者とその上官が暗躍。
ダイアナはこの上官こそアレスだと言い出す。
独軍相手に一人でばったばったと倒す無双ぶりを発揮し、
例の曲が流れるあたりはかなり面白い。
だが終盤になって、本当にアレスがいるとわかると、
マイティ・ソーを見てたんかと感じる違和感が。
さらにスティーブがまさかの犠牲に。
まあ、ダイアナは100年後も活躍せねばならないので、
何らかの形でスティーブには死んでもらわねばならず、仕方ないのかなと言う印象。
ダイアナの無双ぶりは面白かったので、出来ればその路線を維持してほしかった。
神様とかを持ち出すのではなく、何か知らんけどアマゾネスだから不老不死で、
何か知らんけどアマゾネスだから無敵って事で良かったと思うが。
アベンジャーズ系みたいに、他のキャラが助けに来たりしないのは好感が持てる。

2017/08/21
「バベル」
 録画してて長く見てなかったブラッド・ピットのドラマ。
菊地凛子がアカデミー賞候補になったことで話題になりましたね。
物語は3組の人々を描く形に。
@ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの夫婦がモロッコを旅行するが、
遊牧民の少年が試し撃ちした弾が飛んできてケイトが重傷を負う。
Aブラピ夫妻の子供を預かった女性は、メキシコへ行って親戚の結婚式に参加。
だが、再入国の際に不法就労者として追われる羽目となる。
B撃たれた銃は、かつて役所広司のものだったと判明。
その娘である菊地凛子は、母の死と父が関係あるのではと疑う。
バベルと言う題名は、バベルの塔から来てるのだろうけど
いろんな言葉を使う人々が、もともとは1つの民族だったと言う事を踏まえてて
世界各地で起きてる出来事が、俯瞰で見ると絡んでいるんだよと言う事ですかね。

2017/08/19
「マジェスティック」(2001年米)
 録画してて長く見てなかったジム・キャリーのドラマ。
キャリー主演なので、ハートフルなコメディかと思ったら違いました。
キャリーはB級映画の脚本家だが、赤狩りの濡れ衣で仕事を失い、
飲んだくれて事故を起こしてしまう。
気が付くと田舎町にいて、町の人々は戦死したはずのルークが生還したのだと喜ぶ。
記憶を失っていたキャリーは困惑しながら
父親だと言うマーチン・ランドーと共に劇場の再建に取り組む。
偶然にも自身の映画を上映する事になり、記憶を取り戻した頃になって
彼を追ってFBIが現れると言う展開。
ひょんな事から見知らぬ町を再建するハートフルな面もありながら
本当に描きたかったのは、赤狩りへの批判にあると思う。
確認したら監督はフランク・ダラボンと判明。
自身も赤狩りにあったダルトン・トランボと似たような名前で混同してて
なるほど彼らしい骨太な作品だなと感心したが、別人でした。
とはいえ、ダラボンの方もショーシャンクやミストのような問題作を作ってる人。
本作は製作費の半分しか回収できなかったようなので大赤字と言う事になるが
私はよくできた作品だと思います。

2017/08/18
「ハート・ロッカー」
 アカデミー賞を受賞したと言う戦場もの。
過酷な戦闘シーンが繰り広げられるのかと思ったら、もっぱら爆発物の処理で終始。
冒頭でガイ・ピアースが爆死し、
代役で来たジェームズ・レナーは命知らずで、同僚を困惑させる。
レナーは冷酷な兵士なのかと言うと、そうでもない一面も見せるが
結局、帰還後に虚無感を感じて戦地へ戻っていくと言う訳。
これと言った物語は展開せず、戦地の日常を描いたと言う印象。

2017/08/17
「メカニック:ワールドミッション」
 ジェイソン・ステイサム主演のアクション。
ブロンソン主演作のリメイクの続編。
ブロンソンはオリジナルで死んだが、
ジェイソンは生き残り、そのキャラを再登場させたと言う訳。
まあ、どの作品もジェイソンの役どころは似たような感じだから
別に続編にする必要はなかったかも。
因縁のある武器商人に、恋人ジェシカ・アルバを人質に取られたジェイソンは
ライバルである武器商人たちを始末する依頼を受けると言う展開。
ミシェル・ヨーとトミー・リー・ジョーンズも出ているから
4大俳優共演と言う感じだが、ミシェルとトミーリーの出番は少ない。

「スパイダーマン:ホーム・カミング」
☆☆☆★★

 乱発されるヒーローものの中で、私の印象としては
1にスーパーマン、2にバットマン、3、4がなくて、5にスパイダーマン
。。。と言う感じの、スパイダーマンの新作登場。
個人的にはサム・ライミ版の3部作がお気に入りで
リブートしたアメイジング版も好意的に見てました。
ところがまたリブートして、同じマーベルのアベンジャーズ系に参画する事に。
アイアンマンの子分みたいな描かれ方らしく、ちょっと抵抗はあるんだが、
スパイダーマンだけはやっぱり劇場で見る事にします。

 と言う訳で、本作の設定はアベンジャーズの流れの中で、
押さえておくポイントがある模様。
・アベンジャーズと宇宙人の戦いで、宇宙人の武器の残骸が残されていたらしい。
・スパイダーマンはアイアンマンに助っ人として呼ばれた事がある。
本当は、そんな事知らなくても単発で楽しめた方がいいんですけどね。
てな訳で、本作ではスパイダーマンが誕生するシーンが描かれない。
最初からスパイダーマン。
リブートも2回やると、むしろこの方が好感が持てるかも。
ピーターはアベンジャーズの仲間入りをしたがっているが
アイアンマンことトニー・スタークは、まだ早いなどと偉そうに言う。
スパイダーマンのスーツは自身で作った訳ではなく
スターク社の技術を結集したハイテクなもの。
ラストの戦いでは、スタークにスーツを取り上げられ
自家製のおダサいスーツで戦うのも面白い。
周辺のキャラは、メイおばさんを除けば、過去2シリーズとは異なる。
MJもグウェンもハリーも出てこない。
。。と思ってたら、同級生の1人がMJと判明。ただし、幼馴染ではない模様。
15歳の少年らしく、ドタバタしながら奮戦する様子も良く
事前の期待値が低めだったせいか、意外にこれはいいと言う印象です。

2017/08/16
「X−MEN:アポカリプス」
 X−メンの最新作。シリーズ何話目かはわかりません。
ミュータントは近年になって出てきたらしいのだが
実は古代にもいたと言う設定のアポカリプスなる奴が登場。
こいつがプロフェッサーやマグニートーさえも操って
地球を支配しようとする訳。
番外編も含めてシリーズが乱発されて、見ていて困るのは、
 ・こいつとこいつが仲間と言う組合せが、作品によって異なる。
 ・人間名とミュータント名を使い分けている。
 ・以前と役者が変わってる
。。。と言うあたり。
ヒュー・ジャックマンが出てくると安心しますが、出番はちょっとだけです。

「リアル・スティール」
 ヒュー・ジャックマンのSF風味のドラマ。
舞台はちょっとだけ近未来で、
ボクシングがなくなり、人々はロボット同士の格闘を楽しむようになったと言う世界。
元ボクサーのヒューは、今はロボットを操ってドサ回りをしていた。
そんな時、別れて暮らしていた息子を預かる事になり
この息子がロボット格闘に関心を示すと言う展開。
最後に絶対的王者と戦う事になり、善戦するが判定で敗れ
人々は主人公の方に喝采を送ると言うのは、ロッキーそのもの。
そういえば、主人公と息子の関係は
同じスタローンのオーバー・ザ・トップとダブる。
何かくっつけてみましたと言う印象です。

「マネーボール」
 ブラッド・ピット主演の野球界を舞台にしたドラマ。
元プロ野球選手のブラピはアスレチックスのGM。
ある時決意した彼は、確率重視の人選に切り替える様に。
経験豊富なスカウトや監督たちの反発を買うと言う訳。
10対0で大勝するより、1対0で勝つ方が効率的みたいな考え方は好きで
方針が当たって常勝するようになるのは痛快なんだけど
映画の見せ方として面白かったかと言うと、そこはちょっと微妙。

2017/08/15
「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」
 義賊的なマジシャン集団が悪党の悪事を暴露する話。
前作の最後に、FBIマーク・ラファロが実は一味の頭脳と判明。
本作では、1年ぶりに集団ホースメンが活動を再開するが、
謎の人物ウォルターによって妨害され、ラファロの正体も暴かれてしまう。
ウォルターはホースメンに最新のチップを盗むように依頼。
互いに出し抜いたり出し抜かれたり、意外な人物が別の人と仲間だったり
。。。と言うさじ加減次第の展開で、最終的に丸く収まると言う訳。
ウォルターを演ずるのが、ハリー引退後パッとしないダニエル・ラドクリフ。
可愛い少年だった面影もない小悪党ぶりです。

「インフェルノ」(2016年米)
 トム・ハンクス扮するラングドン教授を主人公にしたシリーズ第3弾。
ダ・ヴィンチ・コード、天国と地獄と劇場で見てて、
ノルマ感はあったのだけど、見そびれてました。
冒頭でラングドンは記憶喪失になってて、事件に巻き込まれ済みの様子。
ヒロインである女医フェリシティ・ジョーンズが一緒で、物語的に無駄がない感じ。
億万長者がウイルスをばらまいて人類を淘汰しようと画策。
美術に詳しいはずのラングドンが、なぜかWHOにも知人がいて
畑違いの陰謀に巻き込まれてしまうと言う訳。
別にラングドンでなくてもいいんじゃない?と言う印象です。

2017/08/14
「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」
 スティーブン・スピルバーグ監督による童話の映画化。
原作のロアルド・ダールは、チャーリーとチョコレート工場や
チキチキバンバンの脚本などで知られる人物。
孤児の娘ソフィーは、人々が寝静まる夜中に巨人BFGを目撃。
人々に秘密を知られまいと、BFGはソフィーを知られざる巨人の国へ連れて行く。
実はBFGが心優しい一方で、他の巨人たちは人間たちを食いかねないと判明。
そこでソフィーは女王に助けを求め、軍隊が攻撃を仕掛けると言う訳。
スピルバーグの好きそうな心温まる話かと言うと
ダールらしいちょっとダークな部分が残っていて、個人的にはなかなか面白かった。
女王が某国のナンシーとロニーと言う人物に電話してる事から、レーガン時代らしい。

「ジャングルブック2」
 ジャングルブックのアニメ版の続編。
前作で人間の村に行ったモーグリだが、人間生活に嫌気がさし、ジャングルに戻る。
心配した家族が探しに来て、モーグリは留まるか戻るべきか悩むと言う訳。
結局、人間の村に戻るが、ジャングルの仲間とはその後も会ってる様で
意外に近所に住んでるみたいです。

2017/08/13
「バイオハザード:ザ・ファイナル」
 バイオハザードシリーズ最終作。
シリーズはミラ・ジョボビッチの出世作と言え、6作も続いたが
各作で何が進展してたのかとか、ミラジョボ以外のキャラは印象に残ってない。
だが、本作は締めに入っている分、他の作品より物語的にわかりやすい。
ウェスカーを倒す手口はロボコップと同じ。
人類全滅まで残り数分になって、
解毒剤を散布すればぼちぼちの人数が助かるのはヤマトと同じ。
ちなみにローラがミラジョボの仲間としてハリウッドデビューしたと話題になったが
登場シーンはわずかで、いつの間にかやられてたらしい。

「バイオハザード ディジェネレーション」
 バイオハザードと同じ世界観と言う日本製CGアニメ。
リアルと言うか、謎の円盤UFOを見てるような印象。
映画に出てたクレアとかも出てくるが、
映画の番外編と言うよりは、たぶんゲームの設定に従ってるって事だと思う。
何やらウイルスをめぐる陰謀があるようで、人類が絶滅する悲壮感とかはもう一つ。

「バイオハザード ダムネーション」
 バイオハザードと同じ世界観と言う日本製CGアニメ。
ディジェネレーションと同じ兵士が再登場するが
テロリストにも似たような人がいて、区別がつかないのが難。
東側某国では、バイオ技術を利用して、反政府勢力を鎮圧しようと画策。
人類が絶滅しそうな映画版に比べると制御可能な印象。
最後に出てくる巨人は、ウイルスで生まれたと言う感じではない。

「エクスポーズ 暗闇の迷宮」
 キアヌ・リーブス主演のサスペンス(?)
ノックノックでキアヌを翻弄した、世界第9位の美女と再共演。
信心深い彼女は、地下鉄の駅で天使らしき存在を目撃。
さらに夫は1年以上戦地にいるのになぜか妊娠し、奇跡だと喜ぶ。
妊娠の方は終盤に理由が判明。
なるほどねと言う印象だが、天使の方はわからないまま。
え?キアヌ?ああ、出てましたね。

2017/08/12
「ジュラシック・リボーン」
 現代に翼竜の大群が現れる話。
ジョナスらは隕石を回収し、それで儲けようとするが、
実は卵だった為に翼竜に追い回される。
恐竜は実は宇宙に避難してたと言う珍説が展開。
都市を混乱させる大騒ぎなのに、なぜか戦うのは主人公たちだけと言う例のパターン。
翼竜はアリみたいな生態系で、最後に女王が出てくるのもデタラメな感じだが、
女王の巨大感は好感が持てる。
女王の腹に飛び込んで倒すのは(そして無事なのは)シャークネード風。

「ポセイドン・レックス」
 海に巨大恐竜がいたと言う話。
沈没船の金塊を探す連中と、それを狙う連中、
なぜだか巨大恐竜に詳しい女博士(ぽくはないが)がウダウダする展開。
ゴジラが足の届かないはずの海を歩いてくるみたいに
Tレックスぽい恐竜が海を歩いてくる訳。
個人的には、序盤で殺される娘が、
ジュラシックリボーンのヒロインと同じ人だと気付いた点だけが収穫と言える。

「ヴィジット」
 M・ナイト・シャマランによるサスペンス。
近作では雇われ監督に身を落とした印象があったシャマランが
久々にシャマランぽい作品ができたと言う訳。
姉弟が母親の故郷へ旅し、1週間祖父母の所で過ごす事になる。
祖父母と会うのは今回が初めてで、奇妙な行動に困惑させられるが
終盤になってその理由が判明。
スカイプで祖父母を見せられた母親は、彼らは両親ではないと告げる。
設定は悪くないのだが、観客目線で言えば、終盤までやばい感は感じられず。
姉のビデオを通した描写は、ドキュメンタリー風の効果を狙ったのだろうが
逆に状況を分かりにくくして薄まった印象。

「恋するリベラーチェ」
 実在したピアニストを描いた作品。
マイケル・ダグラスが有名なピアニストであるリベラーチェ役。
マット・デイモンは知人の紹介でリベラーチェと知り合う。
リベラーチェは見るからにオネエ系なんだけど、表向きはそれを否定。
ディモンと恋仲になって同居するが、やがて破局を迎える。
関係者は暴露を恐れると言う訳。
そっち系が公民権を得てない頃の話で、
言いたい事はわかる気がするけど、何を今さらと言う印象です。

「インフォーマント!」
 スティーブン・ソダーバーグによる社会派コメディ。
恋するリベラーチェに続いてマット・デイモンつながりで見たが、
同じソダーバーグ作で、スコット・バクラが出てる点も同じ。
ディモンは大企業のぼちぼちな役職で、企業が価格カルテルに関わっていると気付く。
そこでFBIに協力して、会話の録音などに成功。
幹部の逮捕に踏み切れると決まった頃に、ディモン側の問題が浮上すると言う訳。
盗聴するあたりの描写はサスペンスものでよく見る感じで、
個人的にはそれだけでも良かった気がする。
ところが、本作ではディモンが余計な事をした為に
台無しになるあたりに重きを置かれる。
なるほど、そういうタイプの人っている気がするんだけど、
ディモンが演ずるあたりに違和感あり。
別の役者だったら、しっくり来たかも知れません。

2017/08/11
「ジャングル・ブック」(2016年米)
 ターザンに影響を及ぼしたと言うジャングルブックの実写版。
オオカミに育てられた人間の少年モーグリが
群れを離れて人間の所へ戻る事になると言う話。
ジェイソン・スコット・リー版もあったけど、
本作は同じディズニーのアニメ版をなぞった感じ。
少年以外は皆CGを売りにしていたので、
ラストに出てくる村の娘も実写なんじゃないのか?と思ってたら
モーグリは結局ジャングルに戻って、人間は彼しか出なかった。
そこがアニメ版と違う点。

2017/08/10
「アンダーワールド:ブラッド・ウォーズ」
 バンパイアと狼男の戦いを描くシリーズ第5弾。
前4作はまとめてみたけど、本作は久々だったから、どんな設定か忘れました。
中盤くらいで何となく思い出すが、
どうも今回はバンパイアの内部抗争がメインの様子。
どこかで聞いた話と言う印象は否めないけど、このシリーズって人気あるのかしら。

2017/08/06
「ディープブルー・ライジング」
 北極の氷原にサメが現れる話。
原題はアイスシャーク。
雪山に現れるアイスジョーズと言うのもあったが、あれが幽霊だったのに対し、
本作は温暖化で知られざるサメが現れたと言う設定。
背ビレで軽やかに氷を切り裂き、北極にある基地を水没させる。
ディープブルーと言う映画がありましたが、あれをずいぶんコンパクトにした感じ。
水没した基地からどうやって生還するかと言う、エアポート77的な見せ場もあり。
サメは普通サイズで、氷を切り裂く事を除けば、凄い脅威と言う印象は受けない。

2017/07/30
「ジュラシック・シャーク」
 淡水にメガロドンが現れたと言う話。
地下深くに眠るメガロドンが復活すると言う話は時々聞くし、
淡水にサメが現れる話も時々聞くが、今回はその合わせ技と言う訳。
ただし、言うほどでかくはない。
湖の掘削を調べる連中と、絵画を盗んだ連中が巨大サメに襲われる展開だが、
特殊効果がてんでダメ。
サメが現れた次のシーンでは登場人物が減っていて、やられたと知らされる。
さらには、ボートがひっくり返るシーンすら見せず、
揺れた次には一同が水の中にいると言う次第。
予算のない映研でも、もう少し知恵を絞って、それっぽく見せると思います。

2017/07/29
「シン・ジョーズ」
 シンゴジラならぬシンジョーズ出現。
放射能を帯びた変種と言う設定で、なぜもっと早く現れなかったのかとさえ思います。
赤い背ビレを見せながら泳いだり、燃えながら上陸するフォルムはなかなか。
その正体は早い段階で判明する(つまり物語に凝る気がない)が、
その割に登場シーンは少なく、人間たちがあれこれ相談するシーンが続く。
おかげで盛り上がらないまま終了。
汚染された魚を食べた人が膨れて爆発する珍妙なシーンがあるが、
基本的に本作の人々はそれらの汚染物質に平気で接触する。

「ドバットマン」
 アダム・ウェストのTV版バットマンのHなパロディ。
フラッシュゴードンに対するフレッシュゴードンのようなもの。
こういうのに手を出すか否かは、ちょっと迷ったが
連続活劇版バットマンを見たばかりなので、ついでに見てみました。
ジョーカー、リドラー、キャットウーマンの悪役連合により
バットマン、ロビン、バットガールが捕らわれてしまうと言う展開。
驚いた事に、バットマン風の名前ではなくて、バットマンと名乗っている。
バットモービルや、壁をロープで登る様も本家風だから
ぼちぼち気合が入った作品と言える。
ただし、2時間の映画の大半は絡みのシーンで、物語はたいして展開せず。
絡みの方もやや単調で、物語を取るか絡みを取るかと言う選択で
どちらも中途半端な印象。
バットマンが普通の女性と絡むシーンが男性目線でエロいかと言うと微妙で
バットガールやキャットウーマンのシーンが多い方が良かったかもね。

2017/07/22
「シャークネード4 サメ覚醒」
 竜巻に巻き上げられたサメが人々を襲うシリーズ第4弾。
・竜巻に巻き上げられるのは、基本的にサメだけ。
(今回は牛と鯨もちょっと登場)
・サメにとっても緊急事態のはずだが、なぜか人間を襲う事はやめない。
・主人公らは必ず丸飲みにされ、結果的に生還する。
。。と言う原則は守られてます。
電気や放射能を帯びた変種も現れるが、目新しい事をするでなし。
もう飽きたよと言いたい所だが、第5弾は日本へ来るらしい。

2017/07/17
「テッド2」
 おやじになったテディベアの物語の続編。
前作で結婚したテッドだが、子供を得るには養子をもらうしかないと判明。
ところがテッドは所有物にすぎないと判断され裁判で争う事に。
裁判を通じてテッドの親友マーク・ウォールバーグと
弁護士アマンダ・セイフライドが親密になると言う訳。
前作であった映画へのこだわりは抑え気味だが
後半にコミコンで暴れるシーンでは、いろいろ出てきて見どころの1つ。
ウォーフ役のマイケル・ドーンがウォーフに扮装して出演。
アマンダはゴラム顔だとからかわれるシーンもあり。
全体として繰り返し感は否めないが、テッドの魅力はまだまだ衰えない印象です。

2017/07/16
「スーサイド・スクワッド」
 DCコミックによるヒーローものの番外編。
悪党を集めたチームを作ると言う設定は聞いてたが、
実際に見ると思ってたのと違ったポイントが何点かあった。
第1点は、本作は独立した話ではなく、バットマン対スーパーマンの後の話だった点。
そもそも、スーパーマンがいなくなったから、
人類としても手を打たねばならないと思ったのが、チーム結成の理由。
バットマン(ベン・アフレック)もちょっとだけ出てて、
彼は彼で超人チームを作ろうとしていると言う訳。
第2点は、最も知られた存在であるジョーカーは、チームのメンバーではなかった点。
(まだ野放し)
第3点は、本作のヒロインであるハーレイクインが、ロビンを殺した人物だった点。
バットマン対スーパーマンを見た時には全然気が付かなくて、
後でネットで知ったんだけど、
あの作品でスーパーマン側ではジミー・オルセンが殺され、
バットマン側もロビンが死んだとするシーンがあったらしい。
ジョーカーと同様にメンバーになるのかと思った魔女が本作の敵。
チーム発足に2時間の映画の半分を費やし、チームの目的が判明するのは終盤。
全体的に交通整理が出来てない印象が強い。
キャラ的には、毎回違う面を見せるマーゴット・ロビーが魅力的。
ウィル・スミス(マーゴットとは再共演)は、たぶん高いギャラだろうけど、
誰が演じても良い印象。
と言うか、ハーレイクイン以外はキャラの差別化が出来てない。

2017/07/15
「バットマン&ロビン(1949年米) #2」
 1949年に作られたバットマン連続活劇の後半分。
物体を遠隔操作する装置を奪った怪人ウィザード一味との対決。
遠隔操作できる装置が何に悪用できるかよくわからないが
終盤になって透明装置に使えると判明。
今まで無関心だったバットマンの正体が、後半になって一味の関心事に。
ビッキーの兄とアルフレッドがバットマンに扮するが、意外に強いのはご愛敬。
ウィザードの正体は最終話でわかるが、わかっても微妙な印象。

2017/07/09
「帰ってきたヒトラー」
 現代にヒトラーが甦ったと言うブラックコメディ。
死んだと思われたヒトラーが現代に目覚める。
状況を理解した彼は、独国を建て直そうと大マジメに考える。
一方、彼を見つけたTVマンは、そういう設定のコメディアンと考えてテレビに出す。
批判的な声もあったが、言っている事は間違ってないと、肯定的な意見が大勢に。
見つけ出したTVマンは、彼が本物だと気付くが、
もはや収拾できない状況となっていたと言う訳。
ヒトラーが復活したと言う話はいくつかあったが、
今さら騙されないだろうと思ったもの。
でも、実際は切り込み方次第で、人間は何度でも扇動されちゃうって事ですかね。

2017/07/08
「ハドソン川の奇跡」
 クリント・イーストウッド監督による実録もの。
離陸直後の旅客機がハドソン川に着水する事故が発生。
155名の乗員乗客は全員救助され、トム・ハンクス機長は英雄とされる。
ところが、実は帰還可能だったのではと、運輸安全委員会の追及を受けると言う展開。
まるで悪人のような扱いだが、実は世間は委員会ほど機長を悪い人と思っていない。
さほど窮地に追い込まれる事なく、
割にあっさりと、機長に落ち度がない事がわかるのだが
不時着シーンを挿入させて、それなりに物語に起伏を持たせた印象。
仮に落ち度があったとしても、全員生還させたのであれば
それはそれで英雄だと思うのだが、そこらへんは日本人との感覚の違いか?
ちなみに街にグラン・トリノの看板があるシーンは楽屋落ち的。
クリントにもそう言うしゃれっ気があったのかと驚かされた。
さらに、ハンクスの妻役はクリントの目撃の娘役。

「マッドストーン」
 マッドマックスの元ネタと言われた豪産のアクション映画。
舞台は近未来ではなくて現代。
暴走族が次々襲われる事件が発生し、主人公のストーン刑事が犯人を追う事に。
暴走族連中にわざわざ正体を明かして仲間に加わり、犯人が現れるのを待つと言う訳。
そうこうする内に暴走族に感化されてしまうと言う展開。
冒頭にある大量のバイクによる葬儀シーンがマッドマックス風だが、
後は似ても似つかない印象。
しかも、ストーン刑事はほぼ刑事としての仕事をしていない。

2017/07/02
「バットマン&ロビン」#1(1949年米)
 1949年のバットマン作品があると言うので見る。
アダム・ウエスト版の前にTVシリーズがあったのかと思ったが、連続活劇版と判明。
DVD1枚に8話分も入っていて、まとめて見るとちょっと長い印象。
ちなみに本作は第2弾で、別の俳優による第1弾は戦時中のもの。
悪役が日本人らしいので、こちらを見る事はできないかも。
バットマンとロビンのコンビが、何やら悪事を企むウィザードとその手下と対決。
車をはじめとするバットマンの装備は秘密兵器とは言えず
覆面をしてる2人組が正義のためと称して警察に協力する程度。
さらに言うなれば、バットマンたちが結構弱い。
怪人でもない手下2〜3人に襲われるとやられてしまう。
だが一味も、倒れてるバットマンの正体も確認せずに退散するからいい勝負。

2017/07/01
「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」
 タートルズのリブート版第2弾。
異次元から来た怪物と言う、あのミストを連想させる敵が出現。
ただし、こいつはまだ地球で暴れる事が出来ず、
その前準備をタートルズの宿敵シュレッダーにさせると言う展開。
おかげで中盤までは前回と同じ調子で、
終盤になって現れた怪物が、ここからは俺が戦うからと差し替わる感じに。
タートルズの存在は捜査機関に認められた形となり、面白みが半減する気も。

2017/06/25
「ティモシーの小さな奇跡」
 ジェニファー・ガーナー主演のファンタジックなドラマ。
子供が出来ないガーナー夫妻の所へ、2人の子供だと称する少年が現れる。
夫婦は彼を可愛がりつつ、過保護にならないように神経を配る。
最終的に親になる心構えが出来ると言う訳。
少年は木の妖精的な存在みたいだが、詳しくは語られない。
それどころか、周囲も突然現れた少年を特に不思議に思わずに受け入れる。
最後に葉っぱの贈り物をもらった人々が
幸せな気持ちになるあたりは良い話だと思うだけに、
もう少し違和感のない展開にまとまってたら良かったかな。

2017/06/24
「悪魔のシスター」
 ブライアン・デパルマの初期のスリラー。
主人公は後にロイス・レインを演じたマーゴット・キダー。
彼女はモデル役で、テレビで知り合った黒人男性といい関係に。
ところがなぜか彼を刺殺してしまう。
そこから後は、事件を目撃した向かいのビルに住む女性記者が真相を追う展開。
主人公が途中から変わるのはサイコ風で、後半の主人公の導入は裏窓風。
ヒッチコックに影響されたデパルマがええとこどりした印象だが
怪しげな医師が女性記者を洗脳してしまうのは、白い恐怖あたりと言う事か?
前半は期待させたのだが、この後半はあまり面白くない。

2017/06/18
「ダーティー・コップ」
 ニコラス・ケイジとイライジャ・ウッドによる悪徳警官もの。
2人は警官コンビだが、麻薬組織が某所に金を隠していると突き止め、
その金をいただこうとする訳。
ニコラスは悪事に手を染めるのも平気そうだが、
何となく仲間にされたイライジャは土壇場で躊躇。
その足並みの揃わなさが原因で計画は破綻する。
はみ出し警官が金をいただいちゃうなんて話はよく見るが、
コミカルに描いている事が多い。
本作は割に真面目に描いていて、
それだけに誰も得しない結末はしっくり来ない印象です。

2017/06/17
「キング・オブ・ロストワールド」
 まだあったコングのバッタものを見る。
旅客機が島に墜落するが、そこは複数の飛行機が墜落する謎の島だった。
別の場所に墜落したコクピットに向かって移動しようとする一団と、
ビーチにとどまろうとする一団が分裂。これってLOSTと同じだよね。
移動する一団が巨大生物に襲われる展開は、新作に似た雰囲気で、
あれを早送りで見たような印象。
後半になって、怪しげな部族に捕らわれるが
彼らの目的がよくわからず、捕らわれた者が仲間になったりならなかったり。
最後にコングを思わせる巨大ゴリラらしきものが出てくるが、
はっきり画面に出てこなくて、黒い影みたいな感じ。
核爆弾で吹き飛ばされたらしくて、島の守り神と言う訳にはいかなさそうです。

「キリング・フィールズ 失踪地帯」
 サム・ワーシントン主演の刑事ドラマ。
殺人地帯と呼ばれる危険な地区があり
そこで女たちが次々失踪した末に殺される事件を追う。
売春組織が絡んでるとかみたいなんだけど、何が起きてるのやらピンと来ない。
ワーシントン刑事と相棒(スーパーナチュラルの父親)が
一緒に行動したり別々に行動ししたりで
ワーシントンの元妻(ゼロダークサーティの人)が
ワーシントンと行動したり相棒と行動したり
。。と言う散漫な感じが、物語を捉えづらくしている印象。
実はクロエ・グレース・モレッツが出てるから見たのだが
これまたなんで事件に巻き込まれたのかピンと来ない。
いろいろ危険な地区だと言う点だけは伝わりました。

2017/06/11
「海賊じいちゃんの贈りもの」
 ロザムンド・パイク主演のコメディタッチのドラマ。
彼女と夫は別居中だが、余命わずかの義父の誕生日を祝う為に仲良いフリをする。
そんな中、義父は幼い孫たちと遊んでいる最中に急死。
孫たちは、自分勝手な大人たちに任せるより、
祖父が望むだろうと海賊式の火葬にしてしまう。
それを知った大人たちが大騒ぎすると言う訳。
題名からすると、祖父が企んで何かを遺したみたいだが
子供が良かれと思ってやった事が、結果的にうまい方向に働くという話。
ロザムンドが一番知名度が高いが、物語的に最重要かと言うとそうでもなく
サザエさんと言う題名で、カツオが大活躍するような調子です。

2017/06/10
「バトルトラック」
 近未来ものアクション。
戦争で荒廃した世界。軽油を狙う一団を孤高の戦士ハンターが迎え撃つ。
つまりは、マッドマックスや北斗の拳みたいな世界観。
ただし、一味の狙いは軽油よりも1人の女性で
それがボスの娘だったりするから、何かこじんまりとした印象に。
主人公ハンターは一匹狼風だが、ちょっとだけ距離を置いて住んでるという感じ。

2017/06/04
「ターザン:REBORN」
 久々に登場したターザンの新作。
ロンドンで暮らすターザンことジョンは、奴隷売買を探る為に故郷に戻る事に。
ターザン映画は山ほどあるが、
シリーズが途切れると、ジェーンとの出会いから描く事が多い。
今回はそこをはしょり、ロンドンにいるターザンが故郷に戻る所から描いたと言う訳。
ターザンと言ったら、見る方は勧善懲悪を期待するが
本作ではなかなかそういうシーンにならず、ちょっと退屈な印象。
おなじみの、象の大群を引き連れて敵を踏み潰すシーンは
様々な猛獣の突進を今風の特殊効果で描いていて、ここは見どころと言って良い。

2017/06/03
「ザ・コング」
 キングコングのバッタもんを探して見る。
科学者一団が、北米にはいないはずのゴリラの骨を追って山奥へ。
そこで新種のゴリラ軍団に出くわして襲われる。
どこかで聞いた、まあまあ平凡な話。
あまり人里から離れた場所と言う印象は受けず、妙に姿勢が良いのはご愛敬。
コング的なでかさではない。

2017/05/28
「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」
 ジョン・トラボルタ主演によるサスペンス(?)
ジョントラは元贋作画家で刑務所にいるが、余命わずかの息子と過ごす為に仮出所。
その為に手を回した組織の仕事を受けざるを得なくなると言う訳。
組織の言いなりになる気はないジョントラは、
父クリストファー・プラマーや息子と共にある計画を遂行。
親子3代で泥棒に入る様は、ファミリービジネスを連想させる。
結局、狙い通りになるんだけど、騙し騙されと言う印象は受けない。
そこを狙ってるんなら、贋作を作る必要も、
泥棒に入る必要もなかったのではと言う気がする。
贋作画家ゆえの見所もあまりない。(期待したのは迷宮のレンブラント)
あくまで、親子の情を描く所がメインか。

2017/05/27
「テキサス・ダウン」
 カリフォルニアダウンの類似作と思って見る。
テキサスに巨大竜巻が発生。
それを察知した主人公の気象学者が騒ぐが
彼には予想を外した過去があり、周囲に信じてもらえない。
ところが本当に巨大竜巻が来て大騒ぎと言う話。どこか見た気がします。
テキサスが消滅するような規模かと言うと、
それほどではなく、やや大きい程度と言う印象。
なお主人公はスターシップトゥルーパーズのキャスパー・ヴァン・ディーンだが
奥さんの同僚役が、続編の主人公と言うのは不思議な縁。

「アイス・コング」
 本家キングコングが復活したので、バッタもんを見つけて見る。
実験用の動物を密猟していた男が、もっと強い奴をとリクエストされて
アラスカにいると言う巨大生物に関心を示す。
巨大生物の噂をしていた男は死んでしまい
密猟者に殺されたのではと疑う娘が、なぜかのこのことアラスカまで同行。
巨大生物(雪男風。コングとは言ってない)を捕らえた密猟者は
実験用ではなく、見世物用に売って儲けようと企む。
おかげでシスコに連れてこられた雪男が逃げ出して大騒ぎ。
わざわざ密猟者が連れ帰った娘が、雪男を助けようと奮戦すると言う訳。
まあ、本家のパクり感はあるものの、物語的にはギリギリ許容範囲。
まるわかり合成とか、ぬいぐるみ感満載とかも、個人的には気にしません。
問題なのは、アップが多すぎて、何が起きてるのかわからないと言う点。
どうやら崖から落ちそうになったらしい。助けられたらしい。
怪物が現れて大騒ぎになったらしい。軍が攻撃したらしい。
。。てな感じの、想像するしかないシーンのオンパレード。
C級作品慣れしてるつもりだったんですが、なかなかのつわものです。

2017/05/21
「エンド・オブ・キングダム」
 エンド・オブ・ホワイトハウスの続編。
前作は類似作ホワイトハウスダウンとぶつかって、
吹っ切れた感じの後者の方が面白かった印象だが、こちらの続編が出来たと言う訳。
英首相が急死し、各国首脳がロンドンに集結。
世界各地でテロ事件を起こしている一味がこれを襲撃し、日本他の首脳は死亡。
難を逃れたアーロン・エッカート大統領は、
護衛官ジェラルド・バトラーと共に逃げ回る。
ロンドン中が敵だらけで、まるで敵国のど真ん中に来てしまった様な印象。
用意周到に準備して、不意を突くと言っても、限度はある気がする。
何をすれば事態が収拾するのかわかりづらいのも難。
モーガン・フリーマンは副大統領役だけど、出番は少ない。
ちなみに、第3作はエアフォースワンが襲撃されるとの事。
あ、それ、ハリソン主演で見ました。

2017/05/20
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」
 ティム・バートンが監督したアリスインワンダーランドの続編。
前作は、大人になって不思議の国を忘れていたアリスが、
再びかの地を訪れて奮戦するという話だった。
本作は、それから数年後で、アリスは別に不思議の国を忘れてない訳。
ジョニー・デップ扮するハッターが落ち込み、
彼の家族の死の秘密を探るために、なぜかアリスが過去へさかのぼって奮戦する。
時間を行き来する描写はどこかで見た印象で
周囲のいろんなキャラはほぼ役に立たない烏合の衆。
前作の延長線上で、出し殻感は強い。

2017/05/14
「ウォッチマン」
 信じる者は得をすると言う、DCコミックのウォッチマンの映画化。
ヒーロー集団の話なんだけど、アベンジャーズみたいな雰囲気ではない。
不死身じゃないし、ちょっと悪いやつもいる。
さらに、政府はヒーロー活動を禁止したりする始末。
その設定を理解するまで時間がかかった上、ヒーローの中に知った顔もない。
(バットマン風はいる)
ただでさえ馴染みがないのに、
それぞれにヒーローの名前と本名があるのも混乱を招く要因。
作品全体の雰囲気も暗く、スカッとするよりはモヤモヤ感だけを残す。

2017/05/13
「フィフス・ウェイブ」
 クロエ・グレース・モレッツ主演のSFドラマ。
アザーズと呼ばれる異星人が襲来。
インデペンスデイの様に激しい攻撃をしてくるでなく
Vの様に友好なフリして接触してくるでない。
電子パルスやら大津波やら鳥インフルやらで攻めて、人類の大半は死亡。
一気に攻撃しろよと思いつつ、そこはリアルな描写と評価できる。
後半はクロエが弟を探して奮戦。
アザーズは人間に寄生するらしく、物体Xの様相も見せる。
クロエは同級生の有望選手だった兵士と、寄生されたけど平静を保つ若者
。。と言う2人に挟まれ、恋のトライアングルになると言う訳。
ただし、この点は盛り上がらない。
実はメイズランナーとかと同様の若者向けシリーズらしく
この後も続くようで、確かに消化不良な印象はある。

「エレクトリック・ドリーム」
 生涯ベスト10候補の作品のDVDが出たので久々に見る。
機械オンチのマイルズは、家の管理用にPCを購入。
すべての家電とつなぎ、会社のコンピュータのデータをダウンロードしたら暴走。
自我を持つようになり、インターネットのない時代に様々な情報を入手するように。
(音響カプラで)
隣に住むバージニア・マドセンに恋心を抱くようになると言う訳。
個人的にコンピュータが暴走する話が好きで
マドセンもこの映画からずっと今でも注目し続けてます。
音楽も当時のポップな感じで楽しめる。

「ファインディング・ドリー」
 ファインディングニモの十数年後の続編。物語的には1年後とのこと。
前作でニモ親子に協力したドリーが主役で
忘れっぽいドリーにはぐれた両親の記憶がよみがえり、探しに戻る事に。
ニモ親子がそれに協力すると言う訳。
前作もあまり面白かった印象はないんだけど
カクレクマノミならではの、ニモのデザインが魅力的だった。
今回主役のドリーは割に地味で、あまり惹かれない。
むしろ、姿を消せるタコのハンクが面白いが、出番はそんなに多くはない。

2017/05/07
「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」
 宇宙人が侵略してくる大ヒット作の20年ぶりの続編。
思えば、ET以来と言う大騒ぎでしたな。
全人類が一丸となって勝利したあの日から20年。
式典の最中に、再び奴らが攻撃してくると言う訳。
前回よりもはるかに強敵と言う触れ込みだが
この手の設定で、実際に前回よりも強敵だった試しなし。
前作は最初の攻撃までの描写が秀逸だったが
本作では、前回の残党がいたぞと言う程度の印象。
前作の登場人物がかなり再登場(ウィル・スミス以外)しており
前作でいい所がなかったデータ少佐(死んだはずの)が奮闘してる。

「ワイルド・スピード/ICE BREAK」 ☆☆☆★★

 ワイルドスピードと言えば、
ビン・ディーゼルとポール・ウォーカーの出世作となったシリーズ。
もともとは、ストリートレースに紛れて犯罪をする連中の話だったはず。
それがシリーズが進むにつれ、世界の平和を守る隠密集団に発展。
出演者も豪華になったので劇場で見る様になるが、前作撮影中にポールが事故死。
シリーズの存続も危ぶまれたが、第8弾が完成。
これまで戦車や飛行機と(あくまで)車が戦ってきたが、本作では潜水艦と対決。
仲間として、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、
カート・ラッセルが再登場。
前回敵だったジェイソン・ステイサムも仲間になると言うポリスアカデミー的展開。
新たにシャーリーズ・セロンも登場するとの事。
もう見るしかないですな。

 シリーズ第8弾は、ディーゼル扮するドムがファミリーを裏切る展開。
妙に仲良くて、最後にお祈りしながらBBQするあたりは
以前から違和感を感じていたが、その絆に亀裂が生ずる訳。
でも、本当にドムが裏切ったと思った人は、ファミリーにも観客にもいない。
何か事情があるはずだと。その予想はずばり的中。
天才的ハッカーのシャーリーズ・セロンに弱味を握られ、協力させられていたのだ。
シャーリーズはハッカー技術を駆使し、核兵器を盗むと言うスペクター的行動に出た。
この人類の危機に対し、メンバーはあくまで車で対応。
派手さも極まれりと言う印象です。
(次回は海中か宇宙へ行くしかないと思う)
あまり頭の良い映画とは思えないが、まあ雑念を吹っ切れれば面白い。
私の場合、吹っ切れたのは潜水艦の戦いが始まった頃だから、そこまでは微妙でした。
ちなみに、今回も締めのBBQはあり、カートラッセルは良しとして、
ジェイソンまで参加するのは違和感あり。
シャーリーズは生き延びたので再登場の可能性があるが、
次回作に続く伏線は感じられなかった。

2017/05/06
「選挙の勝ち方教えます」
 サンドラ・ブロック主演によるコメディ(?)
選挙をめぐるドラマだが、キューティ・ブロンドみたいな話かと思えばさにあらず。
ボリビア大統領選の選挙参謀に担がれたサンドラは
因縁のあるビリー・ボブ・ソーントンと嫌がらせ合戦に。
せっかく当選させた候補が、公約を守らないと知って失望する等
選挙戦を皮肉ったところはあるものの、ゲラゲラ笑う感じではない。

「マリオネット・ゲーム」
 ピアース・ブロスナンが出てるサスペンス。
。。と思ったら、主人公はジェラルド・バトラー。
バトラー夫婦は謎の男ピアースに娘を誘拐され、
理不尽な要求をされて振り回されると言う展開。
実は。。と言う真相は、どこかで聞いたような感じだが
ピアースがまったく物語を左右してなかったとわかって拍子抜け。

「ノック・ノック」
 キアヌ・リーブス主演のサスペンス。
雨宿りさせた娘たちにキアヌが誘惑されると言うあらすじを聞いて、
それってメイクアップじゃん!と思っていたら、かの作品のリメイクだと知る。
旧作で娘役だったコリーン・キャンプが製作した上に出演しているが
太ったおばはんで見る影もない。
個人的に、かの作品はトラウマになるほどの衝撃を受けたのだが
あちらでも印象に残ってた人がいたって訳ですな。
ただし、旧作は粗削りで、娘たちが何を考えてるかわからない怖さがあったが
本作では目的があるみたいで、怖さもちょっと薄まった印象。
ラストは
・旧作は主人公が骨抜きにされたが、本作は若干の理性が残ってる感じ
・旧作は娘たちが突然死ぬのもショッキングだったが、本作ではそれがない。
娘のベル役は、世界第9位の美女だそうです。

2017/05/05
「沈黙のアフガン」
 スティーブン・セガールによるニセ沈黙シリーズの一作。
彼の役柄は狙撃兵で、アフガニスタンの作戦で部隊を支援。
だが、部隊の任務は議員の救出で、セガールは前線に置き去りにされてしまう。
部隊は何とかセガールを救出できないかと奮戦する展開。
今回も主人公ではないのだけれど、ギリギリ許容範囲と言う印象。
議員や女性記者がなぜいたのかと言う点は、詳しくは語られない。

「沈黙の銃弾」
 スティーブン・セガールのニセ沈黙シリーズの一作。
セガールは元麻薬捜査官で、組織に絡んだ女性をたまたま助け、
組織の金を手に入れた為に、追われる羽目になると言う展開。
ただしセガールなので、巻き込まれて弱ったという雰囲気はみじんも感じられない。
組織の殺し屋はちょっと魅力的な感じだが、
その背後にいる大ボスとの対決は描かれない。

「沈黙の粛清」
 スティーブン・セガールによるニセ沈黙シリーズの1作。
セガールはスーパー自警団と呼ばれ、組織やら悪徳市長やらを次々始末。
ブロンソンのデスウィッシュをセガールで再現したって事らしい。
セガールの近作では上出来な方かなと思っていると、
FBI捜査官とセガールが同一人物らしいとわかる。
実はセガールが実在しなかった珍品かと思ったら、やっぱり2人は別人と判明。
2回ひねって、もはや何がしたいかわからない出来に。
このひねりすぎるあたりは、実際のところセガールらしい作品と言える。

「ゴーストバスターズ」(2016年米)
 あの作品の女性メンバーによるリメイク版。
大学教授のエリンら4人は幽霊を目撃し、それを捕らえる事に成功。
ゴーストバスターズとして活躍すると言う展開。
旧作のメンバーを女性にしただけで、物語はほぼ同じなんだけど
何かところどころの描写が抜けてる印象で、中身はだいぶ薄い感じ。
オリジナルの出演者が出てるようで、見逃すまいと注意していたが
比較的わかりやすい感じで登場。

2017/05/03
「ボーダーライン」
 メキシコの麻薬組織を追う女性FBIを描く作品。
主役はオール・ユー・ニード・イズ・キルで女兵士を演じたエミリー・ブラント。
FBIのブラントは、メキシコの麻薬組織を追うCIAの作戦に参加する事に。
CIAがジョシュ・ブローリンで、傭兵役にベニチオ・デルトロ。
法を守る気のない彼らにブラントが困惑すると言う展開で
どこかで見た感は否めない。その作品にもデルトロが出てたような気も。。
ゼロ・ダーク・サーティみたいな話を想像してたけど
基本的にブラントはあまり活躍してない。

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」
 マイケル・ムーアが米国を批判するドキュメンタリー。
米国代表としてムーアが各国を侵略し、そこの良い点を盗むと言う設定で
暗に「そうではない」米国を批判していると言う訳。
華氏911やボウリング・フォー・コロンバインの様にテーマが限定されておらず
とにかくアメリカはあかんのやと言うスタンス。
逆にすべての点で米国より優れてる国は登場しないのだから
そんなもんなんじゃないの?と言う気もするが。。

2017/05/01
「その女諜報員アレックス」
 オルガ・キュリレンコ主演のアクション。
オルガは銀行強盗に参加するが、
盗んだ品に重要なメモリがあって一味に追われる羽目に。
ホテルから抜け出して、車で逃走するあたりはなかなかのアクション女優ぶり。
だが、強盗仲間が元恋人(妻子がいる)とか、
オルガは元凄腕の諜報員だとかいう情報が小出しにされるが
うまく交通整理されていない印象。
巨悪がまだいるぞと言う思わせぶりのラストは、ちょっと消化不良を感じる。

「デッドプール」
 ちょっとはみ出したヒーローもの。
アベンジャーズじゃなくて、Xメンの番外編と言う位置づけらしい。
DCコミックのグリーンランタンも演じたライアン・レイノルズが主役。
彼はXメンでもデッドプール役で出ているが、設定はつながってないっぽい。
特殊部隊にいたレイノルズは、末期がんで余命わずかに。
改造を受けて不死身のデッドプールになると言う訳。
いわゆるヒーローになる気はないと言うスタンスが受けてる様だけど
こんなようなの、前にも見た気がするのだが。。。

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
 キャプテン・アメリカの第3弾。
アベンジャーズが暴れすぎた為に、その活動が監視される事に。
監視を受け入れるか否かで意見が割れる中
キャプテンの旧友バッキーの処遇をめぐってアイアンマンと対立。
両派に分かれて対決すると言う訳。
意見が割れたくらいで。。と言う気はするが、戦わせてみたかった事すよね。
アベンジャーズに出ていなかったアントマンやスパイダーマンの参戦は目新しいが
いろんなキャラが入り乱れてわかりづらい。
シリーズも複数同時進行で、どれとどれの間かわからないのも難点。

2017/04/30
「ザ・コントロール」
 ピアース・ブロスナンが出てるサスペンス(?)
彼は脇役で、主人公はドラゴンボールの悟空だった人。
悟空らは島で遊ぶ事になるが、そこでピアース扮する謎の人物に謎の薬を勧められる。
周囲はこの薬で超ハイになるが、普段から羽目を外してる悟空には影響がない。
やがて人々が暴走し、手が付けられなくなるに至って、
サスペンスと言うよりはホラー。ラストはゾンビものみたいです。

「アデライン、100年目の恋」
 ロストバケーションの人が主役のドラマ。
題名が似てるアデル、ブルーは熱い色と混同してたけど
ハリソン・フォードが出てるようなので見る。
主人公のアデラインは、事故が原因で不老の体になる。
彼女がいろんな時代の人々に出会うウィンチェスター銃73みたいな話かと思えば
基本的に1人の男性を恋する話。
その男性の父親がハリソンで、彼もかつてアデラインに恋していたと言う訳。
不老って憧れる所はあるけど
自分だけそうなってしまうと、逆につらいのだよと言う事がわかる。
自分より老いた娘がいる内はまだいいけど
娘が亡くなったら、もう耐えられないと思う。

2017/04/29
「アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち」
 ナチスによるユダヤ人虐殺を主導したアイヒマンの裁判をめぐる話。
イスラエルのテレビ局は、真相を報じるべきと言う使命に燃えるが
どう報じるべきかは、関係者によって少しずつ考えが異なったりする。
残虐行為を追及され、顔色一つ変えずに否定し続けたアイヒマンが
最後の最後に1点の関与を認めて絞首刑となるが
類似作フロスト×ニクソンと同様、何が決め手だったかはピンと来ない。

2017/04/23
「ロスト・バケーション」
 ゴシップガールと言うTVシリーズの人が主役のサメ系サスペンス。
ナンシーは秘密のビーチでサーフィンを楽しむが、サメが現れて岩場に取り残される。
岸までさほど遠くはないが、秘密のビーチなので、助けは望めないと言う訳。
似たようなシチュエーションのオープンウォーターに比べると、
状況的にはだいぶ有利と言える。
終盤になってナンシーは、ブイにしがみついてサメを倒そうと奮戦。
ジョーズのドラマ部分を排し、クライマックスだけを1時間半に延ばした印象で、
これはこれで面白い。
惜しむらくは、音楽がジョン・ウィリアムズではない点で、
ここでジョーズの音楽が流れたら傑作と言ったと思う。映画音楽って重要ですね。

2017/04/22
「黒い蠍」
 初代キングコングを作ったウィリス・オブライエンによる怪獣もの。
メキシコで火山噴火があり、地底から巨大蠍の大群が現れる。
蠍と言う操演の難しそうな所を選んだあたりは、技術面の自信の表れか。
何で蠍だけ?とか、1匹倒して安心して良いの?とか言う突っ込み所はあるものの、
基本的に真面目な出来で、それ故に面白味は今一つ。
DVDにはテスト映像と言うのが付いてて、ボツになったデザインだろうが、
蠍とは言い難い着ぐるみの怪人みたいな奴が暴れてる。
原題はブラックスコルピオンで、ドルフの映画みたいな題名。

2017/04/16
「沈黙の包囲網 アジアン・コネクション」
 スティーブン・セガールによるニセ沈黙シリーズの1作。
セガールが主人公でなくなって久しいが、近作では悪役を演ずる様に。
本作の主人公ジャックは金に困って銀行強盗となる。
やむにやまれずと言う訳でもなさそうで、志は低い。
彼が組織の金を盗んだ為に追われる羽目になると言う訳。
その組織のボスがセガール。
裏切った手下が襲撃させていたと言う事情が描かれ、
セガールの悪役感を薄めてはいるが、主人公を始末したのは彼に他ならない。

2017/04/15
「マギー」
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演で
ゾンビ化した娘との愛を描く異色作。
ゾンビ菌が蔓延し、家出していた娘マギーが感染してしまう。
感染したら隔離病棟に引き渡せと言うのが原則だが、シュワはそれを拒むと言う訳。
ただし、拒んでいるのはシュワ一家だけではないとわかり
サスペンス感も薄まった印象。もちろんアクションもない。
親子の愛を描くシーンも深くなく、結局何も解決しないラストで
シュワよ、なぜこんな作品に出た?と首をひねらされる。

2017/04/09
「わらの犬」(2011年米)
 サム・ペキンパーによるバイオレンスのリメイク。
ダスティン・ホフマンに当たるのが、Xメンの目からビームが出る人。
妻役がケイト・ボスワース。
彼らはスーパーマンリターンズでも夫婦役だったとの事。
さらに、元カレ役はボスワースの当時の彼氏だったらしくて、
ずいぶんややこしい布陣です。
デビッド・ワーナーに当たるのがドミニク・パーセル。
彼と娘が親しくするのを快く思わない老人にジェームズ・ウッズ。
配役はこちらの方が若干豪華。
物語はオリジナルとほぼ同じだが、
前作に荒削りな印象があったのに対し、本作は何か今風に無難にまとめた感あり。
ホフマンは暴力に無縁な学者だった意外さがあったが、
目からビームの人はそれなりに強そうで、意外さには欠ける。
ちなみに、ボスワースが脱ぐのかしらと言う点に注目したが、
ノーブラシーンはあれど、ヌードはない。

2017/04/08
「忘れられない人」
 クリスチャン・スレイター主演の純愛もの。
トゥルーロマンスと同じ頃の作品。
相手役のマリサ・トメイ視点で描かれている。
レイプされそうになった店員マリサは、同僚クリスチャンに助けられる。
クリスチャンは無口な為に変わり者と思われていたが
実は心優しかったと知り、彼に惹かれるようになると言う訳。
だが。。。という展開は、ある愛の詩と同じ路線だけど
この心臓でなければ君を愛せないとか言って移植を拒むあたりは
君の為なら死ねる的なハードな純愛ものと言える。
クリスチャンは後の作品みたいな軽い感じではなく
心を閉ざした青年を演ずる演技派ぶりを見せる。
ラストでマリサが前向きになっているのも好感が持てる。

2017/04/02
「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
 レオナルド・デュカプリオと
ケイン・ウィンスレットと言うタイタニックコンビによるドラマ。
そこそこやり手の会社員レオと、女優の夢を捨てたケイトの夫婦。
ケイトはレオが捨てた夢を叶えさせたいと、パリへ引っ越す事を計画。
周囲に現実的でないとバカにされる中、ケイトが新たな子供を妊娠する。
パリで出産は無理だと、話はご破算になりかけ、
2人の歯車が噛み合わなくなると言う訳。
歯車って言うと、実際にはパリ行きを決める前から噛み合ってなくて、
パリ行きで噛み合ったが、それがまたずれたと言う展開。
たぶん夫婦って、こんな事の連続なんだけど、
最終的に噛み合わないままになるのが痛々しい。

2017/04/01
「テキサスの七人」
 ジェームズ・カーン主演による西部劇(?)
先住民カーンをリーダーとする一団は、南軍に参加する事に。
彼らとしては助太刀気分だったが、
兵士としてこき使われ、仲間がやられていくと言う展開。
彼らもそうだろうけど、見てるこちらもしっくり来ない印象。
ちなみに、無名時代のハリソン・フォードが出てるから見たが、
ジャン・マイケル・ビンセントまで出てた。
マイケルビンセントは熱出して死に、
ハリソンはどこかのシーンで撃たれて死んだらしい。

2017/03/26
「ギャングスターズ 明日へのタッチダウン」
 ドウェイン・ジョンソン主演の人間ドラマ。
少年院に勤めるドウェインは、フットボールのチームを結成。
フットボールを通じて若者が心を入れ換えると言う、どこかで聞いた話。
実話であるが故に、
数名が再び少年院に戻ったと最後に語られるあたりは、痛快感に水を差す。

「キングコング: 髑髏島の巨神」
☆☆☆★★★

 キングコングは、1933年に公開された映画のキャラである巨大なゴリラ。
いわば怪獣映画の元祖で、我が日本のゴジラにも影響を与えてます。
その後、東宝に貸し出されてゴジラと戦ったり、
2回もリメイクされたり、アニメシリーズになったり。
共通するのは、本質は悪ではなく、人間の女性に優しい点。
本家では3回とも悲しい最期を遂げ、文明の犠牲者と言う側面を見せていた。
本作では、コングが島を出る前の話が描かれる(つまり死なない)との事で、
シリーズ化も視野に入れたかの様な展開に。
2020年東京五輪の年にはゴジラとの対決がハリウッドで描かれると決まっていて、
その前哨戦としても見逃せない。
いや、そうでなくても見ますけどね。

 時代は1970年代。ベトナム戦争の敗退が決まり、
サミュエル・L・ジャクソン大佐らは帰国を目前にしていた。
そこへ未知の島の調査に同行すべしと言う命令が出る。
これがコングの住むご存じスカル島です。
島は周囲を嵐が囲んでいて、敢えて入らない限り、誰も気が付かない都合の良い環境。
そこには巨大な猿コングがいて、ヘリ全機が撃墜されてしまう。
やむなく迎えの来る場所まで歩いて移動する事に。
(迎えの連中はやられないのかと言う疑問はあるが)
やがて、コングは島の平和が守られていれば、脅威にはならないと判明。
だが、島には他にも危険な生物がいっぱい。
巨大な水牛、巨大なタコ、巨大なクモ、巨大なバッタ(木に似てる)
なぜか二本足のトカゲ(こいつがたちが悪い)等だ。
こいつらによって無法地帯となりかねない所を、王コングが治安を維持していた訳。
まあ、コングに守られつつ脱出するのも大変なのだけど
ベトナム戦争で不完全燃焼の大佐は、コングらを新たな敵として攻撃し始め
事態を悪化させると言う訳。
ざっくり言うとそれだけの話で、
作品としてあまりレベルが高いという印象は受けないのだが
その戦いを、最新の特撮技術の迫力で見せるのが本作の見どころ。
渡辺謙のゴジラが現代だったので、
70年代を舞台にした本作とどうつながるかと思っていたが
「ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラは東宝のキャラ」みたいな表示が
エンドロールで出たので「あれ?」と思わせる。
すると、エンドロール以降にワンシーンがあって
どうやらゴジラたちがこっちの設定へ来ると判明。
それが分かったお得感だけでも、本作を評価できる次第です。

2017/03/25
「ズートピア」
 動物が共存する社会を舞台にした物語。
ハチとかアリとかの世界を擬人化した話はいくつかあったが、
本作の特徴は動物園的にいろんな動物が共存している点。
ちょっと目新しいなと思ったが、そうした理由は中盤にわかる。
ウサギのジュデイは猛獣ばかりの警察に飛び込み、警官として活躍しようと奮戦。
何人もの行方不明者が出た事件を解決。
行方不明だったのは肉食動物ばかりで、
何かのきっかけで野性が目覚めたらしいと発言する。
それをきっかけに肉食動物が差別を受ける様になると言う訳。
主人公が新天地で苦戦し、最後にはそれを乗り越えると言うよくある話だが、
その裏に描かれてるのは、一面を見て差別する事への批判だ。
つまり、イスラム教徒だからテロリストである的な決め付けは危険であると言う訳。
作品の出来は悪くないと思うけど、
その思惑を露骨に感じちゃったので、面白さは中くらいかな。

2017/03/20
「スポットライト 世紀のスクープ」
 アカデミー賞を受賞した実話もの。
神父による性的虐待事件を追う新聞社は、教会全体の隠蔽体質に直面する。
真相に近づいたら巨悪の妨害を受けたてな調子の、よくあるサスペンスみたいだが、
ちょっと勝手が違う。
教会は確かに圧力をかけてくるが、誰かがクビになったり、殺されたりはしない。
その手の映画を多く見た者からすれば、割におとなしい敵と言える。
どちらかと言うと、
教会がそんな事する訳ないと思っている人々に与える衝撃が大きい模様で、
その感覚はキリスト教徒でない私にはピンと来ない。
日本人からすると、終戦のエンペラーに似た感覚なんだろうと理解しました。

2017/03/19
「わらの犬」
 サム・ペキンパー監督によるバイオレンス。
主演はダスティン・ホフマン。
わらの男だったか、わらの女だったかと迷ったが、どちらも別の映画でした。
英国の田舎町に越してきたホフマン夫妻は、閉鎖的な町ゆえに嫌がらせを受ける。
差別を受けていた青年を助けた事から、家が襲撃を受ける様になり、
ついに怒りを爆発させると言う訳。
いわばブロンソンのデスウィッシュをホフマンがやったと言う話。
ただし、ブロンソンは実は凄腕と言うキャラだが、学者ホフマンには暴力は不向き。
学者ゆえの知恵で対抗する話かと言うと、そうでもない泥臭い闘いに。
そもそも観客をスカッとさせる気などなく、内なる暴力を描いたと言う事らしいです。

「レヴェナント:蘇りし者」
 レオナルド・デュカプリオがアカデミー賞を取った作品。
レオ様は先住民と戦っている集団のリーダー的存在。
ぼんやり見ていると、レオだと気付かない風貌です。
彼は序盤に熊に襲われて、重傷を負う。
サブリーダー的なトム・ハーディは彼を見捨て、それを咎めたレオの息子を始末。
一部始終を見ていたレオは復讐を誓うと言う訳。
2時間半の長い映画だが、言ってみれば、起承転結の「転」が初めの頃に描かれ、
残り2時間かけて「結」を描いたと言う印象。
物語的にはあっさりした話で、
アカデミー賞を取れたのは、レオが奮闘する描写の凄みのおかげって事かな。

「アーロと少年」
 ピクサーによる恐竜と少年の交流を描いた話。
地球に隕石が飛来せず、恐竜の知能が発達していたと言う世界が舞台。
人間も誕生するが、恐竜よりも知能は劣ると言う訳。
この設定はちょっと面白いが、猿の惑星みたいな深い意味がある訳ではなさそう。
主人公は恐竜のヨッシーで、親とはぐれた彼は、家へ帰る途中で少年と出会う。
あっ、ヨッシーじゃなくてアーロでしたね。
会話が出来ないながら、心が通じ合う様になると言う訳。
最後に別れのシーンがあってウルッと来るが、少年は自身の家族と再会した訳ではなく
同じ人間ではあるが、別の家族に合流するだけ。
アーロと少年の絆はその程度だったのかと、ちょっと複雑な気持ちになります。

2017/03/18
「マネーモンスター」
 ジョージ・クルーニ主演のサスペンス。
共演はジュリア・ロバーツと言うオーシャンズコンビで、
監督は出演してないジョディ・フォスター。
財テク番組の司会ジョージ・クルーニは、大損したと言う男に番組をジャックされる。
その様子が生放送されるなんて展開は、どこかで見た印象。
男は某社株が急落した事で損しており、その真の原因を知らせろと言う訳。
これに関心を示したクルーニらは、主導権を握って真相を追跡する様に。
ギョッとするような巨悪が絡んでいた訳でなく、
最後もギャフンと言わせる痛快感がない為、何か物足りない。

2017/03/12
「ブラック・スコルピオン」
 ドルフ・ラングレン主演のアクション。
レッド・スコルピオンとは関係なく、こちらは刑事もの。
ドルフ巡査部長は警察内部の悪事を告発しようとして一味に狙われる。
そうなるに至る展開がありそうだが、
そこははしょられてるから、ナイトライダーの1エピソードと言う程度の印象。
ただし、例によってドルフ主演作としてはマシな方。
相棒に女性新人刑事がつくあたりはダーティハリー3を連想させるが、
ドルフは最後に彼女を食事に誘い、部下をそういう目で見てたのかと思い知らされる。

2017/03/11
「ザ・バッグマン 闇を運ぶ男」
 ジョン・キューザックとロバート・デニーロによるサスペンス。
キューザックはデニーロに依頼されてカバンを運ぶ事に。
カバンを狙って刺客が次々現れるが、
カバンの中を見てはならないと命じられると言う訳。
ネタを明かせば、デニーロがキューザックを試していたと言う単純な話。
デニーロの思惑は二重に裏切られて、何だか締まらない印象。
クリスピン・グローバーとドミニク・パーセルと言う、
ちょっとクセのある人たちが出ているが、ちょっと出てるだけ。

2017/03/05
「ロック・ザ・カスバ!」
 ビル・マレーによるコメディ。監督はバリー・レビンソンです。
マレーは売れない歌手のマネージャーだったが、一発当てようとアフガニスタンへ。
嫌気が刺した歌手に逃げられ、帰国できなくなる。
そんな中、現地の少女の歌声に惹かれ、彼女をコンテスト番組に出す事に。
だが、宗教的な理由で女性が人前で歌う事は考えられず、騒動になると言う訳。
設定はそんなに悪くなくて、
終盤に人々の心を動かす展開だったら面白かった気がするが、
何となく受け入れられたみたいな、はっきりしない終わり方。
ちなみにブルース・ウィリスが出てるので見たのだけど、
アクションの要素は皆無に近い。と言うか、ほんのちょい役。

2017/03/04
「背徳の囁き」
 リチャード・ギアとアンディ・ガルシアによるサスペンス。
ガルシアは警察の内部調査官で、悪徳警官のグループに注目。
ギアがリーダーだと考えるが、ギアの方もガルシアの周囲に魔手を伸ばすと言う訳。
腹の探りあいみたいな展開を期待するが、
後半のギアは正体を隠そうと言う気がなさそうな感じ。
2人の攻防よりも印象に残るのは、
ギアの手下ウィリアム・ボールドウィンの妻役フェイ・グラントの存在(ちょい役)。
往年のTVシリーズVの主人公です。
ギアに忠誠心を示すボールドウィンが、実はギアに妻を寝とられていたと言う訳で、
フェイは軽くおヌードまで披露。
たぶん彼女を知らなければさほどでもないんだろうけど、
個人的にはこのインパクトは終盤まで引きずりました。
ちなみに、フェイ夫婦の息子が幼いイライジャ・ウッド。
ちらっと出るだけで、言われてもピンと来ない。

2017/02/26
「ストレイ・ドッグ」
 ビン・ディーゼル主演の人間ドラマ。
プライベート・ライアンより前の作品だが、監督までやってた代物。
顔が若造ぽいけど、妙に威張ってる(気取ってる?)のはこの頃から。
ジェイソンの旧作を見まくった際に、
出来不出来はあれど、だいたいジャンルは同じだったので、そのノリで見たが、
アクション系作品ではない。
ワイルドスピードのプライベートなシーンで、
メンバーが妙に仲良いのが気になってたが、そこだけクローズアップした様な作品。
しかも、目まぐるしい展開はなく、
ちょっと仲間と疎遠になったてな話を1時間半かけて見せられます。

2017/02/25
「砂上の法廷」
 キアヌ・リーブス主演のサスペンス。
弁護士キアヌは、恩師を殺害した容疑で逮捕された息子を弁護する事に。
恩師は妻子に暴力を振るっており、
それを垣間見せたパーティにはキアヌも出席していた。
つまり彼は関係者で、CSIとかなら担当から外されそうだが、弁護士はいいらしい。
真犯人は妻か息子かなんて展開になって、そこはさじ加減次第だが、
途中で感じた違和感が当たってたと言う印象。
相手のウソを見抜く能力を持つ助手が魅力的。
ところで、本作にはレニー・ゼルウィガーも出てるはずで、
なかなか登場しないなーと思ったら。。。
ダメだよ。顔変えちゃ。

2017/02/19
「失踪」(失踪 妄想は究極の凶器)
 サンドラ・ブロックが出てるサスペンス。
時期的にはデモリションマンとスピードの間。
彼女はキーファー・サザーランドの恋人役で、彼も24で人気が出る前。
役者としてのトップ扱いはジェフ・ブリッジスで、彼がサンドラを誘拐。
キーファーは3年間も彼女を探し続けていたと言う訳。
キーファーがついにサンドラを救出したと言う展開だったら、
どこかで聞いた感じだが、そうはならない。
キーファーに接触したジェフは、サンドラがどんな目に遭ったか知りたいかと言い出し
キーファーもその話に乗ってしまう。
結果的に、キーファーの新しい恋人が活躍すると言う展開。
サンドラとキーファーによるサスペンスかなと思って見たら、どんどん反れていったが
個人的には割に面白かった。

2017/02/18
「沈黙の帝王」
 セガールが主人公ですらなくなって久しい沈黙シリーズの一作。
未来社会で治安を守る為の殺し屋が、
一度の失敗で追われる身となると言う、どこかで聞いた話です。
殺し屋は、支配者たるスティーブン・セガールと対決に。
つまりセガールは悪役と言う訳です。
こんな話だから、沈黙シリーズなのにセガールが倒されるのかと思わせて、
そうはならないあたりは、セガールの威光がなくなった訳ではないと言う事か。

2017/02/13
「ヘイトフル・エイト」
 クェンティン・タランティーノ監督の西部劇。
サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェーソン・リー、
マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、ティム・ロスと言う一癖ある布陣。
こういうキャストにするあたりにも、タランティーノのマニアックさを感じます。
彼らはいずれ劣らぬ悪党で、吹雪で小屋に避難。
ところが、ラッセルが毒殺されてしまい、犯人は誰?と言う展開に。
西部劇だと思ったら、推理ものだったと言う訳。
時間が逆行するタランティーノらしい演出もあるが、
謎解き自体はそんなに奇抜ではない。

2017/02/12
「エクストラクション」
 ブルース・ウィリスが出てるアクション。
まだまだ主役を張る彼ですが、結構脇役作品も多いです。
彼はCIAで、主人公はやはりCIAの息子。
ブルースが捕らわれたと知った息子が現場へ出る事に。
主人公は本来は事務職だったとか、不肖の息子が活躍するとか
やり手の女工作員(ジーナ・カラーノ)がかつての恋人だとか
どっかで聞いた話の組み合わせ。
結末もどこかで聞いた真相を組み合わせた印象。
主人公もカラーノも強そうで結構やられるのが期待外れ。

2017/02/11
「ディープ・インパクト2016」
 ディープインパクトのインチキシリーズ。
暗黒小惑星なるものが飛来し、西海岸が全滅の危機に陥る。
これに気付いたのは主人公のみと言う例のパターンで、
世界各国のどこも手を打たないまま、何と手製のロケットで阻止。
でんじろうさんの実験みたいなノリです。

2017/02/10
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
 911テロで残された人々を描くドラマ。
主役はトム・ハンクスとサンドラ・ブロックだが、主人公は彼らの子供である少年。
トムは冒頭に911のテロで死んでしまう。
心に傷を負った息子オスカーは、父が遺した鍵の秘密を探す事に。
その過程で多くの人に出会った彼は、人々の心に触れていくと言う訳。
きれいな謎解きにはなっておらず、少年のわだかまりもクリアになる訳ではないのだが
何かを失った時の感情ってこんなんだよなと言うリアル感が半端ない。

2017/02/09
「ハンガーゲーム FINAL:レボリューション」
 シリーズ最終話。
カットニスらは政府側を倒すべく最後の決戦に挑む。
前後編に分けた関係で、早い段階でカットニスらが勝利し、
どう落とし前をつけるかが長々と続くアンバランスな印象。
おまけに今回も中身が薄い感じで、
シリーズ第2作以降の3作をまとめて1作にしても良かったかな。

2017/02/08
「妖精ファイター」
 ドウェイン・ジョンソン主演のコメディ。
彼の役どころは、トゥース・フェアリーと呼ばれていたアイスホッケー選手。
敬意を払えと、本物の妖精にされるという展開。
奇想天外な設定で、最後にはいろいろある彼の問題が改められると言う訳。
どこかで見た事ある感は否めない。
教育係としてビリー・クリスタルと
怪しげな妖精のセス・マクファーレンがちょい役で出演。

2017/02/06
「ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス」
 シリーズ第3弾。
最終エピソードを前後編に分けるハリーポッター式の前編。
前回、政府の広告塔とされたカットニスが、
今度は反乱軍側の広告塔になっただけと言う展開。
ハリーポッターでは最終エピソードの前編が一番つまらなくて
本シリーズでも本作の中身が一番薄いのは同様だが
もともとが分かりにくい設定のシリーズだったので、
比較的すっきりしてると言う奇妙な効果も。

2017/02/05
「地獄のコマンド」
 チャック・ノリス主演のアクション。
何が目的かわからないが、全米でテロを起こそうとする一味が出現。
そのリーダーが、過去に煮え湯を飲まされたチャックを警戒し、
わざわざ襲撃したものだから、結果的に怒らせる羽目に。
それだけ警戒しながら、死体を確認しない詰めの甘さも。
怒ったチャックは、どうやって察知したかテロを起こす各地に現れて、
それぞれ阻止するスーパーマン的活躍。
チャック伝説ここにありと言う印象です。
ビリー・ドラコが出てくるが、どういう役柄かわからないまま殺される。

「グランド・セントラル」
 レア・セドゥが脱いでるドラマ。
主人公は原発作業員ギャリーで、彼は同僚の恋人セドゥと密会するように。
セドゥは妊娠するが、同僚は不妊体質のはずで、ギャリーとの関係を知られる展開。
そんなドロドロした関係の背後で
ギャリーは人体への影響を気にせず、線量の上限を大きく上回っても作業を続ける。
原発批判の話かと言うと微妙で、どちらかと言うと破滅的な生き方の男を描いた印象。

2017/02/04
「戦う幌馬車」
 ジョン・ウェインとカーク・ダグラスによる西部劇。
対決する訳ではなくて、スーパーマン対バットマンみたいな感じ。
元囚人ウェインは鉱山会社の幌馬車襲撃を計画。
鉱山会社は、ウェインを憎んでいるダグラスに始末させようとするが
実際は2人が手を組んで、幌馬車を襲撃するという展開。
この手の話の場合、最初は対立して最後には協力する事になるパターンが多いが
本作ではそこをはしょった感じ。
ガトリング砲のついた戦車みたいな馬車が面白いが、意外にもろい。

「アメリカン・ガン」
 ジェームズ・コバーン主演のサスペンス(?)
娘役がバージニア・マドセンで、彼女目当てで見ました。まだきれいです。
さらには、コバーンの妻役がシナモンことバーバラ・ベインと言う布陣。
肝心のマドセンは序盤で死んでしまうが、回想シーンがあるのでそれなりに登場。
コバーンが娘を撃った銃の持ち主を追う展開はウィンチェスター銃’73みたいだが
途中で泥棒に盗まれたりするから、よく追跡できたなと言う印象。
終盤に事件の真相が判明するが、だまされたのは観客だけと知らされる。
コバーンやマドセンの過去シーンも登場するが、真相にはあまり関係なさそう。
コバーンの遺作だとの事です。

2017/02/03
「ハンガー・ゲーム2」
 シリーズ第2弾。
前作のゲームで生き延びたカットニスらは、政府の広告塔のような扱いを受けるが、
逆らった発言が目立って、再びゲームに参加させて始末される事に。
彼女を革命のシンボルと考える連中が現れるが
前後編に分かれた3作目に続く展開で、だいぶ引き延ばしたねーという感じです。

2017/02/02
「アデル、ブルーは熱い色」
 レア・セドゥが出てるが、3時間なので躊躇して、ようやく見ました。
主人公はアデルという女子高生で、
恋人と別れて寂しいところにセドゥ扮する画家と知り合う。
二人が愛し合うようになるという展開。
女性二人の濃密なラブシーンが見どころだが
長いだけでなく、物語がなかなか進展しないので、見ていてちょっと辛い。

2017/01/29
「ザ・ブリザード」
 クリス・パイン主演の海難救助を描いた実録もの。
嵐でタンカーが遭難するが、救助隊は別の救助に出払っていて、
パインは小舟で30名ものを救助すると言う訳。
大変そうと言う雰囲気はそれなりに伝わるものの、
他の海難事故よりも条件が悪いと言う説明があまりないので、見ていてピンと来ない。

2017/01/28
「SPY/スパイ」
 CIAスパイをめぐるアクションコメディ。
主演はリメイク版ゴーストバスターズに出てた人で、つまりはコメディエンヌ。
彼女はCIAのサポート役で、サポートされる相棒がジュード・ロウ。
彼が殺されてしまい、代わりに現場に出ると言う訳。
素人に現場は無理と反発する同僚がジェイソン・ステイサム。
もちろんジェイソン目当てで見たが、
悪役ですらない引き立て役で、ジュード・ロウの方がマシな印象。
肝心の主人公は、今まで現場に出なかったと言うだけで、
それなりに凄腕だったりするので、素人が大活躍と言う面白味はもうひとつ。

2017/01/22
「デッドライジング ウォッチタワー」
 ゲームを原作にしたらしいゾンビものの映画版。
ゾンビ菌が蔓延し、地区が封鎖される。
レポーターのチェイスらは取り残されて奮戦すると言う訳。
ゾンビもさる事ながら、軍による陰謀に振り回される展開。
軍は陰謀の方に夢中で、感染者を増やすまいと言う意識はちょっと低い。
ところで、バージニア・マドセンが出てるので見ました。
主人公と逃げる母親役だが、途中で退場(つまり、やられた)。
かつてはめちゃ美形だったマドセンも、最近はちょっと。。

2017/01/21
「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」
 ウィル・ファレルとマーク・ウォルバーグ主演の刑事ものコメディ。
署にはドウェイン・ジョンソンと
サミュエル・L・ジャクソンと言う花形コンビがいたが殉職。
マークは後釜を狙おうと奮戦するが、ウィルは会計が本職で現場へ出たがらない。
そんな凸凹コンビが意外な活躍を見せて、
事件の真相にたどり着くと言うどこかで見た展開。
派手な見せ場もあってまあまあ見せる。
ただし、それにしては事件がややこしいのが難で、何が起きてるかはわかりづらい。
ちなみにDVDのおまけエピソードで、
ドウェインらが車で突破したのがトランプ氏のビルと判明。
トランプ氏はうちのビルはドライブスルーだと自慢するが、
これを見たのが大統領就任式の日なのは奇妙な縁か。
おまけにはパリス・ヒルトンも出てくる。

2017/01/15
「超巨大ハリケーン カテゴリー5」
 巨大ハリケーンもの。
ハリケーンカトリーナで兄を失ったC・トーマス・ハウエルは、
再び発生したハリケーンから家族を救おうと奮戦する。
ハウエルの父役が久々のバート・レイノルズだが、ハウエル自体がお久しぶりで、
幼い雰囲気を残しつつのおっさん顔にちょっと違和感あり。
再び来たハリケーンは、言うほど強力には感じられず、
どちらかと言うと人間ドラマの方を描きたかったって事かな。

2017/01/14
「X−ミッション」
 キアヌ・リーブスらが出たハートブルーのリメイク。
FBIユタは、危険なスポーツを活用して犯罪を犯す一味に潜入する。
彼らに共感するも、犯罪は許せないと言う態度をとる訳。
前作は、スポーツを利用して犯罪を犯すと言うあたりが
うまくブレンドされてなかった印象で、それは本作も同様。
前作よりも派手にはなっているが、物語が面白い訳ではない。
(前作とどちらが面白いかと言うと、どっちもどっち)

2017/01/09
「レ・ミゼラブル」(1998年米デンマーク)
 レミゼラブルのミュージカルでない版。
ジャン・バルジャンはリーアム・ニースン。
ジャベール警部は、人道派の市長が、脱走した囚人バルジャンだと気付くと言う展開。
ジャベール対バルジャンと言う図式で、ルパン対銭形みたいな印象。
クレア・デインズのコゼットは若干の違和感あり。

2017/01/08
「ラウンダーズ」
 マット・デイモン主演のギャンブラーもの。
勝負に敗れたデイモンは、ギャンブルから足を洗う事を決意。
だが、親友エドワード・ノートンの借金返済の為に再びポーカーをする様になる訳。
どこかで聞いたようなギャンブル中毒の話で、
そそのかすノートンも他の映画で似たような役をしていた気がする。

「パワー・ゲーム」
 リアム・ヘムズワース(弟の方)主演のサスペンス。
解雇されたリアムは、最後の夜に会社の金で遊びまくる。
それに気付いた社長は、ライバル会社へのスパイ行為を強要すると言う訳。
社長がゲーリー・オールドマンで、ライバル社社長がハリソン・フォード。
結果的に、ゲーリーもハリソンも悪役と言う展開で、
リアムが双方を出し抜いて勝つと言う訳。
どこかで聞いた感は否めない上、リアムがさほどあざやかに思えない。

2017/01/07
「アルティメット・サイクロン」
 ジョン・トラボルタ主演の人間ドラマ。
ありえないスケールの嵐が来る話ではありません。
ジョントラはラインマンと言う架線作業員。
母親が事故死した姪ケイト・ボスワースと二人で暮らしていた。
彼らを含め、周囲が問題を抱えていると言う描写が延々と続く。
終盤になってようやく大停電が発生し、回復しようとジョントラが奮戦。
でも、停電の原因は列車の脱線で、脱線の原因が嵐かと言うと、そこは微妙。
ボスワースの恋人の母親役がシャロン・ストーンで、
ラブレースの時と同様、言われないと絶対にわからない老け具合。

2017/01/03
「ダメ男に復讐する方法」
 キャメロン・ディアス主演のラブコメ(?)
恋人が既婚者だと知ったキャメロン・ディアスは、彼の妻と組んで復讐する事に。
どっかで聞いた様な話だが、本作では別のナイスバディな恋人も仲間に加わり、
悪い女が登場しない点が面白い。
スパイ大作戦の音楽(テーマ曲以外も)が流れるのも楽しい。

「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」
 メリル・ストリープとリーアム・ニースンによるサスペンス。
当時の知名度はメリルが上だが、出番が多いのはリーアム。
そして息子役が落ちぶれる前のエドワード・ファーロング。
ファーロングが失踪し、恋人殺害の容疑をかけられたと知ったリーアムは、
証拠隠滅を図る。
結果として恋人の死は事故だったとわかるが、
リーアムとファーロングは関与を隠し続ける事に。
耐えかねたメリルが真相を証言。
最終的に家族の絆が深まったと言う事みたいだけど、
全般的には余計な事はすんなと言う話です。

2017/01/02
「ブラック・スキャンダル」
 ジョニー・デップ出演の実録ギャングもの。
CMではギャングとFBIと政治家が三つ巴の争いをする印象だったが、
実際はそうはなってない。
デップ扮するギャングが、幼なじみのFBIと持ちつ持たれつの関係となり、
やりたい放題やると言う話。
政治家ベネディクト・カンバーバッチはデップの弟で、
結果として3人は皆仲間と言う訳。
(カンバーバッチの出番は少ない)
好き勝手やる様子が延々と描かれ、
最後にようやく逮捕される展開で、あまり面白くはない。

2017/01/01
「スノーホワイト/白雪姫」
 白雪姫の物語。
主役はヤングスーパーマンのクリスティン・クルック。
白雪姫とその父は普通の親子だったが、父が眠っていた怪物を目覚めさせる形に。
怪物は恩返しに父を王にするが、怪物の妹が便乗して后に収まる。
后は自分よりも美しい白雪姫を始末しようとする訳。
ディズニー作よりオカルトぽくなってるのは、元ネタがこんな感じだったのかな。

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